JP2005068545A - 溶融亜鉛めっき浴の酸化灰の除去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業者の労働負担を軽減し、溶融亜鉛めっき槽の周囲にスペースを必要としない溶融亜鉛めっき浴の酸化灰の除去方法を提供する。
【構成】 溶融亜鉛めっき槽1を溶融亜鉛めっき浴領域5と酸化灰捕集領域6の2つに分割し、2つの領域の境界に、少なくとも一部が溶融亜鉛の液面の高さよりも低い壁7を設けることと、リニア誘導モーター9を設け、電磁作用による推力10を印加することで、酸化灰を含んだ溶融亜鉛が酸化灰捕集領域6に流れ込むようにし、酸化灰捕集領域6の酸化灰捕集手段3により酸化灰を含んだ溶融亜鉛を酸化灰と溶融亜鉛に分離し、分離された溶融亜鉛を金属ポンプ4により溶融亜鉛めっき浴領域5へ循環させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、溶融亜鉛めっき浴表面に発生する酸化灰の除去方法に関する。
溶融亜鉛めっき槽に貯留されている溶融亜鉛の表面が空気に触れると、その表面に酸化灰が発生する。酸化灰は、溶融亜鉛めっき浴に浸漬した被めっき鋼材を溶融亜鉛めっき浴から引上げる際に、被めっき鋼材の表面に付着し、製品不良の原因となるため、定期的に溶融亜鉛めっき浴から除去する作業が必要であった。
従来、酸化灰の除去作業は人手によりなされており、酸化灰を掻き寄せるためにプレートの一部を溶融亜鉛めっき浴に入れ、溶融亜鉛めっき槽の端からもう一方の端に向かって、吊り具および被めっき材を避けながらプレートを移動させることにより、酸化灰を掻き寄せて除去していた。
近年、人手による酸化灰除去作業における作業者の負担を軽減するために、酸化灰を掻き寄せるためのプレートが取付けられたアームを持つ除去装置を用いて、人手による除去方法と同様に、プレートの一部を溶融亜鉛めっき浴に入れ、溶融亜鉛めっき槽の端からもう一方の端に向かって装置を移動させて、酸化灰を掻き寄せて除去する方法がとられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−6045号公報
しかしながら、人手による溶融亜鉛めっき浴の酸化灰除去作業は、溶融亜鉛による高熱の作業環境で重量のある酸化灰を除去するため、作業者の負担が大きかった。
また、酸化灰を掻き寄せるためのプレートが取付けられたアームを持つ除去装置による酸化灰除去作業では、溶融亜鉛めっき槽の周囲に除去装置が移動するための十分なスペースを設ける必要があった。
本発明は、溶融亜鉛めっき浴表面に発生する酸化灰の除去方法において、溶融亜鉛めっき槽1を、溶融亜鉛めっき浴領域5と酸化灰を含んだ溶融亜鉛を酸化灰と溶融亜鉛に分離する酸化灰捕集領域6の2つの領域に分割し、溶融亜鉛めっき浴領域5と酸化灰捕集領域6の境界に、少なくとも一部が溶融亜鉛の液面の高さよりも低い壁7を設けることで、酸化灰を含んだ溶融亜鉛が溶融亜鉛めっき浴領域5から酸化灰捕集領域6に流れ込むようにし、酸化灰が通過できない大きさの孔が空けられた網状の酸化灰捕集手段3により酸化灰を含んだ溶融亜鉛を酸化灰と溶融亜鉛に分離し、分離された溶融亜鉛を金属ポンプ4により溶融亜鉛めっき領域5へ循環させることを特徴とする。
また、溶融亜鉛めっき浴領域5にリニア誘導モーター9を設け、溶融亜鉛めっき浴領域5から酸化灰捕集領域6方向の電磁作用による推力10を印加し、酸化灰を含む溶融亜鉛を酸化灰捕集領域6方向へ流動させることを特徴とする。
本発明は、請求項1から3の方法により溶融亜鉛めっき浴表面の酸化灰除去作業を自動で行うことができ、人手による作業を伴わないため、作業者の労働負担を軽減できる。
また、本発明の酸化灰除去作業は、溶融亜鉛めっき槽内または、溶融亜鉛めっき浴の浴面上方で行われるため、溶融亜鉛めっき槽の周囲にスペースを必要としない。
発明を実施するための最良の形態・実施例
以下、本発明を図示した実施例によって説明する。
まず、本発明の実施例1を図1および図2を用いて説明する。図1は本実施例の溶融亜鉛めっき槽上面図で、同図において、1は溶融亜鉛めっき槽、2は溶融亜鉛めっき浴、3は酸化灰が通過できない大きさの孔が空けられた網状の酸化灰捕集手段、4は金属ポンプである。本発明の溶融亜鉛めっき槽1は、溶融亜鉛めっき処理を行う溶融亜鉛めっき浴領域5と酸化灰を含んだ溶融亜鉛を酸化灰と溶融亜鉛に分離する酸化灰捕集領域6の2つに分割されている。
図2は図1のA−A断面図である。同図に示すように、溶融亜鉛めっき浴領域5と酸化灰捕集領域6の境界には、少なくとも一部が溶融亜鉛めっき浴2の液面の高さよりも低い壁7が設けられている。少なくとも一部が溶融亜鉛の液面の高さよりも低く設置された壁7により、溶融亜鉛めっき浴表面には、溶融亜鉛めっき浴領域5から酸化灰捕集領域6への溶融亜鉛の流れ8が発生し、溶融亜鉛めっき浴表面に発生した酸化灰は、溶融亜鉛とともに溶融亜鉛の流れ8に従って流動する。
前記溶融亜鉛の流れ8により、溶融亜鉛めっき浴領域5から酸化灰捕集領域6に流れ込んだ酸化灰を含む溶融亜鉛は、酸化灰が通過できない大きさの孔が空けられた網状の酸化灰捕集手段3より、酸化灰と溶融亜鉛に分離される。このとき、酸化灰は酸化灰捕集手段3上に堆積され、溶融亜鉛は酸化灰捕集手段3を通り抜けて、酸化灰捕集手段3の下に溜められる。酸化灰捕集手段3で分離された溶融亜鉛は、溶融亜鉛めっき浴領域5へ金属ポンプ4により循環される。以上の処理により、溶融亜鉛めっき浴表面に発生する酸化灰を除去することができる。
次に、本発明の実施例2を図3および図4を用いて説明する。実施例2は、図3の本実施例の溶融亜鉛めっき槽上面図に示されるように、上述してきた実施例1に加えて、リニア誘導モーター9が設置されている。リニア誘導モーター9は、溶融亜鉛めっき槽1をまたぐような形で溶融亜鉛めっき浴領域5の浴面上方に設けられており、溶融亜鉛めっき槽1の長手方向に沿って溶融亜鉛めっき槽1の両脇に設けられたレール11により移動することができる。
図4は図3のB−B断面図である。同図に示すように、リニア誘導モーター9は、平行な多数のリムを有する鉄心にコイルを形成し、コイルを順次励磁することによって移動磁界を形成する。リニア誘導モーター近傍の溶融亜鉛めっき浴2には前記移動磁界によって電流が誘導され、この電流によって磁界が形成される。溶融亜鉛めっき浴2に発生した磁界とコイルにより発生した移動磁界との作用によって移動磁界の移動方向に推力10が発生する。
リニア誘導モーター9により印加される溶融亜鉛めっき浴領域5から酸化灰捕集領域6方向の電磁作用による推力10と少なくとも一部が溶融亜鉛めっき浴2の液面の高さよりも低く設置された壁7による溶融亜鉛の流れ8により、酸化灰を含んだ溶融亜鉛が酸化灰捕集領域6に流れ込む。酸化灰捕集領域6に流れ込んだ酸化灰を含む溶融亜鉛は、実施例1と同様に、酸化灰捕集手段3により、酸化灰と溶融亜鉛に分離される。このとき、酸化灰は酸化灰捕集手段3上に堆積され、溶融亜鉛は金属ポンプ4により溶融亜鉛めっき浴領域5に循環される。以上の処理により、溶融亜鉛めっき浴表面に発生する酸化灰を除去することができる。
実施例1の溶融亜鉛めっき槽上面図 図1のA−A断面図 実施例2の溶融亜鉛めっき槽上面図 図3のB−B断面図
符号の説明
1 溶融亜鉛めっき槽
2 溶融亜鉛めっき浴
3 酸化灰捕集手段
4 金属ポンプ
5 溶融亜鉛めっき浴領域
6 酸化灰捕集領域
7 壁
8 溶融亜鉛の流れ
9 リニア誘導ポンプ
10 電磁作用による推力
11 レール

Claims (3)

  1. 溶融亜鉛めっき浴表面に発生する酸化灰の除去方法において、溶融亜鉛めっき槽1は、溶融亜鉛めっき浴領域5と酸化灰を含んだ溶融亜鉛を酸化灰と溶融亜鉛に分離する酸化灰捕集領域6の2つの領域に分割されており、溶融亜鉛めっき浴領域5と酸化灰捕集領域6の境界は、酸化灰を含んだ溶融亜鉛が溶融亜鉛めっき浴領域5から酸化灰捕集領域6に流れ込むように、少なくとも一部が溶融亜鉛の液面の高さよりも低い壁7が設けられていること、酸化灰捕集領域6は、酸化灰が通過できない大きさの孔が空けられた網状の酸化灰捕集手段3と酸化灰捕集手段3で分離された溶融亜鉛を溶融亜鉛めっき浴領域5へ循環させる金属ポンプ4を持つことを特徴とする溶融亜鉛めっき浴の酸化灰の除去方法。
  2. 請求項1記載の溶融亜鉛めっき浴表面に発生する酸化灰の除去方法において、溶融亜鉛めっき浴領域5にリニア誘導モーター9を設け、溶融亜鉛めっき浴領域5から酸化灰捕集領域6方向の電磁作用による推力10を印加し、酸化灰を含む溶融亜鉛を溶融亜鉛めっき浴領域5から酸化灰捕集領域6方向へ流動させることを特徴とする溶融亜鉛めっき浴の酸化灰の除去方法。
  3. 請求項2記載のリニア誘導モーター9は、溶融亜鉛めっき槽1をまたぐような形で浴面上方に設けること、溶融亜鉛めっき槽1の長手方向に沿って溶融亜鉛めっき槽1の両脇に設けられたレール11により移動することを特徴とする溶融亜鉛めっき浴の酸化灰の除去方法。
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