JP2003146381A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2003146381A
JP2003146381A JP2001345016A JP2001345016A JP2003146381A JP 2003146381 A JP2003146381 A JP 2003146381A JP 2001345016 A JP2001345016 A JP 2001345016A JP 2001345016 A JP2001345016 A JP 2001345016A JP 2003146381 A JP2003146381 A JP 2003146381A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に薄く細長い形状の薬剤、食品等を収容
可能な容器内から、簡単な操作で、常に収容物を同一の
方向で確実に一枚ずつ取り出すことができ、収容時にお
いては気密性の高い容器を提供する。 【解決手段】 細長板状体を適度にばらけさせ、集中を
防ぐ、床面部の傾斜面と、該細長板状体を滑らせてスリ
ット状開口部へ導く、天井面部の傾斜面と、該細長板状
体が1枚だけ出てくるような寸法の該スリット状開口部
と、を備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬剤、食品等を収
納する容器に関するものであり、特に細長い板状体の薬
剤、食品等を収容する容器から容易に且つ、確実に収容
物を1枚ずつ取り出すことができ、また、収容時におい
ては気密性の高い容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より薬剤、食品等を収納する容器
は、種々提案されている。ここでは、細長板状体である
血糖値センサーを収容する容器を例に挙げ、従来の容器
について図8を用いて説明する。
【0003】図8は、細長板状体である収容物(血糖値
センサー)15を収容した容器の、蓋体20を容器19
から取り外した状態の斜視図である。収容物(血糖値セ
ンサー)15は容器19の中に収容され、容器19の開
口部に対して蓋体20は、圧入あるいはねじ等の方法で
嵌合される形となっている。このような容器から収容物
を取り出すときは、まず、蓋体20をはずし、手やピン
で適量の収容物(血糖値センサー)15をつまみ出し、
もしくは、床に適量の収容物(血糖値センサー)15を
振り出して、必要量以上の収容物(血糖値センサー)1
5は再び容器19に戻すといった動作が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成の容器においては、収容物を取り出すときに蓋体
20を外し、図9の様に収容物である血糖値センサー1
5が容器19から外に一度に多量に振り出してしまう可
能性があるため、必要数量以外のものを再度容器19内
へ戻す作業が発生するという問題があった。また、床等
に一度にばらまかれた場合は、埃や湿気等に汚染される
可能性もあり、非常に不衛生であるという問題があっ
た。さらに、収容物を取り出す際には、蓋体20を完全
に取り外して収容物を取り出す必要があるため、開口部
が大きい容器19にとっては、気密性がよくなく、収容
物が外気の埃や湿気に曝されるといった問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであり、薄く細長い板状体の収容物を
確実に希望通りの数量を取り出すことができ、且つ、気
密性の高い容器を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る容器は、中央に、スリット
状開口部を、その左右両側に、該スリット状開口部から
側方に向かって下方に傾斜する左右傾斜面部を、有する
天井面部と、該天上面の左、右傾斜面部とほぼ平行な
左、右傾斜面部と、該左、右傾斜面部の頂辺から上方に
伸びる垂直隔壁を有する床面部と、上記天井面部と床面
部とを連結する側壁面部とを、有する、矩形筒状体形状
をした内容器を備え、上記垂直隔壁で分割された左、右
の内部空間の各々に、上記天井面部と床面部との間の寸
法とほぼ等しい長さの複数の細長板状体を、その板面
を、上記垂直隔壁とほぼ平行な状態として、収容可能で
あるものである。これにより、容器内で細長板状体の向
きが一定方向に揃い、容器を逆さに傾けることによっ
て、多数の内容物が一度に飛び出すことがなく、容易
に、かつ、確実に、細長板状体の内容物を1枚づつ取り
出すことができる。また、内容器の床部材に垂直隔壁を
設けたことにより、2つの部屋とすることができ、小型
容器内に多くの内容物を収納することができる。さら
に、スリット状開口部は、従来の容器の開口部に比べて
開口面積が小さいため、気密性がよく、内容物を外気の
埃や湿気等に曝されないようにすることができる。
【0007】本発明の請求項2に係る容器は、請求項1
記載の容器において、上記スリット状開口部を、密閉封
止する栓部材を備えたものである。これにより、容器の
気密性がよくなり、内容物を外気の埃や湿気等に曝され
ないようにすることができる。
【0008】本発明の請求項3に係る容器は、請求項2
記載の容器において、上記栓部材は、上記内容器を収納
する外容器に、ヒンジにより開閉可能に連結された蓋体
の内面に取り付けられているものである。これにより、
上記蓋体に取り付けられた栓部材で、ワンタッチで、短
時間に、容易に、容器を開閉することができ、容器の気
密性がよくなり、内容物を外気の埃や湿気等に曝されな
いようにすることができる。
【0009】本発明の請求項4に係る容器は、請求項3
記載の容器において、上記床面部の左、右傾斜面部に、
複数の貫通孔が設けられ、上記床面部の左、右傾斜面部
と、上記外容器の底面との間の空間に、乾燥剤が収容さ
れているものである。これにより、容器内の雰囲気を低
湿度に保ち、内容物の保存をよくすることができる。
【0010】本発明の請求項5に係る容器は、請求項1
記載の容器において、上記スリット状開口部の幅は、上
記内容器内に収容された上記細長板状体が、該スリット
状開口部から、1枚だけ出てくるような幅であるもので
ある。これにより、容器を逆さに傾けることによって、
多数の内容物が一度に飛び出すことがなく、容易に、か
つ、確実に、細長板状体の内容物を1枚づつ取り出すこ
とができる。
【0011】本発明の請求項6に係る容器は、請求項1
記載の容器において、上記天井面部と床面部との間の寸
法は、上記細長板状体の長さにほぼ等しいものである。
これにより、容器内で上記細長板状体の向きが一定方向
から変わることなく、容器を逆さに傾けることによっ
て、容易に、かつ、確実に、細長板状体の内容物を1枚
ずつ取り出すことができる。
【0012】本発明の請求項7に係る容器は、請求項1
記載の容器において、上記垂直隔壁と、上記内容器の上
記垂直隔壁と対向する内面との間の寸法は、上記板状体
の幅より小さいものである。これにより、容器内で上記
細長板状体の向きが一定方向から変わることなく、容器
を逆さに傾けることによって、容易に、かつ、確実に、
細長板状体の内容物を1枚ずつ取り出すことができる。
【0013】本発明の請求項8に係る容器は、請求項3
記載の容器において、上記内容器は、それぞれ別体で構
成される上記天井面部と、側壁面部とを含む無底矩形筒
状体と、上記床面部と上記垂直隔壁とを含む床部材とか
らなり、直方体筒状である上記外容器に、上記床部材と
上記無底矩形筒状体とを、この順で、挿嵌することによ
り、構成されるものである。この構成により、内容物と
乾燥剤を収納した容器の組み立て操作を容易にし、組み
立て作業のコストを低くするとともに、容器の反復使用
を容易に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に、本発明
の実施の形態1による容器について、収容物が血糖値セ
ンサーである場合を例に挙げ、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1による容器1から蓋体3
を開けた状態の斜視図であり、図2は、容器1の断面図
である。図3は、内容器4を構成する無底矩形筒状体1
6の斜視図であり、図4は、内容器4を構成する床部材
17の斜視図である。
【0015】図において、1は容器、2は直方体筒状で
ある外容器、3は外容器2にヒンジ8により開閉可能に
連結された蓋体である。蓋体3の内面には、スリット状
開口部5を、密閉封止する栓部材13が備わっている。
この栓部材13は、蓋体3と一体形成された3個の突起
状物である栓部材a13aと、蓋体3とは別材のゴム材で
できたゴムキャップ状の栓部材b13bとからなる。
【0016】図1に示すように、容器1の蓋体3の内側
に設けられた3本の嵌合用突起である栓部材a13aおよ
びゴムキャップ状の栓部材b13bは、図2に示すよう
に、栓部材a13aの真ん中の一本の突起が、スリット状
開口部5の空き孔に入る栓として開口部を塞ぎ、他の2
本の突起が、スリット状開口部5の外周をはさみ、ま
た、栓部材b13bがスリット状開口部5のシール部に
当たり、丁度、スリット状開口部5を密閉する寸法とな
っている。したがって、上記蓋体3の開閉と同時に、ス
リット状開口部5の開放および封止を行う。
【0017】4は内容器である。内容器4は、それぞれ
別体で構成される無底矩形筒状体16(図3に示す)と
床部材17(図4に示す)とからなり、この内容器4
は、図2に示すように、外容器2に上記の順に挿嵌され
ている。無底矩形筒状体16は、中央に、スリット状開
口部5を、その左右両側に、スリット状開口部5から側
方に向かって傾斜する傾斜面部(天井)18を、有する
天井面部11と、天井面部11と床面部12とを連結す
る側壁面部14と、を含む。床部材17は、左右の傾斜
面部(天井)18とほぼ並行な左右の傾斜面部である床
面部12と、この左右の傾斜面部である床面部12の頂
辺から上方に伸びる垂直隔壁9と、を含む。
【0018】図6に示すように、床部材17に設けられ
た垂直隔壁9により、容器1の収納スペースが2つの部
屋に仕切られており、血糖値センサー15を各部屋に多
く収納することができる。
【0019】15は、細長板状体の収容物(血糖値セン
サー)であり、図2に示すように、容器1内の垂直隔壁
9で分割された左、右の空間の各々に、その板面を垂直
隔壁9とほぼ平行な状態で収容されている。また、天井
面部11と床面部12との間の寸法は、細長板状体の収
容物(血糖値センサー)15の長さにほぼ等しい。さら
に、垂直隔壁9と、内容器4の上記垂直隔壁14と対向
する内面との間の寸法は、収容物(血糖値センサー)1
5の幅より小さい。
【0020】スリット状開口部5は、従来の容器の開口
部より開口面積が小さく、このスリット状開口部5の幅
は、容器1に収容された細長板状体の収容物(血糖値セ
ンサー)15がスリット状開口部5から、1枚だけ出て
くるような幅である。
【0021】床面部12の左右の傾斜面部には、複数の
貫通孔7が設けられていて、図2に示すように、この床
面部12の左右の傾斜面部と、外容器2の底面との間の
空間に、乾燥剤6を収納する。乾燥剤6は容器1内で吸
湿力を発揮して、低湿度に保ち、また、スリット状開口
部5の開口面積が小さく、蓋体3の開閉に要する時間が
短いので、蓋体3を開けたとき、外気の容器1への流入
は少ない。
【0022】次に、容器1の使用方法、即ち、容器1内
の収容物(血糖値センサー)15の取り出し方について
説明する。天井面部11は、スリット状開口部5に向か
って傾斜させているので、図6に示すように、容器1を
傾けたときに、収容物(血糖値センサー)15が側壁面
部14で、続いて天井面部11で滑りやすく、その結
果、取り出しの際に、スリット状開口部5へ収容物(血
糖値センサー)15が集まりやすい状態となっている。
【0023】そこで、過度の集中を避けるために、床面
部12を、図2に示すように、天井面部11とほぼ平行
に傾斜させているので、収容物(血糖値センサー)15
がこの傾斜によって適度にばらされ、図6に示すよう
に、容器1を傾けたときに、収容物(血糖値センサー)
15が一度に天井面部11に集まり、互いに競り合って
スリット状開口部5より出にくくなるのを防止し、収容
物(血糖値センサー)15が、スリット状開口部5か
ら、順次、スムーズに出てくるようにしている。
【0024】図5および図6に示すように、スリット状
開口部5は、収容物(血糖値センサー)15の単品の
幅、厚さに対してクリアランスを考慮した寸法としてお
り、取り出すときは、収容物は一枚ずつ出てくる。
【0025】また、図7に示すように、収容物(血糖値
センサー)15の消費によって、血糖値センサー15の
収容数量が減少し、血糖値センサー15が通常の方向に
対して直角の方向になると、スリット状開口部5より、
取り出すことができなくなる。そこで、天井面部11と
床面部12とによって構成された部屋は、血糖値センサ
ー15がこの方向となろうとすると、傾斜した床面部1
2が血糖値センサー15と図7に示す当たり部分10で
当たるので向くことができない。即ち、天井面部11と
床面部12との間の寸法、収容物(血糖値センサー)1
5の長さ、垂直隔壁9と対向する内容器4の内面(即ち
側壁面部14)との間の寸法、収容物(血糖値センサ
ー)15の幅、の関係を好適に決めることにより、収容
物(血糖値センサー)15の向きが変わらなくなる。天
井面部11と床面部12との間の寸法を、収容物(血糖
値センサー)15の長さにほぼ等しくし、垂直隔壁9と
対向する内容器4の内面(即ち側壁面部14)との間の
寸法を、収容物(血糖値センサー)15の幅より小さく
すると、より確実に、垂直隔壁9および内容器4の内面
(即ち側壁面部14)と平行な方向から方向が変わるこ
とを防ぐことができる。これにより、血糖値センサー1
5の収容数量が減少しても、その方向を変えることな
く、スリット状開口部5から一定方向に取り出すことが
出来る。
【0026】従って、血糖値センサー15を使用すると
きは、図5の如く容器1から蓋体3を開けた状態で、前
記スリット状開口部5が下に位置するように、容器1を
傾け軽く振ることにより、収容物である血糖値センサー
15を、容易に、かつ、確実に、1枚ずつ取り出すこと
ができる。
【0027】次に、収容物(血糖値センサー)15を容
器1に入れる入れ方を説明する。まず、無底矩形筒状体
16のスリット状開口部5が下に向く状態で、無底矩形
筒状体16の中に血糖値センサー15を入れ、その後、
床部材17の垂直隔壁9が下向きの状態で無底矩形筒状
体16の中に床部材17を置く。次に、床部材17の中
に乾燥剤6を入れる。この状態で外容器2を被せること
により血糖値センサー15および乾燥剤6を収納した容
器1の組み立てが完成する。このように、容器1が内容
器(無底矩形筒状体)16と、内容器の底部材17と、
外容器2とから組み立てられる構造としたので、収容物
15を容器内に容易に収納することができる。
【0028】また、内容器4を外容器2内に圧入するよ
うにしているので、収容物15を消費して、容器1が空
になったときに、外容器2から内容器4を引き出して分
解することにより、容器1の反復使用を行うことができ
る。
【0029】このように、中央に、スリット状開口部5
を、その左右両側に、該スリット状開口部5から側方に
向かって下方に傾斜する左右傾斜面部18を、有する天
井面部11と、該天上面の左、右傾斜面部とほぼ平行な
左、右傾斜面部と、該左、右傾斜面部の頂辺から上方に
伸びる垂直隔壁9を有する床面部12と、上記天井面部
11と床面部12とを連結する側壁面部14とを、有す
る、矩形筒状体形状をした内容器4を備え、上記垂直隔
壁9で分割された左、右の内部空間の各々に、上記天井
面部11と床面部12との間の寸法とほぼ等しい長さの
複数の細長板状体を、その板面を、上記垂直隔壁9とほ
ぼ平行な状態として、収容可能であるようにしたので、
容器1を傾けて軽く振ることにより、収容物(血糖値セ
ンサー)15を、確実に、1枚ずつ、取り出すことがで
きる。従って、従来のように、多くの収容物が一度に飛
び出したり、湿気や汚れに曝されたりすることや、必要
量以上の収容物を容器に戻す作業もなくなる。
【0030】また、栓部材13は、内容器4を収納する
外容器2に、ヒンジ8により開閉可能に連結された蓋体
3の内面に取り付けられるようにしたので、板状の収容
物15を効率よく1枚ずつ取り出せるとともに、埃が入
りにくく、湿気の影響も少なくできる。
【0031】また、床面部12の左、右傾斜面部に、複
数の貫通孔7が設けられ、床面部12の左、右傾斜面部
と、2外容器の底面との間の空間に、乾燥剤6が収容さ
れるようにしたので、容器1内を低湿度状態に保つこと
ができる。
【0032】また、外容器2は、それぞれ別体で構成さ
れる天井面部11と、側壁面部14とを含む無底矩形筒
状体16と、床面部12と垂直隔壁9とを含む床部材1
7とからなり、直方体筒状である外容器2に、床部材1
7と無底矩形筒状体16とを、この順で、挿嵌すること
により、構成されるようにしたので、収容物15と乾燥
剤6を収納した容器1の組み立てが容易であるととも
に、容器1の反復使用を容易に行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
容器によれば、中央に、スリット状開口部を、その左右
両側に、該スリット状開口部から側方に向かって下方に
傾斜する左右傾斜面部を、有する天井面部と、該天上面
の左、右傾斜面部とほぼ平行な左、右傾斜面部と、該
左、右傾斜面部の頂辺から上方に伸びる垂直隔壁を有す
る床面部と、上記天井面部と床面部とを連結する側壁面
部とを、有する、矩形筒状体形状をした内容器を備え、
上記垂直隔壁で分割された左、右の内部空間の各々に、
上記天井面部と床面部との間の寸法とほぼ等しい長さの
複数の細長板状体を、その板面を、上記垂直隔壁とほぼ
平行な状態として、収容可能であるようにしたので、容
器内で細長板状体の向きが一定方向に揃い、容器を逆さ
に傾けることによって、多数の内容物が一度に飛び出す
ことがなく、容易に、かつ、確実に、細長板状体の内容
物を1枚づつ取り出すことができ、また、内容器の床部
材に垂直隔壁を設けたことにより、2つの部屋とするこ
とができ、小型容器内に多くの内容物を収納することが
でき、さらに、スリット状開口部は、従来の容器の開口
部に比べて開口面積が小さいため、気密性がよく、内容
物を外気の埃や湿気等に曝されないようにすることがで
きる効果がある。
【0034】本発明の請求項2に係る容器によれば、請
求項1記載の容器において、上記スリット状開口部を、
密閉封止する栓部材を備えるようにしたので、容器の気
密性がよくなり、内容物を外気の埃や湿気等に曝されな
いようにすることができる効果がある。
【0035】本発明の請求項3に係る容器によれば、請
求項2記載の容器において、上記栓部材は、上記内容器
を収納する外容器に、ヒンジにより開閉可能に連結され
た蓋体の内面に取り付けられるようにしたので、上記蓋
体に取り付けられた栓部材で、ワンタッチで、短時間
に、容易に、容器を開閉することができ、容器の気密性
がよくなり、内容物を外気の埃や湿気等に曝されないよ
うにすることができる効果がある。
【0036】本発明の請求項4に係る容器によれば、請
求項3記載の容器において、上記床面部の左、右傾斜面
部に、複数の貫通孔が設けられ、上記床面部の左、右傾
斜面部と、上記外容器の底面との間の空間に、乾燥剤が
収納されるようにしたので、容器内の雰囲気を低湿度に
保ち、内容物の保存をよくすることができる効果があ
る。
【0037】本発明の請求項5に係る容器によれば、請
求項1記載の容器において、上記スリット状開口部の幅
は、上記内容器内に収容された上記細長板状体が、該ス
リット状開口部から、1枚だけ出てくるような幅である
ようにしたので、容器を逆さに傾けることによって、多
数の内容物が一度に飛び出すことがなく、容易に、か
つ、確実に、細長板状体の内容物を1枚づつ取り出すこ
とができる効果がある。
【0038】本発明の請求項6に係る容器によれば、請
求項1記載の容器において、上記天井面部と床面部との
間の寸法は、上記細長板状体の長さにほぼ等しくしたの
で、容器内で上記細長板状体の向きが一定方向から変わ
ることなく、容器を逆さに傾けることによって、容易
に、かつ、確実に、細長板状体の内容物を1枚ずつ取り
出すことができる効果がある。
【0039】本発明の請求項7に係る容器によれば、請
求項1記載の容器において、上記垂直隔壁と、上記内容
器の上記垂直隔壁と対向する内面との間の寸法は、上記
板状体の幅より小さくしたので、容器内で上記細長板状
体の向きが一定方向から変わることなく、容器を逆さに
傾けることによって、容易に、かつ、確実に、細長板状
体の内容物を1枚ずつ取り出すことができる効果があ
る。
【0040】本発明の請求項8に係る容器によれば、請
求項3記載の容器において、上記内容器は、それぞれ別
体で構成される上記天井面部と、側壁面部とを含む無底
矩形筒状体と、上記床面部と上記垂直隔壁とを含む床部
材とからなり、直方体筒状である上記外容器に、上記床
部材と上記無底矩形筒状体とを、この順で、挿嵌するこ
とにより、構成されるようにしたので、内容物と乾燥剤
を収納した容器の組み立て操作を容易にし、組み立て作
業のコストを低くするとともに、容器の反復使用を容易
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による容器の蓋体を開け
た状態の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1による容器の断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態1による無底矩形筒状体の
斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1による床部材の斜視図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態1による容器の蓋体を開け
容器から収容物を取り出している状態の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態1による容器における、床
面部の傾斜面により収容物が一度に飛び出すことを防止
する構成を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態1による容器における、垂
直隔壁により容器内に複数部屋が仕切られ、かつ床面部
の傾斜面によって収容物が容器内に一定方向にしか入ら
ない状態を示す概念図である。
【図8】従来容器の容器と蓋体を分離した状態の斜視図
である。
【図9】従来容器において、容器から収容物を取り出し
ている状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 容器 2 外容器 3 蓋体 4 内容器 5 スリット状開口部 6 乾燥剤 7 貫通孔 8 ヒンジ 9 垂直隔壁 10 当たり部分 11 天井面部 12 床面部 13 栓部材 13a 栓部材a 13b 栓部材b 14 側壁面部 15 収容物(血糖値センサー) 16 無底矩形筒状体 17 床部材 18 傾斜面部(天井) 19 従来の容器 20 従来の蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA11 AA12 AB83 BA01B BA01C BC03B BC06B BC06C BC07C EC35 EC38 EE25 EE29 EE59 GB12 GD10 3E084 AA05 AA14 AB10 BA01 CA03 DA03 DB18 EA10 EC10 FA03 FC13 GA06 GB06 HB01 HC10 HD01 LA18 LB02 LB09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に、スリット状開口部を、その左右
    両側に、該スリット状開口部から側方に向かって下方に
    傾斜する左右傾斜面部を、有する天井面部と、 該天上面の左、右傾斜面部とほぼ平行な左、右傾斜面部
    と、該左、右傾斜面部の頂辺から上方に伸びる垂直隔壁
    を有する床面部と、 上記天井面部と床面部とを連結する側壁面部とを、有す
    る、矩形筒状体形状をした内容器を備え、 上記垂直隔壁で分割された左、右の内部空間の各々に、
    上記天井面部と床面部との間の寸法とほぼ等しい長さの
    複数の細長板状体を、その板面を、上記垂直隔壁とほぼ
    平行な状態として、収容可能である、 ことを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の容器において、 上記スリット状開口部を、密閉封止する栓部材を備え
    た、 ことを特徴とする容器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の容器において、 上記栓部材は、上記内容器を収納する外容器に、ヒンジ
    により開閉可能に連結された蓋体の内面に取り付けられ
    ている、ことを特徴とする容器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の容器において、 上記床面部の左、右傾斜面部に、複数の貫通孔が設けら
    れ、上記床面部の左、右傾斜面部と、上記外容器の底面
    との間の空間に、乾燥剤が収容されている、 ことを特徴とする容器。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の容器において、 上記スリット状開口部の幅は、上記内容器内に収容され
    た上記細長板状体が、該スリット状開口部から、1枚だ
    け出てくるような幅である、 ことを特徴とする容器。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の容器において、 上記天井面部と床面部との間の寸法は、上記細長板状体
    の長さにほぼ等しい、 ことを特徴とする容器。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の容器において、 上記垂直隔壁と、上記内容器の上記垂直隔壁と対向する
    内面との間の寸法は、上記板状体の幅より小さい、 ことを特徴とする容器。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の容器において、 上記内容器は、それぞれ別体で構成される上記天井面部
    と、側壁面部とを含む無底矩形筒状体と、 上記床面部と上記垂直隔壁とを含む床部材とからなり、 直方体筒状である上記外容器に、上記床部材と上記無底
    矩形筒状体とを、この順で、挿嵌することにより、構成
    される、 ことを特徴とする容器。
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