JPH07117507A - センタデファレンシャル - Google Patents

センタデファレンシャル

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JPH07117507A
JPH07117507A JP27106793A JP27106793A JPH07117507A JP H07117507 A JPH07117507 A JP H07117507A JP 27106793 A JP27106793 A JP 27106793A JP 27106793 A JP27106793 A JP 27106793A JP H07117507 A JPH07117507 A JP H07117507A
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JP
Japan
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gear
output shaft
differential
shaft
wheel output
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Application number
JP27106793A
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English (en)
Inventor
Tatsuzo Murakami
達三 村上
Hirohide Iguchi
洋英 井口
Takeshi Tamada
武史 玉田
Tadao Nishihara
忠男 西原
Ryota Nagano
良太 永野
Koji Furukawa
浩二 古川
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動力農機のミッションケースの形状を大にす
ることなく、遊星ギヤ式のセンタデファレンシャルを設
ける。 【構成】 リヤデファレンシャルのリングギヤとドライ
ブピニオンギヤをハイポイドギヤにして双方の中心軸を
ずらし、後輪出力軸17とPTO軸24等との距離を離
間させる。そして、リヤデファレンシャル前段のスペー
スを大にし、遊星ギヤ式のセンタデファレンシャル20
を設けて、駆動力を前輪出力軸21と後輪出力軸17と
に分岐する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセンタデファレンシャル
に関するものであり、特に、四輪駆動の動力農機に於け
るセンタデファレンシャルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】四輪駆動の動力農機に於いて、リヤデフ
ァレンシャルの前段にセンタデファレンシャルを設け、
該センタデファレンシャルによって駆動力を前輪出力軸
と後輪出力軸とに分岐した構成は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の四輪駆動の動力
農機に於いては、前述したようにセンタデファレンシャ
ルによって駆動力を前後に分岐しているが、駆動軸にセ
ンタデファレンシャルを取り付けるに当って設置スペー
スが大となる。特に、遊星ギヤ装置にてセンタデファレ
ンシャルを構成した場合は、PTO軸をはじめとして他
の軸と干渉するため、ミッションケースを大型にする必
要があった。
【0004】そこで、ミッションケースを大型にせずし
て、遊星ギヤ式のセンタデファレンシャルを設けるため
に解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明
はこの課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、リヤデファレンシャ
ルの前段にセンタデファレンシャルを設け、該センタデ
ファレンシャルによって駆動力を前輪出力軸と後輪出力
軸とに分岐した動力農機に於いて、リヤデファレンシャ
ルのリングギヤとドライブピニオンギヤをハイポイドギ
ヤにして双方の中心軸をずらすとともに、後輪出力軸に
スリーブを遊嵌して該スリーブを前輪出力軸に連結し、
駆動軸の動力を遊星ギヤ装置を介して前記後輪出力軸及
びスリーブに伝達自在にするとともに、該遊星ギヤ装置
のキャリアとスリーブとの間にクラッチを設けて接離自
在にしたセンタデファレンシャルを提供するものであ
る。
【0006】
【作用】本発明はリヤデファレンシャルのリングギヤと
ドライブピニオンギヤをハイポイドギヤにしてあるた
め、双方の中心軸をずらして後輪出力軸と他の軸とを離
間させることができ、遊星ギヤ式のセンタデファレンシ
ャルを設けることが可能となった。
【0007】駆動軸の動力は遊星ギヤ装置を介して後輪
出力軸及びスリーブに伝達されるが、遊星ギヤ装置のキ
ャリアとスリーブとの間に設けたクラッチを接続状態に
したときは、センタデファレンシャルがロックされ、前
輪出力軸は遊星ギヤのギヤ比による一定の回転数で駆動
される。また、前記クラッチを離反状態にしたときは、
遊星ギヤ装置のキャリアに対してスリーブが自由回転し
て差動機構が働き、前輪出力軸と後輪出力軸は夫々の負
荷によって回転数が変化する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って詳述
する。図1乃至図3はトラクタのミッションケース11
を示したものであり、エンジンの動力はメインクラッチ
12によって断続され、リバーサ13で正逆何れかの回
転を選択するとともに、リミッタ14にて高速または低
速回転に切り替える。更に、メインチェンジ15に於い
て複数段のギヤの組合せから任意のものを選択し、クリ
ープチェンジ16を経て後輪出力軸17が駆動され、リ
ヤデファレンシャル18を介して後車輪軸19へ動力が
伝達される。また、リヤデファレンシャル18の前段に
はセンタデファレンシャル20を設けてあり、該センタ
デファレンシャル20により前記メインチェンジ15及
びクリープチェンジ16を経て伝達される動力を、前輪
駆動軸21と後輪駆動軸17とに分岐するように構成さ
れている。
【0009】ここで、前記リヤデファレンシャル18の
リングギヤ22とドライブピニオンギヤ23はハイポイ
ドギヤにて形成され、リングギヤ22の中心軸線O1
ドライブピニオンギヤ23の中心軸線O2 の高さ位置を
寸法Hだけずらしてある。従って、前記後輪駆動軸17
の位置が下がり、PTO軸24から後輪駆動軸17を離
間させることができる。
【0010】図4はセンタデファレンシャル20の要部
を示し、前記クリープチェンジ16からの動力は遊星ギ
ヤ装置25を介して後輪出力軸17に伝達される。該遊
星ギヤ装置25の構成を図4及び図5にて説明すれば、
後輪出力軸17に刻設したスプライン26にキャリア2
7のスプライン28を嵌合させる。そして、該キャリア
27に軸29,29,29及び軸30,30,30を設
け、夫々の軸29,29,29にプラネットギヤ31,
31,31を枢着するとともに、夫々の軸30,30,
30にプラネットギヤ32,32,32を枢着して、双
方のプラネットギヤ31と32を夫々噛合させる。
【0011】また、アウタケース33の環状鍔部にサン
ギヤ34を設けるとともに、後輪出力軸17にスリーブ
35を回転自在に遊嵌し、該スリーブ35の前端部近傍
にサンギヤ36を刻設する。そして、アウタケース33
のサンギヤ34へ前記一方のプラネットギヤ31,3
1,31を噛合させ、スリーブ35のサンギヤ36へ前
記他方のプラネットギヤ32,32,32を噛合させ
る。更に、スリーブ35の後端部近傍にギヤ37を設け
るとともに、前輪駆動軸21の後端部近傍にギヤ38を
設け、双方のギヤ37,38間にアイドルギヤ39を介
装して噛合連結する。
【0012】ここで、前記キャリア27とスリーブ35
との間には多板クラッチ40を設けてあり、該多板クラ
ッチ40によってキャリア27とスリーブ35とを接離
自在に形成してある。前記スリーブ35には円形のブロ
ック41,42をスプライン嵌合してあり、該ブロック
42に隣接して円形のブロック43,44を遊嵌する。
更に、ブロック43,44の外側部を被蔽するように可
動ブロック45を遊嵌し、該可動ブロック45の前部を
内側へ屈曲して前記ブロック43との間にバネ46を介
装する。このバネ46により可動ブロック45が前方
(図4で矢印F方向)へ押圧され、クラッチ板47,4
7…及び48,48…を圧接するように付勢される。
【0013】而して、前記クリープチェンジ16を介し
て伝達された動力により、遊星ギヤ装置25のアウタケ
ース33が回転し、前記サンギヤ34とプラネットギヤ
31の噛合によって該プラネットギヤ31が自転すると
ともに、前記後輪駆動軸17を中心としてキャリア27
が回転する。キャリア27と後輪駆動軸17はスプライ
ン嵌合されているため、後輪駆動軸17はキャリア27
と一体的に回転する。そして、プラネットギヤ31及び
32は自転しながらサンギヤ36の周囲を公転する。
【0014】図4に示すように、バネ46の付勢により
可動ブロック45がクラッチ板47,47…及び48,
48…を圧接しているときは多板クラッチ40が接続状
態であり、キャリア27とスリーブ35が一体的に回転
する。従って、スリーブ35は遊星ギヤ装置25のギヤ
比にて一定回転で駆動され、アイドルギヤ39を介して
前輪駆動軸21へ伝達される。即ち、センタデファレン
シャル20がデフロック状態となり、前輪駆動軸21と
後輪駆動軸17は差動なしで駆動される。
【0015】ここで、図4に示すように、前記ブロック
43と44との間には油室49を設けてあり、油圧シリ
ンダ(図示せず)から該油室49へ圧力油を導出すれ
ば、図6に示すようにブロック44が後方(矢印R方
向)へ押圧され、該ブロック44及び可動ブロック45
が前記バネ46に抗して後方へ移動する。従って、前記
クラッチ板47,47…及び48,48…の圧接が解除
され、多板クラッチ40が離反状態となる。
【0016】然るときは、センタデファレンシャル20
は、遊星ギヤ装置25によってキャリア27とスリーブ
35とが独立して回転自在となり、前輪駆動軸21の負
荷と後輪駆動軸17の負荷とのバランスにより双方の回
転数が変化し、該センタデファレンシャル20の差動機
構が働くことになる。斯くの如く、該センタデファレン
シャル20に於いて、油室49へ圧力油を導出するか否
かにより、差動機構を作動させるか、デフロックするか
を選択できる。従って、例えばプラウ作業時には、前記
油室49への圧力油の油圧を低下してデフロック状態に
し、スリップ等による走行不能を防止することができ
る。また、ドラフト信号出力やステアリングセンサ出力
等の判断により、前記油室49への圧力油の油圧を上昇
すればデフロックを解除できる。
【0017】次に、図1及び図7にて前記リバーサ13
とリミッタ14について説明する。前記メインクラッチ
12にて接続されたエンジンの動力は、PTO軸24の
外側に遊嵌した中空円筒状の走行出力軸50へ伝達され
る。該走行出力軸50は仕切壁51に嵌着したボールベ
アリング52にて支持されており、該走行出力軸50の
後端部にはリバーサ13のシフタ13aが設けられてい
る。また、PTO軸24には前記走行出力軸50の後部
位置に中空円筒状の走行駆動軸53が遊嵌されており、
該走行駆動軸53の前端部はニードルベアリング54に
て支持され、該走行駆動軸53の後部は仕切壁55に嵌
着したボールベアリング56にて支持されるとともに、
該走行駆動軸53の中間位置にリミッタ14のシフタ1
4aが設けられている。
【0018】而して、前記走行出力軸50には第1のギ
ヤ57を遊転自在に嵌合し、走行駆動軸53には第2の
ギヤ58及び第3のギヤ59を遊転自在に嵌合する。ま
た、前記走行駆動軸53と平行にカウンタ軸60を設
け、その前端部を仕切壁51に嵌着したボールベアリン
グ61にて支持するとともに、その後端部を仕切壁55
に嵌着したボールベアリング62にて支持する。そし
て、該カウンタ軸60に設けた第1のギヤ63と、前記
走行出力軸50に嵌合した第1のギヤ57とを、アイド
ルギヤ64を介して噛合連結する。また、該カウンタ軸
60に設けた第2のギヤ65と前記第2のギヤ58とを
噛合するとともに、該カウンタ軸60に設けた第3のギ
ヤ66と前記第3のギヤ59とを噛合する。
【0019】図7に示したのは、リバーサ13のシフタ
13a及びリミッタ14のシフタ14aが中立状態のと
きであり、この状態では前記走行出力軸50の回転は走
行駆動軸53へ伝達されない。ここで、例えばシフタ1
3aを矢印FR方向へシフトするとともに、シフタ14
aを矢印H方向へシフトした場合は、前記走行出力軸5
0の回転は第2のギヤ58からカウンタ軸60へ伝達さ
れるとともに、該第2のギヤ58からシフタ14aを介
して走行駆動軸53へ伝達される。従って、走行出力軸
50と走行駆動軸53とが直結状態となり、後方に設け
たメインチェンジ15には前進高速モードの駆動力が伝
達される。
【0020】次に、シフタ13aを矢印FR方向へシフ
トするとともに、シフタ14aを矢印L方向へシフトし
た場合は、前記走行出力軸50の回転は第2のギヤ58
からカウンタ軸60へ伝達され、該カウンタ軸60が走
行出力軸50とは反対方向へ回転する。そして、該カウ
ンタ軸60の第3のギヤ66と前記第3のギヤ59の噛
合により、前記第3のギヤ59が走行出力軸50と同一
方向へ回転し、更に、該第3のギヤ59に係合した前記
シフタ14aを介して、走行駆動軸53へ駆動力が伝達
される。従って、走行出力軸50の回転は、第2のギヤ
58及び65のギヤ比と第3のギヤ59及び66のギヤ
比によってやや減速され、メインチェンジ15には前進
低速モードの駆動力が伝達される。
【0021】一方、シフタ13aを矢印RV方向へシフ
トした場合は、前記走行出力軸50の回転は第1のギヤ
57からアイドルギヤ64を介してカウンタ軸60へ伝
達され、該カウンタ軸60が走行出力軸50と同一方向
へ回転する。そして、シフタ14aが矢印H方向へシフ
トされているときは、該カウンタ軸60の第2のギヤ6
5と前記第2のギヤ58の噛合により、前記第2のギヤ
58が走行出力軸50とは反対方向へ高速回転し、更
に、該第2のギヤ58に係合したシフタ14aを介し
て、走行駆動軸53へ駆動力が伝達される。従って、メ
インチェンジ15には後進高速モードの駆動力が伝達さ
れる。
【0022】また、前記シフタ13aを矢印RV方向へ
シフトするとともに、シフタ14aを矢印L方向へシフ
トした場合は、走行出力軸50と同一方向に回転してい
るカウンタ軸60の第3のギヤ66と前記第3のギヤ5
9の噛合により、前記第3のギヤ59が走行出力軸50
とは反対方向へ低速回転し、更に、該第3のギヤ59に
係合したシフタ14aを介して、走行駆動軸53へ駆動
力が伝達される。従って、メインチェンジ15には後進
低速モードの駆動力が伝達される。
【0023】斯くの如く、リバーサ13及びリミッタ1
4によって前後進切替えと高低速切替えを行うことがで
き、且つ、該リバーサ13及びリミッタ14は仕切壁5
1と55との空間部67内に一体的に設けられているた
め、夫々別個に軸受を設ける必要がなくなり、ボールベ
アリング52及び56の二つの軸受でリバーサ13及び
リミッタ14が支持され、部品点数の減少を図ることが
できる。
【0024】次に、図2及び図8にて前記クリープチェ
ンジ16について説明する。該クリープチェンジ16は
2段式の遊星ギヤ装置68とシフタ69とから構成さ
れ、前記メインチェンジ15にて減速された走行用動力
は駆動軸70へ伝達される。該駆動軸70には第1のキ
ャリア71を遊転自在に嵌合するとともに、該クリープ
軸70に、サンギヤ72を設け、第1のキャリア71に
固設した軸73へプラネットギヤ74を枢着し、該プラ
ネットギヤ74を前記サンギヤ72に噛合する。また、
ミッションケース11の隔壁部75及び76にサンギヤ
77及び78を設け、一方のサンギヤ77に前記プラネ
ットギヤ74を噛合させる。
【0025】また、前記第1のキャリア71にサンギヤ
79を設け、第2のキャリア80に固設した軸81へプ
ラネットギヤ82を枢着し、該プラネットギヤ82を前
記サンギヤ78及び79へ噛合する。一方、前述したセ
ンタデファレンシャル20側のアウタケース33の前端
部33aに、シフタ69をスプライン嵌合して前後へ摺
動自在にする。
【0026】そして、前記駆動軸70に第1の爪部83
を固設するとともに、第1のキャリア71の後端部に第
2の爪部84を固設し、更に、第2のキャリア80に第
3の爪部85を固設する。ここで、図8の実線で示すよ
うに、シフタの爪69aが第1の爪部83に係合してい
る場合は、駆動軸70の回転は直接シフタ69へ伝達さ
れ、後方に設けたセンタデファレンシャル20には高速
モードの駆動力が伝達される。
【0027】次に、前記シフタ69を前方(矢印F方
向)へ1段階スライドし、シフタの爪69aが第2の爪
部84に係合した場合は、駆動軸70の回転は先ずプラ
ネットギヤ74へ伝達され、該プラネットギヤ74が自
転しながらサンギヤ72の周囲を公転する。そして、第
1のキャリア71が駆動軸70上を遊転し、第2の爪部
84からシフタ69へ回転が伝達される。従って、セン
タデファレンシャル20には中速モードの駆動力が伝達
される。
【0028】また、前記シフタ69を前方(矢印F方
向)へ2段階スライドし、シフタの爪69aが第3の爪
部85に係合した場合は、駆動軸70の回転は先ずプラ
ネットギヤ74から第1のキャリア71へ伝達され、更
に、プラネットギヤ82を介して第2のキャリア80へ
伝達される。そして、第3の爪部85からシフタ69へ
回転が伝達され、センタデファレンシャル20には低速
モードのクリープ駆動力が伝達される。
【0029】斯くの如く、2段式の遊星ギヤ装置68を
設けたことにより、減速比を大にしつつ、クリープチェ
ンジ16の全長を短縮することができる。ここで、図1
に於いて符号86は倍速ターン装置であり、機体旋回時
に前輪の回転数を増速させるものである。また、図3に
於いて符号87はPTOクラッチ、88はPTOチェン
ジであり、ミッションケース11の後部から取り出すP
TO動力を入切或いは変速させるものである。
【0030】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記一実施例に詳述したよう
に、リヤデファレンシャルのリングギヤとドライブピニ
オンギヤをハイポイドギヤにして、双方の中心軸をずら
したことにより、後輪出力軸と他の軸とを離間させ、遊
星ギヤ式のセンタデファレンシャルを設けることができ
た。また、該遊星ギヤ装置にクラッチを設けたことによ
り、前輪と後輪の夫々の負荷状態に応じてデフロック状
態にすることができ、動力農機の操作性並びに安定性の
向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、トラクタのミッショ
ンケース前部の展開側断面図。
【図2】トラクタのミッションケース中間部の展開側断
面図。
【図3】トラクタのミッションケース後部の展開側断面
図。
【図4】センタデファレンシャルの要部縦断側面図。
【図5】図4のA−A線断面図。
【図6】多板クラッチが離反状態であるときのセンタデ
ファレンシャルの要部縦断側面図。
【図7】リバーサとリミッタの要部縦断側面図。
【図8】クリープチェンジの要部縦断側面図。
【符号の説明】
17 後輪出力軸 18 リヤデファレンシャル 20 センタデファレンシャル 21 前輪駆動軸 22 リングギヤ 23 ドライブピニオンギヤ 25 遊星ギヤ装置 27 キャリア 35 スリーブ 40 多板クラッチ 70 駆動軸 O1 リングギヤの中心軸線 O2 ドライブピニオンギヤの中心軸線
フロントページの続き (72)発明者 西原 忠男 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 永野 良太 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 古川 浩二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤデファレンシャルの前段にセンタデ
    ファレンシャルを設け、該センタデファレンシャルによ
    って駆動力を前輪出力軸と後輪出力軸とに分岐した動力
    農機に於いて、リヤデファレンシャルのリングギヤとド
    ライブピニオンギヤをハイポイドギヤにして双方の中心
    軸をずらすとともに、後輪出力軸にスリーブを遊嵌して
    該スリーブを前輪出力軸に連結し、駆動軸の動力を遊星
    ギヤ装置を介して前記後輪出力軸及びスリーブに伝達自
    在にするとともに、該遊星ギヤ装置のキャリアとスリー
    ブとの間にクラッチを設けて接離自在にしたことを特徴
    とするセンタデファレンシャル。
JP27106793A 1993-10-28 1993-10-28 センタデファレンシャル Pending JPH07117507A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27106793A JPH07117507A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 センタデファレンシャル

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0899477A2 (en) 1997-09-01 1999-03-03 Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. Transmission for a working vehicle
US6003391A (en) * 1997-09-01 1999-12-21 Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. Transmission mechanism for a working vehicle

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0899477A2 (en) 1997-09-01 1999-03-03 Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. Transmission for a working vehicle
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US6119552A (en) * 1997-09-01 2000-09-19 Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. Transmission for a working vehicle
US6314827B1 (en) 1997-09-01 2001-11-13 Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. Transmission for a working vehicle

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