JP2005297969A - 乾燥剤収納体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造が容易で、しかも、外部から内部に収納された乾燥剤の吸湿可能状態を正確に判断でき、使用寿命も分かる、実用性の高い乾燥剤収納体を提供する。
【解決手段】 内部にインジケータ5と乾燥剤6が収納される収納袋本体1と、収納袋本体1に設けられた透明部Tと、インジケータ5が湿度に応じて表示する色を表示した色見本部材10と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部に収納された乾燥剤の吸湿可能状態が分かる乾燥剤収納体に関する。
一般に、水分あるいは湿気を嫌う食品や精密機器等が収納された容器内には、シリカゲルあるいはゼオライト等からなる乾燥剤が内部に封入された袋状の乾燥剤収納体が入れられ、使用されている。この乾燥剤収納体は、従来から、有孔で透明な樹脂フィルム、たとえば、ポリプロピレンフィルムなどにより形成された通気性のある袋内に、乾燥剤と、吸湿状態により色が変化するインジケータを入れたものや、不織布からなる袋内に、乾燥剤と、インジケータを入れたもの等がある。なお、場合によっては、インジケータを入れてないものもある。
前記透明な樹脂フィルムのものは、吸湿効果は不織布より劣るが、インジケータを観察しやすく、製造も容易である。一方、不織布のものは、吸湿効果は前記樹脂フィルムのものに勝るものの、透明性に欠けることから、内部のインジケータが見にくい。このため、不織布の一部に穴を設け、この穴を透明フィルムにより閉じ、外部から見え易くしたものもある。
ところが、このような乾燥剤収納体は、インジケータが色変化しても、どの程度吸湿しているのか、あとどの位乾燥剤を使用できるのか、正確には分からない。また、不織布のものは、一部に穴を設け、これを透明のフィルムにより閉じる場合、穴位置と透明フィルムにずれが発生し易く、製造が面倒になる虞がある。
また、最近では、金属と有機物との酸化・窒化反応を抑制する抑制剤が内部に設けられた密閉容器内の湿度が外部から分かるように、容器に穴を明け、この穴に透明プラスチックフィルムで覆ったインジケータを設けて湿度表示手段としたものもある(下記特許文献1参照)。
しかし、これも前記不織布のものと同様に、製造が面倒であり、しかも外部から目視できるようにしても、吸湿状態がどの程度を数値的に判断することは不明であり、このため乾燥剤があとどの程度使用できるかも分からず、使用勝手の悪いもので、実用性のないものとなっている。
特開2003−180864号公報(要約、請求項9、段落番号[0019]、図3参照)
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、製造が容易で、しかも、外部から内部に収納された乾燥剤の吸湿可能状態を正確に判断でき、使用寿命も分かる、実用性の高い乾燥剤収納体を提供ことにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る乾燥剤収納体は、内部にインジケータと乾燥剤が収納される収納袋本体と、当該収納袋本体に設けられた透明部と、前記インジケータが湿度に応じて表示する色を表示した色見本部材と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る乾燥剤収納体の色見本部材は、前記透明部の領域内に設けられ、前記インジケータが湿度に応じて表示する色に対応する色を段階的に表示した色見本部と、当該色に対応する乾燥剤の吸湿可能状態を数値表示した数値表示部とを有することを特徴とする。
本発明の乾燥剤収納体は、内部に乾燥剤が収納された収納袋本体に色見本部材を取付けたので、外部から内部に収納された乾燥剤の吸湿可能状態や、使用寿命を目視により、正確に判断することができる。
また、色見本部材は、インジケータが湿度に応じて表示する色に対応する色を段階的に表示した色見本部と、当該色に対応する乾燥剤の吸湿可能状態を数値表示した数値表示部とを有するので、インジケータの色と色見本部の色との直接対比観察により乾燥剤の現状あるいは使用寿命を容易に判断することができる。また、色見本部材を収納袋本体の透明部の領域内に貼着などにより取付けると、製造面でも有利となるのみでなく、インジケータと色見本部との比較が容易にでき、乾燥剤の吸湿可能状態や、使用寿命を正確に判断することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る乾燥剤収納体を示す斜視図、図2は図1の2−2線に沿う断面図、図3は同実施形態の色見本部材を示す平面図である。
本実施形態に係る乾燥剤収納体1は、図1,2に示すように、収納袋本体2と、収納袋本体2に設けられた色見本部材10とを有している。
収納袋本体2は、全体的には不織布により構成されているが、中央部分は不織布が設けられていない領域3が形成され、この領域3を、たとえば、ポリプロピレンフィルムなどの樹脂フィルムからなる透明もしくは半透明のシート4(以下簡単のため透明シート4)が覆うように設けられ、収納袋本体2とヒートシールなどにより固着され、透明部Tが形成されている。この透明部Tの大きさは、中身が見えるならばどのようなものでもよいが、本実施形態では、製造面での容易化を図るため、透明シート4は、収納袋本体2の一端から他端まで全体にわたり設けられ、ヒートシールにより固着している。
この収納袋本体2の内部には、粒状のインジケータ5と、シリカゲルあるいはゼオライト等からなる粒状の乾燥剤6が収納されている。なお、図2においては、理解を容易にするため、一部のインジケータ5と乾燥剤6を拡大表示している。
一方、前記色見本部材10は、前記透明部Tの領域内に、つまり、透明シート4の表面の一部に中身が見えるように貼着されている。色見本部材10について、さらに詳述すれば、図3に示すように、透明シート4の表面に貼着された透明シート状基板11に、インジケータ5が湿度に応じて変化する色に対応する色を段階的に表示した色見本部12と、当該色見本部12の各色が示す吸湿可能状態を数字で%表示した数値表示部13とを印刷したものである。本実施形態では、色見本部12と数値表示部13の数値との対応関係が容易に理解できるように、色見本部12内に数値表示部13の数値を記載しているが、別位置に数値表示部13の数値を記載してもよい。また、この色見本部材10は、透明シート状基板11に表示された前記色見本部12や数値表示部13の余剰部分に、種々の注意書きや説明書き、たとえば「梱包内の湿度の目安としてご使用ください」などを記載しても良い。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図4は乾燥剤収納体の製造状態を略示した説明図である。まず、本実施形態に係る乾燥剤収納体1の製造方法について概説する。図4に示すように、所定幅の不織布20が巻回された不織布ロールRから不織布20を引き出し、その先端を取出しローラ21で挟持し、連続的に不織布20が引き出されるようにする。この不織布ロールRから取出しローラ21に至る経路中には、当該帯状不織布20の長手軸線に直交する断面がC字状になるように成形する成形部材22が設けられている。
また、別途設けられた透明シート4が巻回された透明シートロールRから透明シート4を引き出し、その先端を前記取出しローラ21で挟持し、連続的に透明シート4が引き出されるようにする。
そして、前記取出しローラ21やガイドローラ23によりC字状とされた不織布20に沿うように透明シート4を導き、不織布20の両側端間に形成された、不織布20が設けられていない領域3を透明シート4が覆うように配置する。この状態で、不織布20と透明シート4とを第1加熱部材24によりヒートシールすると、不織布20と透明シート4は、長手軸線に直交する断面が環状の筒状体になる。
このように流れ搬送されている不織布20に透明シート4をヒートシールにより取付けると、位置ずれなく透明シート4を取り付けることができ、製造が容易になり、不良率が低く、安定的に製造できる。
前記取出しローラ21による前記筒状体の取出しを一時的に停止し、当該筒状体を長手軸線に直交する方向から第2加熱部材25によりヒートシールし、下方側の封止端を形成する。
このヒートシール後、上方のホッパー26から粒状のインジケータ5と乾燥剤6を所定量投入し、所定長下方へ移動した後、貯溜された乾燥剤6などの上部を長手軸線に直交する方向から第2加熱部材25によりヒートシールし、封止すると、上方側の封止端が形成され、この上方側封止端の上部をカッター27により切断すると、乾燥剤収納体1が形成される。
最後に、色見本部材10を透明シート4の表面に貼着すると、製造作業は完了する。ただし、この色見本部材10の透明シート4への貼着は、この段階でなく、予め行っておいてもよい。
このようにして形成された乾燥剤収納体1は、透明部Tの領域内に色見本部材10が貼着されるので、この透明シート4および透明シート状基板11を透して内部に投入された粒状のインジケータ5を外部から目視することができる。
したがって、この乾燥剤収納体1を容器などに入れて使用すると、乾燥剤6が吸湿し、インジケータ5が湿度に応じて色変化した場合、このインジケータ5が湿度に応じて変化した色が、色見本部材10に段階的に表示した色見本部12の内どの色と一致するか比べると、色見本部12の各色が示す吸湿状態を数字で表示した数値表示部13により直ちに乾燥剤6の吸湿可能状態が分かる。
たとえば、インジケータ5の色が「0%区分」の色と同程度であれば、当該乾燥剤は交換時期になっていることが分かり、「30%区分」であれば、そろそろ交換時期が近いことが分かり、「50%区分」であれば、十分使用できる状態であることが分かる。
このように本実施形態では、内部に乾燥剤が収納された収納袋本体1の表面に色見本部材10を取付けたので、外部からインジケータ5の色と、色見本部材10に表示された吸湿程度を表示する色とを直接対比観察でき、乾燥剤6の使用寿命を目視により、容易にかつ正確に判断でき、容器内に収納された貴重品などを湿気から確実に保護することができる。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内で種々変更使用することができる。たとえば、上述した実施形態では、色見本部材10は、数値表示部を用いて吸湿可能状態を正確に数値表示しているが、必ずしも数値表示に限定されるものではなく、赤、黄、緑などを用い色表示のみによりこれを行ってもよい。
また、色見本部材10は、透明シート4に貼着してもよいが、これのみでなく透明シート4に予め印刷してもよい。
さらに、収納袋本体1は、強度を高めるために、たとえば、ガラス繊維や、炭素繊維等を含むもので構成してもよい。
本発明は、収納袋本体の表面に設けた色見本部材の色とインジケータの色を直接対比して、収納袋本体の内部に収納された乾燥剤の吸湿状態や、使用寿命の判断に利用できる。
本発明の実施形態に係る乾燥剤収納体を示す斜視図である。 図1の2−2線に沿う断面図である。 同実施形態の色見本部材を示す平面図である。 乾燥剤収納体の製造状態を略示した説明図である。
符号の説明
2…収納袋本体、
5…インジケータ、
6…乾燥剤、
10…色見本部材、
12…色見本部、
13…数値表示部、
T…透明部。

Claims (2)

  1. 内部にインジケータと乾燥剤が収納される収納袋本体と、当該収納袋本体に設けられた透明部と、前記インジケータが湿度に応じて表示する色を表示した色見本部材と、を有することを特徴とする乾燥剤収納体。
  2. 前記色見本部材は、前記透明部の領域内に設けられ、前記インジケータが湿度に応じて表示する色に対応する色を段階的に表示した色見本部と、当該色に対応する乾燥剤の吸湿可能状態を数値表示した数値表示部とを有することを特徴とする請求項1に記載の乾燥剤収納体。
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