JPH05251082A - 薄形電池 - Google Patents

薄形電池

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JPH05251082A
JPH05251082A JP4049798A JP4979892A JPH05251082A JP H05251082 A JPH05251082 A JP H05251082A JP 4049798 A JP4049798 A JP 4049798A JP 4979892 A JP4979892 A JP 4979892A JP H05251082 A JPH05251082 A JP H05251082A
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JP
Japan
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current collector
active material
positive electrode
transparent
battery
Prior art date
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Pending
Application number
JP4049798A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Nakai
賢治 中井
Koji Higashimoto
晃二 東本
Kensuke Hironaka
健介 弘中
Takumi Hayakawa
他▲く▼美 早川
Akio Komaki
昭夫 小牧
Takefumi Nakanaga
偉文 中長
Masatoshi Taniguchi
正俊 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Chemical Co Ltd
Resonac Corp
Original Assignee
Otsuka Chemical Co Ltd
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Otsuka Chemical Co Ltd, Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd filed Critical Otsuka Chemical Co Ltd
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Publication of JPH05251082A publication Critical patent/JPH05251082A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • Y02E60/12

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
  • Primary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定機器を用いずに薄形電池の充放電状態を
知ることができるようにする。 【構成】 外装ケースの壁部の一部を極板1,4の集電
体2,5によって構成する。集電体2を導電性ガラスか
ら形成して集電体の少なくとも一部に透明部分を設け
る。透明部分を有する集電体2と接触する活物質3とし
て充電または放電によって色または透明度が変化するも
のを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外装ケース内に極板と
電解質とが収納され且つ外装ケースの壁部の一部が極板
の集電体によって構成されている薄形電池に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電子機器の薄形化、軽量化、小形化等に
伴って、高分子固体電解質電池等でしばしば見られるよ
うに、極板の集電体を外装ケースの壁部の一部を構成す
る部材として用いる薄形電池が作られるようになってき
た。この種の電池で従来用いられている集電体は全て金
属板から構成されており、しかもこの種の電池は集電体
の横幅寸法と比べて厚みが薄いため、集電体を固定する
絶縁材料からなる外装ケース本体を通して電池内部の様
子を見ることもできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがってこの種の電
池で、電池が未放電状態にあるのか放電状態にあるの
か、また二次電池であれば充電状態にあるのか否かを知
るためには、電圧や内部インピーダンスを測定する測定
機器を用いなければならなかった。しかしながら、何時
でもどこでも測定機器があるとは限らない。そのためこ
の種の電池を使用するユーザ等から測定機器を用いずに
電池の充放電状態を知りたいという要求がでてきた。
【0004】本発明の目的は、外装ケース内に極板と電
解質とが収納され且つ外装ケースの壁部の一部が極板の
集電体によって構成されている薄形電池において、測定
機器を用いずに電池の充放電状態を知ることができるよ
うにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、集
電体の少なくとも一部に透明部分を設ける。そして透明
部分を有する集電体と接触する活物質として充電または
放電によって色または透明度が変化するものを用いる。
尚本願明細書において、透明部分とは、完全に透明でな
くても、その部分を通してその部分の先にある物の色、
透明度の変化を知ることができる程度の透明度を有して
いればよい。
【0006】請求項2の発明では、透明部分を有する集
電体として透明な導電性ガラスを用いる。
【0007】請求項3の発明では、透明部分を有する前
記集電体を、厚み方向に少なくとも1個の貫通孔が形成
された集電用金属シートと該少なくとも1個の貫通孔を
閉塞する透明体とから構成する。この集電用金属シート
としては、網状の金属シートや、パンチングメタルや、
格子状の金属シート等を用いることができる。また貫通
孔を閉塞する透明体としては、耐熱性樹脂フィルム等を
用いることができる。
【0008】
【作用】請求項1の発明のように、集電体の一部に透明
部分を設けると、その透明部分を通して集電体に接触す
る活物質の色や透明度の変化を観察することができる。
特に本発明では、活物質として充電または放電によって
色または透明度が変化するものを用いているので、透明
部分を通してその変化を見ることにより、簡単に電池の
充放電状態を知ることができる。
【0009】請求項2の発明のように、透明部分を有す
る集電体を、導電性ガラスによって構成すると、集電体
全体が透明部分となり、活物質の色または透明度の変化
を楽に且つ確実に見ることができる。また導電性ガラス
は、導電性があるため活物質の電池反応を阻害すること
がない。
【0010】請求項3の発明のように、集電用金属シー
トに設けた貫通孔を透明体で閉塞した構造の集電体を用
いると、集電体の強度及び導電性をほとんど低下させず
に透明部分を形成することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明を高分子固体電解質リチウム
二次電池に適用した実施例の断面図である。図1におい
て、1は正極であり、この正極1は導電性ガラスからな
る正極集電体2とキセロゲル膜状のバナジン酸(V2
5 ・nH2 O)すなわち五酸化バナジウム・キセロゲル
からなる正極活物質層3とから構成される。正極活物質
層3は、非晶質五酸化バナジウムすなわちアモルファス
のV2 5 を2〜3重量%の割合で蒸留水に溶かした溶
液を45×45×0.5mmの導電性ガラスからなる正極
集電体2の一方の表面2aの中央部分にスクリーン印刷
等で塗布し、これを比較的高温で乾燥させて得た。ちな
みに正極活物質層3の厚みは10μm であった。この正
極活物質層3は、集電体2の表面2aに対して外周端部
2bを残すようにして配置されている。4は負極であ
り、この負極4は厚さ約20μm のステンレス箔からな
る負極集電体5と、該集電体5の一方の表面5a上に配
置された厚さ約30μm のリチウム−アルミニウム合金
箔からなる負極活物質層6とから構成されている。この
負極活物質層6は、集電体5の表面5aに対して外周端
部5bを残すようにして配置されている。正極集電体2
及び負極集電体5は、それぞれ電池の外装ケースの一部
を構成し且つ端子の機能を果たしている。7は高分子固
体電解質であり、この高分子固体電解質7に正極活物質
層3と負極活物質層6とを接触させるようにして正極1
と負極4と高分子固体電解質7とが積層されている。本
実施例の高分子固体電解質7は、ポリフォスファゼン誘
導体としてのメトキシオリゴエチレンオキシポリホスフ
ァゼン(MEP7)に過塩素酸リチウム(LiCl
4 )を1mol /dm3 溶解した混合物により形成され
ている。8は加熱されると表面から溶融して接着性を示
す枠部材としてのホットメルトである。このホットメル
ト8は、集電体2または5の外周端部2bまたは5bに
対応した輪郭が矩形状を呈するリングであり、具体的に
はポリオレフィン系樹脂から形成されている。集電体2
及び5の外周端部2b及び5bがホットメルト8に接続
されて電池が組み立てられている。
【0012】本実施例で用いる正極活物質3のバナジン
酸(V2 5 ・nH2 O)が放電されて、5価のバナジ
ウムが4価へと価数変化すると、それに伴って正極活物
質3は茶褐色から黒色へと変化する。これとは逆に充電
をすると、正極活物質層3の4価のバナジウムが5価へ
と価数変化し、正極活物質3は黒色から茶褐色へと変化
する。したがって導電性ガラスからなる正極集電体2を
通して、この正極活物質3の色の変化を見ることによ
り、電池が放電状態か充電状態かを知ることができる。
【0013】図2(A)及び(B)は、図1の実施例の
導電性ガラスからなる正極集電体2に代えて用いること
ができる他の構造の正極集電体9の斜視図と断面図であ
る。この正極集電体9は、集電用金属シート10と透明
体11とから構成される。集電用金属シート10は、ニ
ッケル箔に9個の貫通孔10a…を打抜きにより形成し
た格子形状を有している。透明体11は、耐熱性樹脂フ
ィルムの一種で透明なポリイミドフィルムから構成され
ており、集電用金属シート10の幅方向の両側に出力電
極部を残すように集電用金属シート10の上に接合され
ている。この例では、貫通孔10a…を気密に閉塞する
ようにポリイミドフィルムからなる透明体11を集電用
金属シート10に接着剤を用いて接合してある。この正
極集電体9を用いても、透明体11を通して活物質の色
の変化を見ることができる。この例では、9個の貫通孔
10a…を用いているが、正極集電体9には少なくとも
1つの貫通孔10aを設けておけばよい。尚この正極集
電体9では、貫通孔10a…の数が多いため、貫通孔が
少ない場合と比べれば活物質の充放電反応が阻害される
ことになる。しかしながら図1の実施例で用いた導電性
ガラスと比べると金属シートは導電性が高く、しかも可
撓性があって機械的強度が高いため、薄形電池では実用
性が高い。この集電体9では、集電体用金属シート10
の材料としてニッケル箔を用いているが、ステンレス箔
等の他の材料を用いることができるのは勿論である。
【0014】上記実施例は、本発明を高分子固体電解質
リチウム二次電池に適用したものであれるが、外装ケー
スの壁部の一部が極板の集電体によって構成されている
薄形電池であれば、有機電解液系リチウム電池や、その
他の二次電池や一次電池にも当然適用できる。
【0015】上記実施例では、正極集電体に透明部分を
設けたが、負極活物質に変化が発生する場合には、負極
集電体に透明部分を設ければよいのは勿論である。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、集電体の一部
に透明部分を設け、しかも活物質として充電または放電
によって色または透明度が変化するものを用いているの
で、透明部分を通して集電体に接触する活物質の色や透
明度の変化を観察することにより、測定機器を用いずに
簡単に薄形電池の充放電状態を知ることができる。
【0017】請求項2の発明によれば、透明部分を有す
る集電体を、導電性ガラスによって構成すると、集電体
全体が透明部分となり、活物質の色または透明度の変化
を楽に且つ確実に見ることができる利点がある。
【0018】請求項3の発明によれば、集電用金属シー
トに設けた貫通孔を透明体で閉塞した構造の集電体を用
いると、集電体の強度及び導電性をほとんど低下させず
に透明部分を形成することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を高分子固体電解質リチウム二次電池
に適用した実施例の断面図である。
【図2】 (A)及び(B)は、図1の実施例の導電性
ガラスからなる正極集電体に代えて用いることができる
他の構造の正極集電体の斜視図と断面図である。
【符号の説明】
1…正極、2…導電性ガラスからなる正極集電体、3…
正極活物質、4…負極、5…負極集電体、6…負極活物
質、7…高分子固体電解質、9…正極集電体、10…集
電体用金属シート、10a…貫通孔、11…透明体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 弘中 健介 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新神 戸電機株式会社内 (72)発明者 早川 他▲く▼美 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新神 戸電機株式会社内 (72)発明者 小牧 昭夫 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新神 戸電機株式会社内 (72)発明者 中長 偉文 徳島県徳島市川内町加賀須野463番地 大 塚化学株式会社徳島研究所内 (72)発明者 谷口 正俊 徳島県徳島市川内町加賀須野463番地 大 塚化学株式会社徳島研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装ケース内に極板と電解質とが収納さ
    れ且つ前記外装ケースの壁部の一部が前記極板の集電体
    によって構成されている薄形電池であって、 前記集電体は少なくとも一部に透明部分を有し、 前記透明部分を有する集電体と接触する活物質として充
    電または放電によって色または透明度が変化するものを
    用いることを特徴とする薄形電池。
  2. 【請求項2】 前記透明部分を有する前記集電体が透明
    な導電性ガラスからなることを特徴とする請求項1に記
    載の薄形電池。
  3. 【請求項3】 前記透明部分を有する前記集電体が、厚
    み方向に少なくとも1個の貫通孔が形成された集電用金
    属シートと該少なくとも1個の貫通孔を閉塞する透明体
    とからなることを特徴とする請求項1に記載の薄形電
    池。
JP4049798A 1992-03-06 1992-03-06 薄形電池 Pending JPH05251082A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012054195A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Seiko Epson Corp リチウム電池電極及びリチウム電池
JP2013152869A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Univ Of Tsukuba ナトリウム電池およびナトリウム電池用の正極部材
WO2014068777A1 (ja) * 2012-11-05 2014-05-08 株式会社 日立製作所 全固体リチウムイオン二次電池
JP2014220249A (ja) * 2014-07-01 2014-11-20 セイコーエプソン株式会社 リチウム電池
JP2022166718A (ja) * 2021-04-21 2022-11-02 プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社 二次電池の集電体および二次電池

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020115