JPH08298613A - 路面状態検出装置 - Google Patents

路面状態検出装置

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JPH08298613A
JPH08298613A JP7102367A JP10236795A JPH08298613A JP H08298613 A JPH08298613 A JP H08298613A JP 7102367 A JP7102367 A JP 7102367A JP 10236795 A JP10236795 A JP 10236795A JP H08298613 A JPH08298613 A JP H08298613A
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JP
Japan
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road surface
surface state
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signal
audio
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Application number
JP7102367A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kuno
徹也 久野
Junichi Yoshida
潤一 吉田
Hiroaki Sugiura
博明 杉浦
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 路面の状態を検出できる路面状態検出装置を
提供する。 【構成】 路面を走行する自動車において、自動車のタ
イヤと路面の摩擦に起因する走行音を集音し電気信号に
変換する集音手段と、帯域の異なる複数のバンドパスフ
ィルタから構成され、前記音声信号を異なる周波数帯域
毎に分離する音声処理手段と、前記音声処理手段の異な
る帯域ごとの出力信号に対応した音声信号を、異なる複
数の路面状態ごとにマップとして記憶している路面状態
記憶手段と、前記音声処理手段の出力信号と、前記路面
状態記憶手段に記憶されているマップとを比較し、路面
状態を判別する比較判別手段とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の走行路面の
状態を検出して、運転や制動動作に必要なデータ等を検
出することができる路面状態検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図31は特公平5−69011号公報に
示された従来の路面の状態を検出する装置の構成図であ
る。図において、100は撮像装置、101は画像処理
手段、102は路面状態記手段、103は比較判定手
段、104は路面の摩擦係数記憶手段、105は摩擦係
数選定手段である。
【0003】上記従来の路面の状態を検出する装置は、
検出器を路面と接触させずに、進行方向の路面状態を検
出しようとするものである。
【0004】次に、動作について説明する。まず、撮像
装置100によって、進行方向における路面状態を撮像
する。撮像装置100から得られた映像信号を、画像処
理手段101によって、R,G,B信号に分離する。路
面状態記憶手段102には、各種の路面状態が、R,
G,B信号からなる座標内に、区別可能なマップとして
記憶されており、画像処理手段102から得られたR,
G,B信号と比較することによって、路面の状態を選定
する。次に、選定された路面の状態毎に路面の摩擦係数
が記憶されている摩擦係数選定手段105から、選定し
た路面の摩擦係数を選定するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の路面状態検出装
置は、路面の色の情報で、路面の状態の検出を行うもの
であるが、通常路面は無彩色であり、路面の状態を色で
判別することは困難である。また、路面が濡れても若干
路面の色が濃くなるだけであり、特に、新しいアスファ
ルト路面に関しては路面が濡れてもほとんどその色に変
化がみられない。そのため、路面が濡れているか否かの
判別も従来の路面状態検出装置では困難であるという問
題点があった。
【0006】また、天候、時刻、照明灯などの環境条件
による色温度の変化や、撮像装置のホワイトバランス機
能に結果が左右されやすいという問題点があった。
【0007】さらに、夜間など撮影で撮像装置100か
ら得られた映像信号に色信号が小さいときは路面状態の
判別が困難であるという問題点があった。
【0008】本発明は前記の問題点を解消するためにな
されたもので、路面の色にかかわらず、簡単な回路構成
で路面が濡れ具合や、路面の摩擦係数などを、実時間で
検出できる路面状態検出装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
路面状態検出装置は、自動車のタイヤと路面の摩擦に起
因する走行音を集音し電気信号に変換する集音手段と、
前記集音手段により集音され、帯域の異なる複数のバン
ドパスフィルタから構成され、前記音声信号を異なる周
波数帯域毎に分離する音声処理手段と、前記音声処理手
段の異なる帯域ごとの音声信号を、異なる複数の路面状
態ごとにマップとして記憶している路面状態記憶手段
と、前記音声処理手段の出力信号と、前記路面状態記憶
手段に記憶されているマップとを比較し、路面状態を判
別する比較判別手段とを具備したものである。
【0010】本発明の請求項2に係る路面状態検出装置
は、自動車のタイヤと路面の摩擦に起因する走行音を集
音し電気信号に変換する集音手段と、帯域の異なる複数
のバンドパスフィルタから構成され、前記音声信号を異
なる周波数帯域毎に分離し、前記異なる周波数帯域毎に
分離された音声信号を一定時間毎に積分する音声処理手
段と、前記音声処理手段の異なる帯域ごとの出力信号に
対応した音声信号を、異なる複数の路面状態ごとにマッ
プとして記憶している路面状態記憶手段と、前記音声処
理手段の出力信号と、前記路面状態記憶手段に記憶され
ているマップとを比較し、路面状態を判別する比較判別
手段とを具備したものである。
【0011】本発明の請求項3に係る路面状態検出装置
は、自動車のタイヤと路面の摩擦に起因する走行音を集
音し電気信号に変換する集音手段と、前記音声信号をフ
ーリエ変換するフーリエ変換手段と、前記フーリエ変換
手段においてフーリエ変換された音声信号において、予
め定めた特定の異なる周波数の出力信号値を検出する音
声処理手段と、前記音声処理手段により検出された出力
信号値に対応した音声信号を、異なる複数の路面状態ご
とにマップとして記憶している路面状態記憶手段と、前
記音声処理手段の出力信号と、前記路面状態記憶手段に
記憶されているマップとを比較し、路面状態を判別する
比較判別手段とを具備したものである。
【0012】本発明の請求項4に係る路面状態検出装置
は、請求項1〜3のいずれかに記載の路面状態検出装置
において、音声の信号レベルを一定にするための自動利
得制御回路を備えたものである。
【0013】本発明の請求項5に係る路面状態検出装置
は、請求項1〜4のいずれかに記載の路面状態検出装置
において、土、アスファルト、コンクリートなど、路面
の種類を予め設けておき、運転者が、前記の路面の種類
を選択できる選択手段と、前記選択手段に設けられた異
なる複数の路面に対応して、前記音声処理手段の出力信
号を複数のマップとして記憶している路面状態記憶手段
とを備えたものである。
【0014】本発明の請求項6に係る路面状態検出装置
は、請求項〜5のいずれかに記載の路面状態検出装置に
おいて、前記路面状態記憶手段に記憶されている路面状
態に対応した摩擦係数を記憶した摩擦係数記憶手段を備
えたものである。
【0015】本発明の請求項7に係る路面状態検出装置
は、請求項1〜6のいずれかに記載の路面状態検出装置
において、集音手段の集音の指向性が高く、自動車のタ
イヤと路面の摩擦に起因する音のみを集音するように自
動車に前記集音手段を設置したものである。
【0016】本発明の請求項8に係る路面状態検出装置
は、請求項1〜7のいずれかに記載の路面状態検出装置
において、自動車のスピードに応じて音声信号を周波数
の偏位量に変える周波数偏位手段を備えたものである。
【0017】
【作用】本発明の請求項1に係る路面状態検出装置にお
いては、自動車のタイヤと路面の摩擦に起因する走行音
を集音し、集音された音声信号は音声処理手段によって
周波数帯域別に分けられた後、路面状態記憶手段に記憶
されている路面状態のマップと比較し、路面状態を判別
する。
【0018】本発明の請求項2に係る路面状態検出装置
おいては、自動車のタイヤと路面の摩擦に起因する走行
音を集音し、集音された音声信号は音声処理手段によっ
て周波数帯域別に分けられた後、一定時間毎に積分さ
れ、路面状態記憶手段に記憶されている路面状態のマッ
プと比較し、路面状態を判別する。
【0019】本発明の請求項3に係る路面状態検出装置
おいては、自動車のタイヤと路面の摩擦に起因する走行
音を集音し、集音された音声信号はフーリエ変換手段に
よってフーリエ変換され、前記路面状態記憶手段に記憶
されている路面状態のマップと比較し、路面状態を判別
する。
【0020】本発明の請求項4に係る路面状態検出装置
においては、請求項1〜3の路面状態検出装置におい
て、自動利得制御回路により、音声の信号レベルを一定
にする。
【0021】本発明の請求項5に係る路面状態検出装置
においては、請求項1〜4の路面状態検出装置におい
て、土、アスファルト、コンクリートなど、路面の種類
を予め設けておき、選択手段により、運転者が、前記の
路面の種類を選択し、それ連動して、前記音声処理手段
の出力信号と比較する前記路面状態記憶手段のテーブル
を切り替える。
【0022】本発明の請求項6に係る路面状態検出装置
においては、請求項1〜5の路面状態検出装置におい
て、前記路面状態記憶手段に記憶されている路面状態に
対応した摩擦係数を記憶した摩擦係数記憶手段から判別
した路面の状態に対応した摩擦係数を出力する。
【0023】本発明の請求項7に係る路面状態検出装置
においては、請求項1〜6のいずれかに記載の路面状態
検出装置において、集音手段の集音の指向性が高く、自
動車のタイヤと路面の摩擦に起因する音のみを集音す
る。
【0024】本発明の請求項8に係る路面状態検出装置
においては、請求項1〜7のいずれかに記載の路面状態
検出装置において、周波数偏位手段により、自動車のス
ピードに応じて音声信号の周波数を偏位する。
【0025】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1における路面状態検
出装置の回路構成を示す図である。図において、1は自
動車のタイヤと路面の摩擦に起因する走行音を集音し電
気信号に変換する集音手段、3は音声信号を周波数帯域
毎に分離する音声処理手段、4は比較判別手段、5は路
面状態記憶手段である。
【0026】前記のように構成された路面状態検出装置
について説明する。前記集音手段1は自動車のタイヤと
路面の摩擦に起因する走行音を集音し電気信号に変換す
る。音声処理手段3は、図2に示すように構成されてい
る。図2において、6、7、8は周波数帯域の異なるバ
ンドパスフィルタ(以後、BPFと称する)である。前
記のように構成された音声処理手段3は、音声信号を異
なった周波数帯域毎に分離する。BPF6の出力信号を
S1とし、出力信号値をs1とする。また、BPF7の
出力信号をS2とし、出力信号値をs2とする。また、
BPF8の出力信号をS3とし、出力信号値をs3とす
る。前記音声処理手段3はS1,S2,S3の値s1,
s2,s3を比較判別手段4に出力する。
【0027】路面状態記憶手段5は、前記S1,S2,
S3からなる3次元の座標上に、異なる路面の状態毎に
音声の情報を、区別可能なテーブルとして記憶してい
る。前記テーブルは予め自動車のタイヤと路面の摩擦に
起因する走行音を集音し、前記音声処理手段3から得ら
れるs1,s2,s3の値を測定することによって作成
している。例えばアスファルト路面を走行する際、路面
が濡れているときになす走行音と、路面が濡れていると
きになす走行音とでは周波数特性は明らかに異なるた
め、それぞれの路面状態におけるs1,s2,s3も異
なる。図3に路面が乾いているときのテーブルと路面が
濡れているときのテーブルを示す。比較判別手段4は前
記音声処理手段3から得られたs1,s2,s3を路面
状態記憶手段5に記憶されている3次元座標中どの路面
状態に対応するかを比較する。比較判別手段4は前記s
1,s2,s3の信号が、路面状態記憶手段5内に記憶
されている、ある路面状態、例えば“濡れた路面”に対
応しているとき、路面の状態は濡れていると判別する。
【0028】本発明は音により路面状態を判別するため
濡れた路面に自動車が入ってからの検出となるが、実時
間で処理が可能なため、非常に短い集音時間で判別が可
能である。そのため危険予知として十分対応できる。
【0029】また、図3に示したマップは、路面の状態
が“乾いた路面”と“濡れた路面”のときのテーブルの
みを設け、路面の状態を判別したが、マップは前記に限
らず、図4に示すように路面の濡れ具合に応じて複数の
路面状態、路面状態 Iから路面状態IVを設け、図5に示
すようにそれぞれの路面状態に対応したマップを形成す
ることによって複数の路面状態が検出できることはいう
までもない。
【0030】さらに、本実施例では判別する路面の状態
を“乾いた路面”と“濡れた路面”とで判別したが、路
面の状態は上記に限らず、図6に示すように、例えば
“スファルト”、“砂利”、“土”、“コンクリート”
など路面の種類を設け、路面状態記憶手段5に上記路面
時の音声情報をマップとして形成することにより路面の
状態が前記の路面の種類のいずれかであるかを判別する
ことが可能である。
【0031】さらにまた、本実施例では音声処理手段3
のBPFは異なる周波数帯域を持つ3つのBPFで構成
されているが、前記BPFの数は3つに限らず、複数の
BPFで構成され、それに合わせて路面状態記憶手段5
内のテーブルも複数の次元の座標を構成することによっ
て同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0032】実施例2.図7は本発明の実施例2におけ
る路面状態検出装置の回路構成を示す図である。図にお
いて、1、4、5は実施例1と同様であり、その説明を
省略する。9はディジタル信号に変換された音声信号を
周波数帯域毎に分離し、一定時間毎に周波数帯域毎に積
分する音声処理手段である。
【0033】前記のように構成された路面状態検出装置
について説明する。前記集音手段1は自動車のタイヤと
路面の摩擦に起因する走行音を集音し電気信号に変換す
る。図8は音声処理回路の構成図であり、図において、
10、11、12は周波数帯域の異なるBPFであり、
BPF10の通過帯域の中心周波数はf1であり、BP
F11の通過帯域の中心周波数はf2であり、BPF1
2の通過帯域の中心周波数はf3である。13、14、
15は前記BPF10,11,12の出力信号を一定時
間毎に積分する積分回路である。図9に前記集音手段1
によって集音された音声信号と前記BPF10,11,
12の周波数特性を示す。前記のように構成された音声
処理手段9は図9に示すように前記音声信号を異なった
周波数帯域毎に分離し、一定時間毎に前記BPFを介し
た音声信号を積分する。積分回路13の出力信号をP1
とし、出力信号値をp1とする。また、積分回路14の
出力信号をP2とし、出力信号値をp2とする。また、
積分回路15の出力信号をP3とし、出力信号値をp3
とする。前記音声処理手段9はP1,P2,P3の値p
1,p2,p3を比較判別手段4に出力する。
【0034】路面状態記憶手段5は、前記P1,P2,
P3からなる3次元の座標上に、異なる路面の状態毎に
音声の情報を、区別可能なテーブルとして記憶してい
る。前記テーブルは予め自動車のタイヤと路面の摩擦に
起因する走行音を集音し、前記音声処理手段9から得ら
れるp1,p2,p3の値を測定することによって作成
している。図10は本発明の実施例2における路面状態
記憶手段内のマップを示す図である。比較判別手段4は
前記音声処理手段9から得られたp1,p2,p3を路
面状態記憶手段5に記憶されている3次元座標中どの路
面状態に対応するかを比較する。比較判別手段4は前記
p1,p2,p3の信号が、路面状態記憶手段5内に記
憶されている、ある路面状態、例えば“濡れた路面”に
対応しているとき、路面の状態は濡れていると判別す
る。
【0035】また、図10に示したマップは路面の状態
が“乾いた路面”と“濡れた路面”のときのテーブルの
みを設け、路面の状態を判別したが、マップは前記に限
らず、実施例1で示した図4に示すように路面の濡れ具
合に応じて複数の路面状態、路面状態 Iから路面状態IV
を設け、図11に示すようにそれぞれの路面状態に対応
したマップを形成することによって複数の路面状態が検
出できることはいうまでもない。
【0036】さらに、本実施例では判別する路面の状態
を“乾いた路面”と“濡れた路面”とで判別したが、路
面の状態は上記に限らず、図12に示すように、例えば
“アスファルト”、“砂利”、“土”、“コンクリー
ト”など路面の種類を設け、路面状態記憶手段5に上記
路面時の音声情報をマップとして形成することにより、
路面の状態が前記の路面の種類のいずれかであるかを判
別することが可能である。
【0037】さらにまた、本実施例では音声処理手段9
のBPFは異なる周波数帯域を持つ3つのBPFで構成
されているが、前記BPFの数は3つに限らず、複数の
BPFで構成され、それに合わせて路面状態記憶手段5
内のテーブルも複数の次元の座標を構成することによっ
て同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0038】実施例3.図13は本発明の実施例3にお
ける路面状態検出装置の回路構成を示す図である。図に
おいて、1、4、5は実施例1と同様である。20はフ
ーリエ変換手段、21は音声処理手段である。
【0039】前記のように構成された路面状態検出装置
について、その動作を説明する。集音手段1は自動車の
タイヤと路面の摩擦に起因する走行音を集音し電気信号
に変換する。フーリエ変換手段20は前記音声信号をフ
ーリエ変換する。次に音声処理手段21は前記フーリエ
変換手段20によってフーリエ変換された音声信号の特
定の周波数成分を抜き出す。例えば、図14は音声信号
と、実施例3の音声処理手段によって選択する周波数と
を示す図である。図に示すようにフーリエ変換された音
声信号中、周波数f1,f2,f3の周波数成分H(f
1),H(f2),H(f3)を抜き出す。前記フーリ
エ変換手段20によりフーリエ変換された音声信号の周
波数f1の信号H(f1)をH1とし、信号値をh1と
する。また、周波数f2の信号H(f2)をH2とし、
信号値をh2とする。また、周波数f3の信号H(f
3)をH3とし、信号値をh3とする。音声処理手段2
1は前記周波数成分の値h1,h2,h3を比較判別手
段4へ出力する。
【0040】図15は本発明の実施例3における路面状
態手段内のマップを示す図であり、図に示すように、前
記H1,H2,H3からなる3次元の座標上に、異なる
路面の状態毎に音声の情報を、区別可能なテーブルとし
て記憶している。前記テーブルは予め自動車のタイヤと
路面の摩擦に起因する走行音を集音し、前記音声処理手
段21から得られるh1,h2,h3の値を測定するこ
とによって作成している。例えばアスファルト路面を走
行する際、路面が濡れているときになす走行音と、路面
が濡れているときになす走行音とでは周波数特性は明ら
かに異なるため、それぞれの路面状態におけるh1,h
2,h3も異なる。図15に路面が乾いているときのテ
ーブルと路面が濡れているときのテーブルを示す。比較
判別手段4は前記音声処理手段21から得られたh1,
h2,h3を路面状態記憶手段5に記憶されている3次
元座標中どの路面状態に対応するかを比較する。比較判
別手段4は前記h1,h2,h3の信号が、路面状態記
憶手段5内に記憶されている、ある路面状態、例えば
“濡れた路面”に対応しているとき、路面の状態は濡れ
ていると判別する。
【0041】また、図15に示したマップは路面の状態
が“乾いた路面”と“濡れた路面”のときのテーブルの
みを設け、路面の状態を判別したが、マップは前記に限
らず、図4に示すように路面の濡れ具合に応じて複数の
路面状態、路面状態 Iから路面状態IVを設け、図16に
示すようにそれぞれの路面状態に対応したマップを形成
することによって複数の路面状態が検出できることはい
うまでもない。
【0042】さらに、本実施例では判別する路面の状態
を“乾いた路面”と“濡れた路面”とで判別したが、路
面の状態は上記に限らず、実施例1と同様に、例えば
“アスファルト”、“砂利”、“土”、“コンクリー
ト”など路面の種類を設け、路面状態記憶手段5に上記
路面時の音声情報をマップとして形成することにより路
面の状態が前記の路面の種類のいずれかであるかを判別
することが可能である。
【0043】さらにまた、本実施例では音声処理手段2
1はフーリエ変換された音声信号中から異なる3つの周
波数の値を検出したが、3つに限らず、複数の周波数の
値を検出し、それに合わせて路面状態記憶手段5内のテ
ーブルも複数の次元の座標を構成することによって同様
の効果が得られることは言うまでもない。
【0044】実施例4.図17は本発明の実施例4にお
ける路面状態検出装置の回路構成を示す図である。図に
おいて、25は自動利得制御回路である。
【0045】実施例1における路面状態検出装置におい
て、自動利得制御回路25は集音された音声信号レベル
が一定になるように利得調整をする。そのため、音声の
強度の変化によって路面の判別結果が変わることなく、
路面の状態による音声信号の周波数分布を検出すること
ができる。
【0046】さらに、図18に示すように、実施例3で
示した図13の回路構成に、前記自動利得制御回路25
を具備することで、同様に音声の強度の変化によって路
面の判別結果が変わることなく、路面の状態による音声
信号の周波数分布を検出することができる。
【0047】実施例5.図19は本発明の実施例5にお
ける路面状態検出装置の回路構成を示す図である。図に
おいて、30は選択手段である。1、3、4、5は実施
例1と同様であり、その説明を省略する。
【0048】前記のように構成された路面状態検出装置
について、その動作を説明する。音声処理手段3によっ
て音声処理するまでは実施例1と同様のためその説明を
省略する。選択手段3には、“アスファルト”、
“土”、“コンクリート”、“砂利”など予め路面の材
質に関する路面の種類が設けられており、前記路面の種
類のいずれかを選択することによって、前記路面の種類
が比較判別手段4に入力される。
【0049】路面状態記憶手段5は、実施例1と同様
に、前記S1,S2,S3からなる3次元の座標上に、
異なる路面の状態毎に音声の情報を、区別可能なマップ
として記憶している。実施例1と異なる点は、本発明に
おける路面状態記憶手段5は前記選択手段に設けられた
種類の異なる複数の路面に対応した、路面状態ごとのテ
ーブルを設けている。テーブルは前記選択手段30に4
種類の路面が予め選択できるように設けられていると、
図20に示すように4種の路面に応じてSa,Sb,S
c,Sdのテーブルが設けられている。Saはアスファ
ルト路面のマップであり、Sbはコンクリート路面のマ
ップであり、Scは土路面のマップであり、Sdは砂利
路面のマップである。Sa,Sb,Sc,Sd内のテー
ブルはそれぞれ4種の路面において、予め自動車のタイ
ヤと路面の摩擦に起因する走行音を集音し、前記音声処
理手段3から得られるs1,s2,s3の値を測定する
ことによって作成している。例えば、アスファルト路面
を走行するときは選択手段30においてアスファルトを
選択することにより比較判別手段4は図20に示すSa
内に設けられたテーブルと音声処理手段3から得られた
s1,s2,s3の値とを比較することによって路面が
濡れているか否かを判別する。
【0050】路面の種類がコンクリートや土など、他の
場合においてもアスファルトと同様に路面状態記憶手段
5内に記憶されているSb,Sc,Sdのテーブルを用
いて路面が濡れているか否かを判別する。
【0051】前記のように選択手段30を設け、選択手
段30に設けられた路面の状態に応じたマップを路面状
態記憶手段5に形成することによって路面の種類に関わ
らず正確に路面が濡れているか否かを検出することがで
きる。
【0052】また、本実施例において路面状態記憶手段
5には路面の種類“アスファルト”、“コンクリー
ト”、“土”、“砂利”を設けたが、路面の種類は前記
に限らず、他の路面の種類を選択手段に設け、それに応
じた音声情報s1,s2,s3の値をマップとして路面
状態記憶手段5に形成することで、いかなる路面の種類
の路面状態を検出することができる。
【0053】さらに、図19の回路構成は実施例1に選
択手段30を設けることによって実現したが、他の回路
構成において実現することも可能である。図21は本発
明の実施例5における路面状態検出装置の他の回路構成
を示す図である。図において、30は選択手段である。
図21は図13の回路構成に前記選択手段30を設けて
おり、路面状態記憶手段5には図22に示すように“ア
スファルト”、“コンクリート”、“土”、“砂利”の
4種の路面に応じてHa,Hb,Hc,Hdのテーブル
が設けられており、音声処理回路3から出力された音声
信号h1,h2,h3と、選択手段30から入力された
路面の種類によって比較処理手段4が選択した前記テー
ブルHa,Hb,Hc,Hdのいずれかのテーブル内の
音声情報とを比較することによって路面が濡れているか
否かを判別することができる。
【0054】さらにまた、前記図22には“アスファル
ト”、“コンクリート”、“土”、“砂利”の4種の路
面に応じたマップを示したが、路面の種類は前記に限ら
ず、他の路面の種類を選択手段に設け、それに応じた音
声情報h1,h2,h3の値をマップとして路面状態記
憶手段5に形成することで、いかなる路面の種類の路面
状態を検出することができる。
【0055】実施例6.図23は本発明の実施例6にお
ける路面状態検出装置の回路構成を示す図である。図に
おいて、1、3、4、5、9は実施例1、2で示した図
1、7と同様であり、その説明を省略する。35は摩擦
係数記憶手段である。
【0056】前記のように構成された路面状態検出装置
について、その動作を説明する。比較判別手段4によっ
て、路面が濡れているか否かを判別するまでは実施例1
と同様のためその説明を省略する。摩擦係数記憶手段3
5には前記路面状態記憶手段5に設けた路面状態に対応
する路面とタイヤとの間の摩擦係数が記憶されており、
前記比較判別手段4によって判別された路面の状態に応
じた摩擦係数を選定し、出力する。例えば、路面状態記
憶手段5に路面の状態“路面が乾いている”、“路面が
濡れている”が設けられているとき、摩擦係数記憶手段
11は路面が乾いているときの代表的な摩擦係数μ1
と、路面が濡れているときの代表的な摩擦係数μ2を予
め設ける。前記比較判別手段6により路面が濡れている
と判別されたとき前記摩擦係数記憶手段11は摩擦係数
μ1を出力し、路面が乾いていると判別されたときは摩
擦係数μ2を出力する。
【0057】図23に示した路面状態検出装置は図1に
示した実施例1および実施例2の回路構成に摩擦係数記
憶手段35を具備することにより実現したが、同様に図
24、25、26に示すように、実施例3および実施例
4で示した図13、17、18の回路構成に摩擦係数記
憶手段35を具備することによっても実現できることは
言うまでもない。
【0058】実施例7.図27は本発明の実施例7にお
ける集音手段と自動車との設置関係を示す図である。図
において、1は実施例1から実施例6における集音手段
である。40は路面を走行する自動車、41は路面であ
る。
【0059】前記集音手段1は集音の指向性が強く、実
施例1から実施例6においてに示したように設置すれ
ば、車のタイヤと路面との間から発生する音声のみを集
音し、すれ違いの車など他の外音に路面状態の判別結果
が影響されにくい。
【0060】実施例8.図28は本発明の実施例8にお
ける路面状態検出装置を示す図である。図において、4
5は音声信号の周波数を偏位する周波数偏位手段であ
る。1、3、4、5、9は実施例1、2で示した図1、
図7と同様であり、その説明を省略する。
【0061】上記のように構成された路面状態検出装置
について説明する。1から5までは実施例1と同様のた
めその説明を省略する。自動車のタイヤと路面に起因す
る音声信号は路面の状態に変化がなくても、車速が上が
るにつれて音声信号の周波数も高くなる。図29は本発
明の実施例8における周波数偏位手段による周波数偏位
を示す図であり、車速v0のときの音声信号と車速v1
のときの音声信号を示している。図において、f(v
0)とf(v1)はそれぞれの音声信号の中心周波数で
ある。周波数偏位手段45は、図29に示すように車速
v1のとき中心周波数f(v1)がf(v0)に等しく
なるように周波数偏位を行う。周波数偏位手段45は車
速の情報を入力し、車速が大きくなるにつれてその偏位
量も大きくなるように偏位量を変え、常に車速v0のと
きに発生する音声信号の中心周波数と等しくなるように
周波数偏位を行う。周波数偏位手段45が車速に応じて
音声信号の周波数を偏位することにより、車速に対して
音声周波数を正規化することが可能となる。周波数偏位
された音声信号は音声処理回路3によって実施例1と同
様に周波数帯域毎に音声処理され、路面状態記憶手段5
内に設けられているマップと比較することにより、路面
の状態の検出を行う。
【0062】上記のように周波数偏位手段45を設ける
ことにより、車速に関わらず正確に路面の状態を検出す
ることが可能となる。
【0063】また、本実施例では実施例1、2の回路構
成に周波数偏位手段45を具備することにより実現した
が、図30に示すように、実施例3で示した図13の回
路構成に前記周波数偏位手段45を具備することにより
車速に関わらず路面の状態を正確に検出できる路面状態
検出装置を実現できることは言うまでもない。
【0064】さらに、図17、18、19、21、2
3、24、25、26に示す回路構成についても前記周
波数偏位手段45を具備することにより車速に関わらず
路面の状態を正確に検出できる路面状態検出装置を実現
できることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
路面状態検出装置によれば、暗闇などでも、簡単な回路
構成かつ実時間で、路面が濡れているか、否かを判別す
ることができる。
【0066】また、本発明の請求項2記載の路面状態検
出装置によれば、ノイズなどの外乱によって検出結果が
頻繁に変化するようなことなく、路面が濡れているか、
否かを判別することができる。
【0067】また、本発明の請求項3記載の路面状態検
出装置によれば、より精度の良い装置を得ることができ
る。
【0068】また、本発明の請求項4記載の路面状態検
出装置によれば、集音された音声が非常に小さくても大
きくても安定した判別結果を得ることができる。
【0069】また、本発明の請求項5記載の路面状態検
出装置によれば、路面の種類が異なったときでも路面が
濡れているか否かを判別することができる。
【0070】また、本発明の請求項6記載の路面状態検
出装置によれば、路面の摩擦係数を検出することができ
る。
【0071】また、本発明の請求項7記載の路面状態検
出装置によれば、すれ違いの車が発生する音声などの外
音に影響されることなく、自分の走行している路面の状
態を検出することできる。
【0072】また、本発明の請求項8記載の路面状態検
出装置によれば、走行する車の速度に応じて走行音が変
化しても、正確に、自分の走行している路面の状態を検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における路面状態検出装置
の回路構成を示す図である。
【図2】 音声処理回路の構成図である。
【図3】 本発明の実施例1における路面状態記憶手段
内のマップを示す図である。
【図4】 路面状態と路面の濡れ具合の関係を示す図で
ある。
【図5】 本発明の実施例1における路面状態記憶手段
内のマップの他の例を示す図である。
【図6】 本発明の実施例1における路面状態記憶手段
内のマップの他の例を示す図である。
【図7】 本発明の実施例2における路面状態検出装置
の回路構成を示す図である。
【図8】 音声処理回路の構成図である。
【図9】 音声信号とBPFの周波数特性とを示す図で
ある。
【図10】 本発明の実施例2における路面状態記憶手
段内のマップを示す図である。
【図11】 本発明の実施例2における路面状態記憶手
段内のマップの他の例を示す図である。
【図12】 本発明の実施例2における路面状態記憶手
段内のマップの他の例を示す図である。
【図13】 本発明の実施例3における路面状態検出装
置の回路構成を示す図である。
【図14】 音声信号と、実施例3の音声処理手段によ
って選択する周波数とを示す図である。
【図15】 本発明の実施例3における路面状態記憶手
段内のマップを示す図である。
【図16】 本発明の実施例3における路面状態記憶手
段内のマップの他の例を示す図である。
【図17】 本発明の実施例4における路面状態検出装
置の回路構成を示す図である。
【図18】 本発明の実施例4における路面状態検出装
置の他の回路構成を示す図である。
【図19】 本発明の実施例5における路面状態検出装
置の回路構成を示す図である。
【図20】 本発明の実施例5における路面状態記憶手
段内のマップを示す図である。
【図21】 本発明の実施例5における路面状態検出装
置の他の回路構成を示す図である。
【図22】 本発明の実施例5における路面状態記憶手
段内の他のマップを示す図である。
【図23】 本発明の実施例6における路面状態検出装
置の回路構成を示す図である。
【図24】 本発明の実施例6における路面状態検出装
置の他の回路構成を示す図である。
【図25】 本発明の実施例6における路面状態検出装
置の他の回路構成を示す図である。
【図26】 本発明の実施例6における路面状態検出装
置の他の回路構成を示す図である。
【図27】 本発明の実施例7における集音手段と自動
車との設置関係図を示す図である。
【図28】 本発明の実施例8における路面状態検出装
置の回路構成を示す図である。
【図29】 本発明の実施例8における周波数偏位手段
による周波数偏位を示す図である。
【図30】 本発明の実施例8における路面状態検出装
置の他の回路構成を示す図である。
【図31】 従来の路面状態を検出する装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
1 集音手段、3,9,21 音声処理手段、4 比較
判別手段、5 路面状態記憶手段、6〜8,10〜12
BPF、13〜15積分回路、20 フーリエ変換手
段、25 自動利得制御回路、30 選択手段、35
摩擦係数記憶手段、40 自動車、41 路面、45
周波数偏位手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面を走行する自動車において、自動車
    のタイヤと路面の摩擦に起因する走行音を集音し電気信
    号に変換する集音手段と、前記音声信号を異なる周波数
    帯域毎に分離する音声処理手段と、前記音声処理手段の
    異なる帯域ごとの音声信号に対応して、異なる複数の路
    面状態ごとの音声信号をマップとして記憶している路面
    状態記憶手段と、前記音声処理手段の出力信号と、前記
    路面状態記憶手段に記憶されているマップとを比較し、
    路面状態を判別する比較判別手段とを具備したことを特
    徴とする路面状態検出装置。
  2. 【請求項2】 路面を走行する自動車において、自動車
    のタイヤと路面の摩擦に起因する走行音を集音し電気信
    号に変換する集音手段と、帯域の異なる複数のバンドパ
    スフィルタから構成され、前記音声信号を異なる周波数
    帯域毎に分離し、前記異なる周波数帯域毎に分離された
    音声信号を一定時間毎に積分する音声処理手段と、前記
    音声処理手段の異なる帯域ごとの出力信号に対応した音
    声信号を、異なる複数の路面状態ごとにマップとして記
    憶している路面状態記憶手段と、前記音声処理手段の出
    力信号と、前記路面状態記憶手段に記憶されているマッ
    プとを比較し、路面状態を判別する比較判別手段とを具
    備したことを特徴とする路面状態検出装置。
  3. 【請求項3】 路面を走行する自動車において、自動車
    のタイヤと路面の摩擦に起因する走行音を集音し電気信
    号に変換する集音手段と、前記音声信号をフーリエ変換
    するフーリエ変換手段と、前記フーリエ変換手段におい
    てフーリエ変換された音声信号において、予め定めた特
    定の異なる周波数の出力信号値を検出する音声処理手段
    と、前記音声処理手段により検出された出力信号値に対
    応した音声信号を、異なる複数の路面状態ごとにマップ
    として記憶している路面状態記憶手段と、前記音声処理
    手段の出力信号と、前記路面状態記憶手段に記憶されて
    いるマップとを比較し、路面状態を判別する比較判別手
    段とを具備したことを特徴とする路面状態検出装置。
  4. 【請求項4】 音声の信号レベルを一定にするための自
    動利得制御回路を備えたことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の路面状態検出装置。
  5. 【請求項5】 土、アスファルト、コンクリートなど、
    路面の種類を予め設けておき、運転者が、前記の路面の
    種類を選択できる選択手段と、前記選択手段に設けられ
    た異なる複数の路面に対応して、前記音声処理手段の出
    力信号を複数のマップとして記憶している路面状態記憶
    手段とを具備し、前記選択手段に連動して、前記音声処
    理手段の出力信号と比較する前記路面状態記憶手段のテ
    ーブルを切り替えることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の路面状態検出装置。
  6. 【請求項6】 前記路面状態記憶手段に記憶されている
    路面状態に対応した摩擦係数を記憶した摩擦係数記憶手
    段を具備し、前記比較判別手段によって判別された路面
    の状態に対応した摩擦係数を選定することを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の路面状態検出装置。
  7. 【請求項7】 集音手段の集音の指向性が高く、自動車
    のタイヤと路面の摩擦に起因する音のみを集音するよう
    に自動車に前記集音手段を設置することを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかに記載の路面状態検出装置。
  8. 【請求項8】 自動車のスピードに応じて音声信号を周
    波数の偏位量に変える周波数偏位手段を具備し、音声処
    理手段による音声処理を行う前に、自動車のスピードが
    高くなるにつれ、音声信号の周波数を低くするように音
    声信号の周波数偏位を行い、常に音声周波数の中心周波
    数を一定とするように周波数偏位を行うことを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれかに記載の路面状態検出手段。
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