JP2005061140A - 積層パネル部材工法と積層パネル部材構造体 - Google Patents

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孝 中村
Masahiro Morita
昌宏 森田
Hisao Mukai
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Abstract

【課題】 建物を、短期間で、しかも安価で提供できるようにすることを目的とする。
【解決手段】 支持部材上に複数個のパネル部材を所定距離隔てて起立固着させ、前記パネル部材上に支持部材を載置して固着させ、前記支持部材上のパネル部材に対向する箇所に前記パネル部材と同一幅のパネル部材を起立固着させ、前記パネル部材上に支持部材を載置して固着し、順次前記と同様にして上層階を積層するようにした積層パネル部材工法とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、積層パネル部材工法と積層パネル部材構造体に関し、特に、建物の壁体をユニット化して建物を短時間で、しかも安価に建造できるものについてである。
従来の建物は、壁面を一体的に構成したものが多く、建物を短時間で、しかも安価に建造できるものがなく、各階の床面上にコンクリートを流し込んだり、支持部材とパネル部材との連結は溶接によって行い、建物の強度上の理由から壁面に囲まれた部分に支柱が存在していた。
特開2000−226883号公報
建物を短時間でしかも安価に提供できることが求められている。
また、補強部材をコンパクトに収容できて天井面の仕上がりがきれいで、支持部材とパネル部材との連結は簡単な手作業ででき、使い勝手を良くするために壁面に囲まれた箇所には支柱が存在しないことが求められている。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑み、建物の壁体をユニット化して、建物を短時間でしかも安価に提供できるようにすべく、支持部材上に複数個のパネル部材を所定距離隔てて起立固着させ、前記パネル部材上に支持部材を載置して固着させ、前記支持部材上のパネル部材に対向する箇所に前記パネル部材と同一幅のパネル部材を起立固着させ、前記パネル部材上に支持部材を載置して固着し、順次前記と同様にして上層階を積層するようにした積層パネル部材工法とした。
また、本発明は、建物の壁体をユニット化して、建物を短時間でしかも安価に提供できるようにすべく、支持部材上に所定距離隔てて起立固着させた複数個のパネル部材と、前記パネル部材上に載置固着させた支持部材と、前記支持部材上にパネル部材に対向する箇所に起立固着させた前記パネル部材と同一幅のパネル部材と、前記パネル部材上に載置固着させた支持部材と、順次前記と同様にして起立固着させ積層した上層階のパネル部材と、前記パネル部材に載置固着させ積層した上層階の支持部材とよりなる積層パネル部材構造体とした。
本発明は、補強部材をコンパクトに収容できるようにすべく、支持部材がH形鋼材であり、H形鋼材間に架設したVデッキ上にH形鋼材上面より突出しないようにコンクリートを流し込んで補強した積層パネル部材構造体とした。
本発明は、支持部材とパネル部材との連結は簡単な手作業でできるようにすべく、支持部材とパネル部材との固着はボルトにより行うようにした積層パネル部材構造体とした。
本発明は、壁面に囲まれた箇所には支柱が存在しないようにすべく、パネル部材を有する壁面に囲まれた箇所には支柱を設けないようにして使用しやすいようにした積層パネル部材構造体とした。
本発明は、上述のように、支持部材上に複数個のパネル部材を所定距離隔てて起立固着させ、前記パネル部材上に支持部材を載置して固着させ、前記支持部材上のパネル部材に対向する箇所に前記パネル部材と同一幅のパネル部材を起立固着させ、前記パネル部材上に支持部材を載置して固着し、順次前記と同様にして上層階を積層するようにした積層パネル部材工法としたので、建物の壁体をユニット化して、建物を短時間でしかも安価に提供できる。
また、本発明は、支持部材上に所定距離隔てて起立固着させた複数個のパネル部材と、前記パネル部材上に載置固着させた支持部材と、前記支持部材上のパネル部材に対向する箇所に起立固着させた前記パネル部材と同一幅のパネル部材と、前記パネル部材上に載置固着させた支持部材と、順次前記と同様にして起立固着させ積層した上層階のパネル部材と、前記パネル部材に載置固着させ積層した上層階の支持部材とよりなる積層パネル部材構造体としたので、建物の壁体をユニット化して、建物を短時間でしかも安価に提供できる。
本発明は、支持部材がH形鋼材であり、H形鋼材間に架設したVデッキ上にH形鋼材上面より突出しないようにコンクリートを流し込んで補強した積層パネル部材構造体であるので、補強部材をコンパクトにできる。
本発明は、支持部材とパネル部材との固着はボルトにより行うようにした積層パネル部材構造体であるので、支持部材とパネル部材との連結は簡単な手作業でできる。
本発明は、パネル部材を有する壁面に囲まれた箇所には支柱を設けないようにして使用しやすいようにした積層パネル部材構造体であるので、壁面に囲まれた箇所には支柱が存在しない。
本発明を添付する図面に示す具体的な実施例に基づいて、以下詳細に説明する。
図1は本発明の3階建物の概要を示す斜視図、図2は具体例の1階天井の平面図である。
整地された地上に支持部材10 を四角形枠状に配置する。
支持部材10 上に複数個のパネル部材21 …21 を所定距離隔てて起立させ固着する。
前記パネル部材21 …21 の上端面に、1階の天井と床を構成する支持部材11 を載置し固着する。
図2に示すように、支持部材11 と支持部材11 とに連結材3を架設し、連結材3間にVデッキ4を張設する。連結材3下面には補強のため梁を設ける。
次に、支持部材11 に複数のパネル部材22 …22 をパネル部材21 …21 に対向させ、所定距離隔てて起立させ固着する。
続いて、パネル部材22 の上端面上に2階の天井と床を構成する支持部材12 を載置し固着する。2階の天井と3階の床は、前記と同様にして連結材を架設し、連結材間にVデッキを張設し、連結材下面には補強のため梁を設ける。
さらに、支持部材12 のパネル部材22 に対向する箇所に同一幅の複数個のパネル部材23 …23 を起立させ固着する。
パネル部材22 の上端面上に支持部材13 を載置し固着する。3階の天井は、前記と同様にして連結材を架設し、連結材間にVデッキを張設し、連結材下面には補強のため梁を設ける。
簡易建物は通常3階建までである。
本発明では、強度を担う壁面は、パネル部材がユニット化され所定距離隔てて配置されていて、開口部が存在し、簡略化され、しかも所要の強度は有するように配慮されている。
パネル部材21 ・22 ・23 は、その幅は例えば1m、高さは2m30cm、パネル部材と相隣るパネル部材との間隔、すなわち開口部の幅を1mに設定することができる。言うまでもなく、本発明ではパネル部材の幅、高さ、開口部の幅は任意に設定できる。
パネル部材21 ・パネル部材22 ・パネル部材23 は幅方向で同一箇所に配置されていて、各階の開口部は上下に通じるように設定し、上下に通じた開口部があればアルミサッシ、窓等の設置が容易である。
但し、1階に出入口等を設ける必要があれば、開口部を必要な箇所だけパネル部材で塞ぐとよい。
本発明の支持部材としては、荷重を担えるものであればよく、鋼材、アルミ材、木材、鉄筋コンクリート材、その他の複合材等である。また、間伐材の利用もできる。
ここでは、H形鋼材5を用いた例について述べる。
パネル部材2の一例の斜視図を図3に示す。断面長方形で鋼製棒状のブレース13をX字状に交差させ、ブレース13のそれぞれの上下端はC形鋼材14の上下端面にそれぞれ溶接により固着した鋼製プレート15に固着する。両C形鋼材14間の幅、ブレース13、鋼製プレート15の位置を決めるために治具を使用する。符号21はH形鋼材5と連結し螺締するためボルトを通す挿通孔である。
本パネル部材にはC形鋼材を使用した例について述べたが、強度を担えるものであればよく、角パイプ鋼材、その他の鋼材、木材等であってもよく、ブレースは丸棒、フラット材であってもよい。また、本パネル部材の縦、横、厚さの寸法は、ユニット部材として使用しやすい寸法に決定すればよい。そして、設定したパネル部材を多数備えておくと、直ちに工事ができる。
なお、組立て完了後、パネル部材2のブレース13が見えないように、内面および外面に内装パネル、外装パネル(図示せず)を張り付ける。外装パネルのみ、内装パネルのみとすることもでき、あるいはパネルを全く張らずに使用することもできる。外装パネルとしてはアルミ、スチール、ステンレス、木材等が考えられる。
図4および図5にパネル部材2とH形鋼材5とのボルト16およびナット22による螺締の要領を示す。ボルト16をC形鋼材の挿通孔21とH形鋼材5の挿通孔23に挿入し、ナット22にて螺締する。
図6に示すように、H形鋼材5とH形鋼材5とを連結材3で連結し、連結材3と連結材3との間にVデッキ4を張設し、Vデッキ4上にH形鋼材5上面より突出しないようにコンクリート6を流し込む、コンクリート6中には鉄筋7を埋設する。H形鋼材5下面には補強のため、梁8を設ける。本例ではH形鋼材3とVデッキ4下面とが同一平面上にありH形鋼材3が突出していないので、天井を見上げた時、きれいな仕上がり面に見える。
H形鋼材5とH形鋼材5とは、コ字形鋼材の連結材3で図7に示すようにして連結する。
すなわち、平板状のブラケット9をH形鋼材5に固着した取付板10にボルト11で螺締し、そのブラケット9に連結材3をボルト12で螺締する。
続いて、連結板3の下辺上にVデッキ4を載置し、このVデッキ4上にコンクリート6を流し込む。従来は支持部材上面にコンクリートを流し込んでいたが、本例ではH形鋼材5内にコンクリート6を流し込むので補強部材がコンパクトに構成できる。
なお、Vデッキ4は、鋼板製で、その断面を図8に示すように溝が凹設してあって、充分な強度を有するように形成してある。図9にH形鋼材5とVデッキ4との関係を示す。
パネル部材2は、図10および図11に示すように、ボルト16によりH形鋼材5に螺締する。パネル部材2のH形鋼材5への取付けは、溶接等によらず全て手作業のボルト締めで行うことができ、組付けが簡単である。ボルトには六角ボルトのみならず挿入して先端をつぶすリベット方式のものも含まれる。
なお、組立て完了後、パネル部材2のブレース13が見えないように、内面および外面にパネル(図示せず)を張り付ける。
床を補強するため、連結材3の下面には、図12に示すような梁8を固着する。パネル部材2を有する壁面に囲まれ、床の下面にこの梁8を設けることにより、図2に示すような広い床でも支柱を設ける必要がなく、床が使用しやすくなる。
パネル部材をX,Y方向に適切に配置することにより、水平荷重(地震荷重)に対し構造上有効となり、パネル部材と支持部材の組合せのみで、鉛直荷重、水平荷重共に成立する。
また、パネル部材モジュールに合わせて自由に仕上材を内,外共に選択することができる。例えば、サッシ、金属パネル、セメント系パネル、木、ベニア、石膏ボード等である。
本実施例では、パネル部材2を有する壁面に囲まれた最大床面積は、13.4m×16.8m=225.1m2 である。また、3階建の延床面積は897m2 で、使用した鋼材の総重量は78.8tfで、床単位面積当たり重量は82.3kgf/m2 であった。
本発明の活用例として、3階建の簡易建物で1階開発室、2階社長室、3階社員室として使用することができる。また、2階建の簡易建物で1,2階を倉庫として使用することもできる。
本発明の3階建物の概要を示す斜視図である。 本発明の具体例の1階天井の平面図である。 本発明のパネル部材の斜視図である。 本発明のパネル部材とH形鋼材とのボルトによる連結の要領を示す分解斜視図である。 本発明のパネル部材とH形鋼材とのボルトによる連結の要領を示す分解側面図である。 本発明の支持部材と支持部材とを連結する連結部材の補強構造を示す断面図である。 本発明のH形鋼材とコ字形鋼材の連結部材を連結する詳細構造の正面図である。 本発明のVデッキの断面図である。 本発明のH形鋼材とVデッキとの関係を示す断面図である。 本発明のパネル部材の取付け関係を説明する斜視図である。 本発明のパネル部材とH形鋼材との連結の要領を示す側面図である。 本発明の梁の正面図である。
符号の説明
1 支持部材
2 パネル部材
5 H形鋼材
4 Vデッキ
6 コンクリート
16 ボルト

Claims (5)

  1. 支持部材上に複数個のパネル部材を所定距離隔てて起立固着させ、前記パネル部材上に支持部材を載置して固着させ、前記支持部材上のパネル部材に対向する箇所に前記パネル部材と同一幅のパネル部材を起立固着させ、前記パネル部材上に支持部材を載置して固着し、順次前記と同様にして上層階を積層するようにした積層パネル部材工法。
  2. 支持部材上に所定距離隔てて起立固着させた複数個のパネル部材と、前記パネル部材上に載置固着させた支持部材と、前記支持部材上のパネル部材に対向する箇所に起立固着させた前記パネル部材と同一幅のパネル部材と、前記パネル部材上に載置固着させた支持部材と、順次前記と同様にして起立固着させ積層した上層階のパネル部材と、前記パネル部材に載置固着させ積層した上層階の支持部材とよりなる積層パネル部材構造体。
  3. 支持部材がH形鋼材であり、H形鋼材間に架設したVデッキ上にH形鋼材上面より突出しないようにコンクリートを流し込んで補強した請求項2記載の積層パネル部材構造体。
  4. 支持部材とパネル部材との固着はボルトにより行うようにした請求項2記載の積層パネル部材構造体。
  5. パネル部材を有する壁面に囲まれた箇所には支柱を設けないようにして使用しやすいようにした請求項2記載の積層パネル部材構造体。

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