JP2005065502A - 移植機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】不等速変換機構38から複数の植付機構15M,15L,15Rに至る伝動経路中に、各植付駆動軸71M,71L,71R間の回転位相差を解消する位相差解消手段Aを設ける。
【選択図】 図10
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、植付機構の回転速度を周期的に変動させる不等速変換機構を備えた田植機等の移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、田植機等の移植機においては、植え付けた苗の成育条件(日照、通気、病気等)や育苗費用の軽減等を考慮して植付株間を広げる疎植が試みられているが、単に植付株間を広げるべく植付機構の車速に対する相対的な動作速度を遅くしただけでは、機体進行に伴う植付爪の前方移動量が土中で大きくなり、植え付けた苗が引き摺られる惧れがあった。
【0003】
そこで、分配軸を介して植付動力が伝動される複数の植付機構の植付周期を変えることなく、一周期中の植付動作速度を不等速変化させることにより、植付走行時における植付爪の土中動作速度を速くして苗の引き摺りを防止する不等速変換機構と、この不等速変換機構で変換された植付動力を植付機構に設けられる植付爪の個数の整数倍に減速する減速機構とを、前記分配軸よりも伝動上手側に介設することによって、エンジンからの動力が、その伝動下手側の分岐伝動部から分岐する分配軸に連結させた複数の伝動軸を介して複数の植付機構に伝達されると共に、複数の植付機構を備えるものでありながら、植付動力の不等速変換や植付爪の個数に応じた減速を一箇所で行うことを可能に構成すると共に、これら伝動機構の構造の簡略化とタイミング調整の容易化等を図ったものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−238319号公報(第2−3頁、図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1における複数の伝動軸は、それらの連結部に生じるガタを考慮せずに互いに同一位相で連結されており、その伝動経路中に介在する連結部の数が多く、且つ当該連結部のガタが大きい場合は伝動下手側にある植付機構の伝動タイミングに遅れが生じ、それによって不等速変換機構による所望の疎植性能、即ち植付爪の全体速度(植付周期)を変えることなく掻取運動速度及び土中運動速度を増速すると共に、掻取苗を保持している中間運動域における運動速度を減速するといった所望の植付性能が得られなくなる欠点を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決することを目的として創案したものであって、原動機の動力を植付機構に伝達する伝動経路中に不等速変換機構を備えて、植付駆動軸の回転速度を周期的に変動させる移植機において、前記不等速変換機構から植付機構に至る伝動経路中に、各植付駆動軸間の回転位相差を解消する位相差解消手段を設けることを第1の特徴としている。
【0007】
そして、入力ケースに不等速変換された動力を入力し、該入力ケースから伝動軸を介して直列的に複数の植付機構に動力を伝達するように構成すると共に、前記伝動軸に位相差解消手段を設けることを第2の特徴としている。
【0008】
そして、入力ケースから突出する出力部と入力ケースに隣接する伝動下手側の植付伝動ケースから突出する入力部とを連結し、更に該植付伝動ケースから突出する出力部と、前記入力ケースと反対側に位置する植付伝動ケースから突出する入力部とを伝動軸を介して連結すると共に、該伝動軸と両植付伝動ケースとの連結部の一方に位相差解消手段を設けることを第3の特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態の一つを図面に基づいて説明する。図面において、1は乗用田植機の走行機体であって、該走行機体1は、機体前部に搭載されるエンジン2と、エンジン動力を入力するミッションケース3と、フロントアクスルケース4を介して取付けられる左右一対の前輪5と、リヤアクスルケース6を介して取付けられた左右一対の後輪7とを備える。エンジン動力は、ベルト式又は油圧式の無段変速機構8を介してミッションケース3に入力される。ミッションケース3内の変速機構は、入力したエンジン動力を変速し、フロントアクスルケース4、リヤアクスルケース6及び植付PTO軸9に伝動する。
【0010】
走行機体1の後部には、昇降リンク機構10を介して植付作業部11が連結されている。植付作業部11は、昇降リンク機構10に左右ローリング可能に連結された作業部フレーム12と、該作業部フレーム12の上方に左右往復動自在に設けられた苗載台13と、上記作業部フレーム12の左右中間部に取付けられた入力ケース61(図8参照)と、上記作業部フレーム12に対して左右方向に所定間隔を存して取り付けられ、作業部フレーム12から後方に向け等間隔で並設された複数の植付伝動ケース14L,14M,14Rと、該植付伝動ケース14L,14M,14Rの後端部に設けられる複数の植付機構15M,15L,15Rと、植付伝動ケース14L,14M,14Rの下方に上下揺動自在に設けられたフロート16等を備えている。
【0011】
そして、ミッションケース3の植付PTO軸9から出力される植付動力は、ユニバーサルジョイント62を介して分岐伝動部である入力ケース61に入力されると共に、この入力ケース61で分岐した植付動力は、詳細は後述する伝動軸63,64等を介して植付伝動ケース14L,14M,14Rに伝動される。更に、植付伝動ケース14L,14M,14Rに伝動された植付動力は、植付伝動ケース14L,14M,14R内のチェン伝動機構(図示せず)を介して各植付機構15M,15L,15Rに伝動される。
【0012】
植付機構15M,15L,15Rは、前記植付動力で回転するロータリーケース17と、その両端部に設けられる一対の植付爪支持ケース18とを備えた構成になっている。植付爪支持ケース18は、先端部に備える植付爪19が所定の軌跡を描くように、ロータリーケース17に内装されたギヤ列(図示せず)で姿勢がコントロールされる。つまり、ロータリーケース17が回転すると、植付爪19が苗載台13の下端部から苗を掻取った後、前方に膨らむ円弧を描きながら土中の植付位置に達し、その後、直線的に上昇するという半月状の静止軌跡(走行停止時の先端運動軌跡)を描くように構成されている。これにより、ロータリーケース17が一回転する毎に二回の植付けが実行される。
【0013】
植付機構15M,15L,15Rの植付動作速度は、車速に連動しており、車速に対する相対的な植付動作速度を変速することによって、植付機構15M,15L,15Rの植付株間が調節される。
また、植付機構15M,15L,15Rの植付走行時の植付爪軌跡は、植付株間を広げるべく車速に対する植付作動速度を遅くすると、機体進行に伴う植付爪19の前方移動量が土中で大きくなり、植え付けた苗が引き摺られてしまう。そのため、植付株間を広げる場合には、植付機構15M,15L,15Rの静止軌跡を変えることなく、一周期中の植付動作速度を不等速に変化させることにより、植付爪19の土中動作速度を速くして苗の引き摺りを防止する必要がある。以下、そのための構成について説明する。
【0014】
前記ミッションケース3は、入力軸20に入力された動力を、入力軸20に回転自在に支持された筒軸21と、該筒軸21に並列する中間伝動軸22と、該中間伝動軸22に並列する株間変速軸23と、該株間変速軸23に回転自在に支持された筒軸24と、該筒軸24に回転自在に支持された筒軸25とを経由して植付PTO軸9に伝動するように構成してある。
【0015】
入力軸20と筒軸21との間には、主クラッチ機構26が構成されており、その入り切り動作に応じて、走行動力及び植付動力が断続される。主クラッチ機構26の伝動下手側となる筒軸21には、走行動力を取り出すギヤ27と、植付動力を取り出すギヤ28とが一体的に設けられており、この伝動ギヤ28は、常時噛合するギヤ29を介して、中間伝動軸22に植付動力を伝動している。
【0016】
そして、中間伝動軸22と株間変速軸23の伝動上手側端部との間には、第一株間変速機構30が構成されている。第一株間変速機構30は、中間伝動軸22に一体的に設けられる二枚のギヤ31、32と、株間変速軸23にスプライン嵌合する変速ギヤ33とを備えた構成になっている。変速ギヤ33は、三つのギヤ部33a、33b、33cを有し、各ギヤ部33a、33b、33cが二枚のギヤ31、32に対して選択的に噛み合うことにより、三段の株間変速を可能にしている。
【0017】
株間変速軸23の伝動下手側端部と筒軸24の伝動上手側端部との間には、トルクリミッタ34を設けている。ここでトルクリミッタ34に伝動される植付動力は等速回転である。これにより、トルクリミッタ34の作動負荷が一定となり、安定したリミット動作が可能になる。
【0018】
筒軸24の伝動下手側端部には、第二株間変速機構35を構成する変速ギヤ36がスプライン嵌合されている。この変速ギヤ36は、中間伝動軸22に回転自在に支持されるギヤ37に噛み合う位置と、側面の噛合歯36aが筒軸25の噛合歯25aに噛み合う位置とに変速操作されるようになっている。変速ギヤ36の噛合歯36aが筒軸25の噛合歯25aに噛み合う状態では、筒軸24の回転が変速されることなく、筒軸25に伝動される一方、変速ギヤ36がギヤ37に噛み合う状態では、そのギヤ比によって植付動力が変速される。これにより、第二株間変速機構35による二段の変速と、第一株間変速機構30による三段の変速とを組み合せることによって、六段階の株間調整を行うことができるようになっている。
【0019】
ギヤ37には、不等速変換機構38を構成する偏心ギヤ39が一体的に設けられている。この偏心ギヤ39は、筒軸25に一体的に設けられる偏心ギヤ40に常時噛合される。つまり、第二株間変速機構35のギヤ36、37同士を噛み合わせた場合には、筒軸24の動力が不等速変換機構38を経由して筒軸25に伝動されることになる。これにより、植付動力の等速・不等速の切換えができるだけでなく、第二株間変速機構35の変速ギヤ36を回転変速機構として利用し、上述した等速・不等速の切換えを行うことが可能になっている。
【0020】
筒軸25は、伝動下手側端部からベベルギヤBl、B2を介して植付PTO軸9に植付動力を伝動する。植付PTO軸9側のべベルギヤB2は、植付PTO軸9に回転自在に設けられ、植付クラッチ機構41を介して、植付PTO軸9に連結される。植付クラッチ機構41は、噛み合い位置が一箇所だけに限られた噛み合いクラッチであり、不等速変換機構38の伝動下手側で植付動力を断続しても、不等速変換機構38の増速位置にズレが生じることがない。
【0021】
また、ミッションケース3は、第一株間変速機構30を変速操作するための第一シフタ軸42と、第二株間変速機構35を変速操作するための第二シフタ軸43とをスライド自在に支持している。第一シフタ軸42の内端部には、変速ギヤ33に係合するシフタフオーク44が設けられる一方、外端部には、第一株間変速レバー45が連繋されている。第一株間変速レバー45の操作位置は、第一デテント機構46によって規定されており、前述した三段の株間変速が可能になっている。また、第二シフタ軸43の内端部には、変速ギヤ36に係合するシフタフオーク47が設けられる一方、外端部には、第二株間変速レバー48が連繋されている。第二株間変速レバー48の操作位置は、第二デテント機構49によって規定されており、上述した二段の株間変速が可能になっている。そして、第二株間変速機構35においては、上述したように、株間変速と共に等速・不等速回転切替えが行われるため、第二株間変速レバー48が、株間変速操作具と等速・不等速回転切替え操作具として兼用されることになる。
【0022】
上述したように第一株間変速機構30と第二株間変速機構35の組み合せによって調節可能な六段階の株間(Kl〜K6)は、Kl<K2<K3<K4<K5<K6であるとすると、これら六段階の株間(Kl〜K6)は第一株間変速レバー45及び第二株間変速レバー48が下記の位置に操作されたとき現出する。
Kl:第一株間変速レバー(小)、第二株間変速レバー(小)
K2:第一株間変速レバー(中)、第二株間変速レバー(小)
K3:第一株間変速レバー(大)、第二株間変速レバー(小)
K4:第一株間変速レバー(小)、第二株間変速レバー(大)
K5:第一株間変速レバー(中)、第二株間変速レバー(大)
K6:第一株間変速レバー(大)、第二株間変速レバー(大)
【0023】
即ち、前記K1〜K3の小株間側からK4〜K6の広株間側への変速は、第二株間変速レバー48の(小)→(大)株間側への変速操作によってなされ、それに伴って植付動力も等速伝動経路から不等速伝動経路に切替えられて、植付機構15の回転が等速回転から不等速回転に切替えられる。
【0024】
また、上述した分岐伝動部である入力ケース61に入力された植付動力は、図8に示すように、ベベルギヤB5,B6を介して入力ケース61から突出する出力軸66に伝動され、次いでこの出力軸66の一端(左端)に装着したジョイント67を介して、入力ケース61に隣接する伝動下手側の植付伝動ケース14Mから突出する入力軸68Mとを連結し、更にこの入力軸68Mの左端(出力部)と連結する伝動軸63の他端を、前記入力ケース61と反対側(機体の左外方側)に位置する植付伝動ケース14Lから突出する入力軸68Lと連結する一方、前記出力軸66の他端(右端)に連結する伝動軸64と機体の右外方側に位置する植付伝動ケース14Rから突出する入力軸68Rとを直列的に連結することによって、エンジン2から複数の植付機構15M,15L,15Rの植付駆動軸71M,71L,71Rに至る植付動力の伝動経路が形成されている。
【0025】
そして、前記植付動力の伝動経路における各連結部、即ち出力軸66とジョイント67との連結部C1、ジョイント67と植付伝動ケース14Mの入力軸68Mとの連結部C2、この入力軸68Mと伝動軸63との連結部C3、伝動軸63と機体の左外方側に位置する植付伝動ケース14Lの入力軸68Lとの連結部C4、出力軸66と伝動軸64との連結部C5、及び伝動軸64と機体の右外方側に位置する植付伝動ケース14Rの入力軸68Rとの連結部C6は、少なからず生じるこれら連結部のガタによって伝動下手側にある植付機構(例えば15L)ほど伝動タイミングに遅れが生じるので、不等速変換機構38による所望の疎植性能、即ち植付爪19の全体速度(植付周期)を変えることなく掻取運動速度及び土中運動速度を増速すると共に、掻取苗を保持している中間運動域における運動速度を減速するといった所望の植付性能が得られなくなるといった欠点を有していた。
【0026】
したがって、本発明においては、入力ケース61より伝動下手側の伝動経路中に介在する連結部(C5,C6)の数が少ない機体の右外方側に位置する植付伝動ケース14Rの入力軸68Rと、これに対して連結部(C1,C2,C3,C4)の数が多い機体の左外方側に位置する植付伝動ケース14Lの入力軸68Lとの間に生じる回転位相差(伝動タイミングの遅れ)を効果的に解消するために、前記伝動軸63と植付伝動ケース14Lの入力軸68Lとの連結部C4(伝動経路の終端側)に位相差解消手段Aを設けている。
【0027】
即ち、前記位相差解消手段Aは、入力ケース61から伝動下手側の植付伝動ケース14Lの入力軸68Lに至る伝動経路中の連結部(C1,C2,C3,C4)のガタを考慮し、図9及び図10に示す如く、伝動軸63を構成する連結部C3(入力側)の四角軸ボスに対して、連結部C4(出力側)の四角軸ボスをその回転方向にαほど位相を進めた(先行させた)状態で固設した構成のものであって、それにより当該伝動経路中の連結部のガタによって生じる回転位相差を解消して植付伝動ケース14Lの入力軸68Lに植付動力が伝動されるので、伝動下手側に位置する植付機構15Lの伝動タイミングの遅れが起こらず、不等速変換機構38によるロータリーケース17の回転の増減速が適正な植付爪19の運動域で行われて所望の疎植性能を得ることができる。
【0028】
また、前記位相差解消手段Aは、植付伝動ケース14L,14Rから突出する植付入力軸68L,68Rに対して露出状に伝動連結する伝動軸63,64に設けることができるので、その取付調整を簡単に行えると共に安価な構成のものとすることができる。
【0029】
尚、組立及び分解作業時の作業性は劣るが、入力ケース61から出力する植付動力を、連結部を有しない一つの駆動軸を介して複数の植付機構15M,15L,15Rの植付駆動軸71M,71L,71Rに伝動されるように構成し、以って各植付機構15M,15L,15Rの回転位相差が生じないようにすることもできる。
【0030】
また、植付伝動ケース14L内の植付入力軸68Lに対する植付駆動軸71Lの回転位相を変更できるように構成することによって、上述した位相差解消手段Aと同様な期待効果が得られる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、原動機2の動力を植付機構15M,15L,15Rに伝達する伝動経路中に不等速変換機構38を備えて、植付駆動軸71M,71L,71Rの回転速度を周期的に変動させる移植機において、前記不等速変換機構38から植付機構15M,15L,15Rに至る伝動経路中に、各植付駆動軸71M,71L,71R間の回転位相差を解消する位相差解消手段Aを設けることによって、当該伝動経路中の連結部のガタによって生じる回転位相差を解消して植付動力が伝動されるので、伝動下手側に位置する植付機構15Lの伝動タイミングの遅れが起こらず、不等速変換機構38による所望の疎植性能を得ることができる。
【0032】
そして、入力ケース61に不等速変換された動力を入力し、該入力ケース61から伝動軸63,64を介して直列的に複数の植付機構15M,15L,15Rに動力を伝達するように構成すると共に、前記伝動軸63,64に位相差解消手段Aを設けることによって、前記伝動軸63,64自体を露出状に伝動連結することが可能であり、それにより位相差解消手段Aの取付調整を簡単に行えると共に安価な構成のものとすることができる。
【0033】
そして、入力ケース61から突出する出力部と入力ケース61に隣接する伝動下手側の植付伝動ケース14Mから突出する入力部とを連結し、更に該植付伝動ケース14Mから突出する出力部と、前記入力ケース61と反対側に位置する植付伝動ケース14Lから突出する入力部とを伝動軸63を介して連結すると共に、該伝動軸63と両植付伝動ケース14M,14Lとの連結部C3,C4の一方に位相差解消手段Aを設けることによって、前記両植付伝動ケース14M,14Lの外部で容易に位相差解消手段Aの取付(連結)調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
乗用田植機の側面図。
【図2】同上平面図。
【図3】エンジン及びミッションケースを示す側面図。
【図4】ミッションケースの展開図。
【図5】植付動力伝動系を示す展開図。
【図6】株間変速機構及び不等速伝達機構を示す展開図。
【図7】第二株間変速機構の操作系を示す展開図。
【図8】植付作業部の動力伝動経路を示す展開図。
【図9】同上要部を示す展開図。
【図10】図9におけるH矢視。
【符号の説明】
2 原動機
14M 植付伝動ケース
14L 植付伝動ケース
15M 植付機構
15L 植付機構
15R 植付機構
38 不等速変換機構
61 入力ケース
63 伝動軸
64 伝動軸
71M 植付駆動軸
71L 植付駆動軸
71R 植付駆動軸
A 位相差解消手段
C3 連結部
C4 連結部
Claims (3)
- 原動機(2)の動力を植付機構(15M,15L,15R)に伝達する伝動経路中に不等速変換機構(38)を備えて、植付駆動軸(71M,71L,71R)の回転速度を周期的に変動させる移植機において、前記不等速変換機構(38)から植付機構(15M,15L,15R)に至る伝動経路中に、各植付駆動軸(71M,71L,71R)間の回転位相差を解消する位相差解消手段(A)を設けることを特徴とする移植機。
- 入力ケース(61)に不等速変換された動力を入力し、該入力ケース(61)から伝動軸(63,64)を介して直列的に複数の植付機構(15M,15L,15R)に動力を伝達するように構成すると共に、前記伝動軸(63,64)に位相差解消手段(A)を設けることを特徴とする請求項1記載の移植機。
- 入力ケース(61)から突出する出力部と入力ケース(61)に隣接する伝動下手側の植付伝動ケース(14M)から突出する入力部とを連結し、更に該植付伝動ケース(14M)から突出する出力部と、前記入力ケース(61)と反対側に位置する植付伝動ケース(14L)から突出する入力部とを伝動軸(63)を介して連結すると共に、該伝動軸(63)と両植付伝動ケース(14M,14L)との連結部(C3,C4)の一方に位相差解消手段(A)を設けることを特徴とする請求項2記載の移植機。
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