JP2005061074A - 天井用目地装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は天井部材と天井躯体との間に大きなスペースがなくとも、地震等での左右の建物の異なる前後左右方向の揺れ動きを吸収することができる天井用目地装置を得るにある。
【解決手段】一方の建物の目地部側の天井部材と先端部が所定量重なり側壁部位とは遊びを有するように端部が上下方向のいずれかの傾斜面の傾斜に形成され、後端部が他方の建物の躯体に固定された天井目地カバーと、この天井目地カバーの一方の建物の側壁側の傾斜により形成された空間を覆うことができかつ一方の建物の側壁による押し圧によって、天井目地カバーの傾斜部の傾斜面によって上方あるいは下方へスライド移動可能な傾斜面を有する端部天井目地カバーと、この端部天井目地カバーを支持するとともに上方あるいは下方へスライド移動可能に支持する他方の建物の躯体に取付けられた端部天井目地カバー支持具と、端部天井目地カバーの遊端部を常時前記一方の建物の側壁方向に付勢する付勢機構とで天井用目地装置を構成している。
【選択図】 図2
【解決手段】一方の建物の目地部側の天井部材と先端部が所定量重なり側壁部位とは遊びを有するように端部が上下方向のいずれかの傾斜面の傾斜に形成され、後端部が他方の建物の躯体に固定された天井目地カバーと、この天井目地カバーの一方の建物の側壁側の傾斜により形成された空間を覆うことができかつ一方の建物の側壁による押し圧によって、天井目地カバーの傾斜部の傾斜面によって上方あるいは下方へスライド移動可能な傾斜面を有する端部天井目地カバーと、この端部天井目地カバーを支持するとともに上方あるいは下方へスライド移動可能に支持する他方の建物の躯体に取付けられた端部天井目地カバー支持具と、端部天井目地カバーの遊端部を常時前記一方の建物の側壁方向に付勢する付勢機構とで天井用目地装置を構成している。
【選択図】 図2
Description
本発明は目地部を介して設けられた左右の建物の天井部分の目地部を覆う天井用目地装置に関する。
従来の天井用目地装置は、目地部を介して建てられた左右の建物の一方の建物の天井部位の躯体に取付けられた、天井材の目地部側端部に形成された目地カバー押し上げ片と、この目地カバー押し上げ片と対向する部位の、前記左右の建物の他方の建物の躯体の前後方向に固定されたガイドレールと、このガイドレールにスライド移動可能に取付けられた移動体と、この移動体に後端部が枢支され、前記目地カバー押し上げ片と当接する先端部が前記目地部が狭くなると、該目地カバー押し上げ片によって上方へ回動される目地カバーと、この目地カバーの先端部の上方への回動が可能で、下方への回動を阻止する保持具とで構成されている。
したがって、目地部が狭くなると目地カバーの先端部が上方へ回動するため、天井躯体と天井部材との間に大きなスペースがないと設置することができないという欠点があった。
特許3408181号公報
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、天井部材と天井躯体との間に大きなスペースがなくとも、地震等での左右の建物の異なる前後左右方向の揺れ動きを吸収することができる天井用目地装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は目地部を介して設けられた左右の建物の、一方の建物の目地部側の天井部材と先端部が所定量重なり、一方の建物の側壁部位とは遊びを有するように端部が上下方向のいずれかの傾斜面の傾斜に形成され、後端部が該一方の建物の天井部材と対応する部位の他方の建物の躯体に固定された天井目地カバーと、この天井目地カバーの一方の建物の側壁側の傾斜により形成された空間を覆うことができ、かつ一方の建物の側壁による押し圧によって、前記天井目地カバーの傾斜部の傾斜面によって上方あるいは下方へスライド移動可能な傾斜面を有する端部天井目地カバーと、この端部天井目地カバーを支持するとともに、上方あるいは下方へスライド移動可能に支持する、前記他方の建物の躯体に取付けられた端部天井目地カバー支持具と、前記端部天井目地カバーの遊端部を、常時前記一方の建物の側壁方向に付勢する付勢機構とで天井用目地装置を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)目地部を介して設けられた左右の建物の、一方の建物の目地部側の天井部材と先端部が所定量重なり、一方の建物の側壁部位とは遊びを有するように端部が上下方向のいずれかの傾斜面の傾斜に形成され、後端部が該一方の建物の天井部材と対応する部位の他方の建物の躯体に固定された天井目地カバーと、この天井目地カバーの一方の建物の側壁側の傾斜により形成された空間を覆うことができ、かつ一方の建物の側壁による押し圧によって、前記天井目地カバーの傾斜部の傾斜面によって上方あるいは下方へスライド移動可能な傾斜面を有する端部天井目地カバーと、この端部天井目地カバーを支持するとともに、上方あるいは下方へスライド移動可能に支持する、前記他方の建物の躯体に取付けられた端部天井目地カバー支持具と、前記端部天井目地カバーの遊端部を、常時前記一方の建物の側壁方向に付勢する付勢機構とで構成されているので、地震等によって左右の建物が異なる前後方向に揺れ動いた場合には、端部天井目地カバーが一方の建物の側壁による押し圧によって、天井目地カバーの端部の傾斜面と対応する端部天井目地カバーの傾斜面によって上方あるいは下方へ移動しながら天井目地カバーと重なり、その揺れ動きを吸収することができる。
したがって、異なる前後方向の揺れ動きを、天井目地部を天井目地カバーと端部天井目地カバーで隙間なく覆っていても、確実に吸収することができる。
したがって、異なる前後方向の揺れ動きを、天井目地部を天井目地カバーと端部天井目地カバーで隙間なく覆っていても、確実に吸収することができる。
(2)前記(1)によって、左右の建物が異なる左右方向に揺れ動いた場合には、天井目地カバーおよび端部天井目地カバーの先端部が天井部材と重なり状態でスライド移動し、その揺れ動きを吸収することができる。
したがって、天井部材と天井躯体との間に大きなスペースがなくとも、その揺れ動きを吸収することができる。
したがって、天井部材と天井躯体との間に大きなスペースがなくとも、その揺れ動きを吸収することができる。
(3)前記(1)によって、構造が簡単で、容易に設置することができる。
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図10に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた左右の建物3、3の天井部分の目地部を覆う本発明の天井用目地装置で、この天井用目地装置1は前記左右の建物3、3の、一方の建物3の目地部側の天井部材4と先端部が所定量重なり、一方の建物3の両側壁5、5部位とは三角形状の遊び空間6、6を有するように傾斜7、7が形成され、後端部が該一方の建物3の天井部材4と対応する部位の他方の建物3の躯体3aに複数個の固定金具8で固定された台形状の天井目地カバー9と、この天井目地カバー9の両端部の傾斜7、7と前記一方の建物3の両側壁5、5により形成された遊び空間6、6を覆うことができ、かつ一方の建物3の両側壁5、5による押し圧によって、下方へスライド移動可能な一対の端部天井目地カバー10、10と、この一対の端部天井目地カバー10、10を常時上方へ付勢し、回動可能に支持する、前記他方の建物3の躯体3aに取付けられた一対の端部天井目地カバー支持具11、11と、前記一対の端部天井目地カバー10、10の遊端部を常時前記一方の建物3の側壁5、5方向へ付勢する一対の付勢機構12、12とで構成されている。
前記天井目地カバー9は図4に示すように、台形状に形成された天井目地カバー本体13と、この天井目地カバー本体13の両端部に形成された、下部より上部側が外方へ突出する傾斜面14、14と、前記天井目地カバー本体13の先端上部に形成されたガイド傾斜15とで形成されている。
前記固定金具8は図5に示すように、三角形状の固定金具本体16と、この固定金具本体16の後端部よりほぼ直角方向に突出する複数個のビス挿入孔17、17が形成された躯体取付片18と、前記固定金具本体16の底面よりほぼ直角方向に突出する複数個のビス挿入孔19、19が形成された天井目地カバー取付片20とで構成されている。
前記一対の端部天井目地カバー10、10は図6に示すように、三角形状の端部天井目地カバー本体21と、この端部天井目地カバー本体 21の前記天井目地カバー9の両端部と接触する部位に形成された、上部よりも下部が外方へ突出する傾斜面22と、前記端部天井目地カバー本体21の先端上部に形成されたガイド傾斜23とで形成されている。
前記一対の端部天井目地カバー支持具11、11は図7に示すように、前記天井目地カバー9の後端部の両側部の他方の建物3の躯体3aに複数本のビス24等によって固定された支持筒25と、この支持筒25内を貫通する前記端部天井目地カバー10の後端部に下端部が固定された支持軸26と、この支持軸26の上端部に固定された一方の建物3方向に突出する支持アーム27と、この支持アーム27を常時前記天井目地カバー9の上面と端部天井目地カバー10の上面が一致するように付勢する付勢スプリング28とで構成されている。
前記一対の付勢機構12、12は一端部が前記支持アーム27の先端部にビス29等によって取付けられ、他端部が前記支持筒25の外側部位の他方の建物3の躯体3aに取付金具30で取付けられたコイルスプリング31とで構成されている。
上記構成の天井用目地装置1は、通常時には天井目地部2を天井目地カバー9と一対の端部天井目地カバー10、10によって覆われている。
地震等によって左右の建物3、3が異なる左右方向に揺れ動いた場合には、図8に示すように天井目地カバー9と、一対の端部天井目地カバー10、10の先端部が天井部材4に沿ってスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
この時、天井目地カバー9と一対の端部天井目地カバー10、10の先端部が天井部材4の端部と離れても、天井目地カバー9の先端部のガイド傾斜15、一対の端部天井目地カバー10、10のガイド傾斜23、23によって、自動的に元の状態へ戻る。
地震等によって左右の建物3、3が異なる左右方向に揺れ動いた場合には、図8に示すように天井目地カバー9と、一対の端部天井目地カバー10、10の先端部が天井部材4に沿ってスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
この時、天井目地カバー9と一対の端部天井目地カバー10、10の先端部が天井部材4の端部と離れても、天井目地カバー9の先端部のガイド傾斜15、一対の端部天井目地カバー10、10のガイド傾斜23、23によって、自動的に元の状態へ戻る。
左右の建物3、3が異なる前後方向に揺れ動いた場合には、図9および図10に示すように一方の建物3の両側壁5、5によって、一対の端部天井目地カバー10、10が天井目地カバー9方向へ押し圧され、傾斜面14、22によって、一対の端部天井目地カバー10、10が端部天井目地カバー支持具11、11の付勢スプリング28、28の付勢力に抗して下方へ移動しながら天井目地カバー9方向へ回動して、その揺れ動きを吸収するとともに、揺れ動きが停止すると一対の付勢機構12、12のコイルスプリング31、31の付勢力によって、自動的に元の状態へ戻す。
[発明を実施するための異なる形態]
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図11ないし図16に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図11ないし図13に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、天井部材4の上面に天井目地カバー9Aの先端部および一対の端部天井目地カバー10A、10Aを位置させ、該一対の端部天井目地カバー10A、10Aが左右の建物3、3が異なる前後方向に揺れ動いた場合に、天井目地カバー9Aの上部へスライド移動できるように傾斜面22、14を形成し、上部が傾斜面32に形成された支持筒25A、25Aで支持軸26、26を支持する一対の端部天井目地カバー支持具11A、11Aを用いた点で、このように構成した天井用目地装置1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図14ないし図16に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、一端部にだけ側壁5を有する部位に端部天井目地カバー10Aを設置するとともに、端部天井目地カバー10Aと一方の建物3の側壁5とに付勢機構12Aを取付けた点で、このように構成した天井用目地装置1Bにしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られる。
本発明は天井用目地装置を製造する産業および、該装置を設置する産業で利用される。
1、1A、1B:天井用目地装置、
2:目地部、 3:建物、
4:天井部材、 5:側壁、
6:遊び空間、 7:傾斜、
8:固定金具、 9、9A:天井目地カバー、
10、10A:端部天井目地カバー、
11、11A:端部天井目地カバー支持具、
12:付勢機構、 13:天井目地カバー本体、
14:傾斜面、 15:ガイド傾斜、
16:固定金具本体、 17:ビス挿入孔、
18:躯体取付片、 19:ビス挿入孔、
20:天井目地カバー取付片、
21:端部天井目地カバー本体、
22:傾斜面、 23:ガイド傾斜、
24:ビス、 25、25A:支持筒、
26:支持軸、 27:支持アーム、
28:付勢スプリング、 29:ビス、
30:取付金具、 31:コイルスプリング、
32:傾斜面。
2:目地部、 3:建物、
4:天井部材、 5:側壁、
6:遊び空間、 7:傾斜、
8:固定金具、 9、9A:天井目地カバー、
10、10A:端部天井目地カバー、
11、11A:端部天井目地カバー支持具、
12:付勢機構、 13:天井目地カバー本体、
14:傾斜面、 15:ガイド傾斜、
16:固定金具本体、 17:ビス挿入孔、
18:躯体取付片、 19:ビス挿入孔、
20:天井目地カバー取付片、
21:端部天井目地カバー本体、
22:傾斜面、 23:ガイド傾斜、
24:ビス、 25、25A:支持筒、
26:支持軸、 27:支持アーム、
28:付勢スプリング、 29:ビス、
30:取付金具、 31:コイルスプリング、
32:傾斜面。
Claims (2)
- 目地部を介して設けられた左右の建物の、一方の建物の目地部側の天井部材と先端部が所定量重なり、一方の建物の側壁部位とは遊びを有するように端部が上下方向のいずれかの傾斜面の傾斜に形成され、後端部が該一方の建物の天井部材と対応する部位の他方の建物の躯体に固定された天井目地カバーと、この天井目地カバーの一方の建物の側壁側の傾斜により形成された空間を覆うことができ、かつ一方の建物の側壁による押し圧によって、前記天井目地カバーの傾斜部の傾斜面によって上方あるいは下方へスライド移動可能な傾斜面を有する端部天井目地カバーと、この端部天井目地カバーを支持するとともに、上方あるいは下方へスライド移動可能に支持する、前記他方の建物の躯体に取付けられた端部天井目地カバー支持具と、前記端部天井目地カバーの遊端部を、常時前記一方の建物の側壁方向に付勢する付勢機構とからなることを特徴とする天井用目地装置。
- 目地部を介して設けられた左右の建物の、一方の建物の目地部側の天井部材と先端部が所定量重なり、一方の建物の側壁部位とは遊びを有するように端部が上下方向のいずれかの傾斜面に形成され、後端部が該一方の建物の天井部材と対応する部位の、他方の建物の躯体に固定された台形状の天井目地カバーと、この天井目地カバーの両端部の遊び部分を覆うことができ、かつ一方の建物の側壁による押し圧によって、前記天井目地カバーの傾斜面によって上方あるいは下方へスライド移動可能な傾斜面を有する一対の端部天井目地カバーと、この一対の端部天井目地カバーを支持するとともに、上方あるいは下方へスライド移動可能に支持する、前記他方の建物の躯体に取付けられた一対の端部天井目地カバー支持具と、前記一対の端部天井目地カバーの遊端部を、常時前記一方の建物の側壁方向に付勢する一対の付勢機構とからなることを特徴とする天井用目地装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003292709A JP2005061074A (ja) | 2003-08-13 | 2003-08-13 | 天井用目地装置 |
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=34369939
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---|---|---|---|
JP2003292709A Pending JP2005061074A (ja) | 2003-08-13 | 2003-08-13 | 天井用目地装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008240510A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-10-09 | Abc Trading Co Ltd | エキスパンションジョイント |
JP2011052438A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Dooei Gaiso Kk | 床用目地装置 |
JP2012012880A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Dooei Gaiso Kk | 天井用目地装置 |
-
2003
- 2003-08-13 JP JP2003292709A patent/JP2005061074A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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