JP2005059800A - 路面状態推定方法及び路面状態推定装置 - Google Patents

路面状態推定方法及び路面状態推定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】制駆動や操舵といった動作が加わらない定常走行状態においても、外乱の影響を受けることなく、タイヤの接地している路面の状態を精度よく推定して、車両の走行安全性を向上させる。
【解決手段】タイヤトレッド部のタイヤ気室側に装着された二方向振動センサ11により、タイヤ周方向の振動とタイヤ径方向の振動を検出するとともに、ピークレベル検出手段14において、上記タイヤ周方向とタイヤ径方向の振動の接地開始点近傍あるいは接地終了点近傍における振動レベルのピーク値PA,PBを検出し、路面摩擦係数推定手段15にて、上記ピーク値PA,PBとの比率であるピーク比率R=PA/PBを算出し、予め記憶手段16に記憶されたピーク比率Rと路面摩擦係数μとの関係を示すマップ16Mを用いて、上記算出されたピーク比率Rから路面摩擦係数μを推定するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、走行時のタイヤが接地している路面の状態を推定するための方法とその装置に関するものである。
自動車の走行安定性を高めるため、走行時のタイヤと路面との間の摩擦係数(路面摩擦係数)を精度良く推定し、車両制御へフィードバックすることが求められている。特に、制駆動や操舵といった危険回避の操作を起こす前に、予めタイヤの走行状態や路面摩擦係数を推定することができれば、例えば、ABSブレーキやこれを応用した車体姿勢制御装置のより高度な制御等が可能になり、安全性が一段と高まることが予想される。また、運転者に走行中の路面状態に起因する危険度を伝えるだけでも、運転者が早めの減速動作を行えるようになり、事故の減少が期待できる。
従来、路面摩擦係数を推定する方法としては、運転者がアクセル、あるいはブレーキを操作した結果として生じるスリップ率の変動に伴う車輪の加減速度の大小から路面摩擦係数を推定する方法(例えば、特許文献1参照)や、運転者がハンドルを操作した結果として生じるタイヤスリップ角の変動に伴うタイヤ発生力(コーナリングフォース)の大小から路面摩擦係数を推定する方法(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。
しかし、上記従来の方法では、いずれも、運転者が、制駆動や操舵といったある大きさ以上の運転操作を行なった時点ではじめてタイヤと路面間の摩擦係数を推定するようにしているため、運転者が一定速度で直進運動を行なっている状態(いわゆる、定常走行状態)においては路面の変化を推定することができず、したがって、定常走行状態において路面の状態が変わった直後には、上記変化に対応した車両制御ができないといった問題点があった。
一方、タイヤのトレッドブロックは、定常走行中、すなわち一定速回転中においても、接地開始点において路面と衝突して振動を発生するが、この振動の振動レベルやその周波数特性は路面摩擦係数により異なることから、タイヤやホイール、あるいはサスペンション部に振動センサを取付けて上記振動を検出してその振動レベルや周波数特性から路面摩擦係数を推定する方法が提案されている。
具体的には、走行中のタイヤや車両バネ下部の振動レベルの時間変化の波形を検出し、この波形の所定の位置、あるいは所定の時間範囲での振動レベルを算出したり、上記振動のデータを周波数分析して得られる振動スペクトルの所定の周波数帯域内での振動レベルを算出し、上記算出された振動レベルから路面摩擦係数を推定することにより、定常走行状態においても路面摩擦係数を推定することができる(例えば、特許文献3,4参照)。
特開平7−112659号公報 特開平6−255510号公報 国際公開第01/98123号パンフレット 国際公開第03/53747号パンフレット
しかしながら、上記従来の方法では、定常走行状態においても路面摩擦係数のを推定することはできるものの、上記タイヤや車両バネ下部に伝達される振動は、車速や路面の凹凸などの外乱の影響を受け易いため、路面摩擦係数の推定精度が必ずしも十分とはいえなかった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、制駆動や操舵といった動作が加わらない定常走行状態においても、外乱の影響を受けることなく、タイヤの接地している路面の状態を精度良く推定して、車両の走行安全性を向上させることを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、走行中のタイヤもしくはホイールといった回転部、あるいは、サスペンションからハブ部までの非回転部に発生する振動の振動レベルの時間変化、あるいは、上記振動の特定周波数帯域における振動レベルがタイヤの周方向、径方向、及び、軸方向でそれぞれ特徴的に変化していることを把握した。そこで、上記タイヤやタイヤ周りの少なくとも二方向の振動を検出して比較することにより、タイヤの接地している路面状態を精度良く推定することができることを見出し本発明に到ったものである。
詳細には、タイヤのトレッドブロックは、定常走行中、すなわち一定速回転中には、接地開始点において路面と衝突し、タイヤ径方向、周方向、及び軸方向の力を受け、振動を発生する。このとき、路面摩擦係数が低ければ、接地開始点近傍において上記トレッドブロックの表面にはすべりが発生し、上記発生力が緩和される。この場合、すべりが発生するのは水平面内であるので、タイヤ周方向、あるいはタイヤ軸方向の振動レベルは低下傾向となるが、上下方向であるタイヤ径方向での影響は少ない。また、これらの振動レベルは車速や路面の凹凸によって変わるが、二方向の振動レベルを相対的に比較することにより、上記のような外乱の影響を抑えて路面摩擦係数を影響のみを抽出することが可能となる。
したがって、タイヤ周方向とタイヤ径方向、あるいはタイヤ軸方向とタイヤ径方向の振動レベルを連続的に比較することにより、路面の摩擦係数が急激に変わった際にその変化の度合を推定することができる。あるいは、予め振動レベルと路面摩擦係数との関係をマップ化しておくことにより、タイヤと路面との間の摩擦係数を正確に推定することが可能となる。
請求項1に記載の路面状態推定方法は、タイヤ、もしくはホイールのいずれか一方あるいは両方の少なくとも一つの部位において、少なくとも二方向の振動を検出し、上記各振動の予め設定された所定の時間域における振動レベルを比較して走行中の路面状態を推定するようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の路面状態推定方法は、請求項1に記載の路面状態推定方法において、上記検出する少なくとも二方向の振動が、タイヤ周方向(前後方向)の振動とタイヤ径方向(上下方向)の振動とを含むことを特徴とする。
また、請求項3に記載の路面状態推定方法は、請求項1に記載の路面状態推定方法において、上記検出する少なくとも二方向の振動が、タイヤ軸方向(左右方向)の振動とタイヤ径方向(上下方向)の振動とを含むことを特徴とする。
請求項4に記載の路面状態推定方法は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の路面状態推定方法において、上記振動の検出位置をタイヤトレッド部の空気室側、すなわち、インナーライナー部としたことを特徴とする。
請求項5に記載の路面状態推定方法は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の路面状態推定方法において、上記路面状態をタイヤと路面との間の摩擦係数(路面摩擦係数)としたことを特徴とする。
請求項6に記載の路面状態推定方法は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の路面状態推定方法において、上記路面状態を路面摩擦係数の変化の度合としたことを特徴とする。
また、請求項7に記載の路面状態推定方法は、タイヤ、もしくはホイールのいずれか一方あるいは両方の少なくとも一つの部位において、少なくとも二方向の振動を検出し、上記検出された振動データを周波数分析して上記各振動の特定周波数帯域における振動レベルを算出し、上記算出された各振動レベルを比較して走行中の路面状態を推定するようにしたことを特徴とする。
請求項8に記載の路面状態推定方法は、請求項7に記載の路面状態推定方法において、上記検出する少なくとも二方向の振動が、タイヤ周方向の振動とタイヤ径方向の振動とを含むことを特徴とする。
また、請求項9に記載の路面状態推定方法は、請求項7に記載の路面状態推定方法において、上記検出する少なくとも二方向の振動が、タイヤ軸方向の振動とタイヤ径方向の振動とを含むことを特徴とする。
請求項10に記載の路面状態推定方法は、請求項7〜請求項9のいずれかに記載の路面状態推定方法において、上記振動の検出位置をタイヤトレッド部の空気室側、すなわち、インナーライナー部としたことを特徴とする。
請求項11に記載の路面状態推定方法は、請求項7〜請求項10のいずれかに記載の路面状態推定方法において、上記路面状態をタイヤと路面との間の摩擦係数(路面摩擦係数)としたことを特徴とする。
請求項12に記載の路面状態推定方法は、請求項7〜請求項10のいずれかに記載の路面状態推定方法において、上記路面状態を路面摩擦係数の変化の度合としたことを特徴とする。
請求項13に記載の路面状態推定装置は、タイヤ、もしくはホイールのいずれか一方あるいは両方の少なくとも一つの部位に配設された、少なくとも二方向の振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段で検出された各方向の振動の、予め設定された所定の時間域における振動レベルを比較する手段と、上記比較結果に基づいて走行中の路面状態を推定する路面状態推定手段とを備えたものである。
請求項14に記載の路面状態推定装置は、請求項13に記載の路面状態推定装置において、上記振動検出手段を、タイヤ周方向の振動とタイヤ径方向の振動とを含む少なくとも二方向の振動を検出するように構成したものである。
また、請求項15に記載の路面状態推定装置は、請求項13に記載の路面状態推定装置において、上記振動検出手段を、タイヤ軸方向の振動とタイヤ径方向の振動とを含む少なくとも二方向の振動を検出するように構成したものである。
請求項16に記載の路面状態推定装置は、請求項13〜請求項15のいずれかに記載の路面状態推定装置において、上記振動検出手段を、タイヤトレッド部の空気室側、すなわち、インナーライナー部に配設したものである。
請求項17に記載の路面状態推定装置は、請求項13〜請求項16のいずれかに記載の路面状態推定装置において、上記路面状態推定手段の推定する路面状態をタイヤと路面との間の摩擦係数(路面摩擦係数)としたものである。
請求項18に記載の路面状態推定装置は、請求項13〜請求項16のいずれかに記載の路面状態推定装置において、上記路面状態推定手段の推定する路面状態を路面摩擦係数の変化の度合としたものである。
また、請求項19に記載の路面状態推定方法は、サスペンションからホイールを装着するハブ部との間の、少なくとも一つの非回転部位において、少なくとも二方向の振動を検出し、上記検出された振動データを周波数分析して上記各振動の特定周波数帯域における振動レベルを算出し、上記算出された各振動レベルを比較して走行中の路面状態を推定するようにしたことを特徴とする。
請求項20に記載の路面状態推定方法は、請求項19に記載の路面状態推定方法において、上記検出する少なくとも二方向の振動が車体前後方向の振動と上下方向の振動とを含むことを特徴とする。
請求項21に記載の路面状態推定方法は、請求項19に記載の路面状態推定方法において、上記検出する少なくとも二方向の振動が車体幅方向の振動と上下方向の振動とを含むことを特徴とする。
請求項22に記載の路面状態推定装置は、サスペンションからホイールを装着するハブ部との間の、少なくとも一つの非回転部位に配設された、少なくとも二方向の振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段で検出された各方向振動データを周波数分析して上記各振動の特定周波数帯域における振動レベルを算出する手段と、上記算出された各振動レベルを比較する手段と、上記比較結果に基づいて走行中の路面状態を推定する路面状態推定手段とを備えたものである。
請求項23に記載の路面状態推定装置は、請求項22に記載の路面状態推定装置において、上記振動検出手段を、車体前後方向の振動と上下方向の振動とを含む少なくとも二方向の振動を検出するように構成したものである。
請求項24に記載の路面状態推定装置は、請求項22に記載の路面状態推定装置において、上記振動検出手段を、車体幅方向の振動と上下方向の振動とを含む少なくとも二方向の振動を検出するように構成したものである。
本発明によれば、タイヤ、もしくはホイールのいずれか一方あるいは両方の少なくとも一つの部位において、少なくとも二方向の振動を検出し、上記各振動の予め設定された所定の時間域における振動レベル、あるいは、上記各振動の特定周波数帯域における振動レベルを比較して走行中の路面状態を推定するようにしたので、制駆動や操舵といった動作が加わらない定常走行状態においても、タイヤの接地している路面状態を精度良く推定することができ、車両の走行安全性を向上させることができる。
また、サスペンションからホイールを装着するハブ部との間の、少なくとも一つの非回転部位において、少なくとも二方向の振動を検出し、上記各振動の特定周波数帯域における振動レベルを比較して走行中の路面状態を推定するようにしても、同様の効果を得ることができる。
以下、本発明の最良の形態について、図面に基づき説明する。
最良の形態1.
図1は、本最良の形態1に係る路面状態推定装置10の構成を示す機能ブロック図で、同図において、11はタイヤ周方向の振動を検出する第1の振動検出手段11aとタイヤ径方向の振動を検出する第2の振動検出手段11bとを一体に構成した二方向振動センサで、この二方向振動センサ11は、図2に示すように、タイヤ20のタイヤトレッド部21のタイヤ気室20S側、すなわち、インナーライナー22側に、加硫時、あるいは、加硫後に装着される。12は上記二方向振動センサ11に取付けられ、上記二方向振動センサ11で検出されたタイヤ周方向及びタイヤ径方向の振動の情報を送信するための送信機、13は上記二方向振動センサ11と送信機12とに電力を供給するためのバッテリである。
また、14は上記タイヤ周方向及びタイヤ径方向の振動の情報から、例えば、接地開始点、あるいは接地終了点などのある特定の時間域における上記タイヤ周方向の振動レベルのピーク値PA及びタイヤ径方向の振動レベルのピーク値PBをそれぞれ算出するピークレベル検出手段、15は上記検出された振動レベルのピーク値PA及びピーク値PBの比率であるピーク比率R=PA/PBを算出するとともに、予め記憶手段16に記憶されたピーク比率Rと路面摩擦係数(μ)との関係を示すマップ16Mを用いて、上記算出されたピーク比率R=PA/PBから路面摩擦係数を推定する路面摩擦係数推定手段である。
次に、上記構成の路面状態推定装置10を用いて路面摩擦係数を推定する方法について説明する。
タイヤ20が回転し、上記二方向振動センサ11の設置された位置に対応するタイヤトレッド部21が路面に接すると、上記二方向振動センサ11の第1の振動検出手段11aはタイヤ20に作用するタイヤ周方向の振動を検出し、第2の振動検出手段11bはタイヤ径方向の振動を検出する。
図3(a),(b)は、図2に示した二方向振動センサ11を装着したタイヤ20を搭載した車両を、車速60km/hrでDRYアスファルト路、及び、平滑な氷路をそれぞれ定常走行させたときの、上記第1の振動検出手段11aの検出したタイヤ周方向の振動レベルの時間変化の一例を示すグラフである。なお、試験に用いた車両は排気量1800ccのFF駆動車で、タイヤサイズは195/60R15であり、左前輪に上記タイヤ20を装着した。
上記検出されたタイヤ周方向の振動では、接地開始点近傍と接地終了点近傍でそれぞれ特徴的な振動レベルのピークが観測された。図3(a),(b)のグラフから明らかなように、氷路においては、接地開始点近傍と接地終了点近傍の振動レベルのピーク値がDRYアスファルト路でのピーク値よりも小さくなっていることが分かる。なお、グラフは省略するが、タイヤ径方向では、路面摩擦係数の低下、すなわち、すべりの発生に伴う振動レベル低下はない。
上記二方向振動センサ11の第1の振動検出手段11aで検出されたタイヤ周方向の振動のデータと、上記第2の振動検出手段11bで検出されたタイヤ径方向の振動のデータは、ともに送信機12を介して、ピークレベル検出手段14に送られ、このピークレベル検出手段14において、接地開始点近傍あるいは接地終了点近傍におけるタイヤ周方向の振動レベルのピーク値PAとタイヤ径方向の振動レベルのピーク値PBがそれぞれ算出される。
路面摩擦係数推定手段15では、上記ピーク値PAとピーク値PBとの比率であるピーク比率R=PA/PBを算出するとともに、予め記憶手段16に記憶されたピーク比率Rと路面摩擦係数μとの関係を示すマップ16Mを用いて、上記算出されたピーク比率Rから路面摩擦係数μを推定する。
上記マップ16Mは、実験により、様々な路面における路面摩擦係数μと、タイヤ周方向の振動レベルのピーク値PAとタイヤ径方向の振動レベルのピーク値PBの比率であるピーク比率R=PA/PBとの関係を求めて作成したもので、このマップ16Mを用いることにより、上記算出されたピーク比率Rから路面摩擦係数を推定することができる。
なお、上記二方向振動センサ11の第1の振動検出手段11aで検出されたタイヤ周方向の振動のデータと、上記第2の振動検出手段11bで検出されたタイヤ径方向の振動のデータから算出される上記ピーク値PAとピーク値PBには車速や路面の凹凸に起因する外乱が含まれているが、上記ピーク比率R=PA/PBを路面摩擦係数の推定に用いることにより上記外乱がキャンセルされるので、路面摩擦係数を精度良く推定することができる。
このように、本最良の形態1によれば、タイヤ20のタイヤトレッド部21のタイヤ気室20S側に装着された二方向振動センサ11により、タイヤ周方向の振動とタイヤ径方向の振動を検出し、ピークレベル検出手段14において、上記タイヤ周方向とタイヤ径方向の振動の接地開始点近傍あるいは接地終了点近傍における振動レベルのピーク値PA,PBを検出し、路面摩擦係数推定手段15にて、上記ピーク値PA,PBとの比率であるピーク比率R=PA/PBを算出するとともに、予め記憶手段16に記憶されたピーク比率Rと路面摩擦係数(μ)との関係を示すマップ16Mを用いて、上記算出されたピーク比率Rから路面摩擦係数を推定するようにしたので、車速や路面の凹凸のような外乱の影響を排除することができ、路面摩擦係数を精度良く推定することができる。
なお、上記最良の形態1では、タイヤ周方向とタイヤ径方向の振動の接地開始点近傍あるいは接地終了点近傍における振動レベルのピーク値PA,PBを用いて路面摩擦係数を推定した場合について説明したが、タイヤ軸方向とそれに垂直な平面内の所定の方向、例えば、タイヤ径方向の振動データから得られた振動レベルのピーク値PC,ピーク値PBを用いても、同様の効果を得ることができる。
また、上記例では、二方向振動センサ11をタイヤ20のタイヤトレッド部21のタイヤ気室20S側に装着したが、二方向振動センサ11の装着位置はこれに限るものではなく、例えば、最も振動源に近いタイヤトレッド部21のトレッドゴム内に埋設してもよい。この場合には、摩擦によるセンサ部の露出を避けるため、二方向振動センサ11をできるだけでタイヤベルト層23に近い位置に埋設する必要がある。但し、センサの耐久性を考慮すると、本例のように、タイヤトレッド部21の内側の方が好ましい。
あるいは、上記二方向振動センサ11をホイール30に装着してもよい。この場合には、ホイール30のリム部31あるいはウエル部32が好ましい。
更に、複数個の二方向振動センサ11を周上に配置し、複数箇所におけるタイヤ周方向とタイヤ径方向の振動、あるいは、タイヤ軸方向とタイヤ径方向の振動を検出したり、タイヤ20とホイール30とにそれぞれ二方向振動センサ11を周上に配置してタイヤ20の振動とホイール30の振動の両方を検出するようにすれば、路面摩擦係数の推定精度や応答性を更に向上させることができる。
また、上記例では、推定する路面状態を路面摩擦係数としたが、上記マップ16Mに代えて、ピーク比率Rと路面摩擦係数の変化の度合との関係を示すマップを準備することにより、上記二方向振動センサ11で検出された振動データから路面摩擦係数の変化の度合を推定することも可能である。
また、上記最良の形態1では、振動の接地開始点近傍あるいは接地終了点近傍などの、タイヤ周方向とタイヤ径方向の振動、あるいは、タイヤ軸方向とタイヤ径方向の振動の予め設定された所定の時間域における振動レベルを比較して走行中の路面状態を推定するようにしたが、上記検出された各振動データを周波数分析して得られた振動スペクトルの、タイヤ周りの固有振動数、例えば、40〜60Hz近傍のタイヤ接地固有振動や、回転一次周波数、回転一次周波数にタイヤブロック数を掛けたブロックピッチ成分周波数などの特定周波数帯域における振動レベルを比較しても、走行中の路面状態を推定することが可能である。あるいは、上記周波数帯域における二方向の伝達関数を求めてもよい。
なお、周波数分析を行う振動データは、1回転全てのデータを用いるか、あるいは、タイヤの路面との接地開始点近傍などの特定時間域だけ抽出したもののいずれであってもよい。
最良の形態2.
上記最良の形態1では、タイヤ20あるいはホイール30などの、回転部におけるタイヤ周方向とタイヤ径方向の振動、あるいは、タイヤ軸方向とタイヤ径方向の振動を検出して走行中の路面状態を推定するようにしたが、サスペンションからホイールを装着するハブ部との間の、少なくとも一つの非回転部位における、前後方向と上下方向を含む少なくとも二方向の振動を検出し、上記各振動の特定周波数帯域における振動レベルを比較しても、走行中の路面状態を推定することができる。
図4は、本最良の形態2に係る路面状態推定装置40の構成を示す機能ブロック図で、同図において、41はサスペンション部の前後方向の振動を検出する第1の振動検出手段41aと上下方向の振動を検出する第2の振動検出手段41bとを一体に構成した二方向振動センサで、この二方向振動センサ41は、図5に示すように、サスペンション部50のシャフト51に装着される。44は上記検出された前後方向及び上下方向の振動データを周波数分析して、それぞれの振動の振動スペクトルを求め、この振動スペクトルの予め設定された特定周波数帯域における上下方向の振動レベルAZと前後方向の振動レベルAXとをそれぞれ算出するとともに、上記上下方向の振動レベルAZに対する前後方向の振動レベルAXである振動伝達レベルK=(AX/AZ)を算出する振動伝達レベル算出手段、45は予め記憶手段46に記憶された振動伝達レベルKと路面摩擦係数との関係を示すマップ46Mを用いて、上記算出された振動伝達レベルKから路面摩擦係数を推定する路面摩擦係数推定手段である。
次に、上記構成の路面状態推定装置40を用いて路面摩擦係数を推定する方法について説明する。
タイヤトレッド部21から入力した振動は、ホイール30からサスペンション部50のシャフト51に伝達され、上記二方向振動センサ41の第1の振動検出手段41aは上記シャフト51に作用する前後方向の振動を検出し、第2の振動検出手段41bは上下方向の振動を検出する。
上記前後方向の振動のデータと上下方向の振動のデータは、ともに、図示しない信号ケーブルを介して振動伝達レベル算出手段44に送られる。振動伝達レベル算出手段44では、上記各振動のデータから振動スペクトルを求め、この振動スペクトルの予め設定された特定周波数帯域における前後方向の振動レベルAxと上下方向の振動レベルAzとを検出して、振動伝達レベルKを算出する。路面摩擦係数推定手段45では、予め記憶手段46に記憶された振動伝達レベルKと路面摩擦係数μとの関係を示すマップ46Mを用いて、上記算出された振動伝達レベルKから路面摩擦係数μを推定する。
なお、上記振動データを送る際には、上記信号ケーブルに代えて、上記最良の形態1と同様に、送信機を用い、無線にて送信するようにしてもよい。
図6は、サスペンション部50に上記二方向振動センサ41が設置された車両を、車速60km/hrでDRYアスファルト路、及び、平滑な氷路をそれぞれ定常走行させたときの、上記第1の振動検出手段41aの検出した前後方向の振動レベルAxと、上記第1の振動検出手段41bの検出した上下方向の振動レベルAzとから得られた振動伝達レベルの周波数スペクトルの一例を示すグラフである。なお、試験に用いた車両は排気量1800ccのFF駆動車で、タイヤサイズは195/60R15であり、左前輪サスペンション部に上記二方向振動センサ41を装着した。
上記振動伝達レベルの周波数スペクトルには、固有振動周波数である50Hz近傍、20Hz近傍のピークと、回転一次周波数である9Hz近傍のピークが観測された。グラフから明らかなように、氷路においては、上記各ピークがDRYアスファルト路でのピークに比べて小さくなっていることが分かる。したがって、実験により、様々な路面における路面摩擦係数μと上記振動伝達レベルとの関係を求めてマップ46Mを作成し、このマップ46Mを用いることにより、上記算出された振動伝達レベルから路面摩擦係数μを推定することができる。
また、上記最良の形態1と同様に、本例の路面状態推定装置40を用いて路面摩擦係数μの変化の度合を推定することが可能である。
なお、上記振動伝達レベルを用いた場合でも、車速や路面の凹凸に起因する外乱はキャンセルされるので、路面摩擦係数、あるいは、路面摩擦係数の変化の度合を精度良く推定することができる。
図7は上記路面状態推定装置40を用い、車速30,45,60km/hrでDRYアスファルト路、高圧雪路、及び、平滑な氷路をそれぞれ定常走行させたときの、上下方向振動に対する前後方向振動の40〜70Hzにおける振動伝達レベルを算出したもので、試験に用いた車両は、排気量1800ccのFF駆動車で、タイヤサイズは195/60R15であり、左前輪サスペンション部に上記二方向振動センサ41を装着した。別途行った制動試験による各路面の摩擦係数は、アスファルト路で0.9、高圧雪路で0.3、氷路では0.1であった。図7から明らかなように、振動伝達レベルはタイヤと路面間の摩擦係数に応じて変化していることが確認できた。
なお、振動伝達レベルと路面摩擦係数との関係は車速に応じた傾きを有するが、タイヤ特性に応じて車速による補正を行えば、簡単に路面摩擦係数との対応づけを行うことができる。
なお、上記最良の形態1,2では、タイヤ周方向の振動とタイヤ径方向の振動の時間軸における振動レベルのピーク値PA,PBの比であるピーク比率R=PA/PB、あるいは、上下方向の振動と前後方向の振動の振動スペクトルにおける特定周波数帯域における振動レベルAZ,AXの比である振動伝達レベルK=AZ/AXを用いて路面状態を推定したが、各方向の振動レベルを比較する方法はこれに限るものではなく、例えば、前後方向の振動レベルAXと上下方向の振動レベルAZとの差を求めたり、上下方向の振動レベルAZを入力とみなし、前後方向の振動レベルAXを出力とみなしたときの伝達関数を求めるなど、他の方法を用いてもよい。
以上説明したように本発明によれば、定常状態においても、タイヤ挙動に基づき、タイヤと路面との間の摩擦係数を精度良く推定することができるので、上記情報を車両制御へフィードバックすることにより、車両の走行安定性を格段に向上させることができる。
本発明の最良の形態1に係る路面状態推定装置の構成を示す機能ブロック図である。 二方向振動センサの装着位置の一例を示す図である。 タイヤ周方向の振動レベルの時間変化を示す図である。 本最良の形態2に係る路面状態推定装置の構成を示す機能ブロック図である。 二方向振動センサの装着位置の一例を示す図である。 サスペンション部における振動伝達レベルの振動スペクトルを示す図である。 路面状態と振動伝達レベルの関係を示すグラフである。
符号の説明
10 路面状態推定装置、11 二方向振動センサ、12 送信機、
13 バッテリ、14 ピークレベル検出手段、15 路面摩擦係数推定手段、
16 記憶手段、16M マップ、20 タイヤ、20S タイヤ気室、
21 タイヤトレッド部、22 インナーライナー、23 タイヤベルト層、
30 ホイール、31 リム部、32 ウエル部。

Claims (24)

  1. タイヤ、もしくはホイールのいずれか一方あるいは両方の少なくとも一つの部位において、少なくとも二方向の振動を検出し、上記各振動の予め設定された所定の時間域における振動レベルを比較して走行中の路面状態を推定するようにしたことを特徴とする路面状態推定方法。
  2. 上記検出する少なくとも二方向の振動が、タイヤ周方向の振動とタイヤ径方向の振動とを含むことを特徴とする請求項1に記載の路面状態推定方法。
  3. 上記検出する少なくとも二方向の振動が、タイヤ軸方向の振動とタイヤ径方向の振動とを含むことを特徴とする請求項1に記載の路面状態推定方法。
  4. 上記振動の検出位置をタイヤトレッド部の空気室側としたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の路面状態推定方法。
  5. 上記路面状態を路面摩擦係数としたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の路面状態推定方法。
  6. 上記路面状態を路面摩擦係数の変化の度合としたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の路面状態推定方法。
  7. タイヤ、もしくはホイールのいずれか一方あるいは両方の少なくとも一つの部位において、少なくとも二方向の振動を検出し、上記検出された振動データを周波数分析して上記各振動の特定周波数帯域における振動レベルを算出し、上記算出された各振動レベルを比較して走行中の路面状態を推定するようにしたことを特徴とする路面状態推定方法。
  8. 上記検出する少なくとも二方向の振動が、タイヤ周方向の振動とタイヤ径方向の振動とを含むことを特徴とする請求項7に記載の路面状態推定方法。
  9. 上記検出する少なくとも二方向の振動が、タイヤ軸方向の振動とタイヤ径方向の振動とを含むことを特徴とする請求項7に記載の路面状態推定方法。
  10. 上記振動の検出位置をタイヤトレッド部の空気室側としたことを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれかに記載の路面状態推定方法。
  11. 上記路面状態を路面摩擦係数としたことを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれかに記載の路面状態推定方法。
  12. 上記路面状態を路面摩擦係数の変化の度合としたことを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれかに記載の路面状態推定方法。
  13. タイヤ、もしくはホイールのいずれか一方あるいは両方の少なくとも一つの部位に配設された、少なくとも二方向の振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段で検出された各方向の振動の、予め設定された所定の時間域における振動レベルを比較する手段と、上記比較結果に基づいて走行中の路面状態を推定する路面状態推定手段とを備えたことを特徴とする路面状態推定装置。
  14. 上記振動検出手段は、少なくともタイヤ周方向の振動とタイヤ径方向の振動とを検出することを特徴とする請求項13に記載の路面状態推定装置。
  15. 上記振動検出手段は、少なくともタイヤ軸方向の振動とタイヤ径方向の振動とを検出することを特徴とする請求項13に記載の路面状態推定装置。
  16. 上記振動検出手段を、タイヤトレッド部の空気室側に配設したことを特徴とする請求項13〜請求項15のいずれかに記載の路面状態推定装置。
  17. 上記路面状態を路面摩擦係数としたことを特徴とする請求項13〜請求項16のいずれかに記載の路面状態推定装置。
  18. 上記路面状態を路面摩擦係数の変化の度合としたことを特徴とする請求項13〜請求項16のいずれかに記載の路面状態推定装置。
  19. サスペンションからホイールを装着するハブ部との間の、少なくとも一つの非回転部位において、少なくとも二方向の振動を検出し、上記検出された振動データを周波数分析して上記各振動の特定周波数帯域における振動レベルを算出し、上記算出された各振動レベルを比較して走行中の路面状態を推定するようにしたことを特徴とする路面状態推定方法。
  20. 上記検出する少なくとも二方向の振動が車体前後方向の振動と上下方向の振動とを含むことを特徴とする請求項19に記載の路面状態推定方法。
  21. 上記検出する少なくとも二方向の振動が車体幅方向の振動と上下方向の振動とを含むことを特徴とする請求項19に記載の路面状態推定方法。
  22. サスペンションからホイールを装着するハブ部との間の、少なくとも一つの非回転部位に配設された、少なくとも二方向の振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段で検出された各方向振動データを周波数分析して上記各振動の特定周波数帯域における振動レベルを算出する手段と、上記算出された各振動レベルを比較する手段と、上記比較結果に基づいて走行中の路面状態を推定する路面状態推定手段とを備えたことを特徴とする路面状態推定装置。
  23. 上記振動検出手段は、少なくとも車体前後方向の振動と上下方向の振動とを検出することを特徴とする請求項22に記載の路面状態推定装置。
  24. 上記振動検出手段は、少なくとも車体幅方向の振動と上下方向の振動とを検出することを特徴とする請求項22に記載の路面状態推定装置。
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