JP2005066725A - アンカー抜取具およびそれを用いたアンカー抜取方法 - Google Patents

アンカー抜取具およびそれを用いたアンカー抜取方法 Download PDF

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【課題】コンクリート構造物に打ち込まれたアンカーを容易に抜き取れるようにすることである。
【解決手段】アンカー抜取具1を、カットアンカー3のスリーブ4とねじ結合する筒状のホルダー6と、ホルダー6内周にねじ込まれるロッド7とを備えたものとし、この抜取具1のホルダー6とコンクリート構造物2に打ち込まれたアンカー3のスリーブ4とをねじ結合した後、抜取具1のロッド7をホルダー6とねじ結合した状態で回転させ続け、ロッド7先端部でアンカー3のコーン5を押さえつけながら、ホルダー6をスリーブ4と一体にロッド7基端側へ移動させることにより、スリーブ4の変形状態や表面の状況によらず、容易にスリーブ4を引き抜けるようにしたのである。
【選択図】図1

Description

この発明は、コンクリート構造物に打ち込まれたアンカーを抜き取るためのアンカー抜取具と、それを用いたアンカー抜取方法に関する。
コンクリート構造物に外壁工事用の足場や広告看板等を取り付ける場合には、通常、構造物の所定の場所に穴をあけてアンカーを打ち込み、このアンカーに足場等を連結するようにしている。
このようなアンカーには、構造物に打ち込んだ後で足場等との連結部材となるアンカーボルトを取り付けるタイプのもの(カットアンカー)と、最初からアンカーボルトが一体となっているもの(セットアンカー)とがある。このうち、前者のカットアンカーは、先端部に軸方向スリットが形成され、内周に雌ねじ部を有する円筒状のスリーブと、スリーブ先端部に圧入されるコーンとからなり、コーンを圧入したスリーブを構造物にあけた穴に入れて打ち込むことにより、スリーブ先端部が拡開して構造物に固定され、その後でスリーブにアンカーボルトをねじ込まれるようになっている。
一方、後者のセットアンカーは、先端部に軸方向スリットが形成された円筒状のスリーブと、スリーブに通される雄ねじ部の先端にスリーブ先端部に圧入されるコーンを一体に形成したコーン付ボルトとからなり、カットアンカーと同様に構造物に固定され、スリーブの基端から突出するコーン付ボルトの雄ねじ部が足場等との連結部材として使用されるようになっている。
これらのアンカーを使用後も放置すると、アンカーの錆が雨水等に混じって流れ、構造物の外壁を汚すことが多い。このため、カットアンカーの場合は、予めスリーブを構造物外壁から突出しないように打ち込んでおき、使用後には樹脂モルタルを塗り込んで補修している。また、セットアンカーの場合は、構造物外壁から突出している部分を切断除去した後、樹脂モルタルを塗り込んでいる。しかし、樹脂モルタルは、付着力があまり強くないため、時間が経つにつれて徐々に浮いてきたり剥がれたりして、アンカーの発錆による構造物外壁の汚れを防止できない場合がある。
上記の問題は、構造物に打ち込んだアンカーを使用後に取り出すことによって解決することができる。しかし、そのためには、アンカーの周囲のコンクリートを削り取る必要があり、樹脂モルタルによる補修に比べて費用や手間が多くかかるうえ、構造物の強度の面でも好ましくない。
これに対して、カットアンカーについては、使用後に周囲のコンクリートを削ることなく抜き取るための工具が種々提案されている。この種のアンカー抜取具は、スリーブの雌ねじ部と結合する雄ねじ部を有するロッドを備え、ロッドをスリーブとねじ結合した状態で回転させ続けることにより、ロッド先端部でコーンを押さえつけながら、スリーブをロッド基端側へ移動させて引き抜くようにしたものが多い。なお、スリーブ引抜後に構造物の穴の中に残されたコーンは、構造物に固定されていないので、簡単に取り出すことができる(例えば、特許文献1参照。)。
登録実用新案第3082084号公報
しかしながら、上述した従来のアンカー抜取具は、スリーブとねじ結合したロッドを回転させ続けてスリーブを引き抜くものであるから、スリーブの雌ねじ部が打込時に変形していたり、雌ねじ部表面に砂等の異物が付着していたりすると、ロッドを回転させるのにかなり強い力が必要となって、抜取作業に非常に手間がかかるようになる問題がある。また、ロッドの雄ねじ部が摩耗しやすく、寿命が短い問題もある。
一方、セットアンカーに対しては、上述した抜取具は使用できず、周囲のコンクリートを削らずに抜き取る方法がなかった。
この発明の課題は、コンクリート構造物に打ち込まれたアンカーを容易に抜き取れるようにすることである。
上記の課題を解決するため、この発明は、アンカー抜取具を、アンカーのスリーブと結合する筒状のホルダーと、ホルダー内周にねじ込まれるロッドとを備えたものとし、アンカー抜取具のロッドをホルダーとねじ結合した状態で回転させ続け、ロッドの先端部でアンカーのコーンまたはコーン付ボルトを押さえつけながら、ロッドの推進力の反作用を利用してホルダーをロッド基端側へ移動させ、ホルダーと結合したスリーブを引き抜くようにしたのである。
具体的には、前記アンカーが、先端部に軸方向スリットが形成され、内周にアンカーボルトと結合する雌ねじ部を有する円筒状のスリーブと、スリーブ先端部に圧入されるコーンとからなるもの(カットアンカー)である場合は、アンカー抜取具として、カットアンカーのスリーブの雌ねじ部と結合する雄ねじ部を有する筒状のホルダーと、ホルダーの基端側からホルダー内周にねじ込まれ、先端部で前記アンカーのコーンを押さえつけるロッドとを備えたものを採用する。
そして、このカットアンカー用の抜取具を用いたアンカー抜取方法は、前記アンカーのスリーブと前記抜取具のホルダーとをねじ結合した後、前記抜取具のロッドをホルダーとねじ結合した状態で回転させ続けることにより、ロッド先端部で前記アンカーのコーンを押さえつけながら、前記ホルダーをロッド基端側へ移動させてホルダーと結合したスリーブを引き抜くようにしたのである。
また、前記アンカーが、先端部に軸方向スリットが形成された円筒状のスリーブと、スリーブに通される雄ねじ部の先端にスリーブ先端部に圧入されるコーンを一体に形成したコーン付ボルトとからなるもの(セットアンカー)である場合は、アンカー抜取具として、セットアンカーのスリーブの基端部が挿入され、外周側からねじ込まれた止めねじでスリーブと結合される筒状のホルダーと、ホルダーの基端側からホルダー内周にねじ込まれ、先端部で前記アンカーのコーン付ボルトを押さえつけるロッドとを備えたものを採用する。
そして、このセットアンカー用の抜取具を用いたアンカー抜取方法では、前記アンカーのスリーブの基端部に、予め前記抜取具の止めねじと係合する係合部を設けておき、前記止めねじを前記抜取具のホルダーの外周側からねじ込み、その先端部を前記スリーブの係合部に嵌め込んでホルダーとスリーブとを結合した後、前記抜取具のロッドをホルダーとねじ結合した状態で回転させ続けることにより、ロッド先端部で前記アンカーのコーン付ボルトを押さえつけながら、前記ホルダーをロッド基端側へ移動させてホルダーと結合したスリーブを引き抜くようにしたのである。
この発明は、上述したように、アンカーのスリーブと結合する筒状のホルダーの内周にねじ込まれるロッドを、ホルダーとねじ結合した状態で回転させ続け、ホルダーをロッド基端側へ移動させてホルダーと結合したスリーブを引き抜くようにしたので、アンカーの種類によらず、またスリーブの変形状態や表面の状況によらず、容易にアンカーを抜き取ることができる。
以下、図1乃至図6に基づき、この発明の実施形態を説明する。図1は、第1の実施形態のアンカー抜取具1を使用して、コンクリート構造物2に打ち込んだカットアンカー3を抜き取るときの途中の状態を示す。カットアンカー3は、先端部に軸方向スリット4aが形成された円筒状のスリーブ4と、スリーブ4の先端部に圧入されるコーン5とからなり、コーン5を圧入したスリーブ4を構造物2にあけた穴2aに入れて打ち込むことにより、スリーブ4先端部が拡開して構造物2に固定され、スリーブ4にねじ込まれるアンカーボルト(図示省略)を介して足場等の取り付けに使用されるものである。スリーブ4の基端側内周には、前記アンカーボルトをねじ込むための雌ねじ部4bが形成されており、この雌ねじ部4bが、抜取時にアンカー抜取具1とスリーブ4とをねじ結合するのに利用される。
前記アンカー抜取具1は、図2にも示すように、筒状のホルダー6と、ホルダー6の基端側からホルダー6内周にねじ込まれるロッド7と、ホルダー6の外周に取り付けられる一対の丸棒状のハンドル8とからなる。
前記ホルダー6は、その先端部の外周にアンカー3のスリーブ4の雌ねじ部4bと結合する雄ねじ部6aを、基端部内周にロッド7とねじ結合するための雌ねじ部6bをそれぞれ有している。また、中央部の筒壁には、円周方向の相対する位置に一対のねじ穴6cが設けられ、各ねじ穴6cにハンドル8先端の雄ねじ部8aがねじ込まれて、各ハンドル8を取り付けられている。
一方、前記ロッド7は、その胴部の基端側にホルダー6の雌ねじ部6bと結合する雄ねじ部7aを有し、基端に形成された六角形断面の頭部7bを把持して回転させることにより、ホルダー6内周にねじ込まれ、胴先端部でアンカー3のコーン5を押さえつけるようになっている。
以下に、図3に基づいて、このアンカー抜取具1により、使用後のカットアンカー3を抜き取る方法を説明する。まず、図3(a)に示すように、前記アンカーボルトを取り外したアンカー3のスリーブ4に抜取具1のホルダー6をねじ込んで、ホルダー6とスリーブ4とを結合する。次に、図3(b)に示すように、抜取具1のロッド7の頭部7bに嵌めたレンチ9を回転させて、ロッド7をホルダー6にねじ込んでいくと、ロッド7の胴部先端がアンカー3のコーン5に当接する。この状態でロッド7を回転させ続けると、ロッド7がコーン5を押さえつけるとともに、ロッド7の推進力の反作用により、ホルダー6がスリーブ4と一体にロッド7基端側へ移動する。
そして、図3(c)に示すように、スリーブ4がある程度抜け出してコーン5と分離され、拡開していたスリーブ4先端部がほぼ元の状態に戻った段階で、レンチ9を取外し、両手で抜取具1のハンドル8を持って左右に揺動させながら引き上げることにより、図3(d)に示すように、スリーブ4のみを引き抜くことができる。その後、構造物2の穴2aの中に残されたコーン5を、適当な工具等を用いて取り出せばよい。
このカットアンカー抜取方法では、抜取具のロッドが従来のように直接アンカーのスリーブとねじ結合していないため、スリーブの雌ねじ部が打込時に変形していたり、雌ねじ部表面に砂等の異物が付着している場合でも、楽にロッドを回転させることができ、効率よく抜取作業を行うことができる。なお、このような場合、スリーブへのホルダーのねじ込みが多少しにくくなるが、ホルダーはスリーブと分離しない程度にねじ込むだけでよいので、このときに手間がかかることもない。また、抜取具は、従来に比べてロッドの雄ねじ部の摩耗が少なく、寿命が長い。
図4は、第2の実施形態のアンカー抜取具10を用いて、セットアンカー11をコンクリート構造物2から抜き取るときの途中の状態を示す。セットアンカー11は、先端部に軸方向スリット12aが形成された円筒状のスリーブ12と、スリーブ12に通される雄ねじ部13aの先端にスリーブ12先端部に圧入されるコーン14を一体に形成したコーン付ボルト13とからなり、第1の実施形態のカットアンカー3と同様に構造物2に固定され、スリーブ12の基端から突出するボルト13の雄ねじ部13aが足場等との連結部材として使用されるものである。スリーブ12の基端部の筒壁には、円周方向の相対する位置に、アンカー抜取具10をスリーブ12に結合するための係合部としての一対の貫通孔12bが設けられている。
前記アンカー抜取具10は、図5にも示すように、筒状のホルダー15と、ホルダー15の基端側からホルダー15内周にねじ込まれるロッド16と、ホルダー15の外周に取り付けられる一対の丸棒状のハンドル17とからなる。各ハンドル17のホルダー15への取り付け方は、第1の実施形態と同じである。
前記ホルダー15は、その先端部にアンカー11のスリーブ12の基端部が挿入されるようになっており、スリーブ12の各貫通孔12bと対応する位置に、止めねじ18をねじ込むためのねじ孔15aが設けられている。また、基端部内周には、ロッド16とねじ結合するための雌ねじ部15bが形成されている。なお、図4では、説明の都合上、ねじ孔15aの部分のみ、ホルダー15円周方向に90°回転した状態を示している。
一方、前記ロッド16は、その胴部全体がホルダー15の雌ねじ部15bと結合する雄ねじ16aとなっており、第1の実施形態と同様に、六角形断面の頭部16bを把持して回転させることにより、ホルダー15内周にねじ込まれ、胴先端部でアンカー11のコーン付ボルト13を押さえつけるようになっている。
以下、図6に基づいて、このアンカー抜取具10でセットアンカー11を抜き取る方法を説明する。まず、図6(a)に示すように、アンカー11のスリーブ12の基端部およびコーン付ボルト13の雄ねじ部13aを抜取具10のホルダー15に挿入して、スリーブ12の貫通孔12bとホルダー15のねじ孔15aとの位置合わせを行う。そして、ホルダー15外周側から止めねじ18をねじ込み、その先端部をスリーブ12の貫通孔12bに嵌め込んで、ホルダー15とスリーブ12とを結合する。
その後の手順は、図3に基づいて説明した第1の実施形態と同様に行える。すなわち、図6(b)に示すように、抜取具10のロッド16を回転させてホルダー15にねじ込んでいき、その胴部先端がコーン付ボルト13の雄ねじ部13aに当接した後も回転させ続けることにより、ロッド16先端部でコーン付ボルト13を押さえつけながら、ホルダー15をスリーブ12と一体にロッド16基端側へ移動させる。そして、図6(c)に示すように、スリーブ12がある程度抜け出した段階で、両手で抜取具10のハンドル17を持って揺動させながら引き上げることにより、図6(d)に示すように、スリーブ12を引き抜くことができる。残されたコーン付ボルト13は、人手で簡単に取り出せる。
このセットアンカーの抜取方法によれば、従来のようにアンカーの周囲のコンクリートを削ることなく、人手で容易にアンカーを抜き取ることができる。
上述した各実施形態では、アンカーのスリーブがある程度抜け出した後は、抜取具に取り付けたハンドルを用いてスリーブを引き抜くようにしたが、スリーブがほとんど全部抜け出してしまうまで抜取具のロッドを回転させ続けるようにしてもよい。この場合は、抜取具へのハンドルの取付けは不要となる。
カットアンカー抜き取り途中の状態を示す縦断正面図(第1実施形態) 図1の抜取具の外観斜視図 図1の抜取具によるアンカー抜き取りの第1の手順を説明する要部正面図 同上の第2の手順を説明する正面図 同上の第3の手順を説明する正面図 同上の第4の手順を説明する正面図 セットアンカー抜き取り途中の状態を示す縦断正面図(第2実施形態) 図4の抜取具の外観斜視図 図4の抜取具によるアンカー抜き取りの第1の手順を説明する要部正面図 同上の第2の手順を説明する正面図 同上の第3の手順を説明する正面図 同上の第4の手順を説明する正面図
符号の説明
1 アンカー抜取具
2 構造物
3 カットアンカー
4 スリーブ
5 コーン
6 ホルダー
7 ロッド
8 ハンドル
9 レンチ
10 アンカー抜取具
11 セットアンカー
12 スリーブ
13 コーン付ボルト
14 コーン
15 ホルダー
16 ロッド
17 ハンドル
18 止めねじ

Claims (4)

  1. コンクリート構造物に打ち込まれたアンカーを抜き取るためのアンカー抜取具において、前記アンカーが、先端部に軸方向スリットが形成され、内周にアンカーボルトと結合する雌ねじ部を有する円筒状のスリーブと、スリーブ先端部に圧入されるコーンとからなるものであり、このアンカーのスリーブの雌ねじ部と結合する雄ねじ部を有する筒状のホルダーと、ホルダーの基端側からホルダー内周にねじ込まれ、先端部で前記アンカーのコーンを押さえつけるロッドとを備えていることを特徴とするアンカー抜取具。
  2. コンクリート構造物に打ち込まれたアンカーを抜き取る方法において、前記アンカーが請求項1に記載されたものであり、このアンカーのスリーブと請求項1に記載のアンカー抜取具のホルダーとをねじ結合した後、前記アンカー抜取具のロッドをホルダーとねじ結合した状態で回転させ続けることにより、ロッド先端部で前記アンカーのコーンを押さえつけながら、前記ホルダーをロッド基端側へ移動させてホルダーと結合したスリーブを引き抜くことを特徴とするアンカー抜取方法。
  3. コンクリート構造物に打ち込まれたアンカーを抜き取るためのアンカー抜取具において、前記アンカーが、先端部に軸方向スリットが形成された円筒状のスリーブと、スリーブに通される雄ねじ部の先端にスリーブ先端部に圧入されるコーンを一体に形成したコーン付ボルトとからなるものであり、このアンカーのスリーブの基端部が挿入され、外周側からねじ込まれた止めねじでスリーブと結合される筒状のホルダーと、ホルダーの基端側からホルダー内周にねじ込まれ、先端部で前記アンカーのコーン付ボルトを押さえつけるロッドとを備えていることを特徴とするアンカー抜取具。
  4. コンクリート構造物に打ち込まれたアンカーを抜き取る方法において、前記アンカーが請求項3に記載されたものであり、このアンカーのスリーブの基端部に、予め請求項3に記載のアンカー抜取具の止めねじと係合する係合部を設けておき、前記止めねじを前記アンカー抜取具のホルダーの外周側からねじ込み、その先端部を前記スリーブの係合部に嵌め込んでホルダーとスリーブとを結合した後、前記アンカー抜取具のロッドをホルダーとねじ結合した状態で回転させ続けることにより、ロッド先端部で前記アンカーのコーン付ボルトを押さえつけながら、前記ホルダーをロッド基端側へ移動させてホルダーと結合したスリーブを引き抜くことを特徴とするアンカー抜取方法。
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