JP2005050536A - トラックジャンプ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光記録再生媒体のトラックジャンプ方法に関する。
【解決手段】トラックジャンプ命令が入力されると、ヘッダマスク信号の立ち下がりエッジが検出されるまではトラックジャンプを待ち、ヘッダマスク信号の立ち下がりエッジ時点でトラックジャンプを行い、ヘッダマスク信号の立ち上がりエッジ前にトラックジャンプを終える。従って、トラックジャンプ時にTZC信号がヘッダの影響を受けることなく、安定且つ正確にトラックジャンプを行うことができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は光記録再生媒体のトラックジャンプに関し、特にトラックジャンプ時にヘッダの影響を受けないようにトラックジャンプを行う方法に関する。
一般に、光記録媒体システム、すなわち光記録再生装置はCD、DVD等の光ディスクを記録媒体としてディスクに記録されたデータを再生したり、ディスクにデータを記録したりする装置である。そして、光記録再生装置におけるトラッキングサーボは、ビームのトレース状態に応じたトラッキングエラー信号を検出し、その信号を基本として対物レンズ及び光ピックアップの本体を動かしてビームの位置を修正し、所定のトラックを追従する。この際、タイムサーチや可変ビットレート(Variable Bit Rate;VBR)動作等を行うためにはトラックジョンプが必須的である。ジャンプするトラックの数が少なければトラッキングアクチュエータを用いてトラックを探す。
図1はトラックジャンプを行える光記録/再生装置の一般的な構成ブロック図である。
光ピックアップ102は、サーボ制御部106の制御により対物レンズに集光された光ビームを光ディスク101の信号トラック上におき、更に信号記録面から反射して入ってきた光を再び対物レンズに集光する。その集光されたビームは、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の検出のために光検出器(図示せず)に入射する。光検出器は、多数の光検出素子からなり、各々の光検出素子から得た光量に比例する電気信号がRF及びサーボエラー生成部104へ出力される。RF及びサーボエラー生成部104は、光検出器から出力された電気信号からデータの再生のためのRF信号、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TE等を検出する。RF信号は再生のためにデコーダ105に出力され、FE、TE等のサーボエラー信号はサーボ制御部106に出力され、データの記録のための制御信号はエンコーダ103に出力される。エンコーダ103は、記録するデータを光ディスク101の要求するフォーマットの記録パルスに符号化した後、光ピックアップ102を介して光ディスク101に記録する。一方、デコーダ105はRF信号から本来形態のデータを復元する。
一方、上記のような光記録/再生装置には、パーソナルコンピュータ(PC)等のホストを連結することができる。ホストは、光記録/再生装置のインタフェース110を介して記録/再生命令をマイクロコンピュータ111に伝送し、エンコーダ103に記録するデータを伝送し、デコーダ105からは再生されたデータを伝送する。マイクロコンピュータ111は、ホストの記録/再生命令に基づいて、エンコーダ103、デコーダ105、及びサーボ制御部106を制御する。このとき、インタフェース110としては、通常、ATAPI(Advanced Technology Attached Packet Interface)を使用する。ATAPIは、CD、DVDドライブ等の光記録/再生装置とホストとの間のインタフェースの規格であって、光記録/再生装置でデコードされたデータをホストに伝送するために提案された規格であり、そのデコードされたデータをホストで処理可能なデータであるパケット形態のプロトコルに変換して伝送する役割を果たす。
一方、サーボ制御部106は、フォーカスエラー信号FEを信号処理してフォーカシング制御のための駆動信号をフォーカスサーボ駆動部107に出力し、トラッキングエラー信号TEを信号処理してトラッキング制御のための駆動信号をトラッキングサーボ駆動部108に出力する。フォーカスサーボ駆動部107は光ピックアップ102内のフォーカスアクチュエータを駆動させ、光ピックアップ102の対物レンズを上下動させて回転している光ディスク101にビームをを追従させる。又、トラッキングサーボ駆動部108は光ピックアップ102内のトラッキングアクチュエータを駆動させて、光ピックアップ102の対物レンズを半径方向に動かしてビームの位置を修正し、ビームを所定のトラックに追従させる。
このとき、光ディスク101が再記録可能なディスク、例えばDVD−RAMである場合、最初のディスクには何の情報もないのでディスク制御及び記録が不可能である。このため、ランド/グルーブにディスクトラックを設けてそのトラックに沿って情報を記録することで、セクタアドレス、ランダムアドレス、回転制御等のための制御情報を別にディスクに記録しておくことにより、情報信号の記録されてない空ディスクでもトラッキング制御を行うことができるようにしている。このとき、制御情報は各セクタ毎にセクタの始めの位置にヘッダ領域をプリフォーマットして記録してもよく、トラックに沿ってウォブリングの形状で記録してもよい。
ここで、ウォブリングとは、一定のクロックを変調してディスクに加える情報、例えば該当位置の情報、ディスクの回転速度に対する情報等をレーザダイオードのパワーとして供給することにより、そのレーザの光ビームの変化により制御情報がトラックの境界面に記録されることである。例えば、図2aに示すように、各セクタの始め位置にプリフォーマットされるヘッダ領域は、DVD−RAMの場合、4つのヘッダフィールド(ヘッダ1フィールド〜ヘッダ4フィールド)から構成されている。ここで、ヘッダ1、2フィールドとヘッダ3、4フィートはトラックセンタから互いにずらして配置されている。すなわち、ヘッダ1、2フィールドの位相はヘッダ3、4フィールドと逆相であり、ヘッダ1、2フィールドとヘッダ3、4フィールドから検出されるトラッキングエラー信号の位相も互いに反対である。又、図2をみると、実際にデータの記録されるユーザ領域のトラックの境界面がウォブリング形状であることが分かる。従って、トラックサーボ時にヘッダ区間では図2bのようにヘッダマスクを被せてトラックエラー信号をホールドすることにより、トラックセンタを外れないようにする。
このとき、ヘッダ領域を示すヘッダマスク信号を生成するためには、まずヘッダ領域を検出しなければならない。ヘッダ領域を検出する方法はいろいろあり、その一つが図2のようにウォブル信号を用いる方法である。すなわち、各セクタ毎にあるウォブル信号の個数は常に一定なので、ウォブル信号の個数をカウントすればヘッダ領域を検出できる。このとき、ディスクの欠陥等の理由によりウォブル信号が正しく検出されないこともある。図2cに示すようにディスク上に実際に記録されたウォブル信号に位相を同期させたクロック、すなわちPLL−ウォブルをカウントしてヘッダ領域を検出し、図2bに示すようにヘッダマスク信号を生成する。例えば、前のヘッダマスク信号の立ち下がり時点からPLL−ウォブル信号をカウントし、既定の個数になるとヘッダ領域と判断してヘッダマスク信号を生成する。
このとき、ヘッダ領域にはウォブル信号が記録されていないため、ウォブル信号が検出されない。このようにヘッダ領域でウォブルの抜け現象が発生するが、これを考慮せずに検出されるウォブル信号にPLLをかかると、PLL−ウォブル信号が延びる。これにより、ヘッダマスク信号が実際のヘッダ領域の位置よりも遅く発生するという問題が生じる。
これを解決するため、ヘッダ領域ではトラッキングエラー信号のようにPLL−ウォブル信号をその前の値にホールドさせる。このとき、トラックジャンプ命令が入力されると、フォーカスサーボだけオンさせた状態でRF及びサーボエラー生成部104はピックアップ102を介してRF信号(すなわち、図3d)とトラッキングエラー信号TE(すなわち、図3a)を検出し、サーボ制御部106が図3cのようにキックパルス(ジャンプパルスとも言う。)を発生した後、それをトラッキングサーボ駆動部108を介してトラッキングアクチュエータに加える。このキックパルス(kick pulse)が印加されると、トラッキングアクチュエータの速度が上昇し、加速されてトラッキングアクチュエータの対物レンズがトラックジャンプ方向に押される。更に、この時に発生するトラッキングエラー信号のゼロクロス時点でブレーキパルスを予め設定されたブレーキタイムの間にアクチュエータに印加してアクチュエータの速度を減速させる。すなわち、トラッキングアクチュエータは、キックパルスにより加速し、ブレーキパルスが発生すると速度を落とす。ブレーキパルスはキックパルスの反転パルスであり、アクチュエータを所望の位置に安定的に正確に止めるために発生する。そして、予めセットされたブレーキタイムが終わると、トラッキングサーボをオンさせる。
従って、トラッキングエラー信号TEのゼロクロス時点でオン/オフされる図3bに示すようなトラッキングゼロクロス(Track Zero Crossing;TZC)信号は、トラックジャンプ時にキックパルス、ブレーキパルス、及びブレーキオンタイムを決める基準信号として用いる。すなわち、キックパルスの発生後、どの時点からブレーキパルスを発生させるべきか否かを決定するとき、TZC信号を基準信号として用いる。
ところが、トラックジャンプ中にトラッキングアクチュエータがヘッダ領域を通るようになると(つまり、図3aの円部分を参照)、TZC位置がヘッダに因り本来の位置よりも早く又は遅く現れることがあり、TZC信号が図3bの円部分に示すように余分に1パルス発生することもある。従って、光ディスク101がDVD−RAMのようにヘッダ領域の存するディスクであれば、トラックジャンプ時にヘッダ領域により問題が発生する可能性がある。すなわち、TZC位置が本来の位置よりも早く又は遅く発生するか、TZCパルスが更に発生する場合、本来の発生すべき位置から外れ、キックタイム、ブレーキタイム、サーボオンタイムが一定でないため、トラックジャンプが正確且つ安定的に行われないという問題点である。
また、図4aに示すようにトラックジャンプ命令によるトラックジャンプを行う場合、トラッキングアクチュエータがトラックを横切るため、この時にもウォブル信号が正しく検出されない。すなわち、トラックジャンプ時にも、図4d〜図4gに示すようにウォブル信号の抜ける現象が発生するのでPLL−ウォブル信号が延びる。ここで、図4dは実際にディスク上に記録されたウォブル信号を示し、図4fは図4dの円部分を拡大して示している。又、図4eは図4dのように検出されるウォブル信号にPLLをかけたPLL−ウォブル信号を示し、図4gは図4eの円部分を拡大して示している。図4bはRF信号であってヘッダ領域を示すための図であり、ヘッダ領域は常に一定レベル以上であり、ヘッダ1、2フィールドとヘッダ3、4フィールドに対して同一位相である。従って、トラックジャンプ後に生成されるヘッダマスク信号の立ち上がり時点が図4cに示すように実際のヘッダ領域の位置よりも遅延して発生する。これにより、ヘッダ領域をマスキングすることができないため、トラッキングエラー信号をヘッダ領域でホールドすることができない。これにより、トラッキングエラー信号が図4aの円部分のように大きくなり、アクチュエータがヘッダを追従する。アクチュエータがヘッダを追従すると、トラック滑り現象が発生し、又離散トラックエラー(discrete track error)変動によりトラックサーボが不安定となる。トラックサーボの不安定は記録及び再生の特性を低下させる。すなわち、トラックジャンプの後に回ってくる直ぐ次のヘッダ領域を安定的にマスクすることができないため、トラックジャンプ時にヘッダに因りシステムが不安定となる問題点があった。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ヘッダ領域に影響を受けずにトラックジャンプを行うトラックジャンプ方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、トラックジャンプ時にウォブル信号のPLLを禁止し、以前の値でPLL−ウォブル信号をホールドするトラックジャンプ方法を提供することにある。
本発明の又他の目的は、トラックジャンプの間及びトラックジャンプ後の一定期間の間はウォブル周期に影響を受けない信号を用いてヘッダマスク信号を生成するトラックジャンプ方法を提供することにある。
上記目的を達するための本発明のトラックジャンプ方法は、トラックジャンプ命令を受信する段階と、トラックジャンプ命令が受信されると、現在位置がヘッダ領域の終わる地点なのか否かを確認する段階と、ヘッダ領域の終わる地点でなければトラックジャンプを行わずに待ち、ヘッダ領域の終わる地点であればウォブル信号の位相同期ループ、すなわちPLLを禁止してトラックジャンプを行う段階と、トラックジャンプが完了すると、ウォブル信号のPLLを再開する段階とを備えることを特徴とする。
確認段階は、ヘッダ領域を示すヘッダマスク信号のオフ時点をヘッダ領域の終わる地点と判断することを特徴とする。
PLL禁止段階は、ウォブル信号のPLLを禁止し、PLL−ウォブル信号をトラックジャンプの以前値に維持することを特徴とする。
PLL禁止段階は、光記録媒体からの光反射信号の和或いは差信号を一定のレベルでスライスしてヘッダ領域を示すヘッダマスク信号を生成することを特徴とする。
PLL禁止段階は、PLLがかけられたウォブル信号をカウントしてヘッダ領域を示すヘッダマスク信号を生成することを特徴とする。
PLL再開段階は、トラックジャンプが完了すると、PLLがかかったウォブル信号をカウントしてヘッダ領域を示すヘッダマスク信号を生成することを特徴とする。
PLL禁止段階は、ヘッダマスク信号のオンされる区間ではウォブル信号のPLLを禁止することを特徴とする。
PLL再開段階は、ヘッダ領域を示すヘッダマスク信号のオン時点の以前にトラックジャンプを終えることを特徴とする。
本発明のトラックジャンプ方法は、トラックジャンプ命令を受信する段階と、トラックジャンプ命令が受信されると、現在の位置がヘッダ領域の終わる地点なのか否かを確認する段階と、ヘッダ領域の終わる地点であればトラックジャンプを行い、ヘッダ領域の終わる地点でなければトラックジャンプを行わずに待ってからヘッダ領域の終わる地点でトラックジャンプを行う段階とを備えることを特徴とする。
本発明のトラックジャンプ方法は、N回連続トラックジャンプ命令が受信されると、ヘッダマスク信号の立ち下がりエッジ時点でトラックジャンプを始め、その後、ヘッダマスク信号の立ち上がりエッジの前にトラックジャンプを終え、サーボをオンする過程をN回繰り返すことを特徴とする。
本発明のトラックジャンプ方法は、トラックジャンプ命令が受信されると、ウォブル信号のPLLを禁止してトラックジャンプを行う段階と、トラックジャンプが完了すると、ウォブル信号のPLLを再開する段階とを備えることを特徴とする。
本発明のトラックジャンプ方法は、トラックジャンプ時にはヘッダ領域を示す第1ヘッダマスク信号を用いてヘッダ領域をマスキングする段階と、正常な記録/再生時にはヘッダ領域を示す第2ヘッダマスク信号を用いてヘッダ領域をマスキングする段階とを備え、第1ヘッダマスク信号はウォブル周期に影響を受けないことを特徴とする。
第1ヘッダマスク信号は光記録媒体からの光反射信号の和又は差信号を一定のレベルでスライスして生成することを特徴とする。
第2ヘッダマスク信号はPLLがかけられたウォブル信号をカウントして生成することを特徴とする。
本発明のトラックジャンプ方法は、トラックジャンプが完了した後、ウォブル信号が正常的に検出されるまでは第1ヘッダマスク信号を用いてヘッダ領域をマスキングする段階を更に備えることを特徴とする。
本発明のトラックジャンプ方法によれば、トラックジャンプ命令が入力されると、ヘッダマスク信号の立ち下がりエッジが検出されるまではトラックジャンプを待って、ヘッダマスク信号の立ち下がりエッジ時点でトラックジャンプを行い、ヘッダマスク信号の立ち上がりエッジ前にトラックジャンプを終えることにより、トラックジャンプ時にTZC信号がヘッダの影響を受けることなく、安定的且つ正確にトラックジャンプを行う効果がある。特に、トラックジャンプ命令が入力されると、ウォブル信号のPLLを禁止し、トラックジャンプの間にPLL−ウォブル信号をトラックジャンプ以前の値にホールドさせることにより、トラックジャンプの後に回ってくる直ぐ次のヘッダを安定的にマスキングすることができるので、トラックジャンプ時にヘッダに因るシステムの不安定を除去することができる。更に、トラックジャンプ命令が入力されると、トラックジャンプ後にウォブル信号が安定化するまではウォブル周期に影響を受けないリードチャネル信号を用いてヘッダマスク信号を生成し、ノーマルサーボ時にはPLL−ウォブル信号を用いてヘッダマスク信号を生成してヘッダ領域をマスキングすることにより、トラックジャンプの後に回ってくるヘッダ領域を安定的にマスキングすることができるので、トラックジャンプ時にヘッダに因るシステムの不安定を除去することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面を参照して詳述する。
本発明では、トラックジャンプ時にヘッダ領域を避けるためにヘッダマスク信号の立ち下がり時点でトラックジャンプを行い、その以前にはトラックジャンプ命令があっても待機する。ここで、ヘッダマスク信号とはヘッダ領域を示す信号である。ヘッダ領域を検出して生成する方法はいろいろあり、例えばトラック上にウォブリング状に成形されたウォブル信号に位相同期ループ、すなわちPLLをかかけて生成させたPLL−ウォブル信号を用いて生成することもでき、リードチャネル1又はリードチャネル2信号を用いて生成することもできる。
本発明の第1実施形態では、トラックジャンプの間にはウォブル信号のPLLを禁止し、トラックジャンプ以前のPLL−ウォブル信号をホールドさせて、そのホールドされたPLL−ウォブル信号を用いてヘッダマスク信号を生成する。又、本発明の第2実施形態では、トラックジャンプの間にはリードチャネル1又はリードチャネル2信号を用いてヘッダマスク信号を生成し、トラックジャンプの完了後にはPLLされたウォブル信号を用いてヘッダマスク信号を生成する。本実施形態では、例えばヘッダマスク信号がハイであればヘッダ区間と見なし、ローであればデータ記録可能な領域と見なす。この場合、ヘッダマスク信号の立ち下がり時点がヘッダ領域の終わる時点となる。
(第1実施形態)
図5は本発明の第1実施形態のトラックジャンプ方法を行うための構成ブロック図であり、トラックジャンプに係る部分だけを示している。
本発明の第1実施形態は、図5に示すように、データを繰り返し記録可能な光ディスク201と、光ディスク201に情報を記録し、再生する光ピックアップ202と、光ピックアップ202から出力される電気信号からRF(又はリードチャネル1ともいう。)信号、リードチャネル2、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号等のサーボエラー信号を生成するRF及びサーボエラー生成部203と、ヘッダ領域ではRF及びサーボエラー生成部203で生成されたトラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号をホールドさせるサンプル&ホールド部204と、サンプル&ホールド部204を介してホールド又はバイパスして入力されるフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号をそれぞれ信号処理してフォーカス駆動信号とトラッキング駆動信号を発生するサーボ制御部205と、トラックジャンプを制御するマイクロコンピュータ206と、ヘッダマスク信号、L/Gスイッチング信号を発生し、マイクロコンピュータ206から出力されるジャンプホールド信号J holdに基づいてウォブル信号のPLLを制御するサーボ信号発生部207と、サーボ信号発生部207から出力されるホールド信号holdに基づいてウォブル信号のPLLを禁止し、以前のPLL−ウォブル信号をホールドするウォブルPLL部208と、サーボ制御部205から出力されるフォーカス駆動信号を入力されて光ピックアップ202内のフォーカスアクチュエータを駆動するフォーカスサーボ駆動部209と、そしてサーボ制御部205から出力されるトラッキング駆動信号が入力されて光ピックアップ202内のトラッキングアクチュエータを駆動するトラッキングサーボ駆動部210とから構成される。
このように構成された本発明の第1実施形態においてトラックジャンプする場合が発生すると、マイクロコンピュータ206は、トラックジャンプ制御命令をサーボ制御部205に出力するに先だって、サーボ信号発生部207から出力されるヘッダマスク信号の立ち下がり時点を確認する。ヘッダマスク信号の立ち下がりエッジが検出されない場合には検出されるまでトラックジャンプ制御命令を待機させる。ヘッダマスク信号の立ち下がりエッジが検出された場合は、トラックジャンプ制御命令をサーボ制御部205に出力する。そして、サーボ制御部205は、サンプル&ホールド部204を介して入力されるトラッキングエラー信号のゼロクロス時点でオン/オフされるトラックゼロクロスTZC信号を検出してマイクロコンピュータ206に出力する。マイクロコンピュータ206は、トラックジャンプ時にキックパルス、ブレーキパルス、及びブレーキタイム制御にTZC信号を基準信号として用いる。又、マイクロコンピュータ206はトラックジャンプを行う間にウォブル信号のPLLを禁止し、トラックジャンプ以前のPLL−ウォブル信号をホールドするようにジャンプホールド信号J holdを発生してサーボ信号発生部207に出力する。
サーボ信号発生部207は、ジャンプホールド信号J holdが入力されると、ウォブルPLL部208にホールド信号holdを出力する。又、サーボ信号発生部207は、ノーマルサーボ、すなわち正常な記録/再生の時にヘッダ領域が検出されると、この時にもホールド信号holdをウォブルPLL部208に出力する。ウォブルPLL部208は、実際にディスクに記録されたウォブル信号にPLLをかけてPLL−ウォブル信号を生成した後サーボ信号発生部207に出力し、サーボ信号発生部207からホールド信号holdが入力されるとウォブル信号のPLLを中止する。そして、トラックジャンプ以前の値でホールドさせたPLL−ウォブル信号をサーボ信号発生部207に出力する。サーボ信号発生部207は、ウォブルPLL部208から出力されるPLL−ウォブル信号をカウントして、ヘッダマスク信号H/M及びランド/グルーブスイッチング信号L/Gを発生した後、マイクロコンピュータ206に出力する。
図6はトラックジャンプ命令の入力された時の本発明の動作流れ図であり、図7はこの時のタイミング図である。
もしディスクが再記録可能なディスク、例えばDVD−RAMの場合、図7はフォワード(forward)2トラックジャンプの例を示している。DVD−RAMの場合にはランドとグルーブともにデータを記録することができるので、図7aに示すようにトラックジャンプ時に発生するトラッキングエラー信号の一周期の間に2トラックをジャンプする。
すなわち、トラックジャンプ命令が入力されると(段階301)、サーボ信号発生部207はウォブルPLL部208から出力されるPLL−ウォブル信号をカウントして、ヘッダマスク信号を生成してこれをマイクロコンピュータ206に出力する。マイクロコンピュータ206は、トラックジャンプを行う前に、つまりサーボ制御部205にトラックジャンプ制御命令を出力する前にサーボ信号発生部207から出力されるヘッダマスク信号の立ち下がり時点を確認する(段階302)。ヘッダマスク信号の立ち下がり時点を確認することはトラックジャンプ時にTZC信号がヘッダの影響を受けないようにするためである。従って、ヘッダマスク信号の立ち下がりエッジが検出されない場合には、検出されるまでトラックジャンプ制御命令を待機させ、ヘッダマスク信号の立ち下がりエッジが図7cに示すように検出されると、トラックジャンプ制御命令をサーボ制御部205に出力し、かつジャンプホールド信号J holdを図7dに示すようにハイ状態にしてサーボ信号発生部207に出力する(段階303)。本発明では、トラックジャンプの間にはJ hold信号をハイ状態とするものを一例として説明する。この例に限定されないのはいうまでもない。
サーボ信号発生部207は、ハイ状態のジャンプホールド信号J holdが入力されると、ハイ状態のホールド信号holdをウォブルPLL部208に出力する。ここでも、ウォブルPLLを禁止させるホールド信号holdをハイ状態とする。一方、サーボ信号発生部207は、正常な記録/再生中にヘッダ領域が検出されると、この時にもホールド信号holdをウォブルPLL部208に出力する。すなわち、サーボ信号発生部207は、図7dに示すようなジャンプホールド信号J holdと図7cに示すようなヘッダマスク信号H/Mとを論理和した後、図7eに示すように論理和した結果をウォブルPLL部208に出力する。
ウォブルPLL部208は、ディスクに記録されたウォブル信号にPLLをかけてPLL−ウォブル信号を生成した後、PLL−ウォブル信号をサーボ信号発生部207に出力する。そうしている間にサーボ信号発生部207からハイ状態のホールド信号holdが図7eに示すように入力されると、ディスクに記録されたウォブル信号にPLLをかかけるウォブルPLLの動作を中止する。そして、以前の値、つまりノーマルサーボの場合にはヘッダ領域より前の値、トラックジャンプの場合にはトラックジャンプより前の値でホールドさせたPLL−ウォブル信号をサーボ信号発生部207に出力する。従って、PLL−ウォブル信号はトラックジャンプの間にも延びずに一定の周期で反復される。
マイクロコンピュータ206は、ヘッダマスク信号の立ち下がりエッジが検出されると、ジャンプホールド信号J holdをサーボ信号発生部207に出力するとともにトラックジャンプを始めるためにトラックジャンプ方向をチェックする(段階304)。すなわち、トラックジャンプ方向が内周から外周へか、外周から内周へかを判別する。段階304でトラックジャンプ方向が判別されると、判別されたトラックジャンプ方向にキックパルスを発生させてトラッキングアクチュエータに印加する(段階305)。段階305でキックパルスが発生すると、トラッキングアクチュエータの速度が上昇して加速させ、トラッキングアクチュエータの対物レンズがトラックジャンプ方向へ移動する。この後、この時に検出されるTZC信号の立ち上がりエッジで予め設定されたブレーキタイムの間にトラッキングアクチュエータにブレーキパルスを印加してトラッキングアクチュエータの速度を減速させる(段階306)。この際、予めセットされたブレーキタイムが終わると、トラッキングサーボ及びスレードサーボをオンさせる(段階307)。特に、トラッキングサーボ及びスレードサーボは、トラックジャンプが始まった後、次のヘッダマスク信号が立ち上がりする前にオンする。この段階307でトラッキングサーボ及びスレードサーボがオンされると、マイクロコンピュータ206はジャンプホールド信号J holdを図7dに示すようにロー状態にしてサーボ信号発生部207に出力する(段階308)。サーボ信号発生部207は、ジャンプホールド信号J holdの立ち下がりエッジが検出されると、ホールド信号holdもロー状態に解除してウォブルPLL部208に出力する。ウォブルPLL部208は、ホールド信号holdの立ち下がりエッジが検出されると、再びウォブル信号のPLLを再開する。すなわち、PLL−ウォブル信号のホールドを中止し、実際のウォブル信号にPLLをかける。そして、PLL−ウォブル信号をサーボ信号発生部207に出力する。もし上記過程でトラックジャンプを行ったのに目標トラックに到達してない時には再び段階302に戻って上記過程でトラックジャンプを続けて行う(段階309)。
このように、本実施形態ではヘッダ領域を避けてトラックジャンプを始めるので、図7bに示すようにTZC信号はヘッダの影響を受けない。従って、トラックジャンプ中にTZCの位置が本来の位置よりも早く又は遅くなることがなく、更にTZC信号が余分なパルスを発生することもない。すなわち、正確且つ安定的なトラックジャンプが行われる。また、本実施形態ではトラックジャンプ時にPLL−ウォブル信号をホールドしてトラックジャンプの間にPLL−ウォブル信号が延びることを防止するので、トラックジャンプ後にヘッダマスク信号をヘッダ領域で正確に生成することができる。従って、トラックジャンプ後に回ってくる直ぐ次のヘッダを安定的にマスキングするので、ヘッダ領域でトラッキングエラーの大きくなる現象が発生しない。これにより、トラック滑り現象やトラックサーボの不安定も発生しない。
一方、図8a〜図8eは2トラックジャンプをN回連続して行う場合の波形図であり、この時にも同様にヘッダ区間を避けてトラックジャンプを行う。すなわち、ヘッダマスク信号の立ち下がりエッジ時点でトラックジャンプを始めた後、ヘッダマスク信号の立ち上がりエッジ前に2トラックジャンプを終えてサーボをオンする過程をN回繰り返す。
(第2実施形態)
図9は本発明の第2実施形態のトラックジャンプ方法を行うための構成ブロック図であり、トラックジャンプに係る部分だけを示している。
本発明は、図9に示すように、データの再記録の可能な光ディスク401と、光ディスク401に情報を記録し再生する光ピックアップ402と、光ピックアップ402から出力される電気信号からRF(又はリードチャネル1ともいう。)信号、リードチャネル2、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号等のサーボエラー信号を生成するRF及びサーボエラー生成部403と、ヘッダ領域ではRF及びサーボエラー生成部403で生成されたトラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号をホールドさせるサンプル&ホールド部404と、サンプル&ホールド部404を介してホールド又はバイパスして入力されるフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号をそれぞれ信号処理してフォーカス駆動信号とトラッキング駆動信号を発生するサーボ制御部405と、本発明のトラックジャンプを制御するマイクロコンピュータ406と、RF及びサーボエラー生成部403から出力されるリードチャネル1信号又はリードチャネル2信号を用いてヘッダ領域を示す第1ヘッダマスク信号を生成する第1ヘッダマスク信号生成部407と、RF及びサーボエラー生成部403から出力されるウォブル信号にPLLをかけてPLL−ウォブル信号を出力するウォブルPLL部408と、ウォブルPLL部408から出力されるPLL−ウォブル信号をカウントしてヘッダ領域を示す第2ヘッダマスク信号を生成する第2ヘッダマスク信号生成部409と、マイクロコンピュータ406の制御により第1ヘッダマスク信号又は第2ヘッダマスク信号をサンプル&ホールド部404に出力するヘッダマスク制御部410と、サーボ制御部405から出力されるフォーカス駆動信号が入力されて光ピックアップ402内のフォーカスアクチュエータを駆動するフォーカスサーボ駆動部411と、そしてサーボ制御部405から出力されるトラッキング駆動信号を入力されて光ピックアップ402内のトラッキングアクチュエータを駆動するトラッキングサーボ駆動部412とから構成される。
図10はトラックジャンプ命令の入力された時の本発明の第2実施形態の動作流れ図であり、図11a〜図11cはこの時のタイミング図である。
第1実施形態と同様に、もしディスクが再記録可能なディスク、例えばDVD−RAMの場合、図11はフォワード(forward)2トラックジャンプの例を示している。すなわち、DVD−RAMの場合にはランドとグルーブともにデータを記録することができるので、図11aに示すようにトラックジャンプ時に発生するトラッキングエラー信号の一周期の間に2トラックをジャンプする。
このように構成された本発明の第2実施形態においてトラックジャンプする場合が発生すると、マイクロコンピュータ406はトラックジャンプ制御命令をサーボ制御部405に出力し、サーボ制御部405は、トラックジャンプ制御命令が入力されると、トラッキングエラー信号のゼロクロス時点でオン/オフされるトラックゼロクロスTZC(Track Zero Crossing)信号を検出してマイクロコンピュータ406に出力する(段階501)。マイクロコンピュータ406は、トラックジャンプ時にキックパルス、ブレーキパルス、及びブレーキタイム制御にTZC信号を基準信号として用いる。また、マイクロコンピュータ406はヘッダマスクモード(J モード)を切り換える(段階502)。すなわち、第1ヘッダマスク生成部407で生成されたヘッダマスク信号を用いるためにJ モードをハイ状態に切り換えてヘッダマスク制御部410に出力する。
本実施形態のヘッダマスク制御部410は、J モードがハイ状態の場合には第1ヘッダマスク生成部407で生成された第1ヘッダマスク信号を、J モードがロー状態の場合には第2ヘッダマスク生成部409で生成された第2ヘッダマスク信号を選択してサンプル&ホールド部404に出力する。ここで、第1ヘッダマスク生成部407は、リードチャネル1又はリードチャネル2信号を用いてヘッダマスク信号を生成することができるが、例えばリードチャネル1信号又はリードチャネル2信号を一定のレベルでスライスして生成することもできる。又、ウォブル周期に影響を受けないヘッダマスク信号を生成することができるなら、このヘッダマスク信号を第1ヘッダマスク信号として用いることができる。
一方、ヘッダマスクモード(J モード)がハイ状態に切り換えられると、マイクロコンピュータ406はトラックジャンプ方向にキックパルスを発生してトラッキングアクチュエータに印加する(段階503)。すなわち、段階503でキックパルスが発生すると、トラッキングアクチュエータの速度が上昇し、加速されてトラッキングアクチュエータの対物レンズがトラックジャンプ方向に移動する。その後、この時に検出されるTZC信号の立ち上がりエッジでブレーキパルスを予め設定されたブレーキタイムの間にトラッキングアクチュエータに印加してトラッキングアクチュエータの速度を減速させる(段階504)。その際、予めセットされたブレーキタイムが終わると、トラッキングサーボ及びスレードサーボをオンさせる(段階505)。段階505でトラッキングサーボ及びスレードサーボがオンされると、目標トラックに到達したか否かを判別し、到達してない場合には段階503に戻って上記過程を繰り返し行い、目標トラックに到達した場合にはPLL−ウォブル信号が正常的且つ安定的に検出されるかどうかを判別する(段階507)。段階507でPLL−ウォブル信号が正常に検出されない場合、正常に検出されるまで第1ヘッダマスク信号を用いてトラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号をホールドする。一定の時間が経過してPLL−ウォブル信号が正常に検出されると、ヘッダマスクモード(J モード)をハイ状態からロー状態に変える(段階508)。すなわち、第2ヘッダマスク生成部408で生成されたヘッダマスク信号を用いるためにJ モードをロー状態に切り換えてヘッダマスク制御部410に出力する。この段階508は、PLL−ウォブル信号の延びるのを補償する程度の時間を予め設定して、その時間を経過するとJ モードをロー状態に切り換えるようにしてもよい。
従って、本実施形態ではトラックジャンプ後にヘッダマスク信号を図11cに示すようにヘッダ領域で正確に生成することができる。すなわち、トラックジャンプの後に回ってくるすぐ次のヘッダを安定的にマスキングするので、図11aに示すようにヘッダ領域でトラッキングエラーの大きくなる現象が発生しない。これにより、トラック滑り現象やトラックサーボの不安定が発生しないので、安定的なサーボでデータの記録/再生を行うことができる。
一方、本発明の第2実施形態でも、トラックジャンプ時にTZC信号がヘッダの影響を受けないようにするために、マイクロコンピュータ406はトラックジャンプを行う前に、つまりサーボ制御部405にトラックジャンプ制御命令を出力する前にH/M制御部410から出力されるヘッダマスク信号の立ち下がり時点を確認することができる。すなわち、ヘッダマスク信号の立ち下がりエッジが検出されない場合、検出されるまでトラックジャンプを待って、ヘッダマスク信号の立ち下がりエッジの検出される時点でトラックジャンプ制御命令をサーボ制御部405に出力してトラックジャンプを始めることができる。
また、本発明の第2実施形態でも、PLL−ウォブル信号の延びることを防止するために、トラックジャンプの間には実際ウォブル信号にPLLをかけるウォブルPLLを禁止し、トラックジャンプの前の値でホールドさせることができる。このとき、マイクロコンピュータ406は、トラックジャンプ命令が入力されると、ウォブルPLL部408にホールド信号holdを出力し、ウォブルPLL部408はそのホールド信号holdに基づいてウォブルPLLを禁止又は再開する。又、マイクロコンピュータ406は、ノーマルサーボつまり正常な記録/再生の時にヘッダ領域が検出されると、この時にもホールド信号holdをウォブルPLL部408に出力する。ウォブルPLL部408は、実際にディスクに記録されたウォブル信号にPLLがかかったPLL−ウォブル信号を第2ヘッダマスク生成部409に出力し、その間にマイクロコンピュータ406からホールド信号holdが入力されると、ウォブル信号のPLLを中止する。そして、以前の値、つまりノーマルサーボの場合にはヘッダ領域の以前値、トラックジャンプの場合にはトラックジャンプする以前値でホールドさせたPLL−ウォブル信号を第2ヘッダマスク信号生成部409に出力する。
一般な光記録/再生装置の構成ブロック図。 ノーマルサーボ時のヘッダマスク生成過程を示すタイミング図。 図1においてトラックジャンプ中にヘッダ領域の存する場合のトラッキングエラー信号、TZC信号、そしてトラックジャンプに係るタイミング図。 図1でのトラックジャンプ過程を示すタイミング図。 本発明の第1実施形態によるトラックジャンプを行うための構成ブロック図。 本発明の第1実施形態によるトラックジャンプを行うための流れ図。 本発明のトラックジャンプ過程を示すタイミング図。 本発明の第1実施形態においてヘッダ領域を避けてNトラックジャンプを行い、この時に発生するトラッキングエラー信号、TZC信号、そしてトラックジャンプに係るタイミング図。 本発明の第2実施形態によるトラックジャンプを行うための構成ブロック図。 本発明の第2実施形態によるトラックジャンプを行うための流れ図。 本発明のトラックジャンプ過程を示すタイミング図。
符号の説明
201…ディスク、202…ピックアップ、203…RFとサーボエラー生成部、204…サンプル&ホールド部、205…サーボ制御部。

Claims (12)

  1. 基準周波数の認識可能な情報がウォブル信号としてトラック上にウォブリングされている記録可能なデータ領域の間に前記データ領域の形状の区分のために位相の相違する複数のヘッダ領域が配置されている回転中の光記録媒体でのトラックジャンプ方法であって、
    トラックジャンプ命令を受信する段階と、
    前記トラックジャンプ命令が受信されると、この受信時点で前記光記録媒体の現在の位置がヘッダ領域の終わる地点なのか否かを確認する段階と、
    前記確認段階で前記光記録媒体の現在の位置がヘッダ領域の終わる地点ではないと確認された場合は前記光記録媒体の位置がヘッダ領域の終わる地点に達したことが確認されるまでトラックジャンプを行わずに待機する段階と、
    前記確認段階で前記光記録媒体の現在の位置がヘッダ領域の終わる地点と確認された場合、及び前記待機段階で前記光記録媒体の位置がヘッダ領域の終わる地点に達したことが確認された場合は前記ウォブル信号の位相同期ループPLLを禁止しトラックジャンプを行う段階と、
    前記トラックジャンプ段階でトラックジャンプが完了すると、前記ウォブル信号のPLLを再開する段階と
    を備え、N回連続トラックジャンプ命令が受信されると、ヘッダ領域を示すヘッダマスク信号の立ち下がりエッジ時点でトラックジャンプを始めた後、ヘッダマスク信号の立ち上がりエッジ前にトラックジャンプを終えてサーボをオンする過程をN回繰り返すことを特徴とするトラックジャンプ方法。
  2. トラックジャンプ時にヘッダ領域を示す第1ヘッダマスク信号を用いてヘッダ領域をマスキングする段階と、
    正常記録/再生時にヘッダ領域を示す第2ヘッダマスク信号を用いてヘッダ領域をマスキングする段階と
    を備え、
    前記第1ヘッダマスク信号はウォブル周期に影響を受けないことを特徴とする請求項1記載のトラックジャンプ方法。
  3. 前記第1ヘッダマスク信号は前記光記録媒体からの光反射信号の和又は差信号を一定のレベルでスライスして生成することを特徴とする請求項2記載のトラックジャンプ方法。
  4. 前記第2ヘッダマスク信号はPLLがかけられたウォブル信号をカウントして生成することを特徴とする請求項2記載のトラックジャンプ方法。
  5. トラックジャンプが完了した後、ウォブル信号が正常に検出されるまでは前記第1ヘッダマスク信号を用いてヘッダ領域をマスキングする段階を更に備えることを特徴とする請求項2記載のトラックジャンプ方法。
  6. 基準周波数の認識可能な情報がウォブル信号としてトラック上にウォブリングされている記録可能なデータ領域の間に位相の相違する複数のヘッダ領域が配置されている光記録媒体のトラックジャンプ方法において、
    (a)トラックジャンプ命令が受信された時に前記光記録媒体の現在の位置がヘッダ領域の終わる地点なのか否かを確認するステップと、
    (b)前記ステップ(a)で前記光記録媒体の現在の位置がヘッダ領域の終わる地点であると確認された場合はトラックジャンプを開始させるステップと
    を備えることを特徴とするトラックジャンプ方法。
  7. 前記ステップ(a)は、ヘッダ領域を示すヘッダマスク信号のオフ時点を、ヘッダ領域の終わる地点として決定することを特徴とする請求項6記載のトラックジャンプ方法。
  8. 前記ステップ(b)は、ウォブル信号の位相同期ループPLLが禁止されている間にトラックジャンプを開始させることを特徴とする請求項6記載のトラックジャンプ方法。
  9. 前記ステップ(b)は、前記ウォブル信号のPLLを禁止し、PLL−ウォブル信号をトラックジャンプ以前の値に維持することを特徴とする請求項8記載のトラックジャンプ方法。
  10. 前記ステップ(b)は、PLLがかけられたウォブル信号をカウントしてヘッダ領域を示すヘッダマスク信号を生成することを特徴とする請求項8記載のトラックジャンプ方法。
  11. 前記ステップ(b)は、ヘッダ領域を示すヘッダマスク信号のオンされる区間では前記ウォブル信号のPLLを禁止することを特徴とする請求項8記載のトラックジャンプ方法。
  12. (c)トラックジャンプが完了すると、ウォブル信号の位相同期ループPLLを再開するステップをさらに含むことを特徴とする請求項6記載のトラックジャンプ方法。
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