JP2005060892A - 滑り防止性を有する複合撚糸および該複合撚糸による織編物地並びに各種製品 - Google Patents

滑り防止性を有する複合撚糸および該複合撚糸による織編物地並びに各種製品 Download PDF

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Abstract

【課題】安価で素材の風合が生かせ、滑り止め性能とファッション性を具備する糸や織編物、及びそれらからなる手袋、指サック、靴下を提供すること。
【解決手段】走行張力比T2/T1(走行張力比とは、糸を10m/分で走行させた時の出口張力T2を入口張力T1で割った値)が2.00以上である高摩擦繊維2と走行張力比が同等以下の低摩擦繊維1との複合撚糸であり、前記高摩擦繊維が前記低摩擦繊維の外側に捲きつく形態を特徴とする滑り防止性を有する複合糸、さらに、少なくもそれら複合糸で構成される滑り止め性能を有する織編物地、並びに該複合糸で構成される手袋、指サック、靴下の構造。
【選択図】図1

Description

この発明は、スポーツ、アウトドア、軽作業用、店舗・事務所内、家庭内などで使用される手袋や靴下あるいは指サックなどの各種の織編物製品に関するものであり、さらには、これらの各種製品のための糸並びに織編物自体であって、特に、高い滑り止め性能を付与したものであり、素材や織編物組織の持つ風合、外観並びに機能性を生かすことで製品に審美性を付与しつつ、素手ないしは素足に近い装着感、脱着感、使用感を改善する技術に関するものである。
周知のように、従来、滑り止め性能を考慮した各種の繊維製品、とりわけ手袋製品、指サック製品並びに靴下製品に関しては、後述する各特許文献に開示されている技術内容のものとして開発され、提供されてきている。以下、各製品毎に、特許文献を引用して、従来技術の内容並びに問題点などについて詳細に説明する。
(1)手袋製品について
特許文献1および特許文献2には、自動車運転用手袋の技術が開示されている。特許文献1に記載の自動車運転用手袋は、滑り止め部にゴム、又は合成樹脂からなる複数の突起部を設けたものである。この技術によれば運転操作性は改善されるものの、後加工時にゴムや樹脂が手袋内側に漏れるため、素手に近くソフトな装着感を有し、軽量で蒸れ感の少ない通気性に富むメッシュ風の生地を得ることが困難である。一方、特許文献2に記載の自動二輪車搭乗用手袋は、滑り止め被覆材を縫い付けるのもであって、手指の保護性や保温性が得られるが、粗硬感のものであり、特に、冬場以外の蒸れによる不快感は改善されない。
特許文献3〜特許文献8には、各種作業に着用される作業用手袋についての技術が開示されている。まず、特許文献3に記載の作業用手袋によれば、その伸縮性糸は編組織において伸縮性糸以外の繊維との伸縮差を利用して凸状の横縞模様状を形成するために用いられるものであり、凹凸部は伸縮性糸以外の繊維で構成され、伸縮性糸そのものが滑り止め効果を有するものではない。この構成になる手袋は、掌部分をゴム、または樹脂で覆うことで滑り止めを得ており、粗硬感が強い。一方、特許文献4に記載の手袋は、手袋表面に球状セラミック粉末を配合したゴムラテックスまたは樹脂エマルジョンの皮膜を形成させることで湿潤時のグリップ力を維持するものである。これは、粗硬感が強く、重作業用には向いていても軽作業には不向きである。さらに、特許文献5に記載の手袋は、手袋表面にスチレン-ブタジエンゴム粉末を配合したゴムラテックスまたは樹脂エマルジョンで滑り止め皮膜を形成するもので、この発明が目的とする軽作業用には不向きである。さらにまた、特許文献6に記載の手袋は、手袋表面に設けた滑り止め層表面に多数の微小凹部を形成させた手袋であり、特許文献7に記載の手袋は、珪素樹脂を手袋表面に蒸着させたものであり、さらに、特許文献8に記載の手袋は、発泡塩化ビニル樹脂皮膜で手袋表面を被覆し、滑り止め効果を得るものである。これらはいずれも粗硬感があり、材漏れが生じるような薄いものや、目の荒い生地の手袋には加工が不可能であり、自由な伸縮性は期待できないなどの問題点を有するものである。
一方また、特許文献9には、スポーツ用の手袋についての技術が開示されている。この特許文献9に記載のスポーツ用の手袋は、伸縮性と防水性に富む天然ゴムか合成ゴム材料を使用した密着性の高い手袋であり、雨天時には効果的であるが、使用頻度の高い雨天時以外に使用した際、手袋の蒸れ感や軽量で装着感や運動阻害感が改善されない。
さらにまた、特許文献10には、耐切創性の手袋に関する技術が開示されている。この特許文献10に記載の手袋は、皮革材料に滑り止め材を塗布、熱圧着し、凹凸付与するもので、ガラス等の取扱い等に適するが、粗硬であり、装着感に劣るものであって、この発明が目的とする軽作業用には不向きである。また、特許文献11には、台所用の手袋に関する技術が開示されている。この特許文献11に記載の手袋は、ノンサポート型手袋で、滑り止め効果はあるが、ごわごわ感があり、装着感は好ましくない。また、指や手に密着するため着脱性に劣るなどの問題点を有するものである。
(2)指サック製品について
特許文献12〜特許文献15には、指サックに関する技術が開示されている。特許文献12に記載の指サックは、単に、ゴム製のものであり、特許文献13に記載の指サックは、ゴム材からなる指サック表面に窪みを設け紙面の捲くれ性を改善したものであり、特許文献14に記載のものは、蒸れないように空気穴を設けた指サックである。これらはいずれも締付け感が強く、ソフトさに欠け、装着感は芳しくない。一方、特許文献15に記載のものは、開閉具により指サイズに対し、最適な締め具合で取りつけ可能なフリーサイズ用指サックであるが、軽量さやソフトさに欠け、装着時の違和感は否めない。
以上のように、これらの指サックでは、滑り止め性能を有するものはゴム製品が殆どであり、ゴム特有の飴色状色彩外観のみであり、風合は粗硬でかつ通気性がなく、不衛生的なものである。また、粗硬風合のため、サックを装着したまま電卓やパソコン操作、筆記作業などが困難である。製品外観もバラエティに富み、素手に近い柔らかいソフトな感触と十分な滑り止め効果を有する製品がない。
(3)靴下製品について
特許文献16〜特許文献18には、靴下に関する技術が開示されている。特許文献16に記載の靴下によれば、靴下の足の裏部分の少なくも一部の編組織を変える方法では厚みまたは編み組織によって滑り防止を図るものであり、自ずとその効果は弱く、また生地厚み差のため履き心地も余りよいものは期待できない。一方、特許文献17に記載の靴下は、無機粒子を浸漬法により靴下に固着させ、摩擦係数を増す方法によるものであり、滑り止め効果を上げようとすれば無機粒子固着量を増す必要があり、その結果、粗悪風合となり着用感を悪化させてしまう。さらに、特許文献18に記載のもののように、靴下の接地部分にゴムや軟質のプラスチック等からなる滑り止め部材を点状に貼り付ける方法においては、やはり粗硬風合となり、滑り止め効果は期待できても着用感の低下は避けられない。さらに材漏れが生じる為、薄く、目の粗い生地や靴下には採用が不可能であった。
以上のように従来の手袋、指サック、靴下は安価な綿繊維等からなるゴム引き加工品か合成樹脂含浸加工品、またはゴム製品(天然、合成)であり、機能性は十分であるが、製品外観は無骨な作業用の域を出ない。新規需要を喚起させるようなファッション性や衛生性を具備するような製品は開発されていない。
特開平10−072711号公報 特開平08−284004号公報 特開2000−045114号公報 特開2001−192916号公報 特開2001−192915号公報 特開2002−020913号公報 特開2000−096319号公報 特開平05−051804号公報 特開平09−215810号公報 特開平08−296105号公報 特開平07−026404号公報 特開平05−186902号公報 特開2000−255182号公報 特開2003−094861号公報 特開2001−287481号公報 特開平11−181602号公報 特開2001−081605号公報 特開2001−098401号公報
そこで、この発明では、上記する従来技術にみられる多くの問題点を解消するべくなしたものであり、ゴム製品や滑り止め防止材皮膜製品のような粗硬な製品形態ではなく、それらを構成する糸自体、滑り止め性を有するものとして提供し、且つ、そのような糸による織編物地を提供するとともに、この糸を用いて製品自身に滑り止め防止効果を保持させ、装着感並びに脱着感、さらには、使用感がよく、限りなく素手に近い感触とおしゃれな外観を表現する新規な手袋、指サック、靴下を提供するものである。
この発明は、上記する目的を達成するにあたって、具体的には、走行張力比T2/T1(走行張力比とは、糸を10m/分で走行させた時の出口張力T2を入口張力T1で割った値)が2.00以上である高摩擦繊維と走行張力比が同等以下の低摩擦繊維との複合撚糸であり、前記高摩擦繊維が前記低摩擦繊維の外側に捲きつく形態を特徴とする滑り防止性を有する複合撚糸を構成するものである。
さらに、この発明では、少なくも鞘糸が高摩擦繊維で構成されたカバリング糸形態である滑り防止性を有する複合撚糸を構成するものである。
さらに、この発明では、高摩擦繊維と低摩擦繊維との合撚糸であり、前記低摩擦繊維が交絡糸、または撚り糸である滑り防止性を有する複合撚糸を構成するものである。
さらにまた、この発明では、高摩擦繊維と低摩擦繊維との合撚糸であり、前記低摩擦繊維が紡績糸であって、該紡績糸の元撚と同方向に施撚されたものである滑り防止性を有する複合撚糸を構成するものでもある。
さらにまた、この発明では、高摩擦繊維がポリウレタン糸、またはゴム糸であることを特徴とする滑り防止性を有する複合撚糸を構成するものでもある。
さらにまた、この発明では、上記する複合撚糸によって組織される滑り防止性を有する織編物地を特徴とするものでもある。
さらにまた、この発明では、上記する複合撚糸によって、滑り防止性を有する手袋、指サック並びに靴下を構成するものでもある。
この発明によれば、まず第1に、請求項1〜請求項5に規定するような新規な構成になる滑り止め性能を有する複合撚糸を供することができ、この複合撚糸を用いて組織することによって、滑り止め性能を有する織編物地を供するとともに、それらによって、滑り止め性能を有する手袋、指サック、靴下を供する点において極めて有効に作用するものといえる。この発明によれば、滑り止め性能を有する効果的な製品を供すること以外に、従来品に比較し以下の効果を有する手袋、靴下、指サックを得ることができる。
(1)ポリウレタン糸やゴム糸の使用量を少なくしつつ、滑り止め性能を改善した複合糸としたことで、成編織時の張力変動を最小にでき、高品位の織編物地、及び各種製品が容易に得られる。
(2)ポリウレタン糸やゴム糸の使用量を大幅に低減することができ、低コスト製品が可能である。
(3)製品の伸縮性と締付け力を抑制した糸・織編物構成であるため、組織された糸間空隙を大きくでき、薄地、軽量、通気性がよく、大きいサイズの製品が容易に得られる。
(4)また、フィット感が自然で、物を握った感触が素手に近く、作業効率が極めてよい製品が得られる。
(5)ウォッシャブルな製品が得られ、快適で衛生的である。
(6)滑り止め性を有する繊維として原着や生成りのポリウレタン糸を、その他繊維として生成りや染色した糸を用いることが可能で、上記(1)-(5)の特性に加え、従来品になかった色彩性と高堅牢性を有する複合糸や編織物、製品が可能である。
(7)以上の特性を備えた以下の用途に適性がある。
装着したまま字が書け、紙をめくり、パソコンや電卓操作等が容易な宅配・引越し作業用や事務所、店舗、家庭内で使用する手袋、指サック。
ゴルフ、野球などの軽スポーツ用手袋、ハイキング、キャンプ、釣りなどのアウトドア用手袋、園芸用手袋や指サック。
自動車、自動二輪、自転車等の運転用手袋。
部品並びに機械などの組み立て作業用指サック、手袋や耐切創性手袋。
ガラス製品、陶器、骨董品、美術工芸品、花器あるいは書籍などの取扱い用および食器洗浄用手袋。
スポーツ、アウトドア、ビジネス、カジュアル、妊婦・老人・乳幼児・子供用などに効果的に着用される靴下。
目的とする製品を得るため本発明者らは高摩擦繊維と低摩擦繊維との複合糸において、複合糸に占める高摩擦繊維の割合を多くすることで滑り止め性能を得ることを考案した。例えば、芯糸に繊度の太いゴム糸やポリウレタン糸を用い、鞘糸に芯糸より繊度の細いを糸を捲きつけ、ゴム糸やポリウレタン糸を複合糸の表面に多く露出させることにより滑り止め滑り止め性能を有する複合糸や編物、それより構成される手袋や靴下を得る内容のものである。
従来、ポリウレタン糸やゴム糸に代表される高摩擦繊維は概して伸縮性に優れるため、芯糸に配されており、鞘糸である他の繊維で被覆された伸縮糸構造にして用いるのが一般的である。同一出願人の出願にかかる特願2003−271830号の技術では、ポリウレタン糸あるいはゴム糸のような高摩擦特性を滑り止め効果を得る目的で積極的に活用したものであるが、芯糸が鞘糸より太いため、伸縮性が強く、成織編時のガイドや糸道の接触による張力斑が発生し易く、成編織性と製品品位、製品の過大な締付け性に若干の課題があった。また、これら複合糸において低摩擦繊維が滑り止め効果を阻害するため高摩擦繊維であるポリウレタン糸あるいはゴム糸の割合を高くする必要があり、高コストになる不経済性があった。
これら課題を克服するため、この発明では、主として芯糸と鞘糸の繊度構成を逆転させ、すなわち、芯糸に繊度の太い低摩擦繊維1を配し、鞘糸に細い繊度の高摩擦繊維2を配する複合糸とするものである。この方法により複合糸の伸縮性を抑制できることから成編織性、織編地と製品の品位や製品の締付け性が改善され、更に高摩擦繊維を低混率化することでコストを低減でき、かつ複合糸において少ない混率ながら高摩擦繊維の表面積を増すことで滑り止め効果を増大することができる。
この発明においては、低摩擦繊維を糸染めした後、高摩擦繊維とカバリングや合撚等の手段で色彩を有する複合糸とすることでゴム糸やポリウレタン糸の汚染を回避でき、堅牢な色彩性複合糸が得られる。また、カーボンや顔料を含むゴム糸やポリウレタン糸を使用することで、同色、または異色効果を有する堅牢な色彩性複合糸が得られる。
この発明における高摩擦繊維とは、走行張力比T2/T1が2.00以上である繊維であり、走行張力比とは、図3において、試料源5からの糸Yを10m/分で走行させた時の出口張力T2を入口張力T1で割った値である。編み針6、6は市販品でよく、2本の針6、6を介して糸Yが直角に走るように配置する。製品におけるその値は織編後、または製品後は洗浄処理がなされ、原糸油剤や複合糸の柔軟剤や平滑剤等が除去されるため一般に原糸の値より高くなる。高摩擦繊維にはゴム糸やポリウレタン糸が該当するが、勿論、これら繊維に限定されるものではない。走行張力比が2.00未満では滑り止め効果が得られにくい。好ましくは2.2以上である。
低摩擦繊維とは、走行張力比T2/Tが0.200未満の繊維を指し、シルク、ウール、綿あるいは麻などの天然繊維やレーヨンなど再生セルロース系繊維の他、エステル、ナイロン、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の合繊、超強力繊維(アラミド繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、全芳香続ポリエステル繊維等)等が含まれる。長繊維や短繊維別、断面・添加剤等の繊維形態、紡糸や紡績等の糸形態や製法を問わず、繊維が紫外線防止剤、蓄熱材、消臭剤や抗菌・制菌剤、キトサン、コラーゲン、プロティン等を含んでいてもよく、吸湿発熱型や極細繊維であってもよい。Y型や十字型断面形状繊維を混用することで複合糸の滑り止め効果を増強してもよい。
この発明における複合撚糸の形態としてカバリングCY、合撚糸TY等の撚り構造を有する形態が挙げられる。本発明における複合糸に占める高摩擦繊維の割合は65%以下であることが好ましく、更には55%以下であることが好ましい。鞘糸で複合糸表面が積極的に覆われるカバリング糸形態において、高摩擦繊維を鞘糸として用いる本発明では高摩擦繊維の表面積を劇的に高めることができるため、その割合を50%以下、更には40%以下とすることも可能である。実施例のように細繊度化と低混率化が可能になり、経済効果の大きな製法として採用可能である。芯糸が長繊維の無撚・無交絡糸、または有撚糸、交絡糸であってもよく、短繊維であってもよい。また、これらの混用糸でもよい。短繊維はリング紡績糸の他、オープンエンド方式や結束紡績等のエア交絡紡績糸であってもよい。カバリング方式ははシングルカバリングでよいが、ダブルカバリングであってもよい。
合撚方式において低摩擦繊維として長繊維、短繊維を用いることができる。それらは無撚・無交絡糸であってもよいが、有撚・交絡糸のほうが高摩擦繊維が低摩擦繊維に捲きつく形態をとりやすく、高摩擦繊維の割合を少なくできるためより好ましい。低摩擦繊維を有撚糸として用いて合撚する場合は有撚糸と逆方向に施撚するより同一撚方向に施撚するのが同様の理由でより好ましい。
この発明における高摩擦繊維の役割は滑り止め性にあり、伸縮性ではない。伸縮性が高い複合糸は成編織時における張力管理を困難にし、織編物や製品品位を悪化させる上、締付け感の強い製品に仕上がってしまう。このため複合糸製造時における高摩擦繊維のドラフトを2.0倍以下、更には1.5倍以下にするのが好ましい。このように高摩擦繊維を低ドラフト化させ、同時に低混率化することで製品製造時の伸縮性と製品の締付け性を抑制できる。そのため組織された糸間空隙を大きく確保でき、軽量で、かつメッシュ等の空隙の大きな織編組織を容易に表現できる。この特性を生かしたソフトで意匠性に富む製品の設計が容易になる。
カバリング糸や合撚糸における撚数は200回/m以上、1、500回/m以下、より好ましくは1、000回/m以下であり、任意に設定する。200回/m未満では高摩擦繊維が複合糸、または織編地の表面に露出する割合が減り、滑り止め性能が得られにくく、かつ伸縮性が発現され、好ましくない。また、1、500回/m以上では過剰に高摩擦繊維が捲きつく形になり、または均斉な外観を得るためには細繊度糸を使う必要があり、コスト、強度(製品耐久性)の面から不利になり好ましくない。撚り止めセットが必要な場合には70℃以下の低温セットを施し、高摩擦繊維の強度低下を防止することが好ましい。いずれの複合糸においても低摩擦繊維として撚数や交絡度の高い複合糸を用いることでシャリ感を付与でき、糸間空隙の大きい清涼な製品を得ることが可能である。
以上の複合糸の成編織性を改善させる目的で該複合撚糸品に平滑剤等を付与してもよい。製品の洗浄工程で原糸油剤とともにこれらを除去することで、複合糸の滑り止め性能を復活、また油剤付着のない原糸本来の有する滑り止め性能まで向上させることができる。
成編織時に該複合糸を単独、または他の繊維と交編織してもよい。皮膚に接する側に他の繊維が多く触れるように該複合糸に他の繊維をプレーティングして編成、またはサテンやツイル等の裏表のある織組織としてもよい。複合糸と製品の滑り止め性能や他の繊維の有する機能性(保温性、速乾性、通気性等)、風合、外観等を考慮して決定すればよい。
製品は、専用の靴下編機や手袋編機、指サック編機によってもよい。滑り止め性能を必要とする部分、例えば、図2に示すように、手袋21にあっては、その指部22並びに掌部23を該複合糸により編成し、靴下11にあっては、そのつま先部分12、土踏まず部分13、踵部分14の全部またはその一部を該複合糸により編成し、指サック31にあっては、その全体を該複合糸により編成してもよい。また、滑り止め性能を有する織編地を裁断し、滑り止め性能を有し、かつ設計の異なる織編地を縫い合わせてもよく、さらには滑り止め性能を必要としない例えば手の甲部や靴下の脚部などに他の織編地を使用してもよい。以下、この発明の好ましい実施例にもとづいて詳細に説明する。
芯糸に精練、柔軟処理された絹紡糸60Ne双糸(177d、197dtex、双糸撚り方向はS)を用い、鞘糸にポリウレタン糸78dtex(走行張力比T2/T1=2.75)を用い、ボビンに捲いたポリウレタン糸をカバリング時に負荷される自然解じょ張力でZ方向に500回/mのカバリングを施した。出来あがった複合糸の外観はポリウレタンの回復力で適度に締まり、均斉であった。混率は絹紡糸が50.7%、ポリウレタン糸が49.3%であった。伸長率は14.8%で(JISL1090A法準拠、初荷重0.001g/d、測定荷重0.20g/d)、比較例1に比し、糸伸びの少ないものであった。該複合糸に平滑剤を付与した後、15ゲージの手袋編機で編んだ。編み立て性は特に問題がなかった。得られた手袋は若干のヌメリ感があったが、洗剤を使用しながら家庭洗濯機で洗浄し、脱水した後乾燥した手袋からヌメリ感が消えた。該手袋は薄くて軽量で風合がソフトでフィット感がよく、また滑り止め効果があり、市販のノートや書籍のページを簡単にめくることができ、かつ装着したまま容易にペンで字を書くことができた。事務所や店舗、家庭内で手の汗や脂で滑り易い食器類やガラス製品、骨董品、花瓶、美術工芸品、書籍、新聞・チラシ、文房具等を扱うに好適な手袋が得られた。
上記実施例1に関連する比較例1では、実施例1と同様のポリウレタン糸77dtexTを芯糸に用い、鞘糸に絹紡糸60Ne双糸(S撚)を用い、芯糸を通常の伸縮性を得るドラフトである3.5倍でドラフトし、S撚り方向に500回/mの撚りを施しながら、カバリング糸を得た。該複合糸244dtex(220d)の混率は絹紡糸が80.5%、ポリウレタン糸が19.5%で、伸長率は38%で伸縮性に富むものであった。実施例1と同様に作製した編地は洗濯後編地収縮が大きく、実施例1に比較し、ほぼ75%のサイズに縮んだ。このため装着後の締付け感がきつく、長時間の装着にはシルクの風合を感じるより不快感が勝るものであった。製品には当然ながら滑り止め性能がなく、市販のノートのページは滑ってめくることが困難であった。実施例1と同様のサイズの手袋を得ようとすると約25%大きく編み立てる必要があり、その分だけ製品重量が増し、軽量感を失い、更に高コストになる。
上記実施例1において鞘糸の繊度を156T(走行張力比T2/T1=2.90)、芯糸を超高分子量ポリエチレン繊維〔東洋紡績(株)製、ダイニーマ(登録商標)〕440Tに置き換えて、同様条件でカバリング糸を得た。該複合糸の外観は鞘糸が芯糸に密着した状態を呈し、均斉であった。混率はポリウレタンが27.0%、ダイニーマ(登録商標)が73.0%であった。糸伸び率は13.0%で殆どなかった。平滑剤を付与した後、7ゲージの手袋編機で手袋を編んだ。実施例1と同様工程を経て得られた手袋はソフトで滑り止め性能を有するものであった。ダイニーマ(登録商標)単体で編んだ手袋の掌部にゴム引き加工した製品に比較し、粗硬感がないため、素手で物を掴んだ感覚があり、装着感や作業性の正確性において数段勝るものであった。手袋を装着したまま、ぺんで字を書くことが容易であるため引越し作業や宅配便積込み配達作業や機械・部品組立て作業等に好適に用いることが可能である。
ナイロン6製仮撚加工糸56T48fを芯糸にし、鞘糸にポリウレタン33T〔東洋紡績(株)製溶融紡糸型低温セット性ポリウレタン繊維 エスパM(登録商標)、走行張力比T2/T1=2.84〕を用いて撚数を700回/mにした以外は実施例1と同様にしてカバリングを施した。得られた複合糸の混率はナイロンが61.2%、ポリウレタン38.8%であった。該複合糸とナイロン6製仮撚加工糸78dtex68fとを1本交互に用いて天竺組織(28ゲージ)で丸編地を作製した。続いて該生地を精練洗浄後、脱水し、引き続き拡布状にして140℃40秒間の乾熱セットを施した。斜行性が解消されたと同時に生地がセットされ、伸縮性の抑制された生地になった。ポリウレタンの生地に占める割合は20.5%であった。その後裁断し、縫い合わせて手袋とした。製品は薄く、締付け感がなく、柔らかな肌触りとフィット性に優れ、十分な滑り止め性を有するものであった。また、疎水性繊維で構成された製品のため、ウォッシャアンドウェア性を有し、清潔感に優れるものであった。実施例1記載と同様の用途に向き、より安価な製品が可能である。
実施例3の複合撚糸品と精練した絹紡糸60Ne(98.4dtex)を引き揃えて絹紡糸が肌側に接するよう指サック用横編機で指サックを編成した。該サックを洗浄、脱水した後、指型に嵌め、130℃30秒間の乾熱セットを施し、製品とした。薄く、軽量で肌触りがよく、締付けのない自然なフィット感を有し、かつ通気性と同時に十分な滑り止め性を具備した指サックに仕上った。生糸は抗菌性を有し、肌に馴染む素材であり、該指サックを装着したままパソコンや電卓、ペンや事務用品を素手と同様の感覚で扱うことができる製品であった。また、家庭や事務所で簡単に洗浄し、脱水後、またはハンカチやタオルに挟み水分を絞り取ることで時間を置かずに再装着・再使用でき、清潔性を維持できる利便性を有するものであった。
黒色にチーズ染色されたポリエステル仮撚り加工糸500dtex144fを芯糸に、鞘糸に黒原着ポリウレタン糸156dtex(走行張力比T2/T1=2.35)を用いた以外実施例1と同様にして撚数500回/mのカバリングを施し、ポリウレタン24.2%、ポリエステル75.8%の複合糸(540dtex)を得た。該複合糸のみを用い、10ゲージ編機で手袋を編んだ。該複合糸の糸伸びは7%で編み立て性がよく、製品品位は問題なかった。洗浄乾燥後の該手袋はソフト、軽量で通気性と涼感を有し、ポリウレタン混率が少ない割には強い滑り止め性能を有し、強いグリップ力が求められるゴルフや野球用手袋に好適に用いられる手袋に仕上った。これらスポーツ用途では手汗や脂、土埃、ゴルフシャフトやグラブ、バット等で手袋の汚れが激しく、従来の天然皮革や人工・合成皮革では簡単には洗浄不可能で、不衛生であった。本発明では繰り返し洗浄が容易にでき、脱水後、またはハンカチやタオルで手袋を挟み、水分を絞り取ることで時間を置かず再装着が可能であるため、快適、かつ衛生的である。実施例1記載の用途にも採用が可能である。
綿60Ne(元撚Z方向)と1.2倍にドラフトした実施例1と同一のポリウレタン78dtexを合糸した後、リングツイスターでZ方向に500回/mの撚りを施し、60℃30分の湿熱セットを施した。該複合糸は混率がポリウレタン45.2%、綿54.8%で、ポリウレタン糸が複合糸の表面に捲きつく糸形態であった。該複合糸に綿糸60Ne(S撚り1600回/m、85℃40分湿熱セット)をプレーティングし、靴下を編成した。得られた靴下は滑り止め性を有し、強撚糸特有の清涼感に富むもので、蒸れ感が少なく快適で、床、畳、階段等を安心して歩行できるものであった。強撚糸単独で構成された靴下は履き心地はよいが、滑り易く危険であるのが欠点であった。ビジネスやカジュアル用途に好適に用いられる。
図1は、この発明になる滑り止め性をもつ複合撚糸の異なる実施例を示すものであって、図1Aは、低摩擦繊維でなる芯糸1のまわりに高摩擦繊維でなる鞘糸2を組織してなるカバーリング糸CYの構成例を示す概略的な斜視図であり、図1Bは、紡績糸あるいは撚糸3と比較的細く高摩擦繊維であるポリウレタン糸4とによって組織される合撚糸TYの構成例を示す概略的な斜視図である。 図2は、この発明になる滑り止め性をもつ織編物地を用いた各種製品の具体的な例を示すものであって、図2Aは、靴下製品の例を示す概略的な斜視図、図2Bは、手袋製品の例を示す概略的な斜視図、図2Cは、指サック製品の例を示す概略的な斜視図である。 図3は、走行張力比T2/T1の測定方法を説明するための概念図である。
符号の説明
1 低摩擦繊維(芯糸)
2 高摩擦繊維(鞘糸)
CY カバーリング糸
3 紡績糸あるいは撚糸
4 高摩擦ポリウレタン糸
TY 合撚糸
11 滑り止め性をもつ靴下
21 滑り止め性をもつ手袋
31 滑り止め性をもつ指サック

Claims (9)

  1. 走行張力比T2/T1(走行張力比とは、糸を10m/分で走行させた時の出口張力T2を入口張力T1で割った値)が2.00以上である高摩擦繊維と走行張力比が同等以下の低摩擦繊維との複合撚糸であり、前記高摩擦繊維が前記低摩擦繊維の外側に捲きつく形態を特徴とする滑り防止性を有する複合糸。
  2. 少なくも鞘糸が高摩擦繊維で構成されたカバリング糸形態であることを特徴とする請求項1に記載の滑り防止性を有する複合糸。
  3. 高摩擦繊維と低摩擦繊維との合撚糸であり、前記低摩擦繊維が交絡糸、または撚り糸であることを特徴とする請求項1に記載の滑り防止性を有する複合糸。
  4. 高摩擦繊維と低摩擦繊維との合撚糸であり、前記低摩擦繊維が紡績糸であって、該紡績糸の元撚と同方向に施撚されたものであることを特徴とする請求項1に記載の滑り防止性を有する複合糸。
  5. 高摩擦繊維がポリウレタン糸、またはゴム糸であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の滑り防止性を有する複合糸。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の複合糸によって組織してなることを特徴とする滑り防止性を有する織編物地。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の複合糸を用いて組織してなることを特徴とする滑り防止性を有する手袋。
  8. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の複合糸を用いて組織してなることを特徴とする滑り防止性を有する指サック。
  9. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の複合糸を用いて組織してなることを特徴とする滑り防止性を有する靴下。
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