JP2005060008A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】かごを吊り下げる主索に付着する水の量を低減して、駆動シーブと主索との間の必要な摩擦力を確保することができるエレベータ装置を得る。
【解決手段】昇降路1内には、駆動シーブ6を有する駆動装置4が配置されている。駆動シーブ6には、主索7が巻き掛けられている。かご2及び釣合おもり3は、主索7により昇降路1内に吊り下げられている。かご2及び釣合おもり3は、駆動装置4の駆動により昇降される。駆動装置4は、透明樹脂により作製された駆動装置カバー15により覆われている。駆動装置カバー15には、主索7の一部を覆う主索カバー16が接続されている。主索カバー16は、かご2及び釣合おもり3の昇降により駆動シーブ6に接触する主索7の部分を覆っている。
【選択図】図1
【解決手段】昇降路1内には、駆動シーブ6を有する駆動装置4が配置されている。駆動シーブ6には、主索7が巻き掛けられている。かご2及び釣合おもり3は、主索7により昇降路1内に吊り下げられている。かご2及び釣合おもり3は、駆動装置4の駆動により昇降される。駆動装置4は、透明樹脂により作製された駆動装置カバー15により覆われている。駆動装置カバー15には、主索7の一部を覆う主索カバー16が接続されている。主索カバー16は、かご2及び釣合おもり3の昇降により駆動シーブ6に接触する主索7の部分を覆っている。
【選択図】図1
Description
本発明は、屋外に開放された昇降路を有するエレベータ装置に関するものである。
従来、かごを吊り下げるロープ(主索)の長寿命化を図るために、ロープにスポンジ状ローラを押し付けて、ロープに付着した水分を除去するエレベータ装置が提案されている。
しかし、スポンジ状ローラにより吸収可能な水の量には限界があるため、例えばロープに雨水が付着する昇降路開放形のエレベータ装置など、昇降路内のロープに付着する水の量が多い場合には、スポンジ状ローラのみではロープから水を除去しきれなくなることがある。また、ロープに水が付着したままであると、巻上機の駆動シーブとロープとの間の摩擦力が低下し、ロープが駆動シーブに対して滑ってしまう。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、かごを吊り下げる主索に付着する水の量を低減して、駆動シーブと主索との間の必要な摩擦力をより確実に確保することができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、屋外に開放された昇降路、駆動シーブを有し、昇降路内に配置された駆動装置、駆動シーブに巻き掛けられた主索、主索により吊り下げられ、駆動装置の駆動により昇降路内を昇降されるかご、及びかごの昇降により駆動シーブに接触する主索の部分を覆い、主索への水の付着を防ぐための主索カバーを備えている。
この発明に係るエレベータ装置では、かごの昇降の際に駆動シーブに接触する主索の部分が主索カバーに覆われた範囲内で移動されるようになっているので、昇降路内へ雨水等が入ったとしても、かごの昇降により駆動シーブに接触する主索の部分に水を付着させにくくすることができる。従って、主索と駆動シーブとの間の必要な摩擦力をより確実に確保することができ、主索を駆動シーブに対して滑りにくくすることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置を示す斜視図である。図1において、昇降路1は、その一部が屋外に開放されている。ここでは、昇降路1の側面の一部が金網(図示せず)となっている。このため、昇降路1内には、例えば雨天時に外気とともに雨水が直接入り込む。
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置を示す斜視図である。図1において、昇降路1は、その一部が屋外に開放されている。ここでは、昇降路1の側面の一部が金網(図示せず)となっている。このため、昇降路1内には、例えば雨天時に外気とともに雨水が直接入り込む。
昇降路1内には、一対のかごガイドレール及び一対の釣合おもりガイドレール(いずれも図示せず)が設置されている。かご2は、かごガイドレールに案内されて昇降路1内を昇降される。釣合おもり3は、釣合おもりガイドレールに案内されて昇降路1内を昇降される。
昇降路1内の下部には、駆動装置(巻上機)4が設置されている。駆動装置4は、モータを含む駆動装置本体5と、駆動装置本体5により回転駆動される駆動シーブ6とを有している。駆動シーブ6には、複数本(図では簡単のため1本としている)の主索7が巻き掛けられている。かご2及び釣合おもり3は、主索7により昇降路1内に吊り下げられている。
かご2の下部には、主索7が巻き掛けられた一対のかご吊り車8が設けられている。釣合おもり3の上部には、主索7が巻き掛けられた釣合おもり吊り車9が設けられている。昇降路1の上部には、主索7がそれぞれ巻き掛けられた一対のかご側返し車10及び釣合おもり側返し車11が設置されている。ここでは、かご側返し車10及び釣合おもり側返し車11は、かごガイドレール及び釣合おもりガイドレールに取り付けられた支持ビーム12に固定されている。
昇降路1の上端部には、第1の綱止め部13及び第2の綱止め部14が固定されている。主索7は、第1の綱止め部13に接続された第1の端部7aと、第2の綱止め部14に接続された第2の端部7bとを有している。また、主索7は、第1の端部7aから、一対のかご吊り車8、一対のかご側返し車10、駆動シーブ6、釣合おもり側返し車11及び釣合おもり吊り車9の順に巻き掛けられ、第2の端部7bに至っている。
駆動装置4は、透明樹脂により作製された駆動装置カバー15によって覆われている。また、駆動装置カバー15には、主索7の一部を覆う筒状の主索カバー(主索用ダクト)16が接続されている。主索カバー16は、透明樹脂により作製されている。また、主索カバー16は、かご2及び釣合おもり3の昇降により駆動シーブ6に接触する主索7の部分を囲繞している。即ち、主索カバー16は、主索7の駆動シーブ6とかご側返し車10との間の部分を覆うかご側覆い部(がご側ダクト)17と、主索7の駆動シーブ6と釣合おもり側返し車11との間の部分を覆う釣合おもり側覆い部(釣合おもり側ダクト)18とを有している。
かご側覆い部17及び釣合おもり側覆い部18は、駆動装置カバー15から主索7に沿ってそれぞれ上方へ延びている。また、かご側覆い部17及び釣合おもり側覆い部18は、少なくとも昇降路1の屋外に開放された部分の高さまでそれぞれ延びている。ここでは、かご側覆い部17及び釣合おもり側覆い部18は、駆動装置カバー15から最上階付近までそれぞれ延びている。
図2は、図1の主索カバー16を示す斜視図である。図において、かご側覆い部17及び釣合おもり側覆い部18は、主索7に沿って配列され互いに接続された複数の分割カバー部(分割ダクト部)19をそれぞれ有している。主索7は、各分割カバー部19により囲繞されている。各分割カバー部19は、接続用枠38により互いに接続されている。各接続用枠38は、昇降路1の壁面に対して固定部材(図示せず)により固定されている。
各分割カバー部19は、側面に開口部を有する分割カバー本体と、分割カバー本体に対する回動により開口部を開閉する内部点検用扉とを有している。これにより、開口部を通じて主索カバー16内の主索7の点検及びメンテナンスが可能となる。
図3は図1の駆動装置カバー15を示す斜視図であり、図4は図3の駆動装置カバー15を示す縦断面図である。図において、駆動装置カバー15内には、主索7に付着した水を除去するための第1の水除去装置20が設けられている。第1の水除去装置20は、駆動装置4の上方に配置されている。
第1の水除去装置20は、主索7に接触することにより主索7に付着した水を除去する接触除去部であるブラシ部23と、主索7への空気の吹きつけにより主索7に付着した水を吹き飛ばす風力除去部である送風機24とを有している。ブラシ部23は、送風機24よりも高位置に配置されている。
第1の水除去装置20と駆動装置4との間には、第1の水除去装置20によって主索7から除去された水を受ける受け板21が配置されている。受け板21は、傾斜状態で駆動装置カバー15に固定されている。受け板21には、傾斜により集められた水を排出するための排水管(排水パイプ)22が接続されている。ブラシ部23により掃き落とされた水、及び送風機24により吹き飛ばされた水は、受け板21及び排水管22を介して駆動装置カバー15内から排出される。
図5は図1のかご側返し車10付近を示す縦断面図であり、図6は図1の釣合おもり側返し車11付近を示す縦断面図である。図において、かご側返し車10の下方及び釣合おもり側返し車11の下方には、主索7に付着した水を除去するための第2及び第3の水除去装置25,26がそれぞれ設けられている。第2の水除去装置25は主索7のかご吊り車8とかご側返し車10との間の部分に付着した水を、第3の水除去装置26は主索7の釣合おもり吊り車9と釣合おもり側返し車11との間の部分に付着した水をそれぞれ除去するようになっている。
第2の水除去装置25は、接触除去部であるブラシ部27と、風力除去部である送風機28とを有している。ブラシ部27は、送風機28よりも低位置に配置されている。また、ブラシ部27は、ブラシ部27の下方に配置された受け板29を含む水受け容器30内に配置されている。水受け容器30の下部には、受け板29によって受けられた水を排出するための可撓性の排水管(排水ホース)31が接続されている。
第3の水除去装置26は、接触除去部であるブラシ部32と、風力除去部である送風機33とを有している。ブラシ部32は、送風機33よりも低位置に配置されている。また、ブラシ部32は、ブラシ部32の下方に配置された受け板34を含む水受け容器35内に配置されている。水受け容器35の下部には、受け板34によって受けられた水を排出するための可撓性の排水管(排水ホース)36が接続されている。
なお、図示しないが、第1の水除去装置20と駆動シーブ6との間、第2の水除去装置25とかご側返し車10との間、及び第3の水除去装置26と釣合おもり側返し車11との間には、主索7の寿命の短縮を防止するために、主索保護剤である保護油を主索7に吹き付ける主索保護剤塗布装置が配置されている。
次に、動作について説明する。
駆動装置4が駆動されて駆動シーブ6が回転されると、主索7と駆動シーブ6との間の摩擦力により主索7が移動され、かご2及び釣合おもり3が昇降される。このとき、雨水が昇降路1内に入り込んでも、主索カバー16内の主索7への雨水の付着は、主索カバー16により遮られ、主索7の駆動シーブ6に接触する部分に多量の雨水が付着することはない。また、昇降路1内に風が吹き込んでも、主索7の主索カバー16に囲繞されている部分が水平方向へ大きく揺れることはない。
駆動装置4が駆動されて駆動シーブ6が回転されると、主索7と駆動シーブ6との間の摩擦力により主索7が移動され、かご2及び釣合おもり3が昇降される。このとき、雨水が昇降路1内に入り込んでも、主索カバー16内の主索7への雨水の付着は、主索カバー16により遮られ、主索7の駆動シーブ6に接触する部分に多量の雨水が付着することはない。また、昇降路1内に風が吹き込んでも、主索7の主索カバー16に囲繞されている部分が水平方向へ大きく揺れることはない。
また、昇降路1内に入り込んだ雨水は、主索カバー16外で主索7に付着することがあるが、主索7に付着した水の一部は、主索7がブラシ部23,27,32に対して摺動されることにより掃き落とされて主索7から除去される。さらに、主索7から除去されずに残った水は、送風機24,28,33により主索7から吹き飛ばされて除去される。
主索7から除去された水は、受け板21,29,34及び排水管22,31,36を介して昇降路1の底部へ排出される。
なお、主索保護剤塗布装置が定期的に動作され、主索7には保護油が吹き付けられる。
なお、主索保護剤塗布装置が定期的に動作され、主索7には保護油が吹き付けられる。
このようなエレベータ装置では、かご2及び釣合おもり3の昇降により駆動シーブ6に接触する主索7の部分が主索カバー16に覆われた範囲内で移動されるようになっているので、昇降路1内へ雨水等が入り込んでも、主索7の主索カバー16に覆われた部分に水を付着させにくくすることができる。従って、主索7と駆動シーブ6との間の必要な摩擦力をより確実に確保することができ、主索7を駆動シーブ6に対して滑りにくくすることができる。また、昇降路1内への外気の流入による主索7の揺れも低減することができ、昇降路1内の付属機器等への主索7の接触あるいは引っ掛かりによるエレベータ装置の故障等を防止することができる。
従って、例えば金網によって囲まれただけの昇降路を有する電波発信用鉄塔(いわゆるテレビ塔)用のエレベータ装置、あるいは昇降路の一部が屋外に直接開放されたままのエレベータ装置などにこの発明を適用すると特に有効である。
また、主索カバー16には、主索カバー16内の主索7の点検のために開閉される内部点検用扉が設けられているので、主索カバー16内の主索7の特定部分の点検及びメンテナンス等を容易に行うことができる。
また、昇降路1内の所定の箇所には、主索7に付着した水を除去するための第1乃至第3の水除去装置20,25,26が設けられているので、主索7に付着した水の除去をさらに確実にすることができる。
また、第1乃至第3の水除去装置20,25,26は、主索7への空気の吹きつけにより水を吹き飛ばす送風機24,28,33をそれぞれ有しているので、主索7に付着した水を簡単な構成でしかも容易に除去することができる。
また、第1乃至第3の水除去装置20,25,26は、主索7に接触して水を除去するブラシ部23,27,32をそれぞれ有しているので、主索7に付着した水を簡単な構成でしかも容易に除去することができる。
また、第1の水除去装置20は、駆動装置カバー15内に配置されているので、第1の水除去装置20に水及び汚れ等が付着しにくくなり、第1の水除去装置20の故障を少なくすることができる。
なお、上記の例では、風力除去部による水の除去は送風機24により主索7から吹き飛ばすのみであるが、図7に示すように、送風機24に対向する吸引機37により、主索7から吹き飛ばされた水を吸引するようにしてもよい。
また、上記の例では、主索カバー16に設けられた内部点検用扉は、主索カバー16内の主索7の点検等のために分割カバー本体に対して回動されるようになっているが、内部点検用扉を分割カバー本体から完全に取り外せるようにしてもよい。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2に係るエレベータ装置の水除去装置を示す縦断面図である。図において、水除去装置41は、釣合おもり側返し車11の下方に配置されている。また、水除去装置41は、主索7に接触して主索7から水を除去する接触除去部であるスポンジ吸水機構部42と、送風機33とを有している。スポンジ吸水機構部42は、主索7に押し付けられたスポンジ部である一対のスポンジローラ43と、スポンジローラ43に押し付けられ、各スポンジローラ43に含まれる水を絞り出すための絞り部である一対の硬質絞りローラ44とを有している。スポンジローラ43は、スポンジ状部材により作製されている。主索7は一対のスポンジローラ43間に挟まれ、各スポンジローラ43は主索7と一対の硬質絞りローラ44との間に挟まれている。一対のスポンジローラ43は、主索7の移動により回転される。また、一対の硬質絞りローラ44は、各スポンジローラ43の回転により回転される。
なお、実施の形態1における第1及び第2の水除去装置20,25の接触除去部もスポンジ吸水機構部42と同様の構成となっている。また、他の構成は実施の形態1と同様である。
図8は、この発明の実施の形態2に係るエレベータ装置の水除去装置を示す縦断面図である。図において、水除去装置41は、釣合おもり側返し車11の下方に配置されている。また、水除去装置41は、主索7に接触して主索7から水を除去する接触除去部であるスポンジ吸水機構部42と、送風機33とを有している。スポンジ吸水機構部42は、主索7に押し付けられたスポンジ部である一対のスポンジローラ43と、スポンジローラ43に押し付けられ、各スポンジローラ43に含まれる水を絞り出すための絞り部である一対の硬質絞りローラ44とを有している。スポンジローラ43は、スポンジ状部材により作製されている。主索7は一対のスポンジローラ43間に挟まれ、各スポンジローラ43は主索7と一対の硬質絞りローラ44との間に挟まれている。一対のスポンジローラ43は、主索7の移動により回転される。また、一対の硬質絞りローラ44は、各スポンジローラ43の回転により回転される。
なお、実施の形態1における第1及び第2の水除去装置20,25の接触除去部もスポンジ吸水機構部42と同様の構成となっている。また、他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、動作について説明する。
エレベータ装置の運転時の主索7の移動により各スポンジローラ43が回転される。このとき、主索7に付着した水は、回転される各スポンジローラ43に吸い取られる。一方、各硬質絞りローラ44は、各スポンジローラ43の回転により回転される。主索7から吸い取られて各スポンジローラ43に含まれている水は、回転される硬質絞りローラ44により絞り出される。この後の動作は、実施の形態1と同様である。
エレベータ装置の運転時の主索7の移動により各スポンジローラ43が回転される。このとき、主索7に付着した水は、回転される各スポンジローラ43に吸い取られる。一方、各硬質絞りローラ44は、各スポンジローラ43の回転により回転される。主索7から吸い取られて各スポンジローラ43に含まれている水は、回転される硬質絞りローラ44により絞り出される。この後の動作は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ装置では、スポンジローラ43が主索7との接触により主索7から水を吸い取るようになっているので、主索7からの水の除去をさらに確実にすることができる。
また、スポンジローラ43に含まれる水は、硬質絞りローラ44により絞り出されるようになっているので、スポンジローラ43の吸水力の低下を防止することができる。
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3に係るエレベータ装置の水除去装置を示す縦断面図である。図において、水除去装置51は、かご側返し車10の下方に配置されている。また、水除去装置51は、主索7に接触して主索7から水を除去する接触除去部である布吸水機構部52と、送風機28とを有している。布吸水機構部52は、主索7に押し付けられた布部である一対の環状布ベルト53と、各環状布ベルト53が巻き掛けられた布掛けローラ54とを有している。ここでは、各環状布ベルト53は、水を吸収しやすいタオル地となっている。主索7は、一対の環状布ベルト53の間に挟まれている。各環状布ベルト53は主索7の移動により周回移動され、布掛けローラ54は各環状布ベルト53の周回移動により回転される。
なお、実施の形態1における第1及び第3の水除去装置20,26の接触除去部も布吸水機構部52と同様の構成となっている。また、他の構成は実施の形態1と同様である。
図9は、この発明の実施の形態3に係るエレベータ装置の水除去装置を示す縦断面図である。図において、水除去装置51は、かご側返し車10の下方に配置されている。また、水除去装置51は、主索7に接触して主索7から水を除去する接触除去部である布吸水機構部52と、送風機28とを有している。布吸水機構部52は、主索7に押し付けられた布部である一対の環状布ベルト53と、各環状布ベルト53が巻き掛けられた布掛けローラ54とを有している。ここでは、各環状布ベルト53は、水を吸収しやすいタオル地となっている。主索7は、一対の環状布ベルト53の間に挟まれている。各環状布ベルト53は主索7の移動により周回移動され、布掛けローラ54は各環状布ベルト53の周回移動により回転される。
なお、実施の形態1における第1及び第3の水除去装置20,26の接触除去部も布吸水機構部52と同様の構成となっている。また、他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、動作について説明する。
エレベータ装置運転時の主索7の移動により各環状布ベルト53が周回移動される。このとき、主索7に付着した水は、周回移動される各環状布ベルト53に吸い取られる。この後の動作は、実施の形態1と同様である。
エレベータ装置運転時の主索7の移動により各環状布ベルト53が周回移動される。このとき、主索7に付着した水は、周回移動される各環状布ベルト53に吸い取られる。この後の動作は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ装置では、環状布ベルト53が主索7との接触により主索7から水を吸い取るようになっているので、主索7からの水の除去をさらに確実にすることができる。
なお、各上記実施の形態では、駆動装置カバー15及び主索カバー16は透明樹脂材料により作製されているが、耐腐食性の金属材料あるいは表面が防錆処理された金属材料により駆動装置カバー15及び主索カバー16を作製してもよい。
また、各上記実施の形態では、主索7への水の付着をより確実に防止するために、主索カバー16、駆動装置カバー15及び水除去装置が併用されているが、主索カバー16のみによって主索7への水の付着を防止してもよい。
1 昇降路、2 かご、4 駆動装置、6 駆動シーブ、7 主索、16 主索カバー、20 第1の水除去装置、25 第2の水除去装置、26 第3の水除去装置、23,27,32 ブラシ部(接触除去部)、24,28,33 送風機(風力除去部)、41,51 水除去装置、43 スポンジローラ(スポンジ部)、53 環状布ベルト(布部)。
Claims (6)
- 屋外に開放された昇降路、
駆動シーブを有し、上記昇降路内に配置された駆動装置、
上記駆動シーブに巻き掛けられた主索、
上記主索により吊り下げられ、上記駆動装置の駆動により上記昇降路内を昇降されるかご、及び
上記かごの昇降により上記駆動シーブに接触する上記主索の部分を覆い、上記主索への水の付着を防ぐための主索カバー
を備えていることを特徴とするエレベータ装置。 - 上記主索カバーには、上記主索カバー内の上記主索の点検のために開閉される内部点検用扉が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
- 上記昇降路内には、上記主索カバー外で上記主索に付着した水を除去するための水除去装置が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
- 上記水除去装置は、上記主索への空気の吹きつけにより上記主索に付着した水を除去する風力除去部を有していることを特徴とする請求項3に記載のエレベータ装置。
- 上記水除去装置は、上記主索へ接触するブラシ部、スポンジ部及び布部の少なくともいずれかを有していることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のエレベータ装置。
- 上記駆動装置は、駆動装置カバーにより覆われており、
上記水除去装置は、上記駆動装置カバーの内部に配置されていることを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れかに記載のエレベータ装置。
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JP2003291338A JP2005060008A (ja) | 2003-08-11 | 2003-08-11 | エレベータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005060008A true JP2005060008A (ja) | 2005-03-10 |
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Cited By (2)
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WO2012136483A1 (de) * | 2011-04-08 | 2012-10-11 | Inventio Ag | Feuerwehraufzug |
-
2003
- 2003-08-11 JP JP2003291338A patent/JP2005060008A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060530 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20070618 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |