JP2005054740A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Takushi Sasa
卓士 佐々
Hideto Oka
秀人 岡
Taisei Kobayakawa
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Abstract

【課題】 圧縮機構部からの荷重とクランク軸のたわみによる片当たりを防止した、スクロール圧縮機のすべり副軸受支持構造を提供する事。
【解決手段】 副軸受202がラジアル面210とスラスト面211とを支持可能としたすべり軸受構造と給油機構の一部を併せ持ち、副軸204のラジアル面外径が両端に向かってそれぞれ順次微少に縮小した形状とすることにより、簡単な構造で片当たりを防止したすべり副軸受構造を有するスクロール圧縮機を実現することが可能となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、業務用及び家庭用の空気調和機(空調機)等に使用されるスクロール圧縮機に関するもので、特にその駆動軸の支持構造に関するものである。
従来例として、密閉型電動横置きスクロール圧縮機を例にとり、図面とともに説明する。
従来、主軸〜主軸受と副軸〜副軸受とによりクランク軸の支持機構を持つ、2軸受構造のスクロール圧縮機の副軸受は、主軸〜主軸受と副軸〜副軸受間の軸中心位置合わせ(以降、上下心出しと記載)を容易にし、使用時のクランク軸のたわみによる軸〜軸受面の片当たりを回避する為、ボール〜レース間のガタ(ラジアル内部隙間より発生する角隙間)を利用した、ボールベアリングを用いることが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
図5は、前記特許文献1に記載された従来の副軸〜副軸受廻りの支持構造を示すスクロール圧縮機の断面図である。
図5に示すように、密閉容器101の内部には、圧縮機構部102と、電動機部103と、クランク軸106と、プレート116とが設置されている。電動機部103は、固定子104と、回転子105とから構成されており、この電動機部103で発生する回転力は、クランク軸106によって圧縮機構部102へ伝達される。圧縮機構部102は、主軸受ブッシュ109を設置した軸受部材108と、固定スクロール110と、旋回スクロール113と、オルダムリング115とから構成されている。前記回転力がこの圧縮機構部102へ伝達されると、これらの部品によって圧縮作用が発生する。その結果、密閉容器101に設けられた吸い込み管111から低圧冷媒が吸い込まれ、圧縮機構部102で圧縮された後、吐き出し管112から高圧冷媒として吐き出される。なお、スクロール圧縮機の圧縮原理については、すでに公知であるので、ここでは省略する。
クランク軸106は、圧縮機構部102に設置された主軸受109と、密閉容器101に固定されたプレート116に設けられた副軸受114とによって、回転自在に支承されている。副軸受114としては、一般的にボールベアリングが用いられており、図5に示した例では、密閉容器101に溶接固定されたプレート116の凹部118に圧入固定されている。
また、クランク軸106には、回転子105が焼き嵌め固定されており、その磁気中心位置は、密閉容器101に焼き嵌め固定された固定子104の磁気中心位置よりも主軸受109側としている。これにより、固定子104に対して、回転子105に磁気吸引力が作用し、クランク軸106に副軸受114方向へのスラスト荷重(以下、この力を予圧という。)が作用することで、実運転時の副軸受(ボールベアリング)114から発生する騒音を低減すると共に、クランク軸106のスラスト方向振動を抑制することが出来る。
ここで、副軸受(ボールベアリング)114は、圧縮機の実運転時にはクランク軸106の回転によるラジアル荷重と前記予圧によるスラスト荷重を同時に支承することとなる。
一方、プレート116には、ポンプ装置117が設置されており、クランク軸106が
回転することにより、密閉容器101内部に溜められた潤滑油107を汲み上げ、クランク軸106の中心に設けた給油穴を通って、圧縮機構部102の各部を潤滑する。
特開平9−158872号公報(第2頁、図6)
しかしながら、前記従来の構成のように、スクロール圧縮機の副軸受としてボールベアリングを用いた場合、ボールとレースは基本的に点接触である為、ボール〜レース間の面圧が大きい。この為、疲労による異常摩耗や凝着(焼き付き)が発生し易く、騒音異常や入力増大等の圧縮機品質不良の要因とも成り得る。特にスクロール圧縮機のような密閉容器内で一般的に有限寿命とされるボールベアリングを軸受に用いる場合、前述のような異常摩耗や凝着(焼き付き)が発生してしまった時には、取り替えが困難であり、かつ冷媒・潤滑油混合状態中で使用する過酷な使用状況でもある為、長期間の信頼性に欠ける点が多い。
更に、高能力化等の為、スクロール圧縮機の容積が増大した場合、副軸受へのラジアル荷重も増大し、同一のボールベアリングを用いた場合は著しく信頼性が劣る傾向となる。これを解決する手段として、点接触による負荷を緩和する為に、ボールベアリングのボール径を拡大、或いはボールベアリング全体のサイズを拡大する等の方法が考えられるが、この場合、大幅な仕様変更が必要となり、コスト高ともなる為、量産性に欠ける。
その一方で、近年増加しているスクロール圧縮機はインバータ駆動のように、10Hz近辺の低周波数域から100Hzを越える高周波数域まで広範囲に使用されるようになって来ている。特にスクロール圧縮機の場合は、圧縮機構部がクランク軸端部に有るため、クランク軸の回転運動時に圧縮反力による副軸〜副軸受部を支点とするみそ擂り運動(図3参照)となり易く、また、インバータ駆動による運転周波数の変化時等には、なお不安定な回転運動となるため、前述のように使用時に生じるロータの遠心力による荷重変化で発生するクランク軸自体のたわみ(図4参照)と合わさり、副軸受ラジアル軸受面に更に片当たりが生じ易くなる。この為、前述のように問題点は有るものの、副軸受としてボールベアリングが用いられることが多かった。
本発明はこれらのような複数の課題を全て解決するものであり、遠心力によるクランク軸のたわみにより生じるクランク軸の片当たりや、圧縮反力によるクランク軸のみそ擂り運動による片当たり等を回避し、副軸〜副軸受間への給油を容易に行い、更に信頼性・騒音・振動・組立性等にも優れた、安価なスクロール圧縮機のすべり副軸受支持構造を提供する事を目的とする。
前記従来の課題を解決する為に、本発明によるスクロール圧縮機の副軸受支持構造は、副軸受がクランク軸よりかかるスラスト荷重とクランク軸の回転によるラジアル荷重とを受けるすべり軸受構造と給油機構の一部を同一部材として併せ持ち、密閉容器内には溶接等で固定されたプレートを介して、ボルト等により上下心出し後に支持固定され、前記給油機構より圧縮機構と副軸〜副軸受面間に潤滑油を分岐して同時に潤滑する給油経路を設けた副軸〜副軸受間のすべり軸受構造を備え、副軸ラジアル面の外径が両端に向かってそれぞれ順次微少に縮小し、逃げ部を設けた形状となっている。
本構成によって、遠心力によるクランク軸のたわみにより生じるクランク軸の片当たりや、圧縮反力によるクランク軸のみそ擂り運動により生じる片当たり等を回避し、圧縮機構部と副軸〜副軸受面間への潤滑油の供給を容易に構成可能とし、信頼性・騒音・振動・
組立性等に優れた、安価な副軸〜副軸受面間のすべり軸受構造、及びそれを備えたスクロール圧縮機を提供することが出来る。
以上のように、本発明の副軸〜副軸受面間のすべり軸受構造によれば、圧縮機構部と副軸〜副軸受面間への潤滑油の供給を容易に構成可能とし、信頼性・騒音・振動・組立性等に優れた、安価な副軸〜副軸受面間のすべり軸受構造、及びそれを備えたスクロール圧縮機を提供することが出来る。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型電動縦置きスクロール圧縮機の断面図の一例で、図2は副軸〜副軸受部位の拡大図である。図1、図2また従来の図5と同じ構成要素については同じ符号を用い、従来の図5と同じ構成要素については説明を省略する。
図2において、副軸受202は密閉容器101に固定された穴付のプレート201に、上下心出し後ボルト203にて組み付け固定されている。副軸受202には給油機構117の主要部品である歯車207が組み付けられる穴が設けられている。この歯車207はクランク軸106の末端に設けたポンプ軸206と嵌合しており、クランク軸106の回転と共に回転し前記従来例のような給油機構(強制給油)を成すよう構成されている。本実施例の場合は、特にこの強制給油時に、副軸受202にポンプ軸206が貫通する為設けられたポンプ軸穴208とポンプ軸206との隙間209から潤滑油107を分岐させ、クランク軸106の副軸204に設けた油溝205により、副軸204と副軸受202間のスラスト面211とラジアル面210に潤滑油107の給油を行うことが可能となる構成となっており、これにより、スラスト荷重とラジアル荷重とを受けることが可能なすべり副軸受構造を構成している。
また、この副軸204のラジアル面210は図3の様にクランク軸106全体が圧縮機構部102から受けた荷重分α°傾いたとき、また図4の様にクランク軸106全体の回転運動時に生じるたわみ分β°傾いたときを考慮した逃げ部215を副軸204のラジアル面210に設けており、これにより副軸受に対する片当たりを防止する。
かかる構成によれば、前記スラスト荷重とラジアル荷重とを受ける、騒音・振動・組立性に優れた、安価なすべり副軸受構造を可能とし、副軸受(ボールベアリング)114のような有限寿命ではなく、永久寿命を実現できる為、高信頼性を実現可能としている。
なお、本実施の形態において、油溝205として副軸204側に設けたが、副軸受202側に設けても良く、また、副軸受202のプレート201への固定方法は溶接等でも良い。
以上のように、本発明にかかるスクロール圧縮機は、圧縮機構部と副軸〜副軸受面間への潤滑油の供給を容易に構成可能とし、信頼性・騒音・振動・組立性等に優れた、安価な副軸〜副軸受面間のすべり軸受構造を有するスクロール圧縮機を実現することが可能となるので、業務用及び家庭用の空気調和機(空調機)等の用途に適用することができる。
本発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の副軸〜副軸受拡大断面図 スクロール圧縮機のクランク軸みそ擂り運動の状態を表したイメージ図 スクロール圧縮機のクランク軸たわみ状態を表したイメージ図 従来のスクロール圧縮機の断面図
符号の説明
101 密閉容器
102 圧縮機構部
103 電動機部
104 固定子
105 回転子
106 クランク軸
107 潤滑油
108 軸受部材
109 主軸受
110 固定スクロール
111 吸い込み管
112 吐き出し管
113 旋回スクロール
114 副軸受(ボールベアリング)
115 オルダムリング
116 プレート
117 給油機構
118 プレート凹部
201 プレート(穴付)
202 副軸受(すべり)
203 ボルト
204 副軸
205 油溝
206 ポンプ軸
207 歯車
208 ポンプ軸穴
209 ポンプ軸〜ポンプ軸穴間隙間
210 ラジアル面
211 スラスト面
215 副軸ラジアル面逃げ部

Claims (1)

  1. 密閉容器内にクランク軸を介して圧縮動作を行う圧縮機構部と、これを駆動する電動機と、クランク軸中心に設けた給油穴より圧縮機構部へ潤滑油を供給する給油機構等を配して構成されるスクロール圧縮機において、クランク軸が電動機を挟んだ、主軸受と副軸受により支承され、かつ反圧縮機構部側(副軸受側)に常時荷重(予圧)がかかる構造で、この副軸受がクランク軸よりかかる前記スラスト荷重とクランク軸の回転によるラジアル荷重とを受けるすべり軸受構造と給油機構の一部を同一部材として併せ持ち、密閉容器内には溶接等で固定されたプレートを介して、ボルト等によりクランク軸心出し後に支持固定され、前記同一の給油機構より圧縮機構と副軸〜副軸受面間に潤滑油を分岐して同時に潤滑する給油経路(油溝等)を設けた副軸〜副軸受面間のすべり軸受構造を備え、副軸ラジアル面の外径が両端に向かってそれぞれ順次微少に縮小した形状としたことを特徴とするスクロール圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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