JP2007176540A - 密封袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】変色前と変色後の色を同時に視認することができ、説明書きや色見本が不要な湿気インジケータを備えた密封袋を得る。
【解決手段】 湿気を感知して変色する薬剤12を含浸又は塗布した湿気感知シート11と、袋本体を構成する透明湿気不透過性のプラスチックフィルム2の内側に湿気感知シート11を覆って貼り付けるための湿気不透過性粘着シール15と、からなる湿気インジケータを備えた密封袋。湿気不透過性粘着シール15は、湿気感知シート11よりも広い面積を有し、かつ、湿気感知シート11の面積よりも小さな通気開口部16が形成されている。湿気感知シート11は通気開口部16に臨む部分が袋内部の湿気によって変色し、徐々に通気開口部16の周囲に変色が広がっていく。
【選択図】図4
【解決手段】 湿気を感知して変色する薬剤12を含浸又は塗布した湿気感知シート11と、袋本体を構成する透明湿気不透過性のプラスチックフィルム2の内側に湿気感知シート11を覆って貼り付けるための湿気不透過性粘着シール15と、からなる湿気インジケータを備えた密封袋。湿気不透過性粘着シール15は、湿気感知シート11よりも広い面積を有し、かつ、湿気感知シート11の面積よりも小さな通気開口部16が形成されている。湿気感知シート11は通気開口部16に臨む部分が袋内部の湿気によって変色し、徐々に通気開口部16の周囲に変色が広がっていく。
【選択図】図4
Description
本発明は、密封袋、特に、内部に湿気インジケータを備えた湿気不透過性プラスチックフィルムからなる密封袋に関する。
従来から、周囲の湿度に応じて変色する湿気インジケータが種々提供されている(特許文献1〜4参照)。この種の湿気インジケータとしてよく知られているのは、塗料に塩化コバルト、塩化カルシウムなどを添加し、湿度に対して変色する薬剤を布や紙などに含浸又は塗布したものである。
しかしながら、従来の湿気インジケータは、薬剤の全体が湿気に応じて変色するため、変色してしまうと変色前の色が判然とせず、インジケータのみでは湿気の変化を視認することが困難であるという問題点を有していた。
そこで、湿気インジケータを備えた袋や容器などには乾燥時と湿気時の色を説明書きしたり、色見本を印刷しておくことが必要とされていた。しかし、説明書きや色見本を印刷しておくのは煩雑であり、印刷スペースを必要とし、コストも上昇する。
特開昭58−216936号公報
実開昭64−28934号公報
特開平11−161177号公報
特開2000−51586号公報
そこで、本発明の目的は、変色前と変色後の色を同時に視認することができ、説明書きや色見本が不要な湿気インジケータを備えた密封袋を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、湿気不透過性プラスチックフィルムからなる密封袋であって、
湿気を感知して変色する薬剤を含浸又は塗布した湿気感知シートと、前記湿気不透過性プラスチックフィルムの透明部分の内側に前記湿気感知シートを覆って貼り付けるための湿気不透過性粘着シールと、を備え、
前記湿気不透過性粘着シールは、前記湿気感知シートよりも広い面積を有し、かつ、前記湿気感知シートの面積よりも小さな通気開口部が形成されていること、
を特徴とする。
湿気を感知して変色する薬剤を含浸又は塗布した湿気感知シートと、前記湿気不透過性プラスチックフィルムの透明部分の内側に前記湿気感知シートを覆って貼り付けるための湿気不透過性粘着シールと、を備え、
前記湿気不透過性粘着シールは、前記湿気感知シートよりも広い面積を有し、かつ、前記湿気感知シートの面積よりも小さな通気開口部が形成されていること、
を特徴とする。
本発明においては、湿気感知シートは、湿気不透過性プラスチックフィルムの透明部分の内側と湿気不透過性粘着シールとで挟着された状態にあり、湿気不透過性粘着シールに形成した通気開口部に臨む部分が湿気によって変色し、徐々に通気開口部の周囲に変色が広がっていく。この過程で、変色の程度、即ち、乾燥時の元の色と湿気で変色した色とを直接同時に目視して比較することができ、変色の度合を視認できるので説明書きや色見本は不要である。湿気感知シートが湿気不透過性プラスチックフィルムの内側と湿気不透過性粘着シールとで挟着された部分はなかなか湿気が浸透せず、色の変化は極めて緩慢に生じる。それゆえ、乾燥時の色と吸湿時の変色とを同時に比較でき、湿気で変色した状態を明瞭に視認できるのである。
また、本発明においては、湿気を感知して変色する薬剤が湿気感知シートの片面に塗布されており、該塗布面が湿気不透過性プラスチックフィルムの内側に向けて湿気不透過性粘着シールにて貼り付けられていることが好ましい。薬剤の塗布面をプラスチックフィルムの透明部分に密接させることで湿気感知シートの色を鮮明に目視することができ、しかも、袋の内容物が薬剤に触れることがないという効果を奏する。
以下、本発明に係る密封袋の実施例について添付図面を参照して説明する。
図1に、湿気インジケータ10を備えた密封袋1を示す。この密封袋1は透明プラスチックフィルム2を重ねて溶断あるいは溶着した周知の袋であり、プラスチックフィルム2は湿気インジケータ10が以下に説明するように貼り付けられた部分が少なくとも透明で湿気不透過性である。
湿気インジケータ10は、図2に示す湿気感知シート11と、図3に示す粘着シール15とで構成されている。湿気感知シート11は、例えば不織布であり、その片面に湿気を感知して変色する薬剤12、例えば、塩化コバルト含有薬剤(乾燥時は青色、吸湿時は赤色に変色)が塗布されている。なお、シート11の材質や薬剤の種類は種々のものを使用することができ、薬剤12をシート11に含浸させてもよい。
粘着シール15は、湿気不透過性の材料、例えばポリエチレンテレフタレートフィルムからなり、湿気感知シート11よりも広い面積を有し、かつ、湿気感知シート11よりも小さな通気開口部16が形成されている。
図4に示すように、湿気感知シート11は粘着シール15によって袋本体を構成するプラスチックフィルム2の内側に貼り付けられる。このとき、通気開口部16が湿気感知シート11の中央部に臨み、湿気感知シート11の周辺部分はプラスチックフィルム2と粘着シール15とで挟着されることになる。また、湿気感知シート11は薬剤12の塗布面がプラスチックフィルム2の内側に向けて貼り付けられている。
以上の構成からなる湿気インジケータ10において、湿気感知シート11は、プラスチックフィルム2の内側と粘着シール15とで挟着された状態にあり、袋内の湿度が上昇すると通気開口部16に臨む部分が湿気によって変色し(図5の斜線部分参照)、徐々に通気開口部16の周囲(図5のドット部分参照)に変色が広がっていく。この過程で、変色の程度を、即ち、乾燥時の元の色と湿気で変色した色とを同時に直接比較でき、湿気で変色した状態を明瞭に視認することができる。従って、色変化の説明書きや色見本は不要である。
即ち、湿気感知シート11のプラスチックフィルム2の内側と粘着シール15とで挟着された周辺部分はなかなか湿気が浸透せず、色の変化は極めて緩慢に生じる。それゆえ、乾燥時の色と吸湿時の変色とを同時に明瞭に認識することができる。
また、湿気を感知して変色する薬剤12が湿気感知シート11の片面に塗布されており、該塗布面がプラスチックフィルム2の内側に向けて粘着シール15にて貼り付けられているため、薬剤12の塗布面がプラスチックフィルム2に密接し、湿気感知シート11の色を鮮明に目視することができる。しかも、袋1の内容物が薬剤12に触れることがないので衛生などの面で安全でもある。
なお、本発明に係る密封袋は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、前記実施例では、表示の鮮明性や安全面などを考慮して薬剤塗布面をプラスチックフィルムの内側に向けて貼り付けたものを示したが、薬剤塗布面を袋の内側に向けて貼り付けてもよい。
1…密封袋
10…湿気インジケータ
11…湿気感知シート
12…薬剤
15…粘着シール
16…通気開口部
10…湿気インジケータ
11…湿気感知シート
12…薬剤
15…粘着シール
16…通気開口部
Claims (2)
- 湿気不透過性プラスチックフィルムからなる密封袋であって、
湿気を感知して変色する薬剤を含浸又は塗布した湿気感知シートと、前記湿気不透過性プラスチックフィルムの透明部分の内側に前記湿気感知シートを覆って貼り付けるための湿気不透過性粘着シールと、を備え、
前記湿気不透過性粘着シールは、前記湿気感知シートよりも広い面積を有し、かつ、前記湿気感知シートの面積よりも小さな通気開口部が形成されていること、
を特徴とする密封袋。 - 湿気を感知して変色する薬剤が湿気感知シートの片面に塗布されており、該塗布面が前記湿気不透過性プラスチックフィルムの内側に向けて前記湿気不透過性粘着シールにて貼り付けられていることを特徴とする請求項1記載の密封袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005376481A JP2007176540A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 密封袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005376481A JP2007176540A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 密封袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007176540A true JP2007176540A (ja) | 2007-07-12 |
Family
ID=38302107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005376481A Pending JP2007176540A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 密封袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007176540A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013159377A (ja) * | 2012-02-07 | 2013-08-19 | Toray Ind Inc | ラミネートフィルムロールの梱包方法および梱包体、ならびにラミネートフィルムロールを用いた積層体の製造方法 |
CN109353674A (zh) * | 2018-11-29 | 2019-02-19 | 南京新绿叶实业有限公司 | 一种具有检测湿度和氧浓度功能的脱氧剂 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000043979A (ja) * | 1999-08-02 | 2000-02-15 | Hitachi Ltd | 面実装型半導体パッケ―ジ包装体の製造方法 |
JP2005297969A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Nippon Kako Kizai Kk | 乾燥剤収納体 |
-
2005
- 2005-12-27 JP JP2005376481A patent/JP2007176540A/ja active Pending
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