JP2005061850A - 湿度インジケータ及び吸湿具 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸湿状態及び乾燥状態を目視によって明瞭に識別できる湿度インジケータ、及び、湿度インジケータに用いられている湿度センサ材の耐久性を向上させることのできる吸湿具を得る。
【解決手段】湿気の吸放湿材20に対して用いられる湿度インジケータ25を備えた吸湿具。該インジケータ25に用いられている塩化コバルトなどを主成分とする湿度センサ材26は低湿(乾燥)時にはブルーを呈し、高湿(吸湿)時にはピンクに変色する。この湿度センサ材26を覆うように設けた非透湿性の透明フィルム27に「乾燥」の文字をピンクで表示すると共に、「干してください」の文字をブルーで表示する。また、湿度インジケータ25の表面を被覆/開放可能な蓋部材を設け、この吸湿具を天日干しする際に、湿度センサ材26を直射日光から保護するようにしてもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】湿気の吸放湿材20に対して用いられる湿度インジケータ25を備えた吸湿具。該インジケータ25に用いられている塩化コバルトなどを主成分とする湿度センサ材26は低湿(乾燥)時にはブルーを呈し、高湿(吸湿)時にはピンクに変色する。この湿度センサ材26を覆うように設けた非透湿性の透明フィルム27に「乾燥」の文字をピンクで表示すると共に、「干してください」の文字をブルーで表示する。また、湿度インジケータ25の表面を被覆/開放可能な蓋部材を設け、この吸湿具を天日干しする際に、湿度センサ材26を直射日光から保護するようにしてもよい。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、湿度インジケータ及び吸湿具、特に、湿度に応じて変色する湿度インジケータ、及び、周囲の湿度に応じて吸湿、放湿を繰り返す吸放湿材を備えた吸湿具に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】
【特許文献1】
実開昭64−28934号公報
【特許文献2】
特開2002−129139号公報
【0003】
従来から、周囲の湿度に応じて変色する湿度インジケータが種々提供されている。この種の湿度インジケータとしてよく知られているのは、塗料に塩化コバルト、塩化カルシウムなどを添加し、湿度に対応して変色するセンサ材を布帛や紙などに塗布又は含浸させたものである(特許文献1参照)。
【0004】
湿度の識別は、センサ材の色の変化を目視し、インジケータに添付されている説明書きや色見本を参酌して判断する。一例を示すと、市販されている林化学工業社製の感湿変色塗料EC BASE WPETの場合、乾燥時はブルーに変色し、吸湿時にはピンクに変色する。そのことを、湿度センサの保持部材に文章又は色見本として印刷して湿度インジケータとして構成されている。
【0005】
しかし、湿度センサ材の横に説明書きや色見本を表示するのは、それなりに必要なことであるが、湿度センサ材の直上に湿度の情報を表示することができれば、ユーザーは直感的に湿度の状態を識別できて便利である。
【0006】
また、湿度による変色性塗料で印刷を施したものも知られているが、変色性塗料を印刷するには大掛かりな装置を必要とし、1色刷りであるし、細かい文字や図形などを印刷することは不可能である。
【0007】
特許文献2には、明確に変色を確認できる変色性経時インジケータが開示されている。このインジケータは、基材上に、隔離層を介して、温度及び/又は湿度並びに経時期間に応じて変色する変色インキ層及び非変色インキ層を有し、変色インキ層の一部又は全部が外気にさらされるようにしたものである。通常は変色インキ層と非変色インキ層とが混在していて両者を識別することができないが、変色インキ層が経時的に変色すると、その変色が非変色インキ層から浮かび上がり、変色したこと(経時変化したこと)を識別することができる。
【0008】
一方、洋服ダンスや押入の吸湿材としては、従来からシリカゲルA型や塩化カルシウムが一般的に使用されており、この種の吸湿材は吸湿してしまうと放湿しないタイプであり、1回限りの使い捨てである。しかし、使い捨てでは、資源の無駄使いであるし、吸湿時に強アルカリ性を示すものなどがあって人体や環境に対する危険性を有している。
【0009】
そこで、近年では、周囲の湿度に応じて吸湿、放湿を繰り返すシリカゲルB型や吸放湿繊維(例えば、東洋紡社製モイスファイン、カネボウ社製ベルオアシス)が開発され、実用化されている。
【0010】
そこで、本発明者はこの種の吸放湿材を使用して洋服ダンスや押入の吸湿具とすることに着目した。吸放湿材は繰り返して使用できるものであり、吸湿後は乾燥させてまた吸湿させるのであるから、吸湿状態にあること及び乾燥したことをユーザーが認識できなければならない。従って、この種の吸放湿材は前記湿度インジケータと組み合わせて吸湿具として構成することが不可欠になる。即ち、湿度インジケータの変色によって吸湿状態であると識別されると、吸放湿材を天日にさらして乾燥させる。乾燥したか否かも湿度インジケータの変色によって判断する。
【0011】
しかしながら、前記吸放湿材は何年もの耐久性を有するのに対して、前記湿度センサ材は直射日光に対する耐久性が20〜30時間しかない。これでは、吸放湿材は十分に使用に耐える状態であっても、湿度センサ材の耐久性が短時間で終了することに伴って吸湿具としての使用期間も終了してしまうという問題点が生じる。
【0012】
そこで、本発明の目的は、吸湿状態及び乾燥状態を目視によって明瞭に識別できる湿度インジケータを提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、湿度インジケータに用いられている湿度センサ材の耐久性を向上させることのできる吸湿具を提供することにある。
【0014】
【発明の構成、作用及び効果】
以上の目的を達成するため、第1の発明は、高湿下では周囲の湿気を吸収すると共に低湿下では放湿して乾燥する吸放湿材に対して用いられる湿度インジケータにおいて、低湿時には第1の色を呈すると共に高湿時には第2の色を呈する湿度センサ材と、該湿度センサ材の表面を覆う透明フィルムと、該透明フィルムの前記湿度センサ材を覆う領域に設けられた、前記第2の色で表示された乾燥状態表示部及び前記第1の色で表示された吸湿状態表示部とを備えたことを特徴とする。
【0015】
第1の発明に係る湿度インジケータにあっては、低湿(乾燥)状態において湿度センサ材が第1の色を呈しているとき、透明フィルムに設けられた第2の色で表示された乾燥状態表示部が第1の色から浮かび上がって目視されることになる。これにて、ユーザーは吸放湿材が乾燥状態にあることを目視によって識別することができる。一方、高湿(吸湿)状態において湿度センサ材が第2の色を呈しているとき、透明フィルムに設けられた第1の色で表示された吸湿状態表示部が第2の色から浮かび上がって目視されることになる。これにて、ユーザーは吸放湿材が吸湿状態にあって乾燥を必要としていることを目視によって明瞭に識別することができる。
【0016】
第1の発明に係る湿度インジケータにおいて、透明フィルムは湿気を透過させない材料からなることが好ましい。湿度インジケータはあくまで吸放湿材が乾燥状態にあるか、吸湿状態にあるかを表示するものであり、外気の湿度に影響されることは好ましくはない。従って、湿度センサ材の表面を覆う透明フィルムとして不透湿性のものを使用すれば、外気の湿度にあまり影響されることなく、吸放湿材の湿度を感知することができる。
【0017】
前記非透湿性の透明フィルムによって湿度センサ材を収納する袋体を構成してもよい。この場合、袋体の背面部には透湿用の開口部を形成し、該背面部を吸放湿材に向けるように配置すればよい。あるいは、非透湿性の透明フィルムを正面側に配置し、透湿性材料(例えば、不織布)を背面側に配置した袋体に、湿度センサ材を収納してもよい。
【0018】
第1の発明に係る湿度インジケータにおいて、乾燥状態は、「乾燥」若しくは「乾燥済み」の文字又は「太陽」の図形などによって表示することができる。また、吸湿状態は、「干してください」の文字又は「雨」の図形などによって表示することができる。
【0019】
第2の発明に係る吸湿具は、高湿下では周囲の湿気を吸収すると共に低湿下では放湿して乾燥する吸放湿材と、該吸放湿材を保持する通気自在な筐体と、該筐体の表面に設置された、前記吸放湿材の湿度を変色によって表示する湿度インジケータと、前記筐体に設置された、前記湿度インジケータの表面を被覆/開放可能な蓋部材とを備えたことを特徴とする。
【0020】
第2の発明に係る吸湿具においては、再使用のために吸放湿材を天日で乾燥させる場合、蓋部材で湿度インジケータの表面を被覆することにより、湿度インジケータの直射日光による劣化を防止することができる。従って、湿度インジケータの寿命が延び、長期にわたって使用できる吸湿具を得ることができる。
【0021】
第2の発明に係る吸湿具にあっては、前記第1の発明に係る湿度インジケータを備えることが好ましい。吸放湿材の乾燥状態及び吸湿状態を外気にあまり影響されることなく、かつ、明瞭に識別することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る湿度インジケータ及び吸湿具の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0023】
(第1実施形態、図1〜図3参照)
図1に示す本発明の第1実施形態である吸湿具10Aは、筐体15と、吸放湿繊維からなる吸放湿材20と、湿度インジケータ25とで構成されている。
【0024】
筐体15は、表体15aと裏体15bとをそれぞれプラスチック材にて一体成形し、篭状に組み合わせたもので、表裏面に多数の透孔16を有し、上辺に吊り下げ用のフック17を備えている。
【0025】
吸放湿材20は、高湿下では周囲の湿気を吸収すると共に低湿下では放湿して乾燥する吸放湿繊維(例えば、東洋紡社製モイスファイン、カネボウ社製ベルオアシス)からなる布材であり、筐体15に囲まれて保持されている。
【0026】
湿度インジケータ25は、低湿時には第1の色を呈すると共に高湿時には第2の色を呈する湿度センサ材を不織布に含浸させたものである。以下、不織布を含めて湿度センサ材を符号26で示す。湿度センサ材26としては、例えば、林化学工業社製の感湿変色塗料EC BASE WPETが使用されている。この乾湿変色塗料は、乾燥時は第1の色(ブルー)に変色し、吸湿時には第2の色(ピンク)に変色する。
【0027】
湿度センサ材26は、前記筐体15の正面に形成した大きな透孔16aに位置し、前記吸放湿材20上に直接的に設けられている。そして、このセンサ材26の表面は非透湿性を有する透明フィルム27によって覆われている。
【0028】
前記透明フィルム27の表面又は裏面には、「乾燥」の文字が第2の色(ピンク)で、「干してください」の文字が第1の色(ブルー)で、それぞれ上下に並べて印刷されている。
【0029】
本第1実施形態において、吸放湿材20が乾燥状態にあるとき、湿度センサ材26も乾燥しており、該センサ材26は第1の色(ブルー)を呈している。この場合、図2(A)に示すように、透明フィルム27にブルーで印刷された「干してください」の文字はセンサ材26の背景色(ブルー)に溶け込んで目視されることはない。これに対して、透明フィルム27にピンクで印刷された「乾燥」の文字はセンサ材26の背景色(ブルー)から浮かび上がって目視することができる。
【0030】
一方、吸放湿材20が吸湿状態に至ると、湿度センサ材26は湿度を感知して第2の色(ピンク)に変色する。この場合、図2(B)に示すように、透明フィルム27にピンクで印刷された「乾燥」の文字はセンサ材26の背景色(ピンク)に溶け込んで目視されることはない。これに対して、透明フィルム27にブルーで印刷された「干してください」の文字はセンサ材26の背景色(ピンク)から浮かび上がって目視することができる。
【0031】
以上の如く、湿度センサ材26の変色に応じて、「乾燥」又は「干してください」の文字が目視されることによって、ユーザーは吸放湿材20の状態を容易に識別することができ、「干してください」の文字が浮かび上がれば、この吸湿具10Aを天日にさらすなどして乾燥させる。乾燥したか否かは、「干してください」の文字が消え、「乾燥」の文字が浮かび上がることにより識別することができる。
【0032】
また、本第1実施形態において、透明フィルム27は湿気を透過させないフィルムが使用されている。湿度センサ材26の表面に位置するフィルム27を非透湿材とすることにより、湿度センサ材26が外気の湿度にあまり影響されることなく、吸放湿材20の湿度を感知することになる。
【0033】
なお、吸放湿材20の状態を表示するには、前記「乾燥」、「干してください」の文字に限ることはなく、他の適当な文字であってもよい。あるいは、象徴的な図形であってもよい。例えば、図3(A),(B)に示すように、透明フィルム27に太陽の図形を第2の色で表示すると共に、雨の図形を第1の色で表示するようにしてもよい。勿論、乾燥状態及び吸湿状態を象徴する他の図形であってもよい。
【0034】
(第2実施形態、図4及び図5参照)
本第2実施形態は、基本的には前記第1実施形態として示した吸湿具10Aと同様の構成を有する吸湿具10Bであり、第1実施形態と同じ部材には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。
【0035】
この第2実施形態において特徴的な点は、湿度インジケータ25の湿度センサ材26を直射日光による劣化から保護するため、筐体15にインジケータ25を被覆/開放可能な蓋部材30を設けたことにある。
【0036】
筐体15において、表面の領域16A,16B,16Cは多数の透孔(図示せず)を形成した領域であり、かつ、表面には三段に大きな透孔16a,16b,16cが形成されている。
【0037】
透孔16a,16b,16cの裏側には1枚のボール紙35が設けられ、このボール紙35が透孔16b,16cから露出する領域には本吸湿具10Bのキャッチフレーズや使用説明が印刷されている。
【0038】
湿度インジケータ25は透孔16aの中央部に設置されている。即ち、図5(B)に示すように、ボール紙35の開口部35aを塞ぐように非透湿性の透明フィルム27を貼着し、ボール紙35の背面側から湿度センサ材26を貼着する。この場合、透明フィルム27の背面側27aに粘着剤が塗布されている。
【0039】
図5(B)に示すように透明フィルム27及び湿度センサ26を備えたボール紙35を前記筐体15の内側に設置する。ボール紙35は筐体15の内側と吸放湿材20とで挟着され、湿度センサ材26の裏面は吸放湿材20に直接接触し、表面は透明フィルム27によって被覆されることになる(図5(A)参照)。これにて、透孔16aの中央部に細い枠体で囲まれた小孔16a’から非透湿性の透明フィルム27及び湿度センサ材26を目視することができる。
【0040】
蓋部材30は、スライド用の突起31を有し、湿度インジケータ25を被覆/開放可能に、透孔16aに形成した溝部18,18にスライド自在に設けられている。図4は、蓋部材30がインジケータ25を開放している状態を示し、蓋部材30はこの位置から図4中右方にスライドすることによりインジケータ25を被覆する。
【0041】
蓋部材30によってインジケータ25を被覆するのは、吸放湿材20を乾燥させるために天日干しする際であり、これにて湿度センサ材26の劣化が直射日光によって促進することを極力防止ができる。
【0042】
なお、前記透明フィルム27には前記第1実施形態と同様に、乾燥状態及び吸湿状態の表示部が第2の色及び第1の色にて印刷されている。また、透明フィルム27は湿度センサ材26が直接外気と接触するのをできるだけ防止する作用を有することも第1実施形態と同様である。
【0043】
(湿度インジケータの他の実施形態、図6参照)
湿度インジケータとしては、図6に示すものであってもよい。この湿度インジケータ25を製作するには、まず、湿度センサ材26のほぼ2倍の面積の非透湿性の透明フィルム27を用意する(図6(A)参照)。
【0044】
このフィルム27の上半分には、前記実施形態と同様に、「乾燥しました」、「干してください」の文字が第2の色(ピンク)及び第1の色(ブルー)で、それぞれ印刷されている。フィルム27の下半分には多数の透湿用の開口部27bが形成されている。
【0045】
このフィルム27を図6(A)に点線で示す中間部で折曲げ、両側を熱溶着することで袋体を形成し、該袋体に湿度センサ材26を収納する(図6(B)参照)。この湿度インジケータ25にあっては、開口部27bが形成された袋体の背面部を吸放湿材に向けるように配置される。
【0046】
なお、袋体を形成するときに、フィルム27と湿度センサ材26を重ねておき、フィルム27を折り曲げて熱溶着する際、同時に湿度センサ材26を収納するようにしてもよい。
【0047】
さらに、他の構成として、非透湿性の透明フィルムを正面側に配置し、透湿性材料(例えば、不織布)を背面側に配置した袋体に、湿度センサ材を収納するようにしてもよい。
【0048】
(他の実施形態)
なお、本発明に係る湿度インジケータ及び吸湿具は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できることは勿論である。
【0049】
特に、筐体15や蓋部材30の構成、細部の形状などは任意である。また、吸放湿材20及び湿度センサ材26として前記実施形態に示したもの以外に種々の材料を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態である吸湿具を示し、(A)は正面図、(B)は(A)のX−X断面図である。
【図2】図1に示した湿度インジケータの表示状態の一例を示し、(A)は乾燥状態の正面図、(B)は吸湿状態の正面図である。
【図3】図1に示した湿度インジケータの表示状態の他の例を示し、(A)は乾燥状態の正面図、(B)は吸湿状態の正面図である。
【図4】第2実施形態である吸湿具を示す正面図である。
【図5】図4のY−Y断面図である。
【図6】湿度インジケータの他の実施形態を示し、(A)は非透湿性の透明フィルムの展開図、(B)は断面図である。
【符号の説明】
10A,10B…吸湿具
15…筐体
20…吸放湿材
25…湿度インジケータ
26…湿度センサ材
27…非透湿性透明フィルム
30…蓋部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、湿度インジケータ及び吸湿具、特に、湿度に応じて変色する湿度インジケータ、及び、周囲の湿度に応じて吸湿、放湿を繰り返す吸放湿材を備えた吸湿具に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】
【特許文献1】
実開昭64−28934号公報
【特許文献2】
特開2002−129139号公報
【0003】
従来から、周囲の湿度に応じて変色する湿度インジケータが種々提供されている。この種の湿度インジケータとしてよく知られているのは、塗料に塩化コバルト、塩化カルシウムなどを添加し、湿度に対応して変色するセンサ材を布帛や紙などに塗布又は含浸させたものである(特許文献1参照)。
【0004】
湿度の識別は、センサ材の色の変化を目視し、インジケータに添付されている説明書きや色見本を参酌して判断する。一例を示すと、市販されている林化学工業社製の感湿変色塗料EC BASE WPETの場合、乾燥時はブルーに変色し、吸湿時にはピンクに変色する。そのことを、湿度センサの保持部材に文章又は色見本として印刷して湿度インジケータとして構成されている。
【0005】
しかし、湿度センサ材の横に説明書きや色見本を表示するのは、それなりに必要なことであるが、湿度センサ材の直上に湿度の情報を表示することができれば、ユーザーは直感的に湿度の状態を識別できて便利である。
【0006】
また、湿度による変色性塗料で印刷を施したものも知られているが、変色性塗料を印刷するには大掛かりな装置を必要とし、1色刷りであるし、細かい文字や図形などを印刷することは不可能である。
【0007】
特許文献2には、明確に変色を確認できる変色性経時インジケータが開示されている。このインジケータは、基材上に、隔離層を介して、温度及び/又は湿度並びに経時期間に応じて変色する変色インキ層及び非変色インキ層を有し、変色インキ層の一部又は全部が外気にさらされるようにしたものである。通常は変色インキ層と非変色インキ層とが混在していて両者を識別することができないが、変色インキ層が経時的に変色すると、その変色が非変色インキ層から浮かび上がり、変色したこと(経時変化したこと)を識別することができる。
【0008】
一方、洋服ダンスや押入の吸湿材としては、従来からシリカゲルA型や塩化カルシウムが一般的に使用されており、この種の吸湿材は吸湿してしまうと放湿しないタイプであり、1回限りの使い捨てである。しかし、使い捨てでは、資源の無駄使いであるし、吸湿時に強アルカリ性を示すものなどがあって人体や環境に対する危険性を有している。
【0009】
そこで、近年では、周囲の湿度に応じて吸湿、放湿を繰り返すシリカゲルB型や吸放湿繊維(例えば、東洋紡社製モイスファイン、カネボウ社製ベルオアシス)が開発され、実用化されている。
【0010】
そこで、本発明者はこの種の吸放湿材を使用して洋服ダンスや押入の吸湿具とすることに着目した。吸放湿材は繰り返して使用できるものであり、吸湿後は乾燥させてまた吸湿させるのであるから、吸湿状態にあること及び乾燥したことをユーザーが認識できなければならない。従って、この種の吸放湿材は前記湿度インジケータと組み合わせて吸湿具として構成することが不可欠になる。即ち、湿度インジケータの変色によって吸湿状態であると識別されると、吸放湿材を天日にさらして乾燥させる。乾燥したか否かも湿度インジケータの変色によって判断する。
【0011】
しかしながら、前記吸放湿材は何年もの耐久性を有するのに対して、前記湿度センサ材は直射日光に対する耐久性が20〜30時間しかない。これでは、吸放湿材は十分に使用に耐える状態であっても、湿度センサ材の耐久性が短時間で終了することに伴って吸湿具としての使用期間も終了してしまうという問題点が生じる。
【0012】
そこで、本発明の目的は、吸湿状態及び乾燥状態を目視によって明瞭に識別できる湿度インジケータを提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、湿度インジケータに用いられている湿度センサ材の耐久性を向上させることのできる吸湿具を提供することにある。
【0014】
【発明の構成、作用及び効果】
以上の目的を達成するため、第1の発明は、高湿下では周囲の湿気を吸収すると共に低湿下では放湿して乾燥する吸放湿材に対して用いられる湿度インジケータにおいて、低湿時には第1の色を呈すると共に高湿時には第2の色を呈する湿度センサ材と、該湿度センサ材の表面を覆う透明フィルムと、該透明フィルムの前記湿度センサ材を覆う領域に設けられた、前記第2の色で表示された乾燥状態表示部及び前記第1の色で表示された吸湿状態表示部とを備えたことを特徴とする。
【0015】
第1の発明に係る湿度インジケータにあっては、低湿(乾燥)状態において湿度センサ材が第1の色を呈しているとき、透明フィルムに設けられた第2の色で表示された乾燥状態表示部が第1の色から浮かび上がって目視されることになる。これにて、ユーザーは吸放湿材が乾燥状態にあることを目視によって識別することができる。一方、高湿(吸湿)状態において湿度センサ材が第2の色を呈しているとき、透明フィルムに設けられた第1の色で表示された吸湿状態表示部が第2の色から浮かび上がって目視されることになる。これにて、ユーザーは吸放湿材が吸湿状態にあって乾燥を必要としていることを目視によって明瞭に識別することができる。
【0016】
第1の発明に係る湿度インジケータにおいて、透明フィルムは湿気を透過させない材料からなることが好ましい。湿度インジケータはあくまで吸放湿材が乾燥状態にあるか、吸湿状態にあるかを表示するものであり、外気の湿度に影響されることは好ましくはない。従って、湿度センサ材の表面を覆う透明フィルムとして不透湿性のものを使用すれば、外気の湿度にあまり影響されることなく、吸放湿材の湿度を感知することができる。
【0017】
前記非透湿性の透明フィルムによって湿度センサ材を収納する袋体を構成してもよい。この場合、袋体の背面部には透湿用の開口部を形成し、該背面部を吸放湿材に向けるように配置すればよい。あるいは、非透湿性の透明フィルムを正面側に配置し、透湿性材料(例えば、不織布)を背面側に配置した袋体に、湿度センサ材を収納してもよい。
【0018】
第1の発明に係る湿度インジケータにおいて、乾燥状態は、「乾燥」若しくは「乾燥済み」の文字又は「太陽」の図形などによって表示することができる。また、吸湿状態は、「干してください」の文字又は「雨」の図形などによって表示することができる。
【0019】
第2の発明に係る吸湿具は、高湿下では周囲の湿気を吸収すると共に低湿下では放湿して乾燥する吸放湿材と、該吸放湿材を保持する通気自在な筐体と、該筐体の表面に設置された、前記吸放湿材の湿度を変色によって表示する湿度インジケータと、前記筐体に設置された、前記湿度インジケータの表面を被覆/開放可能な蓋部材とを備えたことを特徴とする。
【0020】
第2の発明に係る吸湿具においては、再使用のために吸放湿材を天日で乾燥させる場合、蓋部材で湿度インジケータの表面を被覆することにより、湿度インジケータの直射日光による劣化を防止することができる。従って、湿度インジケータの寿命が延び、長期にわたって使用できる吸湿具を得ることができる。
【0021】
第2の発明に係る吸湿具にあっては、前記第1の発明に係る湿度インジケータを備えることが好ましい。吸放湿材の乾燥状態及び吸湿状態を外気にあまり影響されることなく、かつ、明瞭に識別することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る湿度インジケータ及び吸湿具の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0023】
(第1実施形態、図1〜図3参照)
図1に示す本発明の第1実施形態である吸湿具10Aは、筐体15と、吸放湿繊維からなる吸放湿材20と、湿度インジケータ25とで構成されている。
【0024】
筐体15は、表体15aと裏体15bとをそれぞれプラスチック材にて一体成形し、篭状に組み合わせたもので、表裏面に多数の透孔16を有し、上辺に吊り下げ用のフック17を備えている。
【0025】
吸放湿材20は、高湿下では周囲の湿気を吸収すると共に低湿下では放湿して乾燥する吸放湿繊維(例えば、東洋紡社製モイスファイン、カネボウ社製ベルオアシス)からなる布材であり、筐体15に囲まれて保持されている。
【0026】
湿度インジケータ25は、低湿時には第1の色を呈すると共に高湿時には第2の色を呈する湿度センサ材を不織布に含浸させたものである。以下、不織布を含めて湿度センサ材を符号26で示す。湿度センサ材26としては、例えば、林化学工業社製の感湿変色塗料EC BASE WPETが使用されている。この乾湿変色塗料は、乾燥時は第1の色(ブルー)に変色し、吸湿時には第2の色(ピンク)に変色する。
【0027】
湿度センサ材26は、前記筐体15の正面に形成した大きな透孔16aに位置し、前記吸放湿材20上に直接的に設けられている。そして、このセンサ材26の表面は非透湿性を有する透明フィルム27によって覆われている。
【0028】
前記透明フィルム27の表面又は裏面には、「乾燥」の文字が第2の色(ピンク)で、「干してください」の文字が第1の色(ブルー)で、それぞれ上下に並べて印刷されている。
【0029】
本第1実施形態において、吸放湿材20が乾燥状態にあるとき、湿度センサ材26も乾燥しており、該センサ材26は第1の色(ブルー)を呈している。この場合、図2(A)に示すように、透明フィルム27にブルーで印刷された「干してください」の文字はセンサ材26の背景色(ブルー)に溶け込んで目視されることはない。これに対して、透明フィルム27にピンクで印刷された「乾燥」の文字はセンサ材26の背景色(ブルー)から浮かび上がって目視することができる。
【0030】
一方、吸放湿材20が吸湿状態に至ると、湿度センサ材26は湿度を感知して第2の色(ピンク)に変色する。この場合、図2(B)に示すように、透明フィルム27にピンクで印刷された「乾燥」の文字はセンサ材26の背景色(ピンク)に溶け込んで目視されることはない。これに対して、透明フィルム27にブルーで印刷された「干してください」の文字はセンサ材26の背景色(ピンク)から浮かび上がって目視することができる。
【0031】
以上の如く、湿度センサ材26の変色に応じて、「乾燥」又は「干してください」の文字が目視されることによって、ユーザーは吸放湿材20の状態を容易に識別することができ、「干してください」の文字が浮かび上がれば、この吸湿具10Aを天日にさらすなどして乾燥させる。乾燥したか否かは、「干してください」の文字が消え、「乾燥」の文字が浮かび上がることにより識別することができる。
【0032】
また、本第1実施形態において、透明フィルム27は湿気を透過させないフィルムが使用されている。湿度センサ材26の表面に位置するフィルム27を非透湿材とすることにより、湿度センサ材26が外気の湿度にあまり影響されることなく、吸放湿材20の湿度を感知することになる。
【0033】
なお、吸放湿材20の状態を表示するには、前記「乾燥」、「干してください」の文字に限ることはなく、他の適当な文字であってもよい。あるいは、象徴的な図形であってもよい。例えば、図3(A),(B)に示すように、透明フィルム27に太陽の図形を第2の色で表示すると共に、雨の図形を第1の色で表示するようにしてもよい。勿論、乾燥状態及び吸湿状態を象徴する他の図形であってもよい。
【0034】
(第2実施形態、図4及び図5参照)
本第2実施形態は、基本的には前記第1実施形態として示した吸湿具10Aと同様の構成を有する吸湿具10Bであり、第1実施形態と同じ部材には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。
【0035】
この第2実施形態において特徴的な点は、湿度インジケータ25の湿度センサ材26を直射日光による劣化から保護するため、筐体15にインジケータ25を被覆/開放可能な蓋部材30を設けたことにある。
【0036】
筐体15において、表面の領域16A,16B,16Cは多数の透孔(図示せず)を形成した領域であり、かつ、表面には三段に大きな透孔16a,16b,16cが形成されている。
【0037】
透孔16a,16b,16cの裏側には1枚のボール紙35が設けられ、このボール紙35が透孔16b,16cから露出する領域には本吸湿具10Bのキャッチフレーズや使用説明が印刷されている。
【0038】
湿度インジケータ25は透孔16aの中央部に設置されている。即ち、図5(B)に示すように、ボール紙35の開口部35aを塞ぐように非透湿性の透明フィルム27を貼着し、ボール紙35の背面側から湿度センサ材26を貼着する。この場合、透明フィルム27の背面側27aに粘着剤が塗布されている。
【0039】
図5(B)に示すように透明フィルム27及び湿度センサ26を備えたボール紙35を前記筐体15の内側に設置する。ボール紙35は筐体15の内側と吸放湿材20とで挟着され、湿度センサ材26の裏面は吸放湿材20に直接接触し、表面は透明フィルム27によって被覆されることになる(図5(A)参照)。これにて、透孔16aの中央部に細い枠体で囲まれた小孔16a’から非透湿性の透明フィルム27及び湿度センサ材26を目視することができる。
【0040】
蓋部材30は、スライド用の突起31を有し、湿度インジケータ25を被覆/開放可能に、透孔16aに形成した溝部18,18にスライド自在に設けられている。図4は、蓋部材30がインジケータ25を開放している状態を示し、蓋部材30はこの位置から図4中右方にスライドすることによりインジケータ25を被覆する。
【0041】
蓋部材30によってインジケータ25を被覆するのは、吸放湿材20を乾燥させるために天日干しする際であり、これにて湿度センサ材26の劣化が直射日光によって促進することを極力防止ができる。
【0042】
なお、前記透明フィルム27には前記第1実施形態と同様に、乾燥状態及び吸湿状態の表示部が第2の色及び第1の色にて印刷されている。また、透明フィルム27は湿度センサ材26が直接外気と接触するのをできるだけ防止する作用を有することも第1実施形態と同様である。
【0043】
(湿度インジケータの他の実施形態、図6参照)
湿度インジケータとしては、図6に示すものであってもよい。この湿度インジケータ25を製作するには、まず、湿度センサ材26のほぼ2倍の面積の非透湿性の透明フィルム27を用意する(図6(A)参照)。
【0044】
このフィルム27の上半分には、前記実施形態と同様に、「乾燥しました」、「干してください」の文字が第2の色(ピンク)及び第1の色(ブルー)で、それぞれ印刷されている。フィルム27の下半分には多数の透湿用の開口部27bが形成されている。
【0045】
このフィルム27を図6(A)に点線で示す中間部で折曲げ、両側を熱溶着することで袋体を形成し、該袋体に湿度センサ材26を収納する(図6(B)参照)。この湿度インジケータ25にあっては、開口部27bが形成された袋体の背面部を吸放湿材に向けるように配置される。
【0046】
なお、袋体を形成するときに、フィルム27と湿度センサ材26を重ねておき、フィルム27を折り曲げて熱溶着する際、同時に湿度センサ材26を収納するようにしてもよい。
【0047】
さらに、他の構成として、非透湿性の透明フィルムを正面側に配置し、透湿性材料(例えば、不織布)を背面側に配置した袋体に、湿度センサ材を収納するようにしてもよい。
【0048】
(他の実施形態)
なお、本発明に係る湿度インジケータ及び吸湿具は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できることは勿論である。
【0049】
特に、筐体15や蓋部材30の構成、細部の形状などは任意である。また、吸放湿材20及び湿度センサ材26として前記実施形態に示したもの以外に種々の材料を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態である吸湿具を示し、(A)は正面図、(B)は(A)のX−X断面図である。
【図2】図1に示した湿度インジケータの表示状態の一例を示し、(A)は乾燥状態の正面図、(B)は吸湿状態の正面図である。
【図3】図1に示した湿度インジケータの表示状態の他の例を示し、(A)は乾燥状態の正面図、(B)は吸湿状態の正面図である。
【図4】第2実施形態である吸湿具を示す正面図である。
【図5】図4のY−Y断面図である。
【図6】湿度インジケータの他の実施形態を示し、(A)は非透湿性の透明フィルムの展開図、(B)は断面図である。
【符号の説明】
10A,10B…吸湿具
15…筐体
20…吸放湿材
25…湿度インジケータ
26…湿度センサ材
27…非透湿性透明フィルム
30…蓋部材
Claims (6)
- 高湿下では周囲の湿気を吸収すると共に低湿下では放湿して乾燥する吸放湿材に対して用いられる湿度インジケータにおいて、
低湿時には第1の色を呈すると共に高湿時には第2の色を呈する湿度センサ材と、
前記湿度センサ材の表面を覆う透明フィルムと、
前記透明フィルムの前記湿度センサ材を覆う領域に設けられた、前記第2の色で表示された乾燥状態表示部及び前記第1の色で表示された吸湿状態表示部と、
を備えたことを特徴とする湿度インジケータ。 - 前記透明フィルムは湿気を透過させない材料からなることを特徴とする請求項1に記載の湿度インジケータ。
- 前記非透湿性の透明フィルムによって前記湿度センサ材を収納する袋体を構成し、該袋体の背面部には透湿用の開口部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の湿度インジケータ。
- 前記非透湿性の透明フィルムを正面側に配置し、透湿性材料を背面側に配置した袋体に、前記湿度センサ材が収納されていることを特徴とする請求項2に記載の湿度インジケータ。
- 高湿下では周囲の湿気を吸収すると共に低湿下では放湿して乾燥する吸放湿材と、
前記吸放湿材を保持する通気自在な筐体と、
前記筐体の表面に設置された、前記吸放湿材の湿度を変色によって表示する湿度インジケータと、
前記筐体に設置された、前記湿度インジケータの表面を被覆/開放可能な蓋部材と、
を備えたことを特徴とする吸湿具。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の湿度インジケータを備えたことを特徴とする請求項5に記載の吸湿具。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007292669A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Orion Mach Co Ltd | 湿度インジケータ、湿度インジケータ装置および除湿装置 |
CN105752462A (zh) * | 2014-12-19 | 2016-07-13 | 中国航天科工集团八五研究所 | 一种带有湿度指示功能的干燥剂包装袋及其制备方法 |
-
2003
- 2003-08-12 JP JP2003207343A patent/JP2005061850A/ja active Pending
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JP4524267B2 (ja) * | 2006-04-26 | 2010-08-11 | オリオン機械株式会社 | 湿度インジケータ、湿度インジケータ装置および除湿装置 |
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