JP2005052517A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作ハンドルの総回転量をそれ程大きくすることなく、操作ハンドルの全調整範囲のうち、所定の区間においてのみ遊技媒体の発射強度を微調整できる遊技機の提供を課題とする。
【解決手段】遊技媒体の発射強度を調整するべく操作ハンドル8の回動レバー101によって回転される第1歯車104、及び発射ボリュームDの軸Daに連結された第2歯車105を備えている。第1歯車104は、所定の中心角を有する円弧状の第1小径ギヤ部111と、第1小径ギヤ部111の両側に形成されると共に、第1小径ギヤ部111より大径の第1大径ギヤ部112とを有している。また、第2の歯車105は、所定の中心角を有する円弧状で第1小径ギヤ部111に噛合される第2大径ギヤ部116と、第2大径ギヤ部116の両側に形成されると共に、第2大径ギヤ部116より小径の第2小径ギヤ部117とを有している。
【選択図】図9
【解決手段】遊技媒体の発射強度を調整するべく操作ハンドル8の回動レバー101によって回転される第1歯車104、及び発射ボリュームDの軸Daに連結された第2歯車105を備えている。第1歯車104は、所定の中心角を有する円弧状の第1小径ギヤ部111と、第1小径ギヤ部111の両側に形成されると共に、第1小径ギヤ部111より大径の第1大径ギヤ部112とを有している。また、第2の歯車105は、所定の中心角を有する円弧状で第1小径ギヤ部111に噛合される第2大径ギヤ部116と、第2大径ギヤ部116の両側に形成されると共に、第2大径ギヤ部116より小径の第2小径ギヤ部117とを有している。
【選択図】図9
Description
本発明は、遊技機に係り、更に詳細には遊技媒体の発射強度を調整可能な遊技機に関する。
一般に、種々の遊技状態に応じた演出が実施される遊技機の代表例として弾球遊技機、所謂「パチンコ遊技機」が知られている。
この種の遊技機は、通常、遊技盤の略中央に液晶ディスプレイ等の画像表示装置を備えている。そして、例えば、回胴をモチーフとした複数種の図柄(識別情報)を、同画像表示装置上の有効ライン上で多彩な演出を交えながら変動表示及び停止表示させ、現在の遊技状態を遊技者に報知している。
遊技機正面に設けられる遊技盤には、一般にスタートチャッカーと称される予め定められた所定入賞口の一つとなる始動入賞口が設けられている。この始動入賞口にパチンコ球が入賞したことを受け、主制御装置等にて有利な遊技状態に当選したか否かの判定にあたる乱数抽選が実施される。
なお、ここでいう有利な遊技状態とは、所謂「大当たり状態」、「確率変動付き大当たり状態」といった遊技者が有利にゲーム展開可能な遊技状態(遊技期間)に相当する。
また、この抽選結果に応じて先の画像表示装置にて報知すべき報知内容である「アタリ」、「ハズレ」が決定され、次いで、この報知内容に係る演出の変動パターン(演出内容)を選択すべく、画像処理用の副制御装置にて変動パターン決定用の乱数抽選が実施される。
そして、この乱数抽選にて決定された変動パターンに従い各種図柄が有効ライン上にて変動表示され、例えば、「7−7−7」のように予め定められた図柄の組み合わせで停止した場合を「アタリ」とし、有利な遊技状態に移行するようになる。
このように遊技者は、予め定められたある図柄の組み合わせが有効ライン上に揃うことで、有利な遊技状態に至ったことを認識する。また、言い換えれば、この有利な遊技状態に至るかの如く演出を適度に表示することで遊技者の期待感を高めることができ、遊技に係る更なるおもしろみを提供できる。
ところで、このような遊技機においては、回転式のハンドルを操作することによって、パチンコ玉の発射強度を調整し、遊技領域におけるパチンコ玉の打ち込み位置を調整するのが普通である。また、パチンコ玉の発射強度は、ハンドルの回転量に応じて変化する出力によって決定される。
従来の遊技機は、図15の出力曲線86に示すように、ハンドルの全調整範囲において、ハンドルの操作回転量とその出力推移量、すなわちハンドルの操作回転量と発射強度の推移量とが略比例していた。
しかしながら、従来の遊技機は、次に説明するように、例えば遊技者が所謂ぶっ込み狙
いなどをする際に、パチンコ玉の発射強度を微調整するのが困難であった。
いなどをする際に、パチンコ玉の発射強度を微調整するのが困難であった。
すなわち、遊技機においては、ハンドルの全調整範囲における総回転量が大きすぎるとハンドル操作が面倒になるため、ハンドルの総回転量が比較的小さくなるように設定されている。
従来の遊技機は、上記のように比較的小さなハンドルの総回転量で、発射強度の全範囲をカバーする必要があるため、ハンドルの僅かな回転量で発射強度が大きく変化するように構成されていた。
そのため、従来の遊技機は、例えば遊技者が所謂ぶっ込み狙いをする場合などに、発射強度を微調整するのが困難になるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、ハンドルの総回転量をそれ程大きくすることなく、ハンドルの全調整範囲のうち、所定の区間において遊技媒体の発射強度を微調整できる遊技機の提供を課題とする。
本発明は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、遊技媒体を射出する発射強度の強弱を調整操作するための操作部と、前記操作部によって強弱調整した発射強度により、前記遊技媒体を遊技領域に向けて射出する射出部とを有する遊技機において、前記操作部の調整操作量に応じて推移する出力の全調整範囲のうち、所定の区間内における前記調整操作量に対する前記出力推移の割合が、前記所定の区間外における前記出力推移の割合に比較して小さくなるように、前記射出部から射出される前記遊技媒体の発射強度を調整する発射強度調整手段を備え、前記発射強度調整手段は、前記操作部の調整操作量に応じて推移する出力の全調整範囲のうち、前記所定の区間内における調整操作量に対する前記出力推移の割合が、前記所定の区間外における前記出力推移の割合に比較して小さくなるように構成された出力調整部材と、前記出力調整部材を介して回転される軸を有すると共に、前記軸の回転量に応じて生成された前記出力を前記射出部に送出する出力手段とを備え、前記出力調整部材は、前記操作部によって回転される第1の歯車と、前記出力手段の前記軸に連結されると共に、前記第1の歯車に噛合された第2の歯車とを備え、前記第1の歯車の回転に伴って前記第2の歯車が低速度比と高速度比に切り替えられて回転されるように構成され、前記第1の歯車は、所定の中心角を有する円弧状の第1小径ギヤ部と、前記第1小径ギヤ部の両側に形成されると共に、前記第1小径ギヤ部より大径の第1大径ギヤ部とを有し、前記第2の歯車は、所定の中心角を有する円弧状で前記第1小径ギヤ部に噛合される第2大径ギヤ部と、前記第2大径ギヤ部の両側に形成されると共に、前記第2大径ギヤ部より小径の第2小径ギヤ部とを有し、前記所定の区間内においては、前記第1小径ギヤ部が前記第2大径ギヤ部に噛合され、前記第1の歯定の区間外においては、前記第1大径ギヤ部が前記第2小径ギヤ部に噛合されることを特徴とする。
本発明では、操作部の操作量に応じて推移する出力の全調整範囲のうち、所定の区間内においては、操作部によって回転される第1の歯車の回転に伴って、出力手段の軸に連結された第2の歯車が低速度比で回転され、出力手段における出力推移の割合が、所定の区間外における出力推移の割合より小さくなる。
つまり、所定の区間内においては、操作部の操作量に対して出力の推移量が小さくなるので、発射強度の微調整が容易になる。
これに対して、所定の区間外においては、操作部の操作量に対して出力推移量が比較的
大きくなるので、操作部の操作量が比較的小さくても発射強度を大きく変えることができる。
大きくなるので、操作部の操作量が比較的小さくても発射強度を大きく変えることができる。
従って、所定の区間において発射強度の微調整が可能であるにも拘わらず、操作部の全調整操作量をそれほど大きくすることなく、発射強度の全調整範囲をカバーできる。
ここで、前記所定の区間は、前記遊技領域内の目標となる打ち込みポイントに前記遊技媒体を打ち込むことが可能な前記発射強度の調整区間を少なくとも含む範囲に設定できる。
この場合は、遊技者が遊技媒体を特に狙い打ちするポイントで、発射強度の微調整が可能になる。
また、所定の区間を発射強度の調整区間よりやや広い範囲に設定した場合は、操作部、出力手段、又は射出部などの各部において、加工誤差や経時変化などが発生した場合でも、打ち込みポイントにおける発射強度の微調整を確実に行うことが可能になる。
また、この場合は、打ち込みポイントの前後から発射強度の微調整が可能になるので、打ち込みポイントに遊技媒体を打ち込むことが容易になる。
更に、前記第1歯車に前記第1小径ギヤ部を複数設け、前記第2歯車に前記複数の第1小径ギヤ部に噛合される第2大径ギヤ部を複数設けることができる。
これによって、複数の打ち込みポイントにおいて、発射強度の微調整が容易になる。
なお、上記の各構成は、本発明の趣旨を逸脱しない限り、互いに組み合わせることが可能である。
以上、説明したように本発明の遊技機によれば、操作部の操作量に応じて推移する出力の全調整範囲のうち、所定の区間内においては、操作部の操作量に対して出力の推移量が小さく、所定の区間外においては、推移量が大きくなる。従って、操作部の全操作量をそれほど大きくすることなく、所定の区間内においてのみ発射強度の微調整が可能になる。
以下、本発明の実施の形態を添付した図1から図16に基づいて説明する。
本実施の形態では、風営適正化法(風俗営業等の規則及び業務の適正化等に関する法律)の内規上「第1種」に区分されるパチンコ遊技機を例に説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る遊技機1は、遊技機1の設置場所たる遊技店の所謂「島」に固定される外枠3と、この外枠3に一側を保持され且つ外枠3に対して開閉自在に設けられた表枠4と、表枠4の前面上部に開閉自在に設けられた窓枠5とを備えている。また、遊技機1の主要構成部品は、表枠4に集約して取り付けられている。
表枠4に設けられる主要構成部品としては、盤面に所定の遊技領域1aが形成された遊技盤6、遊技機1に供給すべき遊技球(遊技媒体)及び遊技機1より払い出される遊技球(賞球)を一時貯留する受皿2、遊技球を遊技盤6の上部に打ち出すための発射装置7、この発射装置7を操作するための操作ハンドル8、必要に応じて所定個数の賞球を受皿2内に払い出す遊技球払出装置53(図3参照)、遊技に係る主たる制御を処理する主制御
装置50、主制御装置50から出力されたコマンドに基づき各種装置を制御する副制御装置60等を例示できる。
装置50、主制御装置50から出力されたコマンドに基づき各種装置を制御する副制御装置60等を例示できる。
表枠4に設けられる窓枠5は、遊技者がその枠内に先の遊技盤6を覗き見ることのできる透視窓9を備えている。また、この透視窓9にはガラスが嵌め込まれ、さらに透視窓9の外周には、装飾LED10、装飾ランプ11、及びスピーカ(音声発生装置)12が設けられている。
表枠4に設けられる受皿2は、窓枠5の下方に取り付けられている。この受皿2の内部には螺旋状のスロープが形成され、その最上流部には、CRユニット70(図3参照)に通じる遊技球借入口2aが設けられている。また、受皿2に形成されたスロープの下流には、賞球払出し用の賞球払出口2bが設けられている。上記スロープの最下流部には、受皿2内の遊技球を一列に整列して遊技機1内に導く貯留球整列路2cが形成されている。そして、この貯留球整列路2cの末端に、発射装置7に通じる遊技球供給口2dが設けられている。また、受皿2の前面には、受皿2内の遊技球を受皿2外に排出させるための球抜きボタン2e,2fが設けられている。
受皿2の左下には、灰皿20が設けられている。また、受皿2の右下に、操作ハンドル8が設けられている。操作ハンドル8は、表枠4の裏面に設けられた発射装置7を作動させるためのメインスイッチ(図示せず)や、操作の有無を検知するタッチアンテナ(図示せず)を内臓している。そして、この操作ハンドル8を対象とした開度操作によって、遊技球の打力(発射強度)調整が可能になっている。
より詳しく説明すると、上記のメインスイッチやタッチアンテナの出力は、遊技機背面に設けられる発射制御装置52(図3参照)に入力されており、発射装置7は、この発射制御装置52の制御下で遊技球を遊技盤6に打ち出している。また、発射装置7には、遊技球を打ち出す打出杆、及び打出杆を連続的に揺動させる電動モータ(共に図示せず)などが組み込まれており、発射制御装置52は、メインスイッチの出力を打出杆の可動量などに反映させて、遊技球の打力を調整している。
また、遊技球の打ち出しに関して、本実施の形態では、受皿2の左方に発射停止ボタン21を設けている。この発射停止ボタン21は、遊技者の判断のもと、操作ハンドル固定のまま遊技球の発射操作を一時停止させるための外部操作装置であり、遊技者は、この発射停止ボタン21を操作(押下)することで、操作ハンドル8の開度を維持しつつも任意のタイミングで遊技球の発射を一時停止することができる。
遊技球払出装置53(図3参照)は表枠4の裏面側に設けられ、賞球たる遊技球を貯留するタンクと、賞球として払い出される遊技球を数える賞球計数装置と、遊技機1の背面に設けられた遊技球タンク内の遊技球を賞球計数装置に送る賞球整列レールとを備えている(共に図示せず)。そして、その時々に要求される必要個数の遊技球を賞球計数装置にて計数し、上記の受皿2内に賞球として払い出す。
また、図3に示すように、遊技球払出装置53は、払出制御装置51に接続されている。この払出制御装置51は、主制御装置50から出力される制御コマンドに基づき遊技球払出装置53による賞球の払出動作を制御している。また、払出制御装置51には、遊技球払出装置53の他、球貸信号制御装置71が接続されており、払出制御装置51は、球貸信号制御装置71を介してCRユニット70を操作し、必要個数の遊技球を受皿2内に供給する。
遊技盤6は、図2に示すように、略正方形状をなす合板からなり、表枠4の裏面に形成
された遊技盤収納枠(図示せず)に収納固定されている。また、遊技盤6の前面には、ガイドレール13a及び遊技球規制レール13bが設けられ、ガイドレール13a及び遊技球規制レール13bで囲まれた領域によって遊技領域が構成されている。
された遊技盤収納枠(図示せず)に収納固定されている。また、遊技盤6の前面には、ガイドレール13a及び遊技球規制レール13bが設けられ、ガイドレール13a及び遊技球規制レール13bで囲まれた領域によって遊技領域が構成されている。
遊技領域には、遊技くぎや風車等などの障害物14と、遊技球の進入し得る入賞口が形成された各種入賞装置25,26,27,28と、入賞に至らなかった遊技球を遊技領域の外部に排出するアウト口15と、種々の図柄を演出を踏まえて表示する可変表示装置17が設けられている。
また、可変表示装置17の上部には、後に詳述するスタートチャッカ26の開放制御に係る当否判定の結果を、「○」「×」等の記号で告知する普通図柄表示装置(LED表示装置)18と、当否判定の実行に係る権利の保留数を表示する通過保留数表示ランプ16等が設けられている。また、可変表示装置17の両側に、開放制御の当否判定で実行される乱数抽選の契機をなすスルーチャッカ49が設けられている。
遊技くぎや風車などの障害物14は、遊技盤6上に打ち出された遊技球の落下方向に変化を与えて遊技球の処理に面白みを持たせる機能と、各種入賞装置25,26,27,28並びにスルーチャッカ49の近傍に遊技球を誘導する機能とを兼ね備えている。
また、入賞装置としては、遊技球が入り込むことで所定個数の賞球(遊技球)の払出しに繋がる一般入賞装置25と、後に詳述する大当たり抽選制御の契機をなしたり、図柄の変動表示を開始させるためのトリガーとなるスタートチャッカ(始動入賞ユニット)26と、特別遊技状態への移行時に開かれる開閉扉27cを備えた大入賞装置27と、スタートチャッカ26を一定期間開放するためのトリガーとなる開放用入賞装置28などを例示できる。
なお、各入賞装置には、遊技球の通過を検知するためのセンサ(一部のみ図示)が内蔵されており、そのセンサの出力は、主制御装置50の入力ポートに入力されている。また、本明細書では、これら入賞装置25,26,27,28に設けられる入賞口に遊技球が入る動作を以て入賞と称する。特に、スタートチャッカ26に遊技球が入った場合には、この入賞を「始動入賞」と称する。
本例では、始動入賞装置としてスタートチャッカ26が設けられている。このスタートチャッカ26は、遊技盤6の略中央に設けられた可変表示装置17の下方に配置されている。
可動片26bは、スタートチャッカ26に組み込まれたソレノイドにリンク機構(何れも図示せず)を介して連結され、このソレノイドに対する通電の有無により入賞口26aの外方若しくは内方に動く。なお、ソレノイドは可動物制御装置67(図3参照)に接続されており、通電に係る制御は、主制御装置50の管理のもと、可動物制御装置67で処理されている。
図1に示すように、ガイドレール13a及び遊技球規制レール13bで囲まれた遊技領域のほぼ中央部分には、特別図柄等の識別情報や所定のアニメーションキャラクター等を変動表示させるためのLCD(Liquid Crystal Display)等からなる、正面視横長方形のディスプレイ(可変表示装置)17が配置されている。このディスプレイ17の上部には、図4に示すように、ゲージの一部をなす釘群81,82,83等が配列されている。
上記釘群81,82,83のうち、釘群81は所謂「天釘」と呼称されている複数本、
本実施例では5本の釘81a〜81eによって構成されている。これらの5本の釘81a〜81eは、ディスプレイ17の上部中央に左右対象に配列されている。
本実施例では5本の釘81a〜81eによって構成されている。これらの5本の釘81a〜81eは、ディスプレイ17の上部中央に左右対象に配列されている。
また、釘群82は、所謂「山釘」と呼称される5本の釘82a〜82eよって構成されている。これらの釘82a〜82eは、互いに密接し且つ所定の角度で傾斜して配列されている。
これらの釘82a〜82eのうち、最上端に配置された釘82eと、上記釘群81のうち正面視最左端に配置された釘81aとの間に、所謂「ぶっ込み」と呼称され、遊技球を打ち込む際の一つの目標となる打ち込みポイント(以下、「打ち込みポイント」という。)Cが区画形成されている。
これらの釘81a,82e間に区画形成される打ち込みポイントCの間隔W1は、発射装置7(図1参照)から射出された遊技球84が通過可能となるように、当該遊技球84の直径よりもやや広い寸法になっている。
なお、上記の打ち込みポイントCは、遊技領域1a内に上記の釘などによって形成されるものであるが、当該釘のみの配列によって形成されるに限らず、例えば遊技領域1aに設けられた風車、固定式役物、可動式役物等の障害部材の配列状態や相互の配置関係を変化させることによって、適宜に変更できる。
換言すると、打ち込みポイントCは、発射装置7から射出された遊技球84が衝突することによって、遊技球84の射出方向が変更され、また落下する遊技球84が衝突することによって、この遊技球84の落下経路が変更、分散若しくは振り分けられる釘、風車、固定式役物や可動式役物等の障害部材により遊技領域1a内に形成でき、又はこれらを適宜組み合わせて配列することによっても形成できる。
上記の釘群83は、所謂「山釘」と呼称される5本の釘83a〜83eによって構成されている。これらの釘83a〜83eは、互いに密接させ且つ所定の角度で傾斜して配列されている。これらの釘83a〜83eのうち、最上端に配置された釘83aと、上記釘群81のうち正面視最右端に配置された釘81eは、その間に所定の間隔が設けられ、且つ所定の角度で傾斜して配列されている。
次に、遊技球を射出する発射強度の強弱を調整するための操作部である操作ハンドル8について説明する。
この操作ハンドル8は、図5及び図6に示すように、ベース部100、回動レバー101、前面カバー部102を有している。この操作ハンドル8は、後述のように回動レバー101を正面視時計方向(図5中のR方向)に回転させることによって、遊技球84(図4参照)を射出させるように構成されている。
上記ベース部100は、図7に示すように、正面視円形の浅底容器体100aと、この浅底容器体100aの底壁100bの編心位置に設けられた円筒形の小径部100cとを有している。
上記底壁100bの略中心には、貫通孔100dが設けられている。また、底壁100bには、貫通孔100dの下側(図7中の下側)に位置する嵌合孔100eが設けられている。この嵌合孔100eには、出力部である発射ボリュームDが嵌合されて取り付けられている。
回動レバー101は、ベース部100と前面カバー102との間に挟まれている。そして、ベース部100、回動レバー101及び前面カバー部102で区画形成された内空部103内には、発射強度調整装置E(図9参照)と、トーションスプリング106が設けられている。また、回動レバー101の中心には、上記トーションスプリング106を嵌入する円筒軸101bが突設されている。
上記の回動レバー101は、ベース部100の浅底容器体100aと同径の円筒部分101aを有している。この円筒部分101aの外周側には、図8に示すように、遊技者が指をかけるための突出部101cが設けられている。この回転レバー101の表面には、例えば導電性メッキが施されている。
本実施形態では、図8に示すように、回動レバー101を0°〜100°の角度範囲内で回転調整できるように構成されているが、この調整角度に限るものではない。
次に、図9を参照して、発射強度調整装置Eについて説明する。この発射強度調整装置Eは、回動レバー101の調整操作量に応じて推移する出力の全調整範囲のうち、所定の区間内における調整操作量に対する出力推移の割合が、所定の区間外における出力推移の割合に比較して小さくなるように、発射装置7(図1参照)から射出される遊技球84(図4参照)の発射強度を調整するように構成されている。
すなわち、発射強度調整装置Eは、操作ハンドル8の回動レバー101の調整操作量に応じて推移する出力の全調整範囲のうち、所定の区間における調整操作量に対する出力推移の割合が、所定の区間外の他の区間における割合に比較して小さくなるように形成された出力調整部材としての一対の歯車(以下、不規則歯車という)110と、この不規則歯車110によって回転される軸Daを有し、この軸Daの回転量に応じて生成された出力を、発射装置7に送出する出力手段としての発射ボリュームDとを備えている。
上記の不規則歯車110は、互いに噛合された第1歯車104及び第2歯車105を有している。このうち第1歯車104の前端面には、上記の回動レバー101の係止用長孔101a,101aに係止するための円柱状係止突起104c,104cが設けられている。
また、第1歯車104の後端面には、上記ベース部100の貫通孔100dに回動自在に挿入される挿入突起104dが設けられている。
第2歯車105の後端面には、発射ボリュームDの軸Daに嵌入する嵌入孔(図示せず)が形成されている。
本例では、回動レバー101が回動操作されると、不規則歯車110を介して発射ボリュームDの軸Daに回動力が伝達され、発射ボリュームDの出力すなわち発射強度が変化する。発射ボリュームDは、所謂「電子ボリューム」と呼称されている磁気式の発射ボリューム等を使用できる。
この発射ボリュームDは、ボリューム本体Dbの内部に軸Daが回動自在に挿入されている。また、ボリューム本体Db内における軸Daの回動軸心端部側には、軸Daの回動に伴って移動する磁石(図示せず)が設けられている。更に、ボリューム本体Db内には、移動した磁石の変位を検知する磁気センサ(図示せず)が設けられている。
このような構成により、発射ボリュームDは、軸Daの回動角度に比例した電圧を出力する。なお、磁気式の発射ボリュームは、磁石と磁気センサとが機械的に接触しないよう
に構成されているので、寿命が長くなるという利点を有している。
に構成されているので、寿命が長くなるという利点を有している。
次に、上記の不規則歯車110について説明する。この不規則歯車110は、操作ハンドル8のベース部100内に収容され、回転レバー101と発射ボリュームD間に介装されている。また、この不規則歯車110は、次に説明するように、高速度比と低速度比の2段階の速度比を有している。
すなわち、不規則歯車110は、図10に示すように、互いに噛合された第1歯車104及び第2歯車105によって構成されている。このうち、第1歯車104は、所定の中心角θ1を有する円弧状の第1小径ギヤ部111と、この第1小径ギヤ部111の両側に形成された円弧状の第1大径ギヤ部112とを有している。
第1大径ギヤ部112は、第1小径ギヤ部111より大径に形成されている。また、本例では、第1小径ギヤ部111と第2小径ギヤ部112とが、周方向において連続的に形成されている。
換言すれば、第1歯車104は、円盤114の外周部に中心角θ1の範囲で扇状の凹部115が設けられ、この凹部115における底面全体に円弧状の第1小径ギヤ部111が形成されている。
また、円盤114の外周部における凹部115を除いた部分、すなわち中心角θ2(θ2=360°−θ1)の範囲に、第1大径ギヤ部112が形成されている。第1小径ギヤ部111とその両側の第1大径ギヤ部112の境界は、段状に形成されている。凹部115の両側面115a,115aは、円盤114の直径線に沿って直線状に形成されている。
なお、本例では、第1大径ギヤ部112が、円盤114の外周部における第1小径ギヤ部111を除いた部分に全体的に形成されているが、第1大径ギヤ部112は、第1小径ギヤ部111の両側に所定の長さだけ形成することもできる。
上記第2歯車105は、所定の中心角θ3を有する円弧状で上記の第1小径ギヤ部111に噛合される第2大径ギヤ部116と、この第2大径ギヤ部116の両側に形成された第2小径ギヤ部117とを有している。
第2小径ギヤ部117は、第2大径ギヤ部116より小径である。また、本例では、第2大径ギヤ部116と第2小径ギヤ部117とが、周方向に連続的に形成されている。
換言すれば、第2歯車105は、円盤118の外周部に中心角θ3の範囲で扇状の凸部119が設けられ、この凸部119の先端面全体に円弧状の第2小径ギヤ部116が形成されている。
また、円盤118の外周部における凸部119を除いた部分、すなわち中心角θ4(θ4=360°−θ3)の範囲に、第2小径ギヤ部117が形成されている。第2大径ギヤ部116とその両側の第2小径ギヤ部117の境界は、段状に形成されている。また、凸部119の両側面119a,119aは、円盤118の直径線に沿って直線状に形成されている。
なお、本例では、第2小径ギヤ部117が、円盤118の外周部における第2大径ギヤ部116を除いた部分に全体的に形成されているが、第2小径ギヤ部117は、第2大径ギヤ部116の両側に、所定の長さだけ形成することもできる。
この不規則歯車110は、回動レバー101の操作によって第1歯車104が回転し、第2歯車105が回転される。そして、操作開始直後は第1歯車104の第1大径ギヤ部112が、第2歯車105の第2小径ギヤ部117に噛合される。
回動レバー101が更に操作されると、所定のタイミングで、第1歯車104の第1小径ギヤ部111が第2歯車105の第2大径ギヤ部116に噛合される。続いて、所定のタイミングで、第1歯車104の第1大径ギヤ部112が、第2歯車105の第2小径ギヤ部117に噛合される。
ここで、上記のように第1歯車104の第1大径ギヤ部112が、第2歯車105の第2小径ギヤ部117に噛合されたときには、第1歯車104に対する第2歯車105の速度比が相対的に高速度比になる(図10及び図14参照)。
また、第1歯車104の第1小径ギヤ部111が、第2歯車105の第2大径ギヤ部116に噛合したときには、第1歯車104に対する第2歯車105の速度比が低速度比になる(図12参照)。
なお、上記各ギヤ部111,112,116,117のモジュール、ピッチ円径P1〜P4、中心角θ1〜θ4などの仕様は、後述の所定の区間における発射強度の微調整の態様、及び所定の区間外における発射強度の調整範囲に応じて適宜設定される。
図10は、遊技球84を所謂「チョロ打ち」する場合における、不規則歯車110の噛合状態を示している。このときには、第1歯車104の第1大径ギヤ部112が、第2歯車105の第2小径ギヤ部117に噛合される。
この場合は、不規則歯車110が高速度比に設定されるので、操作ハンドル8における回転レバー101(図8参照)の調整操作量に対して、発射ボリュームDの出力推移量が相対的に大きくなる。
この状態から、回動レバー101を遊技者からみて時計回転方向Rに回転させると、図11に示すように、所定のタイミングで第1歯車104の凹部115内に第2歯車105の凸部119が挿入される。
そして、第1歯車104の第1大径ギヤ部112と、第2歯車105の第2小径ギヤ部117との噛合が終了し、第1歯車104の第1小径ギヤ部111が、第2歯車105の第2大径ギヤ部116に噛合される。
この状態は、所謂「ぶっ込みねらい」の開始時点であり、これ以降不規則歯車110が低速度比に切り替えられ、回転レバー101の回転量に対して覇者ボリュームDの出力推移量が比較的小さくなる。これにより、発射強度の微調整が可能になる。
この状態から更に回転レバー101が時計方向Rに回転されると、図12に示すように、第1歯車104の第1小径ギヤ部111と、第2歯車105の第2大径ギヤ部116との噛合状態が一定区間だけ継続される。この間において、発射強度の微調整が行われる。
図12の状態から、更に回転レバー101が時計回転方向Rに回転されると、図13に示すように、第1歯車の第1小径ギヤ部111と第2歯車105の第2大径ギヤ部116との噛合が終了するる。
そして、第1歯車104の第1大径ギヤ部112が、第2歯車105の第2小径ギヤ部117に噛合される。この状態は、所謂「ぶっ込み狙い」の終了時点である。
この後、回転レバー101が更に時計回転方向Rに回転されると、図14に示すように、第1歯車104の第1大径ギヤ部112が第2歯車105の第2小径ギヤ117に噛合された状態が一定区間継続する。この状態は、所謂「右打ち」の状態である。
次に、この発射強度調整装置Eの作用について説明する。上記不規則歯車110は、図15に示すように、操作ハンドル8の回動レバー101の調整操作量に基づく発射ボリュームDの回動角度に応じて推移する出力の全調整範囲(イ)のうち、所定の区間(ロ)内における調整操作量に基づく軸Daの回動角度に対する出力推移の割合が、所定の区間外の区間(ハ),(ニ)における出力推移の割合に比較して小さくなるように構成されている。
すなわち、所定の区間(ロ)では、回動レバー101の回動に基づく軸Daの回動角度を、前後に比較的大きく変化させても、所定の区間外の区間(ハ),(ニ)に比較して発射ボリュームDから出力される電圧の変化が少ない。
換言すると、不規則歯車110は、後述の発射装置7から打ち出される遊技球84の発射強度に応じた出力電圧と、操作ハンドル8の回動レバー101の調整操作量に基づく出力推移の割合、すなわち、回動レバー101の回動角度との関係が、図15に示す出力特性となるように構成されている。
所定の区間(ロ)では、操作ハンドル8の回動レバー101の調整操作量に基づいて回転変位する軸Daの回動角度と、発射強度に対応した出力電圧とが緩やかな傾斜で直線的に比例して増減する。
ここで、第1歯車104の第1小径ギヤ部111と、第2歯車105の第2大径ギヤ部116とのギヤ比、及び第1歯車104の第1大径ギヤ部112と、第2歯車105の第2小径ギヤ部117とのギヤ比を適宜設定することにより、上記所定の区間(ロ)における出力特性を、例えば上側にやや突出した湾曲線や、下側にやや突出した湾曲線に沿って増減する出力特性にしたり、これらの湾曲線を組み合わせた出力特性にできる。
すなわち、第1歯車104の第1小径ギヤ部111と第2歯車105の第2大径ギヤ部116を適宜なギヤ比に設定することによって、所定の区間(ロ)における出力特性を容易に変更できる。
本例では、上記所定の区間(ロ)を、目標となる遊技領域1a(図4参照)内の打ち込みポイントCに、遊技球84を打ち込むことが可能な発射強度に対応する出力電圧の調整区間に略一致させている。
上記の「目標となる遊技領域1a内の打ち込みポイントCに、遊技球84を打ち込むことが可能な発射強度に対応する出力電圧の調整区間」の具体例は、図15に示すように、最大の発射強度の約60〜80%の調整強度(縦軸の発射強度目盛りを参照)である。
本例では、この調整区間に、回動レバー101(図9参照)の回動に基づいて変化する発射ボリュームDの軸Daにおける回動角度62.5°を中心とした約60°の調整角度範囲、換言すると、回動角度62.5度を挟む±30°の調整角度範囲が対応している。
言い換えれば、最大の発射強度の約60〜80%の調整強度を出力電圧に換算すると、
打ち込みポイントCに遊技球84を打ち込むために適正な出力電圧は約5〜7(V)となる。
打ち込みポイントCに遊技球84を打ち込むために適正な出力電圧は約5〜7(V)となる。
この出力電圧に対して、回動レバー101の回動に基づいて回動変位する軸Daが、回動角度62.5°を中心とした約60°の調整角度範囲、すなわち、回動角度62.5°を挟む±30°の調整角度範囲となるように設定されている。
なお、図15中の符号86は従来において遊技球84を打ち込む際の、調整角度範囲と出力電圧(発射強度)との関係を示す出力曲線である。
この出力曲線86においては、最大の発射強度に対して約60〜80%の調整強度となる所定の区間(ロ)に、約20°の略直線的に比例して増減する狭い調整角度範囲(ホ)が対応している。
この出力曲線86では、適正な調整角度範囲となるように軸Daの回動角度の調整を行うことが困難である。また、打ち込みポイントCに遊技球84を打ち込むべき発射強度に対応した出力電圧とすることは、困難である。これらのことから、従来の出力曲線86においては、遊技球84の打ち込み調整をすることが困難であることが明らかである。
発射装置7は、発射ボリュームDから送出される出力電圧の推移(発射強度情報)に応じた発射強度で、遊技球84を射出するように構成されている。この発射装置7は、従来と同様な構成であり、その詳細な説明を省略する。
この発射強度調整装置Eによれば、操作ハンドル8における回動レバー101の回動操作に基づく調整操作量と、発射ボリュームDから出力される電圧値との関係は、次のようになる。
すなわち、回動レバー101を回動しない回動開始位置では、第1歯車104の第1大径ギヤ部112と、第2歯車105の第2小径ギヤ117とが噛合した状態となる(図10参照)。
この状態から、回動レバー101を回動し始めると、第1歯車104の第1大径ギヤ部112と、第2歯車105の第2小径ギヤ117とが噛合した状態、すなわち高速度比で両歯車111,117が回転する。
そして、図15に示した所定の区間外の区間(ニ)となる回動角度範囲内で回動させている間は、回動レバー101の回動角度に基づく調整操作量と、発射ボリュームDから出力される電圧とが急激な傾きの直線に沿った関係で増減する出力特性となり、その出力推移の割合が大きくなる。
回動レバー101を更に回動させて、図15に示した所定の区間(ロ)内の回動角度になると、第1歯車104の第1小径ギヤ部111が第2歯車105の第2大径ギヤ部116に噛合する(図11〜図13参照)。
これにより、両歯車104,105が低速度比で回転し、回動レバー101の回動角度に基づく調整操作量と、発射ボリュームDから出力される電圧とが、比較的小さな傾きの直線に沿って増減する出力特性となり、その出力推移の割合が小さくなる。
すなわち、この所定の区間(ロ)では、回動レバー101の調整操作量に対して、軸Daの回動角度、すなわち発射ボリュームにおける出力電圧の増加する割合が、所定の区間
外の区間(ハ),(ニ)における出力電圧の増加する割合に比較して小さくなる。
外の区間(ハ),(ニ)における出力電圧の増加する割合に比較して小さくなる。
これにより、出力推移の割合が小さい所定の区間(ロ)においては、遊技球84の射出力の強弱を微調整することができるので、打ち込みポイントCに遊技球84を正確に打ち込むことが可能になる。
また、所定の区間(ロ)を適宜設定することにより、打ち込みポイントCの前から発射強度の微調整を可能にできる。
更に、回動レバー101を回動させると、第1歯車104の第1大径ギヤ部112が、第2歯車105の第2小径ギヤ部117に噛合され(図14参照)、両歯車104,105が、図15に示した所定の区間外の区間(ハ)内で回動される。
両歯車104,105が、上記所定の区間外の区間(ハ)内で回動している間は、上記回動レバー101の回動角度に基づく調整操作量と、発射ボリュームDから出力される電圧とが、、急激な傾きの直線に沿って増減する出力特性となり、その出力推移の割合が大きくなる。
また、回動レバー101の調整操作量に基づく軸Daの回動角度を元に戻すと、上記とは逆の経路をたどって発射ボリュームDから出力される電圧が、減少する方向に推移する。
このように、本発明の遊技機1は、操作部である操作ハンドル8の強弱調整量に応じて推移する出力の全調整範囲(イ)のうち、所定の区間(ロ)内における強弱調整量に対する出力推移の割合が、所定の区間外の区間(ハ)、(ニ)における当該割合に比較して小さくなるように、発射強度調整装置Eによって上記出力推移の割合を調整し、この調整に基づく発射強度で遊技球84を遊技領域1aに向けて射出するように構成されている。
なお、上記の実施形態においては、所定の区間(ロ)を、目標となる遊技領域1a内の打ち込みポイントCに、遊技球84を打ち込むことができる発射強度の調整区間に略一致させた例について説明したが、所定の区間(ロ)を上記調整区間を含むや広い区間にしてもよい。
この場合は、所定の区間(ロ)の直前から発射強度を微調整できるので、遊技球84を打ち込みポイントCに打ち込む際に事前準備ができ、更に容易に打ち込みポイントCに打ち込むことができる。
なお、上記の打ち込みポイントの設定は、「ぶっこみ」のみならず、「ちょろ打ち」や「右打ち」など適宜変更可能である。
また、上記の実施形態では、第1歯車104の第1大径ギヤ部112に一個の第1小径ギヤ部111を設け、第2歯車105の第2小径ギヤ部117に一個の第2大径ギヤ部116を設けたが、図16に示すように、第1歯車120の第1大径ギヤ部121に複数個の第1小径ギヤ部122a〜122cを設け、第2歯車123の第2小径ギヤ部124に複数個の第2大径ギヤ部125a〜125cを設けることができる。
なお、図16は、第1小径ギヤ部122a〜122c及び第2大径ギヤ部125a〜125cをそれぞれ3個ずつ設けた例を示す。
このように、第1及び第2歯車120,123に複数の第1小径ギヤ部122a〜12
2c,及び第2大径ギヤ部125a〜125cを設けることによって、複数の打ち込みポイントにおいて発射強度の微調整が容易になる。
2c,及び第2大径ギヤ部125a〜125cを設けることによって、複数の打ち込みポイントにおいて発射強度の微調整が容易になる。
1 遊技機
1a 遊技領域
2 受皿
2a 遊技球借入口
2b 賞球払出口
2c 貯留球整列路
2d 遊技球供給口
2e,2f ボタン
3 外枠
4 表枠
5 窓枠
6 遊技盤
7 発射装置
8 操作ハンドル
9 透視窓
11 装飾ランプ
12 スピーカ(音声発生装置)
13a ガイドレール
13b 遊技球規制レール
14 障害物
15 アウト口
16 通過保留数表示ランプ
17 ディスプレイ(可変表示装置)
18 普通図柄表示装置
19 特定保留数表示ランプ
20 灰皿
21 発射停止ボタン
25 一般入賞装置
26 スタートチャッカ
26a 入賞口
26b 可動片
27 大入賞装置
27a 大入賞口
27b ゾーン
27c 開閉扉
28 開放用入賞装置
28a 開放口
46 通過球検知センサ
47 始動入賞球検知センサ
48 大入賞球検知センサ
49 スルーチャッカ
50 主制御装置
51 払出制御装置
52 発射制御装置
53 遊技球払出装置
54 集中管理装置
60 副制御装置
61 図柄制御装置
62 ランプ制御装置
63 音声制御装置
65 プロセッサ
67 可動物制御装置
70 CRユニット
71 球貸信号制御装置
81 釘群
81a〜81e 釘
82 釘群
82a〜82e 釘
83 釘群
83a〜83e 釘
84 遊技球
86 出力曲線
100 ベース部
100a 浅底容器体
100b 底壁
100c 小径部
100d 貫通孔
100e 嵌合孔
101 回動レバー
101a 円筒部分
101a,101a 係止用長孔
101b 円筒軸
101c 突出部
102 前面カバー
103 内空部
104 第1歯車
104c 円柱状係止突起
104d 挿入突起
105 第2歯車
106 トーションスプリング
110 不規則歯車
111 第1小径ギヤ部
112 第1大径ギヤ部
114 円盤
115 凹部
115a 凹部の側面
116 第2大径ギヤ部
117 第2小径ギヤ
118 円盤
119 凸部
119a 凸部の側面
120 第1歯車
121 第1大径ギヤ部
122a〜122c 第1小径ギヤ部
123 第2歯車
124 第2小径ギヤ部
125a〜125c 第2大径ギヤ部
C 打ち込みポイント
D 発射ボリューム
Da 軸
Db ボリューム本体
E 発射強度調整装置
θ1〜θ4 各ギヤ部の中心角
1a 遊技領域
2 受皿
2a 遊技球借入口
2b 賞球払出口
2c 貯留球整列路
2d 遊技球供給口
2e,2f ボタン
3 外枠
4 表枠
5 窓枠
6 遊技盤
7 発射装置
8 操作ハンドル
9 透視窓
11 装飾ランプ
12 スピーカ(音声発生装置)
13a ガイドレール
13b 遊技球規制レール
14 障害物
15 アウト口
16 通過保留数表示ランプ
17 ディスプレイ(可変表示装置)
18 普通図柄表示装置
19 特定保留数表示ランプ
20 灰皿
21 発射停止ボタン
25 一般入賞装置
26 スタートチャッカ
26a 入賞口
26b 可動片
27 大入賞装置
27a 大入賞口
27b ゾーン
27c 開閉扉
28 開放用入賞装置
28a 開放口
46 通過球検知センサ
47 始動入賞球検知センサ
48 大入賞球検知センサ
49 スルーチャッカ
50 主制御装置
51 払出制御装置
52 発射制御装置
53 遊技球払出装置
54 集中管理装置
60 副制御装置
61 図柄制御装置
62 ランプ制御装置
63 音声制御装置
65 プロセッサ
67 可動物制御装置
70 CRユニット
71 球貸信号制御装置
81 釘群
81a〜81e 釘
82 釘群
82a〜82e 釘
83 釘群
83a〜83e 釘
84 遊技球
86 出力曲線
100 ベース部
100a 浅底容器体
100b 底壁
100c 小径部
100d 貫通孔
100e 嵌合孔
101 回動レバー
101a 円筒部分
101a,101a 係止用長孔
101b 円筒軸
101c 突出部
102 前面カバー
103 内空部
104 第1歯車
104c 円柱状係止突起
104d 挿入突起
105 第2歯車
106 トーションスプリング
110 不規則歯車
111 第1小径ギヤ部
112 第1大径ギヤ部
114 円盤
115 凹部
115a 凹部の側面
116 第2大径ギヤ部
117 第2小径ギヤ
118 円盤
119 凸部
119a 凸部の側面
120 第1歯車
121 第1大径ギヤ部
122a〜122c 第1小径ギヤ部
123 第2歯車
124 第2小径ギヤ部
125a〜125c 第2大径ギヤ部
C 打ち込みポイント
D 発射ボリューム
Da 軸
Db ボリューム本体
E 発射強度調整装置
θ1〜θ4 各ギヤ部の中心角
Claims (3)
- 遊技媒体を射出する発射強度の強弱を調整操作するための操作部と、前記操作部によって強弱調整した発射強度により、前記遊技媒体を遊技領域に向けて射出する射出部とを有する遊技機において、
前記操作部の調整操作量に応じて推移する出力の全調整範囲のうち、所定の区間内における前記調整操作量に対する前記出力推移の割合が、前記所定の区間外における前記出力推移の割合に比較して小さくなるように、前記射出部から射出される前記遊技媒体の発射強度を調整する発射強度調整手段を備え、
前記発射強度調整手段は、前記操作部の調整操作量に応じて推移する出力の全調整範囲のうち、前記所定の区間内における調整操作量に対する前記出力推移の割合が、前記所定の区間外における前記出力推移の割合に比較して小さくなるように構成された出力調整部材と、前記出力調整部材を介して回転される軸を有すると共に、前記軸の回転量に応じて生成された前記出力を前記射出部に送出する出力手段とを備え、
前記出力調整部材は、前記操作部によって回転される第1の歯車と、前記出力手段の前記軸に連結されると共に、前記第1の歯車に噛合された第2の歯車とを備え、前記第1の歯車の回転に伴って前記第2の歯車が低速度比と高速度比に切り替えられて回転されるように構成され、
前記第1の歯車は、所定の中心角を有する円弧状の第1小径ギヤ部と、前記第1小径ギヤ部の両側に形成されると共に、前記第1小径ギヤ部より大径の第1大径ギヤ部とを有し、
前記第2の歯車は、所定の中心角を有する円弧状で前記第1小径ギヤ部に噛合される第2大径ギヤ部と、前記第2大径ギヤ部の両側に形成されると共に、前記第2大径ギヤ部より小径の第2小径ギヤ部とを有し、
前記所定の区間内においては、前記第1小径ギヤ部が前記第2大径ギヤ部に噛合され、
前記所定の区間外においては、前記第1大径ギヤ部が前記第2小径ギヤ部に噛合されることを特徴とする遊技機。 - 前記所定の区間は、前記遊技領域内の目標となる打ち込みポイントに前記遊技媒体を打ち込むことが可能な前記発射強度の調整区間を少なくとも含む範囲であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記第1歯車は前記第1小径ギヤ部を複数有し、前記第2歯車は前記複数の第1小径ギヤ部に噛合される第2大径ギヤ部を複数有することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003288487A JP2005052517A (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003288487A JP2005052517A (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 遊技機 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013153894A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Sansei R&D:Kk | 遊技機 |
JP2015070874A (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-16 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
-
2003
- 2003-08-07 JP JP2003288487A patent/JP2005052517A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013153894A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Sansei R&D:Kk | 遊技機 |
JP2015070874A (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-16 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
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