JP2005053345A - 四輪駆動車のトランスファー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 トランスファー装置の小型、軽量化が可能であると共に、振動、異音を招き難く、耐久性向上も可能とする。
【解決手段】 副変速機構41は、入力トルクを受けるサンギヤ69と、インターナルギヤ71を備えた第1スリーブ81と、サンギヤ69及びインターナルギヤ71に噛み合う遊星ギヤ67と、該遊星ギヤ67を回転自在に支持するキャリアピン77の一端部がキャリアプレート65に同他端部がセンターデファレンシャル43のデフケース79に支持された遊星キャリアと、第1スリーブ81が一方へ変速移動することで噛み合う固定側のギヤ部83及び他方へ変速移動することで噛み合うデフケース79のギヤ部85とからなり、センターデファレンシャル43と副変速機構41とを隣接配置すると共に、前記センターデファレンシャル43と前記副変速機構41とを回転方向に一体的に形成した。
【選択図】 図2
【解決手段】 副変速機構41は、入力トルクを受けるサンギヤ69と、インターナルギヤ71を備えた第1スリーブ81と、サンギヤ69及びインターナルギヤ71に噛み合う遊星ギヤ67と、該遊星ギヤ67を回転自在に支持するキャリアピン77の一端部がキャリアプレート65に同他端部がセンターデファレンシャル43のデフケース79に支持された遊星キャリアと、第1スリーブ81が一方へ変速移動することで噛み合う固定側のギヤ部83及び他方へ変速移動することで噛み合うデフケース79のギヤ部85とからなり、センターデファレンシャル43と副変速機構41とを隣接配置すると共に、前記センターデファレンシャル43と前記副変速機構41とを回転方向に一体的に形成した。
【選択図】 図2
Description
本発明は、四輪駆動車のトランスファー装置に関する。
従来の四輪駆動車のトランスファー装置としては、例えば図8に示すようなものがある。図8のトランスファー装置201は、入力軸203と、前輪側出力軸205と、後輪側出力軸207と、センターデファレンシャル209と、副変速機構211と、差動制御装置213とを備えている。
前記入力軸203は、図外のトランスミッションから入力トルクを受け、副変速機構211を介してセンターデファレンシャル209へ入力するものである。副変速機構211とセンターデファレンシャル209との間には、スリーブ215が配置されている。スリーブ215の移動によって、該スリーブ215が副変速機構211側の第1クラッチ歯217と第2クラッチ歯219とに選択的に噛み合い結合できるようになっている。
前記前輪側出力軸205は、回転力伝達機構221を介して、一方のサイドギヤ223に連動構成されている。前記後輪側出力軸207は、他方のサイドギヤ225に連動連結されている。
前記差動制御装置213は、ビスカスカップリング227とクラッチ装置229とからなっている。クラッチ装置229がビスカスカップリング227に結合されていないとき、サイドギヤ223側と後輪側出力軸207とは相対回転可能であり、ビスカスカップリング227が前輪側出力軸205、後輪側出力軸207間の差動制御を行う。
前記クラッチ装置229が移動して、ビスカスカップリング227に結合されると、サイドギヤ223側と後輪側出力軸207側とは一体に回転し、センターデファレンシャル209の差動がロックされる。
前記スリーブ215を移動操作し、該スリーブ215を第2クラッチ歯219から離脱させて第1クラッチ歯217に噛み合い結合させると、入力軸203の入力トルクを副変速機構211の高速段によりセンターデファレンシャル209へ伝達し、前輪側出力軸205、後輪側出力軸207へ分配して伝達することができる。
前記スリーブ215の移動を戻し、該スリーブ215を第1クラッチ歯217から離脱させて第2クラッチ歯219に噛み合い結合させると、入力軸203から副変速機構211の低速段によりセンターデファレンシャル209へトルク伝達が行われ、前輪側出力軸205、後輪側出力軸207へ分配して伝達することができる。
従って、スリーブ215及びクラッチ装置229の操作により、副変速機構211の低速段、高速段の切り替えを行うことができると共に、ビスカスカップリング227のロック状態、ロック解除状態を選択することができる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記の構造では、センターデファレンシャル209と副変速機構211とが別体の構成であり、両者間にスリーブ215の移動スペースを設けなければならない等、センターデファレンシャル209と副変速機構211とを合わせた全体の軸方向長さが長くなり、全体的に大型化し、重量増を招くなどの問題があった。
また、センターデファレンシャル209と副変速機構211との間の支持剛性の向上にも限界があり、振動、異音を招き易く、耐久性にも問題がある。
本発明は、小型、軽量化が可能であると共に、振動、異音を招き難く、耐久性向上も可能な四輪駆動車のトランスファー装置の提供を課題とする。
請求項1の発明は、トランスミッションの出力トルクが伝達され前後輪へ分配してトルク伝達するセンターデファレンシャルと、前記トランスミッションの出力トルクを変速して前記センターデファレンシャルに伝達するための副変速機構とを備えた四輪駆動車のトランスファー装置において、前記センターデファレンシャルと前記副変速機構とを隣接配置すると共に、前記センターデファレンシャルと前記副変速機構とを回転方向に一体的に形成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の四輪駆動車のトランスファー装置であって、前記副変速機構は、入力トルクを受けるサンギヤと、インターナルギヤを備えて回転軸心に沿った方向に変速移動可能な変速可動部と、前記サンギヤ及びインターナルギヤに噛み合う遊星ギヤと、該遊星ギヤを回転自在に支持するキャリアピンの一端部がキャリアプレートに同他端部が前記センターデファレンシャルのデフケースに支持された遊星キャリアと、前記変速可動部が一方へ変速移動することで噛み合う固定側のギヤ部及び他方へ変速移動することで噛み合う前記デフケースのギヤ部とからなることを特徴とする。
たことを特徴とする。
たことを特徴とする。
請求項1の発明では、トランスミッションの出力トルクが伝達され前後輪へ分配してトルク伝達するセンターデファレンシャルと、前記トランスミッションの出力トルクを変速して前記センターデファレンシャルに伝達するための副変速機構とを備えた四輪駆動車のトランスファー装置において、前記センターデファレンシャルと前記副変速機構とを隣接配置すると共に、前記センターデファレンシャルと前記副変速機構とを回転方向に一体的に形成したため、センターデファレンシャルと副変速機構との間の軸方向長さを短くし易く、全体的に、小型、軽量化を図ることができる。
また、センターデファレンシャルと副変速機構との間の支持剛性を容易に向上することができ、振動、異音を招き難く、耐久性向上を図ることもできる。
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、前記副変速機構は、入力トルクを受けるサンギヤと、インターナルギヤを備えて回転軸心に沿った方向に変速移動可能な変速可動部と、前記サンギヤ及びインターナルギヤに噛み合う遊星ギヤと、該遊星ギヤを回転自在に支持するキャリアピンの一端部がキャリアプレートに同他端部が前記センターデファレンシャルのデフケースに支持された遊星キャリアと、前記変速可動部が一方へ変速移動することで噛み合う固定側のギヤ部及び他方へ変速移動することで噛み合う前記デフケースのギヤ部とからなるため、変速可動部が副変速機構の外周側に位置することになり、センターデファレンシャルと前記副変速機構との間に変速可動部の移動スペースを確保する必要がなく、全体的に、確実に小型、軽量化を図ることができる。
また、キャリアピンの一端部がキャリアプレートに同他端部が前記センターデファレンシャルのデフケースに支持されるため、センターデファレンシャルと副変速機構との間の支持剛性を確実に向上することができ、振動、異音を招き難く、耐久性向上を確実に図ることができる。
図1は本発明の一実施形態を適用した四輪駆動車のスケルトン平面図である。図1のように、四輪駆動車1は、本発明の一実施形態を適用したトランスファー装置3を備えている。トランスファー装置3は、エンジン5からトランスミッション7を介してトルク伝達が行われるようになっている。
前記トランスファー装置3には、前輪側出力軸37及び後輪側出力軸39が設けられている。
前記前輪側出力軸37には、フロント側のプロペラシャフト9を介して、フロントデファレンシャル11が結合されている。フロントデファレンシャル11は、左右のアクスルシャフト13,15を介して左右の前輪17,19に連動連結されている。
前記後輪側出力軸39には、リヤ側のプロペラシャフト21を介してリヤデファレンシャル23が結合されている。リヤデファレンシャル23は、左右のアクスルシャフト25,27を介して左右の後輪29,31に連動連結されている。
従って、エンジン5の駆動によって、トランスミッション7を介しトランスファー装置3にトルクが伝達されると、プロペラシャフト9,21にトルク伝達が行われる。プロペラシャフト9からは、フロントデファレンシャル11、左右のアクスルシャフト13,15を介して左右の前輪17,19へトルク伝達が行われる。プロペラシャフト21からは、リヤデファレンシャル23、左右のアクスルシャフト25,27を介して左右の後輪29,31へトルク伝達が行われる。
従って、四輪駆動車1は、前後輪17,19,29,31によって四輪駆動状態で走行することができる。また、トランスファー装置3は、2−4切替機構を備えており、2−4切替機構の切り替えによって、後輪29,31による二輪駆動状態で走行することも可能である。
前記トランスファー装置3は、図2のようになっている。図2は、トランスファー装置3の一部省略断面図である。
前記トランスファー装置3はトランスファーケース33を備えている。トランスファーケース33は、前記トランスミッション7のミッションケースに対してボルトナット等によって締結結合されている。
前記トランスファーケース33には、入力軸35、前記前輪側出力軸37、前記後輪側出力軸39が支持されている。また、トランスファーケース33には、副変速機構41、センターデファレンシャル43、2−4切替機構45、デフロック機構47が備えられている。
前記入力軸35は、前記トランスミッション7の出力トルクを伝達する。前記入力軸35と後輪側出力軸39とは同軸に配置されている。後輪側出力軸39の一端49は、前記入力軸39の端部軸穴51に嵌合し、ニードルベアリング53によって相対回転自在に支持されている。後輪側出力軸39の他端55側は、ボールベアリング57によってトランスファーケース33に回転自在に支持されている。
前記後輪側出力軸39の他端55側には、フランジ部材57がスプライン嵌合している。後輪側出力軸39にはワッシャ59を介してナット61が締結されフランジ部材57の抜け止めが行われている。フランジ部材57とトランスファーケース3との間には、シール部材62が介設されている。シール部材62の外側には、フランジ部材57に組み付けられたダストカバー63が対向配置されている。
前記副変速機構41とセンターデファレンシャル43とは隣接配置されると共に、回転方向に一体的に形成されている。
前記副変速機構41は、前記入力軸35とセンターデファレンシャル43との間に設けられている。副変速機構41は、遊星歯車機構で構成され、キャリアプレート65と遊星ギヤ67とサンギヤ69とインターナルギヤ71とを備えている。
前記キャリアプレート65は、アーム部66,ロックプレート80,キャリアピン77と共に遊星キャリアを構成している。遊星キャリアは、キャリアプレート65のアーム部66でロックプレート84にボルト76で一体結合され、前記入力軸35の外周に相対回転自在に嵌合配置されている。キャリアプレート65は、ボールベアリング73を介して、トランスファーケース33側に回転自在に支持されている。ボールベアリング73とトランスファーケース33との間には、ギヤ部材75が介設されている。ギヤ部材75は、トランスファーケース33側に固定され、固定側となっている。
遊星キャリアには、前記遊星ギヤ67、アーム部66が、周方向に複数個備えられている。遊星ギヤ67は、それぞれキャリアピン77に回転自在に支持されている。キャリアピン77の一端部は、キャリアプレート65に固定支持されている。キャリアピン77の他端部は、前記センターデファレンシャル43のデフケース79に溶接などによって固定されたロックプレート80に固定支持されている。
前記サンギヤ69は、前記入力軸35に一体に形成され、遊星ギヤ67と噛み合っている。
前記インターナルギヤ71は、変速可動部としての第1スリーブ81の内周面に形成されている。第1スリーブ81は、入力軸35によって入力されたトランスミッションの出力トルクを副変速機構41によって変速するために回転軸心に沿った方向前後(図2では右方向)へ移動可能となっている。
前記ギヤ部材75の外周面と、前記デフケース79に固定されたロックプレート80の外周面とには、それぞれギヤ部83,85が設けられている。前記第1スリーブ81の移動によって、第1スリーブ81のインターナルギヤ71がギヤ部83、85に選択的に噛み合い結合するようになっている。第1スリーブ81の外周面には、係合溝87が周回状に設けられている。
前記センターデファレンシャル43は、前記副変速機構41に隣接して、前記のように一体に設けられている。センターデファレンシャル43は、例えば平行軸タイプのピニオンギヤ89,91を備えたものである。ピニオンギヤ89,91は、デフケース79に設けられた収容孔内に回転自在に収容支持されると共に、相互に噛み合っている。
前記ピニオンギヤ89に対しては、一方の出力ギヤ93が噛み合い、他方のピニオンギヤ91には他方の出力ギヤ95が噛み合っている。
前記一方の出力ギヤ93は、前記後輪側出力軸39にスプライン嵌合している。他方の出力ギヤ95は、連結筒97の一端部に一体に形成されている。連結筒97は、前記後輪側出力軸39の中間部外周囲に嵌合配置され、相対回転自在となっている。連結筒97の一端部及び他端部と後輪側出力軸39との間には、ニードルベアリング98,99が介設されている。
前記2−4切替機構45及びデフロック機構47は、前記連結筒97の他端部側に設けられている。
前記2−4切替機構45は、第2スリーブ101を備えている。第2スリーブ101には、インターナルギヤ103と、周回状の係合溝105とが設けられている。第2スリーブ101のインターナルギヤ103は、第1伝動ギヤ107のギヤ部109と、第2伝動ギヤ111のギヤ部113とに噛み合っている。第1伝動ギヤ107は、前記連結筒97の他端部外周囲にスプライン嵌合し、第2伝動ギヤ111は、連結筒97外周囲に回転自在に嵌合配置されている。
前記第2スリーブ101は、前記センターデファレンシャル43の出力トルクを後輪29,31のみへ伝達する状態と前後輪17,19,29,31の双方へ伝達する状態とへ切り替えるように回転軸心に沿った方向(図2の左右方向)へ移動可能となっている。
前記第2伝動ギヤ111には、スプロケット115が一体に形成されている。スプロケット115には、前記前輪側出力軸37に設けられたスプロケットとの間にチェーン117が掛け回されている。
前記デフロック機構47は、第3スリーブ119を備えている。第3スリーブ119には、インターナルギヤ121と、周回状の係合溝123とが設けられている。インターナルギヤ121は、前記第1伝動ギヤ107のギヤ部109に噛み合っている。
前記後輪側出力軸39には、第3伝動ギヤ125がスプライン嵌合している。第3伝動ギヤ125の外周囲には、ギヤ部127が設けられている。前記第3スリーブ119は、回転軸心に沿った方向(図2では右方向)へ移動することによって、前記第3伝動ギヤ125のギヤ部127に噛み合い可能となっている。従って、第3スリーブ119は、センターデファレンシャル43をロック状態、ロック解除状態とするように移動する。
前記第1,第2,第3第1スリーブ81,101,119に対応して、変速操作部材としての第1シフトフォーク129、2−4切替操作部材としての第2シフトフォーク131、デフロック切替操作部材としての第3シフトフォーク133が備えられている。これら第1,第2,第3シフトフォーク129,131,133は、操作軸135に間隔を置いて配置され、相対回転可能に同心に嵌合支持されている。操作軸135の軸回転により、第1,第2,第3シフトフォーク129,131,133を選択的に移動操作可能となっている。
前記第1,第2,第3シフトフォーク129,131,133には、フォーク部137,139,141が設けられている。前記フォーク部137は、前記第1第1スリーブ81の係合溝87に係合している。前記フォーク部139は、前記第2スリーブ101の係合溝105に係合している。前記フォーク部141は、前記第3スリーブ119の係合溝123に係合している。
前記操作軸135と、第1,第2,第3シフトフォーク129,131,133との間には、第1,第2,第3カム機構145,147,149が設けられている。
前記操作軸135と第1,第2,第3カム機構145,147,149とは、操作軸135の1箇所への操作力伝達により前記第1,第2,第3シフトフォーク129,131,133を選択的に切り替え操作する操作手段を構成している。
前記第1,第2,第3カム機構145,147,149は、それぞれ操作軸135に固定された第1,第2,第3カムピン151,153,155と、前記第1,第2,第3シフトフォーク129,131,133の内面に形成された第1,第2,第3カム溝157,159,161とからなっている。
前記第1,第2,第3カムピン151,153,155は、前記操作軸135の軸心に直行するように嵌合支持され、その一部が操作軸135の外周面に突出している。第1,第2,第3カムピン151,153,155は、回転方向で同一位置に配置されている。
前記第1,第2,第3カム溝157,159,161は、それぞれ前記第1,第2,第3シフトフォーク129,131,133の内周面に形成されている。第1,第2,第3カム溝157,159,161の具体的構成は、図3をも参照して説明する。図3は、第1,第2,第3カムピン151,153,155と第1,第2,第3カム溝157,159,161との関係を示す展開図である。
なお、図3では、第1,第2,第3カム溝157,159,161に対し、第1,第2,第3カムピン151,153,155が移動しているように描かれているが、実際は第1,第2,第3カムピン151,153,155は操作軸135と共に回転方向に回転移動するだけであり、この回転移動によって第1,第2,第3カム溝157,159,161が回転軸心に沿った方向へ移動力を受けて移動する。
前記第1カム溝157は、ロー(Low)側ストレート溝163a、ハイ(Hi)側ストレート溝163b、連係溝163cを備えている。ロー側ストレート溝163aの端部には、ロー側位置決め部163eが設けられ、ハイ側ストレート溝163bの端部には、ハイ側位置決め部163dが設けられている。ハイ側ストレート溝163aと連係溝163cとの間には、コーナー部163fが設けられ、ロー側ストレート溝163bと連係溝163cとの間には、コーナー部163gが設けられている。
前記ロー側ストレート溝163a、ハイ側ストレート溝163bはそれぞれ操作軸135の回転方向に沿ってストレートに形成されている。連係溝163cは、ロー側ストレート溝163aとハイ側ストレート溝163bとの間に設けられて両者を連係するように操作軸135の回転方向に対し斜めに設定されている。
前記ロー側位置決め部163e及びコーナー部163fは、ロー側に配置されている。前記ハイ側位置決め部163d及びコーナー部163gは、ハイ側に配置されている。
前記第2カム溝159は、4駆側ストレート溝165a、連係溝165bからなっている。4駆側ストレート溝165aの端部には、4駆側位置決め部165cが設けられ、連係溝165bの端部には、2駆側位置決め部165dが設けられている。4駆側ストレート溝165aと連係溝165bとの間には、コーナー部165eが設けられている。
前記4駆側ストレート溝165aは、操作軸135の回転方向にストレートに形成され、その長さは前記第1カム溝157のロー側ストレート溝163a及び連係溝163cの回転方向長さを合わせたものに一致している。前記連係溝165bは、4駆側ストレート溝165aと2駆側位置決め部165dとを連継するように操作軸135の回転方向に対し傾斜設定されている。連係溝165bの操作軸135回転方向での長さは、前記第1カム溝157のハイ側ストレート溝163bの長さに対応している。
前記4駆側位置決め部165c及びコーナー部165eは、4駆側に配置されている。前記2駆側位置決め部165dは、2駆側に配置されている。
前記第3カム溝161は、第1連係溝167a、第2連係溝167b、フリー側ストレート溝167cからなっている。前記第1連係溝167aには、端部に第1ロック側位置決め部167dが設けられ、第2連係溝167bには、端部に第2ロック側位置決め部167eが設けられている。第1,第2連係溝167a,167bとフリー側ストレート溝167cとの間には、コーナー部167f,167gが設けられている。
前記第1連係溝167a及び第2連係溝167bは、操作軸135の回転方向に対し傾斜設定され、それぞれ逆方向に傾斜している。フリー側ストレート溝167cは、操作軸135の回転方向に沿ってストレートに形成されている。
前記第1ロック側位置決め部167d、第2ロック側位置決め部167eは、操作軸135の回転軸心に沿った方向でロック側に配置され、コーナー部167f,167gは同フリー側に配置されている。
前記第1連係溝167aの回転方向に沿った長さは、前記第1カム溝157のロー側ストレート溝163aに対応した長さに形成されている。第2連係溝167bの回転方向に沿った長さは、前記第1カム溝157のハイ側ストレート溝163bの長さに対応して設定されている。前記フリー側ストレート溝167cの回転方向に沿った長さは、前記連係溝163cの回転方向長さに一致している。
図2のように、前記操作軸135の一端部169は、トランスファーケース33に回転自在に支持され、スナップリング171によって抜け止めが行われている。操作軸135の他端部173には、ウォームホイール175が設けられている。ウォームホイール175には、ウォームギヤ177が噛み合っている。ウォームギヤ177は、アクチュエータである伝動モータ179の出力軸に取り付けられている。伝動モータ179は、前記トランスファーケース33に取り付けられている。
前記ウォームホイール175に対向して、光センサ等によって構成された非接触センサ181が設けられている。非接触センサ181は、ウォームホイール175の回転位置によって操作軸135の回転位置を検出し、コントローラに入力するようになっている。非接触センサ181は、ブラケット183によって前記トランスファーケース33に取り付けられている。
従って、運転席でのボタン操作等によって、コントローラが伝動モータ179に駆動信号を入力すると、伝動モータ179が入力信号に応じて回転する。伝動モータ179の回転によって、ウォームギヤ177、ウォームホイール175を介して、伝動モータ179の回転が操作軸135の端部173に減速して伝達される。
前記操作軸135の回転によって、第1,第2、第3カムピン151,153,155が周方向一体に回転移動する。この回転移動により第1,第2、第3カムピン151,153,155が第1,第2,第3シフトフォーク129,131,133の各第1,第2,第3カム溝157,159,161を移動する。この移動により第1,第2,第3カム機構145,147,149の何れかが操作軸135の回転軸心に沿った方向へ移動力を受ける。この移動力により第1,第2、第3シフトフォーク129,131,133が相互に関連して選択的に動作し、操作軸135の回転軸心に沿った方向へ移動する。
前記第1シフトフォーク129の移動によっては、フォーク部137から係合溝87を介して第1第1スリーブ81に回転軸心に沿った方向への移動力を付与する。この移動力によって第1第1スリーブ81が移動する。この移動により、第1第1スリーブ81はインターナルギヤ71がギヤ部83への噛み合い状態からギヤ部85へ噛み合う状態となり、あるいはギヤ部85への噛み合い状態からギヤ部83へ噛み合う状態となる。
前記第1第1スリーブ81がギヤ部83へ噛み合う状態では、副変速機構41が低速段(Low)状態となり、同ギヤ部85に噛み合うときは高速段(Hi)状態となる。
前記第2シフトフォーク131の移動によっては、フォーク部139から係合溝105を介して第2スリーブ101に回転軸心に沿った方向への移動力を付与する。この移動力によって第2スリーブ101が移動する。この移動によってインターナルギヤ103が、ギヤ部113,109の双方に噛み合った状態となり、あるいはギヤ部109のみに噛み合う状態となる。
前記第2スリーブ101がギヤ部113,109の双方に噛み合う状態では、2−4切替機構45が四輪駆動(4駆)状態となる。第2スリーブ101がギヤ部109のみに噛み合う状態では、2−4切替機構45が二輪駆動(2駆)状態となる。
前記第3シフトフォーク133の移動によっては、フォーク部141から係合溝123を介し第3スリーブ119に回転軸心に沿った方向への移動力が与えられる。この移動力で第3スリーブ119が移動する。この移動によって第3スリーブ119のインターナルギヤ127が、ギヤ部109のみに噛み合う状態となり、あるいはギヤ部109及びギヤ部127の双方に噛み合う状態となる。
前記第3スリーブ119がギヤ部109のみに噛み合う状態では、リヤデファレンシャル23がデフロック解除(フリー)状態となる。第3スリーブ119がギヤ部109及び127の双方に噛み合う状態では、リヤデファレンシャル23の差動がロックされデフロック(ロック)状態となる。
前記操作軸135の回転による第1,第2,第3シフトフォーク129,131,133の移動のタイミングは、図3のようになる。すなわち、操作軸135は、図3において4LDIFFLOCK位置、4L位置、4H位置、2HDIFFLOCK位置のそれぞれの位置となるように回転変位することになる。
(低速段四輪駆動状態4L)
図3の4L位置では、操作軸135の回転位置に応じて第1カムピン151がコーナー部163fに、第2カムピン153が4駆側ストレート溝165aの中間部に、第3カムピン155がコーナー部167fに位置決められる。
(低速段四輪駆動状態4L)
図3の4L位置では、操作軸135の回転位置に応じて第1カムピン151がコーナー部163fに、第2カムピン153が4駆側ストレート溝165aの中間部に、第3カムピン155がコーナー部167fに位置決められる。
この状態では、第1第1スリーブ81、第2スリーブ101、第3スリーブ119は、図2の状態となっている。副変速機構41は低速段状態、2−4切替機構45は4駆状態、デフロック機構47はデフロック解除状態となる。
前記トランスミッション7側から入力軸35にトルクが伝達されると、遊星ギヤ67がキャリアピン77を中心に回転駆動される。前記第1第1スリーブ81は、ギヤ部83に噛み合っており、ギヤ部材75を介してトランスファーケース33側に固定状態となっている。前記遊星ギヤ67の回転により、遊星ギヤ67とインターナルギヤ71との噛み合いで遊星ギヤ67がインターナルギヤ71の内周を公転移動する。
これによって、入力軸35の回転がキャリアピン77を介してデフケース79へ減速して伝達される。デフケース79からは、該デフケース79の回転と共に一体に公転するピニオンギヤ89,91を介して、出力ギヤ93,95へトルク伝達が行われる。
前記出力ギヤ93からは、後輪側出力軸39へトルク伝達が行われる。後輪側出力軸39のフランジ部材57からプロペラシャフト21側へトルク伝達が行われ、前記のようにして後輪29,31側へトルクが伝達される。
前記出力ギヤ95からは、連結筒97を介して、第1伝動ギヤ107にトルクが伝達され、第2スリーブ101を介して第2伝動ギヤ111にトルクが伝達される。第2伝動ギヤ111からは、スプロケット115を介してチェーン117へトルク伝達が行われ、前輪側出力軸37のスプロケットを介して該前輪側出力軸37が回転駆動される。この前輪出力軸37からは、プロペラシャフト9を介して前輪側へトルク伝達が行われ、前記のようにして前輪17,19へトルクが伝達される。
従って、四輪駆動車1は、トランスファー装置3の低速段四輪駆動状態(4L)で走行することができる。
前後輪17,19,29,31に差動回転を生じたときには、該差動回転が前記とは逆の経路によって出力ギヤ93,95へ伝達され、ピニオンギヤ89,91の収容孔内での自転によって差動回転を吸収することができる。このときピニオンギヤ89,91の噛み合いによる摩擦力、ピニオンギヤ89,91が収容孔に押し付けられることによる摩擦力が発生する。これら摩擦力によってセンターデファレンシャル43の差動制限力を発揮することができる。従って、前後輪17,19,29,31は、差動制限力を受けた状態で安定した差動回転で走行することができる。
(低速段四輪駆動デフロック状態4LDIFFLOCK)
前記の状態から、ボタン操作等によって伝動モータ179を一方向に回転させ、操作軸135の回転により第1,第2,第3カムピン151,153,155を図3の4LDIFFLOCK位置とする。この位置でトランスファー装置3は低速四輪駆動デフロック状態となる。
(低速段四輪駆動デフロック状態4LDIFFLOCK)
前記の状態から、ボタン操作等によって伝動モータ179を一方向に回転させ、操作軸135の回転により第1,第2,第3カムピン151,153,155を図3の4LDIFFLOCK位置とする。この位置でトランスファー装置3は低速四輪駆動デフロック状態となる。
前記操作軸135の回転により、第1カムピン151は、4L位置から第1カム溝157においてロー側ストレート溝163aを移動し、ロー側位置決め部163eに位置決められる。第2カムピン153は、4L位置から4駆側ストレート溝165aを移動して、4駆側位置決め部165cに位置決められる。第3カムピン155は、4L位置から第1連係溝167aを移動して、第1ロック側位置決め部167dに位置決められる。
前記第1,第2カムピン151,153は、ストレート溝163a,165aを移動するから、第1,第2カム溝157,159は移動力を受けず、第1,第2シフトフォーク129,131はそのままの位置となる。
前記第3カムピン155の移動によって、第1連係溝167aが移動力を受け、第3シフトフォーク133のみが図2の状態から回転軸心に沿った方向へ移動し、ロック位置となる。この位置では、第3スリーブ119がギヤ部109にのみ噛み合う状態からギヤ部109及びギヤ部127の双方に噛み合う状態となり、センターデファレンシャル43はデフロック状態となる。
前記センターデファレンシャル43のデフロック状態では、ピニオンギヤ89、出力ギヤ93、後輪側出力軸39とピニオンギヤ91、出力ギヤ95、連結筒97、第1伝動ギヤ107、第3スリーブ119、第3伝動ギヤ125とが一体的に結合される。このため、ピニオンギヤ89,91の自転は行われず、前後輪17,19,29,31の差動回転が、後輪側出力軸39及び第2伝動ギヤ111に伝達されたとしても、センターデファレンシャル43の差動がロックされることになる。
従って、四輪駆動車1は、トランスファー装置3の低速段四輪駆動デフロック状態(4LDIFFLOCK)で走行することができる。
(高速段四輪駆動状態4H)
前記伝動モータ179を逆方向へ回転させ、操作軸135の回転により第1,第2,第3カムピン151,153,155を図3の4H位置とする。この位置でトランスファー装置3は高速段四輪駆動状態となる。
(高速段四輪駆動状態4H)
前記伝動モータ179を逆方向へ回転させ、操作軸135の回転により第1,第2,第3カムピン151,153,155を図3の4H位置とする。この位置でトランスファー装置3は高速段四輪駆動状態となる。
前記操作軸135の回転により、第1カムピン151は、ロー側ストレート溝163aから連係溝163cを通りコーナー部163gに位置決められる。第2カムピン153は、4駆側ストレート溝165aを移動し、コーナー部165eに位置決められる。第3カムピン155は、第1連係溝167aを前記とは逆方向に戻って、フリー側ストレート溝167cを通り、コーナー部167gに位置決められる。
前記第1カムピン151が、ロー側ストレート溝163aから連係溝163cを通ることによって第1カム溝157が移動力を受け、第1シフトフォーク129が図2の位置から回転軸心に沿った方向へ移動する。この第1シフトフォーク129の移動により第1第1スリーブ81はギヤ部85に噛み合い、ギヤ部83から離脱する。ギヤ部85への噛み合いにより副変速機構41は高速段状態となる。
前記第2カムピン153は、4駆側ストレート溝165aを移動するため、第2カム溝159は移動力を受けず、第2シフトフォーク131は図2の状態から移動しない。
前記第3カムピン155が第1連係溝167aを移動するときに、第3カム溝161は回転軸心に沿った方向へ移動力を受ける。これによって、第3シフトフォーク133が回転軸心に沿った方向へ移動し、第3スリーブ119がギヤ部127から離脱して、図2の状態へ戻る。第3カムピン155がフリー側ストレート溝167cを移動するとき、第3カム溝161は移動力を受けないから、第3シフトフォーク133は前記戻された図2の位置を維持する。
この状態では、副変速機構41が高速段(Hi)状態となっており、入力軸35に入力されたトルクは、ピニオンギヤ67、キャリアピン77を介してデフケース79へ伝達されると共に、第1スリーブ87からデフケース79へ伝達されることになる。
従って、四輪駆動車1は、トランスファー装置3の高速段四輪駆動状態(4H)で走行することができる。
(高速段二輪駆動デフロック状態2HDIFFLOCK)
前記伝動モータ179をさらに回転させ、操作軸135の回転により第1,第2,第3カムピン151,153,155を図3の2HDIFFLOCK位置とする。この位置でトランスファー装置3は高速段二輪駆動デフロック状態となる。
(高速段二輪駆動デフロック状態2HDIFFLOCK)
前記伝動モータ179をさらに回転させ、操作軸135の回転により第1,第2,第3カムピン151,153,155を図3の2HDIFFLOCK位置とする。この位置でトランスファー装置3は高速段二輪駆動デフロック状態となる。
前記第1カムピン151は、ハイ側ストレート溝163bを移動してハイ側位置決め部163dに位置決められる。前記第2カムピン153は、連係溝165bを移動して2駆側位置決め部165dに位置決められる。前記第3カムピン155は、第2連係溝167bを移動して第2ロック側位置決め部167eに位置決められる。
前記第1カムピン151は、ハイ側ストレート溝163bを通るため、第1カム溝157は移動力を受けず、第1シフトフォーク129は4Hの状態から移動しない。
前記第2カムピン153は、連係溝165bを移動するため第2カム溝159が回転軸心に沿った方向への移動力を受け、第2シフトフォーク131が図2の位置から回転軸心に沿った方向へ移動する。この移動によって、第2スリーブ101が同方向へ移動し、ギヤ部113から離脱する。この状態では、2−4切替機構45が二輪駆動状態(2駆)となる。
前記第3カムピン155は、第2連係溝167bを移動するため、第3カム溝161が移動力を受け、第3シフトフォーク133が図2の位置から回転軸心に沿った方向へ移動する。この移動によって、第3スリーブ119が再びギヤ部127に噛み合う。この状態では、前記と同様にしてセンターデファレンシャル43がデフロック状態(ロック)となる。
前記2−4切替機構45が二輪駆動状態になると、センターデファレンシャル43からピニオンギヤ91、出力ギヤ95、連結筒97、第1伝動ギヤ107へと伝動されたトルクが第2伝動ギヤ111へ伝達されることはない。入力軸35から副変速機構41を経てセンターデファレンシャル43へ伝達されたトルクは、後輪側出力軸39にのみ伝達されることになる。
従って、四輪駆動車1は、トランスファー装置3のセンターデファレンシャル43がデフロック状態で後輪29,31での高速段二輪駆動状態(2HDIFFLOCK)で走行することができる。
前記操作軸135の回転位置は、ウォームホイール175の回転位置を非接触センサ181で検知し、その信号をコントローラへ入力することによって検出することができる。
前記のようにセンターデファレンシャル43と副変速機構41とを一体に形成したため、両者間の軸方向長さを短くし易く、全体的に、小型、軽量化を図ることができる。
前記センターデファレンシャル43と副変速機構41との間の支持剛性を容易に向上することができ、振動、異音を招き難く、耐久性向上を図ることもできる。
前記第1第1スリーブ81が副変速機構41の外周側に位置することになり、センターデファレンシャル43と前記副変速機構41との間に第1第1スリーブ81の移動スペースを確保する必要がなく、全体的に、確実に小型、軽量化を図ることができる。
前記キャリアピン77の一端部がキャリアプレート65に同他端部が前記センターデファレンシャル43のデフケース79に支持されるため、センターデファレンシャル43と副変速機構41との間の支持剛性を確実に向上することができ、振動、異音を招き難く、耐久性向上を確実に図ることができる。
なお、副変速機構41、センターデファレンシャル43の構造は特に限定されるものではなく、ベベルギヤを用いた構造などにも適用することができる。
1 四輪駆動車
3 トランスファー装置
7 トランスミッション
17,19 前輪
23 リヤデファレンシャル
29,31 後輪
41 副変速機構
43 センターデファレンシャル
65 キャリアプレート(遊星キャリア)
67遊星ギヤ
69サンギヤ
71 インターナルギヤ
75 ギヤ部材(固定側)
77 キャリアピン(遊星キャリア)
79 デフケース
81 第1スリーブ(変速可動部)
83,85 ギヤ部
3 トランスファー装置
7 トランスミッション
17,19 前輪
23 リヤデファレンシャル
29,31 後輪
41 副変速機構
43 センターデファレンシャル
65 キャリアプレート(遊星キャリア)
67遊星ギヤ
69サンギヤ
71 インターナルギヤ
75 ギヤ部材(固定側)
77 キャリアピン(遊星キャリア)
79 デフケース
81 第1スリーブ(変速可動部)
83,85 ギヤ部
Claims (2)
- トランスミッションの出力トルクが伝達され前後輪へ分配してトルク伝達するセンターデファレンシャルと、
前記トランスミッションの出力トルクを変速して前記センターデファレンシャルに伝達するための副変速機構とを備えた四輪駆動車のトランスファー装置において、
前記センターデファレンシャルと前記副変速機構とを隣接配置すると共に、前記センターデファレンシャルと前記副変速機構とを回転方向に一体的に形成したことを特徴とする四輪駆動車のトランスファー装置。 - 請求項1記載の四輪駆動車のトランスファー装置であって、
前記副変速機構は、入力トルクを受けるサンギヤと、インターナルギヤを備えて回転軸心に沿った方向に変速移動可能な変速可動部と、前記サンギヤ及びインターナルギヤに噛み合う遊星ギヤと、該遊星ギヤを回転自在に支持するキャリアピンの一端部がキャリアプレートに同他端部が前記センターデファレンシャルのデフケースに支持された遊星キャリアと、前記変速可動部が一方へ変速移動することで噛み合う固定側のギヤ部及び他方へ変速移動することで噛み合う前記デフケースのギヤ部とからなることを特徴とする四輪駆動車のトランスファー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003286525A JP2005053345A (ja) | 2003-08-05 | 2003-08-05 | 四輪駆動車のトランスファー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003286525A JP2005053345A (ja) | 2003-08-05 | 2003-08-05 | 四輪駆動車のトランスファー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005053345A true JP2005053345A (ja) | 2005-03-03 |
Family
ID=34365790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003286525A Pending JP2005053345A (ja) | 2003-08-05 | 2003-08-05 | 四輪駆動車のトランスファー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005053345A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103648822A (zh) * | 2011-06-14 | 2014-03-19 | 丰田自动车株式会社 | 4轮驱动车用的分动器 |
KR20230157770A (ko) * | 2022-05-10 | 2023-11-17 | 현대위아 주식회사 | 리어 디퍼런셜 모듈 및 이를 포함하는 디스커넥트 장치 |
-
2003
- 2003-08-05 JP JP2003286525A patent/JP2005053345A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103648822A (zh) * | 2011-06-14 | 2014-03-19 | 丰田自动车株式会社 | 4轮驱动车用的分动器 |
KR20230157770A (ko) * | 2022-05-10 | 2023-11-17 | 현대위아 주식회사 | 리어 디퍼런셜 모듈 및 이를 포함하는 디스커넥트 장치 |
KR102674621B1 (ko) * | 2022-05-10 | 2024-06-11 | 현대위아 주식회사 | 리어 디퍼런셜 모듈 및 이를 포함하는 디스커넥트 장치 |
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