JP2003055150A - 粉体化粧品組成物 - Google Patents

粉体化粧品組成物

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JP2003055150A
JP2003055150A JP2002211666A JP2002211666A JP2003055150A JP 2003055150 A JP2003055150 A JP 2003055150A JP 2002211666 A JP2002211666 A JP 2002211666A JP 2002211666 A JP2002211666 A JP 2002211666A JP 2003055150 A JP2003055150 A JP 2003055150A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚に適用して、特に顔の乾燥領域の皮膚の
起伏、皺及び毛穴などの局所的欠陥を目立たなくすると
共に、皮脂及び組成物中の過剰なオイル成分を吸収して
快適なマット効果を長時間継続して提供することのでき
る粉体組成物を提供する。 【解決手段】 少なくとも一の粒子相と少なくとも一の
脂肪相とを含む組成物を、更に界面活性特性を有するシ
リコーンエラストマータイプの少なくとも一のゲル化剤
を含有し、粒子相が、該組成物中に組成物全重量に対し
て50乃至98重量%の含量になるように調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品組成物、特
にパウダー形態、例えば特にゲル化剤を含む遊離、固形
もしくは圧縮パウダーの形態の、メイクアップ組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】メイクアップパウダーは、一般的に、第
一に、特に顔料及び充填剤を含む粒子相と、第二に、脂
肪物質を含む結合剤としての脂肪相とを含み、前記脂肪
相は、最終生成物に所定のレベルの凝集を与え、該メイ
クアップ生成物に滑らかさと皮膚軟化特性を与え、皮膚
へのその付着を促進することを企図するものである。前
記パウダーはまた、親水性相、例えば水性相を含んでも
良く、これは適用した場合の爽やかさの特性を与える。
【0003】パウダー中、とりわけ固形パウダー中の結
合剤の処方は、最終組成物が容易に取り出し可能であ
り、更には特に衝撃によって引き起こされる破砕を回避
可能とするために、充分に均一且つ固形でなければなら
ないため、多くの困難を伴う。
【0004】メイクアップパウダーは、一般的に非常に
高含量の粉体化合物と脂肪物質とからなる生成物であ
る。然るに、これら生成物が皮膚に適用された場合、つ
っぱり感または乾燥作用を与えうる。
【0005】マット効果は、特に混合肌もしくは脂性肌
の使用者のため、及び暑く湿った気候においても求めら
れている。メイクアップパウダー中に使用されるマット
作用充填剤は、一般的に吸収性充填剤、特に皮脂及び該
組成物によってもたらされる過剰なオイルを吸収するも
のであり、例えば、タルク、シリカ、カオリン、または
ナイロン(登録商標)パウダー、或いはまた光散乱性光
学特性を備えた充填剤であるが、これらの特性は、「ソ
フトフォーカス」効果の名で知られている。ソフトフォ
ーカス効果を備えた組成物は、皮膚に適用された場合
に、皮膚の微小起伏を隠すぼやけ効果(blurred effec
t)を与えるようなものである。これらの充填剤は皮膚
を乾燥させ、皮膚の起伏、特に皺及び毛穴を明示し(す
なわち、より目立たせ、強調し、また明らかにし)、よ
って局所的欠陥を強調する傾向を有する。更にまた、吸
収性充填剤は皮膚に不自然な粉状の外観を与え、マット
効果を有するとはいえこれが特に長時間持続するわけで
はない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、依然とし
て、特に顔の乾燥領域の皮膚の起伏を明示することのな
い、快適なマット粉体組成物が求められている。
【0007】
【課題を解決するための手段】出願人は、予期せぬこと
に、界面活性特性を有するシリコーンエラストマータイ
プのゲル化剤の粉体組成物中における使用により、特に
マット効果の付与に関して、またソフトフォーカス効果
に関して、この上ない化粧品及び/または光学特性を有
するパウダーが得られることを見出した。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一つの主題は、然るに、
粒子相と脂肪相とを含むパウダー形態の化粧品組成物で
あり、これは界面活性特性を備えたシリコーンエラスト
マータイプの少なくとも一のゲル化剤を含み、粒子相が
該組成物中に組成物全重量に対して50乃至98重量%
の含量で存在することを特徴とするものである。
【0009】好ましくは、ゲル化剤は液体脂肪相中、例
えばシリコーンオイルまたは炭化水素オイル、好ましく
はシリコーンオイル中に分散されている。
【0010】メイクアップ目的のために容易に使用する
ことができる、優れた付着性を有する化粧品パウダー
が、こうして得られる。
【0011】本発明による組成物は、これを適用したケ
ラチン物質にマット効果を与えるという利点を有する。
【0012】こうして得られた組成物は、有利には、顔
料のこの上ない分散を示す。得られた組成物は、非常に
均一であり、皮膚への適用後にさえ、一般的には数時間
に亘り、その均一性を維持する。
【0013】本発明による組成物はまた、この上ない化
粧品特性を示す:これらは皮膚に充分に付着するが、過
剰にではなく、これらは非常に穏やかであり、適用が容
易である。
【0014】本発明の主題はまた、または前述の組成物
のケラチン物質への適用を含む、ヒトのケラチン物質、
特に皮膚、とりわけ顔及びボディの皮膚の美容メイクア
ップまたはケアの方法である。
【0015】本発明によれば、「ケラチン物質」なる表
現は、皮膚、爪、髪、眉毛、睫、粘膜(下瞼の内側縁)
及び半粘膜(唇)、及びボディまたは顔の皮膚の他のあ
らゆる領域を意味する。
【0016】本発明の主題はまた、界面活性特性を有す
るシリコーンエラストマータイプの少なくとも一のゲル
化剤の、粉体化粧品組成物中における使用であり、該組
成物を適用したケラチン物質にマット効果を与えること
を目的とする。
【0017】本発明の主題はまた、界面活性特性を有す
るシリコーンエラストマータイプの少なくとも一のゲル
化剤の、粉体化粧品組成物中における使用であり、前記
組成物中における発色の改善を目的とする。
【0018】したがって、本発明によれば、従来技術に
よる組成物と同一の色強度を得ると同時に、より少量の
顔料を含む組成物を製造することが可能である。同様
に、従来技術による組成物と同量の顔料を使用すれば、
本発明によるゲル化剤の使用により、色が格段に鮮明で
あり、より濃く、より強烈でさえあり、発色がより良い
組成物を得ることが可能になる。
【0019】さらにまた、本発明による組成物は、顔色
修正組成物であり、すなわち、これは、皮膚または唇に
マット効果を与える役割、及び/または、皮膚及び/ま
たは唇における欠陥を隠す役割を果たす。よって、本発
明は、界面活性特性を有するシリコーンエラストマータ
イプのゲル化剤の、皮膚または唇にマット効果を与える
ため、及び/または皮膚及び/または唇の欠陥を隠すた
めの、ケアまたはメイクアップ組成物中における、また
はケアまたはメイクアップ組成物の製造のための、使用
にも関する。
【0020】「欠陥」なる語は、皮膚のあらゆる欠点、
例えば微小起伏(毛穴、皺、及び小皺)、シミ及び黒ニ
キビ、及び毛細血管などを意味する。
【0021】本発明による組成物は、皮膚メイクアップ
及び/またはケアの分野において特に有利な応用を見出
す。このように、本発明は、顔及びボディのためのメイ
クアップ製品の分野において非常に特有の応用を見出
す。したがって、本発明の組成物は、有利には、アイシ
ャドウ、フェイスパウダー、眉毛のメイクアップ、フェ
イス及び/またはボディパウダー、コンシーラー製品、
マット効果製品、またはボディメイクアップ製品の形態
で存在する。
【0022】本発明の他の特徴、態様、及び利点は、以
下の詳細な説明を読むにつれて明らかになるであろう。
【0023】本発明による組成物は、界面活性特性を有
するシリコーンエラストマータイプのゲル化剤を含み、
これは該組成物全重量に対して10重量%まで、好まし
くは0.3乃至10重量%、更に好ましくは0.6乃至
6重量%を占めてよい。
【0024】「エラストマー」なる語は、粘弾特性を有
し、特にスポンジまたはしなやかな球の稠性を有する、
しなやかで変形可能な物質を意味する。弾性の係数は、
この物質が変形に耐え、伸長及び収縮について制限され
た性能を有するようなものである。この物質は、引き延
ばされた後に本来の形状を取り戻すことができる。この
エラストマーは、その可動性が架橋ブリッジの均一なネ
ットワークによって制限される、高分子量ポリマー鎖か
ら成る。
【0025】有利には、本発明によるゲル化剤は、粒子
の形状であって、少なくとも一のオキシアルキレン化
基、特にオキシエチレン化(OE)基、例えば1乃至4
0、好ましくは1乃至20、更に好ましくは10乃至2
0、更に好ましくは12乃至18、更に好適には12乃
至20のオキシアルキレン化ユニット(これはポリオキ
シアルキレン、特にポリオキシエチレン鎖を形成して良
い)を含む、架橋した固体弾性オルガノポリシロキサン
である。好ましくは、弾性オルガノポリシロキサンは、
オキシアルキレン化基としてオキシエチレン化基のみを
含む。こうした基は、有利には、本発明によるゲル化剤
に界面活性特性を与える。これらの基は、ペンダント状
でも良いし、鎖の末端にあっても良く、及び/またはシ
リコーン構造の二つの部分を結合させるように企図され
ても良い。これらの基を担持するケイ素の数は、有利に
は1乃至10、好ましくは1乃至6である。
【0026】本願においては、「オキシアルキレン化
基」なる表現は、2乃至4の炭素原子を含む基、特にオ
キシエチレン化基またはオキシプロピレン化基を意味す
る。
【0027】本発明は特にオキシエチレン化基を含む
(すなわち、オキシアルキレン化基としてオキシエチレ
ン化基のみを含む)ゲル化剤に関するが、これはオキシ
プロピレン化基を含む(すなわち、オキシアルキレン化
基としてオキシプロピレン化基のみを含む)ゲル化剤に
関しても良い。ゲル化剤はまた、少なくとも一、例えば
1乃至20のオキシエチレン化(OE)基と、少なくと
も一、例えば0乃至20のオキシプロピレン化(OP)
基との両方を含んでも良い;これらのゲル化剤はまた、
アルキルエトキシプロピレン化基を含むオルガノポリシ
ロキサンとして既知である。好ましくは、オキシエチレ
ン化基の数は、オキシプロピレン化基の数よりも大であ
る。
【0028】更にまた、ゲル化剤のポリマー骨格を形成
するシリコーン構造は、有利にはポリジメチルシロキサ
ン(PDMS)構造であり、その任意のメチル基の部分
は、鎖の末端またはペンダントにてC乃至C30、好
ましくはC乃至C24、更に好適にはC10乃至C
20アルキル基またはフェニル基で置換されている。
【0029】更にまた、オキシアルキレン化基を含むオ
ルガノポリシロキサンは、上述の一以上のオキシアルキ
レン化基、好ましくはオキシエチレン化基を介して結合
した一以上のシロキサン骨格を含有可能である。
【0030】有利には、本発明による組成物の弾性オル
ガノポリシロキサンのシリコーン骨格は、26乃至80
のケイ素原子を含む。
【0031】本発明によれば、ゲル化剤は、液体脂肪相
中の水性相のための乳化剤として作用しても良い。
【0032】本発明によるゲル化剤は、液体脂肪相を増
粘するための、及び液体脂肪相中に水性相を乳化するた
めの、著しい効力を有する。これは、皮膚を乾燥させ
ず、優れた化粧品特性、特に滑らかさ及び爽やかさを与
える。この弾性ゲル化剤は、快適に適用され、クリーム
状のきめを有し、延びが良く、穏やかでべたつく感触の
ない粉体組成物をもたらす。これらの化粧品特性は、第
一にはゲル化剤であるオルガノポリシロキサンのきめに
起因し、第二には油性媒質、特に該組成物のもの及び皮
膚により分泌されるものを捕捉するミクロスポンジに匹
敵する、これらの特性に起因する。
【0033】皮膚にマット効果を与える、本発明による
組成物の特性は著しく、これは少なくとも部分的に、オ
キシアルキレン化基、特にオキシエチレン化基を含むこ
れらのオルガノポリシロキサンの存在に帰因する。
【0034】本発明の一つの実施態様によれば、本発明
の組成物は単純または多相エマルジョンであり、親油性
連続相、好ましくは液体脂肪連続相を有し、本発明によ
るゲル化剤以外の界面活性剤を含まない。
【0035】本発明による組成物は安定であり、すなわ
ち、室温にて少なくとも2ヶ月間に亘り分離しない。
【0036】本発明の好ましい実施態様において、本発
明によるゲル化剤は、部分的または完全に架橋した、三
次元構造の弾性オルガノポリシロキサンであり、液体脂
肪相中、好ましくはオイル相中に存在する。液体脂肪相
中、好ましくはオイル相中に含まれる場合は、使用する
液体脂肪相の程度によって、これを少量の液体脂肪相の
存在下で使用する場合のスポンジ状の外観の生成物か
ら、多量の液体脂肪相の存在下での均一なゲルにまで、
変化する。このエラストマーによる液体脂肪相のゲル化
は、完全又は部分的であってよい。
【0037】こうした実施態様によれば、本発明の弾性
ゲル化剤は、液体脂肪相中に、特に分散形態で存在し、
よってペーストまたはゲルの形態であってよい。
【0038】「液体脂肪相」なる表現は、「オイル相」
とも呼称され、あらゆる非水性物質、または非水性物質
の混合物を意味し、これは室温(約25℃)及び大気圧
(約1.013×10Pa)にて液体である。
【0039】本発明によるゲル化剤は、非水性媒質中に
おける、白金タイプの触媒の存在下での、 ・(a)シリコーン鎖のα-ω位に一分子当たり少なく
とも二つのビニル基を含む、少なくとも一のオルガノポ
リシロキサン(i);と、 ・(b)オキシアルキレン化基、とりわけオキシエチレ
ン化基の少なくとも一つ及び、ケイ素原子に結合した水
素原子を一分子当たり少なくとも一つ含む、第二オルガ
ノポリシロキサン(ii); との付加及び架橋反応によって得られる。
【0040】特に、オルガノポリシロキサン(i)は、
ポリジメチルシロキサン(PDMS)から選択され、特
に、α,ω−ジメチルビニルポリジメチルシロキサンで
ある。オルガノポリシロキサン(ii)は、特に各々がケ
イ素原子に結合した一以上の水素原子と、一以上のオキ
シアルキレン化基、好ましくはオキシエチレン化基と、
任意に、1乃至22の炭素原子を含むアルキレン基を介
してケイ素原子に結合した一以上のオキシプロピレン化
基とを含むポリジメチルシロキサンから選択される。
【0041】任意に、第一及び第二のオルガノポリシロ
キサン(i)及び(ii)のシリコーン鎖は、ペンダント
乃至Cアルキル鎖及び/またはアリール鎖を含
む。
【0042】上述のように、弾性オルガノポリシロキサ
ンは、液体脂肪相中に存在して、これと無水ゲルを形成
しても良い。このゲルは、以下のように得てよい: ・(a)第一のオルガノポリシロキサン(i)と第二の
オルガノポリシロキサン(ii)とを混合する工程; ・(b)液体脂肪相(好ましくはオイル性である)を工
程(a)により得られる混合物に添加する工程;及び ・(c)第一のオルガノポリシロキサン(i)と第二の
オルガノポリシロキサン(ii)とを、液体脂肪相(好ま
しくはオイル性である)中において、白金触媒の存在下
にて重合化させる工程。
【0043】無水ゲルの製造の際に使用して良いオイル
相は、室温(25℃)にて液体であり。炭化水素オイル
及び/またはシリコーンオイルから選択される一以上の
オイルを含有する。有利には、オイル相はシリコーン液
体相であり、室温で液体である直鎖状または環状鎖PD
MSから選択される一以上のオイルを含有し、任意にペ
ンダント状であるか鎖の末端にあるアルキル鎖またはア
リール鎖を含み、該アルキル鎖は1乃至6の炭素原子を
含む。
【0044】「炭化水素オイル」なる表現は、主として
炭素原子と水素原子、特にアルキルまたはアルケニル
鎖、例えばアルカンまたはアルケンを含むオイルを意味
する。これらのオイルはまた、一以上のエステル、エー
テル、ヒドロキシル、またはカルボン酸基を含んでも良
い。
【0045】界面活性特性を有するシリコーンエラスト
マーは、該組成物中に、組成物全重量に対して、0.3
乃至10重量%、好ましくは0.6乃至6重量%の範囲
の活性物質の含量で存在して良い。
【0046】本発明によるゲル化剤は、特に文献US-
A-5412004の実施例3、4、及び8及び文献U
S-A-5811487の実施例の操作にしたがって得ら
れるオルガノポリシロキサンである。
【0047】本発明の界面活性特性を有するシリコーン
エラストマーは、例えば、Shin Etsu社によりKSG21、KS
G31、KSG32、KSG41、及びKSG50の名で市販のもの、Dew
Corning社製のDC9010及びDC9011から選択され、あるい
はまた特許US-A-5412004の実施例3の生成物
であってもよい。
【0048】文献US-A-5412004の実施例3の
生成物は、オキシエチレン化基を含む架橋したオルガノ
ポリシロキサンを約33重量%とPDMS6cStを約6
7重量%含むペースト状ゲルの形態である。該オルガノ
ポリシロキサンは、ポリマー全重量に対して約18%の
エチレンオキシドを含有する。
【0049】有利には、本発明によるゲル化剤は、オイ
ルとの混合物、例えばPDMS6cStを33重量%含有
する混合物として、以下の特性を有する: ・ゲル化剤は、10−3−1または10−4−1
領域中の低剪断力にて、2×10P乃至4×10Pの
範囲の絶対粘度を有する可塑性ずれ揺変挙動を有し、t
=10分における200s−1の剪断速度について、速
度15乃至50P(1.5乃至5Pa・s)の絶対粘度を有
する(RS 75応力制御レオメーター(Haake)を使用し
て、25℃にて、円錐/平面幾何学的配置において測定
した。円錐特性:直径20mm、角度1°、ギャップ40
μm); ・ゲル化剤はまた、以下のように定義される、低剪断ス
トレス(力)における優勢の弾性性質を伴う1Hzにおけ
る粘弾性挙動も有する:800PA<G* プラトー<25
00Pa(δプラトーは10°の領域、G* プラトーは稠
度を表し、δプラ トーは弾性を表す); ・ゲル化剤は、大気圧にて約160乃至170°の引火
点を有する。文献US-A-5412004の実施例3の
ゲルについては、剪断速度200s−1において絶対粘
度が約45P(4.5Pa・s)である。
【0050】このゲル化剤は、室温(25℃)にて少な
くとも4ヶ月間に亘り安定である(オイルの滲出がな
い)。
【0051】特に、このゲル化剤の弾性オルガノポリシ
ロキサン(活性物質)の粒子は、0.1乃至500μ
m、好ましくは3乃至200μm、更に好ましくは3乃至
50μmの範囲のサイズを有する。これらの粒子は、球
状、平坦、または無定形であってよく、好ましくは実質
的に球状、楕円形、または長方形の形状であってよい。
【0052】本発明のゲル化剤は、特に約2.5のHL
B(親水性−親油性バランス)を有する界面活性剤であ
る。したがって、これは、安定な油中水型エマルジョン
または安定な油中水中油型または水中油中水型エマルジ
ョンの製造のために、申し分なく適当である。
【0053】このゲル化剤は、室温で液体である脂肪物
質、室温で固体であるワックス及び/またはゴム、動
物、植物、鉱物、または合成由来のペースト状脂肪物
質、及びこれらの混合物を含む脂肪相と混合して良い。
【0054】脂肪相は、室温にて液体である生成物、特
にオイル、例えばシリコーンオイル、フッ化オイル、フ
ルオロシリコーンオイル、または部分的にシリコーン化
されていて良い炭化水素オイルを含んで良い。これらの
オイルは、室温及び大気圧にて揮発性であってよい。
「揮発性オイル」なる語は、特に、皮膚または唇と接触
した際に一時間未満で蒸発しがちであり、(室温及び大
気圧にて)ゼロではなく、特に0.133乃至3.99
×10Pa、好ましくは3.99Paより大なる範囲であ
る蒸気圧を有するオイルを意味する。
【0055】脂肪相は、一般的に組成物全重量に対して
1.5乃至49.7重量%、好ましくは1.5乃至40
重量%、更に好ましくは1.5乃至30重量%を占め
る。
【0056】本発明の組成物中に使用可能なオイルとし
ては、特に、 ・動物由来の炭化水素オイル、例えばペルヒドロスクア
レン; ・炭化水素植物オイル、例えば、脂肪酸の液体トリグリ
セリド、例えばサンフラワーオイル、コーンオイル、大
豆油、マローオイル、グレープピップオイル、ゴマ油、
ヘーゼルナッツオイル、アプリコットオイル、マカデミ
アオイル、ヒマシ油、アボカドオイル、カプリル酸/カ
プリン酸のトリグリセリド、例えばStearineries Duboi
s社により市販されているもの、または商品名Miglyol 8
10、812および818として、Dynamit Nobel社によって市
販されているもの; ・式RCOOR(Rは、7乃至19の炭素原子を
含む高級脂肪酸残基を表し、Rは3乃至20の炭素原
子を含む分枝状炭化水素鎖を表す)のオイル、例えばパ
ーセリンオイル、イソプロピルミリステート、アルコー
ル又はポリアルコールのオクタノエート、デカノエー
ト、又はリシノーレエート、 ・鉱物又は合成起源の直鎖状又は分枝状炭化水素、例え
ば揮発性または不揮発性の流動パラフィン及びその誘導
体、ワセリン、ポリデセン、及び水素化ポリイソブテ
ン、例えばパーリーム; ・式RCOR(RはC乃至C19のアルキル基
を表し、RはC乃至C20のアルキル基を表す)の
合成エステル; ・脂肪アルコール、例えばオクチルドデカノールまたは
オレイルアルコール; ・部分的炭化水素及び/またはシリコーン含有のフッ化
オイル、例えばペルフルオロポリエステル; ・シリコーンオイル、例えば直鎖状又は環状のシリコー
ン鎖を含むポリメチルシロキサン(室温にて液体または
ペースト状)、フェニルジメチコーン、フェニルトリメ
チコーン、及びポリメチルフェニルシロキサン、及びC
乃至C20のアルキル鎖を有するアルキルポリジメチ
ルシロキサン、 ・これらの混合物; を挙げることができる。
【0057】好ましくは、本発明において使用されるオ
イルは、シリコーンオイルである。
【0058】ゲル化剤は、オキシエチレン化基を含むオ
ルガノポリシロキサンゲルであるが、これらのオイル
を、該組成物の滑らか/絹のようで快適な感触を損なう
であろう油性ゲル化剤を含まない、「フラン」タイプ
の、新規なきめの状態に構成化することを可能にする。
【0059】有利には、本発明による組成物は、炭化水
素、フッ化、またはシリコーンゴムまたはワックス、及
びこれらの混合物から選択され、室温にて固体または半
固体(ペーストの形態)であってよい、少なくとも一の
ワックス及び/または一のゴムを含有可能である。これ
らワックスは、植物性、鉱物性、動物性、及び/または
合成由来であってよい。特にこれらワックスは、大気圧
にて25℃より高温、更に好適には45℃より高温の溶
融開始温度を有する。
【0060】本発明によれば、ワックスは親油性脂肪物
質であり、これは可逆的な固体/液体の状態変化を経る
が室温において固体であり、200℃にまでなりうる溶
融開始点を有し、固体状態においては異方性の結晶組織
を有する。ワックスをその融点に加熱することにより、
これを液体脂肪相と混和性にして微視的に均一な混合物
を形成することができ、該混合物を室温に戻すことによ
り、該混合物の液体脂肪相中のワックスが結晶化する。
【0061】ワックスは、シリコーンワックス、すなわ
ち、シリコーン構造と、シリコーン構造の末端に、及び
/またはペンダント状に、一以上のアルキルまたはアル
コキシ鎖とを含む単位とを含むワックスであり、これら
の鎖は、10乃至45の炭素原子を含む直鎖状または分
枝状である。これらワックスは、それぞれ、アルキルジ
メチコーン及びアルコキシジメチコーンと呼称される。
更にまた、これらアルキル鎖は、一以上のエステル官能
基を含有可能である。
【0062】本発明において使用可能な他のワックスと
しては、動物由来のワックス、例えばラノリンまたはミ
ツロウ;植物由来のワックス、例えばカルナウバワック
スまたはカンデリラワックス;鉱物由来のワックス、例
えばパラフィンワックス、リグナイトワックスまたはミ
クロクリスタリンワックス、セレシン、またはオゾケラ
イト;合成ワックス、例えばポリエチレンワックスを挙
げることができる。
【0063】これら脂肪物質は、所望の特性、例えば稠
度またはきめに関する特性を有する組成物を調製するた
めに、当業者によって様々な方式で選択可能である。
【0064】特に、ワックスの存在により、特に該組成
物が圧縮または成型製品の形態である場合に、優れた機
械的強度を確保することが可能になる。
【0065】本発明による組成物はまた、化粧品組成物
中において通常使用されている、またはこうした使用を
充足させることが当業者に既知の、顔料及び/または真
珠層及び/または充填剤及び/またはフレーク、及び/
またはこれらの混合物を含んで良い粒子相を含む。「粒
子相」なる語は、様々なサイズ及び/または様々な性質
であってよい、粒子形態の成分を含み、本質的にほぼこ
うした粒子から成る相を意味する。「粒子相」なる語
は、その結晶形態(例えば小葉晶(leaflet)、立方
晶、六方晶、または斜方晶タイプ)に関わらず、あらゆ
る形態(例えば小板またはラメラ、球状、または楕円形
状、またはあらゆる類似の形態)の粒子の組み合わせを
意味すると解されるべきである。
【0066】粒子相の粒子は、特に少なくとも一のシリ
コーン化合物で、例えばポリジメチルシロキサン及び/
またはポリマー、特にポリエチレン、及び/または少な
くとも一のフッ化化合物及び/または少なくとも一のア
ミノ酸で被覆されていて良い。
【0067】「顔料」なる語は、白色または有色の、鉱
物または有機の粒子であって、媒質中に不溶性であり、
該組成物を着色及び/または不透明化することを企図す
る粒子と解されるべきである。
【0068】顔料は、前記粒子相全重量に対して、0.
1乃至30重量%、好ましくは0.5乃至15重量%の
範囲の含量で存在して良い。これらは、白色または有色
の、鉱物及び/または有機の、さらに通常またはナノサ
イズのものであってよい。挙げることのできる鉱物顔料
及びナノ顔料には、二酸化チタン、二酸化ジルコニウ
ム、または二酸化セリウム、及びさらに酸化亜鉛、酸化
鉄、または酸化クロム、ナノチタン、ナノ亜鉛、及びフ
ェリックブルーがある。挙げることのできる有機顔料に
は、カーボンブラック及びレーキ、例えばカルシウムの
塩、バリウムの塩、アルミニウムの塩、またはジルコニ
ウムの塩、及び酸染料、例えばハロ酸染料、アゾ染料、
またはアントラキノン染料がある。
【0069】顔料は、特に、ポリジメチルシロキサン等
のシリコーン化合物で、及び/または特にポリエチレン
などのポリマーで、被覆されて良い。「SI oxides」を
挙げることができ、これはMyioshi社により市販の、ポ
リメチルヒドロゲノシロキサン被覆化顔料である。
【0070】「充填剤」なる語は、該組成物に体もしく
は硬度を与える、及び/またはメイクアップに滑らか
さ、マット効果、及び均一性を与えることを企図した、
無色もしくは白色の、鉱物または合成の、ラメラまたは
非ラメラ粒子を意味すると解されるべきである。
【0071】充填剤は、粒子相全重量に対して、70乃
至100重量%の含量で該粒子相中に存在して良い。こ
れらは鉱物または合成であってよい。タルク、マイカ、
シリカ、カオリン、ナイロンパウダー、ポリ-β-アラニ
ンパウダー、及びポリエチレンパウダー、テフロン(登
録商標)、ラウロイルリシン、澱粉、窒化ホウ素、オキ
シ塩化ビスマス、テトラフルオロエチレンポリマーパウ
ダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、ポリウレタ
ンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリエステルパウ
ダー、Expancel(Nobel Industrie)のような合成の中
空ミクロスフィア、ミクロスポンジ、例えばPolytrap
(Dow Corning)、絹雲母、粘土およびメチルセスキオ
キサン樹脂ミクロビーズ(例えばToshiba社製のTospear
ls)、酸化亜鉛および酸化チタン、酸化ジルコニウム、
および酸化セリウム、沈降炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、及び炭酸水素マグネシウム、ヒドロキシアパタ
イト、中空のシリカミクロスフィア(Maprecos社製、Si
lica Beads)、ガラスミクロカプセル、及びセラミック
ミクロカプセル;一分子当たり8乃至22の炭素原子、好
ましくは12乃至18の炭素原子を含む有機カルボン酸から
誘導される金属石鹸、例えば、亜鉛、マグネシウム、ま
たはリチウムのステアレート、亜鉛ラウレート、または
マグネシウムミリステート、及びこれらの混合物を挙げ
ることができる。
【0072】「真珠層」なる語は、光を反射する虹色光
沢の粒子を意味すると解されるべきである。予期される
真珠層の中では、天然真珠層、酸化チタンで被覆された
マイカ、酸化鉄で被覆されたマイカ、水酸化アルミニウ
ムで被覆されたマイカ、水酸化マグネシウムで被覆され
たマイカ、シリカで被覆されたマイカ、天然顔料で被覆
されたマイカ、オキシ塩化ビスマスで被覆されたマイ
カ、及び有色チタンマイカを挙げることができる。本発
明による組成物はまた、フレークを含んでも良い。
【0073】好ましくは、粒子相は、本発明による組成
物中に、組成物全重量に対して70乃至97重量%の含量で
存在する。
【0074】本発明による組成物は、好ましくは以下の
組成を有する(組成物全重量に対する重量ベース): ・0.3%乃至10%、好ましくは0.6%乃至6%の、界面活性特
性を有するシリコーンエラストマータイプのゲル化剤
(ポリマー活性物質)、 ・50%乃至98%、好ましくは70%乃至97%の粒子相、及び、 ・組成物全重量に対して1.5乃至49.7重量%、好ましくは
1.5乃至40重量%、更に好ましくは1.5乃至30重量%の脂肪
質(この脂肪相は、0.6%乃至40%、好ましくは0.6%乃至3
0%、更に好ましくは0.6%乃至20%の液体脂肪質を含み、
脂肪相を100重量%とする残量が、ペースト状、固
体、または半固体の脂肪物質から選択される少なくとも
一の成分である)
【0075】本発明の別の実施態様によれば、該組成物
は水を含んで良い。この水は、親油性の連続相、好まし
くはオイルベースの連続相を含むエマルジョンを形成す
ることを目的とし、好ましくはポリオキシアルキレン化
オルガノポリシロキサンである、ゲル化剤から調製され
るエマルジョンの水相を形成してもよい。
【0076】本発明の組成物は、したがって、水、全て
の割合において水混和性である溶媒、例えばポリオール
(グリセリン、ジグリセリン、またはエチレングリコー
ル)、C2乃至C5の低級モノアルコール、アセトン及びジ
アセトン、及びこれらの混合物から選択される親水性化
合物を含んで良い。好ましくは、親水性化合物の含量
は、組成物全重量に対して0.1乃至20重量%、好ましくは
0.2乃至15重量%を占めることが可能である。
【0077】有利には、こうした実施態様においては、
該組成物は適用時に快適さを維持すると同時に爽やかさ
を提供する。
【0078】さらにまた、結合剤として親水性連続相を
含むエマルジョン、好ましくは水性連続相を含むエマル
ジョンを使用し、本発明による組成物を調製することも
可能である。この場合は、ゲル化剤以外の親水性界面活
性剤、すなわち、一般的に8より大なるHLB値を有する
界面活性剤が、例えば、ゲル化剤の濃度よりも一般に高
い濃度で存在する。
【0079】有利には、本発明の組成物は、一以上の水
性相ゲル化剤を添加剤として、すなわち該組成物にゲル
の外観を与え、これを増粘することのできる化合物を含
んでも良い。本発明により使用可能な水相ゲル化剤の中
では、水溶性セルロース性ゲル化剤、例えばヒドロキシ
エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、カルボキシエチルセルロース、及びカ
ルボキシメチルセルロース;グアーガム;第四級化グア
ーガム;C1-C6ヒドロキシアルキル基を含む非イオン性
グアーガム;キサンタンガム、カロブガム、スクレログ
ルカンゴム、ゲランゴム、ゲランゴムまたはカラヤゴ
ム;アルギネート、マルトデキストリン、澱粉およびそ
の誘導体、ヒアルロン酸およびその塩;粘土、特にモン
モリロナイト、ヘクトライト、またはベントン、ラポナ
イト;カルボキシル基を含むポリマー、例えば少なくと
も部分的に中和され、架橋したポリアクリル酸、例えば
Goodrich社製の製品、「Carbopol」または「Carbomer」
(例えば、Carbomer 980、トリエタノールアミンで中和
されたもの、TEAと略記);ポリグリセリル(メタ)ア
クリレートポリマー;ポリビニルピロリドン;ポリビニ
ルアルコール;架橋したアクリルアミドポリマー及びコ
ポリマー;架橋したメタクリロイルオキシエチルトリメ
チルアンモニウムクロライドホモポリマー;会合ポリウ
レタン、及びこれらの混合物を挙げることができる。
【0080】本発明によれば、水相ゲル化剤は、キサン
タンガム、粘土(例えばベントンまたはラポナイト)、
会合ポリウレタン、セルロース性増粘剤、特に、ヒドロ
キシエチルセルロース、及び少なくとも部分的に中和さ
れ、架橋したポリアクリル酸、及びこれらの混合物から
好ましくは選択される。
【0081】本発明の組成物はまた、水溶性であるなし
に関わらず、さらに該組成物の外において安定または不
安定に関わらず、懸かる分野において通常使用されるあ
らゆる添加剤を含んで良い。こうして、添加剤は、水溶
性または脂溶性の着色剤、抗酸化剤、精油、保存料、化
粧品または皮膚科用活性剤、例えば酸化性媒質中におい
て不安定な活性剤、親水性または親油性の活性剤、脂溶
性ポリマー、特に炭化水素ポリマー、例えばポリアルキ
レン、脂肪相ゲル化剤、溶媒、脱臭剤、香料、電解質、
例えば二価または一価の鉱物塩(NaCl、MgCl2またはMgS
O4)、保存料、坑酸化剤、染料、及びこれらの混合物か
ら成る群より選択して良く、該添加剤が当該組成物中に
存在する活性剤、すなわちゲル化剤を不安定化させない
ことを前提とする。その性質によって、この添加剤は、
液体脂肪相中に、または任意の水性相中に導入されても
よい。
【0082】この添加剤は、該組成物中に、通常使用さ
れる量で、例えば組成物全重量に対して0乃至20重量
%、好ましくは0.01乃至20重量%、更に好ましくは0.1乃
至10重量%の量で存在して良い。電解質については、少
なくとも30乃至60ミリオスモルまたはmOsmolが通常使用
されるが、必須に使用されるものではない。
【0083】例えば、酸化性媒質中において不安定であ
る活性剤として、特にビタミン、特にアスコルビン酸
(ビタミンC)及びその誘導体、特にそのグリコシル及
びホスフェート誘導体、及びそのエステル、例えばアス
コルビルアセテート、パルミテート、及びプロピオネー
ト、レチノール(ビタミンA)およびその誘導体、特に
そのエステル、例えばレチノールアセテート、パルミテ
ート、及びプロピオネート;ウレア;ルチン;酵素、例
えばリパーゼ、プロテアーゼ、ホスホリパーゼ、および
セルラーゼ;天然抽出物、例えば緑茶、ギレアドバルサ
ムノキ(balm)の抽出物、タイムの抽出物、プロシアニ
ドールオリゴマー(PCOs)(例えばサンザシPCO、松PC
O、およびブドウPCO);所定の酸、例えばコウジ酸、カ
フェー酸、レチノイン酸、及びその誘導体、ベンゼン-
1,4-ビス(3-メチリデン-10-カンファスルホン酸);カ
ロチンなどのカロテノイド、例えばα-、β-、及びγ-
カロチン、β,φ-カロチン、ξ-カロチン、β,λ-カ
ロチン、及びリコピン(ψ,ψ-カロチン);ポリ不飽
和脂肪酸、例えばガンマ-リノール酸、及びこれらの混
合物を挙げることができる。これはまた、上述の活性剤
を含みうるあらゆる天然または合成の化合物、特に植物
抽出物、とりわけ果実抽出物であってもよい。
【0084】いうまでもないが、当業者であれば、本発
明による組成物の有利な特性が、行おうとする添加によ
って損なわれないように、または実質的に損なわれない
ように、任意の付加的添加剤及び/またはその量を選択
するであろう。特に、これらの添加剤は、該組成物の均
一性、安定性、快適さのレベル、マット効果、または爽
やかさを損なってはならない。
【0085】本発明による組成物は、一般的にはパウダ
ー、例えば遊離の、固形の、または圧縮パウダーの形態
で存在する。即座に使用可能なように仕上げた製品(re
ady-to-use finished product)としてのパウダーの最
終提供形態は、例えば球状またはドーム型に様々であっ
て良い。あらゆる提供形状が本発明の範囲に含まれる。
例えば、遊離のパウダーの場合には、結合剤が組成物全
重量に対して15重量%まで、好ましくは1乃至5重量%
を占めても良い。圧縮パウダーについては、結合剤含量
は、組成物全重量に対して1乃至30重量%、好ましくは3
乃至20重量%を占めることができる。
【0086】本発明による組成物は、化粧品パウダーの
既知の調製方法にしたがい、当業者には周知の通り、任
意に使用するオイルの揮発性を考慮して調製して良い。
以下の組成物の例は、本発明の詳説として与えられ、限
定的な性質のものではない。
【0087】
【実施例】(実施例1(本発明))以下に記載の構成成
分を、組成物全重量に対して重量%で含む、本発明によ
るパウダーを調製する。この目的のために、結合剤以外
の化合物を、Baker Perkins machine中において混合す
る。Hosokawa Alpine mill中において撹拌しつつ、結合
剤を添加する。 タルク 83% ポリアミド-12パウダー 10% ナノチタン 1% 酸化鉄顔料 3% ポリオキシアルキレン化シリコーンエラストマー* 3%(原料SMとして) 保存量 適量 * :Shin Etsu社製、商品名KSG21
【0088】(比較例2)以下に記載の構成成分を、組
成物全重量に対して重量%で含む、本発明の一部を成す
ものではない比較用パウダーを、実施例1と同様の操作
により調製する。 タルク 83% ポリアミド-12パウダー 10% ナノチタン 1% 酸化鉄顔料 3% シリコーン結合剤 3% 保存量 適量
【0089】シリコーン結合剤は、以下の3つの構成成
分の混合物である: * Goldschmidt社製のAbil Wax 9801:ポリメチルセチル
ジメチルシロキサン(MW:900−粘度15−25cS
t)、 * Dow Corning社製のDC Fluid 953、トリメチルシロキ
シシリケート樹脂とPDMSとの混合物(33/67、粘度700cS
t)、 * Dow Corning社製のDC Fluid 200、PDMS(粘性10cS
t)。
【0090】(評価)半相試験における同時評価によ
り、6名の消費者のパネルによって実施例1及び2の二
つの組成物を評価した。評価は、四つの基準(すなわち
以下のもの)の関数として確立される: (1) t = 0におけるマット効果、ここでtは時間(適用
時に皮膚と接触している時間)である。 (2) t = 4時間でのマット効果の耐久性。 (3) t = 0での色の均一性。 (4) t = 4時間での色の耐久性。
【0091】0乃至18.5の範囲の任意の目盛りスケール
が、各消費者に提示された(ここでは0が評価した特性
の下限、18.5が上限)。結果を以下の表にまとめ
る。
【0092】
【表1】
【0093】最大のマット効果を有し(基準1)、色に
ついて最も均一な(基準3)パウダーは、シリコーンエ
ラストマーを含む実施例1のものであることが判る。適
用の4時間後、本発明によるパウダーは比較例2のパウ
ダーよりもマットに維持され、適用時(基準1)よりも
格段に大きな相違を伴う。さらにまた、色の均一性につ
いて、結果は、t=4時間(基準4)での本発明による
パウダーは、適用時(基準3)の比較用パウダーと同等
に有利であることが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/021 A61K 7/021 7/025 7/025 7/032 7/032 7/035 7/035 Fターム(参考) 4C083 AB211 AB231 AB232 AB241 AB242 AB291 AB431 AB441 AD021 AD071 AD072 AD091 AD151 AD152 AD161 AD261 AD351 BB21 BB22 BB24 BB25 BB26 CC03 CC11 CC12 CC13 CC14 DD17

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一の粒子相と少なくとも一の
    脂肪相とを含む組成物であって、更に界面活性特性を有
    するシリコーンエラストマータイプの少なくとも一のゲ
    ル化剤を含み、粒子相が該組成物中に組成物全重量に対
    して50乃至98重量%の含量で存在することを特徴と
    する粉体化粧品組成物。
  2. 【請求項2】 ゲル化剤が、粒子の形態の架橋した固体
    弾性オルガノポリシロキサンであり、2乃至4の炭素原
    子を含む少なくとも一のオキシアルキレン化基を含む、
    請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 弾性オルガノポリシロキサンが、少なく
    とも一のオキシエチレン化基を含む、請求項2に記載の
    組成物。
  4. 【請求項4】 弾性オルガノポリシロキサンが、2乃至
    4の炭素原子を含むオキシアルキレン化基としてオキシ
    エチレン化基のみを含む、請求項2または3に記載の組
    成物。
  5. 【請求項5】 弾性オルガノポリシロキサンが、非水性
    媒質中における、白金タイプの触媒の存在下での、 ・シリコーン鎖のα-ω位に一分子当たり少なくとも二
    つのビニル基を含む、少なくとも一のオルガノポリシロ
    キサン(i);と、 ・オキシアルキレン化基、とりわけ2乃至4の炭素原子
    を含むオキシエチレン化基を少なくとも一つ及び、ケイ
    素原子に結合した水素原子を一分子当たり少なくとも一
    つ含む、少なくとも一の第二オルガノポリシロキサン
    (ii);との付加及び架橋反応によって得られる、請求
    項2乃至4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 第一オルガノポリシロキサン(i)が、
    ポリジメチルシロキサンから選択される、請求項5に記
    載の組成物。
  7. 【請求項7】 第一オルガノポリシロキサン(i)が、
    α,ω-ジメチルビニルポリジメチルシロキサンであ
    る、請求項5または6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 第二オルガノポリシロキサン(ii)が、
    一以上の水素原子及び1乃至22の炭素原子を含むアル
    キレン基を介してケイ素原子に結合した一以上のオキシ
    アルキレン化基を含むポリジメチルシロキサンから選択
    される、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の組成
    物。
  9. 【請求項9】 オルガノポリシロキサン粒子が、0.1
    乃至500μm、好ましくは3乃至200μm、更に好ま
    しくは3乃至50μmの範囲のサイズを有する、請求項
    2乃至8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 脂肪相が、少なくとも一のオイルを含
    む、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 オイルが、シリコーンオイルである、
    請求項10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 オイルが、揮発性オイルであることを
    特徴とする、請求項10または11に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 組成物全重量に対して70乃至97重
    量%の粒子相を含む、請求項1乃至12のいずれか一項
    に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 組成物全重量に対して、0.3乃至1
    0重量%、好ましくは0.6乃至6重量%のゲル化剤を
    含む、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の組成
    物。
  15. 【請求項15】 脂肪相が、一般的に組成物全重量に対
    して1.5乃至49.7重量%、好ましくは1.5乃至
    40重量%、更に好ましくは1.5乃至30重量%を占
    める、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の組成
    物。
  16. 【請求項16】 粒子相が、顔料及び/または真珠層及
    び/または充填剤及び/またはフレーク及び/またはこ
    れらの混合物を含むことを特徴とする、請求項1乃至1
    5のいずれか一項に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 顔料が、二酸化チタン、二酸化ジルコ
    ニウム、または二酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化鉄、ま
    たは酸化クロム、ナノチタン、ナノ亜鉛、フェリックブ
    ルー、カーボンブラック、カルシウムの塩、バリウムの
    塩、アルミニウムの塩、またはジルコニウムの塩、ハロ
    酸染料、アゾ染料、またはアントラキノン染料、ポリジ
    メチルシロキサン等のシリコーン化合物で、及び/また
    はポリマーで、被覆された顔料から選択される、請求項
    16に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 顔料が、粒子相の全重量に対して0.
    1乃至30重量%、好ましくは0.5乃至15重量%の
    含量で存在する、請求項16または17に記載の組成
    物。
  19. 【請求項19】 充填剤が、タルク、マイカ、シリカ、
    カオリン、ナイロン(登録商標)パウダー、ポリ-β-ア
    ラニンパウダー、及びポリエチレンパウダー、ラウロイ
    ルリシン、澱粉、窒化ホウ素、オキシ塩化ビスマス、テ
    トラフルオロエチレンポリマーパウダー、ポリメチルメ
    タクリレートパウダー、ポリウレタンパウダー、ポリス
    チレンパウダー、ポリエステルパウダー、合成中空ミク
    ロスフェア、ミクロスポンジ、メチルセスキオキサン樹
    脂ミクロビーズ、酸化亜鉛、及び酸化チタン、酸化ジル
    コニウム、及び酸化セリウム、沈降炭酸カルシウム、炭
    酸マグネシウム、及び炭酸水素マグネシウム、ヒドロキ
    シアパタイト、中空シリカミクロスフェア、ガラスミク
    ロカプセル、及びセラミックミクロカプセル、一分子当
    たりに8乃至22の炭素原子、好ましくは12乃至18
    の炭素原子を含む有機カルボン酸から誘導される金属石
    鹸、及びこれらの混合物から選択される、請求項16に
    記載の組成物。
  20. 【請求項20】 充填剤が、粒子相全重量に対して70
    乃至100重量%の範囲の含量で存在する、請求項16
    乃至19のいずれか一項に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 真珠層が、天然真珠層、酸化チタンで
    被覆されたマイカ、酸化鉄で被覆されたマイカ、水酸化
    アルミニウムで被覆されたマイカ、水酸化マグネシウム
    で被覆されたマイカ、シリカで被覆されたマイカ、天然
    顔料で被覆されたマイカ、オキシ塩化ビスマスで被覆さ
    れたマイカ、及び有色チタンマイカから選択される、請
    求項16に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 組成物全重量に対する重量ベースで、
    以下: ・界面活性特性を有するシリコーンエラストマータイプ
    のゲル化剤(ポリマー活性物質)を0.3乃至10%、
    好ましくは0.6乃至6%、 ・粒子相を50乃至98%、好ましくは70乃至97
    %、及び ・0.6乃至40%、好ましくは0.6乃至30%、更
    に好ましくは0.6乃至20%の液体脂肪相を含む脂肪
    相(100重量%とする脂肪相の残部は、ペースト状、
    固体、または半固体脂肪物質から選択される少なくとも
    一つの成分である)を、組成物全重量に対して1.5乃
    至49.7%、好ましくは1.5乃至40%、更に好ま
    しくは1.5乃至30重量%、の処方を有する、請求項
    1乃至21のいずれか一項に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 水及び水混和性溶媒、及びこれらの混
    合物から選択される親水性化合物を含む、請求項1乃至
    22のいずれか一項に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 親水性化合物が、組成物全重量に対し
    て0.1乃至20重量%、好ましくは0.2乃至15重
    量%を占める、請求項23に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 ヒドロキシエチルセルロース、メチル
    セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキ
    シエチルセルロース、及びカルボキシメチルセルロー
    ス;グアーガム;第四級化グアーガム;C−Cヒド
    ロキシアルキル基を含む非イオン性グアーガム;キサン
    タンガム、カロブガム、スクレログルカンゴム、ゲラン
    ゴム、またはカラヤゴム;アルギネート、マルトデキス
    トリン、澱粉及びその誘導体、ヒアルロン酸及びその
    塩;モンモリロナイト、ヘクトライト、またはベント
    ン、ラポナイト;少なくとも部分的に中和され、架橋さ
    れたポリアクリル酸、ポリグリセリル(メタ)アクリレ
    ートポリマー;ポリビニルピロリドン:ポリビニルアル
    コール;架橋アクリルアミドポリマー及びコポリマー;
    架橋メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウ
    ムクロライドホモポリマー;会合ポリウレタン、及びこ
    れらの混合物から選択される少なくとも一の水性相ゲル
    化剤を含む、請求項23または24に記載の組成物。
  26. 【請求項26】 水性相ゲル化剤が、キサンタンガム、
    ベントン、ラポナイト、会合ポリウレタン、ヒドロキシ
    エチルセルロース、及び少なくとも部分的に中和され、
    架橋したポリアクリル酸、及びこれらの混合物から選択
    される、請求項23に記載の組成物。
  27. 【請求項27】 水溶性または脂溶性の着色剤、抗酸化
    剤、精油、保存料、化粧品または皮膚科用活性剤、ポリ
    アルキレン、脂肪相ゲル化剤、溶媒、脱臭剤、香料、二
    価または一価の鉱物塩、保存料、抗酸化剤、及び染料、
    及びこれらの混合物から成る群より選択される添加剤を
    含む、請求項1乃至26のいずれか一項に記載の組成
    物。
  28. 【請求項28】 メイクアップ組成物であることを特徴
    とする、請求項1乃至27のいずれか一項に記載の組成
    物。
  29. 【請求項29】 アイシャドウ、フェイスパウダー、ア
    イブロウメイクアップ、フェイス及び/またはボディパ
    ウダー、コンシーラー製品、マット効果製品、またはボ
    ディメイクアップ製品の形態である、請求項1乃至28
    のいずれか一項に記載の組成物。
  30. 【請求項30】 請求項1乃至29のいずれか一項に定
    義される組成物の、ヒトのケラチン物質、特に顔及びボ
    ディの皮膚への適用を含む、前記ケラチン物質のための
    美容メイクアップまたはケアの方法
  31. 【請求項31】 粉体化粧品組成物を適用したケラチン
    物質にマット効果を与えることを目的とする、前記組成
    物中における界面活性特性を有するシリコーンエラスト
    マータイプの少なくとも一のゲル化剤の使用。
  32. 【請求項32】 粉体化粧品組成物の発色を改善するこ
    とを目的とする、前記組成物中における界面活性特性を
    有するシリコーンエラストマータイプの少なくとも一の
    ゲル化剤の使用。
  33. 【請求項33】 皮膚または唇にマット効果を与えるた
    め、及び/または皮膚及び/または唇の欠陥を隠すため
    の、ケアまたはメイクアップ組成物中における、または
    ケアまたはメイクアップ組成物の製造のための、界面活
    性特性を有するシリコーンエラストマータイプの少なく
    とも一のゲル化剤の使用。
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