JP2005067535A - 電気式動力舵取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 路面反力による衝撃音の発生を抑制し得る電気式動力舵取装置を提供する。
【解決手段】 ラック軸24の往復変位の変位ゼロの時点から(S16:Yes)、ボールねじナット52の回転速度を低下させる方向へモータを制御する(S18)。このため、路面反力によりラック軸が変位し、ラック軸24の変動に伴いボールねじナット52が回転し、ラック軸24の変位速度が減衰した際に、慣性により回転を続けるボールねじナット52の回転速度をモータを制御し低下させることで、ラック軸24とボールねじナット52との衝突を抑制する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ラック・ピニオン式操舵機構のラック軸に、モータにより回動されるボールねじナットからベアリングを介しラック軸側に設けられたボールねじ溝へアシスト力を伝える電気式動力舵取装置に関するものである。
従来より、ステアリング軸に連結された操舵機構へモータによるアシスト力を与えることにより、ステアリングホイールによる操舵力を軽減させる電気式動力舵取装置が知られている。このような電気式動力舵取装置において、コラムアシスト式の操舵機構には、モータからの駆動力をコラム軸に加え、ラックアシスト式では、モータの駆動力をラック軸へ直接加えている。ここで、ラックアシスト式の電気式動力舵取装置に関しては、特許文献1、特許文献2に開示がある。
特開2003−063422号公報 特開2003−026007号公報
一般的に、ラック・ピニオン式の舵取装置は、コラム式と比較してリニアな操舵感が得られる反面、路面反力による影響をステアリングホーイールに伝え易い。ここで、ラック・ピニオン式の電気式動力舵取装置においては、ラック軸を組み込んだギアアッセンブリでガタツキによる衝撃音が発生し易いという課題がある。これは、モータにより回動されるボールねじナットとラック軸のボールねじ溝との衝突音で、ラック軸が路面反力で変位する毎に発生している。
この衝突音を小さくするためには、ボールねじナットのねじ溝とラック軸のボールねじ溝と、両者の間に介在するベアリングとの精度を高めることで、有る程度は対応可能である。しかしながら、精度を高めるとコストが嵩み、また、精度を高めても精度のばらつきにより、衝撃音が小さな車両と大きな車両とが出てくる。係る衝突音は、日本国内の道路を走行する上で大きな問題にはならないが、石畳路(ベルジャン路)が多い欧州を走行する際に、欧州車に対して劣る点は否めず、精度の向上のみでは、油圧式動力舵取装置に匹敵し得る静粛性を電気式動力舵取装置で実現し得なかった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、路面反力による衝撃音の発生を抑制し得る電気式動力舵取装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、ラック・ピニオン式の操舵機構のラック軸にモータでアシスト力を与える電気式動力舵取装置において、
ラック軸の車両進行方向に対する横方向の変位を検出する検出手段と、
ラック軸の変位にモータの動きを追随させるよう制御するモータ制御手段とを備えることを技術的特徴とする。
請求項2の発明は、ラック・ピニオン式操舵機構のラック軸に、モータにより回動されるボールねじナットからベアリングを介しラック軸側に設けられたボールねじ溝へアシスト力を伝える電気式動力舵取装置において、
ラック軸の車両進行方向に対する横方向の往復変位による前記ボールねじナットの回転を検出する検出手段と、
前記往復変位の変位ゼロの時点から、所定のタイミングで、ボールねじナットの回転速度を低下させる方向へモータを制御するモータ制御手段とを備えることを技術的特徴とする。
請求項3の発明は、ラック・ピニオン式操舵機構のラック軸に、モータにより回動されるボールねじナットからベアリングを介しラック軸側に設けられたボールねじ溝へアシスト力を伝える電気式動力舵取装置において、
ラック軸の車両進行方向に対する横方向の往復変位による前記ボールねじナットの回転を検出する検出手段と、
前記往復変位の周波数が特定範囲であるかを判断する周波数判断手段と、
前記周波数判断手段により特定範囲であると判断された際に、前記往復変位の変位ゼロの時点から、所定のタイミングで、ボールねじナットの回転速度を低下させる方向へモータを制御するモータ制御手段とを備えることを技術的特徴とする。
請求項4の発明は、ラック・ピニオン式操舵機構のラック軸に、モータにより回動されるボールねじナットからベアリングを介しラック軸側に設けられたボールねじ溝へアシスト力を伝える電気式動力舵取装置において、
ラック軸の車両進行方向に対する横方向の往復変位による前記ボールねじナットの回転を検出する検出手段と、
前記往復変位の周波数を演算し、演算した周波数から推定した次の往復変位の変位ゼロの時点から所定のタイミングで、ボールねじナットの回転速度を低下させる方向へモータを制御するモータ制御手段とを備えることを技術的特徴とする。
請求項1の電気式動力舵取装置では、ラック軸の変位を検出し、ラック軸の変位にモータの動きを追随させるよう制御する。このため、路面反力によりラック軸が変位し、ラック軸の変動に伴いモータ側のボールねじナット等の付勢部材が変位し、ラック軸の変位速度が減衰した際に、慣性により変位を続けるボールねじナットの変位速度をモータにより減衰させることで、ラック軸とボールねじナットとの衝突による衝撃音を抑制することができる。
請求項2の電気式動力舵取装置では、ラック軸の往復変位によるボールねじナットの回転を検出し、往復変位の変位ゼロの時点から、所定のタイミングで、ボールねじナットの回転速度を低下させる方向へモータを制御する。このため、路面反力によりラック軸が変位し、ラック軸の変動に伴いボールねじナットが回転し、ラック軸の変位速度が減衰した際に、慣性により回転を続けるボールねじナットの回転速度をモータを制御し低下させることで、ラック軸とボールねじナットとの衝突による衝撃音を抑制することができる。
請求項3の電気式動力舵取装置では、ラック軸の往復変位によるボールねじナットの回転を検出する。石畳路等の特定状況の路面反力によりラック軸が変位していることを、ラック軸の往復変位の周波数が特定範囲であるかにより判断する。そして、特定範囲であると判断された際、即ち、石畳路等の特定状況を走行している際に、往復変位の変位ゼロの時点から所定のタイミングで、ボールねじナットの回転速度を低下させる方向へモータを制御する。このため、路面反力によりラック軸が変位し、ラック軸の変動に伴いボールねじナットが回転し、ラック軸の変位速度が減衰した際に、慣性により回転を続けるボールねじナットの回転速度をモータを制御し低下させることで、石畳路等の特定路走行中のラック軸とボールねじナットとの衝突による衝撃音を抑制することができる。
請求項4の電気式動力舵取装置では、ラック軸の往復変位によるボールねじナットの回転を検出し、往復変位の周波数を演算し、演算した周波数から推定した次の往復変位の変位ゼロの時点から、所定のタイミングで、ボールねじナットの回転速度を低下させる方向へモータを制御する。このため、路面反力によりラック軸が変位し、ラック軸の変動に伴いボールねじナットが回転し、ラック軸の変位速度が減衰する往復変位の変位ゼロの時点から所定のタイミングで、慣性により回転を続けるボールねじナットの回転速度をモータを制御し低下させることにより、ラック軸とボールねじナットとの衝突による衝撃音を抑制することができる。
ここで、推定した次の往復変位の変位ゼロの時点からの所定のタイミングが、次の往復変位の変位ゼロの時点の前であれば、ボールねじナットを付勢するまでにタイムラグがあっても、適正にラック軸とボールねじナットとの衝突による衝撃音を抑制することができる。
ここで、推定した次の往復変位の変位ゼロの時点からの所定のタイミングが、次の往復変位の変位ゼロの時点の後であれば、ボールねじナットの付勢を短時間で行うことで、適正にラック軸とボールねじナットとの衝突による衝撃音を抑制することができる。
検出手段としてモータの回転角センサを用いることで、ボールねじナットの回転検出用のセンサーを付加する必要がない。特に、電気式動力舵取装置のアシスト制御用の回転角センサを用いることで、アシスト制御の割込処理で、当該衝突音抑制の制御を実現できる。
以下、本発明の衝撃音低減処理を適用した電気式動力舵取装置の実施形態について図を参照して説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態に係る電気式動力舵取装置20の主な構成を図1〜図4に基づいて説明する。図1および図4に示すように、電気式動力舵取装置20は、主に、ステアリングホイール21、ステアリング軸22、ピニオン軸23、ラック軸24、トルクセンサ30、モータ40、モータレゾルバ44、ボールねじ機構50、ECU60等から構成されており、ステアリングホイール21による操舵状態を検出し、その操舵状態に応じたアシスト力をモータ40により発生させて運転者による操舵をアシストするものである。なお、ラック軸24の両側には、それぞれタイロッド等を介して図略の車輪が連結されている。
即ち、図1および図2に示すように、ステアリングホイール21には、ステアリング軸22の一端側が連結され、このステアリング軸22の他端側には、ピニオンハウジング25内に収容されたピニオン軸23の入力軸23aおよびトーションバー31がピン32により連結されている。またこのトーションバー31の他端側31aには、ピニオン軸23の出力軸23bがスプライン結合によって連結されている。
このピニオン軸23の入力軸23aはベアリング33aにより、また出力軸23bもベアリング33bにより、それぞれピニオンハウジング25内を回動自在に軸受されており、さらに入力軸23aとピニオンハウジング25との間には、第1レゾルバ35が、また出力軸23bとピニオンハウジング25との間には、第2レゾルバ37が、それぞれ設けられている。第1レゾルバ35および第2レゾルバ37は、ステアリングホイール21による操舵角を検出し得るもので、端子39を介してECU60にそれぞれ電気的に接続されている(図4参照)。
ピニオン軸23の出力軸23bの端部には、ピニオンギヤ23cが形成されており、このピニオンギヤ23cにはラック軸24のラック溝24aが噛合可能に連結されている。これにより、ラックアンドピニオン機構を構成している。
このように構成することにより、ステアリング軸22とピニオン軸23とをトーションバー31により相対回転可能に連結することができるとともに、ステアリング軸22の回転角、即ちステアリングホイール21の回転角(機械角)θmを、第1レゾルバ35による第1操舵角(電気角)θe1および第2レゾルバ37による第2操舵角(電気角)θe2によって、検出することができる。また、第1操舵角θe1と第2操舵角θe2との角度差からトーションバー31の捻れ量(操舵トルクに対応するもの)を捻れ角として検出することができる。
図1および図3に示すように、ラック軸24は、ラックハウジング26およびモータハウジング27内に収容されており、その中間部には、螺旋状にボールねじ溝24bが形成されている。このボールねじ溝24bの周囲には、ラック軸24と同軸に回転可能にベアリング29により軸受される円筒形状のモータ軸43が設けられている。このモータ軸43は、ステータ41や励磁コイル42等とともにモータ40を構成するもので、ステータ41に巻回された励磁コイル42により発生する界磁が、回転子に相当するモータ軸43の外周に設けられた永久磁石45に作用することより、モータ軸43が回転し得るように構成されている。
モータ軸43は、その内周にボールねじナット52が取り付けられており、このボールねじナット52にも、螺旋状にボールねじ溝52aが形成されている。そのため、このボールねじナット52のボールねじ溝52aとラック軸24のボールねじ溝24bとの間に多数のボール54を転動可能に介在させることによって、モータ軸43の回転によりラック軸24を軸方向に移動可能なボールねじ機構50を構成することができる。
即ち、両ボールねじ溝24b、52a等から構成されるボールねじ機構50により、モータ軸43の正逆回転の回転トルクをラック軸24の軸線方向における往復動に変換することができる。これにより、この往復動は、ラック軸24とともにラックアンドピニオン機構を構成するピニオン軸23を介してステアリングホイール21の操舵力を軽減するアシストカとなる。
なお、モータ40のモータ軸43とモータハウジング27との間には、モータ軸43の回転角(電気角)θMeを検出し得るモータレゾルバ44が設けられており、このモータレゾルバ44は図略の端子を介してECU60に電気的に接続されている(図4参照)。
図4は、第1実施形態の電気式動力舵取装置20の制御構成を示している。上述した第1レゾルバ35及び第2レゾルバ37の出力が電気式動力舵取装置20のECU60に入力されると、ECU60は、後述するように操舵トルクTを演算し、操舵トルクTに応じて操舵力をアシストするためのアシスト指令をモータ駆動回路62側に出力する。モータ駆動回路62は、アシスト指令の応じたトルクをモータ40に発生させる。モータ40の回転角は、モータレゾルバ44により検出され、モータ駆動回路62へフィードバックされる共に、ECU60へも出力される。後述するようにECU60は、第1レゾルバ35、第2レゾルバ37、モータレゾルバ44からの出力に基づき、それぞれ操舵角を演算すると共に、操舵角に応じて上述した操舵力のアシスト量を補正する。更に、後述するように、モータレゾルバ44からの出力に基づき衝撃音低減処理を行う。
引き続き、図9及び図10を参照して、図1〜図3を参照して上述した電気式動力舵取装置に於ける石畳路走行中の衝突音の発生原理について説明する。
図9では、図3中に示したモータ側のボールねじナット52と、ボール54と、ラック軸24とを模式的に示している。ここで、図9(A)、図9(B)、図9(C)は、石畳路走行中に路面反力を受けて、ラック軸24が図中左方向に変位する際を示し、図9(D)、図9(E)、図9(F)は、ラック軸が図中右方向へ変位する際を示している。即ち、石畳路走行中、ラック軸は路面反力により車両進行方向に対する横方向の往復変位を続けている。
図10(A)は、ラック軸24とモータ側のボールねじナット52との変位(位置)を示すグラフであり、図中ラック軸側を破線で、ボールねじナット52側を実線で表し、図中で横軸に時間、縦軸において変位ゼロよりプラス側は右側への変位量をマイナス側は左方向への変位量を取ってある。図10(B)は、ボールねじナット52の速度を示すグラフであり、図10(C)は、ボールねじナット52の加速度(エネルギー)を示すグラフである。図10(A)中に実線で示すボールねじナット52側は、ほぼ正弦波状に左右に変位している。一方、破線で示すラック軸24は、変位ゼロを超える際に揺り戻しが掛かり、即ち、右側から左側への変位に切り替わる際、左側から右側への変位に切り替わる際に、僅かに逆方向に揺れ戻っている。
図9(A)は、図9(F)に示すラック軸24が最も右側に変位した状態から、左方向への変位を開始し始めた状態を示している(図10中のポイントPaに相当)。図中一点鎖線Cは変位ゼロの位置を表す。ラック軸24のボールねじ溝24bの側壁にボール54が当接し、ボール54がボールねじナット52のボールねじ溝52a側壁を押し、ボールねじナット52は図2中で左側から見た時計方向へ回転させられると共に軸線左方向へ変位させられる。図9(B)は、ラック軸24が振幅中心(変位ゼロ)Cを通り過ぎた状態を示している(図10中のポイントPbに相当)。ここで、ラック軸24は、機械的な抵抗により左方向への変位速度が減衰している。一方、ボールねじナット52は慣性による減速が大きくかからず、時計方向への回転と共に軸線左方向への変位が続く。このため、ボールねじナット52のボールねじ溝52aの側壁が、ボール54を介してラック軸24のボールねじ溝24bの側壁に激突し、衝撃音が発生する。図9(C)は、ラック軸24が左端に到達した状態を示している(図10中のポイントPcに相当)。ラック軸24は、機械的な抵抗により左方向への変位速度を減衰させながら緩やかに図9(C)に示す左端位置で停止する。ラック軸24と同様に、ボールねじナット52は左端位置で停止する。
図9(D)は、図9(C)に示すラック軸24が最も左側に変位した状態から、右方向への変位を開始し始めた状態を示している(図10中のポイントPdに相当)。図中一点鎖線Cは変位ゼロの位置を表す。ラック軸24のボールねじ溝24bの側壁にボール54が当接し、ボール54がボールねじナット52のボールねじ溝52a側壁を押し、ボールねじナット52は図2中で左側から見た反時計方向へ回転させられると共に軸線右方向へ変位させられる。図9(E)は、ラック軸24が振幅中心(変位ゼロ)Cを通り過ぎた状態を示している(図10中のポイントPeに相当)。ここで、ラック軸24は、機械的な抵抗により右方向への変位速度が減衰している。一方、ボールねじナット52は慣性による減速が大きくかからず、反時計方向への回転と共に軸線右方向への変位が続く。このため、ボールねじナット52のボールねじ溝52aの側壁が、ボール54を介してラック軸24のボールねじ溝24bの側壁に激突し、衝撃音が発生する。図9(F)は、ラック軸24が右端に到達した状態を示している(図10中のポイントPfに相当)。ここで、ラック軸24及びボールねじナット52は、機械的な抵抗により右方向への変位速度を減衰させながら、図9(F)に示す右端位置で緩やかに停止する。上述したようにラック軸24が左右へ振幅する際に、変位ゼロを少し過ぎた時点で、ラック軸24のボールねじ溝24bとボールねじナット52のボールねじ溝52aとが激突して衝撃音が発生していた。このため、石畳路では、ラック軸24の振幅による衝撃音が続き、運転者に強い不快感を与えていた。
このため、第1実施形態の電気式動力舵取装置では、ラック軸24の往復変位の変位ゼロの時点から、ボールねじナット52の回転速度を低下させる方向へモータを制御する。即ち、路面反力によりラック軸が変位し、ラック軸24の変動に伴いボールねじナット52が回転し、ラック軸24の変位速度が減衰した際に、慣性により回転を続けるボールねじナット52の回転速度をモータ40を制御し低下させることで、ラック軸24とボールねじナット52との衝突による衝撃音を抑制する。
この原理について、図5及び図8(E)を参照して説明する。
図8(E)は、ラック軸24の変位を示し、図8(E)中で、正弦波のプラス側は右側へのラック軸24の変位量を、マイナス側は左側の変位量を示している。図8(E)は上述した図10(A)に相当し得る。図5(A)は、図5(F)に示すラック軸24が最も右側に変位した状態から、左方向への変位を開始し始めた状態を示している(図8(E)中のポイントPAに相当)。図中一点鎖線Cは変位ゼロの位置を表す。ラック軸24のボールねじ溝24bの側壁にボール54が当接し、ボール54がボールねじナット52のボールねじ溝52a側壁を押し、ボールねじナット52は図2中で左側から見た時計方向へ回転させられると共に軸線左方向へ変位させられる。図5(B)は、ラック軸24が振幅中心C(変位ゼロ{図8(E)中のタイミングt1に相当})を通り過ぎた状態を示している(図8(E)中のポイントPBに相当)。ここで、ラック軸24は、機械的な抵抗により左方向への変位速度が減衰している。一方、ボールねじナット52は、慣性による減速は大きくかからないため、振幅中心(変位ゼロ)Cを通過した時点で、モータ40により回転速度が低下させられる(反時計方向へ付勢される)。これにより、ボールねじナット52のボールねじ溝52aの側壁は、ボール54を介してラック軸24のボールねじ溝24bの側壁に激突せず、衝撃音が発生しない。図5(C)は、ラック軸24が左端に到達した状態を示している(図8(E)中のポイントPCに相当)。ここで、ラック軸24は、機械的な抵抗により左方向への変位速度を減衰させながら緩やかに図5(C)に示す左端位置で停止する。一方、ボールねじナット52は、ラック軸24と同様に緩やかに回転が停止する。
図5(D)は、図5(C)に示すラック軸24が最も左側に変位した状態から、右方向への変位を開始し始めた状態を示している(図8(E)中のポイントPDに相当)。図中一点鎖線Cは変位ゼロの位置を表す。ラック軸24のボールねじ溝24bの側壁にボール54が当接し、ボール54がボールねじナット52のボールねじ溝52a側壁を押し、ボールねじナット52は図2中で左側から見た反時計方向へ回転させられると共に軸線右方向へ変位させられる。図5(E)は、ラック軸24が振幅中心C(変位ゼロ{図8(E)中のタイミングt2に相当})を通り過ぎた状態を示している(図8(E)中のポイントPEに相当)。ここで、ラック軸24は、機械的な抵抗により右方向への変位速度が減衰している。一方、ボールねじナット52は、慣性による減速が大きくかからないため、振幅中心(変位ゼロ)Cを通過した時点で、モータ40により反時計方向への回転速度が低下させられる(時計方向へ付勢される)。これにより、ボールねじナット52のボールねじ溝52aの側壁は、ボール54を介してラック軸24のボールねじ溝24bの側壁に激突せず、衝撃音が発生しない。図5(F)は、ラック軸24が右端に到達した状態を示している(図8(E)中のポイントPFに相当)。ここで、ラック軸24は、機械的な抵抗により右方向への変位速度を減衰させながら、図5(F)に示す右端位置で緩やかに停止する。同様に、ボールねじナット52は、操舵がなされていない状態では緩やかに回転が停止する。
引き続き、図6のフローチャートを参照して上述した衝撃音を低減させるための衝撃音低減処理について説明する。
図4に示す電気式動力舵取装置のECU60は、モータレゾルバ44からの信号に基づきモータ40の回転角と同時に、ボールねじナット52の回転を検出している。先ず、回転角の振幅から、衝撃音発生条件の周波数を抽出する(S12)。ここでは、回転角の振幅の内の15Hz〜25Hzをバンドパスフィルタを用いて抽出する。この抽出した波形を図8(A)に示す。図8(A)中では、上述した図8(E)と同様に、正弦波のプラス側は右側への変位量を、マイナス側は左側の変位量を示している。抽出した周波数が、衝撃音発生条件の周波数(例えば、17Hz〜22Hz)かを判断する。ここで、衝撃音発生条件の周波数とは、例えば、石畳路を特定のスピード(40〜60Km/h)で走行中、衝撃音を発生するラック軸24の振動周期を意味し、車両により少しずつ異なることになる。
ここで、衝撃音発生条件の周波数ではない場合には(S14:No)、第1レゾルバ35、第2レゾルバ37で検出した操舵トルクに比例したモータ電流を演算し(S24)、モータ電流を出力して操舵をアシストする(S22)。
一方、衝撃音発生条件の周波数、即ち、回転角の振幅の周期が17Hz〜22Hzの場合には(S14:Yes)、ラック軸24の振幅中心か、即ち、図8(A)に示すゼロクロス(t1、t2,t3,t4、t5,t6,t7)のタイミングかを判断する(S16)。このラック軸24の振幅中心以外のときには(S16:No)、上述したS24へ移行し、通常の操舵アシスト処理を行う。
一方、ラック軸24の振幅中心のタイミングにおいては(S16:Yes)、モータ電流をブレーキ方向に補正し(S18)、補正したモータ電流を出力する(S22)。例えば、図5(B)を参照して上述したラック軸24が右側から左側へ変位していく際に、ラック軸24が振幅中心(変位ゼロ)Cを通過したタイミングt1で、図8(A)中に斜線で示すようにモータ40を制御し、ボールねじナット52の慣性による時計方向への回転の速度を低下させるようにする(反時計方向へ1Nで10ms付勢する)。これにより、変位ゼロを通過し機械的な抵抗により左方向への変位速度を減衰させながら緩やかに左端位置で停止したラック軸24に対応させて、ボールねじナット52は、モータ40により時計方向への回転速度が低下させられる。このため、ボールねじナット52のボールねじ溝52aの側壁は、ボール54を介してラック軸24のボールねじ溝24bの側壁に激突せず、衝撃音が発生しない。なお、操舵がなされている状態では、アシスト力を発生しているモータに対して、上述したタイミングで反時計方向へ1Nで10ms付勢するようにモータ電流が補正される。
一方、図5(E)を参照して上述したラック軸24が左側から右側へ変位していく際に、ラック軸24が振幅中心(変位ゼロ)Cを通過したタイミングt2で、図8(A)中に斜線で示すようにモータ40を制御し、ボールねじナット52の慣性による反時計方向への回転の速度を低下させるようにする(時計方向へ1Nで10ms付勢する)。これにより、機械的な抵抗により右方向への変位速度を減衰させたラック軸24に対応させて、ボールねじナット52は、モータ40により反時計方向への回転速度が低下させられる。このため、ボールねじナット52のボールねじ溝52aの側壁は、ボール54を介してラック軸24のボールねじ溝24bの側壁に激突せず、衝撃音が発生しない。
[第2実施形態]
引き続き、本発明の第2実施形態に係る電気式動力舵取装置について、当該電気式動力舵取装置での制御を示す図7のフローチャート、及び、図8(B)のタイミングチャートを参照して説明する。なお、第2実施形態の電気式動力舵取装置の機械的構成については、図1〜図4を参照して上述した第1実施形態と同様であるため、同図を参照すると共に説明は省略する。
上述した第1実施形態では、振幅中心(変位ゼロ)Cを通過した時点でモータの励磁を開始させた。これに対して、第2実施形態では、振幅中心(変位ゼロ)Cを通過する前にモータの励磁を開始させる。第2実施形態では、振幅中心(変位ゼロ)Cのタイミングを推測する必要があるため、回転角の振幅の周期を求めて、次の振幅中心(変位ゼロ)Cのタイミングを演算する。
図7は第2実施形態に係る電気式動力舵取装置の衝撃音低減処理を示すフローチャートである。
第1実施形態と同様に、モータ回転角より衝撃音発生条件の周波数を抽出し(S12)、衝撃音発生条件の周波数かを判断する(S14)。ここで、衝撃音発生条件の周波数の場合には(S14:Yes)、算出した周期からブレーキ補正を実施するタイミングを演算する(S15)。例えば、図8(B)において、時刻0からt2までの1周期に基づき、次ゼロクロスするタイミングt3を演算し、タイミングt3よりも例えば、8ms早いタイミングを演算する。そして、演算した補正タイミングになったかを判断し(S16)、補正タイミングになると(S16:Yes)、上述した第1実施形態と同様にモータ電流をブレーキ方向へ補正する(S18、S22)。なお、タイミングt4から8ms早いタイミングは、タイミングt1からt3までの直前の周期に基づき演算する。
この第2実施形態では、推定した次の往復変位の変位ゼロの時点からの所定のタイミングが、次の往復変位の変位ゼロの時点の前であるため、ボールねじナットを付勢するまでにタイムラグがあっても、適正にラック軸とボールねじナットとの衝突による衝撃音を抑制することができる。
[第3実施形態]
引き続き、本発明の第3実施形態に係る電気式動力舵取装置での衝撃音低減処理について、図8(C)のタイミングチャートを参照して説明する。
第2実施形態では、次の振幅中心(変位ゼロ)Cのタイミングを演算し、変位ゼロの前にブレーキ補正を開始した。これに対して、第3実施形態では、次の振幅中心(変位ゼロ)Cのタイミングを演算し、変位ゼロの後にブレーキ補正を開始する。例えば、図8(C)において、時刻0からt2までの1周期に基づき、次ゼロクロスするタイミングt3を演算し、タイミングt3よりも例えば、16ms遅いタイミングを演算する。そして、補正タイミングになると、モータ電流をブレーキ方向へ補正する。
第3実施形態では、推定した次の往復変位の変位ゼロの時点からの所定のタイミングが、次の往復変位の変位ゼロの時点の後であるため、ボールねじナットの付勢を短時間で行うことで、適正にラック軸とボールねじナットとの衝突による衝撃音を抑制することができる。また、第1実施形態と比較して、処理速度の遅いCPUを用いて制御を実現できる。
[第4実施形態]
引き続き、本発明の第4実施形態に係る電気式動力舵取装置での衝撃音低減処理について、図8(D)のタイミングチャートを参照して説明する。
第2実施形態では変位ゼロの前にブレーキ補正を開始し、第3実施形態では変位ゼロの後にブレーキ補正を開始した。これに対して、第4実施形態では、変位ゼロの前から後までブレーキ補正を継続する。例えば、図8(D)において、時刻0からt2までの1周期に基づき、次ゼロクロスするタイミングt3を演算し、例えば、タイミングt3の8ms前と16ms後のタイミングを演算する。そして、タイミングt3よりも8ms前の補正タイミングになると、モータ電流のブレーキ方向への補正を開始し、これを24ms間(即ち、タイミングt3の16ms後まで)継続する。
第4実施形態の電気式動力舵取装置は、実機に適用した際に最も衝撃音を小さくできることが判明している。このため、第4実施形態の衝撃音低減処理が最適と考えられる。なお、第4実施形態では、推定したゼロクロスタイミングから16ms間、モータによる付勢を続けたが、この停止タイミングを、実際に検出したゼロクロスタイミングから16ms後に行うことも好適である。この場合、ラック軸24の変位の周期性が低くても、好適に対応することができる。
なお、上述した実施形態では、本発明の構成を周期性の有る石畳路を走行する際の衝撃音低減処理に適用した例を挙げたが、例えば、道路の継ぎ目走行時等のランダムに発生する衝撃音低減にも本発明の構成を適用し得ることは言うまでもない。
上述した実施形態では、ラックアシスト式の電気式動力舵取装置を例に挙げたが、本発明の衝撃音低減処理は、コラムアシスト式、ピニオンアシスト式の電気式動力舵取装置にも、更に、可変ギアレシオ電気式動力舵取装置にも、ステアバイワイヤ式電気式動力舵取装置にも適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る電気式動力舵取装置の構成を示す構成図である。 図1に示す一点鎖線IIによる楕円内の拡大図である。 図1に示す一点鎖線III による楕円内の拡大図である。 第1実施形態の電気式動力舵取装置を制御するECUとレゾルバとの接続構成を示すブロック図である。 ラック軸とボールねじナットとの変位を示す説明図である。 図4に示すCPUにより実行される衝撃音低減処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の電気式動力舵取装置にて実行される衝撃音低減処理を示すフローチャートである。 図8(A)は第1実施形態でのブレーキ補正のタイミングを示すタイミングチャートであり、図8(B)は第2実施形態でのブレーキ補正のタイミングを示すタイミングチャートであり、図8(C)は第3実施形態でのブレーキ補正のタイミングを示すタイミングチャートであり、図8(D)は第4実施形態でのブレーキ補正のタイミングを示すタイミングチャートである。図8(E)は、ラック軸の変位を示す 従来技術でのラック軸とボールねじナットとの衝突音発生原理を示す説明図である。 図10(A)は、ラック軸とモータ側のボールねじナットとの変位(位置)を示すグラフであり、図10(B)はボールねじナットの速度を示すグラフであり、図10(C)はボールねじナットの加速度(エネルギー)を示すグラフである。
符号の説明
20 電気式動力舵取装置
21 ステアリングホイール
22 ステアリング軸
23 ピニオン軸
23c ピニオンギヤ
24 ラック軸
24a ラック溝
30 トルクセンサ
31 トーションバー
35 第1レゾルバ
37 第2レゾルバ
40 モータ
44 モータレゾルバ
50 ボールねじ機構
52 ボールねじナット
52a ボールねじ溝
54 ボール
60 ECU

Claims (7)

  1. ラック・ピニオン式の操舵機構のラック軸にモータでアシスト力を与える電気式動力舵取装置において、
    ラック軸の車両進行方向に対する横方向の変位を検出する検出手段と、
    ラック軸の変位にモータの動きを追随させるよう制御するモータ制御手段とを備えることを特徴とする電気式動力舵取装置。
  2. ラック・ピニオン式操舵機構のラック軸に、モータにより回動されるボールねじナットからベアリングを介しラック軸側に設けられたボールねじ溝へアシスト力を伝える電気式動力舵取装置において、
    ラック軸の車両進行方向に対する横方向の往復変位による前記ボールねじナットの回転を検出する検出手段と、
    前記往復変位の変位ゼロの時点から、所定のタイミングで、ボールねじナットの回転速度を低下させる方向へモータを制御するモータ制御手段とを備えることを特徴とする電気式動力舵取装置。
  3. ラック・ピニオン式操舵機構のラック軸に、モータにより回動されるボールねじナットからベアリングを介しラック軸側に設けられたボールねじ溝へアシスト力を伝える電気式動力舵取装置において、
    ラック軸の車両進行方向に対する横方向の往復変位による前記ボールねじナットの回転を検出する検出手段と、
    前記往復変位の周波数が特定範囲であるかを判断する周波数判断手段と、
    前記周波数判断手段により特定範囲であると判断された際に、前記往復変位の変位ゼロの時点から所定のタイミングで、ボールねじナットの回転速度を低下させる方向へモータを制御するモータ制御手段とを備えることを特徴とする電気式動力舵取装置。
  4. ラック・ピニオン式操舵機構のラック軸に、モータにより回動されるボールねじナットからベアリングを介しラック軸側に設けられたボールねじ溝へアシスト力を伝える電気式動力舵取装置において、
    ラック軸の車両進行方向に対する横方向の往復変位による前記ボールねじナットの回転を検出する検出手段と、
    前記往復変位の周波数を演算し、演算した周波数から推定した次の往復変位の変位ゼロの時点から所定のタイミングで、ボールねじナットの回転速度を低下させる方向へモータを制御するモータ制御手段とを備えることを特徴とする電気式動力舵取装置。
  5. 前記推定した次の往復変位の変位ゼロの時点からの所定のタイミングは、次の往復変位の変位ゼロの時点の前であることを特徴とする請求項4の電気式動力舵取装置。
  6. 前記推定した次の往復変位の変位ゼロの時点からの所定のタイミングは、次の往復変位の変位ゼロの時点の後であることを特徴とする請求項4の電気式動力舵取装置。
  7. 前記検出手段は、前記モータの回転角センサからなることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1の電気式動力舵取装置。
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