JP2005067829A - アキュームコンベヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 安価で構成が簡単なアキュームコンベヤ6を提供する。
【解決手段】 アキュームコンベヤ6は、第1コンベヤ11から第2コンベヤ12へ容器2を受け渡す移載手段13と、この移載手段13を両コンベヤ11,12に沿って移動させる移動手段14を備えている。
移動手段14は差動歯車装置41を備えており、この差動歯車装置41の回転体46は、両コンベヤ11,12の搬送速度が異なる場合には、正逆に回転されるようになっている。この回転体46に連動して移載手段13が両コンベヤ11,12に沿って移動されて、両コンベヤ1,12上における容器2の蓄積量を調整することが出来る。
このような構成によれば、移載手段13を移動させるための専用のモータを設ける必要がない。
【選択図】 図1

Description

本発明はアキュームコンベヤに関し、より詳しくは、上流側機械から下流側機械へ物品を受け渡すとともに、所要時に物品の蓄積量を調整できるように構成したアキュームコンベヤに関する。
従来、所要時に物品の蓄積量を調整できるように構成したアキュームコンベヤは知られている(例えば特許文献1)。この特許文献1のアキュームコンベヤにおいては、第1コンベヤから第2コンベヤへ物品を移載する移載手段を備えている。そして、移載手段を移動させるための駆動源および物品送り駆動(回転駆動)手段として、コンベヤに設けた多数のピンとそれに噛み合う歯車とから構成している。
また、従来、別の形式のアキュームコンベヤとして、例えば特許文献2が知られている。この特許文献2のアキュームコンベヤにおいては、第1コンベヤから第2コンベヤへ物品を移載する移載手段を両コンベヤに沿って移動させるために、モータを駆動源として用いている。
さらに、上述したものとは別の形式のアキュームコンベヤとして、例えば特許文献3が知られている。この特許文献3のアキュームコンベヤは、上記特許文献2のものと同様に移載手段を移動させるためにモータを用いており、物品の押圧量(ラインプレッシャ圧)に基づいてモータを制御するようになっている。
特表2002−535217号公報 特開平2−270716号公報 特許掲載公報第3222181号
ところで、上述した従来のアキュームコンベヤにおいては、それぞれ次のような欠点が指摘されていたものである。
つまり、上記特許文献1のアキュームコンベヤにおいては、多数のピンを備えた特殊なコンベヤが必要になるため、アキュームコンベヤの製造コストが高くなるという欠点があった。
また、特許文献2のアキュームコンベヤにおいては、移載手段の駆動源となるモータ及びそれを制御する制御装置が必要となり、物品の蓄積量を調整するために複雑な制御を要するという欠点があった。
さらに、特許文献3のアキュームコンベヤにおいては、隣り合う物品が相互に押圧されることになるため、押圧を嫌う物品には適用できないという欠点があった。
上述した事情に鑑み、本発明は、物品を所定方向に搬送する第1コンベヤと、この第1コンベヤと間隔を開けて並設されて、第1コンベヤとは逆方向へ物品を搬送する第2コンベヤと、上記第1コンベヤと第2コンベヤの間に配置され、第1コンベヤから第2コンベヤへ物品を受け渡す移載手段と、この移載手段を第1コンベヤおよび第2コンベヤに沿って移動させる移動手段とを備えるとともに、
上記移動手段は、第1コンベヤおよび第2コンベヤを走行させる各回転軸と連動して両コンベヤの速度の差に応じた回転力を生じさせる差動歯車装置を備え、この差動歯車装置で生じる回転力により上記第1コンベヤと第2コンベヤの速度差に応じて上記移載手段を移動させて、上記第1コンベヤおよび第2コンベヤ上での物品の蓄積量を変化させるようにしたアキュームコンペヤを提供するものである。
上述した構成によれば、移載手段を移動さえるための駆動源として専用のモータを設ける必要がなく、差動歯車装置によって両コンベヤの速度差に基づく回転力によって移載手段を移動させることができる。
したがって、移載手段を移動させるための駆動源としてのモータや特殊なコンベヤを設けることなく、複雑な制御を必要としない簡略な構成のアキュームコンベヤを提供することができる。
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1および図2において、1は物品としての容器2を搬送する物品搬送システムである。この物品搬送システム1は、フレーム3に水平に設けた上流側コンベヤ4と、この上流側コンベヤ4と平行し同じ高さとなるようにフレーム3に水平に設けた下流側コンベヤ5と、さらにそれら両コンベヤ4、5の間となるフレーム3上に水平に設けたアキュームコンベヤ6とを備えている。
上流側コンベヤ4は図1で示す矢印X1方向に容器2を搬送するようになっており、上流側コンベヤ4の下流側の側部は上流側コンベヤ4と同方向に駆動されるアキュームコンベヤ6の第1コンベヤ11に隣接させてあり、他方、上流側コンベヤ4の上流側の端部は、図示しない上流側の機械に接続されている。この上流側の機械によって所要の処理が施された容器2が上流側コンベヤ4によってアキュームコンベヤ6へ搬入されるようになっている。
上流側コンベヤ4は、フレーム3に回転可能に支持した回転軸7に固定したスプロケット7aと図示しない上流側の回転軸とにわたって掛け渡してあり、上記回転軸7はモータ8と連動している。図示しない制御装置によってモータ8を所要の回転数で回転させると、上流側コンベヤ4を所要の搬送速度V1で走行させるようになっており、それによって、上流側コンベヤ4は容器2を矢印X1方向に搬送することができる。
他方、下流側コンベヤ5は上流側コンベヤ4とは反対方向に容器2を搬送するようになっている。下流側コンベヤ5における上流側の側部は、下流側コンベヤ5と同方向に駆動されるアキュームコンベヤ6の第2コンベヤ12に隣接させてあり、下流側コンベヤ5の下流側の端部は、図示しない下流側の機械に接続されている。
下流側コンベヤ5は、回転軸7にベアリングを介して回転自在に設けたスプロケット7bと図示しない下流側の回転軸とにわたって掛け渡してあり、この図示しない下流側の回転軸は図示しないモータに連動させている。この図示しないモータを制御装置によって所要の回転数で回転させると、下流側コンベヤ5が上流側コンベヤ4とは反対方向に所要の搬送速度V2で走行されて、下流側コンベヤ5は容器2を図1で示す矢印Y1方向に搬送するようになっている。
上流側コンベヤ4からアキュームコンベヤ6に搬入された容器2は、アキュームコンベヤ6から下流側コンベヤ5へ受け渡された後に図示しない下流側の機械に供給されるようになっている。
後に詳述するが、両コンベヤ4、5の間に配置したアキュームコンベヤ6は、上流側コンベヤ4から容器2を受け取って下流側コンベヤ5へ受け渡すとともに、下流側の機械が停止したような場合には、該アキュームコンベヤ6上に容器2を蓄積して、その蓄積量を調整できるようになっている。
上述した下流側の機械が容器2に処理を施す際の処理能力は、上流側の機械の処理能力よりも高速に設定されている。つまり、物品搬送システム1を介して上流側の機械から下流側の機械へ受け渡される容器2は、下流側の機械に対して供給不足気味となるように、上流側および下流側の機械の処理能力が設定されている。そして、何らかの原因で下流側の機械が短時間停止されてから再駆動された場合であっても、アキュームコンベヤ6に容器2を蓄積させることで、上流側の機械の駆動を容易に停止させないようにしている。
アキュームコンベヤ6は、上記両コンベヤ4、5の間に間隔を隔てて平行に配置した第1コンベヤ11および第2コンベヤ12と、これら両コンベヤ11、12にわたって設けられ、第1コンベヤ11から第2コンベヤ12へ容器2を移載させる移載手段13と、さらにこの移載手段13を両コンベヤ11、12の長手方向に沿って移動させて、両コンベヤ11,12上に蓄積される容器2の蓄積量を調整する移動手段14とを備えている。なお、図1における右側に示した移載手段13は移動手段14により移動された状態を示すものであって、実際に備える移載手段13は1つである。
フレーム3には、所定の間隔を隔てて一対の回転軸15,15’を回転可能に支持してあり、回転軸15に固定したスプロケット15aと回転軸15’にベアリングを介して回転自在に設けたスプロケット15’aとにわたって第1コンベヤ11を、回転軸15にベアリングを介して回転自在に設けたスプロケット15bと回転軸15’に固定したスプロケット15’bにわたって第2コンベヤ12を掛け渡している。回転軸15はモータ16に連動させてあり、図示しない制御装置によってモータ16が所要の回転数で回転されると、第1コンベヤ11が搬送速度V3で上流側コンベヤ4と同方向の図1で示す矢印X2方向に走行されるようになっている。
第1コンベヤ11の載置面の高さは、上流側コンベヤ4と同じ高さに設定している。第1コンベヤ11は上流側コンベヤ4と平行に設けてあり、上流側コンベヤ4の下流部と、第1コンベヤ11における上流部は所定範囲にわたってオーバラップさせてあり、そこをアキュームコンベヤ6への搬入位置Aとしている。
上流側コンベヤ4および第1コンベヤ11における搬送方向の両側部には、ガイド部材17A、17Bを連続して配置してあり、容器2はこれらのガイド部材17A、17Bに案内されて搬送されるようになっている。上流側コンベヤ4と第1コンベヤ11がオーバラップする搬入位置Aでは、外側のガイド部材17Aを上流側コンベヤ4に、内側のガイド部材17Bを第1コンベヤ11に斜めに交差させてあり、これにより上流側コンベヤ4上から第1コンベヤ11上へ容器2が搬入されるようになっている。
外側のガイド部材17Aは、搬入位置Aから第1コンベヤ11の下流側端部の位置まで全域にわたって配置している。他方、内側のガイド部材17Bは、後述する移載手段13が原点位置P1に位置した際のフリーローラ18の位置までとして、ここから第1コンベヤ11の下流側の端部までの範囲は設けていない。
回転軸15’はモータ21に連動させてあり、制御装置によってモータ21が回転されると、第2コンベヤ12は上記第1コンベヤ11とは反対方向となる図1に示す矢印Y2方向に搬送速度V4で走行されるようになっている。
第2コンベヤ12の載置面の高さは、下流側コンベヤ5と同じ高さに設定している。第2コンベヤ12は下流側コンベヤ5と平行に設けてあり、下流側コンベヤ5の上流部と、第2コンベヤ12における下流部は所定範囲にわたってオーバラップさせて、そこをアキュームコンベヤ6の搬出位置Bとしている。
下流側コンベヤ5および第2コンベヤ12における搬送方向の両側部には、ガイド部材22A、22Bを連続して配置してあり、容器2はこれらのガイド部材22A、22Bに案内されて搬送されるようになっている。下流側コンベヤ5と第2コンベヤ12がオーバラップする搬出位置Bでは、前述した搬入位置Aと同様に上記ガイド部材22A、22Bを下流側コンベヤ5、第2コンベヤ12に斜めに交差させてあり、これにより第2コンベヤ12から下流側コンベヤ5へ容器2が搬出されるようになっている。
外側のガイド部材22Aは、搬出位置Bから第2コンベヤ12の上流側端部の位置まで全域にわたって配置している。他方、内側のガイド部材22Bは前述したガイド部材17Bと同様に、上記原点位置P1から第2コンベヤ12の上流側端部までの範囲は設けていない。
次に、図1から図3に基づいて移載手段13の構成を説明する。移載手段13は、両コンベヤ11,12の間に配置されたベースとなるプレート状の支持部材23と、連結材を介して上記支持部材23の上方に連結した支持プレート24と、支持部材23に回転軸18aを介して回転自在に取り付けたフリーローラ18と、支持プレート24上の所定箇所に回転自在に取り付けた複数のプーリー26と、これらのプーリー26に掛け渡した弾性を有する無端状のベルト27と、支持部材23上に両コンベヤ11,12と高さを同じにして設けられた乗り移りプレート31とを備えている。
フリーローラ18は並設された両コンベヤ11,12間の間隔よりも若干大きい程度の直径を有しており、その外周面に沿って第1コンベヤ11から第2コンベヤ12へUターンさせるように容器2を案内するようになっている。支持プレート24は、図3に示すように、外側のガイド部材17A、22Aよりも上方に位置し、図1に示されるフリーローラ18と対向する縁部は、フリーローラ18を囲繞するように半円形に形成され、その両端部が各外側のガイド部材17A、22Aを越えて位置するガイド部24Aとしている。このガイド部24Aとフリーローラ18の外周部との間隔は、容器2が余裕を持って通過できる寸法に設定している。
半円形のガイド部24Aの両端部には、フリーローラー18を挟んでプーリー26がそれぞれ配置され、ここを掛け渡されたベルト27は所定のテンションでフリーローラー18の外周面に接した状態となっている。これにより、容器2がない状態では、両端部に配置したプーリー26、26の間に介在するベルト27は、フリーローラー18に押し付けられて両コンベヤ11、12を斜めに横断した状態となっている。
ベルト27は、支持プレート24に取り付けたモータ28に連動する駆動ローラ28aにより図1で示す矢印R方向に所要の速度V5で走行されるようになっている。駆動ローラ28aのベルト27の送り方向で上流側となるプーリー26はテンションプーリーとして構成してあり、ベルト27のテンションを調整できるようになっている。モータ28は、制御装置によって作動を制御されるようになっており、制御装置はモータ28を所要の回転数で回転させて、上記ベルト27を所要の速度V5で走行させるようになっている。
制御装置は、ベルト27の速度V5を両コンベヤ11,12のうち搬送速度が速いものと同じ速度となるようにモータ28の回転数を制御するようにしている。
以上のように構成された移載手段13によれば、第1コンベヤ11によって移載手段13の位置まで搬送されてきた容器2は、走行しているベルト27に当接することでフリーローラ18とベルト27の間に引き込まれ、フリーローラ18とガイド部24Aの間に形成された通路を送られるようになる。
引き込まれた容器2はベルト27とフリーローラ18とで挟まれた状態で、フリーローラ18とガイド部24Aとの間を、半円形のガイド部24Aに沿って移送され180度方向転換されて第2コンベヤ12上へ受け渡される。
次に、上記移載手段13を原点位置P1と移動端位置P2とにわたって移動させる移動手段14について説明する。
図1、図2及び図4に示すように、移動手段14は、フレーム3に回転自在に支持した回転軸36、従動軸37と、これらに取り付けたスプロケット38および39に掛け渡したチェーン33と、両コンベヤ11、12の搬送速度の差に応じて回転軸36を正逆に回転させる差動歯車装置41とを備えている。
図3に示すように、両コンベヤ11,12の間の位置となるフレーム3上には
、両コンベヤ11,12と平行に一対のガイドレール32、32を取り付けている。そして、上記支持部材23の底部を上記ガイドレール32に載置するとともに、支持部材23の底部にガイドレール32,32の間に位置させてチェーン33を連結している。これにより、チェーン33が走行されると、移載手段13はガイドレール32に案内されて両コンベヤ11、12に沿って平行に原点位置P1と移動端位置P2との間で移動されるようになっている。
移載手段13の原点位置P1は、第1コンベヤ11の上流側に設定してあり、他方、移載手段13の移動端位置P2は第1コンベヤ11の下流側に設定している。そして、移載手段13が原点位置P1に位置すると、フレーム3に取り付けた原点センサ34によって移載手段13が検出されて、その検出信号は制御装置に入力されるようになっている。また、移載手段13が移動端位置P2に位置すると、フレーム3に設けた移動端センサ35によって移載手段13が検出されて、その検出信号は制御装置に入力されようになっている。
差動歯車装置41は、図4に示すように、フレーム3に固定した円筒状のケーシング47と、このケーシング47の内周面に設けたベアリング48によって回転自在に支持され、一方に蓋部46aが形成された円筒状の回転体46と、この回転体46内に配置した4個の傘歯車42〜45と、ケーシング47の一方の開口部を塞ぐように固定された蓋部材47aと、この蓋部材47aの中心を貫通しベアリング51によって回転自在に支持された第1回転軸52と、ケーシング47の他方の開口部から突出させた回転軸46の蓋部46aの中心を貫通し、ベアリング53によって回転自在に支持された第2回転軸54から構成されている。これら第1回転軸52と第2回転軸54は、ケーシング47と回転体46の共通する中心軸線上に位置している。
回転体46には、その中心軸と直交させて支持軸55を取り付けてあり、この支持軸55にベアリング56,56を介して従動側傘歯車44,45を、互いの傘歯が形成されている側を対向させて回転自在に支持している。
蓋部材47aを貫通させた第1回転軸52の先端に第1の駆動側傘歯車42を嵌着してあり、この傘歯車42は両傘歯車44,45に噛み合わせられ、これらを回転(自転)させるようになっている。第1回転軸52の他端は、カップリング57を介して回転軸15と平行にフレーム3に回転自在に支持させた回転軸58に連結されている。この回転軸58は、その端部に取り付けたスプロケット61と、回転軸15に取り付けたスプロケット62に掛け渡したチェーン63を介して、モータ16で回転される回転軸15と連結されており、モータ16の回転と連動するようになっている。
蓋部46aを貫通させた第2回転軸54の先端に第2の駆動側傘歯車43を嵌着してあり、この傘歯車43は傘歯車42に対して互いの傘歯が形成された側を対向させて配置されるとともに、両傘歯車44,45に噛み合わせられ、これらを回転(自転)させるようになっている。第2回転軸54の他端にはスプロケット64を取り付けてあり、このスプロケット64とフレーム3に固定した連動機構65の出力軸のスプロケット67とにわたってチェーン68を掛け渡している。連動機構65の入力軸は、第2コンベヤ12と平行な連結軸69を介してフレーム3に固定した別の連動機構71の出力軸に連結されている。連動機構71の入力軸には、スプロケット72を取り付けてあり、回転軸15’に取り付けたスプロケット73とにわたってチェーン74を掛け渡している。これにより、第2コンベヤ12を走行させるモータ21で回転される回転軸15’と上記差動歯車装置41の第2回転軸54が連結され、モータ21の回転と連動するようになっている。
ケーシング47の外部へ突出させた回転体46の蓋部46aの端面にはスプロケット75を取り付けてあり、このスプロケット75とチェーン33が掛け渡された回転軸36に取り付けたスプロケット77にチェーン76が掛け渡されており、これにより、回転体46が正逆に回転されると、それに連動して回転軸36が正逆に回転されてチェーン33を介して上記移載手段13が両コンベヤ11,12の搬送方向に沿って移動されるようになっている。
このような構成により、モータ16で回転される回転軸15に連動して一方の傘歯車42が回転されるとともに、これとは逆方向にモータ21で回転される回転軸15’に連動して他方の傘歯車43が回転され、傘歯車42,43が互いに逆方向、つまり、ともに傘歯車44および45のそれぞれを一定の方向へ回転させる方向へ回転するので、両傘歯車44、45は向き合った状態で互いに逆方向へ自転される。この場合に、両傘歯車42,43の回転数が同じであると、つまり第1コンベヤ11と第2コンベヤ12の搬送速度が同じであると、両傘歯車44,45は公転移動することなく回転(自転)し回転体46は回転されることなく静止している。
これに対して、両傘歯車42,43の回転数が異なると、つまり第1コンベヤ11と第2コンベヤ12との搬送速度が異なる場合には、傘歯車44,45がその速度差に応じた速度で、傘歯車42および43の歯面上を、傘歯車42と43のうち回転速度の速いほうと同じ回転方向に自転を伴って公転移動される。これにより、支持軸55が回転体46の中心軸を中心に回転(回動)されて回転力が生じるので、支持軸55を介して回転体46が正逆に回転(自転)してスプロケット75を介して回転力が出力されるようになっている。また、その後、搬送速度が一致すれば回転体46の回転は止まり、両傘歯車42,43の速度差が逆転すれば回転方向の正逆が反転されるようになっている。
以上の構成に基づく本発明に係るアキュームコンベヤ6の作動について説明する。
先ず、図示しない上流側機械及び下流側機械が支障なく運転されている通常運転時においては、第1コンベヤ11および第2コンベヤ12が等速(V3=V4)で運転されており、この状態では移載手段13は、原点位置P1に位置させている。 また、このときには、上流側コンベヤ4、及び下流側コンベヤ5も両コンベヤ11,12と同じ速度で走行しており、また、移載手段13のベルト27の速度V5も上記両コンベヤ11,12と等速になるよう制御されている。この状態において容器2は、所定ピッチで上流側コンベヤ4から下流側コンベヤ5に搬送されている。
このような通常運転の状態から、何らかの原因で下流側の機械の運転が減速もしくは停止すると、下流側コンベヤ5の所定位置に設けた図示しない容器センサによって下流側コンベヤ5上の容器2の滞留状況が検出され、その検出信号に応じて下流側コンベヤ5および第2コンベヤ12の搬送速度V2、V4を順次減速させる。これにより、第2コンベヤ12の搬送速度V4が第1コンベヤ11の搬送速度V3よりも遅くなるので、その速度差に応じて差動歯車装置41の回転体46が、第1コンベヤ11を走行させる回転軸15の回転方向と同方向、すなわち図2において時計回りに速度差に応じた速度で回転される。それにより、チェーン33を介して移載手段13が移動端位置P2に向けて移動を開始し、第1コンベヤ11および第2コンベヤ12上での搬送可能な長さが増加され、両コンベヤ11,12上において搬送される容器量、すなわち蓄積量が増加するように変化して、下流側コンベヤ5の搬送速度に対する上流側コンベヤ4から供給される容器2の過剰分を吸収する。また、この際に速度差が大きい程、移載手段13は高速に移動されるので、前後する容器2が接触しても無理な押圧力(ラインプレッシャ)が生じることは回避される。さらに、ベルト27の送り速度V5は、高速の第1コンベヤ11と等速であるので、容器2はスムーズに移載される。
そして、移載手段13が移動端位置P2まで移動する前に下流側の機械の処理速度が通常運転まで復帰されると、制御装置は、第2コンベヤ12および下流側コンベヤ5を、ともに通常運転時の搬送速度よりも高速で走行させる。これにより、第2コンベヤ12の搬送速度V4は第1コンベヤ11の搬送速度V3よりも高速となり、それに伴って差動歯車装置41の回転体46が第2コンベヤ12を走行させる回転軸15’の回転方向と同方向、すなわち、図2において反時計方向に速度差に応じた速度で回転されるので、移載手段13は原点位置P1に向けて移動を開始し、両コンベヤ11,12における容器2の蓄積量が減少するように変化する。この際には、ベルト27の送り速度V5は第2コンベヤ12と等速となるよう制御され、容器2はスムーズに移載される。そして、移載手段が原点位置P1に到達し、これが原点センサ34で検出されて制御装置に入力されると、制御装置は、第2コンベヤ12および下流側コンベヤ5の搬送速度V4、V2を通常時の運転速度まで減速して、通常運転時の作動状態とし以後の運転状態の変化に待機するようになっている。
なお、移載手段13が移動端位置P2まで移動された場合には、これが移動端センサ35によって検出されて、その検出信号が制御装置に入力される。このような状況では、下流側の機械および下流側コンベヤ5は停止されており、制御装置は、第1コンベヤ11および第2コンベヤ12をともに停止させ、これに伴って上流側コンベヤ4および上流側の機械が停止されるようになっている。
その後、運転を再開する場合には、まず制御装置は下流側コンベヤ5の始動に伴って第2コンベヤ12だけを通常運転時の搬送速度で始動させるとともにベルト27をこれと等速で始動させる。これにより、差動歯車装置41の回転体46が図2において反時計方向に回転する。これにより第1コンベヤ11上に蓄積されている容器2を移載手段13により順次第2コンベヤ12へ移送しながら、該移載手段13が移動端位置P2から原点位置P1に向けて移動する。そして、原点位置P1に移載手段13が到達して、そのことが原点センサ34により検出されて制御装置に入力されると、制御装置は第1コンベヤ11と上流側コンベヤ4、さらに上流側の機械を通常時の運転速度で運転を再開させる。これにより、通常運転時の状態に復帰するようになっている。
上述した本実施例によれば、移載手段13を移動させるための駆動源としての専用のモータを設ける必要がなく、差動歯車装置41によって両コンベヤ11,12の搬送速度の差に基づく回転力を得ることができる。そして、この回転力により移載手段13を移動させることができる。
したがって、移載手段13を移動させるための駆動源としてのモータや特殊なコンベヤを設けることなく、また、複雑な制御を必要としない簡略な構成のアキュームコンベヤ6を提供することができる。
なお、アキュームコンベヤ6の長さは処理能力等ライン全体の諸条件に応じて自由に設定して良く、その形態も設置場所の条件に応じ、直線状に限らず円弧状に形成したり、前述の特許文献1で開示されるように螺旋状に構成することも可能である。
また、上記実施例における移載手段13のフリーローラ18の形状は円筒体に限らず、外周部の等間隔位置に容器2を収容可能なポケットを備えたスターホイールを用いても良い。
本発明の一実施例を示す部分的に透視図として表した平面図。 図1に示したアキュームコンベヤの正面図。 図1のIII―III線に沿う要部の断面図。 図1のIV―IV線に沿う要部の断面図。
符号の説明
6…アキュームコンベヤ 11…第1コンベヤ
12…第2コンベヤ 13…移載手段
14…移動手段 41…差動歯車装置

Claims (2)

  1. 物品を所定方向に搬送する第1コンベヤと、この第1コンベヤと間隔を開けて並設されて、第1コンベヤとは逆方向へ物品を搬送する第2コンベヤと、上記第1コンベヤと第2コンベヤの間に配置され、第1コンベヤから第2コンベヤへ物品を受け渡す移載手段と、この移載手段を第1コンベヤおよび第2コンベヤに沿って移動させる移動手段とを備えるとともに、
    上記移動手段は、第1コンベヤおよび第2コンベヤを走行させる各回転軸と連動して両コンベヤの速度の差に応じた回転力を生じさせる差動歯車装置を備え、この差動歯車装置で生じる回転力により上記第1コンベヤと第2コンベヤの速度差に応じて上記移載手段を移動させて、上記第1コンベヤおよび第2コンベヤ上での物品の蓄積量を変化させることを特徴とするアキュームコンベヤ。
  2. 上記差動歯車装置は、上記第1コンベヤの回転軸と連結された第1の駆動側傘歯車と、該第1の駆動側傘歯車に対して互いの傘歯側を対向させて配置され、上記第2コンベヤの回転軸と連結された第2の駆動側傘歯車と、これら第1及び第2の駆動側傘歯車と噛合い、各駆動側傘歯車が互いに逆方向へ回転することで自転する従動側傘歯車を備え、従動側傘歯車は両駆動側傘歯車の速度差により公転移動され、この公転移動により生じる回転力を出力することを特徴とする請求項1に記載のアキュームコンベヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010047346A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Okura Yusoki Co Ltd 物品搬送装置

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