JP2005064833A - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特色などを用いて色置換して二色刷りなどのシミュレーション出力を行ったときに、置換色を容易にかつ的確に特定可能とする。
【解決手段】 色置換が設定された印刷ジョブに対する画像処理を行うときには、色置換が指定されているプロセスカラーと置換色を色置換情報として抽出し、抽出した色置換情報に基づいて色置換情報画像を生成し、この色置換情報画像の描画命令を作成する(ステップ100〜104)。この後、1ページ分の画像処理が終了するごとに、描画命令に基づいて画像合成を行う(ステップ106〜110)。これにより、印刷物には、色置換情報が明確に記録され、N色印刷シミュレーションの効率化を図ることができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、多色印刷用の画像データに応じた画像を記録紙に形成する出力装置へ画像データを出力するときの画像処理方法及び画像処理装置に関する。
印刷処理の分野におけるデジタル化として、DTP(Desktop Publishing)化が浸透している。DTPは、パーソナルコンピュータやワークステーション等の処理装置上で、画像の作成、加工、編集等を行うことによりページレイアウトを作成し、このページレイアウトに基づいて印刷版を露光するためのフィルムの作成を行ったり(CEPS)、印刷版に直接書き込んで印刷用の刷版を作成する(CTP:Computer to Plate)。
一方、実際の刷版を用いた印刷に先立って校正等を行うときには、WYSIWYG機能等を用いて、モニタに表示したページレイアウトを、ページプリンタ等の印刷出力装置によって印刷出力する。
また、通常のカラー印刷では、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4色(プロセスカラー)を用いて行われるが、必要に応じてプロセスカラーと異なる色(以下、「特色」とする)のインクを使用して行われることがある。
一方、印刷コストを抑えるために、2色印刷が行われることがある。このとき、プロセスカラーの中の1色と特色が用いられたり、2色を特色とすることにより、特殊効果を得るようにすることがある。
ところで、2色印刷用の出力データをクライアントコンピュータ上で作成する際に特色を使用しようとしても、現状のDTP用のアプリケーション上では、特色と特色又は特色とプロセスカラーの掛け合わせを指定することができない。このために、2色印刷用のデータは、プロセスカラーの2色を使用してフィルム出力するのが一般的となっている。
プロセスカラーを使用すれば色の掛け合わせも容易に指定することができるが、通常の画像処理装置に出力したときに、プロセスカラーでの出力しか得られないため、実際の印刷物がどのような仕上がりになるのかを明確に確認することが困難となっていた。
そこで、通常の画像処理装置上で、二色刷りのシミュレーション出力を実現する方法として、CMYKのマネージメント機能に、2色印刷用の特別なプロファイルを適用する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この提案では、二色印刷で使用する予定の特色インクを使用して実際に刷版を用いてカラーチャートの印刷を行い、このカラーチャートを測定することにより特色用のプロファイル(CMYK−L***のルックアップテーブル)を作成し、この特色用のプロファイルと、プリンタ用のプロファイル(L***−C’M’Y’K’のルックアップテーブル)を使用して、カラーマネージメント機能を用いたCMYK−C’M’Y’K’変換を実現することにより特色印刷のシミュレーションを行うようにしている。
また、特願2003−71484号では、置換するプロセスカラーの画素ごとの色情報を、置換色のCMYK値に置き換えることにより、特色を用いた二色刷りシミュレーションを行うように提案している。
一方、特色などを用いた2色刷りシミュレーションを出力するときには、置換色を変更しながら印刷出力し、出力結果から好みの色や色の組み合わせを選択する使用方法も想定される。
しかしながら、色置換を行った場合、出力された印刷物上(出力結果)からは、置換元の色は勿論、置換色の判別も困難であるという問題がある。
特開2000−62253号公報
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、特色などを用いて色置換して二色刷りなどのシミュレーション出力を行ったときに、置換色を容易にかつ的確に特定可能な印刷物を得ることができる画像処理方法及び画像処理装置を提案することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、画像処理端末から入力される画像データ又は描画データに対して画像処理を行う画像処理方法であって、前記画像データ又は描画データ上のプロセスカラーの何れかに対して色置換及び置換色が設定されているときに、設定された前記色置換を実行すると共に、色置換が設定された前記プロセスカラー及び置換色を色置換情報として抽出し、抽出した前記色置換情報に基づいて、前記色置換が設定されているプロセスカラー及び前記置換色を特定可能とする色置換情報画像を生成し、前記色置換された前記画像データ又は描画データに基づいた画像に前記色置換情報画像を合成することを特徴とする。
この発明によれば、プロセスカラーに色置換が設定されている時に、該当するプロセスカラーを設定されている置換色に置換する。これにより、特色などを用いた印刷シミュレーションが可能となっている。
このとき、色置換が設定されているプロセスカラー及び置換色を含む色置換情報を抽出し、この色置換情報に基づいて、プロセスカラー及び置換色を特定可能とする色置換情報画像を生成し、この色置換情報画像を、色置換された画像に合成する。
これにより、特色などを用いた印刷シミュレーションを行ったときに、置換されたプロセスカラー及び置換色を明確に判断することが可能となる。
このような本発明は、画像処理端末から入力される画像データ又は描画データに対する画像処理を行う画像処理装置であって、前記画像データ又は描画データ上のプロセスカラーの何れかに対して置換色と共に色置換が設定されているときに、該設定に基づいた置換処理をおこなう置換手段と、色置換が設定された前記プロセスカラー及び前記置換色を色置換情報として抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出した色置換情報に基づいて置換される前記プロセスカラー及び前記置換色を特定可能とする色置換情報画像を生成する情報画像生成手段と、前記置換手段によって色置換された画像に前記色置換情報画像を合成する合成手段と、を含む画像処理装置によって達成することができる。
色置換情報画像に文字列を含む時には、この文字列を黒色となるように色置換情報画像を形成してもよく、黒色に替えて置換色を用いてもよい。また、これに限らず、文字列は、任意のプロセスカラーを用いることもできる。
また、色置換情報画像にカラーパッチを用いる時には、カラーパッチのみで形成してもよく、文字列とカラーパッチの組み合わせによって形成してもよい。
さらに、本発明の画像処理装置は、前記合成手段が、前記画像データ又は描画データに基づいた画像を印刷出力装置によって記録紙に形成したときに、該画像領域外に前記色置換情報画像を合成することを特徴とする。
この発明によれば、画像データ又は描画データに色置換情報画像が重なることがないので、画像データ又は描画データに基づいた画像と共に色置換情報画像が明確となる。
このような本発明が適用される画像処理装置は、前記情報画像生成手段によって生成される前記色置換情報画像が、前記プロセスカラーと前記置換色を示す文字列を含むことができ、また、前記情報画像生成手段によって生成される前記色置換情報画像が、少なくとも前記置換色によって形成したカラーパッチを含むことができる。
また、本発明の画像処理装置に適用する抽出手段は、置換手段の色置換に色補正用プロファイルが用いられるときに、この色補正プロファイルのルックアップテーブルから置換されるプロセスカラー及び置換色を抽出することができる。また、置換色がL*a*b*値によって設定されているときには、特色としてこのL*a*b*値を用いてもよく、また、L*a*b*値に対する特色名の対応表を設けることにより、L*a*b*値から特色名を検索するようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、二色印刷シミュレーションなどを行ったときにも、印刷出力上で置換されたプロセスカラーと置換色が明確になる。これにより、色置換を行った多色印刷シミュレーションの作業を効率的に行うことができるという優れた効果が得られる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に適用したネットワーク10の概略構成を示している。このネットワーク10は、本発明を適用した画像処理装置として設けられているプリントサーバ12と、画像処理端末として設けられている複数のクライアント端末14とが、通信回線16を介してネットワーク接続されている。
また、プリントサーバ12には、印刷出力装置(IOT)としてプリンタ18が接続されており、プリントサーバ12は、クライアント端末14から出力される印刷ジョブを受信すると、この印刷ジョブに応じた印刷出力を実行する。
なお、以下では、画像処理装置をプリントサーバとして用いて説明するが、本発明の画像処理装置は、これに限らずクライアント端末14とネットワーク接続されたファイルサーバ等の各種の中間サーバに設けて画像処理を行なうものであっても良い。また、プリンタ18に限らず、印刷用の刷版を作成するために画像データに基づいて感光性平版印刷版等を直接露光するプレートセッターや、感光性平版印刷版への画像焼付(露光)に用いる原稿フィルムを露光する露光装置等を接続することもできる。
図2に示すように、プリントサーバ12及びクライアント端末14には、ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)20、22が設けられており、このネットワークI/F20、22を介してそれぞれが通信回線16に接続している。また、プリントサーバ12は、双方向インターフェイス(双方向I/F)24を備えており、この双方向I/F24を介してプリンタ18に接続している。なお、プリントサーバ12は、複数台のプリンタ18が接続されていても良い。
このようなプリントサーバ12は、パーソナルコンピュータ(PC)に所定の機能を備えたPCIボードを追加するなどして構成することができる。また、プリントサーバ12は、キーボード、マウス等の入力デバイスやCRTディスプレイやLCDディスプレイ等の表示デバイスを備えており、表示デバイスに表示した画像に対する処理及び表示画像を印刷出力するWYSIWYG機能を備えたものであっても良い。
プリントサーバ12には、プリンタ18を制御するプリントコントローラ26と共に画像処理部28が設けられている。画像処理部28は、クライアント端末14から印刷ジョブとして入力される画像データや描画データなどのジョブデータに基づいてラスタデータを生成するRIP処理を行なう。
また、プリントサーバ12では、入力された印刷ジョブを処理待ちキューに格納すると共に、処理待ちキューに格納している印刷ジョブを順に読み出して、画像処理(RIP処理)を実行し、画像処理されてプリンタ18へ出力されるデータ(ラスタデータ)を印刷待ちキューに格納して、この印刷待ちキューからプリンタ18へ順に出力する。また、プリントサーバ12では、印刷処理が指定されていないか印刷処理の実行ができないジョブを保持キューに格納して保持する一般的構成となっている。なお、このようなプリントサーバ12は、従来公知の種々の構成を用いることができ、本実施の形態では、詳細な説明を省略する。
一方、クライアント端末14は、各種のアプリケーション30を備えており、アプリケーション30を用いて、画像や文書の作成、加工、編集等の画像処理や文書作成等を行い、刷版印刷用の印刷データの作成が可能となっている。また、クライアント端末14は、作成した画像データ又は描画データと各種の処理指示とを印刷ジョブとしてプリントサーバ12へ送信可能となっている。
プリントサーバ12は、この印刷ジョブを受信すると、この印刷ジョブに対して指定された画像処理を施してプリンタ18へ出力し、印刷ジョブに応じた印刷物が得られるようにしている。
また、プリントサーバ12には、印刷機能設定部32が設けられており、印刷ジョブ等のジョブを受信すると、印刷ジョブで指定されている各種の印刷機能の設定を行う。なお、プリントサーバ12では、従来公知の印刷機能の設定が可能となっており、印刷機能設定部32では、印刷ジョブで指定されている印刷機能を判断し、それぞれの印刷機能が画像処理部28及びプリンタコントローラ26で実行されるように設定するが、本実施の形態では、詳細な説明を省略する。
ところで、プリントサーバ12には、色置換処理部34が設けられている。この色置換処理部34では、色指定されている画像や文字等の描画オブジェクトに対して、指定色の置き換えが設定されているときに、設定に基づいて色置換を行う。
また、プリントサーバ12には、HDD36が設けられている。プリントサーバ12では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のプロセスカラーと別に、予め複数の特色が設定されており、HD36には、設定されている特色ごとのCMYK値がテーブル化されて記憶されている。
色置換処理部34では、プロセスカラーの何れかが、特色への色置換が指定されていると、HDD36に記憶されているCMYK値をルックアップテーブル(LUT)として参照して、CMYK値の設定して色情報を更新するようにしている。すなわち、色置換が指定された色を除いたCMYK値に特色のCMYK値を合成することにより、新たなCMYK値の色情報を生成する。
これにより、例えばプロセスカラーのうちの何れか2色を用いて2色印刷印刷用の画像データや文書データを作成したときに、さらに、そのうちの1色又は2色を、プロセスカラーとは異なる特色を用いて印刷出力することができるようにしている。
すなわち、刷版を用いて印刷出力するときに、プロセスカラーと異なるインクを用いた印刷処理を行ったときのシミュレーションが可能となるようにしている。
なお、画像処理部28の図示しないメモリ上にCMYK出力用領域と、CMYK色補正用領域を設け、印刷ジョブ上の画像(画像オブジェクト)に対する画像処理を行うとき、特色のCMYK値をCMYK出力用領域に格納し、また、該当する画像オブジェクト上で使用されるプロセスカラーのCMYK値を、CMYK色補正用領域に格納し、CMYK色補正領域に格納しているCMYK値に対して色補正を行った後に、補正したCMYK値をCMYK出力用領域に格納しているCMYK値に合成することにより、該当する描画オブジェクトの色情報を生成して出力するなどの構成を適用することができる。
これにより、画像処理部28では、特色を用いてN色印刷シミュレーションを行うときにも、色置換を施していないCMYK値に対する色補正が可能となる。
一方、クライアント端末14のそれぞれには、プリントサーバ12に設けられている各種の印刷機能の設定を行うためのドライバソフト40(プリンタドライバ)が組み込まれており、クライアント端末14では、アプリケーション30によって作成した画像データや描画命令に対する印刷処理等の依頼を行うときに、ドライバソフト40を用いることにより、プリントサーバ12に設けられている各種の印刷機能の設定を行うことができるようになっている。
このドライバソフト40には、プリントサーバ12の機能として備えているN色印刷シミュレーションの設定が可能となっている。
図3(A)には、ドライバソフト40によってクライアント端末14の図示しないモニタに表示されるユーザインターフェイスとして表示される設定ダイアログ42の一例を示している。この設定ダイアログ42では、チェックボックス44をチェックすることにより、N色印刷シミュレーションを行うか否かの指定が可能となる。すなわち、1色印刷シミュレーション(N=1)〜4色印刷シミュレーション(N=4)の設定が可能となっている。
N色印刷シミュレーションを行うときには、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのプロセスカラーのそれぞれに対して、印刷出力するか否か及び印刷出力するときに置換する色の指定を、コンボボックス46A、46B、46C、46D上で選択して指定することができる。
このコンボボックス46A〜46Dでは、プルダウンメニューによってCMYKの各プロセスカラー及びプリントサーバ12で設定されている各特色のリストが表示され、印刷出力しないかリスト内の何れかの色に指定することができ、何れかの色に指定することにより、プリントサーバ12上で該当する色が印刷出力されるように色置換が行われる。
また、指定する色(置換色)としては、特色名だけではなく、CMYK値を意味する文字列を入力できるようにしても良い。例えば、「=C10M20Y30K40」とした形式などで受けつけ、この場合には、シアン10%、マゼンタ20%、イエロー30%、ブラック40%の色に置換する。
なお、設定ダイアログ42上では、シアン、マゼンタの各色に対して、予め設定されている特色1、特色2に置換して2色印刷を行うように指定した例を示している。
このようなユーザインターフェイスとしては、例えば、図3(B)に示す設定ダイアログ48を用いることもできる。この設定ダイアログ48では、N色印刷シミュレーションの指定を省略して、プロセスカラーの各色のそれぞれに対して、印刷出力を行うか否かを設定するチェックボックス50A、50B、50C、50Dと置換色をしているコンボボックス52A、52B、52C、52Dが設けられている。なお、設定ダイアログ48では、一例として、シアンを特色1、及びマゼンタを特色2に色置換して、二色印刷シミュレーションを行うように設定した例を示している。
なお、このユーザインターフェイスは、クライアント端末14のみならず、プリントサーバ12で指定するものであっても良い。このときには、クライアント端末14から送信された印刷ジョブを選択して、図示しないモニタに設定ダイアログ42、48等のユーザインターフェイスを表示して行うようにすれば良い。
一方、図2に示すように、プリントサーバ12には、色置換情報生成部38が設けられている。色置換情報生成部38は、色置換が設定されているときに、色置換情報から置換元の色及び置換色を視認可能とする色置換情報画像60(図4参照)を生成する。
画像処理部28では、画像データ又は描画データに基づいて形成される画像上の所定位置に、色情報生成部38で生成した色置換情報画像60を合成する。
これにより、図4に示すように、プリンタ18からは、記録紙62に、印刷ジョブに応じた画像64と共に、所定位置に色置換情報画像60が形成されたN色印刷シミュレーションの印刷物66が出力される。なお、図4に示す色置換情報画像60では、一例としてシアン(C)を特色1に置換し、マゼンタ(M)を特色2に置換したことを記述している。
このような色置換情報画像60を形成する位置としては、画像64と重ならないことが好ましく、これにより、印刷物66に形成する画像を損ねることなく、置換元の色及び置換色を明確にすることができる。なお、図4に示す色置換情報画像60は、一例として文字列によってC版を特色1に、M版を特色2に置換したことを明示している。
ここで、本実施の形態の作用としてプリントサーバ12およびクライアント端末14によってN色印刷シミュレーションを行うときの処理の概略を説明する。
ネットワーク10では、クライアント端末14で、アプリケーション30を用いて作成、加工、編集等の処理が行われた画像データないし描画命令が印刷ジョブとしてプリントサーバ12へ出力される。このとき、クライアント端末14では、ドライバソフト40を用いてN色印刷シミュレーションを指定することができる。また、N色印刷シミュレーションを行うときには、置換色の指定を合わせて行う。なお、設定ダイアログ42では、シアンからマゼンタへの置換等のプロセスカラーの間での色置換も可能となっている。
一方、プリントサーバ12では、クライアント端末14から出力されたジョブを受信すると、このジョブが印刷ジョブであると、印刷機能設定部32で、印刷機能の読み込み及び設定を行う。また、画像処理部28では、印刷ジョブの画像データ又は描画命令からラスタデータを作成するRIP処理を行う。
画像処理部28で生成されたラスタデータは、所定のタイミングでプリンタ18へ出力される。これにより、プリンタ18は、印刷ジョブの画像データ又は描画命令に基づいた印刷出力を行う。
ところで、プリントサーバ12では、N色印刷シミュレーションが指定されることにより、CMYKのプロセスカラーのそれぞれを指定されている色への色置換を行う。これと共に、プリントサーバ12では、色置換情報生成部38で、色置換情報に基づいて色置換情報画像60を生成し、この色置換情報画像を印刷ジョブの画像に合成する。
図5には、画像処理部28で実行される画像処理の概略を示している。このフローチャートは、印刷機能設定部32で二色刷りなどのN色印刷シミュレーションが設定されていることにより実行され、最初のステップ100では、印刷ジョブ上の色置換情報から元となるプロセスカラー名と、置換色を抽出する。
次のステップ102では、抽出した色置換情報に基づいて色置換情報画像60の画像データを生成し、この画像データを印刷ジョブの画像データに合成する描画命令を作成する(ステップ104)。
このとき、色置換情報画像60に対する描画命令としては、置換色としてブラック(K)が指定されることが殆どないので、ブラック(K)で描画されるように描画命令を生成する。
なお、色置換情報画像60を文字列で形成した時には、ブラック(K)に限らず、置換が設定されているプロセスカラーで描画するように設定するようにしてもよい。このとき、シアンが特色1、マゼンタが特色2に設定されているときには、特色1又は特色2の何れか一方を用いてもよく、また、「C版=特色1」を特色1で描画し、「M版=特色2」を特色2で描画するなどしてもよい。
この後、ステップ106では、印刷ジョブの画像データに対する画像処理を行い、ステップ108では、1ページ分の画像処理が終了したか否かを確認する。
ここで、印刷ジョブに対する画像処理を行う時には、N色印刷シミュレーションの設定に基づいた画像処理、すなわち、色置換処理が合わせて行われる。
プリントサーバ12では、プリンタ18へ出力するためのコンポジット出力の処理と、印刷用の刷版を作成するための分版出力の合成処理が可能となっている。また、プリントサーバ12などの画像処理装置では、描画オブジェクトのCMYK値を新たにCMYK値に変換するカラーマネージメントシステム(CMS)を備えた構成が一般的となっており、コンポジット出力の処理を行うときには、このCMSを使用することができる。
CMSを用いる時には、HDD36に特色ごとのCMYK値を示すLUTを記憶しておき、変換元となるプロセスカラーの画素ごとに、置換色となる特色のCMYK値に変換し、変換後のCMYK値を画素ごとに合成することにより、色置換後の画像のC、M、Y、Kの各色のデータを得る。
また、特色のCMYK値の変換は、例えば、特色の100%濃度のL***値を、HDD36に記憶して、このL***値を用いてCMYK値変換を行うようにしても良い。
さらに、特色へのCMYK値の変換は、例えば、特色ごとに、0〜255までの濃度段階ごとにCMYK値を算出しておいて、このCMYK値を、該当する画素の濃度に合わせてHDD36から読み出すようにしても良い。
このように、コンポジット出力を行うときには、ラスタライズ中にCMSを実行させることにより、描画オブジェクトごとにCMYK値の置き換え(色置換)を実行することができる。また、コンポジット出力の場合は、ラスタライズされたラスタデータに対して、CMSを実行することにより色置換を行うようにしても良い。
分版出力を行うときには、画像データ又は描画データが、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに分解されて出力されるのでラスタライズ中にCMSを実行させることができないために、ラスタライズによって生成されたラスタデータに対してCMSを実行させればよい。
一方、1ページ分の画像処理が終了すると、ステップ108で肯定判定されてステップ110へ移行する。このステップ110では、前記したステップ104で生成した描画命令に基づいて、1ページ分の画像と共に色置換情報画像60が形成されるように画像合成を行う。また、ステップ112では、処理中の印刷ジョブの全てのページに対する画像処理が終了したか否か確認し、肯定判定されることにより、該当する印刷ジョブに対する画像処理を終了する。
このようにして画像処理されることにより生成されたラスターデータが、プリンタ18へ出力されることにより、画像64と共に色置換情報画像60が形成された印刷物66(記録紙62)が得られる。
この印刷物66には、色置換情報画像60が形成されているので、置換元のプロセスカラー及び置換色が明確になる。
一方、ステップ100で実行する色置換情報の抽出は、色置換方法に応じて行われるものであればよい。
例えば、クライアント端末14に設けているドライバソフト40で色置換及び置換色を設定している時には、この設定に基づいてプリントサーバ12が色置換を実行する。
このときには、例えば、図6に示すように、描画命令70中に、色置換が設定されているプロセスカラーと、置換色が色置換情報として含まれる。
この描画命令70では、コメント文中の「False」によって出力しないことが指示される。ここから、イエロー(Y)及びブラック(K)に対しては、印刷出力が実行されないことになる。
また、コメント文で「%PrintOption:2CPressSimCPlate True」でシアン色の出力が設定され、「%PrintOption:2CPressSimCSpot "特色1"」で、シアン(C)を特色1に置き換える指示がなされていることになる。
このよう描画命令70から、シアンを特色1に、マゼンタを特色2に置換する色置換情報と共に、2色印刷シミュレーションの命令を抽出することができる。
このように、色置換情報としては、コメント文中の「CPressSimCPlate」等をキーワードとして抽出することができる。
また、置換するプロセスカラーにだけ、変換後の色成分を割り当て、置換を行わないプロセスカラーにはダミーデータを割り当てるカラープロファイルを用いて、色置換を行うように設定されることがある。
このときには、カラープロファイルは、C、M、Y、Kのそれぞれの入力に対する一次元のルックアップテーブルと、CMYK値とL*a*b*値の対応を示した四次元から三次元へのルックアップテーブルに構成されるが一般的である。
このような色置換用カラープロファイルには、使用されない一次元のルックアップテーブルは、出力が必ず「0」となる特別なルックアップテーブルが設定されている。
ここから、一次元ルックアップテーブルを用いて使用しているプロセスカラーを抽出した後、各プロセスカラーが設定されている色(置換色)を抽出する。また、カラープロファイルには、設定されているL*a*b*値を四次元から三次元に変換するルックアップテーブルが含まれており、このルックアップテーブルから置換色を抽出することができる。
このようにして抽出した置換色のL*a*b*値に対応する特色名を、対応表として予め記憶しておくことにより、この対応表から色置換情報画像60を生成することができる。
また、記録紙62に形成する色置換情報は、色置換情報画像60に限らず、置換色のL*a*b*値を用いることができる。
例えば、置換色のL*a*b*値が、L*=65、a*=−28、b*=−28であった時には、置換色として「L*a*b*=(65、−28、−28)」等の文字列を用いてあらわしてもよい。
一方、色置換情報画像としては、文字列に限らず、カラーパッチを用いてもよい。図7には、カラーパッチを用いた一例とする色置換情報画像68を示している。この色置換情報画像68では、置換色を示す「特色1」の文字列及び「特色2」の文字列のあとに、特色1のカラーパッチ68A及び特色2のカラーパッチ68Bを描画している。
このような色置換情報画像を用いることにより、置換色がより明確となり、多数の置換色を用いて印刷シミュレーションを行ったときにも、所望の色の組み合わせを的確に選択することができ、また、そのときの置換色を明確に識別することができる。
なお、色置換情報画像としては、色置換情報画像60などの文字列のみや、色置換情報画像68などの文字列とカラーパッチ(カラーパッチ68A、68B)の組み合わせに限らず、置換元のプロセスカラーと置換色のそれぞれをカラーパッチで表示するなどの任意の構成を適用することができる。
また、色置換情報画像としては、コメント文としてプロセスカラーと置換色が明確となるように印字するなど、プロセスカラーと置換色が明確になるものであれば、任意の構成を適用することができる。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するもものではない。例えば、本実施の形態では、クライアント端末14から印刷ジョブとしてプリントサーバ12に入力された画像データ又は描画データに対する処理を説明したが、本発明は、これに限るものではなく、プリントサーバ12や中間サーバ等で、N色印刷用データ又はN色印刷シミュレーション用のデータの生成を行うものであっても良い。
また、本実施の形態では、ネットワーク10のプリントサーバ12に本発明を適用して説明したが、本発明はこれに限るものではなく、ネットワークに接続されている任意の構成の画像処理装置に適用することができる。
本実施の形態に適用したプリントサーバが設けられるネットワークの概略構成図である。 本実施の形態に適用したプリントサーバの概略構成図である。 (A)及び(B)は色置換の設定に適用可能なユーザーインターフェイスを示す概略図である。 印刷物に形成される色置換情報画像の一例を示す概略図である。 本発明に係る画像処理の概略を示す流れ図である。 色置換を設定する描画命令の一例を示す概略図である。 印刷物に形成される色置換情報画像の他の一例を示す概略図である。
符号の説明
10 ネットワーク
12 プリントサーバ(画像処理装置)
14 クライアント端末(画像処理端末)
18 プリンタ(印刷出力装置)
26 プリントコントローラ
28 画像処理部
32 印刷機能設定部
34 色置換処理部(色置換手段)
38 色置換情報生成部
42、48 設定ダイアログ
60、68 色置換情報画像
68A、68B カラーパッチ

Claims (5)

  1. 画像処理端末から入力される画像データ又は描画データに対して画像処理を行う画像処理方法であって、前記画像データ又は描画データ上のプロセスカラーの何れかに対して色置換及び置換色が設定されているときに、設定された前記色置換を実行すると共に、色置換が設定された前記プロセスカラー及び置換色を色置換情報として抽出し、抽出した前記色置換情報に基づいて、前記色置換が設定されているプロセスカラー及び前記置換色を特定可能とする色置換情報画像を生成し、前記色置換された前記画像データ又は描画データに基づいた画像に前記色置換情報画像を合成することを特徴とする画像処理方法。
  2. 画像処理端末から入力される画像データ又は描画データに対する画像処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像データ又は描画データ上のプロセスカラーの何れかに対して置換色と共に色置換が設定されているときに、該設定に基づいた置換処理をおこなう置換手段と、
    色置換が設定された前記プロセスカラー及び前記置換色を色置換情報として抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出した色置換情報に基づいて置換される前記プロセスカラー及び前記置換色を特定可能とする色置換情報画像を生成する情報画像生成手段と、
    前記置換手段によって色置換された画像に前記色置換情報画像を合成する合成手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記合成手段が、前記画像データ又は描画データに基づいた画像を印刷出力装置によって記録紙に形成したときに、該画像領域外に前記色置換情報画像を合成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記情報画像生成手段によって生成される前記色置換情報画像が、前記プロセスカラーと前記置換色を示す文字列を含むことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記情報画像生成手段によって生成される前記色置換情報画像が、少なくとも前記置換色によって形成したカラーパッチを含むことを特徴とする請求項2から請求項4の何れか1項に記載の画像処理装置。
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