JP2015071216A - アンカー引抜具 - Google Patents

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有策 越野
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Abstract

【課題】アンカーを引き抜くときに、アンカーを埋設したコンクリート構造物の穴の周囲に欠けが生じにくい、アンカー引抜具を提供する。
【解決手段】本発明に係るアンカー引抜具100は、貫通孔12が形成された軸受部材10と、貫通孔12を貫通し、前端側にアンカー102のスリーブ104に螺合するねじ32を有する引抜ボルト30と、軸受部材10から一方の側に向かって張り出して設けられ、アンカー102が埋設された埋設面4に接触される接触部22を有する張出部材20と、引抜ボルト30の、軸受部材10よりも他方の側に設けられたナット40と、を含み、接触部22を埋設面4に接触させた状態で、引抜ボルト30のねじ32をスリーブ104に螺合させた後、軸受部材10によりナット40の一方の側への移動が制限された状態で、ナット40を回転させることにより引抜ボルト30を他方の側へ移動させて、スリーブ104を引き抜く。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンカー引抜具に関する。
コンクリート構造物に種々のもの(例えば天井)を取り付ける場合、コンクリート構造物の所定の場所に穴をあけ、アンカーを打ち込んで埋設し、該アンカーにボルトを螺着して、該ボルトで種々のもの(例えば天井)を固定することが行われている。
この種のアンカーの代表的なものは、図7,8に示すように、スリット105が形成された円筒状のスリーブ104と、スリーブ104に挿入される截頭円錐形状のコーン108と、からなるアンカー102である。図示の例では、スリーブ104は、雌ねじ106を有している。
図7は、アンカー102を、コンクリート構造物に打ち込む前の状態を示している。図8に示すように、コンクリート構造物2の埋設面4に穴6を開け、穴6にコーン108を挿入したスリーブ104を入れ、スリーブ104をハンマーなどで叩き込むと、コーン108がスリーブ104内に押し込まれる。その際に、スリット105が開いてスリーブ104の奥端側がスカート状に広がり、アンカー102は、穴6に埋設されて固定される。その後、雌ねじ106にボルト(図示せず)を螺合し、種々のものをコンクリート構造物2に固定することができる。
アンカーで固定したものを取り外した場合や、アンカーに錆が生じた場合など、埋設したアンカーをコンクリート構造物から引き抜かなければならない場合がある。アンカーを引き抜くための道具として、例えば特許文献1に、アンカー引抜具が開示されている。
特許文献1のアンカー引抜具800は、図9に示すように、筒状のホルダー810と、ホルダー810内に螺合されているロッド820と、を有している。ホルダー810は、先端外周に雄ねじを有し、中央付近に棒状のハンドル830が突出形成されている。アンカー102を引き抜くには、まず、図9に示すように、ホルダー810の先端部の雄ねじをアンカー102の雌ねじ106に螺合する。次に、ロッド820をスパナなどで回転させると、ロッド820がホルダー810に対して前進し、ロッド820の先端部822がコーン108を押し込む。そして、スリーブ104とコーン108とが分離する。その後、図10に示すように、ハンドル830を持って左右に揺さぶりながらスリーブ104を引き抜く。その後、コンクリート構造物2の穴6から、残ったコーン108を取り出す。
特許第4392208号公報
しかしながら、特許文献1のアンカー引抜具でアンカーを引き抜く場合、ハンドルを持って左右に揺さぶりながらスリーブを引き抜くので、図10に示すように、アンカーを埋設したコンクリート構造物の穴の周囲に欠け8が生じてしまうことがあった。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、アンカーを引き抜くときに、アンカーを埋設したコンクリート構造物の穴の周囲に欠けが生じにくい、アンカー引抜具を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本適用例に係るアンカー引抜具は、
埋設されたアンカーを引き抜くためのアンカー引抜具であって、
貫通孔が形成された軸受部材と、
前記貫通孔を貫通し、一方の側に前記アンカーのスリーブに螺合するねじを有する引抜ボルトと、
前記軸受部材から前記一方の側に向かって張り出して設けられ、前記アンカーが埋設された埋設面に接触される接触部を有する張出部材と、
前記引抜ボルトの、前記軸受部材よりも他方の側に設けられたナットと、
を含み、
前記接触部を前記埋設面に接触させた状態で、前記引抜ボルトの前記ねじを前記スリーブに螺合させた後、前記軸受部材により前記ナットの前記一方の側への移動が制限された状態で、前記ナットを回転させることにより前記引抜ボルトを前記他方の側へ移動させて、前記スリーブを引き抜く。
このようなアンカー引抜具では、アンカーを引き抜くときに、引抜ボルトに、他方の側へ移動する方向の力(第1の力)が働き、第1の力と釣り合う第2の力によって、接触部は、埋設面に押し付けられる。そのため、このようなアンカー引抜具では、アンカーを引き抜くときに、アンカーを埋設したコンクリート構造物の穴の周囲に欠け(例えばパンチシアー破壊や引抜せん断破壊に起因する欠け)が生じにくい。
[適用例2]
本適用例に係るアンカー引抜具において、
前記接触部は、前記引抜ボルトの軸方向から見て、ドーナツ形状であってもよい。
このようなアンカー引抜具では、局所的に力が集中することなく、接触部は、第2の力によって埋設面に押し付けられることができる。
[適用例3]
本適用例に係るアンカー引抜具において、
前記接触部を前記埋設面に接触させた状態で、前記引抜ボルトの前記ねじを前記スリーブに螺合させて前記引抜ボルトを前記一方の側へ移動させ、前記アンカーのコーンを、前記スリーブに対して前記一方側へ移動させてもよい。
このようなアンカー引抜具では、アンカーのくさび機能(スリーブとコーンとをつなぎ合わせる機能)をキャンセルすることができる。そのため、引抜ボルトの後退にともなって、より確実に、スリーブを、コーンから切り離し、穴から引き抜くことができる。
[適用例4]
本適用例に係るアンカー引抜具において、
前記引抜ボルトの、前記軸受部材と前記ナットとの間に設けられたワッシャーを、さらに含んでもよい。
このようなアンカー引抜具では、軸受部材によりナットの前進が制限された状態でも、ナットを容易に回転させることができる。さらに、ワッシャーによって、ナットが軸受部材に埋め込まれることを防ぐことができる。
[適用例5]
本適用例に係るアンカー引抜具において、
前記ナットは、高ナットであってもよい。
このようなアンカー引抜具では、ナットに、容易にスパナや電動ドリルなどを接続することができ、容易にナットを回転させることができる。
[適用例6]
本適用例に係るアンカー引抜具において、
前記引抜ボルトの前記他方の側の端部は、六角頭であってもよい。
このようなアンカー引抜具では、引抜ボルトの他方の側の端部に、容易にスパナや電動ドリルなどを接続することができ、容易に引抜ボルトを回転させることができる。
本実施形態に係るアンカー引抜具を模式的に示す断面図。 本実施形態に係るアンカー引抜具の張出部材の接触部を模式的に示す平面図。 本実施形態に係るアンカー引抜具の動作を説明するための断面図。 本実施形態に係るアンカー引抜具の動作を説明するための断面図。 本実施形態に係るアンカー引抜具の動作を説明するための断面図。 本実施形態の変形例に係るアンカー引抜具を模式的に示す断面図。 アンカーを模式的に示す断面図。 アンカーの埋設状態を模式的に示す断面図。 従来のアンカー引抜具を説明するための図。 従来のアンカー引抜具を説明するための図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. アンカー引抜具
1.1. 構成
まず、本実施形態に係るアンカー引抜具について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るアンカー引抜具100を模式的に示す断面図である。なお、図1では、アンカー引抜具100の引抜ボルト30を、スリーブ104にねじ込む前の状態を示している。
アンカー引抜具100によって引き抜かれるアンカー102の形態は、特に限定されないが、本実施形態では、3分の雌ねじ106を有するアンカー102を引き抜く場合について説明する。
アンカー引抜具100は、図1に示すように、軸受部材10と、張出部材20と、引抜ボルト30と、ナット40と、ワッシャー50と、を含む。
なお、以下では、図1の下側を「一方の側」ともいい、上側を「他方の側」ともいう。また、一方側へ移動することを「前進」ともいい、他方側へ移動することを「後退」ともいう。一方とは、例えば、引抜ボルト30とスリーブ104を螺合させた状態で、引抜ボルト30を回転させることにより引抜ボルト30が進む方向である。他方とは、一方と反対の方向である。
軸受部材10は、例えば、鋼板を円板状に加工して形成される。軸受部材10の中央には、引抜ボルト30が貫通する貫通孔12が形成されている。軸受部材10は、例えば、引抜反力を支持するに充分な強度を持つ厚さを有している。
張出部材20は、軸受部材10から一方の側に(図1に示す例では下方に)向かって張り出して設けられている。張出部材20は、アンカー102が埋設された埋設面4に接触される接触部22を有している。接触部22は、図2に示すように、引抜ボルト30の軸方向から見て、ドーナツ形状(環状)である。張出部材20は、例えば、鋼製パイプを切断し、該鋼製パイプにドーナツ形状の鋼板を溶接固定して形成される。張出部材20は、軸受部材10に溶接固定されていてもよい。軸受部材10および張出部材20は、一体的に形成されていてもよい。
引抜ボルト30は、例えば、3分の全ねじボルトである。引抜ボルト30は、図1に示すように、軸受部材10に形成された貫通孔12を貫通している。引抜ボルト30は、軸受部材10に対して、一方の側および他方の側に(図1に示す例では上下方向に)移動可能である。引抜ボルト30は、一方の側にスリーブ104の雌ねじ106と螺合する雄ねじ32を有している。図示の例では、引抜ボルト30の一方の端部(第1端部)34は、引抜ボルト30の他の部分の幅(例えば雄ねじ32が設けられた部分の幅)よりも小さい。引抜ボルト30の第1端部34には、雄ねじが設けられていてもよいし、設けられていてなくてもよい。引抜ボルト30の他方の端部(第2端部)36は、六角頭である。すなわち、引抜ボルト30の第2端部36は、引抜ボルト30軸方向から見て、六角形である。
なお、引抜ボルト30を回転させることができれば、引抜ボルト30の第2端部36は、六角頭でなくてもよい。
ナット40は、引抜ボルト30の、軸受部材10よりも他方の側に設けられている。ナット40は、引抜ボルト30と螺合している。ナット40の高さは、例えば、スパナや電動ドリルなどを接続することができる高さである。
ワッシャー50は、引抜ボルト30の、軸受部材10とナット40との間に設けられている。図示の例では、ワッシャー50は、ナット40と離間し、軸受部材10によって支持されている。ワッシャー50の数は、特に限定されないが、図示の例では、ワッシャー50は、2枚設けられている。なお、ナット40が軸受部材10に接触した状態でナット40を回転させることができれば、ワッシャー50は、設けられていなくてもよい。
1.2. 動作
次に、本実施形態に係るアンカー引抜具100の動作(アンカー102を引き抜く方法)について、図面を参照しながら説明する。図3〜図5は、本実施形態に係るアンカー引抜具100の動作を説明するための断面図である。
まず、図1に示すように、引抜ボルト30を前進させ、引抜ボルト30の第1端部34を、アンカー102のスリーブ104内に挿入する。次に、張出部材20の接触部22を、コンクリート構造物2の埋設面4に接触させる。
次に、図3に示すように、引抜ボルト30の雄ねじ32をスリーブ104の雌ねじ106に螺合させて引抜ボルト30を前進させ、引抜ボルト30の第1端部34によって、アンカー102のコーン108をスリーブ104に対して押し下げる(前進させる)。これにより、アンカー102のくさび機能(スリーブ104とコーン108とをつなぎ合わせる機能)をキャンセルすることができる。なお、引抜ボルト30の回転は、第2端部36にスパナや電動ドリルなどを接続することによって行われてもよい。
次に、図4に示すように、ナット40をR方向に回転させて(正転させて)、ナット40を引抜ボルト30に対して前進させ、ナット40とワッシャー50とを接触させる。ナット40とワッシャー50とが接触すると、ナット40の前進は、軸受部材10によって制限される。軸受部材10によりナット40の前進が制限された状態で、さらにナット40をR方向に回転させると、図5に示すように、引抜ボルト30に、ナット40に対して後退する方向の力(第1の力F1)が働き、引抜ボルト30は、後退する。引抜ボルト30の後退にともなって、引抜ボルト30に螺合していたスリーブ104は、アンカー102から切り離されて上昇し(後退し)、穴6から抜け出してくる。その後、コンクリート構造物2の穴6から、残ったコーン108取り出す。
以上により、コンクリート構造物2の穴6から、アンカー102を引き抜くことができる。なお、ナット40の回転は、ナット40にスパナや電動ドリルなどを接続することによって行われてもよい。
図5に示すように、引抜ボルト30に第1の力F1が働くと、接触部22には、埋設面4を押す方向に第2の力F2が働く。第1の力F1は、スリーブ104を引き抜くための力であり、第1の力F1がアンカー102の許容引抜耐力(スリーブ104の周面摩擦力)を上回ると、スリーブ104を引き抜くことができる。第2の力F2は、第1の力F1と釣り合う力である。第2の力F2によって、接触部22は、埋設面4に押し付けられる。そのため、スリーブ104を引き抜くときに、コンクリート構造物2の穴6の周囲に欠けが生じることを防ぐことができる。
アンカー引抜具100は、例えば、以下の特徴を有する。
アンカー引抜具100では、接触部22を埋設面4に接触させた状態で、引抜ボルト30の雄ねじ32をスリーブ104の雌ねじ106に螺合させた後、軸受部材10によりナット40の前進が制限された状態で、ナット40を回転させることにより引抜ボルト30を後退させて、スリーブ104を引き抜く。そのため、アンカー引抜具100では、上記のように、引抜ボルト30に、後退する方向の力(第1の力F1)が働き、第1の力F1と釣り合う第2の力F2によって、接触部22は、埋設面4に押し付けられる。これにより、アンカー引抜具100では、アンカー102を引き抜くときに、アンカー102を埋設したコンクリート構造物2の穴6の周囲に欠けが生じにくい。例えば、スリーブ104を引き抜くことによって発生する、コンクリート構造物2のせん断力(具体的には、穴6の側面と底面との交点から斜め45°上側に発生するせん断力)と、第2の力F2とが釣り合うことで、コンクリート構造物2のせん断破壊を防ぐことができる。
アンカー引抜具100では、接触部22は、引抜ボルト30の軸方向から見て、ドーナツ形状である。これにより、局所的に力が集中することなく、接触部22は、第2の力によって埋設面4に押し付けられることができる。
アンカー引抜具100では、接触部22を埋設面4に接触させた状態で、引抜ボルト30の雄ねじ32をスリーブ104に螺合させて引抜ボルト30を前進させ、アンカー102のコーン108を、スリーブ104に対して押し下げる(前進させる)。これにより、アンカー102のくさび機能をキャンセルすることができる。そのため、引抜ボルト30の後退にともなって、より確実に、スリーブ104を、コーン108から切り離し、穴6から引き抜くことができる。
アンカー引抜具100では、ワッシャー50は、引抜ボルト30の、軸受部材10とナット40との間に設けられている。そのため、軸受部材10によりナット40の前進が制限された状態でも、ナット40を容易に回転させることができる。さらに、ワッシャー50によって、ナット40が軸受部材10に埋め込まれることを防ぐことができる。
アンカー引抜具100では、ナット40は、例えば、高ナットである。そのため、ナット40に、容易にスパナや電動ドリルなどを接続することができ、容易にナット40を回転させることができる。
アンカー引抜具100では、引抜ボルト30の第2端部36は、例えば、六角頭である。そのため、第2端部36に、容易にスパナや電動ドリルなどを接続することができ、容易に引抜ボルト30を回転させることができる。
2. 変形例
次に、本実施形態の変形例に係るアンカー引抜具について、図面を参照しながら説明する。図6は、本実施形態の変形例に係るアンカー引抜具200を模式的に示す断面図であって、図1に対応している。
以下、本実施形態の変形例に係るアンカー引抜具200において、本実施形態に係るアンカー引抜具100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
アンカー引抜具100では、図1に示すように、アンカー102のスリーブ104は、雌ねじ106を有し、引抜ボルト30は、雌ねじ106と螺合する雄ねじ32を有していた。
これに対し、アンカー引抜具200では、図6に示すように、アンカー102のスリーブ104は、雄ねじ107を有し、引抜ボルト30は、雄ねじ107と螺合する雌ねじ33を有している。
アンカー引抜具200では、雌ねじ33は、引抜ボルト30の、雄ねじ32が設けられている部分よりも一方の側に設けられている。具体的には、引抜ボルト30の一方の側は、筒状となっており、該筒の内面に雌ねじ33が設けられている。引抜ボルト30の雄ねじ32が設けられている部分と、引抜ボルト30の筒状の部分とは、例えば、溶接によって互い接合されていてもよい。
アンカー引抜具200の動作(アンカー102を引き抜く方法)は、アンカー引抜具100の動作と、基本的に同じである。したがって、その詳細な説明を省略する。
なお、上記では、コンクリート構造物2に予め形成した穴6の中で、拡張部(スリーブ104)が開き、穴6の内壁に機械的に固着する拡張式アンカーを引き抜く例について説明したが、本発明に係るアンカー引抜具は、拡張式アンカーに限定されず、例えば、コンクリート構造物2に予め形成した穴6に充填した接着剤(カプセル方式または注入方式)が化学反応により硬化し、定着部を物理的に固着するケミカルアンカーなど、様々なアンカーについて、適用することができる。このように、本発明に係るアンカー引抜具は、使用部位が限定されない。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
2 コンクリート構造体、4 埋設面、6 穴、8 欠け、10 軸受部材、12 貫通孔、20 張出部材、22 接触部、30 引抜ボルト、32 雄ねじ、33 雌ねじ、34 第1端部、36 第2端部、40 ナット、50 ワッシャー、100 アンカー引抜具、102 アンカー、104 スリーブ、105 スリット、106 雌ねじ、107 雄ねじ、108 コーン、200 アンカー引抜具、800 アンカー引抜具、810 ホルダー、820 ロッド、822 先端部、830 ハンドル

Claims (6)

  1. 埋設されたアンカーを引き抜くためのアンカー引抜具であって、
    貫通孔が形成された軸受部材と、
    前記貫通孔を貫通し、一方の側に前記アンカーのスリーブに螺合するねじを有する引抜ボルトと、
    前記軸受部材から前記一方の側に向かって張り出して設けられ、前記アンカーが埋設された埋設面に接触される接触部を有する張出部材と、
    前記引抜ボルトの、前記軸受部材よりも他方の側に設けられたナットと、
    を含み、
    前記接触部を前記埋設面に接触させた状態で、前記引抜ボルトの前記ねじを前記スリーブに螺合させた後、前記軸受部材により前記ナットの前記一方の側への移動が制限された状態で、前記ナットを回転させることにより前記引抜ボルトを前記他方の側へ移動させて、前記スリーブを引き抜く、アンカー引抜具。
  2. 請求項1において、
    前記接触部は、前記引抜ボルトの軸方向から見て、ドーナツ形状である、アンカー引抜具。
  3. 請求項1または2において、
    前記接触部を前記埋設面に接触させた状態で、前記引抜ボルトの前記ねじを前記スリーブに螺合させて前記引抜ボルトを前記一方の側へ移動させ、前記アンカーのコーンを、前記スリーブに対して前記一方側へ移動させる、アンカー引抜具。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    前記引抜ボルトの、前記軸受部材と前記ナットとの間に設けられたワッシャーを、さらに含む、アンカー引抜具。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、
    前記ナットは、高ナットである、アンカー引抜具。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、
    前記引抜ボルトの他方の側の端部は、六角頭である、アンカー引抜具。
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