JP2005056289A - コンテンツ再生装置、コンテンツ管理装置、コンテンツ再生制御システム、コンテンツ再生方法、コンテンツ管理方法、コンテンツ再生制御方法、およびプログラム - Google Patents

コンテンツ再生装置、コンテンツ管理装置、コンテンツ再生制御システム、コンテンツ再生方法、コンテンツ管理方法、コンテンツ再生制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザからの指示により、任意の位置の音楽データから再生を開始することができるコンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法を提供する。
【解決手段】 コンテンツ再生装置1は、コンテンツ管理装置3と接続され、ユーザの指示に基づいて、コンテンツ管理装置3から、再生を開始する場合に再生の対象となるコンテンツの位置に関する情報を受信する。コンテンツ再生装置1は、ユーザから再生の指示がされた場合、上記受信した情報によって特定されたコンテンツから再生を開始する。コンテンツ管理装置3は、ユーザが音楽データをコンテンツ再生装置1に転送した場合や、コンテンツ再生装置1内のコンテンツを編集した際にも自動的に前記再生の対象となるコンテンツを決定し、そのコンテンツを特定する情報をコンテンツ再生装置1に送信することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、コンテンツの再生を行うコンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法、上記コンテンツ再生装置との間でコンテンツの送受信等を管理するコンテンツ管理装置およびコンテンツ管理方法、コンテンツ再生制御システムおよびコンテンツ再生制御方法、およびプログラムに関する。
近年、様々な場所で気軽に音楽を再生して聴くことができる、携帯型の音楽プレイヤーが人気を得ている。このようなプレイヤーは、MD(Mini Disk)やメモリに音楽データを記憶しているため、携帯型のCD(Compact Disk)プレイヤーよりも小さなサイズで済み、より高い可搬性を実現することができる。また、長時間の連続利用が可能で、振動にも強いといった利点も備えている。
MDやメモリに記憶される音楽データは、通常は、MP3(MPEG Audio Layer 3)やATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding 3)のような圧縮符号化されたデータであり、これらのデータは、ユーザの操作によって、CD等の記録メディアから、パーソナルコンピュータ(PC)等を経由して、上記音楽プレイヤー等のMD、またはメモリに記憶される。音楽データの提供元は上記のようなCD等の記録メディアに留まらず、多岐にわたる。例えば、店頭の端末やインターネット上のサーバから音楽データをダウンロードすることもできるようになってきている。
音楽データを携帯型の音楽プレイヤーに記録するために、PC上で動作するPCアプリケーション(プログラム)が利用されることが多い。PCと音楽プレイヤーは、例えば、USB(Universal Serial Bus)によって接続される。ユーザは、PC内に備えられたハードディスク等の記録装置に記録されている音楽データを、GUI(Graphical User Interface)を利用して音楽プレイヤーにコピーするよう指示する。ユーザによる指示は、例えば、マウス等で、ハードディスク内にある所定の楽曲のリストをドラッグし、それを、接続された音楽プレイヤーの記憶域を示す表示部分にドロップすることによって行われる。
このように、今や音楽データは、記録媒体のみならず、様々な機器内の記録手段に記録されるようになってきている。このため、音楽データの著作権を適切に管理する必要性も生じてきており、上記のようなアプリケーションでは、音楽データが無限に複製されるのを防止するために、音楽プレイヤーへのコピーを所定の回数に限定している。この機能によって、各音楽データは、その所定の回数に対応した分だけ同時に存在することが許される。また、可搬タイプのメモリにもこうした著作権保護機能を備えたものがあり、当該メモリでは、正当と認められたデータのみ記録されるように制御される。
従って、ユーザは、聴きたい楽曲を既にいくつかの音楽プレイヤーにコピーしていて、上記所定のコピー回数を使い切ってしまっている場合に、他の音楽プレイヤーにその楽曲を更にコピーしたいときは、一旦、上記PCアプリケーションによって元の音楽プレイヤーから当該楽曲をPCのハードディスク等に戻し、コピーが可能となった状態で、新たな音楽プレイヤーに当該楽曲をロードする。本明細書では、上述のような、携帯型の音楽プレイヤーからPCへの楽曲の移動を「チェックイン」と称し、逆に、PCから音楽プレイヤーへの楽曲のダウンロードを「チェックアウト」と称することにする。
携帯型の音楽プレイヤーには、上述のように、音楽データをメモリに記録するタイプのものがあるが、このメモリは、一般的には、その音楽プレイヤーに内蔵されるものと、音楽プレイヤーのスロット等に差し込むなどして利用する可搬タイプの外部メモリとに分類される。これらのメモリは、共にフラッシュメモリで構成されることが一般的であり、通常数百メガバイトの容量を有する。外部メモリの中には、1ギガバイトの容量を有するものも販売されている。
こうしたメモリ容量の増大は、より多くの音楽データを格納可能であることを意味するものであり、ユーザにとっては大きな魅力となる。1つの楽曲についての音楽データが、圧縮された状態で4メガバイトの容量であると仮定すると、1ギガバイトのメモリには、250曲分の音楽データが格納される計算になる。
ところで、従来の携帯型の音楽プレイヤーは、音楽データの再生を中断した後に、再生を再び行う場合、プレイリストの先頭の楽曲から、または再生を中断した楽曲の先頭や続きから再生を開始するようになっている。プレイリストとは、音楽プレイヤーのメモリに格納されている音楽データの内容を示す一覧である。
このような動作は、前述した、チェックインやチェックアウトのために、音楽プレイヤーの再生を一時的に中断した場合も同様に行われる。この状況を、図10を参照して説明する。
図10は、チェックアウト処理におけるプレイリストの内容を概略的に示しており、音楽プレイヤーのプレイリスト101とプレイリスト103が表されている。プレイリスト101は、チェックアウト前のプレイリストであり、プレイリスト103は、チェックアウト後のプレイリストである。ここでは、このプレイリストを用いて、音楽プレイヤーのメモリに実際に記憶されている音楽データの内容を概念的に表すことにする。プレイリストに示されたトラック(例えば、TRK1やTRK2)が、1つの楽曲の音楽データに相当する。
プレイリスト101は、3つのグループ(GP1、GP2、GP3)とそれぞれのグループに属するトラック(TRK1、TRK2等)を含んでいる。音楽プレイヤーは通常、このプレイリストの順に、即ち、GP1のTRK1、GP1のTRK2・・・といった順に再生を行う。
この例では、PCアプリケーションによって、グループGP4に属する2つのトラック(TRK1、TRK2)の音楽データ102が、PCのハードディスクから音楽プレイヤーにコピー(チェックアウト)される。このとき、音楽プレイヤーの再生は、当該作業のために中断されている。チェックアウト処理の結果、音楽プレイヤーのメモリには、プレイリスト103に示すように、グループGP4に属する2つのトラックTRK1、TRK2が追加される。
音楽プレイヤーは、チェックアウト処理の完了後に、ユーザから音楽データの再生を指示されると、上述のように、プレイリストの先頭の楽曲か、直前に再生していた楽曲の先頭あるいは続きを再生しようとする。この例では、矢印104に示すように、プレイリスト103の先頭にあるグループGP1のトラックTRK1から再生が行われる。
一方、特許文献1に示す従来技術では、ユーザが再生を中断した場合に、その後どこから再生を開始するかを、所定のパターンの中から設定できる再生装置が開示されている。この従来技術によれば、ユーザは、リジュームオフ、リジュームオン、およびリジュームトラックオンという3つのモードのうち1つを選択できる。リジュームオフを選択している場合に再生の再開を指示すると、直前に再生していた楽曲に関係なく先頭の楽曲から再生が開始される。リジュームオンを選択した場合は、中断の直後の位置から再生が開始される。リジュームトラックオンを選択した場合は、中断した楽曲の最初から再生が開始される。
特開2000−331466号公報
しかしながら、このようにして一旦再生を中断した後に行われる再生が、所望の楽曲の再生でなかった場合、ユーザは聴きたい楽曲を再生するために、楽曲の選択を行う操作をしなければならない。音楽プレイヤーは通常、早送りボタンと早戻しボタンとを備えており、ユーザは例えば、これらを操作することによって楽曲をスキップし、聴きたい楽曲を選択する。表示画面に表示されたプレイリストをスクロールさせて聴きたい楽曲を選択する方法もある。
こうしたユーザの操作は、せいぜい10曲や20曲程度の音楽データを記録できるタイプの音楽プレイヤーにおいては大きな問題とはならなかったが、上述のような数百もの音楽データを記録できる音楽プレイヤーにおいては、再生中の楽曲と所望の楽曲がプレイリスト上、非常に離れている可能性もあり、その場合は極めて煩雑な操作をユーザに強いることになる。これに対し、記憶される音楽データをそれぞれ所定のフォルダ(グループ)内に格納できるようにし、これらを階層管理することによって上記問題点を軽減しようとする音楽プレイヤーもあるが、ユーザは、フォルダを移動するための操作を別途行わなければならず、煩雑さを完全に回避するまでには至っていない。
従って、この発明の目的は、ユーザからの指示により、任意の位置の音楽データから再生を開始することができるコンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法を提供することにある。また、この発明の更なる目的は、チェックアウトされた音楽データから再生を開始するよう制御されるコンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法を提供することにある。
この発明の更なる目的は、ユーザの指示に応じて、任意の位置の音楽データから再生を開始するように、接続されたコンテンツ再生装置に必要な情報を提供するコンテンツ管理装置およびコンテンツ管理方法を提供することにある。また、この発明の更なる目的は、チェックアウトされた音楽データから再生を開始するように、接続されたコンテンツ再生装置に必要な情報を提供するコンテンツ管理装置およびコンテンツ管理方法を提供することにある。
この発明は、コンテンツを記憶する記憶手段と、記憶手段内の所定のコンテンツを特定する情報を外部から受信する受信手段と、情報を受信した後、少なくとも最初にコンテンツの再生を行う場合に、情報によって特定されるコンテンツから再生を開始するよう制御する再生手段とを有するように構成したコンテンツ再生装置である。
この発明は、コンテンツの記憶と再生を行うコンテンツ再生装置と接続するための接続手段と、記憶されたコンテンツの再生がコンテンツ再生装置によって開始される際に再生の対象となるコンテンツを決定する決定手段と、決定されたコンテンツを特定するための情報を、接続手段を介してコンテンツ再生装置に送信する送信手段とを有するように構成したコンテンツ管理装置である。
この発明は、コンテンツ再生装置とコンテンツ管理装置とを有し、コンテンツ再生装置およびコンテンツ管理装置は、少なくともコンテンツ再生装置およびコンテンツ管理装置の間でデータの送受信が行われる間、互いに接続されるよう構成される。コンテンツ再生装置は、コンテンツを記憶する記憶手段を有し、コンテンツ管理装置は、コンテンツ再生装置の記憶手段に記憶されたコンテンツの中から所定のコンテンツを決定する決定手段と、決定されたコンテンツを特定するための情報をコンテンツ再生装置に送信する送信手段とを有する。ここで、コンテンツ再生装置は、情報をコンテンツ管理装置から受信した後、少なくとも最初にコンテンツの再生を行う場合に、情報によって特定されるコンテンツから再生を開始するよう制御されるように構成したコンテンツ再生制御システムである。
この発明は、コンテンツを記憶する記憶手段内の所定のコンテンツを特定する情報を外部から受信する受信ステップと、情報を受信した後、少なくとも最初にコンテンツの再生を行う場合に、情報によって特定されるコンテンツから再生を開始するよう制御する再生ステップとを有するように構成したコンテンツ再生方法である。
この発明は、コンテンツの記憶と再生を行うコンテンツ再生装置と接続する接続ステップと、記憶されたコンテンツの再生がコンテンツ再生装置によって開始される際に再生の対象となるコンテンツを決定する決定ステップと、決定されたコンテンツを特定するための情報を、コンテンツ再生装置に送信する送信ステップとを有するように構成したコンテンツ管理方法である。
この発明は、コンテンツ再生装置およびコンテンツ管理装置を、少なくともコンテンツ再生装置およびコンテンツ管理装置の間でデータの送受信を行う際に接続する接続ステップと、コンテンツ管理装置において、コンテンツ再生装置の記憶手段に記憶されているコンテンツの中から所定のコンテンツを決定する決定ステップと、コンテンツ管理装置において、決定されたコンテンツを特定するための情報をコンテンツ再生装置に送信する送信ステップと、コンテンツ再生装置において、情報をコンテンツ管理装置から受信する受信ステップと、コンテンツ再生装置において、受信ステップの後、少なくとも最初にコンテンツの再生を行う場合に、情報によって特定されるコンテンツから再生を開始するよう制御する再生ステップとを有するように構成したコンテンツ再生制御方法である。
この発明は、コンピュータに、コンテンツを記憶する記憶手段、記憶手段内の所定のコンテンツを特定する情報を外部から受信する受信手段、および情報を受信した後、少なくとも最初にコンテンツの再生を行う場合に、情報によって特定されるコンテンツから再生を開始するよう制御する再生手段として機能させるように構成したプログラムである。
この発明は、コンピュータに、コンテンツの記憶と再生を行うコンテンツ再生装置と接続するための接続手段、記憶されたコンテンツの再生がコンテンツ再生装置によって開始される際に再生の対象となるコンテンツを決定する決定手段、および決定されたコンテンツを特定するための情報を、接続手段を介してコンテンツ再生装置に送信する送信手段として機能させるように構成したプログラムである。
この発明によれば、ユーザからの指示によって提供された情報に基づき、任意の位置の音楽データから再生を開始することができるコンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法が提供される。更に、チェックアウトされた音楽データから再生を開始するように、自動的に制御することも可能である。
また、この発明によれば、ユーザの指示に応じて、任意の位置の音楽データから再生を開始するように、接続されたコンテンツ再生装置に必要な情報を提供するコンテンツ管理装置およびコンテンツ管理方法が提供される。更に、チェックアウトされた音楽データから再生を開始するように、自動的に制御することも可能である。
ユーザは、上記コンテンツ再生装置およびコンテンツ管理装置を使用することにより、コンテンツ再生装置が再生を開始する際に、任意のコンテンツ、あるいは所定の条件のコンテンツから再生を開始するよう制御することができ、結果的に再生対象のコンテンツをコンテンツ再生装置において選択するといった煩雑な行為を回避することができる。
最初に、この発明に係るコンテンツ再生装置の構成について、図1のブロック図を参照して説明する。図1に例示するコンテンツ再生装置1は、ATRAC3で圧縮符号化された音楽データを内蔵メモリ8あるいは外部メモリ2に記録し、これをデコードしてヘッドフォン4に音声として出力するコンテンツ再生装置1である。
しかしながら、記録および再生の対象は、上記のような音楽データに限定されるものではなく、文書データ、静止画データ、および動画データ等を対象とすることも可能である。また、この例では、ヘッドフォン4に対する出力のみが行われているが、スピーカ等を備えて音声を出力してもよいし、画像データを再生する場合は、それらの画像を表示するための表示装置を備えるものであっても良い。
また、図示したようなコンテンツ再生装置1は、最小限の構成について例示したに過ぎず、以降で説明するこの発明の特徴を有する限り、他の構成を含むものであってもよい。例えば、コンテンツを再生する機能の他に、コンテンツの録音や録画を行う機能を備えるものであってもよい。
コンテンツ再生装置1は、CPU5、デコーダ6、内蔵メモリインタフェース7、内蔵メモリ8、外部メモリインタフェース9、USBインタフェース10、USBコネクタ11、ROM12、RAM13、入力部14、D/A(Digital to Analog)コンバータ15、ヘッドフォンアンプ16、ヘッドフォンコネクタ17、およびこれらを接続するバス18を備える。
また、コンテンツ再生装置1は、外部メモリインタフェース9を介して外部メモリ2に接続される。外部メモリ2は、例えば、メモリースティック(商品名)のようなフラッシュメモリであり、コンテンツ再生装置1に設けられたスロット等にこれを差し込むことにより接続される。コンテンツ管理装置3は、USBインタフェース10、USBコネクタ11、およびUSBケーブルを介してコンテンツ再生装置1に接続される。この例では、コンテンツ管理装置3との接続にUSBが用いられているが、他の方法で接続されても良く、有線による接続に限定される必要もない。ただし、コンテンツ再生装置1とコンテンツ管理装置3の間では、後述するように、音楽データ等、比較的大容量のデータの転送が行われるので、ある程度の帯域幅が要求される。
コンテンツ管理装置3は、例えば、後で詳細に説明するコンテンツ管理アプリケーションが動作するパーソナルコンピュータである。ヘッドフォン4は、D/Aコンバータ15、ヘッドフォンアンプ16、ヘッドフォンコネクタ17、およびケーブルを介してコンテンツ再生装置1に接続され、ユーザに音楽データの再生音声を提供する。コンテンツ再生装置1は、従来例に関して前述した音楽プレイヤーに相当するものであり、コンテンツ管理装置3はパーソナルコンピュータ(PC)に相当するものである。
CPU5は、OS(Operating System)プログラム、制御プログラム、アプリケーションプログラムの指令に応じてコンテンツ再生装置1の各構成要素を制御し、コンテンツ再生装置1の各機能を実現する。コンテンツ再生装置1は多くの機能を有するが、この発明と深く関連する機能は、コンテンツ管理装置3から音楽データを受信して、そのデータを内蔵メモリ8または外部メモリ2に記憶する機能(チェックアウト機能)、内蔵メモリ8または外部メモリ2に記憶された音楽データをコンテンツ管理装置3に戻す機能(チェックイン機能)、およびコンテンツ管理装置3から再生開始位置の情報を受信して記憶し、その情報に基づいて、内蔵メモリ8または外部メモリ2に記憶された音楽データを再生する機能(再生機能)である。
デコーダ6は、ユーザから再生の指示があった場合に、対象となる音楽データを内蔵メモリ8または外部メモリ2から取り出し、デコード処理を行う。デコードされた音楽データは、D/Aコンバータ15に送信され、最終的にはヘッドフォン4から音楽が出力される。前述のように、内蔵メモリ8または外部メモリ2に記憶されている音楽データは、通常、ATRAC3やMP3等の圧縮符号化データであるため、デコーダは、これらの圧縮形式に応じた復号処理を行う。
内蔵メモリ8は、内蔵メモリインタフェース7を介して音楽データを入力、あるいは出力する。内蔵メモリ8は、例えば、外部メモリ2と同様のフラッシュメモリで構成される。
ROM12は、OSプログラム、制御プログラム、アプリケーションプログラム、および必要なデータ類が(基本的には製造時に)記録される。また、RAM13もこれらのプログラムやデータを記録可能である。RAM13には、例えば、USBインタフェース10およびUSBコネクタ11を介して、あるいはその他の経路によって提供されたプログラムが記録されうる。CPU5は、当該プログラムの命令に従って動作し、この発明の各機能を実現する。
更に、RAM13には、コンテンツ管理装置3から受信した再生開始位置の情報が記録される。再生が中断した後で、ユーザによって再生が指示されると、RAM13内の再生開始位置の情報に基づいて再生する楽曲が選択される。
入力部14は、ユーザが再生、再生の中断、早送り、早戻し等を指示するための入力手段であり、通常はいくつかのボタンとして用意されている。
次に、図2を参照して、コンテンツ管理装置3の構成について説明する。コンテンツ管理装置3は、図2に示すように、CPU21、ROM22、RAM23、入力部24、表示部25、記録部26、USBインタフェース27、USBコネクタ28、およびこれらの構成要素を接続するバス29を備える。また、コンテンツ再生装置1は、USBインタフェース27、USBコネクタ28、およびUSBケーブルを介してコンテンツ管理装置3に接続される。
また、コンテンツ管理装置3は、コンテンツ再生装置1と接続して、その間でデータ転送を行い、ユーザの指示を入力できるものであれば、図2に示すような構成には限られない。例えば、一般的なパーソナルコンピュータの他に、家庭用のゲーム機などを利用してコンテンツ管理装置3を構成することができる。
CPU21は、OS(Operating System)プログラム、制御プログラム、アプリケーションプログラムの指令に応じてコンテンツ管理装置3の各構成要素を制御し、コンテンツ管理装置3の機能を実現する。この発明との関連で言えば、例えば、後述するコンテンツ管理アプリケーションの実行を制御する。このコンテンツ管理アプリケーションでは、表示部25に各種ウインドウや指示ボタンを表示し、ユーザがその表示に基づいて指示した場合に、音楽データをコンテンツ管理装置3からコンテンツ再生装置1に、あるいはコンテンツ再生装置1からコンテンツ管理装置3に転送し、再生開始位置の情報をコンテンツ再生装置1に送信する。
記録部26は、例えば、ハードディスクのような大容量の外部記憶装置である。記録部26には、ATRAC3等で圧縮符号化された音楽データが、例えば、フォルダ内に、階層管理された上で記憶されている。これらの音楽データは、CD等の記録メディアやインターネット等から取り込まれたものである。また、コンテンツ管理アプリケーションなどのプログラムも記録部26に記録され、必要に応じてRAM23にロードされる。
ROM22には、BIOS(Basic Input/Output System)プログラム等が記録されており、このプログラムは、コンテンツ管理装置3の電源投入時に起動され、入出力装置の制御を行う。また、RAM23には、OSプログラムやコンテンツ管理アプリケーション等がロードされ、実行される。
入力部24は、キーボードやマウス等の入力装置である。ユーザは、コンテンツ管理アプリケーションにおいて転送対象の音楽データを指定したり、再生開始位置の情報について指定をしたりするのに、これらの入力装置を用いる。表示部25は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の表示装置である。コンテンツ管理アプリケーションが提供する画面は、表示部25に表示される。
コンテンツ再生装置1において、コンテンツを記憶する記憶手段は内蔵メモリ8と外部メモリ2によって構成され、コンテンツの再生を制御する再生手段は、一般的には、RAM13内の制御プログラムに基づくCPU5の動作によって実現される。
一方、コンテンツ管理装置3において、コンテンツ再生装置1と接続するための接続手段は、図2に示す例では、USBインタフェース27およびUSBコネクタ28によって構成される。再生対象となるコンテンツを決定する決定手段と、コンテンツを特定するための情報をコンテンツ再生装置に送信する送信手段は、一般的には、RAM13内の制御プログラムに基づくCPU5の動作によって実現される。また、コンテンツのリストを表示するよう制御する表示制御手段も、一般的には、RAM13内の制御プログラムに基づくCPU5の動作によって実現される。
コンテンツ再生装置1の記憶手段内に記憶されたコンテンツを特定する情報は、再生開始位置の情報に対応する。また、図1のコンテンツ再生装置1と図2のコンテンツ管理装置3をそれぞれ1つの構成要素と見れば、全体的には1つのシステム(再生制御システム)と考えることができる。
次に、図3および図4を用いて、この発明によってコンテンツ再生装置1内の音楽データがどのように扱われるかについて説明する。図3および図4は、図10と同様に、コンテンツ再生装置1(音楽プレイヤー)のメモリの内容をプレイリストによって表した略線図である。
コンテンツ再生装置1については、チェックアウト前のプレイリスト31と、チェックアウト後のプレイリスト33が表されている。ここでは、コンテンツ再生装置1とコンテンツ管理装置3がUSB等によって接続されており、コンテンツ管理装置3上で稼働するコンテンツ管理アプリケーションにおいて、ユーザが音楽データのチェックアウトの指示、即ち、コンテンツ管理装置3のハードディスク等に記憶されている音楽データをコンテンツ再生装置1に転送するよう指示したケースについて説明する。
チェックアウト前のプレイリスト31からも明らかなように、チェックアウトが行われる前は、コンテンツ再生装置1は3つのグループGP1、GP2、GP3を有し、GP1はTRK1ないしTRK3の3つのトラックを、GP2は、TRK1、TRK2の2つのトラックを、GP3は、TRK1ないしTRK4の4つのトラックを含んでいる。1つのトラックは、1つの楽曲の音楽データに相当するものである。従って、グループは、特定のアーティストや、アルバムに対応付けることができる。
この状態で、ユーザは、コンテンツ管理アプリケーションを利用してチェックアウトを行う。チェックアウトの対象となるデータ32は、グループGP4であり、GP4はTRK1、TRK2の2つのトラックを含んでいる。これらが、ユーザの指示によってコンテンツ再生装置1に転送される。
チェックアウト後のプレイリスト33を見ると、ユーザがコンテンツ管理アプリケーションによって転送したグループGP4がコピーされているのが分かる。図10に示す従来の音楽プレイヤーでは、再生開始位置がプレイリストの先頭となっていたが、この発明においては、矢印34に示すように、自動的にチェックアウトがされた音楽データの先頭、即ち、グループGP4のTRK1に再生開始位置が設定されている。これによって、コンテンツ再生装置1は、この後再生を行う場合に、グループGP4のTRK1から再生を開始する。
図3では、再生開始位置の設定を模式的に示しているが、より具体的には、ユーザがコンテンツ管理アプリケーションによってチェックアウトを指示したときに、対象の音楽データとともに、再生開始位置の情報として、グループ番号「4」とトラック番号「1」がコンテンツ再生装置1に送信される。コンテンツ再生装置1は、そのグループ番号とトラック番号をRAM13に記録し、ユーザから再生の指示があった場合に、そのグループ番号とトラック番号で特定される楽曲から再生を開始する。
通常、コンテンツ再生装置1では、再生開始位置にある楽曲の再生が終わった場合は、プレイリストの並びの順に再生が続けられる。従って、プレイリスト33の場合は、GP4のTRK1が最初に再生された後は、GP4のTRK2が再生され、その後、プレイリストの先頭に戻ってGP1のTRK1が再生される。
再生開始位置の情報は、再生を再開した場合の最初の楽曲を特定するものであるので、それ以降をランダムに再生したり、プレイリストの並びと逆順に再生するような指定をしたりすることも可能である。また、再生を再開した場合に、特定の複数の楽曲が順次再生されるように制御しても良い。
図4では、コンテンツ再生装置1のメモリに記憶されている音楽データを、コンテンツ管理装置3上で動作するコンテンツ管理アプリケーションを使用して編集した場合の状況を表している。図4には、編集前のプレイリスト41と編集後のプレイリスト42が示されている。両方のプレイリストを比較すると分かるように、編集は、グループGP1とグループGP3の順序が入れ替えられ、グループGP3については、トラックTRK4が削除(チェックイン)されている。ここで、ユーザは、コンテンツ管理アプリケーションを操作して、次にコンテンツ再生装置1が再生を行うときには、グループGP2のTRK1から再生を開始するように指定することができる(矢印43)。
ユーザによって指定されたグループ番号(GP2)とトラック番号(TRK1)は、前述のように、コンテンツ管理アプリケーションからコンテンツ再生装置1のRAM13に送信される。
従って、この発明によれば、コンテンツ再生装置1は、チェックアウトがされた後の最初の再生指示や、プレイリストの編集が行われた後の最初の再生指示において、RAM13内の所定のコンテンツを特定する情報、即ち、この例ではグループ番号とトラック番号を参照し、その特定されたコンテンツから再生を開始する。また、上記チェックアウト等の操作があった場合でも、デフォルトでプレイリストの先頭や、直前に再生した楽曲から再生を開始するよう制御することもできる。
また、図4で例示したようなプレイリストの編集は、単に音楽データの再生順を入れ替えるのみで、音楽データの追加や削除を伴わないものであってもよい。この場合は、音楽データの再生順を管理するインデックステーブル(ファイル管理テーブル)のみが更新され、データ部分の更新は行われない。
次に、図5および図6を参照して、コンテンツ管理装置3上のコンテンツ管理アプリケーションの動作について説明する。図5は、コンテンツ管理装置3の表示部25に表示された、コンテンツ管理アプリケーションの画面50を表した略線図である。画面50は、3つのウインドウ(51、52、53)と4つのボタン(54、55、56、57)を含んでいる。
ウインドウ51とウインドウ52は、コンテンツ管理装置3のハードディスク内に階層的に記憶された音楽データを示している。ウインドウ51にはフォルダ部分が、ウインドウ52には、最下層のデータ、即ちATRAC3やMP3の形式の音楽データが表示されている。
ウインドウ51に示すフォルダは2種類ある。AA、BB、CC、DDといったフォルダは上位フォルダ58であり、D1のような、上位フォルダ58に従属するフォルダは下位フォルダ59である。この下位フォルダ59(例えば、D1)に含まれる音楽データ60の番号(No.)およびタイトル等が、ウインドウ52内に一覧表示される。
従って、上位フォルダ58の名前としてアーティスト名を割り当て、下位フォルダ59の名前としてアルバム名を割り当てると、音楽データ60は、そのアルバムに含まれる楽曲となって、比較的容易な管理が可能になる。もちろん、この階層管理方法や表示方法は単なる例示に過ぎず、他の方法によって音楽データを管理し、表示することも可能である。
一方、ウインドウ53は、コンテンツ再生装置1のメモリに記憶されている音楽データを表したものであり、この表示は、例えば、コンテンツ再生装置1とコンテンツ管理装置3が接続された時点で自動的に行われる。この例では、コンテンツ再生装置1のメモリも、音楽データを階層的に記憶しており、SSといったフォルダ61の下にS1、S2といった音楽データ62が納められている。
ボタン54は、チェックインを指示するためのものであり、このボタン54をマウスでクリック等することにより、コンテンツ再生装置1のメモリに記憶されている音楽データがコンテンツ管理装置3のハードディスクに戻される。コンテンツ管理装置3が当該音楽データを保持している場合は、著作権情報の更新のみとなることがあり、そのときは、音楽データの実際の転送は行われない。
ボタン55は、チェックアウトを指示するためのものであり、クリック等をすることにより、コンテンツ管理装置3のハードディスクに記憶されている音楽データがコンテンツ再生装置1のメモリにコピーされる。コンテンツ再生装置1は、上述の通り、内蔵メモリ8と外部メモリ2を備えることができるが、チェックアウトにおいて、どちらのメモリに記録するかを指示できるGUIを画面50に含めることができる。
ボタン56は、コンテンツ再生装置1に再生開始位置の情報を転送するように指示するためのものである。ボタン57は、上記ボタンによる操作等を中止するためのものである。
図5に表示されている状態は、上位フォルダDDに属する下位フォルダD1内の6番目の音楽データ「D1−006」が、ユーザによってチェックアウトされた際のものである。ユーザが、ウインドウ51で下位フォルダD1を(マウスのクリック等によって)選択すると、ウインドウ52に、D1に含まれる音楽データが一覧表示される。続いてユーザが、ウインドウ52の中から、コンテンツ再生装置1に転送したい楽曲をマウスのクリック等によって選択する。選択された音楽データの行は、選択されたことが分かるように、例えば、高輝度表示がされる。
ユーザは、この状態でボタン55をクリック等する。そうすると、音楽データ「D1―006」がコンテンツ再生装置1のメモリに転送され、これとともに、ウインドウ53に、今回転送された「D1―006」とフォルダD1が、例えば、高輝度で表示される。
このとき、フォルダD1に対応するグループ番号と、音楽データ「D1―006」に対応するトラック番号が、コンテンツ再生装置1のRAM13に自動的に送信される。ユーザは、ウインドウ52において、チェックアウトしたい音楽データを複数選択することもでき、その場合、転送される上記グループ番号とトラック番号は、基本的には、先頭の音楽データに対応するものとなる。
図6は、コンテンツ管理アプリケーションの別の画面80を表した略線図である。画面80は、図5の画面50と同様に、3つのウインドウ(81、82、83)と4つのボタン(84、85、86、87)を含んでいる。この例では、図5で示したような音楽データのチェックアウトを行った後で、ユーザの指示により再生開始位置の情報をコンテンツ再生装置1に送信する。
チェックアウトの対象となる音楽データの選択と、ボタン85(チェックアウトのボタン)のクリック等は図5におけるものと同様である。図6では、その後、ユーザが再生開始位置を指定する。
具体的には、ウインドウ83において、再生を行う楽曲をマウスのクリック等により選択する。図6では、チェックアウトされた音楽データ「D1−006」とは異なる、フォルダSS内の「S3」という音楽データ88が選択され、高輝度表示となっている。この選択の後、ユーザは、ボタン86をクリック等して、この「S3」という音楽データから再生を始めるように、コンテンツ再生装置1に指示する。
この操作により、ユーザはチェックアウトした音楽データの位置とは関係のない任意の位置の音楽データから再生を開始するように指示することができる。
次に、図7ないし図9のフローチャートを用いて、コンテンツ管理装置3とコンテンツ再生装置1の動作をそれぞれ説明する。図7は、ユーザが任意の再生開始位置を指定する際のコンテンツ管理装置3のコンテンツ管理アプリケーションにおける処理を表している。ステップS11では、ユーザから再生開始位置を指示するボタンのクリック等があったかどうかが判断される。当該ボタンのクリック等があったと判定された場合、ステップS12で、その際に選択されている楽曲のグループ番号とトラック番号を取得する。
その後、ステップS13で、コンテンツ再生装置1に対して、再生開始位置のグループ番号とトラック番号を送信する。この情報は、例えば、「SET_START_TRK(GpNo, TrkNo)」といった、グループ番号とトラック番号をRAM13の所定の領域に設定するためのコマンドであってもよい。ここで、第一のコマンドパラメータGpNoはグループ番号であり、第二のコマンドパラメータTrkNoはトラック番号である。
図8は、コンテンツ再生装置1における処理を表すフローチャートである。最初に、ステップS21で、コンテンツ再生装置1とコンテンツ管理装置3がUSB接続されているかどうかが判断される。接続がない場合は、特に処理をせずに終了する。USB接続がされていると判断した場合、ステップS22において、コンテンツ再生装置1が現在再生をしている、あるいは直前に再生を行っていた音楽データのグループ番号とトラック番号をRAM13に保持する。
次に、コンテンツ管理装置3のコンテンツ管理アプリケーションとの間で音楽データの転送処理が行われる(ステップS23)。ステップS24では、USB接続が切断されたかどうかが判断され、当該切断が行われるまで上記転送処理が繰り返される。転送処理は、転送対象の音楽データがなくなった時点で終了し、ステップS25に進むように制御しても良い。
ステップS25では、ステップS23の転送処理によってチェックアウト、およびチェックインされた音楽データの内容に従ってプレイリストが構築される。
図9は、図8のステップS23における転送処理の内容を更に詳しく示したフローチャートである。ステップS31では、コンテンツ管理装置3のコンテンツ管理アプリケーションから送信される音楽データを受信し、メモリ内に記憶する。コンテンツ再生装置1が内蔵メモリ8と外部メモリ2を両方有する場合には、どちらのメモリに記録するかが、コンテンツ管理アプリケーションから指示されうる。また、音楽データを受信してメモリ内に記録するのはユーザが、コンテンツ管理アプリケーションにおいてチェックアウトを指示した場合である。一方、チェックインを指示した場合には、指定された音楽データがメモリ内から削除される。
また、コンテンツ再生装置1が内蔵メモリ8と外部メモリ2を両方有する場合において、コンテンツ管理アプリケーションからどちらのメモリに音楽データを記録するかについて指示がないときであっても、デフォルトでどちらかのメモリに記録するように定めておくこともできる。
次に、ステップS32において、コンテンツ管理アプリケーションから再生の対象となるコンテンツを特定する情報、即ちグループ番号とトラック番号を受信したかどうかを判定する。受信していない場合は、何もせずに処理を終了する。受信した場合は、ステップS33において、例えば、当該情報(グループ番号とトラック番号)を取得し、ステップS34において、これらの情報を元に再生開始位置を更新する。この再生開始位置の情報は、例えば、コンテンツ再生装置1のRAM13に記憶される。
コンテンツ再生装置1は、この後、再生を開始する際に、上記RAM13に記憶された再生開始位置の情報を参照し、再生を開始する音楽データのグループ番号およびトラック番号を把握する。上述した構成によって、ユーザがコンテンツ管理アプリケーションでチェックアウト等の操作をした場合に、その際に指定した(あるいはデフォルトによって決められた)グループ番号およびトラック番号で特定される音楽データがコンテンツ管理装置3からコンテンツ再生装置1に転送され、その音楽データから再生が開始されることになる。このような動作は、図3を参照して上述したとおりである。
この例では、再生開始位置、即ち、再生を開始する音楽データを特定するために、グループ番号とトラック番号を用いているが、これは単なる例示に過ぎず、他の多くの特定方法が考えられる。例えば、楽曲データが記憶されているメモリのアドレスや、データの記憶位置を管理するテーブルに関するアドレス等を利用して音楽データの先頭の位置や、その楽曲の中の位置を特定することができる。
この発明の実施の形態に係るコンテンツ再生装置の構成例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態に係るパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。 コンテンツ管理アプリケーションにおいてチェックアウト処理を行った場合のプレイリストの遷移を表す略線図である。 コンテンツ管理アプリケーションにおいて編集処理を行った場合のプレイリストの遷移を表す略線図である。 コンテンツ管理アプリケーションの画面表示の例を示す略線図である。 コンテンツ管理アプリケーションの画面表示の別の例を示す略線図である。 この発明の実施の形態におけるコンテンツ管理アプリケーションの処理手順を表すフローチャートである。 この発明の実施の形態におけるコンテンツ再生装置の処理手順を表すフローチャートである。 この発明の実施の形態におけるコンテンツ再生装置のデータ転送処理を表すフローチャートである。 従来の音楽プレイヤーにおいてチェックアウト処理を行った場合のプレイリストの遷移を表す略線図である。
符号の説明
1・・・コンテンツ再生装置、2・・・外部メモリ、3・・・コンテンツ管理装置、4・・・ヘッドフォン、5,21・・・CPU、6・・・デコーダ、8・・・内蔵メモリ、10,27・・・USBインタフェース、13,23・・・RAM、14,24・・・入力部、25・・・表示部、26・・・記録部

Claims (18)

  1. コンテンツを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段内の所定のコンテンツを特定する情報を外部から受信する受信手段と、
    前記情報を受信した後、少なくとも最初にコンテンツの再生を行う場合に、前記情報によって特定される前記コンテンツから再生を開始するよう制御する再生手段とを有することを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ再生装置において、
    前記情報が、前記コンテンツの属する前記記憶手段内のグループの番号と、前記コンテンツに対応する前記グループ内のトラックの番号を含むことを特徴とするコンテンツ再生装置。
  3. コンテンツの記憶と再生を行うコンテンツ再生装置と接続するための接続手段と、
    前記記憶されたコンテンツの再生が前記コンテンツ再生装置によって開始される際に前記再生の対象となるコンテンツを決定する決定手段と、
    前記決定されたコンテンツを特定するための情報を、前記接続手段を介して前記コンテンツ再生装置に送信する送信手段とを有することを特徴とするコンテンツ管理装置。
  4. 請求項3に記載のコンテンツ管理装置において、
    前記情報が、前記コンテンツの属する前記記憶手段内のグループの番号と、前記コンテンツに対応する前記グループ内のトラックの番号を含むことを特徴とするコンテンツ管理装置。
  5. 請求項3に記載のコンテンツ管理装置において、
    前記決定手段における決定が、ユーザの指示によって行われることを特徴とするコンテンツ管理装置。
  6. 請求項5に記載のコンテンツ管理装置において、
    前記コンテンツ再生装置に記憶されているコンテンツのリストを表示するよう制御する表示制御手段を有し
    前記決定手段による決定は、ユーザが、前記コンテンツのリストから所定のコンテンツを選択し、前記選択されたコンテンツを前記再生の対象とするよう指示することによって行われることを特徴とするコンテンツ管理装置。
  7. 請求項3に記載のコンテンツ管理装置において、
    前記コンテンツ再生装置に記憶されているコンテンツのリストを表示するよう制御する表示制御手段を有し
    前記決定手段による決定は、ユーザが、前記コンテンツのリストを用いて、前記コンテンツ再生装置に記憶されているコンテンツの再生順を変更、若しくは所定のコンテンツを削除する指示、または前記コンテンツ再生装置に新たなコンテンツを転送する指示を行う際に、自動的に行われることを特徴とするコンテンツ管理装置。
  8. コンテンツ再生装置とコンテンツ管理装置とを有し、
    前記コンテンツ再生装置および前記コンテンツ管理装置は、少なくとも前記コンテンツ再生装置および前記コンテンツ管理装置の間でデータの送受信が行われる間、互いに接続され、
    前記コンテンツ再生装置は、コンテンツを記憶する記憶手段を有し、
    前記コンテンツ管理装置は、
    前記コンテンツ再生装置の前記記憶手段に記憶されたコンテンツの中から所定のコンテンツを決定する決定手段と、
    前記決定されたコンテンツを特定するための情報を前記コンテンツ再生装置に送信する送信手段とを有し、
    前記コンテンツ再生装置は、前記情報を前記コンテンツ管理装置から受信した後、少なくとも最初にコンテンツの再生を行う場合に、前記情報によって特定される前記コンテンツから再生を開始するよう制御されることを特徴とするコンテンツ再生制御システム。
  9. コンテンツを記憶する記憶手段内の所定のコンテンツを特定する情報を外部から受信する受信ステップと、
    前記情報を受信した後、少なくとも最初にコンテンツの再生を行う場合に、前記情報によって特定される前記コンテンツから再生を開始するよう制御する再生ステップとを有することを特徴とするコンテンツ再生方法。
  10. 請求項9に記載のコンテンツ再生方法において、
    前記情報が、前記コンテンツの属する前記記憶手段内のグループの番号と、前記コンテンツに対応する前記グループ内のトラックの番号を含むことを特徴とするコンテンツ再生方法。
  11. コンテンツの記憶と再生を行うコンテンツ再生装置と接続する接続ステップと、
    前記記憶されたコンテンツの再生が前記コンテンツ再生装置によって開始される際に前記再生の対象となるコンテンツを決定する決定ステップと、
    前記決定されたコンテンツを特定するための情報を、前記コンテンツ再生装置に送信する送信ステップとを有することを特徴とするコンテンツ管理方法。
  12. 請求項11に記載のコンテンツ管理方法において、
    前記情報が、前記コンテンツの属する前記記憶手段内のグループの番号と、前記コンテンツに対応する前記グループ内のトラックの番号を含むことを特徴とするコンテンツ管理方法。
  13. 請求項11に記載のコンテンツ管理方法において、
    前記決定ステップにおける決定が、ユーザの指示によって行われることを特徴とするコンテンツ管理方法。
  14. 請求項13に記載のコンテンツ管理方法において、
    前記コンテンツ再生装置に記憶されているコンテンツのリストを表示するよう制御する表示制御ステップを有し
    前記決定ステップによる決定は、ユーザが、前記コンテンツのリストから所定のコンテンツを選択し、前記選択されたコンテンツを前記再生の対象とするよう指示することによって行われることを特徴とするコンテンツ管理方法。
  15. 請求項11に記載のコンテンツ管理方法において、
    前記コンテンツ再生装置に記憶されているコンテンツのリストを表示するよう制御する表示制御ステップを有し
    前記決定ステップによる決定は、ユーザが、前記コンテンツのリストを用いて、前記コンテンツ再生装置に記憶されているコンテンツの再生順を変更、若しくは所定のコンテンツを削除する指示、または前記コンテンツ再生装置に新たなコンテンツを転送する指示を行う際に、自動的に行われることを特徴とするコンテンツ管理方法。
  16. コンテンツ再生装置およびコンテンツ管理装置を、少なくとも前記コンテンツ再生装置および前記コンテンツ管理装置の間でデータの送受信を行う際に接続する接続ステップと、
    前記コンテンツ管理装置において、前記コンテンツ再生装置の記憶手段に記憶されているコンテンツの中から所定のコンテンツを決定する決定ステップと、
    前記コンテンツ管理装置において、前記決定されたコンテンツを特定するための情報を前記コンテンツ再生装置に送信する送信ステップと、
    前記コンテンツ再生装置において、前記情報を前記コンテンツ管理装置から受信する受信ステップと、
    前記コンテンツ再生装置において、前記受信ステップの後、少なくとも最初にコンテンツの再生を行う場合に、前記情報によって特定される前記コンテンツから再生を開始するよう制御する再生ステップとを有することを特徴とするコンテンツ再生制御方法。
  17. コンピュータに、
    コンテンツを記憶する記憶手段、
    前記記憶手段内の所定のコンテンツを特定する情報を外部から受信する受信手段、および
    前記情報を受信した後、少なくとも最初にコンテンツの再生を行う場合に、前記情報によって特定される前記コンテンツから再生を開始するよう制御する再生手段として機能させるためのプログラム。
  18. コンピュータに、
    コンテンツの記憶と再生を行うコンテンツ再生装置と接続するための接続手段、
    前記記憶されたコンテンツの再生が前記コンテンツ再生装置によって開始される際に前記再生の対象となるコンテンツを決定する決定手段、および
    前記決定されたコンテンツを特定するための情報を、前記接続手段を介して前記コンテンツ再生装置に送信する送信手段として機能させるためのプログラム。
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