JP2005052863A - 液圧成形装置および液圧成形方法並びに液圧成形部材 - Google Patents

液圧成形装置および液圧成形方法並びに液圧成形部材 Download PDF

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謙二 金森
Nariyuki Nakagawa
成幸 中川
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Abstract

【課題】 断面周長が異なる外面を有する液圧成形部材を成形する際に、シワ等の成形不具合の発生を抑制することが可能である液圧成形装置を提供する。
【解決手段】 重ね合わせた板材10,20の周辺を接合してなる予備成形体30が内側に配置される第1成形型40および第2成形型50と、第1成形型40および第2成形型50によって型締めされた予備成形体30の内側に、液圧を付加することで、予備成形体30を膨出させるための流体供給手段55〜59と、予備成形体30の膨出の際において、断面周長が短い外面を構成することとなる板材20の断面周長を増加させるための周長制御手段52とを有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、液圧成形装置および液圧成形方法並びに液圧成形部材に関する。
従来の液圧成形においては、2枚の板材からなる予備成形体を、上下に分割された金型(上型および下型)の内側に配置し、型締めした後に、予備成形体の内側に徐々に液圧を付加することで膨出させ、金型のキャビティに押圧して、成形している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−347643号公報
しかし、液圧成形によって得られる部材(液圧成形部材)において、上型のキャビティに相対する板材によって構成される外面の断面周長と、下型のキャビティに相対する板材によって構成される外面の断面周長とが異なる場合、シワ等の成形不具合が発生し、表面形状が悪化する問題を有する。
例えば、断面周長が短い外面を構成することとなる一方の板材における材料流入は、断面周長が長い外面を構成することとなる他方の板材における材料流入に追従する。そのため、断面周長が短い外面を構成することとなる一方の板材においては、大きな材料余りが生じ、シワが発生する。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、断面周長が異なる外面を有する液圧成形部材を成形する際に、シワ等の成形不具合の発生を抑制することが可能である液圧成形装置および液圧成形方法、並びに良好な表面形状を備えた断面周長が異なる外面を有する液圧成形部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、
重ね合わせた板材の周辺を接合してなる予備成形体から、断面周長が異なる外面を有する液圧成形部材を得るための液圧成形装置であって、
予備成形体が内側に配置される第1成形型および第2成形型と、
前記第1成形型および第2成形型によって型締めされた予備成形体の内側に、液圧を付加することで、予備成形体を膨出させるための流体供給手段と、
予備成形体の膨出の際において、断面周長が短い外面を構成することとなる板材の断面周長を増加させるための周長制御手段と
を有することを特徴とする液圧成形装置である。
上記目的を達成するための請求項6に記載の発明は、
重ね合わせた板材の周辺を接合してなる予備成形体から、断面周長が異なる外面を有する液圧成形部材を得るための液圧成形方法であって、
予備成形体を、第1成形型および第2成形型の内側に配置し、型締めした後、予備成形体の内側に液圧を付加し、予備成形体を膨出させる際において、断面周長が短い外面を構成することとなる板材の断面周長を増加させる
ことを特徴とする液圧成形方法である。
上記目的を達成するための請求項11に記載の発明は、
請求項6〜10のいずれか1項に記載の液圧成形方法を用いて成形されたことを特徴とする液圧成形部材である。
上記のように構成した本発明は以下の効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、予備成形体の膨出の際において、断面周長が短い外面を構成することとなる板材の断面周長を増加させることが可能である。この場合、前記板材における材料流入が、断面周長が長い外面を構成することとなる板材における材料流入に追従して引き起こされても、材料余りを制御することができるため、シワ等の成形不具合の発生を防ぎ、表面形状が悪化することを避けることが可能である。つまり、断面周長が異なる外面を有する液圧成形部材を成形する際に、シワ等の成形不具合の発生を抑制することが可能である液圧成形装置を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、予備成形体の膨出の際において、断面周長が短い外面を構成することとなる板材の断面周長が増加する。そのため、前記板材における材料流入が、断面周長が長い外面を構成することとなる板材における材料流入に追従して引き起こされても、材料余りが抑制される。したがって、シワ等の成形不具合の発生を防ぎ、表面形状が悪化することを避けることが可能である。つまり、断面周長が異なる外面を有する液圧成形部材を成形する際に、シワ等の成形不具合の発生を抑制することが可能である液圧成形方法を提供することができる。
請求項11に記載の発明によれば、断面周長が異なる外面を有する液圧成形部材の成形の際、シワ等の成形不具合の発生が防がれ、表面形状が悪化することが避けられる。したがって、良好な表面形状を備えた断面周長が異なる外面を有する液圧成形部材を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る液圧成形部材の適用例を説明するための斜視図、図2は、本発明の実施の形態に係る予備成形体の断面図、図3は、図2に示される予備成形体から得られる液圧成形部材の断面図、図4は、比較例に係る液圧成形部材の断面図である。
液圧成形部材35は、予備成形体30から成形され、例えば、自動車車体のフロントピラーのような断面周長が異なる外面を有する部材に適用される。
予備成形体30は、重ね合わせた板材10,20によって形成される。板材10,20はそれぞれ、凸部11,21と、重合い部12,22と、縁部15,25とを有する。凸部11,21は、後述される液圧成形装置のノズル部を配置するためのスペースを構成する。また、凸部21は、ノズル部55を挿入するための開口部24が形成されている。
重合い部12,22は、目的とする液圧成形部材を得るために膨出する部位である。凸部11,21から重合い部12,22への移行部は、ノズル部55から吐出される高圧液体を、重合い部12,22に注入するための液圧注入部32を形成する。高圧液体は、例えば、水である。
縁部15,25は、気密性を保つように接合される板材の周辺部位であり、外周接合部31を形成する。接合は、例えば、レーザー溶接、アーク溶接、接着剤を適用することが可能である。接合部位は、必要に応じ、略全周に渡ってあるいは部分的である。
なお、液圧成形部材35は、断面周長が異なる外面36,37を有する。断面周長が短い外面37は、凹状および/又は凸状の段差23を有する。段差23は、予備成形体30を膨出させる際において、板材20の断面周長を増加させるために形成される。
そのため、外面37を構成することとなる板材20の断面周長L21は、段差23を有しない比較例に係る液圧成形部材135の外面137を構成することとなる板材120の断面周長L20より長くなっている。また、予備成形体の膨出完了後において、板材20の断面周長L21を、断面周長が長い外面36を構成することとなる板材10の断面周長L11によって除した比率(断面周長比率)は、板材120の断面周長L20を、断面周長が長い外面136を構成することとなる板材110の断面周長L10によって除した比率より大きくなっている。
つまり、予備成形体30の膨出の際において、板材20における材料流入は、断面周長が長い外面36を構成することとなる板材10における材料流入に追従して引き起こされるが、板材20の断面周長が実質的に増加しているため、板材20における材料流入における材料余りが抑制されている。
したがって、シワ等の成形不具合の発生が防がれ、表面形状が悪化することが避けられる。つまり、液圧成形部材35は良好な表面形状を有する。また、段差23の形状および配置は、特に限定されず、目的とする液圧成形部材に応じて、適宜設定することが可能である。
図5は、本発明の実施の形態に係る液圧成形装置の断面図、図6は、図5の線VI−VIに関する断面図であり、型締め時を示している。
本発明の実施の形態に係る液圧成形装置は、上型(第1成形型)40と、下型(第2成形型)50と、流体供給手段と、周長制御手段52と、型締力調整手段(不図示)とを有する。
上型40および下型50は、上下に分割された金型であり、予備成形体30が内側に配置される。上型40および下型50はそれぞれ、キャビティ41,51と、押圧部43,53と、凹溝44,54とを有する。
キャビティ41,51は、目的とする液圧成形部材35の外形に対応した形状を有している。押圧部43,53は、型締めの際に、予備成形体30の外周接合部31および縁部15,25の近傍を押圧するために使用される。凹溝44,54は、予備成形体30を構成する板材10,20の凸部11,21を配置するために使用される。
流体供給手段は、予備成形体30の内側に徐々に液圧を付加することで膨出させ、キャビティ41,51に押圧するために使用され、板材10,20の凸部11,21に配置されるノズル部55を有する。ノズル部55は、予備成形体30の液圧注入部32に、高圧液体を注入するための吐出口56を有する。
また、流体供給手段は、外部の高圧発生装置に連結されている配管(例えば、高圧ホース)59が接続される導入口58と、導入口58と吐出口56とを接続している通路57とを有する。
周長制御手段52は、予備成形体30の膨出の際において、断面周長が短い外面37を構成することとなる板材20の断面周長を増加させるために使用される。したがって、本発明の実施の形態に係る液圧成形装置は、板材20における材料流入が、断面周長が長い外面36を構成することとなる板材10における材料流入に追従して引き起こされても、材料余りを制御することができる。つまり、シワ等の成形不具合の発生を防ぎ、液圧成形部材35の表面形状が悪化することを避けることが可能である。
周長制御手段52は、本発明の実施の形態においては、板材20に相対するキャビティ51に配置される押型(エンボス型)から構成される。押型52は、予備成形体30の膨出に伴って、板材20に対してエンボス加工を施し、凹状および/又は凸状の段差23を、安定的かつ容易に形成することが可能である。
また、押型52は、板材20に相対するキャビティ51の長手方向の全域に渡って、連続的に設けられている。したがって、液圧成形部材35の長手方向全体に渡って、シワ等の成形不具合の発生を防ぐことが可能である。
押型52の形状は、断面周長比率が、77%以上かつ123%以下となるように、設定されることが好ましい。これは、断面周長比率が77%以上の場合、板材20においてシワ等の成形不具合の発生を安定的に防ぐことが可能であり、また、断面周長比率が123%を越える場合、板材10においてシワ等の成形不具合の発生する虞が生じるためである。
型締力調整手段は、例えば、上型40および下型50を駆動するための可変式の油圧系を有するスライド駆動機構を備えており、予備成形体30の膨出の進展に対応して、型締力を3段階(F,F,F)に変更可能である。
例えば、材料流入を最も必要とする膨出初期において、小さな型締力Fを適用することで、材料流入をより促進させ、板厚減少や破断を、抑制することができる。また、膨出中期においては、最終液圧に対応する型締力Fより小さな型締力Fを適用することで、材料流入を比較的促進させることが可能である。なお、型締力の切り替えは、例えば、経過時間や液圧の変化や予備成形体30の形状変化に基づいて、適宜設定することが可能である。
以上のように、本発明の実施の形態は、断面周長が異なる外面を有する液圧成形部材を成形する際に、シワ等の成形不具合の発生を抑制することが可能である液圧成形装置を提供することができる。
なお、型締力の制御は、3段階に限定されず、例えば、型締力Fを省略した2段階とすることで、型締力調整手段の構成を簡略化することも可能である。また、型締力の制御を、4段階以上や連続とし、材料流入量を高精度に制御することも可能である。
次に、本発明の実施の形態に係る液圧成形装置を参照し、液圧成形方法を説明する。図7は、膨出途中を示している断面図、図8は、膨出完了時を示している断面図、図9は、型締力の制御方法を説明するためのグラフであり、経過時間に関する液圧、型締力、材料流入量の関係を示している。なお、材料流入量Wは、材料流入の累積値である。
まず、予備成形体30が、上型40および下型50の内側に配置され、型締めされる(図6参照)。その後、外部の高圧発生装置が起動され、高圧液体が発生させられる。高圧液体は、配管59、導入口58、通路57を経由し、ノズル部55に供給される。
高圧液体は、ノズル部55の吐出口56を経由して、予備成形体30の液圧注入部32に注入され、板材10,20を膨出させる。この際、板材10,20の縁部15,24は、気密性を保つように接合された外周接合部31を有するため、高圧液体が予備成形体30から漏れ出すことがない。
液体の供給の開始直後においては、液圧Pは低く、上型40および下型50を押し開ける力は小さい。したがって、液圧Pに対応する、上型40および下型50が押し開かない型締力Fは、最終の型締力Fに比べて極めて小さい。そのため、材料流入量Wの増加を多く必要とする膨出初期において、材料流入が促進されるため、板厚減少や破断が、確実に抑制される。
液体の供給を継続することで液圧Pが連続的に上昇し、予備成形体30の膨出が進行する。その結果、板材20とキャビティ51に配置される押型52とが接触し、押型52は、板材20に対してエンボス加工を施し、凹状および/又は凸状の段差23の形成を開始する(図7参照)。つまり、予備成形体30を膨出させる際において、断面周長が短い外面37を構成することとなる板材20の断面周長が増加し始める。
この際、板材20における材料流入が、板材10における材料流入に追従して引き起こされるが、材料余りが抑制される。したがって、シワ等の成形不具合の発生が防がれ、表面形状の悪化が避けられる。
また、押型52は、板材20に相対するキャビティ51の長手方向の全域に渡って、連続的に設けられているため、エンボス加工は、板材20の長手方向の全域に渡って、連続的に施される。したがって、長手方向全体に渡って、シワ等の成形不具合の発生が防がれる。
型締力Fは、小さすぎる場合、材料流入が過剰となり、板材20におけるシワ等の成形不具合を発生させ易くなり、また、大きすぎる場合、材料流入が不足して、板材10における割れ等の成形不具合を発生させ易くなる。したがって、断面周長比率が小さい場合は、特に、型締力Fを、断面周長比率に応じて、適時設定することが好ましい。
例えば、予備成形体30を構成する板材10,20が、1.6mm厚の鋼板であり、断面周長比率が77%に設定されている場合、型締力Fが3.92×10Nでは、板材20においてシワが発生し、5.88×10Nでは、成形不具合の発生せず、良好な外観が得られ、7.84×10Nでは、板材10において割れが発生する。
その後、型締力を段階的に上昇させ、型締力Fから型締力Fへ切り替える。型締力Fは、最終の型締力Fに比べて小さいため、材料流入を比較的促進させる。
液圧Pがさらに上昇し、予備成形体における材料流入量Wの増加が顕著に見られなくなると、型締力を段階的に上昇させ、型締力Fから最終の型締力Fへ切り替える。
液圧Pが最終液圧にまで上昇し、図8に示される状態に達すると、液圧Pの上昇を停止し、所定時間保持することで、目的とする液圧成形部材が得られる。そして、除圧した後、上型40が上昇することで型開きされ、液圧成形部材が取り出され、必要に応じて、切断などのトリミングを施される。得られる液圧成形部材は、上述のように、シワ等の成形不具合の発生が防がれ、表面形状が悪化することが避けられているため、良好な表面形状を備えている。
以上のように、本発明の実施の形態は、断面周長が異なる外面を有する液圧成形部材を成形する際に、シワ等の成形不具合の発生を抑制することが可能である液圧成形方法を提供することが可能であり、また、良好な表面形状を備えた断面周長が異なる外面を有する液圧成形部材を提供することが可能である。
図10は、本発明の実施の形態に係る液圧成形装置の変形例を説明するための断面図、図11は、図10の液圧成形装置における型締力の制御方法を説明するためのグラフであり、経過時間に関する液圧、型締力、材料流入量の関係を示している。
本発明の実施の形態に係る液圧成形装置の変形例は、型締力調整手段を有しておらず、型締め機構が簡略されている。詳述すると、上型40および下型50の押圧部43,53に、スペーサ60が配置されており、型締力Fは、一定に制御される。
この場合、型締力Fは、液圧Pの最終値に対応しており、材料流入量に応じて調整できないため、断面周長比率を、適時設定することが好ましい。
例えば、予備成形体30を構成する板材10,20が、1.6mm厚の鋼板である場合、設定された断面周長比率が85%では、板材20にシワが発生し、87%および90%では、成形不具合の発生せず、良好な外観が得られた。また、設定された断面周長比率が115%では、板材10にシワが発生し、113%では、成形不具合の発生しない。
したがって、押型52の形状は、断面周長比率が87%以上かつ113%以下となるように、設定されることが好ましい。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。
例えば、周長制御手段は、押型を有するものに限定されず、また、板材の断面周長を増加させる方法も、押型を利用することに限定されない。さらに、押型および段差の形状および配置は、特に限定されず、目的とする液圧成形部材に応じて、適宜設定することが可能である。
本発明の実施の形態に係る液圧成形部材の適用例を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態に係る予備成形体の断面図である。 図2に示される予備成形体から得られる液圧成形部材の断面図である。 比較例に係る液圧成形部材の断面図である。 本発明の実施の形態に係る液圧成形装置の断面図である。 図5の線VI−VIに関する断面図であり、型締め時を示している。 本発明の実施の形態に係る液圧成形方法を説明するための断面図であり、膨出途中を示している。 本発明の実施の形態に係る液圧成形方法を説明するための断面図であり、膨出完了時を示している。 図5の液圧成形装置における型締力の制御方法を説明するためのグラフであり、経過時間に関する液圧、型締力、材料流入量の関係を示している。 本発明の実施の形態に係る液圧成形装置の変形例を説明するための断面図である。 図10の液圧成形装置における型締力の制御方法を説明するためのグラフであり、経過時間に関する液圧、型締力、材料流入量の関係を示している。
符号の説明
10,110・・板材、
11・・凸部、
12・・重合い部、
15・・縁部、
20,120・・板材、
21・・凸部、
22・・重合い部、
23・・段差、
24・・開口部、
25・・縁部、
30・・予備成形体、
31・・外周接合部、
32・・液圧注入部、
35,135・・液圧成形部材、
36,37,136,137・・外面、
40・・上型(第1成形型)、
41・・キャビティ、
43・・押圧部、
44・・凹溝、
50・・下型(第2成形型)、
51・・キャビティ、
52・・押型(周長制御手段)、
53・・押圧部、
54・・凹溝、
55・・ノズル部、
56・・吐出口、
57・・通路、
58・・導入口、
59・・配管、
60・・スペーサ、
F,F,F,F・・型締力、
10,L11,L20,L21・・断面周長、
P・・液圧、
W・・材料流入量。

Claims (11)

  1. 重ね合わせた板材の周辺を接合してなる予備成形体から、断面周長が異なる外面を有する液圧成形部材を得るための液圧成形装置であって、
    予備成形体が内側に配置される第1成形型および第2成形型と、
    前記第1成形型および第2成形型によって型締めされた予備成形体の内側に、液圧を付加することで、予備成形体を膨出させるための流体供給手段と、
    予備成形体の膨出の際において、断面周長が短い外面を構成することとなる板材の断面周長を増加させるための周長制御手段と
    を有することを特徴とする液圧成形装置。
  2. 前記周長制御手段は、断面周長が短い外面を構成することとなる板材に相対するキャビティに配置される押型を有しており、予備成形体の膨出に伴って、前記押型により前記板材に対してエンボス加工が施されることで、前記板材の断面周長が増加することを特徴とする請求項1に記載の液圧成形装置。
  3. 前記押型は、前記キャビティの長手方向の全域に渡って、連続的に設けられることを特徴とする請求項2に記載の液圧成形装置。
  4. 断面周長が短い外面を構成することとなる板材の断面周長を、断面周長が長い外面を構成することとなる板材の断面周長によって除した比率が、予備成形体の膨出完了後において、77%以上かつ123%以下となるように、前記押型の形状は設定されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の液圧成形装置。
  5. 前記比率は、87%以上かつ113%以下であることを特徴とする請求項4に記載の液圧成形装置。
  6. 重ね合わせた板材の周辺を接合してなる予備成形体から、断面周長が異なる外面を有する液圧成形部材を得るための液圧成形方法であって、
    予備成形体を、第1成形型および第2成形型の内側に配置し、型締めした後、予備成形体の内側に液圧を付加し、予備成形体を膨出させる際において、断面周長が短い外面を構成することとなる板材の断面周長を増加させる
    ことを特徴とする液圧成形方法。
  7. 予備成形体の膨出に伴って、断面周長が短い外面を構成することとなる板材に相対するキャビティに配置される押型により、前記板材に対してエンボス加工を施すことで、前記板材の断面周長を増加させることを特徴とする請求項6に記載の液圧成形方法。
  8. 前記エンボス加工は、断面周長が短い外面を構成することとなる板材の長手方向の全域に渡って、連続的に施されることを特徴とする請求項7に記載の液圧成形方法。
  9. 断面周長が短い外面を構成することとなる板材の断面周長を、断面周長が長い外面を構成することとなる板材の断面周長によって除した比率が、予備成形体の膨出完了後において、77%以上かつ123%以下となるように、エンボス加工が施されることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の液圧成形方法。
  10. 前記比率は、87%以上かつ113%以下であることを特徴とする請求項9に記載の液圧成形方法。
  11. 請求項6〜10のいずれか1項に記載の液圧成形方法を用いて成形されることを特徴とする液圧成形部材。
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JP2007061829A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Sumitomo Metal Ind Ltd 板ハイドロフォーム製品、並びに板ハイドロフォーム成形方法およびこれを用いる板ハイドロフォーム成形装置

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