JP2005055368A - 基板検査用治具及びこれを用いた基板検査装置 - Google Patents

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穣 加藤
Yoshihiro Okamoto
圭弘 岡本
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Abstract

【課題】 複数の検査用接触子を被検査基板に確実な接触圧を与えて弾接させると共に、検査用接触子同士が接触することを抑制することができる基板検査用治具及びこれを用いた基板検査装置を提供する。
【解決手段】 治具6は、接触子61の先端部位を突出状態で貫通支持するプレート62と、接触子61の基端部位をそれぞれ貫通支持するベースプレート64と、接触子61の軸方向中間部をそれぞれ貫通支持するスライドプレート63と、プレート62とベースプレート64とを所定の間隔で互いに平行に支持すると共にプレート62とベースプレート64との間の中間位置においてプレート62と平行にスライドプレート63を支持する支柱65と、接触子61の基端部位とそれぞれ接触すると共に基端部位を衝止する電極パターン78とを備え、支柱65は、スライドプレート63を平行な面上で少なくとも一軸方向にスライド可能に支持するようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、検査用接触子の先端部を検査対象となる基板に接触させて当該基板を検査するための基板検査用治具及びこれを用いた基板検査装置に関する。尚、この発明は、プリント配線基板に限らず、例えば、フレキシブル基板、多層配線基板、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ用の電極板、及び半導体パッケージ用のパッケージ基板やフィルムキャリアなど種々の基板における電気的配線の検査に適用でき、この明細書では、それら種々の配線基板を総称して「基板」と称する。
複数の配線パターンが形成された基板について、当該配線パターンの導通や、各配線パターン間の短絡不良の有無を検査する基板検査を行うために、配線パターン毎に移動させる必要のない複数の検査用接触子を基板に形成された複数の配線パターンに同時に押し当てて接触させ、それら複数の検査用接触子に選択的に電気信号を与えて基板検査を行うことにより、検査時間を低減できる基板検査装置が知られている。このような基板検査装置において、複数の検査用接触子を予め同じ方向に撓ませた状態で配線パターンに圧接することによって、各検査用接触子を基板に弾接させると共に、各検査用接触子がばらばらの方向に撓んで検査用接触子同士が接触することを防止するようにした基板検査用治具及びこれを用いた基板検査装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−90410号公報
ところで、上述のように、複数の検査用接触子を予め同じ方向に撓ませた状態で支持することにより、各検査用接触子を基板に弾接させるようにした場合には、各検査用接触子の先端部の位置が基板への圧接方向に不揃いになっていると、各検査用接触子の基板への接触圧が不揃いになる。そのため、検査用接触子の全てについて、基板に形成された配線パターンとの間で十分な接触圧を得ることができず、十分な接触圧が得られない検査用接触子と配線パターンとの間の接触抵抗が増大する結果、基板検査を正確に行うことが困難になるという不都合があった。
本発明は、このような問題に鑑みて為された発明であり、複数の検査用接触子を被検査基板に確実な接触圧を与えて弾接させると共に、検査用接触子同士が接触することを抑制することができる基板検査用治具及びこれを用いた基板検査装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、被検査基板が圧接されることにより、弾性を有する複数の長尺の検査用接触子を被検査基板に同時に接触させる基板検査用治具であって、前記複数の検査用接触子における一方端部を突出状態で貫通支持する第1のプレートと、前記複数の検査用接触子における他方端部をそれぞれ貫通支持する第2のプレートと、前記複数の検査用接触子の軸方向中間部をそれぞれ貫通支持する中間プレートと、前記第1、第2のプレートを所定の間隔で互いに平行に支持すると共に、前記第1のプレートと第2のプレートとの間の中間位置において前記第1、第2のプレートと平行に前記中間プレートを支持する支持部材と、前記複数の検査用接触子における他方端部とそれぞれ接触すると共に前記他方端部を衝止する複数の電極部とを備え、前記支持部材は、前記中間プレートを、その面方向で少なくとも一軸方向にスライド可能に支持するものであることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、被検査基板が第1のプレートに圧接されたとき、第1のプレートから突出した検査用接触子の一方端部が第1のプレート方向に押し込まれ、検査用接触子の他方端部が電極部により衝止される結果、検査用接触子に撓みが生じる。一方、検査用接触子は、軸方向中間部がそれぞれ中間プレートにより貫通支持されており、中間プレートは支持部材によって、第1のプレートと平行な面上で少なくとも一軸方向にスライド可能に支持されているので、検査用接触子の撓みに応じて中間プレートが前記一軸方向にスライドされる。そして、中間プレートが前記一軸方向にスライドされる結果、軸方向中間部がそれぞれ中間プレートにより貫通支持されている複数の検査用接触子の撓みの方向が中間プレートのスライド方向にされる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板検査用治具において、前記支持部材は、前記第1、第2のプレート及び、前記中間プレートを所定の間隔で支持すると共に、前記中間プレートを少なくとも前記一軸方向にスライド可能にする間隔支持部材と、第1、第2のプレートの少なくとも一方または間隔支持部材に支持された柱状のスライド規制部材とからなり、前記中間プレートには、前記一軸方向に長尺の開口部が形成され、前記スライド規制部材は、前記開口部に挿通されていることを特徴としている。請求項2に記載の発明によれば、間隔支持部材によって、第1、第2のプレート及び、中間プレートが所定の間隔で支持されると共に、中間プレートが少なくとも前記一軸方向にスライド可能にされる。また、中間プレートに設けられた前記一軸方向に長尺の開口部に、柱状の部材であるスライド規制部材が挿通されることにより、中間プレートが前記一軸方向にスライド可能にされる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の基板検査用治具において、前記第2のプレートにおける前記第1のプレートと対向する側とは反対側の面と対向して配置された第1の信号接続用の基板をさらに備え、前記第1の信号接続用の基板は、前記複数の電極部として形成された複数の第1の電極と、前記複数の第1の電極をそれぞれ外部の装置に接続するための接続部とを備えることを特徴としている。請求項3に記載の発明によれば、第1の信号接続用の基板に形成された複数の第1の電極によって、複数の検査用接触子の他方端部がそれぞれ衝止される。また、第1の信号接続用の基板によって、接続部を介して第1の電極と外部の装置とが接続可能にされる。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の基板検査用治具において、前記第2のプレートにおける前記第1のプレートと対向する側とは反対側の面と対向して配置された保護用のプレートと、前記保護用のプレートを介して前記第2のプレートと対向して配置された第2の信号接続用の基板をさらに備え、前記保護用のプレートは、前記第2のプレートと対向する側の表面に、前記複数の電極部として形成された複数の第2の電極を備え、前記第2の電極は、前記保護用のプレートにおける前記第2のプレートと対向する側の表面と、前記保護用のプレートにおける前記第2の信号接続用の基板と対向する側の表面との間で信号を導くものであり、前記第2の信号接続用の基板は、前記複数の第2の電極にそれぞれ接触する複数の第3の電極と、前記複数の第3の電極をそれぞれ外部の装置に接続するための接続部とを備えることを特徴としている。請求項4に記載の発明によれば、保護用のプレートに形成された複数の第2の電極によって、複数の検査用接触子の他方端部がそれぞれ衝止される。また、第2の電極を介して、検査用接触子と、第2の信号接続用の基板が備える第3の電極との間で信号が導かれる。そして、第2の信号接続用の基板によって、接続部を介して第3の電極と外部の装置とが接続可能にされる。
請求項5に記載の発明に係る基板検査装置は、請求項1又は2に記載の基板検査用治具と、前記複数の検査用接触子における他方端部と電気的に接続されて前記複数の検査用接触子に選択的に電気信号を与えて基板検査を行う基板検査部とを備えたことを特徴としている。請求項5に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の基板検査用治具における複数の検査用接触子の他方端部と基板検査部とが電気的に接続される。そして、基板検査部によって、複数の検査用接触子に選択的に電気信号が与えられて基板検査が行われる。
請求項6に記載の発明に係る基板検査装置は、請求項3又は4に記載の基板検査用治具と、前記接続部を介して前記複数の検査用接触子における他方端部と電気的に接続されて前記複数の検査用接触子に選択的に電気信号を与えて基板検査を行う基板検査部とを備えたことを特徴としている。請求項6に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の基板検査用治具において接続部を介して複数の検査用接触子の他方端部と基板検査部とが電気的に接続される。そして、基板検査部によって、複数の検査用接触子に選択的に電気信号が与えられて基板検査が行われる。
このような構成の基板検査装置は、被検査基板が第1のプレートに圧接されると、第1のプレートから突出した検査用接触子の一方端部が第1のプレート方向に押し込まれることにより複数の検査用接触子の撓みの方向が中間プレートのスライド方向にされるので、各検査用接触子の先端部の位置が基板への圧接方向に不揃いになっている場合であっても、複数の検査用接触子を被検査基板に確実な接触圧を与えて弾接させると共に、検査用接触子同士が接触することを抑制することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る基板検査装置1の一実施形態を示す断面図である。図1に示す基板検査装置1は、検査対象となる基板100を保持するためのワークホルダ2、検査ユニット3U,3D、位置決め機構4、及び検査制御部5を備える。また、検査ユニット3U,3Dはそれぞれ、基板100に同時に接触させて基板を検査するための複数の接触子61と、複数の接触子61を支持する治具6とを備える。
また、検査ユニット3U,3Dは、それぞれ治具6を昇降して基板100に圧接する昇降機構31U,31Dを備える。そして、検査ユニット3Uは、基板100の上面側の配線パターンに接触子61を圧接して基板検査を行うためのもので、ワークホルダ2の上部に配設されており、昇降機構31Uによって治具6を下降させることにより、基板100の上面側に接触子61を圧接する。また、検査ユニット3Dは、基板100の下面側の配線パターンに接触子61を圧接して基板検査を行うためのもので、ワークホルダ2の下部に配設されており、昇降機構31Dによって治具6を上昇させることにより、基板100の下面側に接触子61を圧接する。
位置決め機構4は、例えばX−Yテーブル等を用いて構成され、ワークホルダ2と検査ユニット3U,3Dとの相対位置を移動させて基板100を所定の検査位置に位置決めする。検査制御部5は、例えばマイコン等を用いて構成され、検査ユニット3U,3D、位置決め機構4等の動作を制御すると共に、各接触子61と、図略の配線ケーブル等により電気的に接続されている。そして、検査制御部5は、複数の接触子61に選択的に所定の電気信号を与えたときに流れる電流を検出することにより、基板検査、例えば、基板100に形成された配線パターンの導通検査や、配線パターン間の短絡の検査を行う。
図2は、図1に示す治具6の詳細を示す図である。図2において、治具6は、検査ユニット3Dに取り付けられたときの方向で示めされており、治具6の上部に接触子61の先端部が突出している。図2に示す治具6は、プレート62、スライドプレート63、ベースプレート64、支柱65、ガイド棒66、インターポーザプレート67、ベース基板68、治具ベース69、及びガイドプレート70を備える。
プレート62、スライドプレート63、ベースプレート64、及び治具ベース69は、例えば樹脂材料等の絶縁材料からなる板状の部材である。プレート62には、基板100に形成されている配線パターンの検査点に対応する位置に、それぞれ貫通開口71が設けられ、貫通開口71に挿通された接触子61を突出状態で貫通支持する。ガイドプレート70には、略円形状の貫通開口72が形成されており、貫通開口72を挿通された接触子61を、緩やかに拘束してスライドプレート63へガイドするようにされている。スライドプレート63には、略円形状の貫通開口73と長孔形状の貫通開口74,75が形成されており、貫通開口73に挿通された接触子61を貫通支持すると共に、貫通開口74にガイド棒66が挿通され、貫通開口75に支柱65が挿通される。スライドプレート63の詳細については後述する。
ベースプレート64には、インターポーザプレート67に形成されている後述の複数の電極77に対応する位置に、それぞれ貫通開口76が設けられ、貫通開口76に挿通された接触子61を貫通支持する。支柱65は、円柱状の支柱であり、支柱65の両端は、プレート62とベースプレート64とに固定され、プレート62とベースプレート64とを所定の間隔で互いに平行に支持する。また、支柱65は、プレート62とベースプレート64との間の中間位置においてプレート62等と平行に、スライドプレート63を支持する。さらに、支柱65は、プレート62とベースプレート64との間においてプレート62寄りの位置で、プレート62等と平行にガイドプレート70を支持する。支柱65の詳細については後述する。
ガイド棒66は、円柱状のガイドピンであり、ガイド棒66の両端は、ガイドプレート70とベースプレート64とに固定されると共に、スライドプレート63の貫通開口74に挿通されている。なお、ガイド棒66は、ガイドプレート70又はベースプレート64のいずれか一方に固定される構成であってもよく、プレート62に固定される構成であってもよく、あるいは支柱65と接続されることによって固定される構成であってもよい。
治具ベース69は、治具6の土台となる厚板状の部材である。治具ベース69の上には、ベース基板68と、インターポーザプレート67と、ベースプレート64とが治具ベース69側からこの順番で積み重ねられている。インターポーザプレート67は、例えば、リジッド基板やフレキシブル基板等のプリント配線基板、あるいは繊維質で構成されたシート等からなり、プレート64に設けられた貫通開口76とそれぞれ対応する位置に、インターポーザプレート67を貫通するように設けられた複数の電極77を備える。
なお、電極77は、インターポーザプレート67を貫通する例に限られず、例えばインターポーザプレート67の表裏に設けられた二つの電極パターンが配線パターンによって接続された構成としてもよい。また、インターポーザプレート67を異方導電性ゴムによって構成し、ベース基板68の表面に形成された後述の電極パターン78とインターポーザプレート67とが接触することにより、インターポーザプレート67において電極パターン78との間で導通する部分を電極77として用いてもよい。
ベース基板68は、例えばリジッド基板やフレキシブル基板等のプリント配線基板からなり、ベース基板68におけるインターポーザプレート67と接する側の表面には、インターポーザプレート67が備える電極77とそれぞれ対応する位置に複数の電極パターン78が設けられ、ベース基板68とインターポーザプレート67とが積層されることにより、相対応する電極77と電極パターン78とが接触している。
また、ベース基板68には、各電極パターン78と図略の配線パターンによってそれぞれ接続された複数の接続端子79が設けられている。そして、各接続端子79と検査制御部5との間は配線ケーブル80によって、接続されている。このように、ベース基板68を用いて電極77と配線ケーブル80とが接続されるので、電極77からの信号を例えばリード線等を用いて引き出す場合よりも、配線作業の工数を低減させることができる。
接触子61は、例えばSUS(JIS G4303)等のステンレス鋼からなる弾性を有する長尺のピアノ線等を用いたワイヤープローブである。そして、接触子61は、貫通開口71,72,73,76に挿通され、接触子61の基端部位は電極77に突き当てられて衝止される。また、接触子61の先端部位は、プレート62の表面から突出している。
図3は、スライドプレート63の詳細を説明する図である。図3に示すスライドプレート63は、長方形にされており、四隅に貫通開口75が形成されている。貫通開口75には、支柱65が挿通されている。支柱65は、貫通開口75の長孔短手方向の幅よりも直径が大きい円柱状の支柱である。そして、同じ長さの四本の支柱65が、各支柱65の両端部でプレート62とベースプレート64とに固定されている。これにより、プレート62とベースプレート64とは、所定の間隔で互いに平行に支持される。
また、支柱65の中間部位は、貫通開口75の長孔短手方向の幅よりも直径が小さい円柱状にされており、この直径が小さくされた部分が、スライドプレート63の四隅の貫通開口75に挿通されている。これにより、スライドプレート63は、支柱65の直径が大きい部分で係止され、プレート62とベースプレート64との間の中間位置においてプレート62等と平行に支持される。また、貫通開口75は長孔形状にされているので、スライドプレート63は、貫通開口75の長手方向にスライド可能にされている。
スライドプレート63には、スライドプレート63の両方の長辺近傍に、各四つずつ、合計八つの貫通開口74が形成されている。そして、各貫通開口74にガイド棒66が挿通されている。また、貫通開口74は、長手方向が貫通開口75と同じ方向にされた長孔形状にされており、スライドプレート63は、貫通開口74の長手方向にスライド可能にされている。また、スライドプレート63には、略格子状に配列されて複数の貫通開口73が形成されている。そして、スライドプレート63は、複数の貫通開口73にそれぞれ挿通された複数の接触子61の軸方向中間部を、一体に貫通支持している。
次に、上述のように構成された基板検査装置1の動作について、図1を参照しつつ説明する。まず、ワークホルダ2によって、検査対象となる基板100が保持される。そして、検査ユニット3Dによって昇降機構31Dが上昇され、複数の接触子61の先端部位が、それぞれ基板100の下面側に形成された配線パターンの各検査点に接触される。さらに、図略の押圧板によって、基板100とプレート62とが圧接され、基板100の下面側に形成された配線パターンの各検査点と、各接触子61の先端部位とが圧接される。
図4は、基板100とプレート62とが圧接された状態を示す図である。まず、図2に示すように、基板100とプレート62とが圧接されていない状態では、接触子61は撓んでおらず、接触子61の先端部位がプレート62の表面から突出した状態になっている。そして、図4に示すように、基板100とプレート62とが圧接されると、プレート62の表面から突出していた接触子61の先端部位が、基板100によって押し込まれる。一方、接触子61の基端部位は、電極77によって衝止されているので、接触子61には、基板100によって押し込まれた長さ分だけ撓みが生じる。そして、接触子61に撓みが生じると、各接触子61の軸方向中間部がスライドプレート63の貫通開口73によって一体に貫通支持されているため、接触子61の撓みに応じてスライドプレート63がスライドされると共に、各接触子61の撓み方向が同じ方向に揃えられる。
このとき、プレート62の表面から突出していた各接触子61の先端部位が、基板100によって押し込まれるので、各接触子61の先端部の位置が基板100への圧接方向に不揃いになっている場合であっても、各接触子61と基板100との間に確実な接触圧を与えることができる。
また、貫通開口74,75は長孔形状にされているので、スライドプレート63は、貫通開口74,75の長手方向にのみスライド可能になる結果、接触子61の撓みに応じてスライドプレート63が貫通開口74,75の長手方向にスライドすることとなり、接触子61の撓み方向が、貫通開口74,75の長手方向にされる。そして、各接触子61の撓み方向が同じ方向に揃えられるので、各接触子61がばらばらの方向に撓んだ場合のように、隣接する接触子61同士が接触してしまうことが低減される。また、接触子61は、弾性を有する長尺のピアノ線等を用いて構成されているので、接触子61が撓むことにより、基板100の配線パターンと接触子61とが弾接状態に保たれ、基板100の各配線パターンと各接触子61とを低抵抗で接触させることができる。
なお、ガイド棒66と貫通開口74とを用いず支柱65と貫通開口76とを用いて、スライドプレート63を貫通開口76の長手方向にスライド可能にする構成としてもよいが、ガイド棒66と貫通開口74とを複数箇所に設けることにより、接触子61が撓む力を、さらに効率よくスライドプレート63をスライドさせる力に変換することができる。
また、インターポーザプレート67を用いず、基板100によって押し込まれた接触子61の基端部位を、ベース基板68に形成された電極パターン78によって衝止する構成としてもよいが、インターポーザプレート67を用いて接触子61が押し込まれたことによる反力を電極77によって受け止めると共に、接触子61の基端部位と電極パターン78との間の電気的接続を電極77を介して行うことによって、接触子61が押し込まれたことによる反力が直接ベース基板68に加えられることが防止され、ベース基板68が接触子61の基端部位によって傷つけられることが低減される。
次に、検査ユニット3Uによって、検査ユニット3Dの場合と同様にして、基板100の上面側に形成された配線パターンの各検査点と、各接触子61の先端部位とが圧接される。そして、検査制御部5から配線ケーブル80、接続端子79、電極パターン78、電極77、及び接触子61を介して基板100の検査対象となる配線パターンの各検査点間に所定の電気信号が与えられる。そして、検査制御部5によって、この電気信号により検査対象の各検査点間に流れる電流が検出されると共に、検出された電流値に基づいて基板検査が行われる。
なお、治具6は、ガイドプレート70を一つ備える構成を示したが、被検査基板に形成された配線パターンの各検査点の間隔や、接触子61の直径、弾性、長さ、等に応じて適宜ガイドプレート70の数を増減してもよい。また、スライドプレート63を複数備えてもよい。
本発明の一実施形態に係る基板検査装置の構成を説明するための断面図である。 図1に示す治具の詳細を示す図である。 図1に示すスライドプレートの平面図である。 図1に示す治具に被検査基板が圧接された状態を示す図である。
符号の説明
1 基板検査装置
5 検査制御部(基板検査部)
6 治具(基板検査用治具)
31U,31D 昇降機構
61 接触子(検査用接触子)
62 プレート(第1のプレート)
63 スライドプレート(中間プレート)
64 ベースプレート(第2のプレート)
65 支柱(間隔支持部材)
66 ガイド棒(スライド規制部材)
67 インターポーザプレート(保護用のプレート)
68 ベース基板(信号接続用の基板)
69 治具ベース
70 ガイドプレート
71,72,73,75,76 貫通開口
74 貫通開口(開口部)
77 電極(電極部)
78 電極パターン(第3の電極)
79 接続端子(接続部)
100 基板(被検査基板)

Claims (6)

  1. 被検査基板が圧接されることにより、弾性を有する複数の長尺の検査用接触子を被検査基板に同時に接触させる基板検査用治具であって、前記複数の検査用接触子における一方端部を突出状態で貫通支持する第1のプレートと、前記複数の検査用接触子における他方端部をそれぞれ貫通支持する第2のプレートと、前記複数の検査用接触子の軸方向中間部をそれぞれ貫通支持する中間プレートと、前記第1、第2のプレートを所定の間隔で互いに平行に支持すると共に、前記第1のプレートと第2のプレートとの間の中間位置において前記第1、第2のプレートと平行に前記中間プレートを支持する支持部材と、前記複数の検査用接触子における他方端部とそれぞれ接触すると共に前記他方端部を衝止する複数の電極部とを備え、前記支持部材は、前記中間プレートを、その面方向で少なくとも一軸方向にスライド可能に支持するものであることを特徴とする基板検査用治具。
  2. 前記支持部材は、前記第1、第2のプレート及び、前記中間プレートを所定の間隔で支持すると共に、前記中間プレートを少なくとも前記一軸方向にスライド可能にする間隔支持部材と、第1、第2のプレートの少なくとも一方または間隔支持部材に支持された柱状のスライド規制部材とからなり、前記中間プレートには、前記一軸方向に長尺の開口部が形成され、前記スライド規制部材は、前記開口部に挿通されていることを特徴とする請求項1記載の基板検査用治具。
  3. 前記第2のプレートにおける前記第1のプレートと対向する側とは反対側の面と対向して配置された第1の信号接続用の基板をさらに備え、前記第1の信号接続用の基板は、前記複数の電極部として形成された複数の第1の電極と、前記複数の第1の電極をそれぞれ外部の装置に接続するための接続部とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の基板検査用治具。
  4. 前記第2のプレートにおける前記第1のプレートと対向する側とは反対側の面と対向して配置された保護用のプレートと、前記保護用のプレートを介して前記第2のプレートと対向して配置された第2の信号接続用の基板をさらに備え、前記保護用のプレートは、前記第2のプレートと対向する側の表面に、前記複数の電極部として形成された複数の第2の電極を備え、前記第2の電極は、前記保護用のプレートにおける前記第2のプレートと対向する側の表面と、前記保護用のプレートにおける前記第2の信号接続用の基板と対向する側の表面との間で信号を導くものであり、前記第2の信号接続用の基板は、前記複数の第2の電極にそれぞれ接触する複数の第3の電極と、前記複数の第3の電極をそれぞれ外部の装置に接続するための接続部とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の基板検査用治具。
  5. 請求項1又は2に記載の基板検査用治具と、前記複数の検査用接触子における他方端部と電気的に接続されて前記複数の検査用接触子に選択的に電気信号を与えて基板検査を行う基板検査部とを備えたことを特徴とする基板検査装置。
  6. 請求項3又は4に記載の基板検査用治具と、前記接続部を介して前記複数の検査用接触子における他方端部と電気的に接続されて前記複数の検査用接触子に選択的に電気信号を与えて基板検査を行う基板検査部とを備えたことを特徴とする基板検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009265065A (ja) * 2008-04-21 2009-11-12 Willtechnology Co Ltd プローブカード
JP2017533446A (ja) * 2015-01-04 2017-11-09 イル キム、 検査接触装置

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