JP2014220249A - リチウム電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】リチウム電池の残容量を把握できるようにしたリチウム電池電極及びリチウム電池を提供する。【解決手段】リチウム電池の正極又は負極として使用される電極であって、透明基板と、前記透明基板の一方の面側に設けられた電極材料と、を有し、前記電極材料は、チタン酸リチウムを含む。チタン酸リチウムは、満充電時と完放電時とで異なる色を呈し、その色の変化には線形性がある。従って、チタン酸リチウムを含む電極材料の色を視認することによって、リチウム電池の残容量を把握することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、リチウム電池電極及びリチウム電池等に関する。
リチウムやリチウム含有物質を負極に用いた電池は軽量で高容量であるばかりでなく、適当な正極と組み合わせることで高い電圧が得られるため、携帯電子機器、カメラ、時計、電動工具さらにハイブリッド自動車用バッテリーなどに広く応用されている。
しかしながら、リチウムの持つ高い活性と有機電解液が用いられていることから、短絡時の発火・爆発などの可能性が常に懸念されており、リチウム電池の設計において安全性の確保が常に大きな課題となっている。また、リチウム二次電池の充放電に伴う劣化も課題であり、充放電サイクルに起因する寿命の伸長も望まれている。
ここで、安全性とサイクル寿命の向上策として、スピネル型チタン酸リチウム結晶(Li4Ti512)を負極活物質に用いることが提案されている(例えば、特許文献1〜4、非特許文献1を参照。)。Li4Ti512結晶を負極として用いた場合、短絡電流の自己遮蔽効果による内部短絡時の安全性向上や、充放電時の無体積変化特性によるサイクル寿命の向上などのメリットがある。
一方、二次電池を使用した機器においては、充電状態を表示する等の目的から、二次電池の電気容量、即ち、残容量を計測することが要求される。二次電池の残容量を計測する方法としては、IC回路を用いて電池電圧や充放電電流の積算値を測定して、残容量を演算する方法などが挙げられる(例えば、特許文献5、6を参照)。
特開平7−335261号公報 特開2001−143702号公報 特開2005−100770号公報 特開2001−210328号公報 特開2007−327971号公報 特開2007−309943号公報
J.Electrochem.Soc., 142, 1431 (1995).
ところで、グラファイト系のような炭素材料やチタン酸リチウムを負極に用いた電池では、図11に示すように、放電に伴う電圧降下特性が非線形であるため、電圧測定のみによって残容量を特定することは困難である。即ち、定電流動作時の電圧が完全放電近くまで一定であるために安定した電圧供給が可能であるというメリットは、同時に、二次電池の残容量を推定することが困難になるというデメリットを併せ持つ。
また、充放電電流の積算値などを利用する方法は、高い精度で算出できる反面、電流積算回路として多数の部品や回路を必要とするため、測定に要するコストが極めて高くなる。
そこでこの発明は、コストの上昇を抑えつつ、リチウム電池の残容量を把握できるようにしたリチウム電池電極及びリチウム電池の提供を目的の一つとする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るリチウム電池電極は、リチウム電池の正極又は負極として使用される電極であって、透明基板と、前記透明基板の一方の面側に設けられた電極材料と、を有し、前記電極材料は、チタン酸リチウムを含むことを特徴とする。ここで、「透明基板」とは、可視光を透過させる基板のことであり、有色透明、無色透明の何れでもよい(但し、可視光の透過率を高めるためには、無色透明であることが好ましい。)。このような透明基板としては、例えば、ガラス基板、石英基板、アクリル樹脂等の有機樹脂からなる樹脂基板が挙げられる。
また、「電極材料」は、電池反応に関わる活物質のことである。電極材料に含まれる「チタン酸リチウム」は、リチウム電池の充放電に応じて、下記(1)式で示される可逆反応が起こる。
Li4Ti512(スピネル)⇔Li7Ti512(岩塩)…(1)
Li4Ti512は白色を呈し、Li7Ti512は青色を呈する。
このような構成であれば、透明基板を通して、電極材料の色を目視で確認(即ち、視認)することができる。そして、この視認した色に基づいて、リチウム電池の残容量を把握することができる。具体的には、電極材料に含まれるチタン酸リチウムは、当該リチウム電池電極が負極として用いられる場合は、満充電時には青色を呈し、完放電時には白色を呈する。また、当該リチウム電池電極が正極として用いられる場合は、満充電時には白色を呈し、完放電時には青色を呈する。チタン酸リチウムの色の変化には線形性があるため、チタン酸リチウムを含む電極材料の色を視認することによって、リチウム電池の残容量を把握することができる。
従来例と比較して、リチウム電池の残容量を把握するための電流積算回路等が必要ないため、コストの上昇を抑えつつ、リチウム電池の残容量を把握することができる。なお、「電極材料」としては、例えば、後述の負極材料5、正極材料55又は電極材料90が該当する。
また、上記のリチウム電池電極において、前記透明基板の一方の面上に形成された透明集電層、をさらに有し、前記透明集電層上に前記電極材料が形成されていることを特徴としてもよい。ここで、「透明集電層」は、可視光を透過させる集電層のことであり、有色透明、無色透明の何れでもよい(但し、可視光の透過率を高めるためには、無色透明であることが好ましい。)。透明集電層は、電極材料を透明基板の一方の面側に保持する共に、充放電に伴う電流の通路の確保するためのものであり、例えば、スズをドープした酸化インジウム(ITO)、フッ素をドープした酸化スズ(FTO)、又は、アルミニウムなどをドープした酸化亜鉛(AZO)などの導電膜で構成されている。
このような構成であれば、透明集電層によって電極材料を保持すると共に、充放電に伴う電流の通路を確保することができる。また、この透明集電層を通して、電極材料の色を目視で確認することができる。
また、上記のリチウム電池電極において、前記電極材料における前記チタン酸リチウムの割合は、60重量パーセント以上であり、前記電極材料の厚さは50nm以上であることを特徴としてもよい。このような構成であれば、電極材料においてチタン酸リチウムの発色が明確となる。
また、上記のリチウム電池電極において、前記透明基板に設けられたインジケータ、をさらに有し、前記インジケータは、少なくとも、前記リチウム電池の完放電時に前記電極材料が呈する色と同一色の領域を含むことを特徴としてもよい。このような構成であれば、電極材料の色とインジケータが有する領域とを比較することによって、電極材料の色の見分けが容易となり、リチウム電池の残容量をより正確に把握することができる。
また、本発明の別の態様に係るリチウム電池は、第1の電極と、前記第1の電極と対向して配置された第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に配置されたセパレーターと、を備え、前記第1の電極は、透明基板と、前記透明基板の前記第2の電極の側に設けられた電極材料と、を有し、前記電極材料は、チタン酸リチウムを含むことを特徴とする。ここで、「第1の電極」は正極又は負極の一方であり、「第2の電極」は正極又は負極の他方である。また、「セパレーター」は、第1の電極と第2の電極とを隔離すると共に、有機電解液を保持して第1の電極と第2の電極との間のイオン伝導性を確保するための部材である。
このような構成であれば、透明基板を通して、電極材料の色を視認することによって、リチウム電池の残容量を把握することができる。また、リチウム電池の残容量を把握するための電流積算回路等が必要ないため、コストの上昇を抑えることができる。
また、上記のリチウム電池において、前記第1の電極は負極であり、前記第2の電極は正極であることを特徴としてもよい。このような構成であれば、電極材料においてLi金属のデンドライト成長がないので、正極と負極との短絡が防止される。従って、二次電池として極めて好適に用いることができる。
第1実施形態に係るリチウム電池100の構成例を示す図。 チタン酸リチウムの酸化又は還元が進行する様子を模式的に示す図。 リチウム電池100の残容量と、負極材料5の色との関係(線形性)を示す図。 リチウム電池100の製造方法を示す図(その1)。 リチウム電池100の製造方法を示す図(その2)。 リチウム電池100の製造方法を示す図(その3)。 第2実施形態に係るリチウム電池200の構成例を示す図。 リチウム電池200の残容量と、正極材料55の色との関係(線形性)を示す図。 第3実施形態に係るリチウム電池300の構成例(その1)を示す図。 第3実施形態に係るリチウム電池300の構成例(その2)を示す図。 放電に伴う電圧降下特性の非線形性を示す図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する各図において、同一の構成を有する部分には同一の符号を付し、その重複する説明は省略する。
(1)第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態に係るリチウム電池100の構成例を示す断面図である。図1に示すように、このリチウム電池100は、負極10と、負極10と対向して配置された正極20と、負極10と正極20との間に配置されたセパレーター30と、を備える。また、図1に示すように、このリチウム電池100は、負極10、正極20及びセパレーター30を収納する導電性のセル缶41と、Oリング43を介して負極10の周縁部をセル缶41の底面側に押圧し固定する導電性のセル蓋45と、セル缶41とセル蓋45との間の隙間を埋めてセル缶41内に気密性、液密性を持たせると共に、セル缶41とセル蓋45との間を絶縁するガスケット47と、集電層とセル蓋45とを電気的に接続するための導電ペースト49と、を備える。
さらに、図1に示すように、負極10は、透明基板1と、この透明基板1の正極20と対向する面上に形成された透明集電層3と、この透明集電層3上に形成された負極材料5と、を有する。図1では、透明基板1の正極20と対向する面が断面視で下側を向いているため、透明基板1の下に透明集電層3が位置し、その下に負極材料5が位置している。
ここで、透明基板1は、例えば、無色透明であり、アモルファス構造の二酸化ケイ素からなるガラス基板、若しくは、単結晶構造の二酸化ケイ素からなる石英基板、又は、アクリル樹脂等の有機樹脂からなる樹脂基板で構成されている。透明集電層3は、負極材料5を透明基板1の一方の面側に保持する共に、充放電に伴う電流の通路の確保するためのものである。透明集電層3は、例えば、無色透明の導電膜であり、ITO、FTO又はAZO等で構成されている。また、透明集電層3の膜厚は、例えば100nm〜500nmである。このように、透明基板1、透明集電層3の何れも「透明」であるため、透明基板1及び透明集電層3を通して、負極材料5を視認することができる。
負極材料5は、例えば、チタン酸リチウムと、導電助剤及び粘結剤を含むものである。導電助剤としては、例えば、ケッチョンブラックなどのカーボンブラック、アセチレンブラックなどが挙げられる。また、粘結剤としては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)が挙げられる。或いは、負極材料5は、チタン酸リチウムのみで構成されていてもよい。
なお、負極材料5におけるチタン酸リチウムの割合は60重量パーセント(wt%)以上であり、且つ、その厚さは50nm以上であることが好ましい。より好ましくは、チタン酸リチウムの割合は80wt%以上である。このような構成であれば、負極材料5においてチタン酸リチウムの発色が明確となる。
一方、正極20の材料(即ち、正極材料)は、例えば、コバルト酸リチウム(LiCoO2)、マンガン酸リチウム(LiMn24)、又は、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)等で構成されている。
セパレーター30は、例えば、ポリプロピレン等の樹脂製不織布からなる。なお、図1に示すリチウム電池100では、セパレーター30と、負極材料5及び正極20にそれぞれ有機電解液が含侵しており(即ち、染み込んでおり)、含侵している有機電解液中をリチウムイオン(Li+)が移動できるようになっている。有機電解液は、リチウム塩を有機溶媒に溶かしたものである。リチウム塩としては、例えば、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)等が挙げられる。また、有機溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)等が挙げられる。
このようなリチウム電池100において、負極材料5に含まれるチタン酸リチウムは、充放電の過程で(1)式に示した可逆反応が進行するため、その満充電時と完放電時とでは組成が異なる。即ち、リチウム電池100の放電時には、負極10から正極20へLi+が移動し、下記(1A)式の反応が進行する。また、リチウム電池100の充電時には、正極20から負極10へLi+が移動し、下記(1B)式の反応が進行する。
放電時:Li7Ti512 − 3Li+ − 3e- ⇒ Li4Ti512…(1A)
充電時:Li4Ti512 + 3Li+ + 3e- ⇒ Li7Ti512…(1B)
ここで、Li7Ti512は青色を呈し、Li4Ti512は白色を呈する。従って、リチウム電池100の満充電時には、チタン酸リチウムについてLi7Ti512の割合が最大となるため、負極材料5はLi7Ti512が呈する青色に最も近い色となる。同様に、リチウム電池100の完放電時には、チタン酸リチウムについてLi4Ti512の割合が最大となるため、負極材料5はLi4Ti512が呈する白色に最も近い色となる。
また、リチウム電池100の放電時にはチタン酸リチウムは酸化され、充電時にはチタン酸リチウムは還元されるが、この酸化又は還元は、透明集電層3とセパレーター30とで挟まれた負極材料5の厚さ方向(例えば、図2のZ方向)、幅方向(例えば、図2のX方向)、奥行方向(例えば、図2の紙面と直行する方向:以下、Y方向ともいう。)に亘る全域において、ほぼ均一に、且つ、徐々に進行する。
図2は、負極材料5において、チタン酸リチウムの酸化又は還元が進行する様子を模式的に示す断面図である。図2に示すように、チタン酸リチウムの粒子51間には有機電解液53が浸透しており、この浸透した有機電解液53によって、Li+は粒子51間を制約少なく移動できるようになっている。このため、上記の酸化又は還元は、負極材料5のX方向、Y方向、Z方向に亘る全域において、ほぼ均一に進行する。また、図2の矢印で示すように、チタン酸リチウムの酸化又は還元は、その粒子51の表面から中心部に向かって徐々に進行する。
このため、負極材料5を透明基板1の側から目視すると、チタン酸リチウムの各粒子51が重なり合って合成される色を見ることができる。
図3は、リチウム電池100の残容量と、負極材料5の色との関係を示す図である。図3の縦軸はリチウム電池100の残容量を示し、横軸は負極材料5が呈する色を示す。上記のように、チタン酸リチウムの酸化又は還元は、負極材料5の全域において、ほぼ均一に、且つ、徐々に進行するため、図3に示すように、リチウム電池100の充放電に伴う負極材料5の色の変化には線形性がある。このため、透明基板1及び透明集電層3を通して、負極材料5の色を視認することによって、リチウム電池100の残容量を把握することができる。
次に、上記のリチウム電池100の製造方法について説明する。
図4(a)〜図6は、本発明の第1実施形態に係るリチウム電池100の製造方法を示す工程図である。図4(a)に示すように、まず始めに、セル缶41を用意する。次に、図4(b)に示すように、セル缶41内に正極20を配置する。例えば、セル缶41の底面に正極材料を塗布し、これを乾燥させることによって、セル缶41内に正極20を配置する。次に、図4(c)に示すように、正極20を覆うようにセル缶41内にセパレーター30を配置する。そして、セル缶41内に有機電解液を滴下してセパレーター30に含侵させる。
また、上記の図4(a)〜(c)に示す工程と前後、或いは並行して、図5(a)に示すように、透明基板1を用意する。次に、この透明基板1上に透明集電層3を形成する。透明集電層3の形成は、例えば、スパッタ法又は化学気相成長法(CVD法)等で行う。
次に、図5(b)に示すように、この透明集電層3上に負極材料5を形成する。負極材料5の形成は、スパッタ法、懸濁水のスピンコート、ディップコートで行う。或いは、負極材料5は、スラリーで形成してもよい。スラリーで形成する場合は、例えば、チタン酸リチウムと導電助剤及び粘結剤を有機溶媒に溶かして流動体を作成し、この流動体を透明集電層3上に塗布する。次に、この塗布された流動体を乾燥させて有機溶媒を揮発させる。これにより、透明集電層3上にチタン酸リチウムを含む負極材料5を形成する。
次に、図示しないが、負極材料5が形成された透明基板1を切断して個片化し、透明基板1、透明集電層3及び負極材料5を含む負極10を複数得る。そして、この得られた複数の負極10の各々について、図5(c)に示すように、Oリング43を介してセル蓋45を取り付ける。また、このセル蓋45の取り付けと前後、或いは並行して、セル蓋45と透明集電層3との間に導電ペースト49を導入する。これにより、セル蓋45と透明集電層3との間を電気的に接続する。
次に、図6に示すように、セル蓋45が取り付けられた負極10をセル缶41に取り付ける。このとき、セル缶41とセル蓋45との間にガスケット47を介在させる。また、この取り付けは、例えば不活性ガスの雰囲気下で行う。ここで、不活性ガスとは、化学反応を起こしにくい気体のことであり、具体的には、ヘリウム(He)、アルゴン(Ar)などの希ガスや、化学反応性の低い窒素(N2)などのことである。これにより、図1に示したリチウム電池100が完成する。
なお、上記の製造方法では、負極材料5を形成した後で透明基板1を切断し、個片化する場合について説明した。しかしながら、これはあくまで一例である。第1実施形態に係る製造方法では、透明基板1を先に切断しておき、個片化された透明基板1上に透明集電層3と負極材料5とを順時形成してもよい。或いは、透明集電層3を形成した後で透明基板1を切断し、個片化された透明基板1の透明集電層3上に負極材料5を形成してもよい。このような方法であっても、図1に示したリチウム電池100を製造することができる。
以上説明したように、本発明の第1実施形態によれば、透明基板1及び透明集電層3を通して、負極材料5を目視できる。そして、この視認した色に基づいて、リチウム電池100の残容量を把握することができる。即ち、負極材料5に含まれるチタン酸リチウムは、満充電時には青色を呈し、完放電時には白色を呈する。チタン酸リチウムの色の変化には線形性があるため、チタン酸リチウムを含む負極材料5の色を視認することによって、リチウム電池100の残容量を把握することができる。従来例と比較して、残容量を把握するための電流積算回路等が必要ないため、コストの上昇を抑えることができる。
(2)第2実施形態
上記の第1実施形態では、チタン酸リチウムを負極材料に用いる場合について説明した。チタン酸リチウムを負極材料に用いた場合は、Li金属のデンドライト成長がなく、正極と負極との短絡が防止されるため、上記のリチウム電池100は二次電池として極めて好適に用いることができる(もちろん、一次電池としても好適に用いることができる。)。しかしながら、本発明において、チタン酸リチウムは負極材料に限定されるものではない。正極材料に用いてもよい。この点について、第2実施形態では、一例を挙げて説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係るリチウム電池200の構成例を示す断面図である。図7に示すように、このリチウム電池200は、正極60と、正極60と対向して配置された負極70と、正極60と負極70との間に配置されたセパレーター30と、を備える。
ここで、正極60は、透明基板1と、この透明基板1の負極70と対向する面上に形成された透明集電層3と、この透明集電層3上に形成された正極材料55と、を有する。図7では、透明基板1の負極70と対向する面が断面視で下側を向いているため、透明基板1の下に透明集電層3が位置し、その下に正極材料55が位置している。
この正極材料55の組成、膜厚等は、第1実施形態で説明した負極材料5と同様である。即ち、この正極材料55は、例えば、チタン酸リチウムと、導電助剤及び粘結剤を含むものである。導電助剤としては、例えば、ケッチェンブラックなどのカーボンブラック、アセチレンブラックなどが挙げられる。また、粘結剤としては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)が挙げられる。或いは、正極材料55は、チタン酸リチウムのみで構成されていてもよい。一方、負極材料5は、例えば、金属リチウム(Li)、又は、リチウム吸蔵黒鉛(LiC6)等で構成されている。
上記負極材料5に金属リチウムやリチウム吸蔵黒鉛が用いられる場合、図6に示すような、リチウム電池100の組み立ては、金属リチウムや過充電時にリチウム吸蔵黒鉛上に析出する金属リチウムとの反応性の高い窒素(N2)を除く不活性ガス雰囲気で行うのが好ましい。こうすることで、負極材料の変質を防ぐことができる。
このようなリチウム電池200において、正極材料55に含まれるチタン酸リチウムは、充放電の過程で(1)式に示した可逆反応が進行するため、その満充電時と完放電時とでは組成が異なる。即ち、リチウム電池200の放電時には、負極70から正極60へLi+が移動し、下記(1B)式の反応が進行する。また、リチウム電池200の充電時には、正極60から負極70へLi+が移動し、下記(1A)式の反応が進行する。
放電時:Li4Ti512 + 3Li+ + 3e- ⇒ Li7Ti512…(1B)
充電時:Li7Ti512 − 3Li+ − 3e- ⇒ Li4Ti512…(1A)
ここで、上述したように、Li4Ti512は白色を呈し、Li7Ti512は青色を呈する。従って、リチウム電池200の満充電時には、チタン酸リチウムについてLi4Ti512の割合が最大となるため、正極材料55はLi4Ti512が呈する白色に最も近い色となる。同様に、リチウム電池200の完放電時には、チタン酸リチウムについてLi7Ti512の割合が最大となるため、正極材料55はLi7Ti512が呈する青色に最も近い色となる。
図8は、リチウム電池200の残容量と、正極材料55の色との関係を示す図である。図8の縦軸はリチウム電池200の残容量を示し、横軸は正極材料55が呈する色を示す。第1実施形態で説明した負極材料5と同様、チタン酸リチウムの酸化又は還元は、正極材料55の全域において、ほぼ均一に、且つ、徐々に進行するため、図8に示すように、リチウム電池200の充放電に伴う正極材料55の色の変化には線形性がある。従って、透明基板1及び透明集電層3を通して、正極材料55の色を視認することによって、リチウム電池200の残容量を把握することができる。
以上説明したように、本発明の第2実施形態によれば、正極材料55に含まれるチタン酸リチウムは、満充電時に白色を呈し、完放電時に青色を呈する。従って、透明基板1及び透明集電層3を通して、正極材料55の色を視認することによって、リチウム電池200の残容量を把握することができる。第1実施形態と同様、残容量を把握するための電流積算回路等が必要ないため、コストの上昇を抑えることができる。上記のリチウム電池200も、二次電池又は一次電池として好適に用いることができる。
(3)第3実施形態
上記の第1、第2実施形態では、チタン酸リチウムを含む電極材料(即ち、負極材料又は正極材料)の色を視認するによって、リチウム電池200の残容量を把握することについて説明した。ここで、本発明では、透明基板1にインジケータを設けてもよい。
図9(a)及び(b)は、本発明の第3実施形態に係るリチウム電池300の構成例(その1)を示す平面図である。図9(a)は満充電時又は完放電時の一方の状態を示し、図9(b)は満充電時又は完放電時の他方の状態を示している。
図9(a)及び(b)に示すように、このリチウム電池300は、透明基板1に設けられたインジケータ80、を備えている。このインジケータ80は、リチウム電池300の満充電時に電極材料90が呈する色と同一色に着色された第1の着色領域81と、リチウム電池300の完放電時に電極材料90が呈する色と同一色に着色された第2の着色領域82と、リチウム電池300の残容量が満充電量の約半分であるときに電極材料90が呈する色と同一色に着色された第3の着色領域83と、を含む。
具体的には、チタン酸リチウムを含む電極材料90が負極材料である場合は、第1の着色領域81は青色であり、第2の着色領域82は白色であり、第3の着色領域83は青と白の中間色である水色である。また、電極材料90が正極材料として使用される場合は、第1の着色領域81は白色であり、第2の着色領域82は青色であり、第3の着色領域83は白と青の中間色である水色である。
このような構成であれば、電極材料90の色をインジケータ80が有する着色領域81、82、83と比較することによって、電極材料90の色の見分けが容易となる。このため、リチウム電池の残容量をより正確に把握することができる。
また、他の例について説明する。
図10(a)及び(b)は、本発明の第3実施形態に係るリチウム電池300の構成例(その2)を示す平面図である。図10(a)は満充電時又は完放電時の一方の状態を示し、図10(b)はその他方の状態を示している。
図10(a)及び(b)に示すように、この例では、インジケータ80は、第1の着色領域81から第2の着色領域82にかけて、色が徐々に変化する一つのグラデーションで構成されている。具体的には、青色から白色にかけて色が徐々に変化する一つのグラデーションで構成されている。このような構成であっても、電極材料90をインジケータ80と比較することによって、電極材料90の色の見分けが容易となる。このため、リチウム電池の残容量をより正確に把握することができる。
なお、図9(a)及び(b)、又は、図10(a)及び(b)に示したインジケータ80は、透明基板1の表面又は裏面に有色フィルムを添付したり、インクを塗布したりすることにより形成することができる。又は、透明基板1の内部に有色フィルムやインクを封入してもよい。
或いは、有色フィルムやインクの代わりに、Li4Ti512(スピネル構造、白色)とLi7Ti512(岩塩、青色)とを用いてもよい。例えば、図9(a)及び(b)において、透明基板1の内部にLi7Ti512を封入して第1の着色領域81とし、透明基板1の内部にLi4Ti512を封入して第2の着色領域82としてもよい。
Li7Ti512とLi4Ti512とを1:1で混合したものを透明基板1の内部に封入して第3の着色領域83としてもよい。このような構成であれば、インジケータ80と電極材料90との色のギャップを最小限に抑えることができるため、リチウム電池の残容量をよりいっそう正確に把握することができる。
(4)その他
なお、上記の第1〜第3実施形態では、透明基板1及び透明集電層3がそれぞれ無色透明である場合を前提に説明した。しかしながら、本発明において、透明基板1及び透明集電層3は無色透明に限られることはなく、有色透明であってもよい。例えば、透明基板は、黄色の透明基板であってもよい。
このような構成であれば、Li7Ti512の青色は緑色に見え、Li4Ti512の白色は黄色に見える。従って、この緑色から黄色の範囲で変化する色を視認することによって、リチウム電池の残容量を把握することができる。
1 透明基板、3 透明集電層、5 負極材料、10、70 負極、20、60 正極、30 セパレーター、41 セル缶、43 リング、45 セル蓋、47 ガスケット、49 導電ペースト、51 (チタン酸リチウムの)粒子、53 有機電解液、55 正極材料、80 インジケータ、81 第1の着色領域、82 第2の着色領域、83 第3の着色領域、90 電極材料、100、200、300 リチウム電池。
本発明に係るひとつのリチウム電池は、透明電極と、前記透明電極の一方の側に設けられたチタン酸リチウムを含む電極材料と、を含み、前記透明電極は、他の一方の側に第1の着色領域から第2の着色領域にかけて色が徐々に変化するグラデーションを有するインジケータを有することを特徴とする。
上記のひとつのリチウム電池において、前記第1の着色領域の色は完放電時を示す色であり、前記第2の着色領域の色は満充電時を示す色であることが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るリチウム電池電極は、リチウム電池の正極又は負極として使用される電極であって、透明基板と、前記透明基板の一方の面側に設けられた電極材料と、を有し、前記電極材料は、チタン酸リチウムを含むことを特徴とする。ここで、「透明基板」とは、可視光を透過させる基板のことであり、有色透明、無色透明の何れでもよい(但し、可視光の透過率を高めるためには、無色透明であることが好ましい。)。このような透明基板としては、例えば、ガラス基板、石英基板、アクリル樹脂等の有機樹脂からなる樹脂基板が挙げられる。

Claims (6)

  1. リチウム電池の正極又は負極として使用される電極であって、
    透明基板と、
    前記透明基板の一方の面側に設けられた電極材料と、を有し、
    前記電極材料は、チタン酸リチウムを含むことを特徴とするリチウム電池電極。
  2. 前記透明基板の一方の面上に形成された透明集電層、をさらに有し、
    前記透明集電層上に前記電極材料が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のリチウム電池電極。
  3. 前記電極材料における前記チタン酸リチウムの割合は、60重量パーセント以上であり、
    前記電極材料の厚さは50nm以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリチウム電池電極。
  4. 前記透明基板に設けられたインジケータ、をさらに有し、
    前記インジケータは、少なくとも、前記リチウム電池の完放電時に前記電極材料が呈する色と同一色の領域を含むことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のリチウム電池電極。
  5. 第1の電極と、
    前記第1の電極と対向して配置された第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に配置されたセパレーターと、を備え、
    前記第1の電極は、
    透明基板と、
    前記透明基板の前記第2の電極の側に設けられた電極材料と、を有し、
    前記電極材料は、チタン酸リチウムを含むことを特徴とするリチウム電池。
  6. 前記第1の電極は負極であり、前記第2の電極は正極であることを特徴とする請求項5に記載のリチウム電池。
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