JP2005069447A - 軸の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 転がり軸受を軸長方向への移動不可に固定する止め部を、歯車が一体に形成された軸と別体にすることにより、軸の素材径を小さくすると共に、加工工数を少なくでき、歯車の加工等の影響を止め部に受けず、歯車に作用する噛合反力に対する軸の剛性が強く、軸の全長も短くできる軸の支持構造の提供。
【解決手段】 歯車11を一体に備える軸1を、軸1に外嵌固定された転がり軸受3により支持してある軸の支持構造において、塑性変形により径方向外向きに凸設されて転がり軸受3の両側を挾持し、転がり軸受3を軸長方向への移動不可に固定する2つの止め部50,50を有し、軸1に外嵌固定された止め筒5を備えるようにした。また、軸1に設けた周溝12,12に止め筒5の端部を係合させて軸1と止め筒5とを固定してあるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、歯車を一体に備える軸を、この軸に外嵌固定された転がり軸受により支持してある軸の支持構造に関する。
車両に装備されるラックピニオン式のステアリング装置は、車体の左右方向に延設されたラックハウジングの内部に軸長方向への移動自在に支持されたラック軸と、ラックハウジングの中途に交叉するピニオンハウジングの内部に回動自在に支持されたピニオン軸とを、両ハウジングの交叉部において相互に噛合させると共に、ラックハウジングの両側へのラック軸の突出端を左右の操向車輪に夫々連結し、また、ピニオンハウジングの外部へのピニオン軸の突出端を、ステアリングホイール等の操舵部材に連結して構成されており、操舵部材の操作に応じたピニオン軸の回動をラック軸の軸長方向への移動に変換し、左右の操向車輪を操向せしめるようになしてある。
前記ピニオン軸は、外周面の歯切りにより一体形成されたピニオンを軸長方向の中途部に備えており、このピニオンの両側に外嵌された転がり軸受によりピニオンハウジングの内部に両持ち支持されている。
図5は、ラックピニオン式のステアリング装置におけるピニオン軸の一般的な支持構造を示す縦断面図である。
図において1はピニオン軸であり、ピニオン軸1は、ピニオンハウジング10の内部に回動自在に支持されている。また4はラック軸であり、ラック軸4は、ピニオンハウジング10の中途部に交叉するラックハウジング40の内部に軸長方向への移動自在に支持されている。ピニオン軸1は、外周面の歯切りにより一体形成されたピニオン11を中途部に備えており、このピニオン11は、ピニオンハウジング10とラックハウジング40との交叉部においてラック軸4に噛合させてある。
ピニオン軸1は、ピニオン11の両側に位置する2つの転がり軸受2,3によりピニオンハウジング10の内部に両持ち支持されている。転がり軸受2,3による支持位置は、ラック軸4との噛合部においてピニオン11に加わる噛合反力に抗すべく、ピニオン11の可及的近くに設定してあり、一方の転がり軸受3は、ピニオン11を介してピニオン軸1に加わるスラスト荷重を負荷すべく、ピニオン軸1の外周に一体に周設された止め部13と、同じく外周に巻着された環状のカラー14とにより挾持され、軸長方向への移動不可に固定されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−37089号公報
しかしながら、以上の如き従来の支持構造においては、転がり軸受3の止め部13を備えるピニオン軸1の素材径を止め部13の外径に対応させなければならず、大径の素材を用いることからコストが高くなる。また、大径の素材から切削加工により止め部13を削り出すため、加工工数が多いという問題があった。
また、ピニオン11は、例えば、ホブカッターを用いた歯切りにより形成されるが、このとき、不完全な歯切りが施される領域、所謂オーバーラン域が、ピニオン11の実効長さ部分に続いて発生するため、ピニオン11の近傍に設けられるべき止め部13が、ホブカッターにより一部を削り取られ、強度が低下する。この強度の低下を避けるべく、オーバーラン域よりも更に遠い位置に止め部13を設けた場合には、ピニオン軸1を支持する転がり軸受3もピニオン11から遠い位置に配されるため、ラック軸4からの噛合反力によりピニオン軸1が撓み、ラック軸4とピニオン軸1との良好な噛合状態が保てず、操舵感の悪化を招来するという問題があった。また、ピニオン軸1の全長も長くなり、小型化ができないという問題もあった。
また、ピニオン11には、摩耗対策として、一般的に、焼入れ等の硬度を増すための熱処理が施される。このため、ピニオン11の近傍に設けられるべき止め部13に、ピニオン11に対する熱処理時の熱が影響を及ぼし、焼き割れを生じさせる場合がある。また、前述の熱の影響により止め部13は、硬度が増して脆くなるため、外力の作用による止め部13の割れ又は欠けを防止するために、止め部13に対して焼き戻し処理を追加する必要もあるという問題があった。
このような問題は、ラックピニオン式のステアリング装置におけるピニオン軸1の支持構造に限られる問題ではなく、外周面の歯切りにより形成された歯車を一体に備える軸を支持することが要求される技術分野の全般において同様に発生する。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、転がり軸受を軸長方向への移動不可に固定する止め部を、歯車が一体に形成された軸と別体にすることにより、軸の素材径を小さくしてコストを抑えると共に、加工工数を少なくでき、歯車の加工又は熱処理の影響を止め部に受けず、歯車に作用する噛合反力に対する軸の剛性が強く、軸の全長も短くできる軸の支持構造を提供することを目的とする。
第1発明に係る軸の支持構造は、歯車を一体に備える軸を、該軸に外嵌固定された転がり軸受により支持してある軸の支持構造において、塑性変形により径方向外向きに凸設されて前記転がり軸受の両側を挾持し、該転がり軸受を軸長方向への移動不可に固定する2つの止め部を有し、前記軸に外嵌固定された止め筒を備えることを特徴とする。
第1発明においては、転がり軸受は、止め筒を塑性変形させて設けた2つの止め部に挾持され、軸長方向への移動不可に固定される。従って、軸の素材径を小さくでき、また、歯車の加工及び熱処理の影響を受けずに歯車の形成部位の可及的近くに止め部を設けることができる。さらに、歯車に作用する噛合反力による軸の撓みも抑制でき、軸の全長も短く設計できる。
第2発明に係る軸の支持構造は、第1発明において、前記軸に設けた周溝に前記止め筒の端部を係合させて前記軸と前記止め筒とを固定してあることを特徴とする。
第2発明においては、止め部を形成するときに止め筒の端部を周溝に係合させることができ、止め筒を軸に固定するための工数を別途必要としない。
第1発明に係る軸の支持構造は、軸の素材径を小さくしてコストを抑えると共に、加工工数を低減できる。また、歯車の加工及び熱処理に影響されずに歯車の可及的近くに止め部を設けることができ、歯車に作用する噛合反力に対する軸の剛性が強く、また、軸の全長を短く設計できる。
また、第2発明に係る軸の支持構造は、止め部の形成時に、止め筒と軸との固定ができ、止め筒を軸に固定するための工数を別途必要としない等、本発明は優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る軸の支持構造を備えるラックピニオン式のステアリング装置の要部を示す縦断面図である。
図において1は、ピニオン軸であり、ピニオン軸1は、円筒状をなすピニオンハウジング10の内部に転がり軸受2,3により両持ち支持され、軸心回りでの回動自在とされている。ピニオン軸1の一側は、ピニオンハウジング10から上方に向けて突出しており、この突出端は、図示しない連結軸を介して操舵部材7に連結されている。また、ピニオン軸1の他側には、転がり軸受2,3による支持部の間において、外周面の歯切りにより形成された歯車であるピニオン11が一体に設けられている。ピニオン軸1を支持するピニオンハウジング10の一側には、円筒状をなすラックハウジング40が交叉するように連設されており、このラックハウジング40の内部には、ラック軸4が軸長方向への移動自在に支持されている。ラック軸4の両端部夫々には、図示しない操向車輪が連結されており、ラック軸4のピニオン軸1側の外周面には、ラック歯41が軸長方向へ適長に亘って延設されている。このラック歯41は、ラックハウジング40とピニオンハウジング10との交叉部において、ピニオン11に噛合している。
以上のように構成されたラックピニオン式のステアリング装置において、操舵部材7の操作に応じてピニオン軸1が回動し、この回動が、ピニオン11とラック歯41との噛合によりラック軸4の軸長方向への移動に変換され、この移動に伴い、操向車輪が操向されて車両の舵取りがなされる。
前述したラックピニオン式のステアリング装置において、ピニオン軸1の転がり軸受3による支持部に本発明に係る軸の支持構造が採用されている。
図2は、ピニオン軸1の転がり軸受3による支持部近傍の拡大図である。
ピニオン軸1には、金属製の止め筒5が外嵌固定されている。この止め筒5は、塑性変形により径方向外向きに凸設された止め部50,50を両端部夫々に備えている。転がり軸受3は、止め筒5に外嵌されており、両側夫々に当接する2つの止め部50,50により挾持され、軸長方向への移動不可に固定されている。また、ピニオン軸1には、2つの周溝12,12が設けてあり、一方の周溝12は、ピニオン11の近傍に設けられており、他方の周溝12は、一方の周溝12からピニオン軸1の一側の方へ適長離れた位置に設けられている。止め筒5は、両端をこの周溝12,12に夫々係合させて軸長方向への移動不可に固定されている。
図3は、ピニオン軸1、止め筒5及び転がり軸受3の組み付け手順の説明図である。
前述したピニオン軸1、止め筒5及び転がり軸受3は、以下のように組み付けられる。まず、図3(a)に示したように、ピニオン軸1に、一側から止め筒5が外嵌される。このとき、ピニオン軸1の他側には、複数に分割された円筒状をなす治具8が外嵌されている。治具8の端面には、内奥部に向けて縮径する斜面80が設けられており、治具8は、斜面80の位置と一方の周溝12の位置とが一致するように位置決めされている。
ピニオン軸1への止め筒5の外嵌は、一端部を治具8の斜面80に当接させるまでなされ、その後、止め筒5を治具8に向けて押圧する。この押圧により、止め筒5の当接部は、斜面80に沿うように塑性変形し、径方向外向きに凸設された止め部50が形成される。(図3(a),(b))。このとき、止め筒5の当接部は、斜面80に沿って一方の周溝12内に進入し、この周溝12に係合する。止め部50の形成を終えた段階にて止め筒5の他端は、図3(a)に示すように、他方の周溝12よりもピニオン軸1の一側の方に位置する。
次いで、転がり軸受3が、止め部50に当接するまで止め筒5の外周面に圧入される(図3(b))。転がり軸受3の圧入後、治具8と同形の治具8が、端面に設けられた斜面80を止め筒5側としてピニオン軸1の一側に外嵌され、止め筒5の他端と治具8の斜面80とが当接する(図3(c))。その後、治具8が押圧され、止め筒5の当接部が、斜面80に沿うように塑性変形して止め部50が形成され、先に形成された止め部50との間に転がり軸受3が挟持される(図3(c),(d))。またこのとき、止め筒5の当接部は、他方の周溝12に係合し、止め筒5が軸長方向への移動不可に固定される。止め筒5の固定終了後、治具8,8がピニオン軸1から取り外され、図3(d)に示すような支持構造が得られる。
以上のように構成された本発明に係る軸の支持構造において、転がり軸受3にピニオン軸1の軸長方向への外力が作用した場合、転がり軸受3は、止め筒5の止め部50,50に挟持されているから、前記外力は、止め筒5の止め部50,50に作用する。止め筒5の両端部夫々がピニオン軸1の周溝12,12に係合しているから、前記外力は、この係合した部分により受け止められ、転がり軸受3が軸長方向へ移動することはない。
転がり軸受3を軸長方向への移動不可に固定する止め部50,50が止め筒5に設けられたから、従来のように止め部をピニオン軸1から削り出す必要がなく、ピニオン軸1の素材径を小さくしてコストを抑えると共に、加工工数を低減できる。
また、止め部50,50は、ピニオン軸1と別体であるから、ピニオン軸1に施すピニオン11の歯切り及び熱処理の影響を受けない。よって、止め部50,50には、従来のような強度低下又は焼き割れ等の問題が発生しない。
従って、ピニオン11の可及的近くに止め部50,50を設けることができるから、ピニオン軸1を支持する転がり軸受3もピニオン11の近くに設けることができ、ラック軸4からの噛合反力に対するピニオン軸1の剛性が強く、ピニオン軸1の撓みが抑制される。これにより、ピニオン軸1とラック軸4との良好な噛合状態が保たれて操舵感の悪化を招来せず、また、ピニオン軸1の全長も短く設計できる。
さらに、止め部50,50の形成時に、止め筒5の端部とピニオン軸1の周溝12,12との係合ができるから、ピニオン軸1と止め筒5とを固定するための工数を別途必要としない。なお、ピニオン軸1と止め筒5との固定は、止め筒5の端部とピニオン軸1に設けた周溝12,12との係合によりなされるように構成したが、止め筒5とピニオン軸1との固定は、この係合に限らず、圧入、接着又はカシメ等、他の方法により行ってもよい。
以上、実施の形態について説明したが、本発明に係る軸の支持構造は、前述の実施の形態に限らず、他の実施の形態も可能である。
図4は、他の実施の形態の軸の支持構造におけるピニオン軸1、止め筒5及び転がり軸受3の組み付け手順の説明図である。
図4(a)に示したように、ピニオン軸1には、ピニオン11から一側の方へ適長離れた位置に周溝12が一つ設けてあり、止め筒5の一端部には、予め止め部50が形成してある。まず、転がり軸受3が、止め部50に当接するまで止め筒5の外周面に圧入される(図4(a))。次ぎに、ピニオン軸1に、転がり軸受3が圧入された止め筒5が他側から外嵌される。このとき、ピニオン軸1の一側には、円筒状をなす治具8が外嵌されており、治具8は、斜面80の位置と周溝12の位置とが一致するように位置決めされている(図4(b))。
ピニオン軸1への止め筒5の外嵌は、他端部を治具8の斜面80に当接させるまでなされ、その後、止め筒5を治具8に向けて押圧する。この押圧により、止め筒5の当接部は、斜面80に沿うように塑性変形し、径方向外向きに凸設された止め部50が形成される(図4(b),(c))。このとき、止め筒5の当接部は、斜面80に沿って周溝12内に進入して周溝12に係合し、止め筒5とピニオン軸1とが固定される。
転がり軸受3は、予め形成してある止め部50と、止め筒5を治具8に押圧して形成された止め部50との間に挾持され、治具8をピニオン軸1から取り外すことにより、図4(c)に示すような支持構造が得られる。
その他の構成及び作用は、前述した実施の形態と同様であるため、同様の構成については同じ参照符号を付し、その構成の詳細な説明及び作用の説明を省略する。
以上の実施の形態においては、止め部50,50を止め筒5の端部に設けたが、止め部50,50を設ける場所は、端部に限らず、止め筒5の中途部に設けてもよい。
また、前述の実施の形態においては、本発明に係る軸の支持構造を、ラックピニオン式のステアリング装置におけるピニオン軸1に適用した場合について説明したが、本発明に係る軸の支持構造は、ピニオン軸1に限らず、歯車を一体に備える軸を、該軸に外嵌固定された転がり軸受により支持してある軸の支持構造であれば適用可能である。
本発明に係る軸の支持構造を備えるラックピニオン式のステアリング装置の要部を示す縦断面図である。 ピニオン軸の転がり軸受による支持部近傍の拡大図である。 ピニオン軸、止め筒及び転がり軸受の組み付け手順の説明図である。 他の実施の形態の軸の支持構造におけるピニオン軸、止め筒及び転がり軸受の組み付け手順の説明図である。 ラックピニオン式のステアリング装置におけるピニオン軸の一般的な支持構造を示す縦断面図である。
符号の説明
1 ピニオン軸(軸)
3 転がり軸受
5 止め筒
11 ピニオン(歯車)
12 周溝
50 止め部

Claims (2)

  1. 歯車を一体に備える軸を、該軸に外嵌固定された転がり軸受により支持してある軸の支持構造において、
    塑性変形により径方向外向きに凸設されて前記転がり軸受の両側を挾持し、該転がり軸受を軸長方向への移動不可に固定する2つの止め部を有し、前記軸に外嵌固定された止め筒を備えることを特徴とする軸の支持構造。
  2. 前記軸に設けた周溝に前記止め筒の端部を係合させて前記軸と前記止め筒とを固定してあることを特徴とする請求項1に記載の軸の支持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102006056938A1 (de) * 2006-11-30 2008-06-12 Valeo Systèmes d`Essuyage Wellenanordnung eines elektromotorischen Hilfsantriebes, Verfahren zum Sichern eines Funktionselementes auf einer Welle sowie Spreizring
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