JP2005050554A - 燃料電池システム - Google Patents

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信雄 藤田
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Abstract

【課題】燃料電池システムにおいて、気液分離装置から排水を行う際の電気的絶縁抵抗の低下を防止する。
【解決手段】気液分離装置60は、気液分離部61と、2つの貯留タンク63A、63Bとを備えている。貯留タンク63Aと気液分離部61、および、貯留タンク63Bと気液分離部61とは、配管接続されている。各配管には、気液分離部61と各貯留タンク63A、63Bとの連通状態を切り換えるためのバルブVAi、VBiが設けられている。また、貯留タンク63A、63Bには、それぞれ貯留した水を排出するための配管64A、64Bが設けられており、この配管64A、64Bには、それぞれバルブVAo、VBoが設けられている。そして、気液分離部61と外部とが水によって導通しないように、各バルブの動作を制御し、水の貯留および排水を並行して行う。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、気液分離装置を備える燃料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
水素イオンを透過する電解質膜を挟んで水素極(アノード)と酸素極(カソード)とを備え、水素と酸素との電気化学反応によって起電力を発生する燃料電池が提案されている。燃料電池では、水素と酸素との電気化学反応により、水(生成水)が生成される。この生成水は、燃料電池のオフガスとともに排出される。生成水は、燃料電池システムにおけるガスの流れを阻害する場合がある。このため、燃料電池システムには、通常、燃料電池のオフガスに含まれる水を分離して排出するための気液分離器が備えられる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−195215号公報
【特許文献2】
特開2002−313404号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
燃料電池から排出される生成水には、イオンが含まれている。例えば、電解質膜としてナフィオン(登録商標)を用いた固体高分子型燃料電池の場合、生成水には、電解質膜から分離したイオンが含まれている(例えば、特許文献2参照)。これによって、生成水は、導電性を有している。生成水が導電性を有する場合、生成水を外部に排出する際に、燃料電池が生成水によって接地されてしまい、電気的絶縁抵抗が低下する場合がある。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、燃料電池システムにおいて、気液分離装置から排水を行う際の電気的絶縁抵抗の低下を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では、以下の構成を採用した。
本発明の燃料電池システムは、
アノードおよびカソードを備える燃料電池と、
前記アノードおよび前記カソードの少なくとも一方から排出されたオフガスから、水を分離して排出する気液分離装置と、を備え、
前記気液分離装置は、
前記オフガスから前記水を分離する気液分離部と、
該分離された水を貯留するための複数の貯留タンクと、
前記気液分離部と前記各貯留タンクとを接続する配管と、
前記配管に設けられ、前記気液分離部と前記各貯留タンクとの連通状態を切り換えるための切換バルブと、
前記各貯留タンクから前記水を排出するための排水バルブと、
を備えることを要旨とする。
【0007】
本発明では、切換バルブおよび排水バルブを操作することによって、気液分離部で分離された水を、複数の貯留タンクのうちのいずれかに一時的に貯留したり、貯留タンクに貯留した水を排出したりすることができる。さらに、1つの貯留タンクが排水中であっても、この排水と並行して、他の貯留タンクで貯留を行うことが可能である。したがって、燃料電池システムの継続的な運転を確保しながら、燃料電池と外部とが水によって導通することを防止し、気液分離装置から排水を行う際の電気的絶縁抵抗の低下を防止することができる。
【0008】
上記燃料電池システムにおいて、切換えバルブおよび排水バルブの操作を、例えば、手動で行ってもよいが、
さらに、前記切換バルブおよび前記排水バルブの動作を制御する制御部を備えるようにすることができる。
【0009】
こうすることによって、切換バルブおよび排水バルブの操作を自動で行うことができる。制御部は、例えば、各貯留タンク内に存在する水の量や、燃料電池が生成した生成水の量に基づいて、各バルブの動作を制御するようにすることができる。貯留タンク内に存在する水の量は、貯留タンクに水位センサや重量センサを設けることによって検出可能である。また、燃料電池が生成した生成水の量は、燃料電池の負荷電流の積算値によって算出可能である。
【0010】
上記燃料電池システムにおいて、
前記制御部は、前記複数の貯留タンクのうちの少なくとも1つについて、該貯留タンクと前記気液分離部とが連通するように前記切換バルブを動作させるとともに、該貯留タンクの排水バルブを閉じるようにすることができる。
【0011】
こうすることによって、気液分離部と貯留タンクとを連通して、貯留タンクに水を貯留しているとき、すなわち、気液分離部内の水と貯留タンク内の水とが繋がり得るときに、この貯留タンクと外部とを、電気的に遮断することができる。したがって、燃料電池と外部とが水によって導通することを防止することができる。この結果、電気的絶縁抵抗の低下を防止することができる。
【0012】
また、前記制御部は、前記複数の貯留タンクのうちの少なくとも1つについて、該貯留タンクと前記気液分離部とが連通しないように前記切換バルブを動作させるとともに、該貯留タンクの排水バルブを開けるようにすることができる。
【0013】
こうすることによって、貯留タンクから水を排出しているときに、この貯留タンクと気液分離器とを遮断することができる。したがって、燃料電池と外部とが水によって導通することを防止することができる。この結果、電気的絶縁抵抗の低下を防止することができる。
【0014】
また、前記制御部は、前記複数の貯留タンクの中から、第1の貯留タンクと第2の貯留タンクとを選択し、
前記第1の貯留タンクと前記気液分離部とが連通するように前記切換バルブを動作させるとともに、該第1の貯留タンクの排水バルブを閉じ、
前記第2の貯留タンクと前記気液分離部とが連通しないように前記切換バルブを動作させるとともに、該第2の貯留タンクの排水バルブを開けるようにすることができる。
【0015】
こうすることによって、気液分離部で分離された水を第1の貯留タンクに貯留しつつ、第2の貯留タンクからは貯留した水を排出することができる。すなわち、異なる貯留タンクを用いて、第1の貯留タンクと第2の貯留タンクとを切り換えながら、貯留と排水とを並行して同時に行うことができる。
【0016】
上述した制御部を備える燃料電池システムにおいて、さらに、
前記切換バルブおよび前記排水バルブのうちの少なくとも一部に、故障が生じているか否かを判断する故障判断部を備え、
前記制御部は、前記故障判断部によって、前記故障が生じていると判断されたときに、前記切換バルブと前記排水バルブとのいずれにも前記故障が生じていない前記貯留タンクのみを用いて前記貯留および前記排水を行うように、前記制御を行うようにすることができる。
【0017】
こうすることによって、切換バルブと、貯留タンクと、排水バルブとによって構成される1つの排水系が正常に動作しなくなったときに、正常に動作する他の排水系を用いて貯留および排出を継続することができる。
【0018】
上記燃料電池システムにおいて、
前記制御部は、前記故障判断部によって、前記複数の貯留タンクのうちの1つについて、前記切換バルブおよび前記排水バルブのいずれかに前記故障が生じていると判断されたときに、該故障が生じていない前記切換バルブまたは前記排水バルブの動作を制御することによって、該貯留タンクからの排水を停止するようにすることができる。
【0019】
本発明では、1つの排水系において、切換バルブまたは排水バルブが開いたまま閉じなくなる開故障が生じたときに、故障していない切換バルブまたは排水バルブを閉じることによって、気液分離部から外部への水の流路を遮断する。こうすることによって、燃料電池と外部とが水によって導通することを防止することができる。
【0020】
本発明の燃料電池システムにおいて、
前記配管の少なくとも一部は、絶縁性材料によって形成されていることが好ましい。
【0021】
こうすることによって、燃料電池と外部との絶縁を確保することができる。
【0022】
なお、本発明は、上述の燃料電池システムとしての構成の他、燃料電池システムの制御方法の発明として構成することもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順序で説明する。
A.燃料電池システム:
B.気液分離装置:
C.気液分離装置の制御:
C1.貯留タンクの使い分け:
C2.バルブ駆動制御処理:
C3.開故障判断処理:
C4.故障時処理:
D.変形例:
【0024】
A.燃料電池システム:
図1は、本発明の一実施例としての燃料電池システムの全体構成を示す説明図である。本実施例の燃料電池システムは、モータで駆動する電気車両に、電源として搭載されている。運転者が車両に備えられたアクセルを操作すると、アクセル開度センサ101によって検出された操作量に応じて発電が行われ、その電力によって車両は走行することができる。実施例の燃料電池システムは、車載である必要はなく、据え置き型など種々の構成を採ることが可能である。
【0025】
燃料電池スタック10は、水素と酸素の電気化学反応によって発電するセルを複数積層させた積層体である。各セルは、水素イオンを透過する電解質膜を挟んで水素極(以下、アノードと呼ぶ)と酸素極(以下、カソードと呼ぶ)とを配置した構成となっている(図示省略)。本実施例では、ナフィオン(登録商標)を電解質膜として利用する固体高分子型のセルを用いるものとしたが、これに限らず、種々のタイプを利用可能である。
【0026】
燃料電池スタック10のカソードには、酸素を含有したガスとして圧縮空気が供給される。空気は、フィルタ40から吸入され、コンプレッサ41で圧縮された後、加湿器42で加湿され、配管35から燃料電池スタック10に供給される。カソードからの排気(以下、カソードオフガスと呼ぶ)は、配管36およびマフラ43を通じて外部に排出される。空気の供給圧力は、配管36に設けられた圧力センサ53で検出され、調圧バルブ27の開度によって制御される。
【0027】
配管36には、カソードオフガスとともに、水素と酸素との電気化学反応によりカソードで生成された生成水も排出される。この生成水は、配管36に設置された気液分離装置70によって回収され、車両の外部に排出される。気液分離装置70によって回収された水は、加湿器42などで再利用するようにしてもよい。
【0028】
燃料電池スタック10のアノードには、配管31、32を介して、高圧水素を貯蔵した水素タンク20から水素が供給される。水素タンク20の代わりに、アルコール、炭化水素、アルデヒドなどを原料とする改質反応によって水素を生成し、アノードに供給するものとしてもよい。
【0029】
水素タンク20に貯蔵された高圧水素は、水素タンク20の出口に設けられたシャットバルブ21、レギュレータ22、高圧バルブ23、低圧バルブ24によって圧力および供給量が調整されて、アノードに供給される。アノードからの排気(以下、アノードオフガスと呼ぶ)は、配管33に流出する。配管33には、圧力センサ51およびバルブ25が設けられており、これらは、アノードへの水素の供給圧力および量の制御に利用される。
【0030】
配管33は、途中で二つに分岐しており、一方はアノードオフガスを外部に排出ための排出管34に接続され、他方は逆止弁28を介して配管32に接続される。燃料電池スタック10での発電によって水素が消費される結果、アノードオフガスの圧力は比較的低い状態となっているため、配管33にはアノードオフガスを加圧するためのポンプ45が設けられている。
【0031】
なお、配管33には、気液分離装置60が設置されている。気液分離装置60は、アノードオフガスを冷却することによって、アノードオフガス中に含まれる水を回収する。気液分離装置60によって回収された水は、車両の外部に排出される。気液分離装置60によって回収された水は、燃料電池スタック10に供給される水素または酸素の加湿等に再利用するようにしてもよい。
【0032】
排出管34に設けられた排出バルブ26が閉じられている間は、アノードオフガスは配管32を介して再び燃料電池スタック10に循環される。アノードオフガスには、発電で消費されなかった水素が残留しているため、このように循環させることにより、水素を有効利用することができる。
【0033】
アノードオフガスの循環中、水素は発電に消費される一方、水素以外の不純物、例えば、カソードから電解質膜を透過してきた窒素などは消費されずに残留するため、不純物の濃度が徐々に増大する。この状態で、排出バルブ26が開かれると、アノードオフガスは、排出管34を通り、希釈器44で空気によって希釈された後、外部に排出され、不純物の循環量が低減する。但し、この際、水素も同時に排出されるため、排出バルブ26の開き量は、極力抑えることが燃費向上の観点から好ましい。
【0034】
燃料電池スタック10には、水素および酸素の他、冷却水も供給される。冷却水は、ポンプ46によって、冷却用の配管37を流れ、ラジエータ38で冷却されて燃料電池スタック10に供給される。
【0035】
燃料電池システムの運転は、制御ユニット100によって制御される。制御ユニット100は、内部にCPU、RAM、ROM、タイマなどを備えるマイクロコンピュータとして構成されており、ROMに記憶されたプログラムに従って、システムの運転を制御する。図中に、この制御を実現するために制御ユニット100に入出力される信号の一例を破線で示した。入力としては、例えば、圧力センサ53や、アクセル開度センサ101の検出信号などが挙げられる。出力としては、例えば、低圧バルブ24や、排出バルブ26や、調圧バルブ27や、コンプレッサ41などが挙げられる。また、制御ユニット100は、後述するように、気液分離装置60、70に備えられた水位センサの出力などに基づいて、気液分離装置60、70に備えられた各バルブの駆動を制御したり、各バルブの故障判断を行ったりする。
【0036】
B.気液分離装置:
本実施例では、気液分離装置60、70によって分離された水には、燃料電池スタック10の電解質膜に用いられているナフィオン(登録商標)から分離したイオンが含まれているため、分離された水は、導電性を有している。本実施例の燃料電池システムでは、この水を外部に排出する際に、燃料電池スタック10が導電性を有する水によって外部に接地されてしまい、電気的絶縁抵抗が低下することを防止するために、気液分離装置60、70を以下の構成とした。
【0037】
図2は、配管33に設けられた気液分離装置60の概略構成を示す説明図である。なお、配管36に設けられた気液分離装置70の構成は、気液分離装置60と同じである。
【0038】
気液分離装置60は、気液分離部61と、2つの貯留タンク63A、63Bとを備えている。気液分離部61は、配管33を流れてきたアノードオフガス中に含まれる水、および、生成水を分離する。貯留タンク63Aと気液分離部61とは、配管62、および、配管62から分岐した配管62Aを介して接続されている。貯留タンク63Bと気液分離部61とは、配管62、および、配管62から分岐した配管62Bを介して接続されている。
【0039】
配管62Aには、気液分離部61と貯留タンク63Aとの連通状態を切り換えるためのバルブVAiが設けられている。また、配管62Bには、気液分離部61と貯留タンク63Bとの連通状態を切り換えるためのバルブVBiが設けられている。バルブVAi、VBiは、本発明における切換バルブに相当する。これらのバルブを切り換えることによって、気液分離部61で分離された水を、いずれの貯留タンクに貯留するのかを切り換えることができる。なお、本実施例では、配管62A、62BにバルブVAi、VBiをそれぞれ設けるものとしたが、配管62から配管62A、62Bへの分岐箇所に、3方バルブを1つ設けるようにしてもよい。
【0040】
貯留タンク63A、63Bには、それぞれ貯留した水を排出するための配管64A、64Bが設けられている。そして、配管64A、64Bには、それぞれバルブVAo、VBoが設けられている。このバルブVAo、VBoは、本発明における排水バルブに相当する。
【0041】
図2において、気液分離装置60内の水をハッチングで示した。図示した状態は、バルブVBiを開け、バルブVBoを閉じて、貯留タンク63Bに水を貯留し、また、バルブVAiを閉じ、バルブVAoを開けて、貯留タンク63Aから排水している様子を示している。このように、2つの貯留タンク63A、63Bを用いて、貯留と排水とを並行して行うことによって、燃料電池スタック10と外部とが水によって導通することを防止することができる。
【0042】
なお、貯留タンク63A、63B、配管62、62A、62B、64A、64Bは、絶縁性部材で形成されている。本実施例では、貯留タンク63A、63Bには、絶縁性の樹脂を用い、配管62、62A、62B、64A、64Bには絶縁性のゴムホースを用いるものとした。こうすることによって、気液分離部61で分離された水の排出時に、燃料電池スタック10と外部との絶縁を確保し、燃料電池システムから外部への漏電を防止することができる。
【0043】
貯留タンク63Aには、2つの水位センサSa1、Sa2が設けられている。貯留タンク63Aの上部に設けられた水位センサSa1は、貯留タンク63Aからの排水を開始するタイミングを検出するために用いられる。一方、貯留タンク63Aの下部に設けられた水位センサSa2は、貯留タンク63Aからの排水を終了するタイミングを検出するために用いられる。
【0044】
貯留タンク63Bにも、2つの水位センサSb1、Sb2が設けられている。水位センサSb1、Sb2は、貯留タンク63Aに設けられた水位センサSa1、Sb2と同様に用いられる。すなわち、貯留タンク63Bの上部に設けられた水位センサSb1は、貯留タンク63Bからの排水を開始するタイミングを検出するために用いられる。一方、貯留タンク63Bの下部に設けられた水位センサSb2は、貯留タンク63Bからの排水を終了するタイミングを検出するために用いられる。
【0045】
なお、水位センサSa1、Sa2、Sb1、Sb2は、後述するように、バルブVAi、VAo、VBi、VBoの故障判断にも用いられる。
【0046】
C.気液分離装置の制御:
C1.貯留タンクの使い分け:
本実施例の気液分離装置60は、各バルブVAi、VAo、VBi、VBoの動作状況、すなわち、各バルブが正常に動作するか否かに応じて、貯留タンク63A、63Bの使用態様を切り換えることが可能である。
【0047】
図3は、気液分離装置60の貯留タンク63A、63Bの使い分けについて示す説明図である。すべてのバルブが正常に動作するとき(ケース1)、および、いずれか1つのバルブが故障していることが検出されたとき(ケース2〜9)の処理と、貯留タンク63A、63Bの使い分けとについて示した。図中の「N」は、バルブが正常に動作することを示している。「Fo」は、バルブが開いたままの状態になる開故障であることを示している。「Fc」は、バルブが閉じたままの状態になる閉故障であることを示している。バルブの故障の検出については、後述する。
【0048】
例えば、ケース1のすべてのバルブが正常に動作するときには、貯留タンク63A、63Bの双方を使用して、貯留と排水とを交互に行う。
【0049】
ケース2のバルブVAiが開故障であることが検出されたときには、バルブVAoを閉じて、貯留タンク63Bのみを使用して、貯留および排水を行う。バルブVAiが開故障であるときに、バルブVAoを開けて貯留タンク63Aから排水を行うと、燃料電池スタック10と外部とが水によって導通するおそれがあるからである。
【0050】
ケース3のバルブVAiが閉故障であることが検出されたときにも、バルブVAoを閉じて、貯留タンク63Bのみを使用して、貯留および排水を行う。なお、バルブVAiが閉故障であるときには、バルブVAoが開いていても、貯留タンク63A側から燃料電池スタック10と外部とが導通することはないので、バルブVAoを閉じる処理を行わなくてもよい。他のケースについても、上述したのと同様の観点によって、各バルブの動作を切り換え、貯留タンク63A、63Bの使い分けを行う。
【0051】
C2.バルブ駆動制御処理:
図4は、気液分離装置60が備えるバルブVAi、VAo、VBi、VBoのバルブ駆動制御処理の流れを示すフローチャートである。制御ユニット100のCPUが行う処理である。
【0052】
本実施例では、貯留タンク63A、63Bのいずれかから排水中であるか否かを表すフラグAoutとフラグBoutとが用意されている。各フラグは、0または1の値をとる。そして、フラグAoutが1であれば、貯留タンク63Aから排水中であり、フラグBoutが1であれば、貯留タンク63Bから排水中であるものとした。また、本実施例では、常に、貯留タンク63Aまたは貯留タンク63Bによって、貯留を行うように、フラグAoutとフラグBoutとがともに1となることはないものとした。
【0053】
まず、フラグAout=1であるか否か、すなわち、貯留タンク63Aから排水中である否かを判断する(ステップS100)。フラグAout=1であれば、水位センサSa2の出力がオフであるか否かを判断する(ステップS110)。水位センサSa2の出力がオフであれば、バルブVAoを閉じて、貯留タンク63Aからの排水を終了し、フラグAoutを0とする(ステップS120)。
【0054】
ステップS110において、水位センサSa2の出力がオフでなければ、すなわち、水位センサSa2の出力がオンであれば、バルブVAoを開いて貯留タンク63Aからの排水を開始してから所定時間T3以上経過したか否かを判断する(ステップS130)。所定時間T3は、バルブの動作状況が正常なときに、通常、水位センサSa2の出力がオフになっている程度の十分な時間が設定されている。所定時間T3以上が経過していなければ、バルブVAoの動作状況は正常であると判断して、そのまま貯留タンク63Aからの排水を継続する。バルブVAoを開いてから所定時間T3以上が経過しているにも関わらず、水位センサSa2の出力がオフになっていなければ、バルブVAoが閉故障であると判断して(ステップS140)、後述する「故障時処理1」を実行する(ステップS300)。
【0055】
ステップS100において、フラグAout=1でなければ、すなわち、貯留タンク63Aから排水中でなければ、フラグBout=1であるか否か、すなわち、貯留タンク63Bから排水中であるか否かを判断する(ステップS150)。フラグBout=1であれば、水位センサSb2の出力がオフであるか否かを判断する(ステップS160)。水位センサSb2の出力がオフであれば、バルブVBoを閉じて、貯留タンク63Bからの排水を終了し、フラグBoutを0とする(ステップS170)。
【0056】
ステップS160において、水位センサSb2の出力がオフでなければ、すなわち、水位センサSb2の出力がオンであれば、バルブVBoを開いて貯留タンク63Bからの排水を開始してから所定時間T3以上経過したか否かを判断する(ステップS180)。所定時間T3以上が経過していなければ、バルブVBoの動作状況は正常であると判断して、そのまま貯留タンク63Bからの排水を継続する。バルブVBoを開いてから所定時間T3以上が経過しているにも関わらず、水位センサSb2の出力がオフになっていなければ、バルブVBoが閉故障であると判断して(ステップS190)、後述する「故障時処理2」を実行する(ステップS400)。
【0057】
ステップS150において、フラグBout=1でなければ、次に説明する開故障判断処理を実行する(ステップS200)。
【0058】
C3.開故障判断処理:
図5および図6は、図4のステップS200における開故障判断処理の流れを示すフローチャートである。
【0059】
まず、水位センサSa1の出力がオンであるか否かを判断する(ステップS210)。水位センサSb1の出力がオンであれば、前回水位センサSb1の出力がオンとなってから所定時間T2以内に水位センサSa1の出力がオンになったか否かを判断する(ステップS220)。所定時間T2は、バルブの動作状況が正常なときには、通常、水位センサSa1の出力がオンにはならない程度の時間が設定されている。所定時間T2以内に水位センサSa1の出力がオンになった場合には、バルブVAiが開故障であると判断して(ステップS222)、バルブVAoを閉じ、バルブVBiを開いて(ステップS224)、後述する「故障時処理1」を実行する(ステップS300)。
【0060】
ステップS220において、所定時間T2以内に水位センサSa1の出力がオンになっていない場合には、バルブVAi、VAoの動作状況は正常であると判断して、バルブVAiを閉じ、バルブVBiを開いて(ステップS226)、貯留タンク63Bへの貯留を開始する。そして、バルブVAoを開いて貯留タンク63Aからの排水を開始し、フラグAoutを1とし(ステップS228)、図4のステップS110に進む。
【0061】
ステップS210において、水位センサSa1の出力がオンでなければ、前回水位センサSa1の出力がオンとなってから所定時間T1以上が経過したか否かを判断する(ステップS230)。所定時間T1は、バルブの動作状況が正常なときには、通常、水位センサSa1の出力がオンになっている程度の十分な時間が設定されている。所定時間T1以上が経過しているにも関わらず、水位センサSa1の出力がオフである場合には、バルブVAoが開故障であると判断して(ステップS232)、バルブVAiを閉じ、バルブVBiを開いて(ステップS234)、後述する「故障時処理1」を実行する(ステップS300)。
【0062】
ステップS230において、所定時間T1以上が経過していない場合には、水位センサSb1がオンであるか否かを判断する(図6のステップS240)。水位センサSb1の出力がオンであれば、前回水位センサSa1の出力がオンとなってから所定時間T2以内に水位センサSb1の出力がオンになったか否かを判断する(ステップS250)。所定時間T2は、バルブの動作状況が正常なときには、通常、水位センサSb1の出力がオンにはならない程度の時間が設定されている。所定時間T2以内に水位センサSb1の出力がオンになった場合には、バルブVBiが開故障であると判断して(ステップS252)、バルブVBoを閉じ、バルブVAiを開いて(ステップS254)、後述する「故障時処理2」を実行する(ステップS400)。
【0063】
ステップS250において、所定時間T2以内に水位センサSb1の出力がオンになっていない場合には、バルブVBi、VBoの動作状況は正常であると判断して、バルブVBiを閉じ、バルブVAiを開いて(ステップS256)、貯留タンク63Aへの貯留を開始する。そして、バルブVBoを開いて貯留タンク63Bからの排水を開始し、フラグBoutを1とし(ステップS258)、図4のステップS160に進む。
【0064】
ステップS240において、水位センサSb1の出力がオンでなければ、前回水位センサSb1の出力がオンとなってから所定時間T1以上が経過したか否かを判断する(ステップS260)。所定時間T1は、バルブの動作状況が正常なときには、通常、水位センサSb1の出力がオンになっている程度の十分な時間が設定されている。所定時間T1以上が経過しているにも関わらず、水位センサSb1の出力がオフである場合には、バルブVBoが開故障であると判断して(ステップS262)、バルブVBiを閉じ、バルブVAiを開いて(ステップS264)、後述する「故障時処理2」を実行する(ステップS400)。
【0065】
ステップS260において、所定時間T1以上が経過していない場合には、リターンする。
【0066】
C4.故障時処理:
図7は、故障時処理の流れを示すフローチャートである。故障時処理は、バルブが故障していない方の貯留タンクのみを用いて、貯留および排水を行う処理である。ここでは、上述したステップS300の「故障時処理1」について説明する。
【0067】
まず、水位センサSb1がオンであるか否かを判断する(ステップS310)。水位センサSb1がオンであれば、貯留タンク63Bに所定量の水が貯留されているので、バルブVBiを閉じ(ステップS320)、バルブVBoを開いて貯留タンク63Bからの排水を開始し、フラグBoutを1とする(ステップS330)。
【0068】
次に、水位センサSb2がオフであるか否かを判断する(ステップS340)。水位センサSb2がオフであれば、貯留タンク63B内の水は、所定値未満に排水されているので、バルブVBoを閉じて貯留タンク63Bからの排水を終了し、フラグBoutを0とする(ステップS350)。そして、バルブVBiを開いて、貯留タンク63Bへの貯留を開始する(ステップS360)。
【0069】
なお、ステップS310において、水位センサSb1の出力がオフである場合、および、ステップS340において、水位センサSb2の出力がオンである場合には、リターンする。
【0070】
上述したステップS400の「故障時処理2」は、対象となる水位センサ、バルブ、フラグが「故障時処理1」と異なる。「故障時処理2」では、水位センサSb1、Sb2の代わりに、水位センサSa1、Sa2を対象とする。また、バルブVBi、VBoの代わりに、バルブVAi、VAoを対象とする。また、フラグBoutの代わりに、フラグAoutを対象とする。これ以外は、「故障時処理1」と同様である。したがって、「故障時処理2」の説明は、省略する。
【0071】
以上説明した本実施例の燃料電池システムによれば、気液分離装置60の各バルブの動作を制御することによって、燃料電池スタック10と燃料電池システムの外部とが、気液分離部61で分離された水によって導通することを防止することができる。したがって、気液分離装置60から排水を行う際の電気的絶縁抵抗の低下を防止することができる。
【0072】
また、気液分離装置60は、気液分離部61に並列に接続された2つの貯留タンク63A、63Bを備えているので、1つの貯留タンクが排水中であっても、この排水と並行して、他の貯留タンクで貯留を行うことが可能である。したがって、燃料電池システムの継続的な運転を確保することができる。また、一方の貯留タンクについて、貯留および排出に支障が生じても、他方の貯留タンクを用いて運転を継続することができる。
【0073】
D.変形例:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形例が可能である。
【0074】
D1.変形例1:
上記実施例では、気液分離装置60は、2つの貯留タンク63A、63Bを備えるものとしたが、3つ以上備えるようにしてもよい。
【0075】
図8は、変形例としての気液分離装置60Aの概略構成、および、貯留タンクの使い分けについて示す説明図である。図の上段に示したように、気液分離装置60Aは、気液分離部61で分離された水の貯留および排水を行うための3つの排水系を並列に備えている。貯留タンク63A、バルブVAi、VAoを有するA系と、貯留タンク63B、バルブVBi、VBoを有するB系と、貯留タンク63C、バルブVCi、VCoを有するC系である。なお、図示は省略したが、貯留タンク63A、63B、63Cには、上記実施例と同様に、それぞれ水位センサが設けられている。そして、上記実施例と同様にして、各バルブの故障判断や、バルブの切り換え制御を行い、貯留タンクの使い分けを行う。
【0076】
図の下段に示したように、各排水系のすべてのバルブが正常に動作する場合、貯留タンク63Aで貯留を行っているときには、貯留タンク63B、63Cから排水を行い、貯留タンク63Bで貯留を行っているときには、貯留タンク63A、63Cから排水を行い、貯留タンク63Cで貯留を行っているときには、貯留タンク63A、63Bから排水を行う。
【0077】
また、A系のバルブVAi、VAoのいずれかが故障した場合には、貯留タンク63Aの使用を中止し、貯留タンク63Bと貯留タンク63Cとを用いて、上記実施例と同様にして、貯留および排水を行う。他の排水系のバルブが故障した場合も同様である。
【0078】
D2.変形例2:
上記実施例では、気液分離装置60のバルブの故障を、水位センサの出力と時間とに基づいて判断するものとしたが、これに限られない。燃料電池スタック10からの生成水の量は、燃料電池スタック10の負荷電流の積算値によって算出可能であるから、例えば、燃料電池スタック10の負荷電流の積算値と時間とに基づいて、バルブの故障を判断するようにしてもよい。また、水位センサによって水の量を検出する代わりに、重量センサによって水の重量を検出するようにしてもよい。また、気液分離装置50内の配管に流量計を備えるようにし、流量計によって水が流れているか否かを検出して、バルブの故障を判断するようにしてもよい。
【0079】
D3.変形例3:
上記実施例では、電解質膜にナフィオン(登録商標)を用いた固体高分子型の燃料電池スタックを備える燃料電池システムに本発明を適用した場合について説明したが、他の種類の燃料電池スタックを備える燃料電池システムにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての燃料電池システムの全体構成を示す説明図である。
【図2】気液分離装置の概略構成を示す説明図である。
【図3】気液分離装置の2つの貯留タンクの使い分けについて示す説明図である。
【図4】バルブ駆動制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】開故障判断処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】開故障判断処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】故障時処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】変形例としての気液分離装置の概略構成、および、貯留タンクの使い分けについて示す説明図である。
【符号の説明】
10…燃料電池スタック
20…水素タンク
21…シャットバルブ
22…レギュレータ
23…高圧バルブ
24…低圧バルブ
25…バルブ
26…排出バルブ
27…調圧バルブ
28…逆止弁
31、32、33…配管
34…排出管
35、36、37…配管
38…ラジエータ
40…フィルタ
41…コンプレッサ
42…加湿器
43…マフラ
44…希釈器
45、46…ポンプ
51、53…圧力センサ
60、60A、70…気液分離装置
61…気液分離部
62、62A、62B…配管
63A、63B、63C…貯留タンク
64A、64B…配管
100…制御ユニット
101…アクセル開度センサ
Sa1、Sa2、Sb1、Sb2…水位センサ
VAi、VAo、VBi、VBo、VCi、VCo…バルブ

Claims (8)

  1. 燃料電池システムであって、
    アノードおよびカソードを備える燃料電池と、
    前記アノードおよび前記カソードの少なくとも一方から排出されたオフガスから、水を分離して排出する気液分離装置と、を備え、
    前記気液分離装置は、
    前記オフガスから前記水を分離する気液分離部と、
    前記分離された水を貯留するための複数の貯留タンクと、
    前記気液分離部と前記各貯留タンクとを接続する配管と、
    前記配管に設けられ、前記気液分離部と前記各貯留タンクとの連通状態を切り換えるための切換バルブと、
    前記各貯留タンクから前記水を排出するための排水バルブと、
    を備える燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムであって、さらに、
    前記切換バルブおよび前記排水バルブの動作を制御する制御部を備える、
    燃料電池システム。
  3. 請求項2記載の燃料電池システムであって、
    前記制御部は、前記複数の貯留タンクのうちの少なくとも1つについて、該貯留タンクと前記気液分離部とが連通するように前記切換バルブを動作させるとともに、該貯留タンクの排水バルブを閉じる、
    燃料電池システム。
  4. 請求項2記載の燃料電池システムであって、
    前記制御部は、前記複数の貯留タンクのうちの少なくとも1つについて、該貯留タンクと前記気液分離部とが連通しないように前記切換バルブを動作させるとともに、該貯留タンクの排水バルブを開ける、
    燃料電池システム。
  5. 請求項2記載の燃料電池システムであって、
    前記制御部は、前記複数の貯留タンクの中から、第1の貯留タンクと第2の貯留タンクとを選択し、
    前記第1の貯留タンクと前記気液分離部とが連通するように前記切換バルブを動作させるとともに、該第1の貯留タンクの排水バルブを閉じ、
    前記第2の貯留タンクと前記気液分離部とが連通しないように前記切換バルブを動作させるとともに、該第2の貯留タンクの排水バルブを開ける、
    燃料電池システム。
  6. 請求項3ないし5のいずれかに記載の燃料電池システムであって、さらに、
    前記切換バルブおよび前記排水バルブのうちの少なくとも一部に、故障が生じているか否かを判断する故障判断部を備え、
    前記制御部は、前記故障判断部によって、前記故障が生じていると判断されたときに、前記切換バルブと前記排水バルブとのいずれにも前記故障が生じていない前記貯留タンクのみを用いて前記貯留および前記排水を行うように、前記制御を行う、
    燃料電池システム。
  7. 請求項6記載の燃料電池システムであって、
    前記制御部は、前記故障判断部によって、前記複数の貯留タンクのうちの1つについて、前記切換バルブおよび前記排水バルブのいずれかに前記故障が生じていると判断されたときに、該故障が生じていない前記切換バルブまたは前記排水バルブの動作を制御することによって、該貯留タンクからの排水を停止する、
    燃料電池システム。
  8. 請求項1記載の燃料電池システムであって、
    前記配管の少なくとも一部は、絶縁性材料によって形成されている、
    燃料電池システム。
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