JP2005056827A - コイン型全固体電池 - Google Patents

コイン型全固体電池

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Abstract

【課題】コイン型全固体電池の内部抵抗を低減し、活物質利用率を向上させ、かつ放電特性の変動を低減する。
【解決手段】第1電極、第2電極およびこれらの間に介在する固体電解質23からなる発電要素、第1電極と対面し、第1電極端子を兼ねる金属製ケース25、第2電極と対面し、第2電極端子を兼ねる金属製封口板26、金属製ケースと金属製封口板とを絶縁するガスケット27、ならびに第1電極と金属製ケースとの間に介在するとともに第1電極と一体化された第1導電層24aおよび第2電極と金属製封口板との間に介在するとともに第2電極と一体化された第2導電層24bよりなる群から選択される少なくとも一つを備え、導電層が、多孔質金属からなり、多孔質金属は、金属粉の成形体からなることを特徴とするコイン型全固体電池。
【選択図】図2

Description

本発明は、コイン型全固体電池の構造に関し、特に集電構造に関する。
コイン型電池は、携帯機器の主電源やバックアップ電池として多方面で使用されている。コイン型電池には、アルカリボタン電池、リチウム一次電池、リチウムイオン二次電池などがあるが、特に非水溶媒を用いたリチウムイオン二次電池は、作動電圧が高く、エネルギー密度の大きい電源として期待されている。
アルカリボタン電池の場合、正極にはMnO2を主体とする合剤、負極にはZnを主体とする合剤、電解液にはKOH水溶液を主体とするものが用いられている。また、リチウム一次電池の場合、正極にフッ化黒鉛、負極に金属Li、電解液に炭酸エステルやエーテル系の有機溶媒にLi塩を溶解したものが用いられている。また、リチウムイオン二次電池の場合には、正極としてMnO2、Nb25、LiCoO2などを主体とする合剤、負極としてLi4/3Ti5/34やカーボン、電解液にはリチウム一次電池と同様のものが用いられている。
図1に、従来の一般的なコイン型電池の断面図を示す。
コイン型電池は、同じくコイン型の正極11、コイン型の負極12およびこれらの間に介在するセパレータ13からなる発電要素を有する。発電要素は、金属製ケース15に収納されており、ケース15の開口部は金属製封口板16により封口されている。封口板16の周囲にはガスケット17が配されており、ガスケット17にケースの開口端がかしめられることにより、ケース内は密閉される。
コイン型電池は、正極と負極との対向面積が限られている上、薄型形状を有するため、正極および負極からの集電構造は限られてくる。通常、ケースや封口板の内面に、カーボンを主体とするペーストを塗布し、電極とケースや封口板との接触面積を増やすことで集電を確保している(特許文献1)。なお、負極に金属Liを用いる場合には、図1に示すように、直接、金属Liが封口板に圧着され、正極側のみカーボンを主体とするペースト14が用いられる。
しかし、このような方式では、充放電開始直後やケース内に収納される発電要素の厚みが一定の場合には充分な機能を発揮するものの、充放電が進行して発電要素の体積が変化(通常は膨張)したり、発電要素の厚みにバラツキが生じたりすると、電極とカーボンを主体とするペーストとの接触が不安定になるという問題がある。
市販されているコイン型の一次および二次電池には、液状の電解液が用いられているため、時として漏液が問題となる。電解液は、いずれも腐食性が高く、人体に悪影響を及ぼす物質が多いことから、漏液を完全に防止することが必須となる。そこで、電解液の代わりに固体電解質を用いた全固体電池が提案されている(特許文献2)。この提案では、集電体と電極との接点を可動とすることにより、充放電の進行に伴う内部抵抗の増加を低減することが提案されている。また、集電体としては、メッシュ、エキスパンドメタル、発泡メタル、ワイヤー、パンチングメタル、ファイバーなどが推奨されている。
特許文献2の集電構造によれば、充放電が進行して発電要素の体積が変化(通常は膨張)したり、発電要素の厚みにバラツキが生じた場合でも、充放電直後と同じように電極とケースや封口板との接触を保持することが可能である。しかし、電極とメッシュやエキスパンドメタルとの接触面積が限られていることから、電池特性、特に高率充放電や活物質利用率は改善されない。また、これらの集電体と電極との強固な接合は、電極が粉体の成形体である場合には困難であり、電池の寿命特性が不十分になることがある。
特許文献2では、集電体として電子導電性ゴムを用いることも提案されている。しかし、電子導電性ゴムの弾性により充放電に伴う体積変動を緩和するためには、電子導電性ゴムの厚みをある程度厚くする必要がある。このため電池体積に占める電極の占有体積が減少して、電池容量が低下するという問題がある。
特開平5−21075号公報 特開平10−247516号公報
本発明は、漏液の虞のないコイン型全固体電池の内部抵抗を、従来よりも低減すること、コイン型全固体電池の高率充放電特性や活物質利用率を向上させること、高率充放電特性や活物質利用率の変動を低減すること、コイン型全固体電池の寿命特性を向上させること、のいずれか一つ以上を達成することを目的とする。
本発明は、(a)第1電極、第2電極およびこれらの間に介在する固体電解質からなる発電要素、(b)第1電極と対面し、第1電極端子を兼ねる金属製ケース、(c)第2電極と対面し、第2電極端子を兼ねる金属製封口板、(d)金属製ケースと金属製封口板とを絶縁するガスケット、ならびに(e−1)第1電極と金属製ケースとの間に介在するとともに第1電極と一体化された第1導電層および(e−2)第2電極と金属製封口板との間に介在するとともに第2電極と一体化された第2導電層よりなる群から選択される少なくとも一つを備え、導電層が、多孔質金属からなり、多孔質金属は、金属粉の成形体からなることを特徴とするコイン型全固体電池に関する。
すなわち、本発明は、(a)正極、負極およびこれらの間に介在する固体電解質からなる発電要素、(b)正極と対面し、正極端子を兼ねる金属製ケースおよび金属製封口板のいずれか一方、(c)負極と対面し、負極端子を兼ねる金属製ケースおよび金属製封口板の他方、(d)金属製ケースと金属製封口板とを絶縁するガスケット、ならびに(e−1)正極と、金属製ケースおよび金属製封口板のいずれか一方との間に介在し、正極と一体化された導電層Aを備え、導電層Aが、多孔質金属からなり、多孔質金属は、金属粉の成形体からなることを特徴とするコイン型全固体電池に関する。
本発明は、また、(a)正極、負極およびこれらの間に介在する固体電解質からなる発電要素、(b)正極と対面し、正極端子を兼ねる金属製ケースおよび金属製封口板のいずれか一方、(c)負極と対面し、負極端子を兼ねる金属製ケースおよび金属製封口板の他方、(d)金属製ケースと金属製封口板とを絶縁するガスケット、ならびに(e−2)負極と、金属製ケースおよび金属製封口板の他方との間に介在し、負極と一体化された導電層Bを備え、導電層Bが、多孔質金属からなり、多孔質金属は、金属粉の成形体からなることを特徴とするコイン型全固体電池に関する。
本発明は、また、(a)正極、負極およびこれらの間に介在する固体電解質からなる発電要素、(b)正極と対面し、正極端子を兼ねる金属製ケースおよび金属製封口板のいずれか一方、(c)負極と対面し、負極端子を兼ねる金属製ケースおよび金属製封口板の他方、(d)金属製ケースと金属製封口板とを絶縁するガスケット、(e−1)正極と、金属製ケースおよび金属製封口板のいずれか一方との間に介在し、正極と一体化された導電層A、ならびに(e−2)負極と、金属製ケースおよび金属製封口板の他方との間に介在し、負極と一体化された導電層Bを備え、導電層Aおよび導電層Bが、それぞれ多孔質金属からなり、多孔質金属は、金属粉の成形体からなることを特徴とするコイン型全固体電池に関する。
前記金属粉は、フィラメント状であることが好ましい。すなわち金属粉は、フィラメント状に連結した一次粒子からなることが望ましい。
前記金属粉は、アルミニウム、チタン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、モリブデン、銀およびこれらのうちの少なくとも1つを主成分とする合金よりなる群から選ばれる少なくとも1種からなることが好ましい。
前記金属粉は、特にニッケルからなることが好ましい。
導電層と一体化された電極の導電層側の面の95%以上は、導電層により被覆されていることが好ましい。
導電層と一体化された電極の導電層側の面は、完全に導電層により被覆されていることがさらに好ましい。
金属粉の成形体からなる多孔質金属は、電極と強固に接合可能であることに加え、厚さ方向において充分な導電性を有するため、導電層とケースや封口板との接触が点接触であっても内部抵抗を充分に低減することができる。また、電極と導電層との対向面のほぼ全面において両者を接合することができるため、活物質利用率を高い値で安定化させることができる。すなわち、電極の導電層側の面の95%以上が、導電層により被覆されていることが好ましく、電極の導電層側の面が、完全に導電層により被覆されていることが最も好ましい。
従って、本発明の一実施形態によれば、漏液の虞のないコイン型全固体電池の内部抵抗を、従来よりも低減することができる。また、本発明の一実施形態によれば、コイン型全固体電池の高率充放電特性や活物質利用率を向上させることができる。また、本発明の一実施形態によれば、高率充放電特性や活物質利用率の変動を低減することができる。また、本発明の一実施形態によれば、コイン型全固体電池の寿命特性を向上させることができる。また、本発明の一実施形態によれば、集電体として電子導電性ゴムを用いる場合のように、電池容量が低下することを防ぐことができる。
以下、図2を参照しながら説明する。
本発明の全固体電池の発電要素は、正極、負極およびこれらの間に介在する固体電解質からなる。本発明は、アルカリボタン電池、リチウム一次電池、リチウムイオン二次電池などのいずれのコイン型電池にも適用することができる。従って、正極、負極および固体電解質の組成、厚さ、調製方法等は、電池の種類に応じて、従来のものに従えばよい。
例えば、正極および負極は、所定の活物質からなり、必要に応じて導電材等を加えることもできる。また、正極、固体電解質および負極には、必要に応じてシリコーン樹脂、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブチルゴムなどのバインダー、クエン酸塩などの離型剤等を添加してもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る全固体電池の縦断面図である。
正極21は、正極端子を兼ねる金属製ケース25と対面し、負極22は、負極端子を兼ねる金属製封口板26と対面している。正極21と負極22との間には、セパレータを兼ねる固体電解質23が介在している。ケース25と封口板26とは、ガスケット27により絶縁されている。正極21と、ケース25との間には、正極21と一体化された導電層A24aが介在しており、負極22と、封口板26との間には、負極22と一体化された導電層B24bが介在している。
ここで、導電層Aおよび導電層Bは、それぞれ金属粉の成形体からなる多孔質金属から構成されている。導電層Aおよび導電層Bは、それぞれ正極21および負極22の固体電解質23と接触しない側の面に圧着することができる。各導電層には、必要に応じてバインダー、離型剤等を添加してもよい。
各導電層を構成する多孔質金属の空隙率P(%)は、0<P≦30であることが好ましい。空隙率が大きすぎると、電極との接合が脆弱になる可能性がある。なお、電極との接合部位に電極に食い込んだり埋設され得るバリ、ヒゲ、突起などがあれば、空隙率が小さくても特に問題はない。例えば、多孔質金属が電極とともに圧縮成形される場合には、多孔質金属の一部においては、空隙がほとんどなくなることがある。
金属粉としては、例えば、平均粒径0.1〜150μmの粒子状の金属粉(球形、ほぼ球状、鶏卵状、不定形もしくは塊状を呈しているもの)を用いることができる。金属粉は、フィラメント状に連結している一次粒子からなることが好ましい。フィラメント状の金属粉は、正極や負極と強固に接合でき、かつ成形性に優れるからである。その場合、フィラメント状の金属粉のアスペクト比は、平均5〜1000であることが好ましく、平均繊維径は0.1〜150μmであることが好ましい。ただし、上記のような空隙率が得られるものであれば、特に限定はされない。
なお、フィラメント状の金属粉の一次粒子は、3次元鎖状のネットワークを形成するように連結していることが望ましい。一次粒子の平均粒径は、0.5〜3μmであることが特に好ましい。
金属粉の原料は、アルミニウム、チタン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、モリブデン、銀およびこれらのうちの少なくとも1つを主成分(50重量%以上)とする合金よりなる群から選ばれる少なくとも1種からなることが好ましい。また、金属粉は、成形時に過度の延性を示さず、安価であり、酸化皮膜が薄く安定であり、環境負荷の小さいものであることが好ましい。
このことを考慮すると、金属粉としては、特にニッケル粉、例えばカルボニルニッケルなどが好適である。カルボニルニッケルには、平均粒径が0.5〜3μmの一次粒子が3次元のフィラメント状に連なった構造を有するものがあり、容易に入手可能だからである。例えばINCO社が販売するType255などを用いることができる。
金属粉の成形体からなる多孔質金属からなる導電層は、正極側と負極側で同じものを用いることも可能であるし、異なるものを用いることも可能である。ただし、負極側に負極活物質よりも貴な電位でリチウムと金属間化合物を生成するものを選択することは避ける方がよい。全固体電池には、電解液が存在しないため、正極活物質により酸化される可能性のある金属でも、絶縁性の酸化被膜の生成が進行しないかぎり、正極側の導電層として使用することができる。
金属粉の成形体からなる多孔質金属からなる導電層は、電極の固体電解質と接しない側の面を、ほぼ全面(例えば90%以上もしくは95%以上)にわたって被覆していることが好ましい。なお、導電層の厚さは、1〜200μmであることが好ましい。導電層が厚すぎると、電池が低容量となる場合があり、薄すぎると均一な導電層の形成が困難となる傾向がある。
以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
正極活物質にはLiCoO2、固体電解質にはLi3PO4−63Li2S-36SiS2で表されるリチウムイオン導電性ガラス状固体電解質、負極活物質にはLi4/3Ti5/34を用いた。これらの粉体は予め、メノウ乳鉢を用いて粉砕した。
(イ)正極合材
LiCoO2と、固体電解質と、導電材であるケッチェンブラックと、結着材であるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)とを、重量比50/48/1/1となるようにメノウ乳鉢を用いて混合して、正極合材を調製した。
(ロ)負極合材
負極合材も同様に、Li4/3Ti5/34と、固体電解質と、ケッチェンブラックと、PTFEとを、重量比50/48/1/1となるようにメノウ乳鉢を用いて混合して調製した。
(ハ)発電要素
発電要素は、直径6.8mmの円柱状のキャビティを有する中空の金型本体、前記キャビティの下部に嵌合する凸部を有する下型、および前記キャビティの上部に嵌合する凸部を有する上型を用いて、以下の手順で成形した。各凸部の頭頂部は平坦になっている。上型の凸部と下型の凸部の合計高さは、金型本体の円柱状キャビティの高さよりも大きくなっている。
〔a〕下型の凸部にキャビティの下部を嵌合させた状態で、キャビティ内に固体電解質10mgを投入し、次いで、キャビティ内に上型の凸部を嵌合させて、固体電解質を圧縮した。
〔b〕上型を引き抜いてから、キャビティ内に負極合材を55mg投入し、次いで、キャビティ内に上型の凸部を嵌合させて、負極合材を圧縮した。
〔c〕再度、上型を引き抜いてから、キャビティ内にフィラメント状のニッケル粉(INCO社製のType255:一次粒子径2.2〜2.8μm、比表面積0.7m2/g、見かけ密度0.5〜0.65g/cm3)を5mg投入し、次いで、キャビティ内に上型の凸部を嵌合させて、ニッケル粉を圧縮した。
〔d〕キャビティに上型を挿入したままの状態で、金型本体の上下を反転させ、下型を引き抜いてから、キャビティ内に正極合材を53mg投入し、キャビティ内に下型の凸部を嵌合させて、正極合材を圧縮した。
〔e〕下型を引き抜いてから、キャビティ内にフィラメント状のニッケル粉(INCO社製のType255)を5mg投入し、次いで、キャビティ内に下型の凸部を嵌合させて、ニッケル粉を圧縮した。
〔f〕キャビティに下型を挿入したままの状態で、金型本体の上下を再度反転させた。そして、油圧プレス機を用いて、上型と下型との間に3×108Paの圧力を印加した。
〔g〕上型を引き抜き、金型本体の上下を反転させて、筒状の抜き型を、金型本体の上型が配されていた面に設置し、油圧プレスを用いて下型と抜き型との間に圧力を印加して金型本体からペレットを押し出した。こうして、ニッケル粉層、正極合材層、固体電解質層、負極合材層およびニッケル粉層の5層からなるペレットを作製した。
(ニ)コイン型電池
取り出したペレットを、正極側のニッケル粉層がケース内底面に接触するように挿入し、その後、封口板の内面でペレットの負極側のニッケル粉層を押しつけながら、封口板の周縁部に配されたガスケットにケースの開口端部をかしめ付けた。こうしてコイン型全固体電池Aを完成させた。
次に、実施例1で用いたINCO社製のType255のニッケル粉に換えて、Aldrich(アルドリッチ)社製のアルミニウム粉(粒径75μm以下)を用いたこと以外は、実施例1と同様に電池Bを作製した。
実施例1で用いたINCO社製のType255のニッケル粉に換えて、Aldrich社製のチタン粉(粒径45μm以下)を用いたこと以外は、実施例1と同様に電池Cを作製した。
実施例1で用いたINCO社製のType255のニッケル粉に換えて、Aldrich社製の鉄粉(平均粒径10μm)を用いたこと以外は、実施例1と同様に電池Dを作製した。
実施例1で用いたINCO社製のType255のニッケル粉に換えて、Aldrich社製のコバルト粉(粒径150μm以下)を用いたこと以外は、実施例1と同様に電池Eを作製した。
実施例1で用いたINCO社製のType255のニッケル粉に換えて、Aldrich社製の銅粉(粒径75μm以下)を用いたこと以外は、実施例1と同様に電池Fを作製した。
実施例1で用いたINCO社製のType255のニッケル粉に換えて、Aldrich社製の亜鉛粉(粒径150μm以下)を用いたこと以外は、実施例1と同様に電池Gを作製した。
実施例1で用いたINCO社製のType255のニッケル粉に換えて、Aldrich社製のモリブデン粉(粒径150μm以下)を用いたこと以外、実施例1と同様に電池Hを作製した。
実施例1で用いたINCO社製のType255のニッケル粉に換えて、Aldrich社製の銀粉(粒径45μm以下)を用いたこと以外は、実施例1と同様に電池Iを作製した。
《比較例1》
〔a〕下型の凸部にキャビティの下部を嵌合させた状態で、キャビティ内に固体電解質10mgを投入し、次いで、キャビティ内に上型の凸部を嵌合させて、固体電解質を圧縮した。
〔b〕上型を引き抜いてから、キャビティ内に負極合材を55mg投入し、次いで、キャビティ内に上型の凸部を嵌合させて、負極合材を圧縮した。
〔c〕キャビティに上型を挿入したままの状態で、金型本体の上下を反転させ、下型を引き抜いてから、キャビティ内に正極合材を53mg投入し、キャビティ内に下型の凸部を嵌合させて、正極合材を圧縮した。
〔d〕キャビティに下型を挿入したままの状態で、金型本体の上下を再度反転させた。そして、油圧プレス機を用いて、上型と下型との間に3×108Paの圧力を印加した。
〔e〕実施例1と同様に、ペレットを金型本体から押し出した。こうして、正極合材層、固体電解質層および負極合材層の3層からなるペレットを作製した。
〔f〕正極端子を兼ねる金属製ケースの内面、負極端子を兼ねる金属製封口板の内面に、それぞれ天然黒鉛を主成分とするペーストを塗布し、乾燥させた。
ペーストの組成は、天然鱗片黒鉛(平均粒径5μm)約22重量%、カルボキシメチルセルロース約1重量%、アクリル系スチレン樹脂約2重量%、イソプロピルアルコール約4.5重量%、残部が水からなり、乾燥後のペーストの塗布厚は約100μmとした。
取り出したペレットを、正極側がケースの内底面に接触するように挿入し、その後、封口板の内面でペレットの負極側を押しつけながら、封口板の周縁部に配されたガスケットにケースの開口端部をかしめ付けた。こうしてコイン型全固体電池Jを完成させた。
電池A〜Jは、いずれも理論容量4.6mAhであり、作動電圧約2Vである。電池A〜Jを60μAで3.3Vまで充電し、60μAで1.0Vまで放電した。このときの放電容量と平均放電電圧を表1に示す。
Figure 2005056827
表1の結果から、本発明の実施例である電池A〜Iは、比較例である電池Jに比べ、放電容量が大きく、平均放電電圧も高くなることが理解できる。以上の結果から、本発明によれば、活物質利用率が高く、内部抵抗の低い全固体電池を提供できることが明らかになった。なお、平均放電電圧が高くなるのは内部抵抗が小さいことを示している。
次に、金属粉の形状について検討した。
実施例1で用いたINCO社製のType255のニッケル粉に換えて、Aldrich社製のニッケル粉(平均粒径3μm、塊状)を用いたこと以外は、実施例1と同様に電池Kを作製した。
《比較例2》
次に、実施例1で用いたINCO社製Type255のニッケル粉に換えて、直径6mmの円盤状に打ち抜いたNi製発泡メタル(空隙率94%、目付重量200g/m2)を用いたこと以外、実施例1と同様に電池Lを完成させた。
《比較例3》
実施例1で用いたINCO社製Type255のニッケル粉に換えて、直径6mmの円盤状に打ち抜いたステンレス鋼製の金属ネット(線径160μmのステンレス鋼線(SUS304)からなる40メッシュのネット)を用いたこと以外、実施例1と同様に電池Mを完成させた。
45℃雰囲気下にて、電池A、K、LおよびMの充放電を、230μAで3.3Vまで充電し、30分の休止の後、230μAで1.0Vまで放電して30分休止する、というパターンで繰り返し、電池の放電容量の推移を調べた。結果を図3に示す。
図3より、電池Aの方が電池Kに比べ、充放電サイクルに伴う放電容量の低下が少なく、寿命特性が優れていることが分かる。電池Aでは、フィラメント状のニッケル粉を用いたため、極板と導電層との接合がより強固であり、充放電に伴って活物質の体積変動が生じても、接合が保持されたものと考えられる。一方、塊状のニッケル粉を用いた電池Kでは、極板と導電層との接合がそれほどまで強固ではなく、充放電サイクルに伴い、その接合が弱くなり、集電能力が電池Aに比べて低下したものと考えられる。
また、電池Aは、電池L、Mと比較しても、放電容量が大きいことが分かる。発泡メタルや金属ネットよりも、金属粉の形成体からなる導電層の方が、電極合材からなる極板との接合面積が大きくなるため、電池Aの活物質の利用率が電池L、Mと比較して向上したものと考えられる。
以上のように、本発明によれば、極板と導電層との強固な接合が可能であり、充放電サイクル特性に優れた電池を提供することができる。
本発明は、内部抵抗を従来よりも低減させた漏液の虞のないコイン型全固体電池、高率充放電や活物質利用率を従来よりも向上させたコイン型全固体電池、高率充放電や活物質利用率の変動を従来よりも低減させたコイン型全固体電池、寿命特性を従来よりも向上させたコイン型全固体電池に適用可能である。
従来のコイン型電池の一例の縦断面図である。 本発明のコイン型全固体電池の一例の縦断面図である。 本発明のコイン型全固体電池の一例および比較例の電池の充放電サイクルと放電容量との関係を示す図である。
符号の説明
11、21 正極
12、22 負極
13 セパレータ
14 カーボンを主体とするペースト
15、25 金属製ケース
16、26 金属製封口板
17、27 ガスケット
23 固体電解質
24a 導電層A
24b 導電層B

Claims (5)

  1. コイン型全固体電池であって、
    (a)第1電極、第2電極およびこれらの間に介在する固体電解質からなる発電要素、
    (b)前記第1電極と対面し、第1電極端子を兼ねる金属製ケース、
    (c)前記第2電極と対面し、第2電極端子を兼ねる金属製封口板、
    (d)前記金属製ケースと前記金属製封口板とを絶縁するガスケット、ならびに
    (e−1)前記第1電極と前記金属製ケースとの間に介在するとともに前記第1電極と一体化された第1導電層および(e−2)前記第2電極と前記金属製封口板との間に介在するとともに前記第2電極と一体化された第2導電層よりなる群から選択される少なくとも一つを備え、前記導電層が、多孔質金属からなり、前記多孔質金属は、金属粉の成形体からなることを特徴とするコイン型全固体電池。
  2. 前記金属粉が、フィラメント状に連結した一次粒子からなる請求項1記載のコイン型全固体電池。
  3. 前記多孔質金属が、アルミニウム、チタン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、モリブデン、銀およびこれらのうちの少なくとも1つを主成分とする合金よりなる群から選ばれる少なくとも1種からなる請求項1記載のコイン型全固体電池。
  4. 前記導電層と一体化された電極の前記導電層側の面の95%以上が、前記導電層により被覆されている請求項1記載のコイン型全固体電池。
  5. 前記導電層と一体化された電極の前記導電層側の面が、完全に前記導電層により被覆されている請求項1記載のコイン型全固体電池。
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