JP2005053910A - 化粧的な皮膚処理法及びそのような方法を実施するための装置 - Google Patents

化粧的な皮膚処理法及びそのような方法を実施するための装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005053910A
JP2005053910A JP2004225922A JP2004225922A JP2005053910A JP 2005053910 A JP2005053910 A JP 2005053910A JP 2004225922 A JP2004225922 A JP 2004225922A JP 2004225922 A JP2004225922 A JP 2004225922A JP 2005053910 A JP2005053910 A JP 2005053910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
filler
soft focus
mixtures
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004225922A
Other languages
English (en)
Inventor
Dufournier Franck Girier
ギリエール デュフルニエ フランク
Anne Liechty
リーシュティ アンヌ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2005053910A publication Critical patent/JP2005053910A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
    • A61K8/046Aerosols; Foams
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/25Silicon; Compounds thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/84Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/85Polyesters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/84Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/88Polyamides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/02Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q3/00Manicure or pedicure preparations
    • A61Q3/02Nail coatings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/40Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
    • A61K2800/42Colour properties

Abstract

【課題】 凹凸の欠点の知覚を減少させ、色の欠点を隠し、肌色をマットする事も可能にする化粧的な皮膚の処理法、及び少なくとも一つのソフトフォーカスフィラーを含む組成物、及びその噴霧方法を提供する。
【解決手段】 15μm以下の数平均サイズで、その種類としてシリカ、タルク、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、TiO、酸化亜鉛等及びそれらの混合物から選択されたフィラーを重量比で0.1〜20重量%で含まれる組成物を生理学的に許容される媒体中に含み、40%以上のヘイズ指数H及び70%以上の半球透過率Thを与える組成物及び噴霧装置。
【選択図】なし

Description

本発明発明は、皮膚、粘液膜及び/又は外皮、特に非繊維質のケラチン物質の化粧処理に関する
より詳細には本発明は、皮膚の欠点を少なくとも部分的に隠すために特に有用であるところの方法を提案することに向けられる。
皮膚特に顔あるいは首の不完全性をファンデーションを用いて隠すことを望むことは一般的である。
従来のファンデーションは一般的に広い被覆を与え、肌色をくすませ(matting)、皮膚の色の不完全性、例えば赤みを隠すために有用であるが、必ずしも凹凸の欠点、例えばしわをもまた隠すためには適切ではない。
しわ及び他の凹凸の欠点を隠すため、“ソフトフォーカス”フィラーを含む組成物が使用される。これらの組成物は、それらが塗布されるところの表面の凹凸の知覚を減少させる。
ファンデーションですでにメイクアップされた皮膚の上への、手動による又はアプリケーターを使用してのソフトフォーカスフィラーを含む組成物の塗布は、少なくとも部分的に2つの組成物の緊密な混合をもたらし、それはソフトフォーカス組成物の有効性の減少をもたらし、結果の質を損なう。
従って、特に凹凸の欠点の知覚を減少させることを可能にし、適切な場合には、色の欠点を隠し、肌色をマットにすることをもまた可能にする化粧的な皮膚の処理法から恩恵を受ける必要がある。
さらに、少なくとも1のソフトフォーカスフィラーを含む組成物を用いて得られるメイクアップの質をさらに改善するための必要がある。
また隠蔽効果を生み出すことなく欠点を繕い、メイクアップされた肌に自然な外観を保つ必要もある。
本発明はこれらの必要性の全部又は一部を満足することに向けられる。
その第1の特徴に従うと、本発明の課題は化粧的な処理法、特に皮膚、粘膜又は爪の表面のメイクアップ法であり、この方法はソフトフォーカス化粧料組成物の、該表面上への噴霧による施与を含み、この組成物は生理学的に許容される媒体中に、該組成物に40%以上のヘイズ指数(haze index)及び70%以上の半球透過率(hemispheric transmission factor)Thを与える少なくとも1のフィラーを含む。
用語“噴霧すること”とは、好ましくは多かれ少なかれ微粒子の霧、特に滴の形における
散布を意味する。
噴霧による組成物の施与は、実質的に均一なその堆積を許すことができ、そのことは皮膚の凹凸の欠点を隠蔽することにずっとよく寄与する。
ソフトフォーカス組成物の施与の前に、下地組成物(それは特に着色されており、例えば従来のファンデーションである)が処理されるべき表面へ施与され得る。
従って本発明のメイクアップ法は、第1段階において任意の従来方式、例えば手動で、アプリケーター、例えばブラシ又はスポンジを用いてあるいは噴霧による、着色された下地の化粧料組成物の施与を含む。次に本発明のソフトフォーカスの組成物が第2段階において噴霧によりこの第1のメイクアップの皮膜の上に重ねられる。
噴霧は薄いフィルム例えば“ベール”タイプの形態においてソフトフォーカス組成物を下地組成物の表面の上に堆積させることを可能にし、その結果、所望されるソフトフォーカスの発現に有害となり得る2つの組成物間の緊密な混合を防ぐことを可能にする。
本発明はこのように、着色された不完全さであれ、凹凸であれ、隠蔽に関して特に満足のいくメイクアップを得ることを可能にし得る。
変形として、ソフトフォーカス組成物の施与は例えば、少なくとも2つのノズルを含む噴霧装置を用いる手段により下地組成物の施与と同時でもあり得る。
ソフトフォーカス組成物は。特に該組成物が着色された下地組成物の上に重ねられることを意図されているか又はされていないかにより、少なくとも1の着色剤を含んでいても又は含まなくてもよい。
特にソフトフォーカス組成物がメイクアップされるべき表面に直接施与され、かつソフトフォーカス組成物が着色剤を含む場合、組成物の飽和C*は好ましくは17〜60であり、さらによく20〜60である。
17超の飽和値C*は色の十分な供給が得られることを許すのに対し、60未満の値はソフトフォーカスの生産を損なわないことを可能にし、かつ自然なメイクアップが得られることをもまた許す。
半球透過率Thの測定及びヘイズ指数Hの計算
上に示されたように、ソフトフォーカスの化粧料組成物は40%以上、好ましくは45%以上、特に50%、よりよく60%、ずっとよりよく70%以上、特に75%、よりよく80%のヘイズ指数を有する。
半球透過率Th自身は70%以上、特に75%以上、よりよく80%以上又は85%でさえある。
用語“ヘイズ指数H”とは大きさ((Th−Td)/Th)・100を意味し、ここでThは半球透過率を、Tdは直接透過率を表す。
ヘイズ指数Hが高いとき、組成物は大きなソフトフォーカスを与え、凹凸の知覚を変えることにより欠点が隠蔽されることを許す。
半球透過率Thは組成物の透明性に関する情報を与える。Th値が高いほど、組成物はより透明である。
Th及びTd値は分光光度計及び積分球(特徴づけることを所望される組成物の後ろに置かれる)を用いて測定されうる。
組成物の半球スペクトル透過Th(λ)は、図1に示したように、組成物Pの試料により受けられた波長λの光の強度と平面により区切られた空間内ですべての方向にこの試料により復元された(restitute)光の強度との比により定義される。
試料の直接スペクトル透過Td(λ)は、図2に示されたように、試料により受け取られた波長λの光の強度と入射光と同じ伝播方向にこの試料により復元された光の強度との比により定義される。
半球スペクトル透過Th(λ)及び直接スペクトル透過Td(λ)の測定は以下の実験プロトコルに従って行われ得る。
分析することが所望される組成物Pがくりぬかれた石英のスライドQの上に、20μmの厚さeの層を形成するように広げられ、次に37℃において5分間オーブン中に入れられる。
Varian Cary 300(商標)分光光度計及び組成物を含む石英のスライドの後ろに置かれたLabsphere(商標)ブランドの積分球を用いてTh(λ)は測定され得る。分光光度計は分散透過モードで使用され、単色の入射光の波長λは400〜700nmの範囲である。
測定は透過モード%Tにおいて、240nm/分の速度において、“ダブルリバース”モードにおいて、行われた。
第1段階において、空の石英スライドQの上で最初の測定を行い、透過された強度の最大値を得ることにより更正が行われる。
次に半球スペクトル透過Th(λ)が分析されるべき組成物Pを含む石英のスライドを用いて測定される。
Td(λ)値は同じ分光光度計で測定され、直接透過モードにおいて使用され、入射の単色光の波長λは400〜700nmの範囲である。機械は透過モード%T、240nm/分の掃引速度、“ダブル”モードに設定される。空の石英スライドが対照部に入れられ、組成物を含む石英スライドが測定部におかれ、そしてTd(λ)が測定される。
波長が400〜700nmの範囲であるとき、得られるTh(λ)又はTd(λ)のすべてのスペクトルの値の平均をそれぞれ確立することにより、半球透過率Th及び直接透過率Tdが計算される。
飽和C*
飽和C*は以下の方法で、CIE L*a*b*C*h比色空間において測定され得る。
2.47mmの最小深さを有する亜鉛メッキされたスチールのるつぼのふちまで、その飽 和を測定することが望まれる組成物が入れられる。
次にるつぼはLabo-Modeme社製の76×26mmの“LMR”H1のはす縁のカバースライドで覆われる。
飽和C*はCM3700d分光測色計を用いて測定され、照明及び観測系はd/8°反射モードであり、測定はもっぱら鏡面反射モードで行われる。
UV放射は100%を含む。
ズームの位置は中(MAV)であり、絞りは中であり、コンフィグレーションはCREIMMであり、観測は10°CIE1964であり、光源はD65である。
噴霧装置
ソフトフォーカス組成物の噴霧は、該組成物により与えられるソフトフォーカスの性質に影響を及ぼさないのであれば、当業者に公知の任意の方法により行われ得る。
噴霧は例えば、組成物を例えば噴射ガスの圧力に付することにより組成物を加圧する手段を用いて行われ得る。
この噴射ガスは組成物と共に又は別に容器に入れられてもよく、該組成物は加圧された容器内の例えば柔軟な袋に収容される。
組成物はポンプ、特に手動で操作されるポンプにより加圧され得、それは予備圧縮と共にあるいは共にでなくてもよい。
組成物はエアログラフィックなタイプ(aerographic type)の噴霧装置におけるVenturi効果によってもまた噴霧され得る。
どのような噴霧方式が採用されても、組成物は1以上の噴霧ノズル(乱気流チャンネルあり又はなし)から噴霧され得る。
図3及び4は、とりわけ、噴霧装置の2つの例を示す。
図3の装置は、例えばアエロゾルタイプであり、組成物及び噴射ガスを含む加圧された容器1、バルブ(示されていない)を発動させる押しボタン3を含む散布ヘッド2、及び噴射ノズル4を含む。
図4はエアログラフィックタイプの噴霧装置のもう1つの例を示し、該装置は担体ガスを含む第1容器10及び組成物を含む第2容器11を含み、担体ガス10は例えば噴霧ノズル13の上流にある2つのノズル12から噴射される。担体ガスの流れにより生み出される負の圧力が組成物の貯蔵容器11において吸引を引き起こす。
噴霧装置の非制限的な例は特に国際特許出願公開第02/47618号中に記載される。
組成物が噴射ガスにより噴霧されるとき、このガスは例えば圧縮されたガス、例えば圧縮空気又は窒素、又は液化可能なガス、例えばジメチルエーテル、C3〜5のアルカン、特にプロパン、n−ブタン及びイソブタン、1,1,-ジフルオロエタン及びジメチルエーテルとC3〜5のアルカンとの混合物であり得る。
ソフトフォーカス組成物/噴射ガスの重量比は特に0.05〜50の範囲であり、例えば特に1.5〜25の範囲であり得る。
噴霧は担体ガス又は噴射ガスなしの噴霧装置、例えば電気機械的又は熱装置を用いてもまた行われ得る。
本発明の課題は、上に定義されたソフトフォーカス組成物を含む容器を含む噴霧装置でもまたある。
この噴霧装置は該組成物が噴霧されることを許すための正又は負の圧力に該組成物を付するための手段を含みうる。
フィラー
本発明のソフトフォーカス組成物において使用され得るソフトフォーカスなフィラーは、特に、15μm以下、特に10μm以下、とりわけ7.5μm以下、あるいは5μm以下でさえ、例えば1〜5μmの間の数平均サイズを有する粒子を含み得る又はそのような粒子から成り得る。
用語“数平均サイズ”とは、母集団の半分に対する統計的粒子サイズの分布により与えられる寸法(D50として知られる)を意味する。
これらの粒子は任意の形であり得、特に球形又は非球形であってもよい。
本発明のソフトフォーカスフィラーは、化粧料的な使用と両立し、組成物の期待される性質に影響を及ぼさなければ任意の化学的性質であり得る。
従って、それらはシリカ及びケイ酸塩粉末、特にアルミナシリケート粉末、ポリメチルメタクリレート(PMMA)タイプの粉末、タルク、シリカ/TiO2又はシリカ/酸化亜鉛複合体、ポリエチレン粉末、澱粉粉末、ポリアミド粉末、スチレン/アクリルコポリマー粉末及びシリコーンエラストマー、及びそれらの混合物から選択され得る。
本発明に特に適するソフトフォーカスフィラーの中で、3ミクロン以下の数平均サイズを有するタルク、例えば1.8ミクロンの数平均サイズを有するタルク、特に日本タルク社によりタルクP3(商標)の商品名で販売されている製品、ナイロン(商標)12粉末、特にAtochem社によりOrgasol 2002 Extra D Nat Cos(商標)の名前で販売されている製品、鉱物ワックス1%〜2%で表面処理されたシリカ粒子(INCI名:水和化されたシリカ(及び)パラフィン)、例えばDegussa社により販売される製品、アモルファスのシリカ微小球、例えばSunsphereの名前で販売されるもの、例えば旭硝子社による品番H-53、及びシリカミクロビーズ、例えばミヨシ社によりSB-700(商標)又はSB-150の名前で販売されるものが挙げられ得るが、このリストは限定するものではない。
ソフトフォーカスフィラーは、好ましくは、それが存在するところの媒体の屈折率とは異なる屈折率を有する。
ソフトフォーカスフィラーは該組成物において実質的に無色であり得る。
ソフトフォーカスフィラーはソフトフォーカス組成物中に、該組成物の合計重量に対して0.1〜20重量%、特に1〜12重量%、とりわけ5〜10重量%、例えば約8%の含有量で存在し得る。
着色剤
ソフトフォーカス組成物及びベース組成物からの少なくとも1は少なくとも1の着色剤を含みうる。
本発明のソフトフォーカス組成物は着色剤を含んでいてもいなくてもよい。
例えば、該組成物が裸の皮膚に直接施与されることを意図されるときは、それは着色剤を含みうる。
本発明の目的のために、用語“着色剤”とは、組成物に十分な色を与え、該組成物が要求される飽和C*を有することを許し、同時に所望されるヘイズ指数H及び半球透過率Th値を与えるこのとできる任意の顔料又は染料、又は顔料及び/又は染料の混合物を意味する。
着色剤は特に少なくとも1の顔料の粒子を含みうる、又は粒子から成り得る。顔料粒子は、適切であれば、色の安定化を増加させ、該組成物へのそれの取り込みを容易にすることを目的とする処理を受けていてもよい。特に、例えば疎水性にするための処理を受けた顔料粒子はより容易にオイル相に分散可能である。
顔料粒子は、様々な形、特に実質的に球形又は扁平にされた形を有しうる。
顔料粒子は、多層構造、特に透明例えばシリカできた核を有し得る。
そのような透明な核を有する顔料粒子は、該組成物が過度に不透明にされることを防止し、そのことは所望されるHおよびTh値を得るために好ましい。
顔料は不干渉粒子であり得、かつ非蛍光性であり得る。
粒子が相対的に透明な多層構造を有する顔料の場合特に、顔料の割合は相対的に高くてもよく、例えば組成物の合計重量に対して1%以上、特に1.5〜10重量%、よりよく2〜8重量%であり得る。割合は、例えば2〜5重量%、例えば約3%であり得る。
顔料の透明性が高いほど、原則として組成物に所望されるソフトフォーカス及び半球透過率を失わせることなく、顔料の量はより高くてもよい。
顔料の透明性はそのコントラスト比(後で定義される)、この比は例えば15〜65、よりよく50以下である、により定量化され得る。コントラスト比は特に45以下、よりよく40以下であり得、例えば35でさえよい。
着色剤は、例えばセリサイト/褐色酸化鉄/二酸化チタン/シリカタイプであり得る構造を有する顔料を含みうる。そのような顔料は、例えば品番Coverleaf NS又はJSの品番の下でChemicals and Catalysts社により販売され、30の領域におけるコントラスト比を有する。
着色剤は例えば酸化鉄を含むシリカ微小球であり得る構造を有する顔料をもまた含みうる。この構造及び相対的に低いコントラスト比を有する顔料の例は、ミヨシ社により品番PC Ball PC−LL−100 Pの品番の下で販売される製品であり、この顔料は黄色酸化鉄を含むシリカ微小球からなる。
相対的に低いコントラスト比の値は、ヘイズ指数及び半球透過率値と相まって、色及び被覆の合同供給に関して特に満足のいく結果を得ることを可能にすると同時に、高いソフトフォーカスを維持し、不完全さが隠蔽されることを許す。
顔料の混合物の場合、これらの顔料の割合は、それのコントラスト比の関数として調節され得る。
組成物は60より大きいコントラスト比を有する顔料を含まなくてもよい。
変形として、組成物は、組成物へ導入される量が所望されるH及びTh値が得られることを妨げないのであれば、相対的に不透明である少なくとも1の粒子、特に60より大きいコントラスト比を有するものをもまた含み得る。
組成物はこのように例えば慣用の顔料、相対的に高いコントラスト比、例えば40以上を有する例えば酸化鉄及び/又は二酸化チタンタイプの顔料を含み得る。
組成物は、組成物の合計重量に対して2重量%未満、よりよく1.5重量%未満、さらによりよく1%未満、さらによりよく0.75%未満、例えば0.25〜0.75%の間、例えば約0.5%のそのような顔料を含むことが好ましい。
着色剤は、それらの組成物への取り込みが所望されるヘイズ指数H及び半球透過率Thが得られることを妨げないのであれば、染料、特に水溶性又は脂溶性の染料、又の染料からもまた選択され得る。着色剤はしたがって水溶性染料、例えばカラメルを含み得る。
着色剤はそれがその上に施与されるところの皮膚の色に対応する色を有し得、特に少なくとも1の褐色、黄色、又は赤の顔料を含む。
着色剤は真珠光沢物質を含まなくてもよい。
ソフトフォーカス組成物が着色された下地組成物の上に噴霧されるとき、ソフトフォーカス組成物は、特に所望されるH及びTh値に影響を与えないのであれば、適切であれば、任意の着色剤を含み得る。
この着色剤は使用される任意の慣用の染料から選択され得る。
コントラスト比の測定
コントラスト比は特に国際特許出願公開第98/52534号において定義される。
コントラスト比を計算するため、方法は以下のように行われる。
合計重量に対して5重量%の調べられるべき着色剤と、残りに対しては下の対照エマルジョンとから形成された混合物が黒色の不透明支持台および白色の不透明の支持台に、厚さ50μmのフィルムとして施与される。このフィルムは1気圧の圧力下、25℃±1℃において24時間乾燥される。
対照エマルジョンは以下の配合を有する:
Figure 2005053910
Figure 2005053910
比色計、例えば0°の視野角を有し光源D65モードにおけるミノルタCR−200機を用いて、該組成物の三刺激値Yが黒色の支持台上の3つの異なる点において、及び白色支持台上の3つの異なる点において測定される。
コントラスト比は、黒色支持台上で測定された3つのYの値の平均を白色支持台上で測定された3つのYの値の平均で割り、100をかけたものに対応する。
コントラスト比が高く100%に近いほど、着色剤はより不透明である。コントラスト比が低いほど、着色剤はより透明である。
生理学的に許容される媒体
ソフトフォーカス組成物は生理学的に許容される媒体を含む。
用語“生理学的に許容される媒体”とは、皮膚、特にヒトの顔及び/又は首、口唇又は爪に施与されうる非毒性の媒体を意味する。
この生理学的に許容される媒体は、適切な場合、液状脂肪相、この脂肪相は恐らく揮発性オイル、非揮発性のオイル及びそれらの混合物から選択される少なくとも1のオイルを含む。
揮発性オイル
ソフトフォーカス組成物の液状脂肪相は少なくとも1の揮発性オイルを含みうる。
用語“揮発性オイル”とは、室温(25℃)及び大気圧(760mmHg)において皮膚と接触したとき1時間未満内に蒸発することのできる任意の非水性媒体を意味する。揮発性オイル、それは室温において液体であり、室温及び大気圧において測定されて、10-3〜300mmHg(0.266Pa〜40000Pa) の範囲、好ましくは0.02〜300mmHg(2.66Pa〜40000Pa)、よりよく0.1〜90mmHg(13Pa〜12000Pa)の範囲の蒸気圧を有する。
これらの揮発性オイルは炭化水素をベースとするオイル、シリコーンオイル(任意的にシリコーン鎖のペンダント状である又は末端にあるアルキル又はアルコキシ基を含む)及びフルオロオイル、又はそれらの混合物であり得る。
特に、揮発性オイルはその使用を容易にするために、引火点を有しないオイル、40〜100℃の範囲の引火点を有するオイル、およびそれらの混合物から選択された化粧オイルであり得る。さらに、それらは有利に、220℃未満、特に210℃未満、特に110〜210℃の大気圧における沸点を有する。これらの揮発性オイルは例えば、少なくとも7の炭素原子を含むモノアルコールではあり得ない。
使用され得る揮発性オイルとして、室温において8cSt未満の粘度を有し、特に2〜7の珪素原子を含む直鎖又は環状のシリコーンオイル(これらのシリコーンは任意的に1〜10の炭素原子を含むアルキル又はアルコキシ基を含んでいてもよい)が挙げられ得る。
使用され得る揮発性シリコーンオイルとして、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン及びドデカメチルペンタシロキサン及びそれらの混合物が挙げられ得る。
使用され得る他の揮発性オイルとして、8〜16の炭素原子を含む炭化水素をベースとする揮発性オイル及びそれらの混合物、特に分岐状のC8〜C16アルカン、例えばC8〜C16のイソアルカン(イソパラフィンとしてもまた公知である)、イソドデカン、イソデカン、及びイソヘキサデカン、例えば商標名Isopar(商標)又はPermetyl(商標)の下で販売されているオイル、及び分岐状のC8〜C16エステル例えばネオペンタン酸イソヘキシル、及びそれらの混合物が挙げられ得る。
イソドデカン(Permethyl 99 A(商標))、C8〜C16のイソパラフィン、例えばIspar L、E、G又はH(商標)、それらの混合物(任意的にデカメチルテトラシロキサン又はシクロペンタシロキサン、又はそれらの混合物と併用されてもよい)が特に使用される。
揮発性のフルオロオイルもまた使用され得る。
揮発性オイルはソフトフォーカス組成物中に、組成物の合計重量に対して5〜97.5重量%、特に20〜75重量%の範囲の含有量において存在し得る。
非揮発性オイル
ソフトフォーカス組成物は非揮発性の脂肪フラクションをもまた含み得る。この非揮発性脂肪フラクションは少なくとも1の非揮発性オイルを含みうる。
用語“非揮発性オイル”は室温(20℃)において液体であり、その室温において蒸発しない脂肪質物質を意味する。
挙げられ得る非揮発性オイルの中には、
−ポリ(C1〜C20)アルキルシロキサン及び特にトリメチルシリル末端基を含むもの、好ましくは0.06m2/秒未満の粘度を有するもの、その中では直鎖のポリジメチルシロキサン及びアルキルポリシロキサン、例えばセチルジメチコン(CTFA名)
任意的にフッ素化された脂肪族及び/又は芳香族基又は官能基、又は例えばヒドロキシ、チオール及び/又はアミン基で変性されたシリコーン
−フェニルシリコーン、特にフェニルトリメチコン、
−植物又は鉱物起源のオイル、例えば液体パラフィン、液体石油ゼリー、ペルヒドロスクワレン、ラノリン、アプリコット油、小麦胚芽油、スイートアーモンド油、ビューティリーフ油、ゴマ種油、マカデミア油、グレープシード油、菜種油、ココナツ油、ラッカセイ油、ヒマワリ油、パーム油、ヒマシ油、アボガド油、ホホバ油、オリーブ油、又は穀物胚芽油、及びシアバターの液体フラクション;ポリオールの脂肪酸エステル、特に液状トリグリセリド、ミリスチン酸イソプロピル、ミグリオールオイル、ネオペンタン酸イソステアリル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ヒマシ油、アセチルクエン酸トリブチル;アルコール、特に2−オクチルドデカノール;アセチルグリセリド;アルコール又はポリアルコールのオクタン酸エステル、デカン酸エステル又はリシノール酸エステル;脂肪酸トリグリセリド;グリセリド及びフルオロ及びパーフルオロオイル、
−アミド化合物、特に特許出願PCT/FR98/01077に記載されるもの、例えばN−ネオペンタノイル−2−オクチルドデシルアミン、N−ネオペンタノイル−2−ブチルオクチルアミン、N−(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)−2−オクチルドデシルアミン又はN−(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)−2−ブチルオクチルアミン、及び
それらの混合物、
がある。
特に、ソフトフォーカス組成物は、ゴマ油、ラノリン、ミリスチン酸イソプロピル、ミグリオール油、ネオペンタン酸イソステアリル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ヒマシ油、アセチルクエン酸トリブチル、2−オクチルドデカノール、N−ペンタノイル−2−オクチルドデシルアミン、及びポリジメチルシロキサン及び/又はそれらの混合物から選択される1以上のオイルを含み得る。
ソフトフォーカス組成物の非揮発性脂肪フラクションは非液状脂肪相、特にワックス、ガム、樹脂及び/又は動物、植物、鉱物又は合成起源のペースト状脂肪質物質から選択された少なくとも1の脂肪質物質、及びそれらの混合物をもまた含み得る。ソフトフォーカス組成物中の非液状脂肪相は噴霧により施与され得るように調節される。
ソフトフォーカス組成物の非揮発性の脂肪フラクションは、組成物の合計重量に対して1〜85重量%、特に1〜30重量%の範囲の含有量において存在し得る。
ソフトフォーカス組成物は水性相をもまた含みうる。この水性相は基本的に水から成りうる。しかし、それは水および水と混和性のある有機溶媒(25℃において50%より高い水混和性)、例えば1〜5の炭素原子を含む低級モノアルコール、例えばエタノール及びイソプロパノール、2〜8の炭素原子を含むグリコール、例えばプロピレングリコール、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール及びジプロピレングリコール、C3〜C4ケトン及びC2〜C4アルデヒドをもまた含み得る。
この水性相(水と、任意的な水と混和性のある有機溶媒)はソフトフォーカス組成物の合計重量に対して1〜95重量%、特に3〜80重量%、とりわけ5〜60重量%の範囲の含有量で存在し得る。
ソフトフォーカス組成物はフィルム形成性ポリマー(下で定義される)をもまた含み得、このフィルム形成性ポリマーは噴霧を許す条件下で使用され得る。
一般的に、ソフトフォーカス組成物は化粧料において一般的であるところの補助剤をもまた含み得、例えば乳化剤、疎水性又は親水性ゲル化剤、疎水性又は親水性活性化剤、保存剤、抗酸化剤、溶媒、香料、物理的サンブロック及び化学的サンスクリーン、臭いの吸着剤、及びpH調節剤である。そのような補助剤の例は後で与えられる。
ソフトフォーカス組成物は界面活性剤、特に後に挙げられるものの1つを、下地組成物の配合物の一部を形成することができるものとして含み得る。
ソフトフォーカス組成物の流動性粘度(fluid consistency)は使用される噴霧装置の性質に従って変化しやすく、特にエアロゾルタイプの装置の場合、噴射剤の性質に従って変化しやすい。
ソフトフォーカス組成物は有利にエマルジョン、例えば脂肪相を水性相中に分散させることにより(O/W)、又は反対に(W/O)分散させることにより得られるエマルジョン、トリプルエマルジョン(W/O/W又はO/W/O)、イオン性(リポソーム又はオレオソーム)及び/又はノニオンタイプ(ノニソーム)のベシクルの分散物及び/又はナノカプセル又はナノスフィアの分散物の形態であり得る。
エマルジョンの場合、考慮中の組成物中の脂肪相の割合は、組成物の合計重量に対して例えば5〜80重量%、特に5〜50重量%の範囲であり得る。
例えば、ソフトフォーカス組成物は噴霧可能なジェル、特に、チキソトロピックなジェル又は噴射剤ガスに可溶であるところのジェルの形であり得る。
下地組成物
ベース組成物が施与される場合、ベース組成物は生理学的に許容される媒体をもまた含む。
この生理学的に許容される媒体は一般的に組成物が施与されるところの土台の性質及び組成物が容器に入れられることを意図される外観にもまた適合される。
従って、下地組成物は多かれ少なかれ流動性があり、着色された又は無着色のクリーム、軟膏、乳液、ローション、漿液、ペースト、ムース、又は粉末の外観を有し得る。それはまた固体(特に棒又は皿の形)でもまたよく、又は1枚の紙の上にコーティングすることにより堆積されてもよい。
下地組成物は無水の形、エマルジョンの形又はゲルの形でもまたよい。
下地組成物は、通常化粧料において使用される任意の生薬の形であり得、特にゲル化されたオイルの溶液、脂肪相を水性相に分散させることにより得られたエマルジョン(O/W)、又は逆(W/O)、トリプルエマルジョン(W/O/W)、水性ゲル、イオンタイプ(リポソーム又はオレオソーム)、及び/又はノニオンタイプ(ニオソーム)のベシクル分散物及び/又はナノカプセル又はナノ球の分散物でもまたあり得る。
エマルジョンの場合、考慮中の組成物の脂肪相の割合は、組成物の合計重量に対して5〜80重量%、特に5〜50重量%であり得る。
下地組成物は少なくとも1の水性相を含み得る。
水性相は基本的に水から成りうる。しかし、それは水および水と混和性のある有機溶媒(25℃において50%より高い水混和性)、例えば1〜5の炭素原子を含む低級モノアルコール、例えばエタノール及びイソプロパノール、2〜8の炭素原子を含むグリコール、例えばプロピレングリコール、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール及びジプロピレングリコール、C3〜C4ケトン及びC2〜C4アルデヒドをもまた含み得る。
この水性相(水及び、水と混和性のある任意的な有機溶媒)はソフトフォーカス組成物の合計重量に対して1〜95重量%、特に3〜80重量%、とりわけ5〜60重量%の範囲の含有量で存在し得る。
下地組成物は脂肪相をもまた含み得る。
特に、下地組成物の脂肪相は特に以下から選択された少なくとも1のオイルを含み得る:
−動物起源の炭化水素をベースとするオイル、例えばペルヒドロスクワレン;
−植物起源の炭化水素をベースとするオイル、例えば4〜10の炭素原子を含む脂肪酸の液状トリグリセリド、及びカリテバターの液状フラクション;
−特に脂肪酸の合成エステル及び合成エーテル、例えば式R1COOR2およびR1OR2のオイル(ここでR1は8〜29の炭素原子を含む脂肪酸残基を表し、R2は3〜30の炭素原子を含む分岐状または非分岐状の炭化水素をベースとする鎖を表す)例えばピュアセリン酸、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸2−オクチルドデシル、エルカ酸2−オクチルドデシル、イソステアリン酸イソステアリル;ヒドロキシ化されたエステル、例えば乳酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ヒドロキシステアリン酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、クエン酸トリイソセチル、及びヘプタン酸、オクタン酸、およびデカン酸の脂肪アルキルエステル、ポリオールエステル、例えばジオクタン酸プロピレングリコール、ジヘプタン酸ネオペンチルグリコール、及びジイソノナン酸ジエチレングリコール;及びペンタエリスリトールエステル、例えばテトライソステアリン酸ペンタエリスリチル;
−鉱物又は合成起源の直鎖又は分岐状の炭化水素、例えば揮発性又は非揮発性の液状パラフィン及びその誘導体、石油ゼリー、ポリデセン、及び水素化されたポリイソブテン例えばパーレアムオイル;
−8〜26の炭素原子を含む脂肪アルコール、例えばセチルアルコール、ステアリルアルコール、及びそれらの混合物(セチルステアリルアルコール)、オクチルドデカノール、2−ブチルオクタノール、2−ヘキシルデカノール、2−ウンデシルペンタデカノール、オレイルアルコール又はリノレイルアルコール;
−部分的に炭化水素ベースの、及び/又はシリコーンベースのフルオロオイル、例えば特開平2−295912号に記載されたもの、
−シリコーンオイル、例えば室温において液体又はペースト状であるところの直鎖又は環状シリコーンを含む揮発性又は非揮発性ポリメチルシロキサン(PDMS)、特にシクロポリジメチルシロキサン(シクロメチコン)例えばシクロヘキサシロキサン;アルキル、アルコキシ、又はフェニル基を含む(該基はシリコーン鎖のペンダントであるか又は末端にあり、これらの基は2〜24の炭素原子を含む)ポリジメチルシロキサン;フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、2−フェニルエチルトリメチルシロキシシリケート、及びポリメチルフェニルシロキサン;及び
それらの混合物。
下地組成物はシリコーン性又は非シリコーン性の、植物、動物、鉱物又は合成起源の、少なくとも1のワックス、少なくとも1のガム及び/又は少なくとも1のペースト状脂肪質物質をもまた含みうる。
ワックスは炭化水素をベースとするワックス、シリコーンワックス及び/又はフルオロワックス(任意的にエステル又はヒドロキシ官能基を有していてもよい)であり得る。それらは特に天然起源である。
ワックスは下地組成物の合計重量に対して0.1〜10重量%、特に0.1〜5重量%に相当し得る。1の実施態様によると、該組成物はワックスフリーでもよい。
下地組成物は少なくとも1のフィルム形成性ポリマーをもまた含みうる。
本発明に従って、用語“フィルム形成性ポリマー”とは自分で又は補助のフィルム形成剤の存在下、皮膚に密着する連続フィルムを形成することができるポリマーを意味する。
疎水性フィルムを形成できるフィルム形成性ポリマー(すなわちそのフィルムが水中で25℃において1重量%未満の溶解度を有するポリマー)が有利に使用される。
フィルム形成性ポリマーは特に以下の基からなる群から選択された少なくとも1のポリマーであり得る:
−水溶性フィルム形成性ポリマー
−フィルム形成性ポリマー粒子の水性分散物、“ラテックス”としてもまた知られる:この場合ファンデーションタイプの組成物は水性相を含まなければならない、
−脂溶性フィルム形成性ポリマー、
−ポリマー粒子の非水性分散物の形における脂肪分酸性のフィルム形成性ポリマー、好ましくは1以上のシリコーンオイル及び/又は炭化水素をベースとするオイル中で少なくとも1の安定化剤により適切な場合には、表面安定化されたポリマー粒子の分散物;これらの非水性分散物は“NAD”としてもまた知られる、及び
それらの混合物。
本発明に従って使用され得るフィルム形成性ポリマーの水性分散物は、Avecia-Neoresins社によりNeocryl XK-90(商標)、Neocryl A-1070(商標)、Neocryl A-1090(商標)、Neocryl BT-62(商標)、Neocryl A-1079(商標)及びNeocryl A-523(商標)の名前で、Dow Chemical社によりDow Latex 432(商標)の名前で、大東化成工業社によるDaitosol 5000 AD(商標) の名前で販売されているアクリル分散物;又はAvecia-Neoresins社によりNeorez R-981(商標)及びNeorez R-974の名前で、Goodrich社によりAvalure UR-405(商標)、Avalure UR-410(商標)、Avalure UR-425、Avalure UR-450(商標)、Sancure 875(商標)、Sancure 861(商標)、Sancure 878(商標)、及びSancure 2060(商標)の名前で、Bayer社によりImpranil 85の名前で、及びHydromer社によりAqumere H-1511(商標)の名前で販売されているポリウレタンの水性分散物を含む。
また挙げられ得るフィルム形成性ポリマーの水性分散物は、ポリウレタン、ポリウレア、ポリエステル、ポリエステルアミド、及び/又はアルキドポリマーからなる群から選択された少なくとも1のポリマーの中で、及び/又は部分的に、前から存在する粒子の表面において1以上の遊離基モノマーの遊離基重合化から生じるポリマー分散物を含む。これらのポリマーは一般的にハイブリッドポリマーと呼ばれる。
本発明に従って使用され得る水溶性のフィルム形成性ポリマーの例として、例えば植物起源のたんぱく質、アニオン性、カチオン性、両性又はノニオン性キチン又はキトサンポリマー、セルロールポリマー、アクリルポリマー又はコポリマー、ビニルポリマー及び天然起源のポリマー(任意的に変性されていてもよい)及びこれらの混合物が挙げられ得る。
安定化剤の存在下の液状脂肪相中のフィルム形成性ポリマーの分散物は、書類欧州特許出願公開第749746号、同第923928号、同第930060号に特に記載されており、それらの内容は参照することにより本特許出願に取り込まれる。
挙げられ得る脂溶性ポリマーの例は、ビニルエステル(ビニル基はエステル基の酸素原子に直接結合されており、ビニルエステルは1〜19の炭素原子の飽和、直鎖又は分岐の炭化水素をベースとする基を含み、エステル基のカルボニルに結合されている)とビニルエステルであってもよい少なくとも1の他のモノマー(すでに存在するビニルエステル以外のもの)、α―オレフィン(8〜28の炭素原子を含む)アルキルビニルエーテル(アルキル基は2〜18のC原子を含む)又はアリル又はメタアリルエステル(飽和で、直鎖又は分岐の1〜19の炭素原子の炭化水素基を含み、エステルのカルボニルに結合している)とのコポリマーである。
フィルム形成性ポリマーは、組成物の合計重量に対して0.01〜20重量%、特に0.5〜10重量%の固体含有量で組成物中に存在し得る。
下地組成物は化粧料において一般的であるところの補助剤、例えば乳化剤、疎水性又は親水性ゲル化剤、染料、疎水性又は親水性活性化剤、保存剤、抗酸化剤、溶媒、香料、フィラー、物理的サンブロックおよび化学的サンスクリーン、臭いの吸着剤及びpH調節剤をもまた含み得る。
これらの種々の補助剤の量は、考慮中の分野で慣用的に使用される量であり、例えば組成物の0.01〜20重量%である。それらの性質によって、これらの補助剤は脂肪相又は水性相に導入され得る。
いずれの場合も、これらの補助剤、及びそれらの割合は、本発明の所望される性質を害さないように選択される。
下地組成物は少なくとも1の界面活性剤をもまた含みうる。
これらの界面活性剤は、アニオン性及びノニオン性界面活性剤から選択され得る。性質の定義及び界面活性剤の機能については、書類、“化学技術テクノロジーの百科事典、Kirk-Othmer”、第22巻、333〜432頁、第3版、1979年、ワイリー、が、アニオン性及びノニオン性界面活性剤についてはこの参考文献の特に347〜377ページが参照される。
下地組成物において特に使用され得る界面活性剤の中で特に以下のものが挙げられ得る:
−ノニオン性界面活性剤:脂肪酸、脂肪アルコール、ポリエトキシ化又はポリグリセロール化脂肪アルコール、例えばポリエトキシ化ステアリル又はセチルステアリルアルコール、ショ糖の脂肪酸エステルグルコース、アルキルグルコースエステル、とくにポリオキシエチレン化されたC1〜C6アルキルグルコース脂肪エステル及びそれらの混合物、
−アニオン性界面活性剤:アミン、水性アンモニア、又はアルカリ塩及びそれらの混合物で中和されたC16〜C30の脂肪酸。
使用され得る乳化剤及び共乳化剤(co-emulsifier)として、例えばO/W乳化剤、例えばポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、特にPEG-100ステアリン酸エステル、及びグリセロールの脂肪酸エステル例えばステアリン酸グリセリル、及びまた入手可能なW/O乳化剤、例えばDegussa Goldschmidt社によりAbil WE09、Abil EM 90、Abil EM97の商品名で販売されているもの、又はGuardian社によりUnitwixの商品名で販売されているアセチルエチレングリコールステアレートとグリセリルトリステアレートとの混合物が挙げられ得る。
使用され得る疎水性ゲル化剤として、特にカルボキシビニルポリマー(カーボマー)、アクリルコポリマー例えばアクリレート/アルキルアクリレートコポリマー、ポリアクリルアミド、多糖類、天然のガム及び粘土が挙げられ得、使用され得る親水性ゲル化剤は変性粘土、例えばベントン、脂肪酸の金属塩、疎水性シリカ、及びポリエチレンを含む。
下地組成物において特に使用され得る染料として、化粧料又は皮膚科学組成物において通常使用される親水性染料、疎水性染料、顔料及び真珠光沢物質、及びそれらの混合物が挙げられ得る。
脂溶性染料は、例えばスーダンレッド、DCレッド17、DCグリーン6、βカロテン、大豆油、スーダンブラウン、DCイエロー11、DCバイオレット2、DCオレンジ5、及びキノリンイエローである。
顔料は白色又は有色であり得、鉱物及び/又は有機性であり得、及び被覆されている又は被覆されていなくてもよい。挙げられ得る鉱物の顔料の中には二酸化チタン(任意的に表面処理されていてもよい)、酸化ジルコニウム又は酸化セリウム、及びまた酸化鉄又は酸化クロム、マンガン紫、群青、クロム水和物、及び第2鉄青がある。挙げられ得る有機顔料の中に、カーボンブラック、D&Cタイプの顔料及びコチニールカーマイン又はバリウム、ストロンチウム、カルシウム又はアルミニウムに基づくレーキがある。
真珠光沢を有する顔料は白色真珠光沢顔料例えば、オキシ塩化チタン又はビスマスで被覆されたマイカ、着色された真珠光沢顔料例えば酸化鉄で被覆されたチタンマイカ、特に第2鉄青又は酸化クロムで被覆されたチタンマイカ、上記されたタイプの有機顔料で被覆されたチタンマイカ、及びオキシ塩化ビスマスに基づく真珠光沢のある顔料から選択されうる。
顔料は表面処理を受けていてもよい。
下地組成物において使用され得る顔料の中に、角度依存発色性(goniochromatic)顔料もまた挙げられ得る。
下地組成物において使用され得るフィラーとして、顔料のソフトフォーカス組成物に関連して上述されたフィラー以外に、National Starch社によりDry Flo Plus(28-1160)の名前で販売されるオクテニル琥珀酸無水物で架橋された澱粉;ポリアミド粒子及び特にAtochem社によりOrgasolの名前で販売されるもの;アクリルコポリマーに基づく微小球例えばPolytrapの名前でDow Corning社により販売されるエチレングリコールジメタクリレート/ラウリルメタクリレートコポリマーによりできたもの;膨張された粉末(expanded powder)、例えば中空の微小球及び/又は特にKermarnod Plast社によりExpancelの名前で販売される微小球、又は松本社によりMicropearl F 80 EDの名前で販売されるもの; ポリメタクリレートタイプの粉末(PMMA)、シリコーンエラストマー、及びSunsphereタイプのシリカ粉末、シリコーン樹脂ミクロビーズ例えば東芝シリコーン社によりTospearlの名前で販売されるもの;及びそれらの混合物が挙げられ得る。
これらのフィラーは下地組成物の合計重量に対して0.01〜20重量%、好ましくは1〜10重量%の範囲で存在し得る。
本発明において使用に有利であるフィラーは、シリカ、マイカ、及び二酸化チタンである。
活性化剤
化粧料又は皮膚科学において一般的である活性化剤(下地組成物及び/又はソフトフォーカス組成物において使用され得る)として、特に、皮膚の老化に対する活性で知られる任意の活性化剤、例えば表皮剥離剤又は代理落屑剤(prodesquamating agent)、例えばα―ヒドロキシ酸、β―ヒドロキシ酸、α―ケト酸、β−ケト酸、レチノイド、及びそれらエステル、レチナール、レチン酸及びその誘導体が挙げられ得る。静脈関連性の植物抽出物、例えばルスカス及び/又は一般のマロニエの抽出物;キサンチン塩基、例えばカフェイン;ビタミン例えばビタミンA、B3、PP、B5、E、K1及び/又はC及びこれらのビタミンの誘導体、特にそれらのエステル;遊離基捕捉剤;サンスクリーン;保湿剤、例えばポリオール;セラミド;DHEA及びその誘導体;補酵素Q10;漂白剤及び脱色素剤、例えば麹酸、タツナミソウ、桑、甘草、及び/又はカモミールの抽出物;パラ−アミノフェノール誘導体、アルブチン及びその誘導体及びそれらの混合物が挙げられ得る。
あぶら性又は組み合わせ皮膚の化粧的処理における使用にとって、下地組成物及び/又はソフトフォーカス組成物は、ビタミンB3及びB5;亜鉛塩、特に酸化亜鉛およびグルコン酸亜鉛;サリチル酸及びその誘導体、例えば5−n−オクタノイルサリチル酸;トリクロサン;カプリロイルグリシン;クローブの抽出物;オクトピロックス;ヘキサミジン;及びアゼライン酸及びその誘導体から選択される少なくとも1の活性化剤を含みうる。
有機スクリーニング剤から選択されるUVA及び/又はUVBスクリーニング剤及び疎水性にするために任意的に被覆されていてもよい鉱物スクリーニング剤もまた下地組成物及び/又はソフトフォーカス組成物に導入され得る。
メイクアップキット
それのもう1つの特徴にしたがって、本発明はメイクアップキットにもまた関連する。このメイクアップキットは少なくとも1の下地組成物及び本発明のソフトフォーカス組成物(これは下地組成物とは異なる)を含む。
このメイクアップキットは、例えば、皮膚に下地組成物を施与するための手段をもまた含み得る。
このメイクアップキットを構成する下地組成物及びソフトフォーカス組成物は、別の容器に入れられても、入れられなくてもよい。
下に示される配合物例は本発明の非制限的な例であり、百分率は組成物の合計重量に対する重量ベースで表現されている。
ファンデーションからなる下地組成物の例
Figure 2005053910
Figure 2005053910
上の下地組成物の上に噴霧されることを意図された無着色のソフトフォーカス組成物:
Figure 2005053910
Figure 2005053910
ソフトフォーカス組成物はエアグラフィックタイプの噴霧装置を用いて下地組成物の上に施与される。
皮膚の不完全さの知覚の実質的な減少が観察され得る。
裸の皮膚に噴霧され得る着色されたソフトフォーカス組成物の例
Figure 2005053910
組成物はエアログラフィックタイプの噴霧装置を用いて施与される。
色の供給及び凹凸の欠点の知覚の減少が観察され得る。
裸の皮膚の上に噴霧され得るもう1つの着色されたソフトフォーカス組成物の例
Figure 2005053910
組成物はエアログラフィックタイプの噴霧装置を用いて前と同様に施与される。皮膚の色の不完全さの可視性の減少が再び観察される。
クレームを含む記載を通して、用語“1の〜を含む”は、特に述べられない限り、“少なくとも1の〜を含む”と同義語であるとして理解されるべきである。
半球スペクトルの透過率Th 直接スペクトルの透過率Td 噴霧装置 噴霧装置
符号の説明
1 本発明の組成物及び噴射ガスを含む容器
2 散布ヘッド
3 押しボタン
4 噴射ノズル
10 担体ガスを含む第1容器
11 本発明組成物を含む第2容器
12 ノズル
13 噴霧ノズル

Claims (37)

  1. 皮膚、粘膜又は爪の表面のための化粧的な処理法、特にメイクアップ法であって、上記表面上への化粧料組成物の噴霧による施与を含み、この組成物は生理学的に許容される媒体中に、該組成物に40%以上のヘイズ指数H及び70%以上の半球透過率Thを与えるための少なくとも1のフィラーを含む方法。
  2. 組成物が45%以上のヘイズ指数Hを有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 組成物が50%以上のヘイズ指数Hを有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 組成物が60%以上のヘイズ指数Hを有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 組成物が70%以上のヘイズ指数Hを有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 組成物が75%以上の半球透過率Thを有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  7. 組成物が80%以上の半球透過率Thを有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  8. 組成物が85%以上の半球透過率Thを有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  9. フィラーが15μm以下の数平均サイズを有する粒子からなることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. フィラーが10μm以下の数平均サイズを有する粒子からなることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. フィラーが7.5μm以下の数平均サイズを有する粒子からなることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. フィラーが5μm以下の数平均サイズを有する粒子からなることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. フィラーが、シリカ又はケイ酸塩粉末、タルク、ポリメチルメタクリレート(PMMA)タイプの粉末、シリカ/TiO2又はシリカ/酸化亜鉛複合体、ポリエチレン粉末、澱粉粉末、ポリアミド粉末、スチレン/アクリルコポリマー粉末及びシリコーンエラストマー、及びそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. フィラーがアルミナシリケート粉末から選択されることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. フィラーが、3ミクロン以下の数平均サイズを有するタルク粒子、ナイロン(商標)12粉末、鉱物性のワックスで表面処理されたシリカ粒子、アモルファスのシリカ微小球、及びシリカミクロビーズ、及びそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. フィラーが、組成物の合計重量に対して0.1〜20重量%の割合で存在することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. フィラーが、組成物の合計重量に対して1〜12重量%の割合で存在することを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. フィラーが、組成物の合計重量に対して5〜10重量%の割合で存在することを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 組成物が、揮発性オイル及び非揮発性オイル、及びそれらの混合物から選択される少なくとも1のオイルを含む少なくとも1の液状脂肪相を含むことを特徴とする、請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 組成物が室温において8cSt未満の粘度を有する直鎖又は環状シリコーンオイル、8〜16の炭素原子を含む炭化水素をベースとする揮発性オイル、及びフルオロオイル、及びそれらの混合物から選択される少なくとも1の揮発性オイルを含むことを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  21. 組成物が、イソドデカン、C8〜C16のイソパラフィン、及びそれらの混合物から選択される少なくとも1の揮発性オイルを含むことを特徴とする、請求項19又は20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 組成物が、デカメチルテトラシロキサン又はシクロペンタシロキサン又はそれらの混合物と併用される少なくとも1の揮発性オイルを含むことを特徴とする、請求項21に記載の方法。
  23. 組成物が、組成物の合計重量に対して5〜97.5重量%の範囲の含有量で少なくとも1の揮発性オイルを含むことを特徴とする、請求項19〜22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 組成物が、組成物の合計重量に対して20〜75重量%の範囲の含有量で少なくとも1の揮発性オイルを含むことを特徴とする、請求項19〜22のいずれか1項に記載の方法。
  25. 液状脂肪相が、ポリ(C1〜C20)アルキルシロキサン、脂肪族及び/又は芳香族基で変性されたシリコーン、フェニルシリコーンオイル、植物又は鉱物起源のオイル、及びアミド化合物、及びそれらの混合物から選択された少なくとも1の非揮発性オイルを含むことを特徴とする請求項1〜24のいずれか1項に記載の方法。
  26. 非揮発性オイルが、ゴマ油、ラノリン、ミリスチン酸イソプロピル、ミグリオール油、ネオペンタン酸イソステアリル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ヒマシ油、クエン酸アセチルトリブチル、2−オクチルドデカノール、N−ペンタノイル−2−オクチルドデシルアミン及びポリジメチルシロキサン及び/又はそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 組成物が非液状の脂肪相をもまた含むことを特徴とする請求項1〜26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 組成物が、組成物の合計重量に対して1〜85重量%の割合で存在する非揮発性の脂肪フラクションを含むことを特徴とする、請求項1〜27のいずれか1項に記載の方法。
  29. 組成物が、組成物の合計重量に対して1〜30重量%の割合で存在する非揮発性の脂肪フラクションを含むことを特徴とする、請求項1〜28のいずれか1項に記載の方法。
  30. ソフトフォーカス組成物の噴霧の段階の前に、該ソフトフォーカス組成物とは異なるところの少なくとも1の下地組成物の表面への事前の施与をもまた含むことを特徴とする請求項1〜29のいずれか1項に記載の方法。
  31. 下地組成物が着色されていることを特徴とする、請求項30に記載の方法。
  32. ソフトフォーカス組成物の噴霧が、上記ソフトフォーカス組成物とは異なる、少なくとも1の下地組成物の噴霧と同時に行われることを特徴とする、請求項1〜29のいずれか1項に記載の方法。
  33. ソフトフォーカス組成物および下地組成物のうちの少なくとも1が少なくとも1の着色剤を含むことを特徴とする、請求項30〜32のいずれか1項に記載の方法。
  34. 少なくとも1の化粧料下地組成物および、請求項1〜33のいずれか1項において定義された、該下地組成物とは異なるソフトフォーカス組成物を含むメイクアップキット。
  35. 40%以上のヘイズ指数H及び70%以上の半球透過率Thを組成物に与えるための少なくとも1のフィラーを、生理学的に許容される媒体中に含む組成物を含む容器を含む噴霧装置。
  36. 組成物が噴霧されることを許す圧力に組成物を付すための手段を含むことを特徴とする、請求項35に記載の装置。
  37. 組成物が噴霧されることを許す負の圧力に組成物を付すための手段を含むことを特徴とする、請求項35に記載の装置。
JP2004225922A 2003-08-01 2004-08-02 化粧的な皮膚処理法及びそのような方法を実施するための装置 Pending JP2005053910A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0309573A FR2858213B1 (fr) 2003-08-01 2003-08-01 Procede de traitement cosmetique de la peau et dispositif pour la mise en oeuvre d'un tel procede

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005053910A true JP2005053910A (ja) 2005-03-03

Family

ID=33523060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004225922A Pending JP2005053910A (ja) 2003-08-01 2004-08-02 化粧的な皮膚処理法及びそのような方法を実施するための装置

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP1502574B1 (ja)
JP (1) JP2005053910A (ja)
KR (1) KR20050016081A (ja)
CN (1) CN1589766B (ja)
AT (1) ATE486565T1 (ja)
DE (1) DE602004029847D1 (ja)
ES (1) ES2354876T3 (ja)
FR (1) FR2858213B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007176943A (ja) * 2005-12-21 2007-07-12 L'oreal Sa 凹型粒子及び分散剤を含む化粧料組成物、及び方法及び使用
JP2010043072A (ja) * 2008-07-18 2010-02-25 Ken Products Kk スプレー用化粧組成物と表情を若々しい物理的な形状に補正するメイクアップ方法
JP2010532377A (ja) * 2007-06-29 2010-10-07 ユニオン カーバイド ケミカルズ アンド プラスティックス テクノロジー エルエルシー パーソナルケア溶解性フィルム

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2895674B1 (fr) * 2006-01-03 2011-06-24 Oreal Composition cosmetique comprenant une huile
FR2895673B1 (fr) * 2006-01-03 2012-08-24 Oreal Composition cosmetique comprenant une huile
FR2895672B1 (fr) * 2006-01-03 2012-08-24 Oreal Composition cosmetique comprenant une huile
FR2910285B1 (fr) * 2006-12-20 2014-04-25 Oreal Produit cosmetique comprenant des composes silicones et du pmma
US9572880B2 (en) 2010-08-27 2017-02-21 Sienna Biopharmaceuticals, Inc. Ultrasound delivery of nanoparticles
ES2670719T3 (es) 2010-08-27 2018-05-31 Sienna Biopharmaceuticals, Inc. Composiciones y métodos para la termomodulación dirigida
ITAN20100186A1 (it) * 2010-10-26 2012-04-27 Frantoio Monteschiavo Di Gennaro Pi Eralisi & C S Dispositivo erogatore di olio di oliva per uso alimentare.
FR2980675B1 (fr) * 2011-09-30 2013-11-01 Oreal Procede de mise en forme coloree temporaire des fibres keratiniques
US11246820B2 (en) 2011-12-23 2022-02-15 L'oreal Makeup process
FR2984728B1 (fr) * 2011-12-23 2014-07-18 Oreal Maquillage de la peau
US9249334B2 (en) 2012-10-11 2016-02-02 Nanocomposix, Inc. Silver nanoplate compositions and methods
CN103417405B (zh) * 2013-08-13 2015-07-15 江苏飞翔化工股份有限公司 一种油包水型粉底霜组合物及其制备方法
FR3060327B1 (fr) * 2016-12-16 2020-02-21 L'oreal Emulsion h/e comprenant un alcool gras en c16-c30, un tensioactif anionique, une huile, une cire et un solvant hydrophile
US11633106B2 (en) 2019-10-24 2023-04-25 L'oreal System and method for changing a cosmetic formulation attribute

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05201826A (ja) * 1991-02-28 1993-08-10 L'oreal Sa 化粧料組成物及びその製造方法
JPH07258033A (ja) * 1994-03-18 1995-10-09 Shiseido Co Ltd 油中水乳化型泡沫メーキャップ化粧料
JPH08301719A (ja) * 1995-05-12 1996-11-19 Kao Corp 水中油型乳化化粧料
JPH09507866A (ja) * 1994-11-03 1997-08-12 エスティー ローダー,インコーポレーテッド 分散粉体を含有するスプレー可能な組成物およびその使用法
JPH111411A (ja) * 1997-06-10 1999-01-06 Shiseido Co Ltd シリカ/酸化亜鉛複合体、その製造方法及びそれを配合した化粧料
JPH1143421A (ja) * 1997-07-29 1999-02-16 Shiseido Co Ltd エアゾール型粉体含有化粧料
JP2000119136A (ja) * 1998-10-06 2000-04-25 L'oreal Sa 化粧品組成物、特にメ―キャップ組成物における特定の粒子相の使用及び該粒子相を含む化粧品組成物
JP2001172120A (ja) * 1999-11-12 2001-06-26 L'oreal Sa 蛍光物質と特定のフィラーを含有する組成物及びその用途
JP2002029930A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Catalysts & Chem Ind Co Ltd 化粧料
JP2002154927A (ja) * 2000-10-03 2002-05-28 L'oreal Sa 多層構造を有する角度依存性色材を含有する親油性連続相を有する化粧用組成物とそのメークアップのための使用
WO2002047618A2 (fr) * 2000-12-15 2002-06-20 L'oreal Dispositif pour la pulverisation d'un produit cosmetique
WO2002056846A1 (en) * 2001-01-17 2002-07-25 Color Access, Inc. Compositions containing optical diffusing pigments
WO2002094205A2 (en) * 2001-05-18 2002-11-28 Classified Cosmetics, Inc. Sprayable beautifying composition
JP2003055150A (ja) * 2001-07-20 2003-02-26 L'oreal Sa 粉体化粧品組成物

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05201826A (ja) * 1991-02-28 1993-08-10 L'oreal Sa 化粧料組成物及びその製造方法
JPH07258033A (ja) * 1994-03-18 1995-10-09 Shiseido Co Ltd 油中水乳化型泡沫メーキャップ化粧料
JPH09507866A (ja) * 1994-11-03 1997-08-12 エスティー ローダー,インコーポレーテッド 分散粉体を含有するスプレー可能な組成物およびその使用法
JPH08301719A (ja) * 1995-05-12 1996-11-19 Kao Corp 水中油型乳化化粧料
JPH111411A (ja) * 1997-06-10 1999-01-06 Shiseido Co Ltd シリカ/酸化亜鉛複合体、その製造方法及びそれを配合した化粧料
JPH1143421A (ja) * 1997-07-29 1999-02-16 Shiseido Co Ltd エアゾール型粉体含有化粧料
JP2000119136A (ja) * 1998-10-06 2000-04-25 L'oreal Sa 化粧品組成物、特にメ―キャップ組成物における特定の粒子相の使用及び該粒子相を含む化粧品組成物
JP2001172120A (ja) * 1999-11-12 2001-06-26 L'oreal Sa 蛍光物質と特定のフィラーを含有する組成物及びその用途
JP2002029930A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Catalysts & Chem Ind Co Ltd 化粧料
JP2002154927A (ja) * 2000-10-03 2002-05-28 L'oreal Sa 多層構造を有する角度依存性色材を含有する親油性連続相を有する化粧用組成物とそのメークアップのための使用
WO2002047618A2 (fr) * 2000-12-15 2002-06-20 L'oreal Dispositif pour la pulverisation d'un produit cosmetique
WO2002056846A1 (en) * 2001-01-17 2002-07-25 Color Access, Inc. Compositions containing optical diffusing pigments
WO2002094205A2 (en) * 2001-05-18 2002-11-28 Classified Cosmetics, Inc. Sprayable beautifying composition
JP2003055150A (ja) * 2001-07-20 2003-02-26 L'oreal Sa 粉体化粧品組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007176943A (ja) * 2005-12-21 2007-07-12 L'oreal Sa 凹型粒子及び分散剤を含む化粧料組成物、及び方法及び使用
JP2010532377A (ja) * 2007-06-29 2010-10-07 ユニオン カーバイド ケミカルズ アンド プラスティックス テクノロジー エルエルシー パーソナルケア溶解性フィルム
JP2010043072A (ja) * 2008-07-18 2010-02-25 Ken Products Kk スプレー用化粧組成物と表情を若々しい物理的な形状に補正するメイクアップ方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1502574A1 (fr) 2005-02-02
DE602004029847D1 (de) 2010-12-16
ES2354876T3 (es) 2011-03-18
ATE486565T1 (de) 2010-11-15
CN1589766A (zh) 2005-03-09
CN1589766B (zh) 2010-04-28
EP1502574B1 (fr) 2010-11-03
KR20050016081A (ko) 2005-02-21
FR2858213B1 (fr) 2006-02-10
FR2858213A1 (fr) 2005-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100233222A1 (en) Cosmetic skin treatment process
US10064810B2 (en) Matte cosmetic compositions
JP4213347B2 (ja) 自然な外観の化粧品組成物
US20080219940A1 (en) Colored cosmetic composition having soft focus effect
JP6474084B2 (ja) シリコーン微粒子及び不揮発性油を含む仕上げ剤組成物
CA2927492C (en) Cosmetic composition containing novel fractal particle-based gels
CA2671277C (en) Cosmetic composition containing novel fractal particle based gels having improved optical properties
US8529918B2 (en) Water-in oil emulsion foundation comprising a polyol
US7780955B2 (en) Cosmetic composition with a lightening effect
JP2005053910A (ja) 化粧的な皮膚処理法及びそのような方法を実施するための装置
WO2006068717A2 (en) Long wear topical composition having improved glossy appearance
JP2006137760A (ja) 明色化効果を有する化粧料組成物
US20150313812A1 (en) Matte Cosmetic Compositions
JP2007145873A (ja) 皮膚及び/又は半粘膜の外観を変えるための、ビニルピロリドン及びアルケンのコポリマーの化粧的使用
US20200352844A1 (en) Composition with luminous satin effect comprising particles of cellulose, of boron nitride and of satin nacres
JP2008260768A (ja) 油性連続相を含む化粧品組成物
WO2014149719A1 (en) Multi-layer cosmetic films
JP7407819B2 (ja) マット効果のある化粧用組成物
JP2010501509A (ja) 顔色を明るく又は一様にするための化粧品組成物
JP2004210720A (ja) 油性化粧料
JP2004035487A (ja) メーキャップ方法及びメーキャップ化粧料セット
JP2021091677A (ja) メタリック効果を伴う化粧用組成物
JP2004224739A (ja) 油性化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051003

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20051228

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060403

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060921

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070118

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070328

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070803

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100622

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100924

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110701

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111003