JP2005066516A - ジメチルエーテル改質触媒及びその合成方法 - Google Patents

ジメチルエーテル改質触媒及びその合成方法 Download PDF

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博之 鎌田
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実 水澤
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Abstract


【課題】 ジメチルエーテルの改質を良好な改質率で、かつ、安定して行うことができるジメチルエーテル改質触媒及びその合成方法を提供するものである。
【解決手段】 本発明に係るジメチルエーテル改質触媒は、Cu及びZnの主成分とAl、Zr、又はCeの内の少なくとも1種を含む残りの成分の混合酸化物と、固体酸成分であるアルミナとの混合物で構成されるものである。
【選択図】 なし

Description

本発明は、固体高分子形燃料電池などに用いるジメチルエーテル改質触媒及びその合成方法に関するものである。
近年、環境上の問題から、化石燃料に変わる新たなエネルギー源として、水素が注目されている。この水素を燃料とし、水素と酸素とを電気化学的に反応させることで、発電を行う固体高分子形燃料電池(以下、PEFC(Polymer Electrolyte Fuel Cell)と表す)がある。ここで、PEFC向けの水素は、一般に、メタンを主成分とする都市ガスや天然ガス、液化石油ガス(LPG)、メタノールなどのアルコール、ナフサなどから製造される。これらの炭化水素からの水素の製造法としては、Ni系の改質触媒などによる水蒸気改質法が主流となっている。
炭化水素の内、ジメチルエーテル(以下、DMEと表す)は、CH3OCH3の化学式で表される最も単純なエーテルであって、水素(H2)と一酸化炭素(CO)から合成される合成燃料である。このDMEは、硫黄を含まないことや、天然ガス、石炭、バイオマスなど種々の炭化水素を原料として合成できることから、クリーン燃料として注目を集めており、このDMEを、発電用や自動車用のPEFC向け水素原料として使用することが注目されている。また、DMEの蒸気圧は、常温で5気圧程度であり、容易に液化や再ガス化ができることから、この点でも、DMEはPEFC向けの水素原料に適していると期待されている。
DMEから水素を生成する改質反応の1つである水蒸気改質反応(下記の式(1)参照)は、DMEの合成反応の逆ルートとして、先ず、DMEの加水分解反応によりメタノール(CH3OH)を生成(下記の式(2)参照)し、次に、生成したCH3OHの水蒸気改質反応により水素と二酸化炭素を生成(下記の式(3)参照)することにより進行すると考えられる。
CH3OCH3+3H2O→6H2+2CO2 …式(1)
CH3OCH3+H2O→2CH3OH …式(2)
CH3OH+H2O→3H2+CO2 …式(3)
また、上述した反応の他に、下記の式(4)に示す水性ガスシフト反応や、式(5)に示すメタネーション反応により、微量のCOやCH4が副生される。
2+CO2→H2O+CO …式(4)
CO+3H2→CH4+H2O …式(5)
副生した微量のCOは、PEFCアノードの被毒物質であるため、一般には、50ppm以下のレベルまでCO濃度を低減する必要がある。ここで、改質ガス中の微量のCOは、酸素による選択酸化反応により、PEFCアノードに無害なCO2に酸化される。しかし、この時、COの酸化と同時に、改質ガスの主成分であるH2も一部燃焼してしまうため、改質ガス中に含まれるCOは極力少ないことが好ましい。熱力学的な平衡上、CO濃度は改質温度が低温であるほど低くなるため、低い改質温度で効率的に作動するDME改質触媒の開発が望まれている。
一方、副生した微量のCH4は、PEFCアノードの被毒物質ではないが、CH4が副生する分だけH2の発生効率が低下するため、COと同様に、その副生量は極力少ない方が好ましい。CH4の副生量は、改質温度が高温であるほど多くなる傾向にあるため、この点からも、低い改質温度で効率良くDMEを改質できるDME改質触媒が必要となる。
DMEの改質反応は、式(2)と式(3)の逐次反応により進行するが、式(2)におけるDMEとCH3OHの化学平衡は、原系側、すなわちDME側に偏っているため、式(2)の反応と式(3)の反応を別々の反応器で行ったとしても、高いDME改質率は得られない。よって、DMEを完全に改質して、高濃度のH2を含む(水素リッチな)改質ガスを得るためには、生成したCH3OHを、その場で速やかにH2及びCO2に改質する必要がある。すなわち、単一の反応器中で、式(2)の反応と式(3)の反応を逐次行うことが必要であり、望ましくは単一の触媒上で逐次反応を行うことで、高いDME改質率と水素発生率が得られるものと考えられる。
DME改質触媒としては、従来、DMEの加水分解機能を有する固体酸触媒と、メタノール水蒸気改質機能を有するCu、Zn、及びAlからなる触媒とを、物理的に混合したものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
また、DME水蒸気改質性能の向上を狙って、Cu、Zn、及びAlを含むメタノール改質触媒の触媒前駆体と、DME加水分解機能を有する活性アルミナとをスラリー状に混合したものも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、Cu、Znを含有する触媒以外には、固体酸機能を有する担体に、白金(Pt)を含む活性金属を担持させたDME改質触媒が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開平9−118501号公報 特開平11−28103号公報 特開2003−038957号公報 特開2003−47846号公報
上述したDME改質触媒を用いてDMEを水蒸気改質するためには、特許文献1〜3記載のCu、Znを含有する触媒系においては、一般に400℃から450℃の改質温度が必要であり、特許文献4記載の貴金属であるPtを含有する触媒系においては、700℃近傍という高温の改質温度が必要である。
ところが、特許文献1〜3記載のDME加水分解機能を有する固体酸とメタノール改質機能を有するCu、Zn、及びAlとを併せて含有するDME改質触媒は、Cu及びZnの耐熱性が350℃の改質温度であっても十分でなく、長期間の運転においては、メタノール改質機能が徐々に低下して、副生物としての微量のメタノールが改質ガス中にスリップしてしまうという問題点があった。また、式(2)に示したDMEの加水分解反応において、反応の平衡が原系側に偏っているため、副生するメタノール濃度が上昇すると、DMEの加水分解反応の進行も妨げられるという問題があった。
ここで、DME改質反応を速やかに進めるべく改質温度を上げると、Cu及びZnの触媒機能の劣化が更に進行し、改質温度を300℃よりも十分に低い温度にすると、Cu及びZnの触媒機能の劣化はさほど顕著ではなくなるものの、DMEの加水分解反応が実用的な速度で進行しなくなるという問題があった。
一方、耐熱性の低いCu、Zn、及びAlからなる触媒系の代わりに、貴金属を含む触媒系を使用する試みも行われてる。特に、パラジウム(Pd)とZnからなる触媒系は、比較的高いメタノール改質性を示す。しかし、Pd/Zn触媒系の改質温度は700℃近傍と高いことから、CO発生量がCu/Zn系触媒よりも著しく多くなるという問題があった。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、ジメチルエーテルの改質を良好な改質率で、かつ、安定して行うことができるジメチルエーテル改質触媒及びその合成方法を提供することにある。
上記目的を達成すべく本発明に係るジメチルエーテル改質触媒は、Cu及びZnの主成分とAl、Zr、又はCeの内の少なくとも1種を含む残りの成分の混合酸化物と、固体酸成分であるアルミナとの混合物で構成されるものである。
ここで、アルミナと混合酸化物との混合比(アルミナ/混合酸化物)が、重量比で2〜15であることが好ましい。また、混合酸化物の、各金属成分の原子比率が、Cu:30〜70%、Zn:30〜70%、その他の金属:3〜20%、であることが好ましい。また、アルミナが、γ−Al23相、χ−Al23相、θ−Al23相、それらの混合相、Al23とSiO2との混合物、又はゼオライトであることが好ましい。
以上によれば、DMEの水蒸気改質を、300〜400℃という比較的低い改質温度で、かつ、良好な改質率で行うことが可能な触媒を得ることができ、それによって、CO及びCH4の副生も抑制することができる。また、この触媒は、300〜400℃という改質温度範囲において、十分な耐熱性を有していることから、安定してDMEの改質を行うことができ、改質ガス中へのメタノールのスリップやそれに伴うDME改質率の低下がない。
一方、本発明に係るジメチルエーテル改質触媒の合成方法は、Cu及びZnの主成分とAl、Zr、又はCeの内の少なくとも1種を含む残りの成分とで構成される金属成分の水溶液から、共沈法又は逐次沈殿法を用いて沈殿物を形成し、その沈殿物を焼成して混合酸化物を形成し、その混合酸化物にアルミナを混合するものである。
ここで、混合酸化物とアルミナとの混合物に圧縮成型を施して、ペレットを形成することが好ましい。また、混合酸化物とアルミナとの混合物を、水素を含む還元性ガス雰囲気下、100〜400℃で還元することが好ましい。
以上によれば、前述した300〜400℃という比較的低い改質温度で、かつ、良好な改質率で行うことが可能なDME改質触媒を製造することができる。
本発明によれば、300〜400℃という比較的低い改質温度で、かつ、良好な改質率でジメチルエーテルの水蒸気改質が可能な触媒を得ることができるという優れた効果を発揮する。
以下、本発明の好適一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明者らが鋭意研究を行った結果、以下に示すことを見出した。
PEFC向けのDME改質器としては、高い熱効率を有し、コンパクトで、起動・停止が容易で、かつ、実用に耐える耐久性を備えていることが、その実用化、普及のために必要である。よって、このような特長を備えた改質器を得るためには、DME改質触媒として、
(1) 300〜400℃という比較的低い温度でDMEを水蒸気改質できること、
(2) PEFCアノードの被毒物質であるCOの発生量が極力少ないこと、
(3) 水素の生成効率を低下させ、延いてはシステム効率の低下につながるCH4の発生量が極力少ないこと、
(4) PEFC電解質でのクロスリークの可能性があり、また、電池の電圧降下を引き起こす可能性のあるCH3OHの発生量が極力低いこと、
(5) 一般的な発電用PEFCの耐久性目標である数万時間、例えば約4万時間の耐久寿命を満足する触媒寿命を有すること、
等の特長を有していることが必要である。
また、DME改質器のコンパクト化のためには、上記(1)〜(5)の項目の他に、一般的な炭化水素の水蒸気改質反応のGHSV(Gas Hourly Space Velocity)、例えば1,000〜10,000、好ましくは数千〜10,000(1/hr)を満足することも要求される。
そこで、本発明の好適一実施の形態に係るジメチルエーテル改質触媒は、Cu及びZnの主成分とAl、Zr、又はCeの内の少なくとも1種を含む残りの成分の混合酸化物と、固体酸成分であるアルミナとの混合物で構成されるものである。混合酸化物は、Cu及びZnが主成分で、Al、Zr、Ceの内の少なくとも1種を含むもの、好ましくは(Al+Zr)や(Al+Ce)が残りの成分であり、アルミナと物理的に混合される。
ここで、アルミナと混合酸化物との混合比(アルミナ/混合酸化物)は、重量比で2〜16、好ましくは4〜12、特に好ましくは6〜10である。混合比が2未満だとDMEの改質率が低くなり、逆に混合比が16を超えるとDMEの改質が低下すると共にCH3OH濃度が著しく上昇する。
また、混合酸化物における各金属成分の原子比率は、
Cu:30〜70%、好ましくは40〜60%、
Zn:30〜70%、好ましくは40〜60%、
その他の金属:3〜20%、好ましくは5〜15%、
である。Cu及びZnの原子比率が30%未満だとDMEの改質率が低くなり、逆に原子比率が70%を超えると経時的にCH3OH濃度が上昇し易くなる。また、その他の金属の原子比率が3%未満だと経時的にCH3OH濃度が上昇し易くなり、逆に原子比率が20%を超えるとDMEの改質率が低下する。
また、アルミナは、γ−Al23相、χ−Al23相、θ−Al23相、それらの混合相、Al23とSiO2との混合物、又はゼオライト(AlとCa(又はNa)のケイ酸塩水和物)から選択されるものであり、酸性度が最も高いγ−Al23相が好ましい。
次に、本実施の形態に係るジメチルエーテル改質触媒の製造方法を説明する。
本実施の形態に係るジメチルエーテル改質触媒の合成方法は、混合酸化物を作製するステップと、得られた混合酸化物とアルミナとを混合するステップとを含むものである。
混合酸化物の作製ステップは、先ず、Cu及びZnの主成分とAl、Zr、又はCeの内の少なくとも1種を含む残りの成分とで構成される金属成分の水溶液を作製する。ここで、金属成分の出発原料としては、各金属の硝酸塩、硫酸塩、又は有機酸塩などの可溶性のものが挙げられる。また、各金属成分の原子比率が所定の範囲となるように、各金属成分の添加量を調整する。
次に、その水溶液と沈殿剤であるアルカリ水溶液(例えば、炭酸ナトリウムの水溶液)とから、共沈法又は逐次沈殿法により前駆体(沈殿物)を形成する。ここで、沈殿剤としては、炭酸ナトリウムの他に、水酸化ナトリウム、又は炭酸水素ナトリウム等のアルカリ化合物の水溶液が挙げられる。
次に、沈殿により得られた前駆体に、ろ過処理及びデカンテーション処理を施し、沈殿剤として使用したアルカリを除去する。その後、アルカリを除去した前駆体に、空気中、50〜150℃の温度で乾燥処理を施した後、空気中、250〜500℃の温度、好ましくは300〜450℃の温度で焼成処理を施すことで混合酸化物が得られる。この混合酸化物に対して粉砕処理を施し、粉末状に形成する。得られた混合酸化物は、Cu及びZnの主成分とAl、Zr、又はCeの内の少なくとも1種を含む残りの成分の混合相である。
最後に、混合酸化物の粉末と、別途用意しておいたアルミナ粉末とを、粉末状態で物理的に混合する(混合酸化物とアルミナの混合ステップ)。この時、混合重量比が所定の範囲となるように、混合酸化物粉末とアルミナ粉末の混合量を調整する。これによって、本実施の形態に係るジメチルエーテル改質触媒が得られる。
ここで、触媒としては、粉末状態のままでも使用可能であるが、触媒に圧縮成型を施し、ペレット(円柱体、球体)に成形することが好ましい。これによって、触媒の取扱性が向上する。圧縮成型方法としては、打錠成形法、転動造粒法、押出成形法が挙げられるが、打錠成形法が最も好ましい。ペレットの寸法は、例えば、円柱体の場合、直径が1〜10mm,長さが1〜10mm、好ましくは直径が2〜5mm,長さが2〜5mmであり、球体の場合、直径が1〜10mm、好ましくは2〜5mmである。
また、得られた触媒を、水素を含む還元性ガスの流通下において100〜400℃、好ましくは150〜300℃で還元し、触媒中の所定量の酸化物成分を金属成分に還元して用いることが好ましい。これによって、運転開始時から、触媒の有する良好な改質特性をフルに発揮することができる。
次に、本実施の形態に係るジメチルエーテル改質触媒の作用を説明する。
本実施の形態に係る触媒を用いて、DMEを水蒸気改質(又は酸化雰囲気下で水蒸気改質)することで、DMEから水素が生成される。
本実施の形態に係る触媒は、混合酸化物とアルミナとの混合物で構成され、かつ、混合酸化物とアルミナの重量比を所定の割合に調整して混合している。これによって、300〜400℃、好ましくは320〜380℃、特に好ましくは340〜360℃近傍という比較的低い改質温度でDME改質を行ったとしても、DMEの加水分解反応を実用的な速度(十分に大きなGHSV)で進行させることができ、40%以上、好ましくは60%以上、特に好ましくは70%以上と高いDME改質率が得られる。よって、本実施の形態に係る触媒は、比較的低い改質温度でありながら、良好な改質率でDME改質を行うことができるため、CO及びCH4の副生量も少なくなる。
また、本実施の形態に係る触媒は、混合酸化物をCu及びZnの主成分とAl、Zr、又はCeの内の少なくとも1種を含む残りの成分とで構成し、かつ、混合酸化物における各金属成分の原子比率を所定の割合に調整しているため、300〜400℃の改質温度範囲において、十分な耐熱性を有している。よって、本実施の形態に係る触媒は、この改質温度範囲において十分な耐熱性を有していることから、長時間の使用経過後においても良好な改質率で、かつ、安定的にDMEの水蒸気改質反応が可能である。その結果、微量のメタノールが改質ガス中へスリップすることはなく(又は殆どなく)、よって、それに伴うDME改質率の低下もない。
本実施の形態に係る触媒(非ペレット)を反応器の担体に担持させ、その反応器に、反応器内にDME及び水蒸気を供給する供給ラインを接続すると共に、DMEを改質して生成された水素を排出する水素ラインを接続することで、水蒸気改質反応用のDME改質器を得ることができる。ここで、DMEの水蒸気改質反応を酸化雰囲気下で行う、いわゆるオートサーマル改質反応用のDME改質器の場合、DME及び水蒸気を供給する供給ラインの代わりに、DME、水蒸気、及び空気を供給する供給ラインを用いる。また、触媒として、ペレット触媒を用いる場合は、反応器内にペレット触媒を装填するだけでよい。
また、これらのDME改質器の各供給ラインに、DME貯蔵タンク及び水蒸気供給手段(又はDME貯蔵タンク、水蒸気供給手段、及び空気供給手段)をそれぞれ接続すると共に、DME改質器の水素ラインに燃料電池を接続することで、DMEの改質によって生成された水素を用いて発電を行うことができる固体高分子形燃料電池システムを得ることができる。ここで、水素を用いて発電することによって生成された水蒸気を回収して、水蒸気生成手段にフィードバックするようにしてもよい。
前述した各DME改質器は、高い熱効率を有し、コンパクトで、起動・停止が容易で、かつ、実用に耐える耐久性を備えたものとなる。よって、これらのDME改質器を用いた固体高分子形燃料電池システムは、燃料電池車や家庭用・ポータブル用及び分散電源用の発電装置などに適したシステムとなる。
以上、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のものが想定されることは言うまでもない。
次に、本発明の実施の形態について、実施例に基づいて説明するが、本発明の実施の形態はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜7の触媒の調製)
硝酸銅3水和物(Cu(NO3)2・3H2O)、硝酸亜鉛6水和物(Zn(NO3)2・6H2O)、及び硝酸アルミニウム9水和物(Al(NO3)3・9H2O)を、それぞれ149.1g、146.8g、23.1g秤量し、イオン交換水1000ccにそれらを溶解させた後、良く撹拌、混合した。また、炭酸ナトリウム(NaCO3)を106g秤量し、イオン交換水1000ccにそれを溶解させた後、良く撹拌した。
別途用意しておいたイオン交換水500cc中に、Cu、Zn、及びAlを含む水溶液と炭酸ナトリウム水溶液とを、定量ポンプを用いてそれぞれ滴下し、Cu、Zn、及びAlを含む沈殿物を得た。滴下は、撹拌機を用いて、水溶液を混合しつつ行い、2種類の水溶液が良く分散、混合するように行った。また、この時、混合した水溶液のpHが8±0.5となるように、滴下するCu、Zn、及びAlを含む水溶液と、NaCO3水溶液の滴下速度を調整した。調製したCu、Zn、及びAlを含む水溶液が全て無くなるまで、滴下を行い、滴下終了後も、約1時間、撹拌を行い、その後、Naを除去するためにろ過処理及びイオン交換水による沈殿物の洗浄処理を行った。
ろ過後の沈殿物は、70℃に保った乾燥器中で、余分な水分が完全に取り除かれるまで乾燥した。その後、沈殿物である触媒前駆体を、空気中、400℃×3hrの条件で焼成し、Cu、Zn、及びAlの混合酸化物を得た。この混合酸化物を、乳鉢を用いて細かく粉砕し、Cu、Zn、及びAlの混合酸化物の粉末を得た。
次に、この混合酸化物粉末と別途準備しておいたγ‐Al23の粉末とを、1:2、1:4、1:6、1:8、1:10、1:12、1:16の重量比となるよう秤量し、乳鉢を用いて良く混合した。使用したγ‐Al23粉末は、BET比表面積が145m2/g、細孔容積が0.6cc/g、アンモニア(NH3)の吸着量を利用した酸点数の分析結果は122μmol/gであった。各粉末混合体を、打錠成形機を用いてそれぞれペレットに成形し、実施例1〜7の触媒を得た。
(比較例1の触媒の調製)
Cu及びZnを主成分とする市販のペレット状メタノール水蒸気改質触媒と、別途準備しておいた市販のγ−Al23ペレットとを、体積比率で1:2の割合で混合し、比較例1の触媒を得た。
(比較例2の触媒の調製)
硝酸銅3水和物(Cu(NO3)2・3H2O)及び硝酸亜鉛6水和物(Zn(NO3)2・6H2O)を、それぞれ12.8g、32.4g秤量し、イオン交換水500ccにそれらを溶解させた後、良く撹拌、混合した。また、別途準備しておいた市販のγ−Al23ペレット64gを、Cu及びZnの混合水溶液中に漬浸し、Al23ペレットが壊れないようにゆっくりと撹拌しつつ、約80℃の温度にて余剰分の水溶液を蒸発させた。γ−Al23ペレットの比表面積は340m2/g、細孔容積は0.56cc/g、NH3の吸着量から算出される表面の酸点数は192μmol/gであった。
余剰な水分を十分に蒸発させた後、湿潤したγ−Al23を70℃に保った乾燥器中に移し、水分を完全に乾燥させた。その後、電気炉にて、空気中、400℃×3hrの焼成を行い、Cu及びZnの酸化物がγ−Al23表面に担持された比較例2の触媒を得た。
<試験1(ジメチルエーテル水蒸気改質性能の評価)>
実施例1〜7及び比較例1、2の各触媒の、DME水蒸気改質の性能評価を、小型の流通式触媒性能評価装置を用いて行った。
ここで、触媒のペレット径としては、各触媒の違いをより明瞭に評価できるよう、高い性能が得られ難い直径が5mmという大きめの寸法のものを用い、石英ガラス製の反応管内に、各ペレット触媒を25ccずつ装荷(装填)した。また、改質性能の測定に先立ち、全ての触媒に、5%の水素を含む還元性ガス流通下、200℃の温度で活性化処理を施した。
原料ガスであるDMEと水蒸気は、反応管の上部から供給するダウンフロー型にて流通試験を実施した。供給ガス中の水蒸気とDMEの比率は、DMEの炭素数を基準として、S/C(Steam to carbon ratio)が2.5になるよう設定した。また、原料ガスの供給速度は、GHSVが、1240(1/hr)になるように調整した。反応温度は、電気炉の温度を制御し、触媒層の上部と下部の平均温度が350℃になるように調整した。
改質ガスである反応管出口からのガスは、水分が凝縮しないように良く温度制御されたラインを通ってサンプリングされ、2台のTCD型オンライン・ガスクロマトグラフを用いて、その成分(組成)の分析を行った。
検出されたガス成分は、DME、水、メタノール、CO、CH4であった。これらのガス成分より、性能評価としてDME改質率を用いた。DME改質率は、以下に示す式(6)により定義される。
[DME改質率(%)]
={[F(CO)out+F(CO2)out+F(CH3OH)out+F(CH4)out]/F(DME)in}×100 …式(6)
(F:各成分のモル流量)
実施例1〜7及び比較例1、2の各触媒の、Al23比率、DME改質率(%)、改質ガス中のCO濃度(%)、CH4濃度(%)、CH3OH濃度(%)を表1に示す。ここで、Al23比率は、アルミナと混合酸化物の重量比である。また、各濃度は、水蒸気を含むwetベースの値である。
Figure 2005066516
表1に示すように、実施例1〜7の各触媒におけるDME改質率は、Al23比率により大きく異なるが、Al23比率が4以上において、350℃の低温においても60%を超える高い改質率が得られることが確認できた。DME改質率は、Al23比率が8〜12において最も高く、85%以上の高い改質率が得られることが確認できた。Al23比率が12近傍で改質率は最大となり、それを超えるとDME改質率は低化する傾向となり、Al23比率16ではDME改質率は82%に低下した。
また、CH3OH濃度(スリップ量)は、Al23比率が8以下ではゼロであることが確認できた。Al23比率が10では改質ガス中に微量のCH3OHが検出され始め、それを超えるとCH3OH濃度はAl23比率の増大と共に直線的に高くなった。
また、CH4濃度は、Al23比率の増大と共に減少し、Al23比率が4で略ゼロ、Al23比率が6以上ではゼロであることが確認できた。
以上より、DME改質率、CH4濃度、及びCH3OH濃度の観点から、Al23比率4〜12が好ましく、比較例2の触媒よりも高いDME改質率が得られるAl23比率6〜10が特に好ましい。
(実施例8の触媒の調製)
硝酸銅3水和物(Cu(NO3)2・3H2O)、硝酸亜鉛6水和物(Zn(NO3)2・6H2O)、硝酸アルミニウム9水和物(Al(NO3)3・9H2O)、及びオキシ硝酸ジルコニウム2水和物(Zr(NO3)2・2H2O)を、それぞれ149.1g、146.8g、23.1g、16.5g秤量し、イオン交換水1000ccにそれらを溶解させた後、良く撹拌、混合した。また、炭酸ナトリウム(NaCO3)を106g秤量し、イオン交換水1000ccにそれを溶解させた後、良く撹拌した。その後は、[実施例1]の実施例1〜7と同様にして、Cu、Zn、Al、及びZrの混合酸化物の粉末を得た。
次に、この混合酸化物粉末と、[実施例1]の実施例1〜7と同じγ‐Al23の粉末とを、1:10の重量比となるよう秤量し、乳鉢を用いて良く混合した。この粉末混合体を、打錠成形機を用いてペレットに成形し、実施例8の触媒を得た。
(実施例9の触媒の調製)
硝酸銅3水和物(Cu(NO3)2・3H2O)、硝酸亜鉛6水和物(Zn(NO3)2・6H2O)、及びオキシ硝酸ジルコニウム2水和物(ZrO(NO3)2・2H2O)を、それぞれ142.7g、140.6g、31.6g秤量し、イオン交換水1000ccにそれらを溶解させた後、良く撹拌、混合した。また、炭酸ナトリウム(NaCO3)を106g秤量し、イオン交換水1000ccにそれを溶解させた後、良く撹拌した。その後は、[実施例1]の実施例1〜7と同様にして、Cu、Zn、及びZrの混合酸化物の粉末を得た。
次に、この混合酸化物粉末と、[実施例1]の実施例1〜7と同じγ‐Al23の粉末とを、1:10の重量比となるよう秤量し、乳鉢を用いて良く混合した。この粉末混合体を、打錠成形機を用いてペレットに成形し、実施例9の触媒を得た。
(実施例10の触媒の調製)
硝酸銅3水和物(Cu(NO3)2・3H2O)、硝酸亜鉛6水和物(Zn(NO3)2・6H2O)、硝酸アルミニウム9水和物(Al(NO3)3・9H2O)、及び硝酸セリウム6水和物(Ce(NO3)3・6H2O)を、それぞれ144.7g、142.5g、22.5g、26.0g秤量し、イオン交換水1000ccにそれらを溶解させた後、良く撹拌、混合した。また、炭酸ナトリウム(NaCO3)を106g秤量し、イオン交換水1000ccにそれを溶解させた後、良く撹拌した。その後は、[実施例1]の実施例1〜7と同様にして、Cu、Zn、Al、及びCeの混合酸化物の粉末を得た。
次に、この混合酸化物粉末と、[実施例1]の実施例1〜7と同じγ‐Al23の粉末とを、1:10の重量比となるよう秤量し、乳鉢を用いて良く混合した。この粉末混合体を、打錠成形機を用いてペレットに成形し、実施例10の触媒を得た。
(比較例3の触媒の調製)
硝酸銅3水和物(Cu(NO3)2・3H2O)、硝酸亜鉛6水和物(Zn(NO3)2・6H2O)、及び硝酸アルミニウム9水和物(Al(NO3)3・9H2O)を、それぞれ156.0g、153.7g、48.5g秤量し、イオン交換水1000ccにそれらを溶解させた後、良く撹拌、混合した。また、炭酸ナトリウム(NaCO3)を106g秤量し、イオン交換水1000ccにそれを溶解させた後、良く撹拌した。その後は、[実施例1]の実施例1〜7と同様にして、Cu、Zn、及びAlの混合酸化物の粉末を得た。
次に、この混合酸化物粉末と、[実施例1]の実施例1〜7と同じγ‐Al23の粉末とを、1:10の重量比となるよう秤量し、乳鉢を用いて良く混合した。この粉末混合体を、打錠成形機を用いてペレットに成形し、比較例3の触媒を得た。
<試験2(ジメチルエーテル水蒸気改質反応の安定性評価)>
実施例8〜10及び比較例3の各触媒の、DME水蒸気改質の安定性評価を、[実施例1]の試験1と同じく小型の流通式触媒性能評価装置を用いて行った。
ここで、反応温度は、Cu及びZn成分の熱による劣化を短時間で評価することができるように370℃、供給ガス中の水蒸気とDMEの比率は、S/C=3、原料ガスの供給速度は、GHSV=1450(1/hr)とする以外は、[実施例1]の試験1と同様の試験条件とした。
検出されたガス成分は、DME、水、メタノール、CO、CH4であった。これらのガス成分より、安定性評価としてCH3OH選択率、CO選択率を用いた。各選択率は以下に示す式(7)、式(8)により定義される。
[CH3OH選択率(%)]={F(CH3OH)out/(2F(DME)in)}×100 …式(7)
(F:各成分のモル流量)
[CO選択率(%)]={F(CO)out/(2F(DME)in)}×100 …式(8)
(F:各成分のモル流量)
実施例8〜10及び比較例3の各触媒における連続運転経過後(10hr、30hr、50hr、70hr、100hr)の、CH3OH選択率(%)を表2に示す。
Figure 2005066516
表2に示すように、比較例3の触媒におけるCH3OH選択率の経時変化を見ると、50hr程度の連続運転経過後では、CH3OH選択率が10%近くまで上昇していた。これに対して、実施例8〜10の触媒におけるCH3OH選択率の経時変化は4%以下と極めて小さく、表2には示していないが連続運転開始初期(〜100hr)において90%を超える高いDME改質率が得られており、長時間の連続運転経過後においても触媒が安定していることが確認できた。これは、主成分であるCu及びZnと共に添加したAl、Zr、又はCeが、Cu微粒子のシンタリング(焼結)を抑制する方向で作用しているためと考えられる。
また、表2には示していないが、実施例8〜10の触媒は、CO選択率の経時変化も極めて小さいことから、この点からも、長時間の連続運転経過後において触媒が安定していることが確認できた。
以上より、実施例8〜10の触媒は、DME水蒸気改質反応において、高い耐熱性、すなわち安定性を有していることが確認でき、PEFC向けの改質触媒として好ましい組成であることがわかった。また、実施例8〜10の触媒は、耐熱性に非常に優れていることから、酸化雰囲気下で行うDMEの水蒸気改質反応、いわゆるオートサーマル改質反応用の改質触媒としても適している。

Claims (12)

  1. Cu及びZnの主成分とAl、Zr、又はCeの内の少なくとも1種を含む残りの成分の混合酸化物と、固体酸成分であるアルミナとの混合物で構成されることを特徴とするジメチルエーテル改質触媒。
  2. 上記アルミナと上記混合酸化物との混合比(アルミナ/混合酸化物)が、重量比で2〜15である請求項1記載のジメチルエーテル改質触媒。
  3. 上記混合酸化物の、各金属成分の原子比率が、
    Cu:30〜70%、
    Zn:30〜70%、
    その他の金属:3〜20%、
    である請求項1又は2記載のジメチルエーテル改質触媒。
  4. 上記アルミナが、γ−Al23相、χ−Al23相、θ−Al23相、それらの混合相、Al23とSiO2との混合物、又はゼオライトである請求項1から3いずれかに記載のジメチルエーテル改質触媒。
  5. Cu及びZnの主成分とAl、Zr、又はCeの内の少なくとも1種を含む残りの成分とで構成される金属成分の水溶液から、共沈法又は逐次沈殿法を用いて沈殿物を形成し、その沈殿物を焼成して混合酸化物を形成し、その混合酸化物にアルミナを混合することを特徴とするジメチルエーテル改質触媒の合成方法。
  6. 上記混合酸化物と上記アルミナとの混合物に圧縮成型を施して、ペレットを形成する請求項5記載のジメチルエーテル改質触媒の合成方法。
  7. 上記混合酸化物と上記アルミナとの混合物を、水素を含む還元性ガス雰囲気下、100〜400℃で還元する請求項5又は6記載のジメチルエーテル改質触媒の合成方法。
  8. 請求項1〜4いずれかに記載のジメチルエーテル改質触媒を用いて、ジメチルエーテルを水蒸気改質し、水素を生成することを特徴とするジメチルエーテル改質方法。
  9. 請求項1〜4いずれかに記載のジメチルエーテル改質触媒を用いて、ジメチルエーテルを酸化雰囲気下で水蒸気改質し、水素を生成することを特徴とするジメチルエーテル改質方法。
  10. 請求項1〜4いずれかに記載のジメチルエーテル改質触媒を内包する反応器と、反応器内にジメチルエーテル及び水蒸気を供給する供給ラインと、ジメチルエーテルを改質して生成された水素を排出する水素ラインとを備えたことを特徴とするジメチルエーテル改質器。
  11. 請求項1〜4いずれかに記載のジメチルエーテル改質触媒を内包する反応器と、反応器内にジメチルエーテル、水蒸気、及び空気を供給する供給ラインと、ジメチルエーテルを改質して生成された水素を排出する水素ラインとを備えたことを特徴とするジメチルエーテル改質器。
  12. 請求項10又は11記載のジメチルエーテル改質器と、その改質器の供給ラインに接続されるジメチルエーテル貯蔵タンク及び水蒸気生成手段と、その改質器の水素ラインに接続される燃料電池とを備えたことを特徴とする固体高分子形燃料電池システム。
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