JP2010516571A - 湿気に過敏な試験要素を保存する再密閉可能な容器 - Google Patents

湿気に過敏な試験要素を保存する再密閉可能な容器 Download PDF

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Abstract

湿気に過敏な試験要素の容器は、容器本体(2、102、202)、蓋(50、150、250)および容器本体にはめ込まれている挿入部(22、122、220)を備えている。ここで、挿入部の壁(24、124、240)の外面と容器本体の壁(4、104、204)の内面との間に空洞(18、118)が形成されている。上記蓋は、閉鎖位置にあるときに容器の開口部を密閉する大きさに形成されている。容器本体の壁と挿入部の壁との間にある上記空洞(18、118)には、乾燥剤が収納されている。挿入部の壁は、中空路(29、129、229)を規定している。上記中空路(29、129、229)は、少なくとも1つの試験要素が挿入部の中空路から伸びて、所望の検体を試験する個々の試験要素を取り出し易い大きさを有している。乾燥剤は、水分にさらされたときに色が変化する指示薬を含有する。上記指示薬の色の変化は、容器の内容物、すなわち試験要素が環境要因によって損なわれているか否かをユーザに示す。

Description

発明の詳細な説明
〔発明の技術分野〕
本発明は再密閉可能な容器に関する。より詳細には、本発明は、湿気に過敏な試験要素(例えば、体液におけるグルコースといった分析物を試験する試験要素)を保存する、再密閉可能な容器に関する。
〔発明の背景技術〕
介護の目的における装置の使用は、電子装置における小型化技術の発展、改良された試験要素技術および疾患の自己管理に熱心な個人の増加にともなって、ここ2、3年の間にますます一般化し、かつ広く用いられている。
真性糖尿病は、欧米において一般化している疾患の1つである。真性糖尿病は、持続的な高血糖症によって特徴付けられる疾患である。高血糖症は、インシュリンホルモンの分泌不足、インシュリンに対する標的細胞の不十分な応答、またはこれらの要因の組み合わせのいずれかによって生じる。世界保健機構によれば、2006年には世界中で、少なくとも1億7千百万人が糖尿病にかかっている。その発病率は急速に増加しており、2030年までには発病率が現在の2倍になると見積もられている。
真性糖尿病は、すべての年代において発症し、現在のところ治療法は知られていない。そのような慢性疾患にかかっている人々は、しばしば1日に数回にわたって血中のグルコース濃度を測定することを、保健医療の専門家(HCP)によって推奨されている。その測定は、当該疾患から生じる長期間の合併症を最小化するためのものである。例えば、制御不能であるか、または異常な血中グルコース濃度の影響は、他の疾患(例えば、腎不全、視覚障害、および神経損傷)を生じる高い危険性を導き得る。
生理的液体のサンプルにおけるグルコース濃度の測定は、特に一般的な作業である。通常、当該作業は診断キットを用いて実施される。キットは、ランセット装置、ランセット、試験要素を収納している容器、および当然ながら携帯型の診断装置を備える。診断試験の実施は、通常、ユーザによるバイアルまたは容器からの試験要素の取り出し、携帯型の診断装置への試験要素の挿入、ランセット装置を用いた指の穿刺、および続く試験要素の塗布領域に対する生理的サンプル液体(例えば、毛細血管の血液)の塗布を含む。検体濃度の評価が実施され、かつユーザには数分後に結果が通知される。使用済の試験要素は、診断装置から取り除かれて、適当に処分される。
定期的なグルコース測定の実施においてHCP指針に熱心かつ真面目に従う患者は、一般に穿刺位置(すなわち、指先)に皮膚肥厚および/または水疱を生じるおそれがある。そのような状態は、患者に非常な不快感を与え、かつ極端な場合には患者に指先の感覚を失わせる。したがって、そのような状態によって、患者は現在知られているバイアルまたは容器から試験要素を首尾よく取り出せなくなり得る。さらに、そのような感覚の喪失は、1つの試験要素を取り出すときに内容物のすべてを患者がばら撒いてしまうおそれを増大させる。したがって各試験要素が汚染する可能性につながる。
例え仮骨および/または水疱ができていない患者であっても、試験要素および容器の両方の大きさに制限があるために、試験要素をうまく取り出すことに関して同じく問題が生じる。もちろん、真性糖尿病と特に因果関係のある障害である視覚障害の患者にとって、そのような問題は悪化する。その結果、容器から1つの試験要素を取り出そうとする際に、特に問題が生じる。
他の問題は、環境要因、とりわけ水分の吸収から湿気に過敏な試験要素を保護することである。試験要素による水分の吸収は、試験結果の歪曲を導き得、したがって試験要素を無駄にしてしまい得る。
環境要因から物品を保護するバイアルまたは容器は、研究の重要な領域と長く考えられている。一例として、Bulter et alの1974年7月30日に発行された米国特許第3826358号において、管状の容器が開示されている。管状の容器は、内向きに突出した保持手段、および元口の壁と隣接して摩擦的にはめ込まれている緩衝手段を有する。さらに、環境効果的な挿入部が、緩衝手段と底端壁との間に保持され得る。当該容器は、錠剤の収納用である。
1992年5月19日に発行されたJackisch et alの米国特許第5114003号(存続期間満了)には、新しい乾燥剤が充填され、水分に対して即座に密閉された、乾燥剤の密閉容器が開示されている。密閉容器は、錠剤容器の基部に置かれる。錠剤が容器に入れられる直前に、乾燥剤密閉容器に孔が空けられて、容器内の空気に乾燥剤をさらす。それから錠剤が容器の中に入れられ、容器は周囲の空気に対して密閉される。
1966年6月7日に発行されたLancesseurの米国特許第3254784号には、円盤状の基部および空洞を規定する囲いを備える、びん用の蓋が開示されている。空洞は、当該空洞に収容された脱水材料の本体を有する。
1989年5月30日に発行されたSachere et alの米国特許第4834234号には、体液分析用の試験要素を入れる容器が開示されている。当該容器は、円形の取り出し開口を有する容器本体、当該開口の軸と対向する密閉面、および取り出し開口を閉じるための栓を備えている。上記栓は、蓋板、密閉ビーズと外向きに対向して取り付けられている中空プラグ、中空プラグ内にある乾燥剤セル、および中空プラグをその内部において支持するための支持挿入部を有する。あきらかに試験要素は容器内にばらばらに収納されており、器用な個人を除いて試験要素を取り出しに困難な問題を生じる。
1999年6月15日に発行されたHekalの米国特許第59113937号には、重合体基質を有する乾燥剤添加重合体が開示されている。重合体基質において、乾燥剤が生成物の構造、または適切な挿入部に添加されている。
さらに、容器に収納された試験要素の取り扱いを容易にするという問題を解決するために、種々の試みが長い年月にわたってなされている。例えば、2004年1月15日に発行されたGriffith et alの米国特許出願公開第2004/000785号には、試験要素を保存し、かつ供給する試験要素容器が開示されている。試験要素容器は、試験要素の束を保存し、かつ試験要素を1つずつ容器から供給するために形成された容器を有している。付勢手段が、試験要素の束にバイアスをかけて、試験要素を1つずつ供給することを容易にするために、さらに備えられている。そのような付勢は、開口に向かう水平上方への運動方向、すなわち基部に対して平行に試験要素の束を押す。
しかし、容器のそのような構造は、誤作動に影響をうけやすいユーザによる試験要素の取り出しに関して、機械的な構成要素に頼っている。さらに、当該容器の製造コストはいくらか高い。
したがって、本発明の目的は、試験容器の取り出しが容易であり、かつ設計が単純であり、安価に製造できる、容器を提供することである。
本発明の他の目的は、収納される試験要素が水分といった環境要因から保護されるような、吸湿性を有する容器を提供することである。
〔発明の概要〕
上記において特定された目的は、請求項1に係る湿気に過敏な試験要素にとっての容器によって解決される。当該容器は、容器本体、容器本体にはめ込まれた挿入部、および閉鎖位置にあるときに容器の開口端を密閉する大きさに形成されている蓋を備える。挿入部は、挿入部の壁の外面と容器の壁の内面との間に空洞が形成される大きさに形成されている。容器本体と挿入部との間にある空洞に乾燥剤が収納されている。
本発明の容器は、試験要素が容器から容易に取り出せるように構成されている。したがって、矩形の中空路を有する挿入部は、直立した配置に並べられた試験要素の束を受け入れる大きさに形成されている。上記中空路は、蓋が閉鎖位置にある場合に、少なくとも1つの試験要素が挿入部の中空路の外に伸びて、所望の検体を試験する個々の試験要素を取り出し易い大きさに、好ましく形成されている。
本発明の好ましい実施形態において、容器は、それらの内容物(すなわち、試験要素)が環境要因によって損なわれているか否かがユーザに知らされるように、設計されている。したがって、容器の空洞に収納されている乾燥剤は、水分にさらされると色が変化する指示薬を好ましく含有する。そして、容器本体が透明な壁を好ましく備えると同時に、挿入部の壁が好ましくは不透明である。
診断的な試験要素を収納する好ましくは円筒形の容器は、単純な設計であり、かつ安価に製造される。
試験要素を収納する本発明の容器は、看護および家庭における設置の目的に使用され得る。そのような試験要素は、生理的液体の少量のサンプルにおけるグルコース濃度の測定、および/または血液の少量のサンプルにおける凝血性の測定、および/または所望の検体と識別要素との間における親和性反応の評価に使用され得る。
〔図面の簡単な説明〕
本発明の特徴および利点に関するさらなる理解は、以下の詳細な説明によって得られる。詳細な説明は、ほんの一例として例示的な実施形態を、添付の図面を参照して説明する。添付の図面のうち:
図1は、閉鎖位置にある蓋を有する、本発明に係る容器を斜めから見た概観を示す;
図2は、本発明の一実施形態に係る容器の壁に途切れを有する容器本体を示す;
図3は、本発明の一実施形態に係る挿入部を斜めから見た状態を示す;
図4は、開放位置にある容器本体内に配置された挿入部を斜めから見た状態を示す;
図5は、本発明の一実施形態に係る蓋の断面を示す;
図6は、閉鎖状態にある一体化された蓋を有し、かつ本発明の一実施形態に係る容器本体内に配置された挿入部をともなう、図1の線分A−A’に沿った断面から見た状態を示す;
図7は、本発明の他の実施形態に係る開放位置にある蓋を有し、かつ容器本体内に配置された挿入部をともなう、図1の線分A−A’に沿った断面から見た状態を示す;
図8は、容器本体の壁と挿入部の壁との間にある中空空間、および蓋と一体になった保持要素を描写した、図7を展開した状態を示す;
図9は、蓋と一体になった保持要素を斜めから見た状態を示す;
図10は、本発明の他の実施形態に係る一体化した蓋を有する挿入部を斜めから見た状態を示す;
図11は、開放位置にある蓋を有する容器本体に配置された、図10に係る挿入部を斜めから見た状態を示す;
図12は、容器内に収納された試験要素の束および閉鎖密閉位置にある蓋をともなう、図1の線分A−A’に沿った断面から見た概観を示す;
図13は、本発明の一実施形態に係る試験要素路に挿入された要素の束、および説明を容易にするために蓋を取り除いた状態の容器を斜めから見た概観を示す;
図14は、本発明の実施形態に係る容器から1つの細片をユーザが取り出している状態の、ユーザの手に握られている図11の容器を示す。
〔発明の詳細な説明〕
容器1の概略的な斜視図が、試験要素の収納に関して図1に示されている。容器は、実質的に円筒形状に形成され、かつ片手の手のひらに収めされ得る大きさを有している。容器は、容器の底6とともに容器本体2を規定する一体形成された壁4、および上部開口端(図示せず)を備えている。また、容器の蓋50が描写されており、この図において密閉された(すなわち、閉鎖した)位置にあるときについて、示されている。容器の蓋50は、後述するように、弾力性のあるヒンジ34を用いて、配置した容器内部に接続されている。容器の蓋50の自由端(すなわち、ヒンジ34の反対側にある端)は、つまみ66を備えている。つまみ66によって、密閉位置からの/への蓋50の移動がさらに容易になる。
容器の蓋50は、周囲の悪影響から保護するための蓋50が閉鎖位置にあるときに、再密閉可能な気密密閉、および容器に収納されている試験要素の損傷の防止を提供する。容器の蓋50が開放位置にあるとき、容器本体および容器の蓋50の間に開口が形成されて、試験要素が容器から取り出され得る(さらなる詳細については後述する)。
例示のみを目的として、容器本体は、基本的に開口端を有する円筒形の容器として例証されている。しかし、本発明の実施形態に係る再密閉可能な容器は、あらゆる好適な形状を有し得る。容器は、ユーザによって扱われるときに容器がその形状を十分に維持する剛性を与える高い強度の材料から、好ましく製造される。高い強度の材料は、例えば、ポリプロピレンまたは液体不浸透性の他のプラスチック材料である。容器の壁は、透明または半透明であることが好ましい。任意に、容器の他の表面刻みを付けて、ユーザによる取り扱いをさらに容易にし得る。実際に、そのようなナーリング(knurling)は、試験要素を詰めるときに機器に利用される位置決め特性を提供する。
容器1は、容器に保存されている試験要素に関する情報を示すステッカーまたはラベル(図示せず)を任意に含み得る。例えば、ラベルは、試験要素の供給元を特定する市場情報、および/またはバーコードおよび/またはデータ行列コードの形態における暗号化情報を示し得る。バーコードおよび/またはデータ行列コードは、試験要素の性質を特定する情報を含み得る。試験要素の性質は、例えば、試験要素のバッチコード(batch code)、試験要素の使用期限の情報、および最大数が詰められた容器に保存されている試験要素の最初の数などである。後ほど明らかになるように、ステッカーまたはラベルは、容器のどこにでも配置され得る。
図2は、容器本体を斜めから見た状態を示す。これまでに述べた通り、容器本体2は、側壁4を有する円筒形状に形成されている。側壁4は、外面4aおよび平行な内面4bを有する。円筒形状の容器本体2は、開口端8および閉鎖端を有する。閉鎖端は、底6を形成する側壁4と一体に形成されることが好ましい。実際には、溶接、ねじ留め、および/または接着結合によって、容器本体2の底6が容器本体2の側壁に対して取り付けられ得ることが、想定される。容器本体2の開口端4は、詳細について後述されるように、試験要素を容器1に挿入すること、および/または容器1から取り出すことを可能にする。容器本体2の上端は、不連続なリム5によって形成されている。
図面に示されるように、容器本体2は、容器本体2の開口端8の付近に設けられた、垂直に配置された対向面10をさらに含む。対向面10は、後ほど詳述されるように、蓋50の領域と接合する領域を形成する。容器の壁4は、対向面10を越えて垂直に伸びており、かつ不連続な領域14を有する。不連続な領域14は、後述するように、挿入部および/または保持要素の領域との間を適合させるために設けられている。図2には、半連続的なカラー12が示されている。半連続的なカラー12は、後ほど明らかになるように蓋50上の領域との接合のために設けられている。
容器の側壁4および/または容器の底6は、透明または半透明である。
図3は、挿入部22を斜めから見た状態を示している。挿入部22は、外面24aおよび実質的に平行な内面24bを有する挿入部の壁24を備えている。挿入部の壁24は、中心に配置され、好ましくは縦方向に伸びる矩形の路29を規定する。矩形の断面形状によって、路29は、長さ方向に伸びる側部46a、46bの対向対、および横方向に伸びる側部48a、48bの対向対を規定する。矩形の路29は、試験要素の束の収納にふさわしく、後述のように、個々の試験要素が当該束から離れて容器から容易に取り出され得る大きさに形成されている。路29の寸法は、必要に応じて変更され得る。例えば、長さ方向に伸びる側部の対向対および横方向に伸びる対向対は、約35mmの長さを有する。
容器本体の壁4の内面に隣接して設けられている周辺部の管状壁30は、挿入部の壁24を越えて垂直に伸びている。隆起32が管状壁30の外面上に配置されている。隆起32は、容器の壁の不連続な領域14と揃えるために設けられており(図2を参照すればよい)、かつ後ほど示すように半連続的なカラー12とさらに揃えるために設けられている。挿入部22の隆起32および容器本体2のカラー12は、後述のように、蓋50の領域と接合するためのものである。
任意に、管状壁30の内面は、内向きに配置された管状のくぼみ(図示せず)をさらに含み得る。そのような管状のくぼみは、蓋50上における対応するつばとの固定および密閉を形成する領域を設けることを意図されている。しかし、好ましい実施形態において、蓋50上の対応する部分との固定および密閉を形成する領域は、図に示されているように、隆起/カラー32、12によって提供される。
管状壁30の一部として外面に設けられるのは、つば33である。つば33は、容器の壁の不連続な領域14(図2を参照すればよい)の間から突出して必須に配置される。つば33は、通常、容器の壁における不連続な領域14と同等の幅を有する。つば33は、容器の壁の対向面と隣接する表面または半連続的な表面を形成するために設けられている。さらにつば33の一部として設けられるのは、弾力性のあるヒンジ34である。弾力性のヒンジ34は、突出しているつば33の外端に好ましく配置され、かつ蓋50にさらに接続される。蓋50は、閉鎖密閉位置にあるときに、環境の有害な影響に対する障壁を提供する。したがって、挿入部22および蓋50が成型または一体成型されて1つの部品を好ましく形成することが理解され得る。挿入部の管状壁30の上端は、リム30aによって形成されている。
挿入部22は、管状の容器本体2の内部に適合した大きさに形成されている。挿入部の壁24の周辺部の上端、および任意に挿入部の壁24の下端は、挿入部22が締りばめ(close fit)、締りばめ(intereference fit)および/または溶接によって適切な位置に保持され得るように、容器本体2の内径よりもわずかに小さい直径を有し得る。
挿入部22は、有害な光線(例えば、紫外光)から内容物(すなわち、試験要素)を保護するために不透明であることが好ましい。また、挿入部22は、ポリプロピレンまたは他の熱可塑性材料といった重合体材料から製造されることが好ましい。
図4は、開放位置にある蓋50を有する容器本体2内に配置された、挿入部22の斜視図である。容器本体2の内径および挿入部の壁24の上端(および任意に下端)の外径の大きさは、それらの間(少なくともそれらの同心部分)が密閉した関係になるように調整される。つまり、密閉した関係は、締りばめまたは締りばめの関係である。図4に示されるように、挿入部の環状壁30のリム30aは、容器の壁のリム5と隣接する表面を形成する。さらに、環状壁30の外部の大きさは、容器の壁4の内部の大きさと密閉した関係になるように調整される。
挿入部の環状壁30の外面は、容器の壁の不連続な領域14の間から外周方向に突出しているつば33を含む。つば33は、容器の壁4の不連続な領域14の間にはめ込むための大きさに形成されている。不連続な領域14は、半連続的な対向面10を与える。対向面10は、蓋50が隣接するための領域を形成する。対向面10および蓋50が隣接することによって、周囲の有害な影響に対して容器の内容物が密閉保護される。外向きに配置された隆起32は、挿入物22の環状壁30の外面上に設けられている。隆起32がさらに配置されて、容器本体2の上部の不連続な領域14の間にはめ込まれている。隆起32は、隆起32が容器本体の外壁の不連続なカラー12と揃うように、挿入部の壁の外面において側面に配置されている。隆起32は、蓋50の環状のくぼみ62を受け入れて密閉するために好適な大きさに形成されている(図5も参照すればよい)。このくぼみ62は、閉鎖位置にある蓋50の縦方向および軸方向への移動を防ぐ手段として役割をさらに果たしている。
図4にさらに示される通り、蓋50は、一体化されたヒンジ34によって突出したつば33に接続されている。ヒンジ34は、くちばし状のつまみ66の反対側に設けられている。つまみ66は、蓋50の外壁56の下端から横方向に伸びている。
配置された挿入部22の一部を形成するのは、路29である。矩形の路29は、挿入部22内の中心に配置されている。そして、矩形の路29は、試験要素の束を収納するための大きさに形成されている。例えば、路29の開口は、約21mmの長さの開口および約14mmの幅の開口を有する。
図5は、本発明の一実施形態に係る蓋50の断面を示す。蓋50は、外向きに凸面を有する円筒形の円盤という通常の形状である。蓋50は、第1の面52および実質的に平行な第2の面54を有する。円筒形の円盤は、容器本体2の開口端の付近に配置された容器本体の対向面10と等しい直径を有する。
蓋50は、一般的な円筒形の連続する側壁56を備える。側壁56は、内面56aおよび平行な外面56bを有する。蓋の壁56の厚さは、通常、容器本体の壁4の厚さと等しい。蓋の壁56の高さ(すなわち、円盤の第2の面54と蓋の壁56の下端との間の幅)は、容器本体2の対向面10を越えて突出する壁4の高さと等しい(図2を参照すればよい)。さらに、蓋の壁56の内面56aは、通常、容器の壁4の外径と等しい直径を規定する。蓋の壁56には、その周辺部の下端に環状のくぼみ62が備えられていることが好ましい。環状のくぼみ62は壁56の内径より大きい直径を有する。そして、環状のくぼみ62が形成されて、隆起32およびカラー12との間を固定する。隆起32およびカラー12のそれぞれは、環状壁30の外面および容器の壁の外面に配置されている。
さらに、蓋50は、段部59において平坦な円盤に接続された囲い58を備えている。囲い58は、蓋50の第2の面から下に向かって同軸に伸びるように形成されている。囲い58は、環状の空間70が囲いの外面と蓋の壁の内面56aとの間に形成されるように、蓋50の壁の内径よりも小さい直径を有する。環状の空間70は、蓋50が閉鎖密閉位置にあるときに、容器本体の対向面10を越えて突出する容器の壁4をはめ込むために与えられている。
囲いの外面58aの下端は、約5度の角度において内向きに先細りしていることが好ましい。この形状よって、蓋50の閉鎖、特に挿入部の環状壁30によって規定される開口への挿入が容易になる(図3を参照すればよい)。囲い58には、挿入部の開口端がはめ込まれる。これによって、蓋50が閉鎖位置に向かって移動するときに、蓋50がヒンジを介して挿入部22の内容物を密閉することが確実に行われる。特に、蓋のくぼみ62は、蓋50が閉鎖位置にあるときに、挿入部の隆起32およびしたがって容器の壁4の半連続的なカラー12を固定するために与えられている。これについては後述する。
さらに、蓋50は、囲い58の下端から蓋の第2の表面54まで達する開口61を備えている。したがって開口61は中空部を規定している。中空部は、以降の図面において明らかになるように、試験要素の束の上端を収納するために形成されている。
蓋50は、ユーザによる蓋50の開閉を補助するために、くちばし状のつまみ66という延長部分を備えていることが好ましい。つまみ66は、壁56の下端から横方向に伸びている。つまみ66の反対側に備えられたヒンジ34は、上述のように挿入部の突出するつば33の部分を確実に形成する。くちばし状のつまみ66のユーザによる相互作用の間に、ヒンジ34によって、密閉位置への/からの蓋50の切り替えられた変位を生じる。
蓋50は、単一の構造からなり、かつ射出成型されるか、または挿入部22とともに好適な合成樹脂から一体成型される。成型されたか、または挿入部と一体成型された蓋50は、実際的に不透明である。したがって、蓋50が密閉閉鎖位置にあるときに、容器に有害な光線(例えば、日光のUV画分)が入射することを防ぐ。
図6は、本発明の一実施形態に係る容器本体2に配置された挿入部22を有する容器1を、図1の線分A−A’に沿った断面から見た状態を示す。挿入部22と一体化された蓋50は、閉鎖密閉位置にある。上述のように、容器本体2は円筒形状であることが好ましい。容器本体2は、外面4a、内面4bを有する側壁4、開口端8および閉鎖端(底)6を有する。
挿入部22は、容器本体2内に配置されている。挿入部22は、外面24aおよび内面24bを有する挿入部の壁24を有し、かつ中心に配置された縦方向に伸びる矩形の路29を規定している。路29は、容器本体2の上端8から下端6まで伸びている。挿入部の壁24の上端および任意に下端は、締りばめ、締りばめおよび/または溶接によって適切な位置に保持され得るように、容器本体2の内径よりもわずかに小さい直径を有している。
湿気に過敏な試験要素を保存するための、本発明に係る容器は、乾燥材料18aを収納する空洞18が容器本体の壁4の内面4bと挿入部の壁24の外面24aとの間に形成されていることを特徴とする。図6に係る本発明の容器の実施形態において、空洞18は、容器本体の底6の内面6aと挿入部の壁24の下端に配置された底20との間にある、容器本体2の底6の領域に設けられている。
本発明の1つの実施形態において、挿入部22は、挿入部の壁24と一体に形成された底20を備えている。
図6に示すように、挿入部22の底20は、“仮の”底によって形成されていることが好ましい。したがってまた、挿入部の壁24の下端は、図に示されるように仮の底20の第1の面20aと隣接して配置されている。空洞18内に収納された乾燥材料18aが、容器を通常に使用する間に容器本体、特に矩形の路29に侵入し得る水分を吸収し得ることは、このような配置によって保証される。
容器の底6の内面は、容器の底に取り付けられ得るか、容器の底と一体化され得る種々の支持構造16を好ましく備える。支持構造16は、中心部分から容器のその内面の近傍まで放射状に伸びるアームとして与えられ得る。このとき、支持構造16は、任意に容器本体2の壁と一体形成されて並列される。支持構造16は、適当な数だけ容器の底に取り付けられるか、または容器の底に一体化され得る。したがって、それらの間に空間ができるように、互いに等距離だけ分離されていることが好ましい。支持構造16(例えば、アーム)の奥行きは、空洞18に必要とされる乾燥材料18aの容積に依存する。好ましくは、支持構造16は約6mmの奥行きである。
容器の底6に取り付けられているか、または容器の底6と一体化されている支持構造16は、仮の底20を支持する。仮の底20は、環状の端部、第1の面20aおよび第2の面20bを有する。そして、仮の底20は、通常、容器本体2の内径と等しい直径を有する大きさに形成される。そのような大きさに関する配置は、仮の底20の環状の端部と容器本体2の内壁とが密閉関係になるように調整される。つまり、密閉関係とは締りばめまたは締りばめのいずれかである。
したがって、少なくとも1つの中空の空洞18は、容器の底6の内面6aと、挿入部の底の第2の面20bまたは仮の底20との間に与えられる。上述のように、空洞18は乾燥材料18aを保持するための構成である。挿入部の底または仮の底20は、好ましくは多孔性の材料からなり、これによって水分または液体の汚染物が空洞18に収納されている乾燥材料18aによって吸収され得る。また、多孔性の材料は、容器の内容物(すなわち、試験要素)が乾燥材料18aからの汚染物によって詰まってしまうことを防ぐ、ろ過器の役割を果たす。代替可能に、空洞18は、例えば酸素といった環境要因から試験要素を保護する材料を用いて充填され得る。
上述のように、容器の底6の内面の間、すなわち放射状に広がるアーム16と挿入部の底または仮の底20との間に配置されているのは、吸湿性の乾燥材料18aの層である。吸湿性の乾燥材料の層は、約5mmの厚さを有していることが好ましい。そのような材料は、シリカゲルの顆粒もしくは結晶、ペレットもしくは粉末の形態のシリカゲル、シリカエーロゲル、分子ふるい、または当業者に公知の他のあらゆる吸湿性材料といった特定の形態であり得る。乾燥材料18aの層は、容器の通常の使用(すなわち、例えば試験要素の取り出し)の間に容器に入り得るあらゆる水分を吸収するために備えられていることについて、認識される。
吸湿性の乾燥材料18aは、水分にさらされると色が変化する指示薬を含有していることが好ましい。そのような指示薬は、非吸湿状態における青色から吸湿状態における桃色に変化し得る、2塩化コバルトであり得る。さらに、指示薬材料の色の変化率は、水分へのばくろ量と正比例することが好ましい。色変化は、透明な容器の壁4または容器の壁4の透明な部分によって、ユーザに対して可視化される。
どの図面にも示していないが、挿入部の壁の外面24aと容器の壁の内面4aとの間には、スリーブが設けられていることが好ましい。スリーブは、透明であり得、かつ容器に保存される試験要素に関連する情報を表示するステッカーまたは印刷情報を含み得ることについて、認識される。さらに、ステッカーおよびラベルは、着色された基準目盛りを含み得る。これによって、吸湿指示薬を用いた視覚的な比較が可能になる。着色された目盛りは、吸収材料および指示薬材料と隣接している。ラベルは、試験要素の供給元を特定する市場情報、試験要素の性質を特定する市場情報を任意に表示し得る。試験要素の性質は、試験要素の使用期限の情報、および最大数が詰められた容器に保存されている試験要素の最初の数などである。
上記挿入部は、本明細書において容器本体内部に配置され、かつ保持される挿入部として説明されている。その一方で以下の例示を通して、容器および挿入部が成型されるか、または一体成型されて、1つの部品を形成し得ることが明らかになる。また、挿入部の第1の端部が英数字および/または非英数字のマーキングを任意に含み得、これによってユーザが容器の内容物を正しく識別することを補助することについて、認識される。さらに挿入部の第1の端部は、刻み付きの色目盛り(例えば、多色または単色)を任意に含み得る。これは、容器内に残っている試験要素の量をユーザに示す助けになる。
図7において、図1の線分A−A’に沿った断面の状態が、本発明の他の実施形態にしたがって描写されている。蓋150は、説明を容易にするために便宜上、開放位置にある。
この実施形態においても同様に、容器本体102は、透明であり、かつ円筒形状を有していることが好ましい。容器本体102は、外面104aおよび内面104bを有する側壁104を備えている。円筒形状の容器本体102は、閉鎖端106および開口端108を有する。閉鎖端106は側壁104と一体に形成されて、外面および内面を有する底106を形成する。実際には、容器本体102の底106が、溶接、ねじ込み、および/または接着結合によって容器本体102の側壁104に取り付けられていることについて、認識される。また、容器の底106は透明であることが好ましい。容器本体の開口端108は、種々の部品(すなわち、例えば容器本体102内に配置される挿入部およびスリーブ)を受け入れ可能である。
容器本体102に挿入されるのは、挿入部122である。挿入部122は、管状の容器本体102内にはめ込まれる大きさに形成されている。挿入部122は、ポリプロピレンなどといった重合体材料から任意に製造される。挿入部122は、中心に配置される壁124を備え、かつ容器の底106とは反対側に配置される矩形の開口を有する。壁124は、縦方向に伸びる矩形の路129を規定する。縦方向に伸びる矩形の路129は、容器の底106の第1の面から容器の開口端108付近まで伸びている。
路129は、矩形の断面を有するという構成によって、長さ方向に伸びる面の対向対、および横方向の面の対向対を規定する。長さ方向に伸びる面の対向対、および横方向の面の対向対は、約35mmの長さを有し得る。矩形の路129は、束の中から個々の試験要素が、容器内から容易に取り出され得るように、試験要素の束を収納するための大きさに形成されている。矩形の路の大きさは、必要に応じて変更され得る。
挿入部122は、周辺端を任意に有し得る。周辺端は、挿入部122が締りばめ、締りばめおよび/または溶接によって適切な位置に保持され得るように、容器本体102の内径よりもわずかに小さい直径を有する。さらに、挿入部122の周辺部の下端が配置されて、容器の106の第1の面と隣接させられ得る。しかし、使用される材料に依存して、挿入部122は、成型され得るか、または容器本体102と一体成型され得る。
挿入部の壁の外面124aと容器本体の壁の内面104bとの間には、周辺部の環状の空洞118が形成されている。空洞118内には、吸湿性の乾燥材料118aの層が形成されている。そのような乾燥材料は、シリカゲルの顆粒もしくは結晶、ペレットもしくは粉末の形態のシリカゲル、シリカゲル、分子ふるい、または当業者に公知のあらゆる他の吸湿性材料といった、特定の形態であり得る。吸湿材料118aは、層状化されて挿入部の長さに伸ばされていることが好ましい。容器の通常の使用(すなわち、例えば試験要素の取り出し)の間に容器に入り得るあらゆる水分を吸収するために、乾燥材料118aの層が備えられていることについて、認識される。
吸湿性の乾燥材料118aは、水分にさらすと色が変化する指示薬を含有することが好ましい。そのような指示薬は、非吸湿状態における青色から吸湿状態における桃色に変化し得る、2塩化コバルトであり得る。さらに、指示薬材料の色の変化率は、水分へのばくろ量と正比例する。
さらに、挿入部112は、多孔性の材料から形成され得る。多孔性の材料は、水分または液体の汚染物が乾燥材料118aによって吸収されることを可能にする。また、多孔性の材料は、容器の内容物(すなわち、試験要素)が乾燥材料18aからの汚染物によって詰まってしまうことを防ぐ、ろ過器の役割を果たす。上述のように、挿入部122は一般的に不透明である。
吸収材料118aの層は、保持要素131によって中空空間内に好ましく保持され得る。締りばめ、締りばめおよび/または溶接によって備えられるように、保持要素131は、容器本体102の内径よりもわずかに小さい外径を有し、かつ内部開口が挿入部の壁124よりわずかに大きい。保持要素131は、ポリプロピレンなどといった重合体材料から好ましく形成され、かつ一般的に不透明である。しかし、保持要素131は、任意に多孔性材料または水分浸透性材料であり得る。これによって、水分または液体の汚染物が乾燥材料によって吸収されることが可能になる。
図7には示していないが、スリーブがさらに備えられ得る。好ましくは、スリーブは、プラスチック材料から形成され、かつ中空空間内(すなわち、挿入部の壁の外面と容器の壁の内面との間)に配置される管として形成される。スリーブは、透明であり得ることについて認識される。また、スリーブが、容器内に保存されている試験要素に関する情報を表示するステッカーまたは印刷された情報を含むことについて認識される。さらに、スリーブは、着色された基準目盛りを含み得、これによって、水分吸収指示薬を用いてなされる視覚的な比較が可能になる。着色された目盛りは、吸収材料と隣接して使用されることが好ましい。ラベルは、試験要素の供給元を特定する市場情報、試験要素の性質を特定する市場情報を任意に表示し得る。試験要素の性質は、試験要素の使用期限の情報、および最大数が詰められた容器に保存されている試験要素の最初の数などである。
図8には、図7を展開して斜めから見た状態が描写されており、容器本体102内に配置された挿入部122が示されている。上述のように、配置された挿入部の一部を形成するのは、矩形の路129である。矩形の路129は挿入部の中心に配置されている。そして、矩形の路129は、試験要素の束を収納するための大きさに形成されている。路129の矩形の開口は、約21mmの開口長さおよび約14mmの開口幅を好ましく有する。上述のように、路129の周辺部の下端が形成されて、容器の底106の第1の面と隣接させられている。同様に、路129の長さは、路129に収納されている試験要素の上端が容器本体102のリム105を越えて突出するような長さである。この点については、以下の図面から明らかになる。
また、吸収材料118aを収納する環状の中空空間118が示されている。吸収材料118aの層は、上述のように保持要素を用いて好ましく収納される。保持要素131を越えて垂直に伸びている周辺部の環状壁130が配置されて、容器の壁の内面104bに隣接させられている。環状壁130は、容器の壁104のリム105を越えない、好適な高さを有する。つまり、環状壁のリム130aは、容器本体102および保持要素131が組み立てられたときに、容器の壁104のリム105と実質的に隣接している。
輪になっている環状壁130の他の面は、つば133および弾力性のあるヒンジ134を含む。弾力性のあるヒンジ134は、突出するつば133の外端上に好ましく配置され、かつ蓋150に対してさらに接続されている。蓋150は、密閉位置にあるときに、周囲の悪影響に対する障壁を与えつつ、試験要素を収納するためのものである。したがって、環状の保持要素131および蓋150が成型または一体成型されて、1つの部品を形成することについて、理解され得る。
段部において蓋150の平坦面と接続されている囲い158は、当該平坦面から下方に伸びるように形成されている。そして、囲い158は、保持要素131の環状壁130の長さによって決定される長さを有する。囲い158の下端は、内向きに先細りして、容器本体102への蓋150のはめ込みを容易にする。蓋150の壁の内面と囲い158の外面との間に形成されている環状の空間170は、容器本体の対向面110を越えて突出する容器の壁をはめ込むためのものである。
図9は、蓋150と一体化された保持要素131の斜視図であり、環状壁130の外面に取り付けられた隆起132を描写している。容器本体102および蓋150と一体化された保持要素131が組み立てられるときに、開口端に形成された隆起は、容器の壁の不連続な領域114および容器本体102の半連続的なリング112と揃えられる。容器本体102の隆起132およびリング112(図8を参照すればよい)は、蓋150の領域と接合する領域を形成する。
さらに、蓋150は、蓋150の下端から横方向に伸びるくちばし状のつまみ166を含む。つまみ166は、ヒンジ134の反対側に配置されている。
保持要素131の環状壁130の内面は、環状のくぼみ(図示せず)を任意に含み得る。環状のくぼみは、挿入部の第1の端部と容器の壁のリムとの間の中間に配置され得る。そして、環状のくぼみは、蓋150に任意に配置される環状のカラーとはめ込み固定するためのものである。
もちろん、本発明の容器は、図6ならびに図7、8および9のそれぞれに係る実施形態の組み合わせである。この実施形態において、容器は、底の領域および環状の周辺部の領域の両方において、乾燥材料18a、118aを収容する空洞18、118を備え得る。底の領域は、容器の底壁6、106の内面6a、106aの間にある。また、環状の周辺部の領域は、容器本体の壁4の内面4b、104bと容器の挿入部の壁24、124の外面24a、124aとの間にある。
図10は、本発明の他の実施形態に係る一体化された蓋を有する挿入部を斜めから見た状態を示す。図10において、挿入部を斜めから見た状態が、開放位置にある一体化された蓋250ともに示されている。挿入部220は、上部および下部において同軸に配置された開口を有する環状壁230、232を有する。壁230、232は、一体成型されて1つの部品を好ましく形成する。環状壁230、232のそれぞれは、外面230a、232aおよび内面230b、232bを有する。以降の図面に示されるように、上部の環状壁230の外径は、下部の環状壁232の外径よりも大きい。このような構成は、挿入部220を容器本体の開口端の範囲内に収める。さらに、下部の環状壁232の外径は、容器本体の内径と同程度の大きさである。このような構成によって、挿入部が容器本体の開口に挿入されるとき、締りばめ(tight fit)を形成する。
挿入部220は、下部の環状壁232から下方にかつはめ込み的に生じる挿入部の壁240をさらに含む。挿入部の壁240は、外面および実質的に平行な内面を有する。挿入部の壁240は、中心に配置された、好ましくは縦長さ方向に伸びる矩形の路229を規定する。矩形の路229は、後述するように当該束から個々の試験要素が容易に容器から取り出され得るように、試験要素の束を収納するための大きさに形成されている。好ましくは、縦方向に伸びる路の長さは、使用に際して試験要素の取り出しを補助するために、(複数の)試験要素の長さよりも短い。また、この実施形態において、直立する突出260は、下部および上部の挿入部の環状壁230、232の内面230b、232bの形成部分に形成されている。直立する突出260は、挿入部の壁240の内面と隣接する表面を形成して、縦方向に伸びる矩形の路229内に収納されている場合の、試験要素の正確な位置あわせを好ましく補助する。
蓋250は、円筒形の円盤254の通常の形状であり、かつ一般的に円筒形の連続する側壁を含む。円盤254は、第1の面および実質的に平行な第2の面を有する。側壁は、円筒形の円盤254から生じる内面および実質的に平行な外面を有する。蓋の壁の厚さは、通常、容器本体の壁の厚さと等しい。蓋の壁の高さ(すなわち、円盤の第2の面と蓋の壁の下端までの幅)は、通常、上部の環状壁230の高さと等しい。さらに、蓋の内径は、蓋が閉鎖位置にあるときに蓋の内径および環状壁の外径が互いを補足し合うように、通常、上部の環状壁230の外径と等しい。
好ましくは、突出部245は、蓋の壁の内面に備えられ、かつ周辺部の下端に配置される。突出部が形成されて、挿入部の上部の環状壁の外面上にある、対応する切り欠き244とはめ合わされる。したがって、正確に閉鎖位置にある場合に、蓋を固定するはまり込み機構が形成される。はまり込み機構に加えて、密閉リング231が、蓋の側壁の内面において周辺部に形成され得、挿入部および蓋の集合にさらなる密閉を与える。密閉リング231は、蓋の閉鎖位置において挿入部の上部の環状壁232に対して隣接する。挿入部の上部の環状壁232のリムは、面取りされて、蓋の閉鎖の形成を容易にする。
挿入部の上部の環状壁232が配置されて、密閉はめ込みを生じるための蓋の内壁をぴったりとはめ込む。蓋が閉鎖密閉位置にあるときに、蓋の壁の周辺部の下端は、外向きに突出するつばの外面と隣接する。なお、本実施形態において、蓋が挿入部と密閉され、かつ密閉を生じるための容器の形状に左右されないという点が重要である。
図11は、図10に係る挿入部220を斜めから見た状態を示している。挿入部220は、開放位置にある蓋250と共に容器本体202に配置されている。挿入部220は、挿入部の下部の環状壁232と容器本体202の開口との間における締りばめによって、適切な位置に保持されている。これは、挿入部の下部の環状壁の外径、および容器の開口の内径が同程度であるためである。特に挿入部の下部の環状壁232の突出外形が、挿入部の下部の環状壁232と容器本体202との間の締りばめを確実にしている。挿入部220が正確な位置に完全に挿入されると、挿入部の上部の環状壁230外面230aは、容器本体202の外面とほぼ隣接する面を形成する。容器本体202は、挿入部の上部の環状壁230と隣接する、容器本体の開口端のリムを有する。さらに、蓋が閉鎖密閉位置にあるときに(図示せず)、蓋の壁のリムは容器の開口端のリムと隣接する。
図11にさらに示されているのは、容器本体202の外面と挿入部の上部の環状壁230との間における、ほぼ隣接する面である。そのようなほぼ隣接する面は、円筒形の筐体および挿入部の上部の環状壁230の両方の外径が等しいことによって、形成される。なお、図10および11に係る実施形態において、容器本体は、容器の壁に不連続な領域(14、図2を参照すればよい)を有していない。これは、上述のように、蓋が挿入部を用いて密閉され、かつ密閉を生じるために容器本体の形状に依存していないからである。
直立する突出部260は、路内に試験要素が整然と収納されることを補助する。直立する突出部260は、上部および下部の挿入部の環状壁230、232の内面部分に形成される。さらに、そのような突出部260は、これらの閉鎖状態において、個々の試験要素の端部が蓋の壁のリムに引っかかる可能性を低減させる。説明を容易にするために便宜上、容器は空である(すなわち、容器の中には試験要素がまったく収納されていない)。
図11に示されているように、蓋250は、ヒンジ234を用いて挿入部220の下部の環状壁の部分に形成されている。ヒンジ234は、挿入部の下部の環状壁232から突出する、外向きに突出するつば233から伸びている。蓋のつまみ266は、上述のようにヒンジの反対側に配置されている。つまみ266は、例えば試験要素の取り出しの後に起こる、ユーザによるバイアルの蓋の開閉を補助する。上述のように、密閉リング231は、蓋が閉鎖位置にあるときに、挿入部および蓋の集合の密閉を生じる。密閉リング231は、蓋の側壁の内面において周辺部に配置されている。
図11には示していないが、空洞が、乾燥材料を収納するために、容器の壁の内壁面と挿入部の壁の外面との間に形成されている。本発明の容器の1つの実施形態において、空洞は、容器の底の内面と挿入部の壁の下端に配置される底との間にある、容器本体の底の領域に形成されている。しかし、上述のように、空洞は、本発明の他の実施形態に係る容器のどこにでも形成され得る。空洞は、水分を吸収する乾燥材料を収納するためのものである。乾燥材料は、通常の容器の使用において、容器本体および特に矩形路に侵入し得る水分を吸収する。
図12は、図11を線分A−A’に沿った簡略化した断面を示している。図12おいて、容器1内には、試験要素の束が収納されている。閉鎖密閉位置にある蓋50が示されている。
上述のように、本発明の実施形態のすべてにおいて、中心に配置された挿入部の矩形の路29は、配置された試験要素80の束を誘導する大きさに形成されている。収納されている試験要素80は、直立した状態で配置されている。つまり、(複数の)試験要素の副次端80aが、挿入部の仮の底20の第1の面に接して、配置されている。図に示すように、試験要素80の1つの副次端80bは、矩形の挿入路29を越えて、蓋50の中空部61に突出している。
蓋が閉鎖密閉位置にあるときに、図4および図8の実施形態に対応する図12に示される実施形態において、蓋のリム60が容器本体の対向面10および突出するつば33と隣接している状態が示されている。そのような閉鎖の配置によって、蓋のくぼみ62が配置されて、挿入部22の環状壁および保持要素131のそれぞれの隆起32にはめ込まれて互いのかみ合いが保証される。
図13は、本発明の実施形態に係る容器1、101、201に挿入された試験要素80の束を描写する、容器1、101、201を斜めから見た簡略化された状態を示す。
試験要素80は、約40mmの長さを有する、第1および第2の副次的な対向端80a(図示せず)および80bを有する。試験要素の幅は約13mmであり得る。当業者にとって明らかなように、そのような他の寸法が変更可能である。
試験要素80の束は、試験要素の副次端80aのそれぞれが、上述のように挿入部の底または仮の底の第1の面と隣接するように、矩形の挿入路29、129、229のそれぞれに挿入されている。そのような隣接が生じることによって、試験要素80の第2の副次端80bの部分が矩形の挿入路29、129、229のそれぞれを越えて突出する。矩形の挿入路を越えて突出する試験要素80のその部分は、ユーザによる個々の試験要素80の容易な接触性および操作性を可能にする領域を生じる。作用領域面81の大きさは、約7mmであるが、そのような大きさが変更可能であることは、当業者にとって明らかなことである。
路29、129、229のそれぞれは、図に示されるように、あらかじめ決められた数の試験要素を備え得る。例えば、束は25の試験要素80を含み得る。しかし、路は、25の試験要素の束を収納することに限定されず、あらゆる適切な数の試験要素を収納し得る。実際には、路の長さおよび幅が本明細書に記載の寸法以外の試験要素にとって好適な大きさに形成され得ることは、当業者に明らかなことである。本開示に接すれば、当業者は容器の形状が種々の形態を取り得ることを認識する。例えば、容器本体の形状は、容器の本体が一方の方向よりも他の方向において相当に狭くなるような、楕円形状と同様であり得る。しかし、対向面に対する蓋の良好な密閉特性を維持するために、容器の開口および蓋は環状であることが好ましい。
(操作手順)
次に、容器の使用および動作が、これまでに論じられた図面および図14を参照して記載される。図14は、ユーザの手に握られている容器1、101、201を斜めから見た概略を示す。蓋50、150、250は開口位置にある。容器に収納された試験要素80の束が露出しており、個々の試験要素が容器から取り出されている。
蓋の開口過程は、容器の壁より外側に突出している蓋のつまみ66、166、266を上方に持ち上げることによって開始される。持ち上げる力は、握っている手300のユーザの親指によって加減され得る。それから、ヒンジ34、134、234は、閉鎖密閉位置からの蓋50、150、250の選ばれた変位をもたらす。
蓋50、150、250が十分に広げられた位置まで移動させられるので、挿入部の路(29、129、229)内に配置されている試験要素の束82が、露出される。ユーザは、握っていない手の人差し指および親指を用いて、個々の試験要素80の作用領域面81を好ましくつかみ、かつ試験要素の隣接する位置から試験要素を好ましく取り出し得る。容器1、101、201からの個々の試験要素80の取り出しによって、その後のユーザによる試験要素の使用を可能にする。
逆の動作において、蓋50、150、250は、囲い(58、158、図5を参照すればよい)が挿入部の開口の内部に完全に押し込むために、蓋に圧力を加えることによって閉じられる。この場合も同様に、閉じる力は握っている手のユーザの親指によって加減され得る。囲い(58、158)は、容器の内容物を密閉するために挿入部の開口にはめ込まれる。蓋50、150、250が開放位置から移動すると、囲い(58、158)の先細り端は、容器の開口端のリムの上を通過し、かつ挿入部の壁の隆起(32、132)、ならびに図4および8に係る実施形態においては容器の壁の半連続的な環(12、112)と、蓋の環状のくぼみ(62)がかみ合うまで移動する。くぼみ(62)と隆起(32、132)とがこのようにかみ合い配置されると、“カチッ”という音が鳴って、蓋が適切に閉じたことを確実にユーザに知らせる。囲い(58、158)および挿入部の環状壁(24b、124b)の内面は、蓋50、150、250が閉鎖位置まで移動したときに、囲い(58、158)の下端が挿入部(22)の第1の端部または保持要素(131)の第1の端部と隣接し得るように、任意に構成され得る。つまり、平坦な円盤(54)から生じる囲い(58)の長さが、挿入部の環状壁(30)の内面と同じ長さに構成され得る。そのような配置によって、有害な周囲の状態からのさらなる障壁を提供し得る。
上述のように、蓋および挿入部のかみ合い機構は、挿入部と蓋と、任意に容器本体との間の隙間のない密閉を提供する、あらゆる種類のものであり得る。図10および11の実施形態において示されるように、かみ合い機構は、対応する切り欠きとかみ合う突出部(245)によって提供され得る。この実施形態において、密閉リング(132)によって蓋と挿入部とのさらなる密閉が実現される。密閉リング(132)は、蓋の側壁の内面において周辺部に配置され、かつ蓋が閉鎖位置にあるときに、挿入部の上端の環状壁(230)と接している。
(容器の製造方法)
本発明の容器は、複数の異なる方法において製造され得る。
例えば、図6において例示的に示される、本発明の実施形態に係る容器1は、透明な壁4、1つの閉鎖端6および1つの開口端を有する容器本体2の成型によって製造され得る。湿度指示薬を好ましく含有する乾燥材料18aは、容器本体2の底6に規定されている空洞18に挿入される。それから、仮の底20が、配置された乾燥材料18aを保持するために、容器本体2の開口を通して導入される。さらに、好ましくは不透明である挿入部22が、蓋5と一体成型されて1つの部品として形成される。挿入部22は、容器本体2内において締りばめまたは締りばめを形成するように、開口端を通って容器本体2内に移動させられる。挿入部22の一端は、仮の底20に接する。
図7において例示的に示されるような本発明の他の実施形態によれば、容器101は、容器本体2が透明な壁4、閉鎖端106および開口端を有するように、透明な材料から製造され得る。挿入部122は、容器本体102とともに、任意に成型されるか、または一体成型される。ここで、挿入部122は、容器本体102の内径よりも小さい外径を有する。このようにして、周辺部の環状空間18が規定される。挿入部122は、容器本体102が成型された後に、容器本体内に任意に導入される。湿度指示薬を好ましく含有する乾燥材料18aは、周辺部の環状空間118に導入される。一般的に不透明な保持要素131は、蓋150と一体成型されて1つの部品として形成される。それから、蓋150と一体成型された保持要素131は、容器本体の開口端を通して容器本体102に挿入されて、容器本体102内において締りばめまたは締りばめを形成する。
上述のように、さらなる実施形態において、容器は乾燥材料18a、118aを収納する空洞18、118を備え得る。乾燥材料18aは、容器本体2、102の底6の領域に形成された空洞18に収納される。また、乾燥材料118aは、容器本体の壁4、104と挿入部の壁24、124との間にある周辺部の環状空間118に収納される。このような場合に、容器は、容器本体1、102の成型、容器本体の底6に規定された空洞18への乾燥材料18aの挿入、容器本体の開口を介した仮の底20の導入、周辺部の環状空間118への乾燥材料118aの挿入、蓋150と一体成型された保持要素131の挿入によって製造され得る。ここで、乾燥材料18aは湿度指示薬を好ましく含有する。また、仮の底20は、容器本体の底6に配置された乾燥材料18aを保持する。また、環状空間118は、容器本体2、102と挿入部22、122との間に形成されている。また、乾燥材料118aは、湿度指示薬を任意に含有する。
本発明の種々の実施形態が以上において説明されている。この説明は、例示的であり、かつ非限定的であると意図される。したがって、以下の特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、詳細に説明される本発明に対してある種の変更がなされ得ることは、当業者にとって明らかである。
閉鎖位置にある蓋を有する、本発明に係る容器を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る容器の壁に途切れを有する容器本体を示す。 本発明の一実施形態に係る挿入部を示す斜視図である。 開放位置にある容器本体内に配置された挿入部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る蓋を示す断面図である。 閉鎖状態にある一体化された蓋を有し、かつ本発明の一実施形態に係る容器本体内に配置された挿入部をともなう容器を示す、図1の線分A−A’に沿った断面図である。 本発明の他の実施形態に係る開放位置にある蓋を有し、かつ容器本体内に配置された挿入部をともなう容器を示す、図1の線分A−A’に沿った断面図である。 容器本体の壁と挿入部の壁との間にある中空空間、および蓋と一体になった保持要素を示す、図7の展開図である。 蓋と一体になった保持要素を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る一体化した蓋を有する挿入部を示す斜視図である。 開放位置にある蓋を有する容器本体に配置された、図10に係る挿入部を示す斜視図である。 容器内に収納された試験要素の束および閉鎖密閉位置にある蓋をともなう容器の概観を示す、図1の線分A−A’に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係る試験要素路に挿入された要素の束、および説明を容易にするために蓋を取り除いた状態の容器の概観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る容器から1つの細片をユーザが取り出している状態の、ユーザの手に握られている図11の容器を示す。

Claims (13)

  1. 閉鎖底(6、106)および開口端を有する容器本体(2、102、202)、
    容器本体(2、102、202)にはめ込まれている挿入部(22、122、220)、ならびに
    閉鎖位置にあるときに容器の開口端を密閉する大きさに形成されている蓋(50、150、250)を備えており、
    挿入部の壁(24、124、240)の外面(24a、124a)と容器本体の壁(4、104、204)の内面(4b、104b)との間に空洞(18、118)が形成されており、
    挿入部の壁の外面と容器本体の壁の内面との間にある空洞(18、118)内に乾燥剤が収納されている、湿気に過敏な試験要素用の容器。
  2. 上記蓋(50、250)が、上記挿入部(22、220)に対して一体的に接続されている、請求項1に記載の容器。
  3. 上記蓋(150)が、容器本体(2)の上記開口端にはめ込まれている保持要素(131)に対して一体的に接続されている、請求項1に記載の容器。
  4. 挿入部(22、122、220)の上記壁(24、124、240)が、縦方向に延びる矩形の中空路(29、129、229)を形成し、当該中空路が試験要素の束を収納する大きさに形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の容器。
  5. 中空路(29、129、229)の長さが試験要素の長さよりも短く、
    中空路に収納されている少なくとも1つの試験要素は、蓋が閉鎖密閉位置にあるときに、挿入部の壁(24、124、240)を越えて蓋の中空部(61、161)まで伸びている、請求項4に記載の容器。
  6. 上記乾燥剤を収納する空洞(18)が、容器本体(2、202)の底壁(6)と挿入部(22、220)の底(20)との間に形成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の容器。
  7. 挿入部(22、220)の上記底(20)が、多孔性材料および/または水分浸透性の材料から構成されている、請求項6に記載の容器。
  8. 上記乾燥剤を収納する周辺部の環状空間(118)が、挿入部の壁(124a)の外面と容器の壁(104b)の内面との間に形成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の容器。
  9. 挿入部(22)の上記壁(24)が、多孔性材料および/または水分浸透性の材料から構成されている、請求項8の容器。
  10. 上記乾燥剤は、湿気にさらされたときに色が変化する指示薬を含有している、請求項1〜9のいずれか1項に記載の容器。
  11. 上記容器本体(2、102、202)が、透明な壁および/または壁部を有している、請求項1〜10のいずれか1項に記載の容器。
  12. 上記挿入部(22、122、220)が不透明である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の容器。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の容器の製造方法であって、
    以下の工程:
    (i)一体化された壁(4、204)および底(6)を有する容器本体(2、202)を成型する工程と;
    (ii)挿入部(22、220)および蓋(50、250)を一体成型する工程と;
    (iii)容器本体の内面と挿入部の壁の外面との間にある空洞(18、118)に乾燥剤を挿入する工程と;
    (iV)容器本体(2、202)および挿入部(22、220)を組み立てる工程と;および/または
    (i)容器本体(102)および挿入部(122)を一体成型する工程と;
    (ii)保持要素(131)および蓋(150)を一体成型する工程と;
    (iii)容器本体の壁の内面と挿入部の壁の外面との間にある空洞(18、118)に乾燥剤を挿入する工程と;
    (iV)挿入部(122)を含む容器本体(102)および一体形成された蓋(150)を有する保持要素(131)を組み立てる工程と
    を包含する、製造方法。
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