JP2005064347A - 機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外装部材とカバー部材を着脱可能とする機器を提供する。
【解決手段】 外装部材(201)と、外装部材の外周面に装着されるカバー部材(204)とを有する機器であって、外装部材が、特定の方向において複数形成された穴部(213〜216)と、外周面の内側に穴部に対応して形成された第1の係合部(217〜220)とを有し、カバー部材が、穴部に挿入され、特定の方向とは異なる方向に変位して第1の係合部と係合する複数の第2の係合部(205a〜208a)を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、外装部材及びカバー部材の係合構造を有する機器に関するものである。
カメラのグリップ部のように外装用筐体(カメラ本体の外装部材)に外装用カバー(グリップカバー)を装着するような機器においては、外装用カバーを外装用筐体に対して位置決めした状態で、両面テープ又は接着剤を用いて固定するものがある。
また、外装用カバーを外装用筐体に着脱可能に装着する機器においては、外装用カバーの両端部近傍に、外装用カバーの肉厚方向に突出する複数の係合爪を設け、これらの係合爪を外装用筐体に設けられた複数の係合爪に係合させるものがある。
一方、外装用カバーに、この厚み方向に突出した複数の係合部が設けられているとともに、外装用筐体に、各係合部と嵌合する複数の位置決め穴部が設けられており、上記の係合部が外装用筐体の内面を付勢する付勢面を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。この構成では、係合部および位置決め穴部の嵌合により外装用カバーを外装用筐体に対して位置決めし、外装用カバーの開きを抑えながら外装用筐体に組み込むことができる。
特開平5−325519号公報(第1図、第4図等)
しかし、両面テープ又は接着剤を用いて外装用カバーおよび外装用筐体を固定する構成では、外装用カバーを外装用筐体から取り外すのが困難であり、部品交換等の点で不都合が生じる。
しかも、両面テープを用いた場合には、両面テープの表面に付着した埃等により外装用カバーおよび外装用筐体の密着性が悪くなるおそれがあり、外装用カバーおよび外装用筐体の合わせ部分で段差が生じ、外観を損なうという問題がある。また、接着剤を用いた場合には、接着剤の乾燥時間が長くかかり、乾燥するまで外装用カバーを外装用筐体に対して密着固定しておかなければならず、組み立て作業性に問題がある。
ここで、外装用筐体および外装用カバーを着脱可能とする構成では、外装用カバーを外装用筐体から容易に取り外すことができ、部品交換等も簡単となる。
しかしながら、外装用カバーおよび外装用筐体を単に係合させるだけでは、外装用カバーおよび外装用筐体の合わせ部分で段差が生じ、外観を損なうという問題が残る。また、上記の着脱機構は、外装用カバーの装着時に外装用カバーの係合爪が外装用筐体の厚み方向に変位する構成となっているため、外装用筐体に外装用カバーの係合爪の変位を許容するためのスペースを確保しなければならない。これにより、外装用筐体が大型化してしまうという問題がある。
これに対し、特許文献1に開示されている構成では、外装用カバーの係合部に外装用筐体の内面を付勢する付勢面が設けられているため、外装用カバーおよび外装用筐体の合わせ部分で段差を生じることがなく、外装用カバーを外装用筐体に組み込むことができる。
しかしながら、外装用カバーを外装用筐体に組み込む際に、外装用カバーの係合部が外装用筐体の厚み方向に変位するため、外装用筐体内に係合部の退避スペースを設けなければならず、外装用筐体が大型化してしまう。また、係合部を位置決め穴部に嵌合させる構造では、係合部および位置決め穴部の嵌合寸法精度にもよるが、係合部の長手方向における位置決めが困難であるという問題がある。
本発明の機器は、外装部材と、該外装部材の外周面に装着されるカバー部材とを有する機器であって、外装部材が、特定の方向において複数形成された穴部と、外周面の内側に穴部に対応して形成された第1の係合部とを有し、カバー部材が、穴部に挿入され、特定の方向とは異なる方向に変位して第1の係合部と係合する複数の第2の係合部を有することを特徴とする。
本発明は、カメラ本体の外装部材および該外装部材に取り付けられるグリップカバーからなるカメラのグリップ部分の構造に適用したり、カメラのストロボユニットの構造に適用したりすることができる。
本発明によれば、カバー部材に形成された第2の係合部を外装部材の第1の係合部に係合させるだけで、カバー部材を外装部材に取り付けることができる。これにより、カバー部材および外装部材の組み立てを容易に行うことができるとともに、従来のように接着剤等で固定していないため、カバー部材等を分解して部品交換等を行うことができる。
しかも、第2の係合部を特定の方向と異なる方向に変位させて第1の係合部に係合させるため、外装部材の特定の方向(例えば、従来例のように外装用筐体の厚み方向)において第2の係合部の退避スペースを確保する必要がなくなり、機器の小型化を図ることができる。
第2の係合部により穴部に対して外装部材の外周面側への付勢力を与えれば、カバー部材および外装部材を密着させることができ、これらの部材の当接面にずれが生じて機器の外観が損なわれるのを防止することができる。ここで、カバー部材を樹脂で形成すれば、カバー部材を弾性変形させた状態で外装部材に組み込むことで、上記の付勢力を発生させることができる。そして、第2の係合部(係合爪)および第1の係合部の係合によって、外装部材への付勢方向とは異なる方向においてもカバー部材を位置決めすることができる。
また、第2の係合部に、上記の特定の方向とは異なる方向であって、カバー部材の一端側に延びる係合爪を設けることにより、スライド型をカバー部材の一端側にスライドさせることでカバー部材を容易に成形することができる。
さらに、カバー部材に、外装部材の穴部に挿入され、この穴部に対して外装部材の外周面側への付勢力を与える突起部を設ければ、第2の係合部を変位させるだけの厚みに形成することができるとともに、突起部により外装部材への付勢力を補うことができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1におけるカメラシステムについて説明する。図1は、本実施例におけるカメラシステムの内部構造を示したものである。本実施例のカメラシステムは、カメラ本体15と、カメラ本体15に着脱可能に装着されるレンズ装置1とで構成されている。ここで、レンズ装置1がカメラ本体15に装着されることで、レンズ装置1およびカメラ本体15間でデータの通信を行うことができるようになっている。
図1において、レンズ装置1内には、撮影光学系を構成する撮影レンズ1a、1bと、絞り13が配置されている。なお、図1では、撮影光学系を便宜上2枚の撮影レンズ1a、1bで示しているが、実際には複数のレンズ群で構成されている。
撮影レンズ1aは、レンズ駆動ユニット12からの駆動力を受けることで光軸方向に移動可能となっている。また、絞り13は、絞り駆動ユニット16によって駆動され、光通過口の開口面積を変化させることで像面に入射する撮影光の光量を調節する。
2は主ミラーであり、撮影光路に対して進退可能となっている。主ミラー2が撮影光路上に斜設されている場合において、主ミラー2は、撮影レンズ1a、1bを透過した被写体光束の一部を反射させるとともに、残りの光束を透過させる。
ここで、主ミラー2で反射した光束は、ピント板6上で結像するようになっている。そして、ピント板6を透過した光束は、ペンタプリズム7で正立像に変換された後、ファインダー光学系8に導かれる。このため、撮影者はファインダー9を覗くことにより被写体像を観察することができる。また、測光ユニット14は、ペンタプリズム7を介して被写体光を受光することで、被写体輝度を測定(測光)する。この測光結果に基づいて、絞り13の駆動が制御される。
一方、主ミラー2を透過した光束は、主ミラー2の背面(像面側)に設けられたサブミラー3で反射して、焦点検出ユニット10に導かれる。焦点検出ユニット10は、フィールドレンズ10a、反射ミラー10b、10d、2次結像レンズ10c、撮像素子10eを有しており、サブミラー3から導かれた被写体光を受光して、公知の位相差検出方式により撮影光学系の焦点調節状態を検出する。この焦点調節状態に基づいて、撮影レンズの駆動制御(合焦動作)が行われる。
主ミラー2が撮影光路から退避しているとき、撮影レンズ1a、1bを透過した被写体光束は、像面側に向かうようになっている。4はフォーカルプレンシャッタであり、像面に入射する被写体光の光量(露光量)を調節する。
5は、CCDやCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子であり、被写体光を受光して、この受光量に応じた信号(画像データ)を出力する。固体撮像素子5から出力された画像データは、所定の画像処理(色処理等)が施された後、表示部11に撮影画像として表示される。これにより、撮影者はカメラシステムの外部から表示部11に表示された撮影画像を観察することができる。また、上記の画像データは、カメラ本体1に着脱可能に装着される記録媒体(不図示)に記録される。なお、本実施例のカメラシステムでは、固体撮像素子5を用いた例について説明したが、フィルムを用いた構成であってもよい。
図2は、本実施例におけるカメラ本体15の正面図(A)および背面図(B)を示したものである。
本実施例におけるカメラ本体15の外装は、カメラ本体15の前面を形成する前カバー(外装部材)201、カメラ本体15の上面を形成する上カバー202およびカメラ本体15の背面を形成する後カバー203で構成されており、これらのカバー201〜203は、樹脂又は金属で形成されている。
前カバー201は、撮影者がカメラ本体15を保持するためのグリップ部(図4の201a)を有しており、このグリップ部の表面には別部材であるグリップカバー(カバー部材)204が装着されるようになっている。このグリップカバー204は、樹脂等で形成され、弾性変形することが可能となっている。また、前カバー201のグリップ部の内側には、電池等が配置される。
なお、カメラ本体15には照明ユニット17が設けられており、カメラ本体15に収納される収納位置とカメラ本体15から突出する突出位置との間で移動可能である。そして、照明ユニット17は、突出位置にあるときに被写体に対して照明光を照射することができる。
以下、グリップカバー204を前カバー201に装着するための構造について図3〜図5を用いて説明する。図3はカメラ本体15の側面図であり、前カバー201およびグリップカバー204の装着構造についても示している。ここで、図3(A)は、カメラ本体15の正面向かって右側における側面図であり、図3(B)は、カメラ本体15の正面向かって左側の側面図である。
グリップカバー204は、この長手方向(図3の上下方向)と直交する方向において、曲率を有する弧状に形成されており、この内側には、突起部205、206、207、208が形成されている。
図3(A)において、グリップカバー204の上側には、グリップカバー204の長手方向に対して直交する方向に延びる2つの突起部205a、205bが対になって形成されており、これらの突起部205のうち一方の突起部(第2の係合部)205aの先端には、グリップカバー204の上方向に延びる係止爪209が形成されている。また、グリップカバー204の下側には、グリップカバー204の長手方向に対して直交する方向に延びる2つの突起部206a、206bが対になって形成されており、これらの突起部206のうち一方の突起部(第1の係合部)206aの先端には、グリップカバー204の下方向に延びる係止爪210が形成されている。
ここで、突起部205のうちグリップカバー204の上方に位置する突起部205aに係止爪209を設けるとともに、突起部206のうちグリップカバー204の下方に位置する突起部206aに係止爪210を設けているため、グリップカバー204の上下方向に金型をスライドさせることでグリップカバー204を容易に成形することができる。
一方、前カバー201のグリップ部の上下には、カメラ本体15の厚み方向に延びる位置決め穴部213、214が形成されている。この位置決め穴部213、214にはそれぞれ、突起部205、206が入り込むようになっている。そして、位置決め穴部213の上面には、突起部205aの係止爪209と係合する係止爪(第1の係合部)217が形成されており、位置決め穴部214の下面には、突起部206aの係止爪210と係合する係止爪(第1の係合部)218が形成されている。
図3(B)において、グリップカバー204の上側には、グリップカバー204の長手方向と直交する方向に延びる2つの突起部207a、207bが対になって形成されており、これらの突起部207のうち一方の突起部(第2の係合部)207aの先端には、グリップカバー204の上方向に延びる係止爪211が形成されている。また、グリップカバー204の下側には、グリップカバー204の長手方向に対して直交する方向に延びる2つの突起部208a、208bが対になって形成されており、これらの突起部208のうち一方の突起部(第2の係合部)208aの先端には、グリップカバー204の下方向に延びる係止爪212が形成されている。
ここで、突起部207のうちグリップカバー204の上方に位置する突起部207aに係止爪211を設けるとともに、突起部208のうちグリップカバー204の下方に位置する突起部208aに係止爪212を設けているため、グリップカバー204の上下方向に金型をスライドさせることでグリップカバー204を容易に成形することができる。
一方、前カバー201のグリップ部の上下には、カメラ本体15の厚み方向に延びる位置決め穴部215、216が形成されている。この位置決め穴部215、216にはそれぞれ、突起部207、208が入り込むようになっている。そして、位置決め穴部215の上面には、突起部207aの係止爪211と係合する係止爪(第1の係合部)219が形成されており、位置決め穴部216の下面には、突起部208aの係止爪212と係合する係止爪(第1の係合部)220が形成されている。
ここで、位置決め穴部213および位置決め穴部215や、位置決め穴部214および位置決め穴部216は、カメラ本体15の横方向(特定の方向)において互いに対向する位置に形成されている。
上述した構成において、突起部205〜208をそれぞれ、位置決め穴部213〜216に挿入させることで、グリップカバー204が前カバー201のグリップ部に装着されることになる。
ここで、係止爪209、211が位置決め穴部213、215の上面に形成された係止爪217、219に係合し、係止爪210、212が位置決め穴部214、216の下面に形成された係止爪218、220に係合することで、グリップカバー204をカメラ本体15の厚み方向(図3の左右方向)および高さ方向(図3の上下方向)で位置決めすることができる。
図4は、カメラ本体15のグリップ部分のうちカメラ本体1の厚み方向における断面図であり、グリップカバー204が前カバー201に装着された状態を示している。
グリップカバー204を前カバー201に装着する際には、グリップカバー204を弾性変形させて組み込むようになっている。すなわち、前カバー201に組み込む前のグリップカバー204の曲率半径は、前カバー201のグリップ部201aにおける曲率半径よりも大きくなっており、グリップカバー204をグリップ部201aに沿った形状に弾性変形させることでグリップカバー204を前カバー201に装着することができる。
このため、グリップカバー204の突起部205は、位置決め穴部213に対して図4の矢印x1方向の付勢力を与えることになる。また、グリップカバー204の突起部207は、位置決め穴部215に対して図4の矢印x2方向の付勢力を与えることになる。
なお、図4では不図示であるが、突起部206は位置決め穴部214に対して突起部205と同様の付勢力を与え、突起部208は位置決め穴部216に対して突起部207と同様の付勢力を与えることになる。
次に、図5を用いてグリップカバー204を前カバー201に装着させる際の動作について説明する。図5は、グリップカバー204および前カバー201の係合部分のうちカメラ本体15の縦方向における断面図である。
ここで、図5(A)〜(C)は、グリップカバー204の上側に設けられた突起部205、207を前カバー201の位置決め穴部213、215に組み込むときの動作を示したものである。ここで、突起部205および突起部207の動作は同じであるため、以下の説明では突起部205のみについて説明する。
突起部205を位置決め穴部213に挿入していくと(図5(A))、突起部205の係止爪209のテーパ面209aが、位置決め穴部213の係止爪217のテーパ面217aに当接する。さらに、突起部205が挿入されると、係止爪209のテーパ面209aが係止爪217のテーパ面217aに沿って移動することで、突起部205aが図5(A)の下方向(カメラ本体15の高さ方向、カメラ本体15の横方向に対して直交する方向)、すなわち、グリップカバー204の厚み方向と直交する方向に弾性変形する(図5(B))。
このとき、突起部205aだけが弾性変形するようになっている。すなわち、弾性変形した突起部205aが突起部205bに当接して突起部205bを変形させないように、突起部205aおよび突起部205bの間隔を、突起部205aの変形量よりも広く設定している。
図5(B)の状態から突起部205がさらに挿入すると、突起部205aの係止爪209が係止爪217を乗り上げて、係止爪217に係合する。このとき、突起部205aは、弾性変形した状態から元の状態(弾性変形のない状態)に復元する。
一方、図5(D)〜(F)は、グリップカバー204の下側に設けられた突起部206、208を前カバー201の位置決め穴部214、216に組み込むときの動作を示したものである。ここで、突起部206および突起部208の動作は同じであるため、以下の説明では突起部206のみについて説明する。
突起部206を位置決め穴部214に挿入していくと(図5(D))、突起部206aの係止爪210のテーパ面210aが、位置決め穴部214の係止爪218のテーパ面218aに当接する。さらに、突起部206が挿入されると、係止爪210のテーパ面210aが係止爪218のテーパ面218aに沿って移動することで、突起部206aが図5(D)の上方向(カメラ本体15の上方向)に弾性変形する(図5(E))。
このとき、突起部206aだけが弾性変形するようになっている。すなわち、弾性変形した突起部206aが突起部206bに当接して突起部206bを変形させないように、突起部206aおよび突起部206bの間隔を、突起部206aの変形量よりも広く設定している。
図5(E)の状態から突起部206がさらに挿入すると、突起部206aの係止爪210が係止爪218を乗り上げて、係止爪218に係合する。このとき、突起部206aは、弾性変形した状態から元の状態(弾性変形のない状態)に復元する。
なお、本実施例では、図3(A)に示すように、突起部205a、206aに互いに反対方向に延びる係止爪209、210を設けたが、突起部205b、206bの先端に互いに近づく方向に延びる係止爪を形成するようにしてもよい。この場合には、突起部205b、206bに設けられた係止爪と係合するように、位置決め穴部213、214における係止爪の位置を変える必要がある。そして、突起部207、208についても、上記と同様の構成とすることができる。
本実施例によれば、グリップカバー204に設けられた突起部205〜208の係止爪209〜212を位置決め穴部213〜216の係止爪217〜220に係合させるだけでグリップカバー204を前カバー201に装着することができる。これにより、従来例のように接着剤を用いたり、溶着したりすることなく、グリップカバー204を前カバー201に固定できるため、組立作業性を向上させることができる。また、グリップカバー204を前カバー201から容易に取り外すことができる。
また、図4で説明したように、グリップカバー204は前カバー201に対してカメラ本体横方向(図4の矢印X1、X2方向)で付勢しているため、グリップカバー204を前カバー201に対して容易に位置決めすることができるとともに、グリップカバー204および前カバー201を密着させることができる。このようにグリップカバー204を前カバー201に密着させることで、グリップカバー204および前カバー201の合わせ面がずれることによりカメラ本体の外観が損なわれるのを防止することができる。
本実施例では、グリップカバー204に2対の突起部205a(206a〜208a)、205b(206b〜208b)を設けているため、位置決め穴部213(214〜216)に係合する突起部205aを弾性変形しやすい程度の厚みにすることができるとともに、他方の突起部205bにより前カバー201(位置決め穴部213)に対する付勢力やグリップカバー204の強度を十分に補うことができる。
また、弾性変形する突起部205a(206a〜208a)は、グリップカバー204の厚み方向に対して直交する方向に変位するようになっているため、突起部をグリップカバーの厚み方向に変位させる係合構造(従来例)に比べて、グリップカバー204の厚み方向におけるスペースを小さくでき、カメラ本体の小型化を図ることができる。
次に、本発明の実施例2におけるカメラシステムについて説明する。本実施例のカメラシステムの内部構成は、実施例1で説明したカメラシステムの構成と同じであり、同じ部材については同一符号を用いる。以下、実施例1と異なる部分について説明する。
図6はカメラ本体15の側面図であり、前カバー201およびグリップカバー204の装着構造についても示している。ここで、図6(A)は、カメラ本体15の正面向かって右側における側面図であり、図6(B)は、カメラ本体15の正面向かって左側の側面図である。
図6(A)において、グリップカバー204の上側には、グリップカバー204の長手方向に対して直交する方向に延びる2つの突起部205a、205bが対になって形成されており、これらの突起部205のうち一方の突起部205aの先端には係止爪209が形成されている。また、グリップカバー204の下側には、グリップカバー204の長手方向に対して直交する方向に延びる2つの突起部206a、206bが対になって形成されており、これらの突起部206のうち一方の突起部206aには係止爪210が形成されている。
一方、前カバー201のグリップ部の上下には、カメラ本体15の厚み方向に延びる位置決め穴部213、214が形成されている。この位置決め穴部213、214にはそれぞれ、突起部205、206が入り込むようになっている。そして、位置決め穴部213の挿入口にはテーパ面213aが形成されているとともに、奥側の上面には凹部(第2の係合部)221が形成されている。また、位置決め穴部214の挿入口にはテーパ面214aが形成されているとともに、奥側の下面には凹部(第2の係合部)222が形成されている。
また、図6(B)において、グリップカバー204の上側には、グリップカバー204の長手方向に対して直交する方向に延びる2つの突起部207a、207bが対になって形成されており、これらの突起部207のうち一方の突起部207aの先端には係止爪211が形成されている。また、グリップカバー204の下側には、グリップカバー204の長手方向に対して直交する方向に延びる2つの突起部208a、208bが対になって形成されており、これらの突起部208のうち一方の突起部208aの先端には係止爪212が形成されている。
一方、前カバー201のグリップ部の上下には、カメラ本体15の厚み方向に延びる位置決め穴部215、216が形成されている。この位置決め穴部215、216にはそれぞれ、突起部207、208が入り込むようになっている。そして、位置決め穴部215の挿入口にはテーパ面215aが形成されているとともに、奥側の上面には凹部(第2の係合部)223が形成されている。また、位置決め穴部216の挿入口にはテーパ面216aが形成されているとともに、奥側の下面には凹部(第2の係合部)224が形成されている。
上述した構成において、突起部205〜208をそれぞれ、位置決め穴部213〜216に挿入させることで、グリップカバー204が前カバー201のグリップ部に装着されることになる。
ここで、係止爪209、211が位置決め穴部213、215の上面に形成された凹部221、223に係合し、係止爪210、212が位置決め穴部214、216の下面に形成された凹部222、224に係合することで、グリップカバー204をカメラ本体15の厚み方向(図6の左右方向)および高さ方向(図6の上下方向)で位置決めすることができる。
なお、本実施例では、位置決め穴部213〜216のそれぞれに、凹部221〜224を形成した構成について説明したが、位置決め穴部213〜216のうちいずれかの位置決め穴部に上記の凹部を設けるとともに、他の位置決め穴部に実施例1で説明したような係止爪を設けるようにしてもよい。
次に、図7を用いてグリップカバー204を前カバー201に装着させる際の動作について説明する。図7は、グリップカバー204および前カバー201の係合部分のうちカメラ本体15の縦方向における断面図である。
ここで、図7(A)〜(C)は、グリップカバー204の上側に設けられた突起部205、207を前カバー201の位置決め穴部213、215に組み込むときの動作を示したものである。ここで、突起部205および突起部207の動作は同じであるため、以下の説明では突起部205のみについて説明する。
突起部205を位置決め穴部213に挿入すると、突起部205の係止爪209のテーパ面209aが、位置決め穴部213のテーパ面213aに当接する(図7(A))。さらに、突起部205が挿入されると、係止爪209のテーパ面209aが位置決め穴部213のテーパ面213aに沿って移動することで、突起部205aが図7(A)の下方向(カメラ本体15の下方向)に弾性変形する(図7(B))。
このとき、突起部205aだけが弾性変形するようになっている。すなわち、弾性変形した突起部205aが突起部205bに当接して突起部205bを変形させないように、突起部205aおよび突起部205bの間隔を、突起部205aの変形量よりも広く設定している。
図7(B)の状態から突起部205がさらに挿入されると、突起部205aの係止爪209が位置決め穴部213の凹部221に係合する(図7(C))。
一方、図7(D)〜(F)は、グリップカバー204の下側に設けられた突起部206、208を前カバー201の位置決め穴部214、216に組み込むときの動作を示したものである。ここで、突起部206および突起部208の動作は同じであるため、以下の説明では突起部206のみについて説明する。
突起部206についても、上述した突起部205の動作と同様である。まず、係止爪210のテーパ面210aが位置決め穴部214のテーパ面214aに当接し(図7(D))、このテーパ面214aに沿って移動することで突起部206aが弾性変形する(図7(E))。そして、突起部206が位置決め穴部214に所定量挿入されることで、係止爪210が位置決め穴部214の凹部に係合する(図7(F))。
このように、突起部205〜208のそれぞれが、位置決め穴部213〜216に挿入されることで、グリップカバー204が前カバー210に装着される。
本実施例においても、実施例1と同様の効果を得ることができる。また、本実施例では、グリップカバー204の上側に形成された突起部205a、207a(係止爪209、211)が位置決め穴部213、215の上面に当接するとともに、グリップカバー204の下側に形成された突起部206a、208a(係止爪210、212)が位置決め穴部214、216の下面に当接することで、グリップカバー204が前カバー201に対してカメラ本体上下方向に変位するのを阻止することができる。
なお、上述した実施例では、カメラシステムについて説明したが、カメラ本体およびレンズ装置が一体的に構成されたカメラについても適用することができる。また、上述した実施例では、カメラ本体のグリップ部分における構造について説明したが他の構造についても適用することができる。
例えば、図2における照明ユニット17の構造について適用することができる。具体的には、照明ユニット17が、照明ユニット17の上面および両側面を形成する外装カバーと、光源等を保持し、外装カバーが装着される保持部材とで構成されているとき、外装カバーと保持部材に上述した実施例のような係合機構を設けることができる。
また、上述した実施例のようにカメラ本体の外装が複数のカバー(前カバー201、上カバー202および後カバー203)で構成されているときに、これらのカバーを互いに係合させる構造として上述した実施例の構造を適用することができる。
実施例1におけるカメラシステムの内部構造を示す図である。 実施例1におけるカメラ本体の正面図(A)および背面図(B)である。 実施例1におけるカメラ本体の側面図であって、グリップカバーおよび前カバーの係合構造を示す図である。 カメラ本体のグリップ部分における横断面図である。 実施例1において、グリップカバーを前カバーに取り付けるときの説明図である。 実施例2におけるカメラ本体の側面図であって、グリップカバーおよび前カバーの係合構造を示す図である。 実施例2において、グリップカバーを前カバーに取り付けるときの説明図である。
符号の説明
201:前カバー
202:上カバー
203:後カバー
204:グリップカバー
205〜208:突起部
209〜212:グリップカバーの係合爪
213〜216:位置決め穴部
217〜220:前カバーの係合爪
221〜224:凹部

Claims (5)

  1. 外装部材と、該外装部材の外周面に装着されるカバー部材とを有する機器であって、
    前記外装部材が、特定の方向において複数形成された穴部と、前記外周面の内側に前記穴部に対応して形成された第1の係合部とを有し、
    前記カバー部材が、前記穴部に挿入され、前記特定の方向とは異なる方向に変位して前記第1の係合部と係合する複数の第2の係合部を有することを特徴とする機器。
  2. 前記第2の係合部が前記穴部に対して前記外周面側への付勢力を与えることを特徴とする請求項1に記載の機器。
  3. 前記第2の係合部が、前記特定の方向とは異なる方向であって、前記カバー部材の一端側に延びる係合爪を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の機器。
  4. 前記カバー部材が、前記穴部に挿入され、前記穴部に対して前記外周面側への付勢力を与える突起部を有することを特徴とする請求項1に記載の機器。
  5. 前記カバー部材が、樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の機器。


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