JP2005049135A - 液体金属冷却型原子力プラント - Google Patents
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Abstract
【課題】液体金属冷却原子力プラントの冷却材として、融点がより低く、水などと急激に反応しないものを用い、信頼性を高める。
【解決手段】炉心2および1次冷却材3を収容する原子炉容器1と、1次冷却材の熱を2次冷却材6に伝える1次熱交換器5と、2次冷却材の熱を3次冷却材9に伝える2次熱交換器8と、1次冷却材を循環させる1次冷却材ポンプ4と、2次冷却材を循環させる2次冷却材ポンプ7と、を有する液体金属冷却型原子力プランであって、1次冷却材および2次冷却材は液体金属であって、少なくとも2次冷却材はガリウムを主成分とする液体金属である。
【選択図】 図1
【解決手段】炉心2および1次冷却材3を収容する原子炉容器1と、1次冷却材の熱を2次冷却材6に伝える1次熱交換器5と、2次冷却材の熱を3次冷却材9に伝える2次熱交換器8と、1次冷却材を循環させる1次冷却材ポンプ4と、2次冷却材を循環させる2次冷却材ポンプ7と、を有する液体金属冷却型原子力プランであって、1次冷却材および2次冷却材は液体金属であって、少なくとも2次冷却材はガリウムを主成分とする液体金属である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体金属冷却型原子力プラント(液体金属冷却型原子炉)に関し、特に、冷却材の液体金属の漏洩時に火災などの危険が小さい液体金属冷却型原子力プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の典型的な液体金属冷却型原子力プラントでは、炉心を冷却する1次冷却材である液体金属としてナトリウムが主に使われている。1次冷却材のナトリウムにより加熱される2次冷却材である液体金属も主にナトリウムが使われ、2次冷却材のナトリウムは原子炉容器の外部に設けた冷却器を介して3次冷却材によって冷却される構成となっている。3次冷却材としては通常、水が使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ナトリウムは熱伝導率が高く、熱輸送の点で優れている。しかし、ナトリウムは漏洩時の火災発生と水との急激な反応の可能性があるので、その影響を緩和するために、漏洩時の検知装置、火災防止装置などの安全対策設備が必要である。また、融点が98℃で、純度管理を考慮して150℃以上に予熱して温度で使われる。系統の配管、弁、機器などナトリウムが流れる部分には予熱昇温するヒータ、温度制御器、保温設備が必要とされ、これらの設備が膨大である。このためこれらの設備を簡素化し、建設コストを削減するとともに信頼性を確保することが課題とされている。
【0004】
本発明は上記課題を解消するためになされたもので、冷却材として融点がより低く、水などと急激に反応しない液体金属を用い、信頼性が高い液体金属冷却原子力プラントを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的に沿うものであって、請求項1に記載の発明は、炉心および1次冷却材を収容する原子炉容器と、前記1次冷却材の熱を2次冷却材に伝える1次熱交換器と、前記2次冷却材の熱を3次冷却材に伝える2次熱交換器と、前記1次冷却材を循環させる1次冷却材ポンプと、前記2次冷却材を循環させる2次冷却材ポンプと、を有する液体金属冷却型原子力プラントにおいて、前記1次冷却材および2次冷却材は液体金属であって、少なくとも2次冷却材はガリウムを主成分とする液体金属であること、を特徴とする。
【0006】
また、請求項10に記載の発明は、炉心および1次冷却材を収容する原子炉容器と、前記液体金属の熱を水に伝えて水の蒸気を発生させる1次熱交換器と、前記1次冷却材を循環させる1次冷却材ポンプと、前記蒸気で駆動されるタービンと、このタービンによって駆動される発電機と、を有する液体金属冷却型原子力プラントにおいて、前記1次冷却材はガリウムを主成分とする液体金属であること、を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について、以下に図面を参照して説明する。ここで、互いに共通または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
【0008】
[第1の実施の形態]
図1は本発明に係る液体金属冷却原子力プラントの第1の実施の形態の概略構成図である。本実施の形態の液体金属冷却原子力プラントでは、原子炉容器1内の炉心2で発生した熱を輸送するめに1次冷却材3を1次冷却材ポンプ4で強制的に循環させている。原子炉容器1を出た1次冷却材は1次熱交換器5に送り込まれ、2次冷却材6と熱交換して、原子炉容器1下部から炉心2へ流入する。炉心で1次冷却材3は加熱され、再び1次熱交換器5に送り込まれる。
【0009】
1次熱交換器5で熱交換された熱を輸送するめに、2次冷却材6を2次冷却材ポンプ7で強制的に循環させている。1次熱交換器5を出た2次冷却材6は、2次熱交換器8に送り込まれ、3次冷却材9と熱交換して、1次熱交換器5へ戻される。1次熱交換器5で2次冷却材6は加熱され、再び2次熱交換器8に送り込まれる。
【0010】
2次熱交換器8で熱交換された熱を輸送するめに3次冷却材9を3次冷却材ポンプ10で強制的に循環させている。2次熱交換器8を出た3次冷却材9は熱源として利用され、2次熱交換器8へ戻る。2次熱交換器8で3次冷却材9は再び加熱される。3次冷却材9は、例えば水などの液体や、空気などの気体である。
【0011】
1次冷却材3および2次冷却材6としては、融点が例えば15℃〜25℃にあるガリウムを主成分とする合金である。融点が15℃〜25℃にあるガリウムを主成分と合金は水と急激な発熱反応を発生しない。また、空気中に漏洩しても火災を発生しないので好ましい。
【0012】
特に、2次冷却材6は、2次熱交換器8で3次冷却材9と接触する可能性が比較的高いので、2次冷却材6だけをガリウムを主成分と合金とし、1次冷却材3としては従来の技術と同様のナトリウムなどを使用しても効果がある。
【0013】
1次冷却材3や2次冷却材6の他の例として、重量比でスズを10%から20%含むガリウムを主成分とする合金を使用してもよい。この場合も、融点を25℃以下に設定できる。
【0014】
1次冷却材としてナトリウム、NaK、リチウム、鉛・ビスマス合金のいずれかを使用し、2次冷却材として、重量比でスズを10%から20%含むガリウムを主成分とする合金を使用してもよい。
【0015】
さらに、1次冷却材として重量比でスズを10%から20%含むガリウムを主成分とする合金、ナトリウム、NaK、リチウム、鉛・ビスマス合金のいずれかを使用し、2次冷却材として重量比でインジウムを10%から25%含むガリウムを主成分とする合金を使用してもよい。この範囲の重量比を用いることにより、融点を20℃以下と設定できる。
【0016】
さらに、1次冷却材または2次冷却材として重量比でスズとインジウムの混合物を10%から25%含むガリウムを主成分とする合金を使用してもよい。この範囲の重量比で融点を25℃以下と設定できる。
【0017】
この実施の形態によれば、冷却材である液体金属水の急激な発熱反応が発生しにくく、冷却材が空気中に漏洩しても火災を発生しにくいので信頼性が高い。また、漏洩による急激な発熱反応の影響を緩和するための装置を簡素化できる。また、機器・配管などから冷却材が漏洩した場合に備える漏洩検知装置、火災発生防止装置を簡素化することができ、設備費を削減できる。また、融点が低いため、1次・2次冷却系統の予熱設備を大幅に簡素化することができる。
【0018】
[第2の実施の形態]
図2は本発明に係る液体金属冷却原子力プラントの第2の実施の形態の概略構成図である。本実施の形態の液体金属冷却原子力プラントでは、2次冷却器8で、2次冷却材6である液体金属の熱を3次冷却材9である水に伝え、ここで蒸気を発生させる。この蒸気によりタービン11を駆動し、タービン11により発電機12を駆動し、電力を発生する。タービン11を駆動した3次冷却材9の蒸気は復水器10で冷却凝縮される。凝縮された3次冷却材9は3次冷却材ポンプ13により循環する。
【0019】
[第3の実施の形態]
図3は本発明に係る液体金属冷却原子力プラントの第3の実施の形態の概略構成図である。本実施の形態の液体金属冷却原子力プラントでは、2次冷却材系を省略し、1次冷却材(液体金属)3を原子炉容器1の外部に設けた1次熱交換器5で直接3次冷却材(水)9で冷却する。1次熱交換器5で3次冷却材9の水から発生する蒸気によりタービン11を駆動し、タービン11により発電機12を駆動し、電力を発生する。
【0020】
この実施の形態では、1次熱交換器5で1次冷却材3と3次冷却材9が接触する可能性があるので、1次冷却材3としてはナトリウムなどの水や空気と反応しやすい材料は避け、例えば、ガリウムを主成分とする合金とする。1次冷却材3としては、前述のように、重量比で、スズを10%から20%、インジウムを10%から25%、または、スズとインジウムの混合物を10%から25%のいずれかを含むガリウムを主成分とする合金としてもよい。これらにより、1次冷却材3の融点を例えば15℃〜25℃にできる。
【0021】
[第4の実施の形態]
図4および図5は本発明に係る液体金属冷却原子力プラントの第4の実施の形態の概略構成図である。図4に示すように、本実施の形態の液体金属冷却原子力プラントでは、1次熱交換器5と1次冷却材ポンプ4が原子炉容器1内に設置されている。原子炉容器1内の炉心2で加熱された1次冷却材3である液体金属は原子炉容器1上部に内蔵設置された1次冷却材ポンプ4により循環され、1次熱交換器5で熱を2次冷却材6である液体金属に伝える。
【0022】
1次冷却材ポンプ4は連結配管20により接続される。1次熱交換器5は、1次冷却材4である液体金属と2次冷却材6である液体金属とが熱電モジュール14の高温側と低温側で隣接して流れるような流路を有し、それらの温度差を利用して熱電発電する。
【0023】
2次冷却材6は、原子炉容器1外に設置された2次冷却材ポンプ7により、1次熱交換器5をへて、原子炉容器1外に設置された2次熱交換器8に循環され、ここで3次冷却材9に熱を伝える。
【0024】
1次熱交換器5の構造の例を図5に示す。この例では、熱電発電装置の熱電モジュール14は平板型であって、熱電モジュール14をはさんで熱交換流路が形成されている。熱電モジュール14は高温側は1次冷却材3により加熱され、低温側は2次冷却材6により冷却される。1次冷却材3による加熱と2次冷却材6による冷却により誘起する温度差を利用して熱電モジュール14が発電する。
【0025】
再び図4で、1次冷却材ポンプ4は、例えば自己冷却型電磁ポンプである。自己冷却型電磁ポンプは高温絶縁材を使用し、1次熱交換器5を出た低温の1次冷却材により、電磁ポンプ自身の発熱が冷却される。自己冷却型電磁ポンプとすることにより、メンテナンスを大幅に削減して信頼性を向上でき、総合熱利用効率を向上することができる。
【0026】
2次冷却材6は外部に設けた冷却器を介して3次冷却材9によって冷却する。さらに、3次冷却材9として水、またはヘリウムを使用してもよい。これにより、1次冷却材3と2次冷却材6が漏洩しても火災が発生せず、漏洩により2次冷却材6と3次冷却材9が接触しても急激な発熱反応が発生せず、信頼性を高め、予熱設備を大幅に簡素化することができる。
【0027】
この実施の形態で、特に2次冷却材6として、融点が15℃〜25℃にあるガリウムを主成分とする合金を使うと、熱電モジュール14の低温側の温度を100℃以下にでき、温度差を大きくとれ、発電効率を大幅に向上できる。これにより、効率的で信頼性が高く、設備費を大幅に削減した液体金属冷却型原子炉の発電プラントを実現できる。
この実施の形態では、熱電発電装置の熱電モジュール14が平板型の熱交換流路を形成せしめるので、モジュールを構成する熱電素子の製造が容易である。
【0028】
また、外部に設けた2次熱交換器(冷却器)8を介して2次冷却材6である液体金属を3次冷却材によって冷却することにより、熱電発電装置の低温保持を効果的に実現できる。
また、3次冷却材として水、海水または空気を使用することにより、信頼性の高い冷却ができる。
【0029】
[第5の実施の形態]
次に、図6および図7を用いて本発明に係る液体金属冷却原子力プラントの第5の実施の形態を説明する。この実施の形態は第4の実施の形態の変形例であって、1次熱交換器5の構造のみが異なる。この実施の形態では、図6に示すように、1次熱交換器5がいわゆるシェル・アンド・チューブ式熱交換流路を形成している。すなわち、胴(シェル)22内に複数のチューブ3が配置され、チューブ3の内側を1次冷却材3が流れ、チューブ3の外側(シェル側)を2次冷却材6が流れて、チューブ3の壁を通じて熱交換が行なわれるように構成されている。
【0030】
図6には2本のチューブ17を示しているが、通常の実施に当たっては、数十〜数百本のチューブ17を配置するのが好ましい。ただし、チューブ17は単数であってもよい。
各チューブ17は、図7に示すように、内管15と外管16を有し、これらの間にはさまれた環状の空間に熱電モジュール14が配置されている。
【0031】
内管15は1次冷却材3により内側から加熱され、外管16は2次冷却材6により外側から冷却される。これにより、熱電モジュール14の内側と外側に温度差ができ、この温度差を利用して熱電モジュール14が発電する。
【0032】
この実施の形態では、特に、流動抵抗を大きくせずに1次熱交換器を小型化できる。チューブ17の内側は1次冷却材3により加熱され、外側は2次冷却材6により冷却されるので、熱変形により熱電モジュール14が内管15と外管16の間に安定的に圧着保持される。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、液体金属冷却材が漏洩しても火災や急激な発熱反応が発生しにくく、液体金属冷却型原子炉の信頼性を高めることができる。また、漏洩検知設備、火災防止設備、予熱設備などを簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体金属冷却型原子力プラントの第1の実施の形態の概略系統図。
【図2】本発明に係る液体金属冷却型原子力プラントの第2の実施の形態の概略系統図。
【図3】本発明に係る液体金属冷却型原子力プラントの第3の実施の形態の概略系統図。
【図4】本発明に係る液体金属冷却型原子力プラントの第4の実施の形態の概略系統図。
【図5】図4の熱交換器の模式的立断面図。
【図6】本発明に係る液体金属冷却型原子力プラントの第5の実施の形態における熱交換器の模式的立断面図。
【図7】図6のA−A線矢視平断面図。
【符号の説明】
1…原子炉容器、2…炉心、3…1次冷却材、4…1次冷却材、5…1次熱交換器、6…2次冷却材、7…2次冷却材ポンプ、8…2次熱交換器、9…3次冷却材、10…3次冷却材ポンプ、11…タービン、12…発電機、13…復水器、14…熱電モジュール、15…内管、16…外管、17…チューブ、20…連結配管、22…胴。
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体金属冷却型原子力プラント(液体金属冷却型原子炉)に関し、特に、冷却材の液体金属の漏洩時に火災などの危険が小さい液体金属冷却型原子力プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の典型的な液体金属冷却型原子力プラントでは、炉心を冷却する1次冷却材である液体金属としてナトリウムが主に使われている。1次冷却材のナトリウムにより加熱される2次冷却材である液体金属も主にナトリウムが使われ、2次冷却材のナトリウムは原子炉容器の外部に設けた冷却器を介して3次冷却材によって冷却される構成となっている。3次冷却材としては通常、水が使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ナトリウムは熱伝導率が高く、熱輸送の点で優れている。しかし、ナトリウムは漏洩時の火災発生と水との急激な反応の可能性があるので、その影響を緩和するために、漏洩時の検知装置、火災防止装置などの安全対策設備が必要である。また、融点が98℃で、純度管理を考慮して150℃以上に予熱して温度で使われる。系統の配管、弁、機器などナトリウムが流れる部分には予熱昇温するヒータ、温度制御器、保温設備が必要とされ、これらの設備が膨大である。このためこれらの設備を簡素化し、建設コストを削減するとともに信頼性を確保することが課題とされている。
【0004】
本発明は上記課題を解消するためになされたもので、冷却材として融点がより低く、水などと急激に反応しない液体金属を用い、信頼性が高い液体金属冷却原子力プラントを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的に沿うものであって、請求項1に記載の発明は、炉心および1次冷却材を収容する原子炉容器と、前記1次冷却材の熱を2次冷却材に伝える1次熱交換器と、前記2次冷却材の熱を3次冷却材に伝える2次熱交換器と、前記1次冷却材を循環させる1次冷却材ポンプと、前記2次冷却材を循環させる2次冷却材ポンプと、を有する液体金属冷却型原子力プラントにおいて、前記1次冷却材および2次冷却材は液体金属であって、少なくとも2次冷却材はガリウムを主成分とする液体金属であること、を特徴とする。
【0006】
また、請求項10に記載の発明は、炉心および1次冷却材を収容する原子炉容器と、前記液体金属の熱を水に伝えて水の蒸気を発生させる1次熱交換器と、前記1次冷却材を循環させる1次冷却材ポンプと、前記蒸気で駆動されるタービンと、このタービンによって駆動される発電機と、を有する液体金属冷却型原子力プラントにおいて、前記1次冷却材はガリウムを主成分とする液体金属であること、を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について、以下に図面を参照して説明する。ここで、互いに共通または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
【0008】
[第1の実施の形態]
図1は本発明に係る液体金属冷却原子力プラントの第1の実施の形態の概略構成図である。本実施の形態の液体金属冷却原子力プラントでは、原子炉容器1内の炉心2で発生した熱を輸送するめに1次冷却材3を1次冷却材ポンプ4で強制的に循環させている。原子炉容器1を出た1次冷却材は1次熱交換器5に送り込まれ、2次冷却材6と熱交換して、原子炉容器1下部から炉心2へ流入する。炉心で1次冷却材3は加熱され、再び1次熱交換器5に送り込まれる。
【0009】
1次熱交換器5で熱交換された熱を輸送するめに、2次冷却材6を2次冷却材ポンプ7で強制的に循環させている。1次熱交換器5を出た2次冷却材6は、2次熱交換器8に送り込まれ、3次冷却材9と熱交換して、1次熱交換器5へ戻される。1次熱交換器5で2次冷却材6は加熱され、再び2次熱交換器8に送り込まれる。
【0010】
2次熱交換器8で熱交換された熱を輸送するめに3次冷却材9を3次冷却材ポンプ10で強制的に循環させている。2次熱交換器8を出た3次冷却材9は熱源として利用され、2次熱交換器8へ戻る。2次熱交換器8で3次冷却材9は再び加熱される。3次冷却材9は、例えば水などの液体や、空気などの気体である。
【0011】
1次冷却材3および2次冷却材6としては、融点が例えば15℃〜25℃にあるガリウムを主成分とする合金である。融点が15℃〜25℃にあるガリウムを主成分と合金は水と急激な発熱反応を発生しない。また、空気中に漏洩しても火災を発生しないので好ましい。
【0012】
特に、2次冷却材6は、2次熱交換器8で3次冷却材9と接触する可能性が比較的高いので、2次冷却材6だけをガリウムを主成分と合金とし、1次冷却材3としては従来の技術と同様のナトリウムなどを使用しても効果がある。
【0013】
1次冷却材3や2次冷却材6の他の例として、重量比でスズを10%から20%含むガリウムを主成分とする合金を使用してもよい。この場合も、融点を25℃以下に設定できる。
【0014】
1次冷却材としてナトリウム、NaK、リチウム、鉛・ビスマス合金のいずれかを使用し、2次冷却材として、重量比でスズを10%から20%含むガリウムを主成分とする合金を使用してもよい。
【0015】
さらに、1次冷却材として重量比でスズを10%から20%含むガリウムを主成分とする合金、ナトリウム、NaK、リチウム、鉛・ビスマス合金のいずれかを使用し、2次冷却材として重量比でインジウムを10%から25%含むガリウムを主成分とする合金を使用してもよい。この範囲の重量比を用いることにより、融点を20℃以下と設定できる。
【0016】
さらに、1次冷却材または2次冷却材として重量比でスズとインジウムの混合物を10%から25%含むガリウムを主成分とする合金を使用してもよい。この範囲の重量比で融点を25℃以下と設定できる。
【0017】
この実施の形態によれば、冷却材である液体金属水の急激な発熱反応が発生しにくく、冷却材が空気中に漏洩しても火災を発生しにくいので信頼性が高い。また、漏洩による急激な発熱反応の影響を緩和するための装置を簡素化できる。また、機器・配管などから冷却材が漏洩した場合に備える漏洩検知装置、火災発生防止装置を簡素化することができ、設備費を削減できる。また、融点が低いため、1次・2次冷却系統の予熱設備を大幅に簡素化することができる。
【0018】
[第2の実施の形態]
図2は本発明に係る液体金属冷却原子力プラントの第2の実施の形態の概略構成図である。本実施の形態の液体金属冷却原子力プラントでは、2次冷却器8で、2次冷却材6である液体金属の熱を3次冷却材9である水に伝え、ここで蒸気を発生させる。この蒸気によりタービン11を駆動し、タービン11により発電機12を駆動し、電力を発生する。タービン11を駆動した3次冷却材9の蒸気は復水器10で冷却凝縮される。凝縮された3次冷却材9は3次冷却材ポンプ13により循環する。
【0019】
[第3の実施の形態]
図3は本発明に係る液体金属冷却原子力プラントの第3の実施の形態の概略構成図である。本実施の形態の液体金属冷却原子力プラントでは、2次冷却材系を省略し、1次冷却材(液体金属)3を原子炉容器1の外部に設けた1次熱交換器5で直接3次冷却材(水)9で冷却する。1次熱交換器5で3次冷却材9の水から発生する蒸気によりタービン11を駆動し、タービン11により発電機12を駆動し、電力を発生する。
【0020】
この実施の形態では、1次熱交換器5で1次冷却材3と3次冷却材9が接触する可能性があるので、1次冷却材3としてはナトリウムなどの水や空気と反応しやすい材料は避け、例えば、ガリウムを主成分とする合金とする。1次冷却材3としては、前述のように、重量比で、スズを10%から20%、インジウムを10%から25%、または、スズとインジウムの混合物を10%から25%のいずれかを含むガリウムを主成分とする合金としてもよい。これらにより、1次冷却材3の融点を例えば15℃〜25℃にできる。
【0021】
[第4の実施の形態]
図4および図5は本発明に係る液体金属冷却原子力プラントの第4の実施の形態の概略構成図である。図4に示すように、本実施の形態の液体金属冷却原子力プラントでは、1次熱交換器5と1次冷却材ポンプ4が原子炉容器1内に設置されている。原子炉容器1内の炉心2で加熱された1次冷却材3である液体金属は原子炉容器1上部に内蔵設置された1次冷却材ポンプ4により循環され、1次熱交換器5で熱を2次冷却材6である液体金属に伝える。
【0022】
1次冷却材ポンプ4は連結配管20により接続される。1次熱交換器5は、1次冷却材4である液体金属と2次冷却材6である液体金属とが熱電モジュール14の高温側と低温側で隣接して流れるような流路を有し、それらの温度差を利用して熱電発電する。
【0023】
2次冷却材6は、原子炉容器1外に設置された2次冷却材ポンプ7により、1次熱交換器5をへて、原子炉容器1外に設置された2次熱交換器8に循環され、ここで3次冷却材9に熱を伝える。
【0024】
1次熱交換器5の構造の例を図5に示す。この例では、熱電発電装置の熱電モジュール14は平板型であって、熱電モジュール14をはさんで熱交換流路が形成されている。熱電モジュール14は高温側は1次冷却材3により加熱され、低温側は2次冷却材6により冷却される。1次冷却材3による加熱と2次冷却材6による冷却により誘起する温度差を利用して熱電モジュール14が発電する。
【0025】
再び図4で、1次冷却材ポンプ4は、例えば自己冷却型電磁ポンプである。自己冷却型電磁ポンプは高温絶縁材を使用し、1次熱交換器5を出た低温の1次冷却材により、電磁ポンプ自身の発熱が冷却される。自己冷却型電磁ポンプとすることにより、メンテナンスを大幅に削減して信頼性を向上でき、総合熱利用効率を向上することができる。
【0026】
2次冷却材6は外部に設けた冷却器を介して3次冷却材9によって冷却する。さらに、3次冷却材9として水、またはヘリウムを使用してもよい。これにより、1次冷却材3と2次冷却材6が漏洩しても火災が発生せず、漏洩により2次冷却材6と3次冷却材9が接触しても急激な発熱反応が発生せず、信頼性を高め、予熱設備を大幅に簡素化することができる。
【0027】
この実施の形態で、特に2次冷却材6として、融点が15℃〜25℃にあるガリウムを主成分とする合金を使うと、熱電モジュール14の低温側の温度を100℃以下にでき、温度差を大きくとれ、発電効率を大幅に向上できる。これにより、効率的で信頼性が高く、設備費を大幅に削減した液体金属冷却型原子炉の発電プラントを実現できる。
この実施の形態では、熱電発電装置の熱電モジュール14が平板型の熱交換流路を形成せしめるので、モジュールを構成する熱電素子の製造が容易である。
【0028】
また、外部に設けた2次熱交換器(冷却器)8を介して2次冷却材6である液体金属を3次冷却材によって冷却することにより、熱電発電装置の低温保持を効果的に実現できる。
また、3次冷却材として水、海水または空気を使用することにより、信頼性の高い冷却ができる。
【0029】
[第5の実施の形態]
次に、図6および図7を用いて本発明に係る液体金属冷却原子力プラントの第5の実施の形態を説明する。この実施の形態は第4の実施の形態の変形例であって、1次熱交換器5の構造のみが異なる。この実施の形態では、図6に示すように、1次熱交換器5がいわゆるシェル・アンド・チューブ式熱交換流路を形成している。すなわち、胴(シェル)22内に複数のチューブ3が配置され、チューブ3の内側を1次冷却材3が流れ、チューブ3の外側(シェル側)を2次冷却材6が流れて、チューブ3の壁を通じて熱交換が行なわれるように構成されている。
【0030】
図6には2本のチューブ17を示しているが、通常の実施に当たっては、数十〜数百本のチューブ17を配置するのが好ましい。ただし、チューブ17は単数であってもよい。
各チューブ17は、図7に示すように、内管15と外管16を有し、これらの間にはさまれた環状の空間に熱電モジュール14が配置されている。
【0031】
内管15は1次冷却材3により内側から加熱され、外管16は2次冷却材6により外側から冷却される。これにより、熱電モジュール14の内側と外側に温度差ができ、この温度差を利用して熱電モジュール14が発電する。
【0032】
この実施の形態では、特に、流動抵抗を大きくせずに1次熱交換器を小型化できる。チューブ17の内側は1次冷却材3により加熱され、外側は2次冷却材6により冷却されるので、熱変形により熱電モジュール14が内管15と外管16の間に安定的に圧着保持される。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、液体金属冷却材が漏洩しても火災や急激な発熱反応が発生しにくく、液体金属冷却型原子炉の信頼性を高めることができる。また、漏洩検知設備、火災防止設備、予熱設備などを簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体金属冷却型原子力プラントの第1の実施の形態の概略系統図。
【図2】本発明に係る液体金属冷却型原子力プラントの第2の実施の形態の概略系統図。
【図3】本発明に係る液体金属冷却型原子力プラントの第3の実施の形態の概略系統図。
【図4】本発明に係る液体金属冷却型原子力プラントの第4の実施の形態の概略系統図。
【図5】図4の熱交換器の模式的立断面図。
【図6】本発明に係る液体金属冷却型原子力プラントの第5の実施の形態における熱交換器の模式的立断面図。
【図7】図6のA−A線矢視平断面図。
【符号の説明】
1…原子炉容器、2…炉心、3…1次冷却材、4…1次冷却材、5…1次熱交換器、6…2次冷却材、7…2次冷却材ポンプ、8…2次熱交換器、9…3次冷却材、10…3次冷却材ポンプ、11…タービン、12…発電機、13…復水器、14…熱電モジュール、15…内管、16…外管、17…チューブ、20…連結配管、22…胴。
Claims (11)
- 炉心および1次冷却材を収容する原子炉容器と、
前記1次冷却材の熱を2次冷却材に伝える1次熱交換器と、
前記2次冷却材の熱を3次冷却材に伝える2次熱交換器と、
前記1次冷却材を循環させる1次冷却材ポンプと、
前記2次冷却材を循環させる2次冷却材ポンプと、
を有する液体金属冷却型原子力プラントにおいて、
前記1次冷却材および2次冷却材は液体金属であって、少なくとも2次冷却材はガリウムを主成分とする液体金属であること、を特徴とする液体金属冷却型原子力プラント。 - 請求項1に記載の液体金属冷却型原子力プラントにおいて、
前記3次冷却材は水であって、その水が、前記2次熱交換器で蒸気を発生するように構成され、
前記蒸気で駆動されるタービンと、
このタービンによって駆動される発電機と、
をさらに有することを特徴とする液体金属冷却型原子力プラント。 - 請求項1に記載の液体金属冷却型原子力プラントにおいて、
前記1次熱交換器および1次冷却材ポンプは前記原子炉容器内に配置され、
前記1次熱交換器内に、前記1次冷却材と2次冷却材の間の温度差によって発電する熱電発電装置が配置されていること、
を特徴とする液体金属冷却型原子力プラント。 - 請求項3に記載の液体金属冷却型原子力プラントにおいて、前記熱電発電装置は、前記1次冷却材と2次冷却材の流路の間はさまれた平板形のものを含むこと、を特徴とする液体金属冷却型原子力プラント。
- 請求項3に記載の液体金属冷却型原子力プラントにおいて、前記1次熱交換器は、内部を前記1次冷却材が通るように構成された内管と、この内管の外側に配置された前記熱電発電装置の熱電モジュールと、この熱電モジュールの外側に配置された外管とを有し、この外管の外側を前記2次冷却材が流れるように構成されていること、を特徴とする液体金属冷却型原子力プラント。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載の液体金属冷却型原子力プラントにおいて、前記2次冷却材は、重量比でスズを10%から20%含むこと、を特徴とする液体金属冷却型原子力プラント。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の液体金属冷却型原子力プラントにおいて、前記2次冷却材は、重量比でインジウムを10%から25%含むこと、を特徴とする液体金属冷却型原子力プラント。
- 請求項1ないし7のいずれかに記載の液体金属冷却型原子力プラントにおいて、前記2次冷却材は、重量比でスズとインジウムの混合物を10%から25%含むこと、を特徴とする液体金属冷却型原子力プラント。
- 請求項1ないし8のいずれかに記載の液体金属冷却型原子力プラントにおいて、前記1次冷却材は、ナトリウム、NaK、リチウム、鉛・ビスマス合金のいずれかから選択されていること、を特徴とする液体金属冷却型原子力プラント。
- 炉心および1次冷却材を収容する原子炉容器と、
前記液体金属の熱を水に伝えて水の蒸気を発生させる1次熱交換器と、
前記1次冷却材を循環させる1次冷却材ポンプと、
前記蒸気で駆動されるタービンと、
このタービンによって駆動される発電機と、
を有する液体金属冷却型原子力プラントにおいて、
前記1次冷却材はガリウムを主成分とする液体金属であること、を特徴とする液体金属冷却型原子力プラント。 - 請求項10に記載の液体金属冷却型原子力プラントにおいて、前記1次冷却材は、重量比で、スズを10%から20%、インジウムを10%から25%、スズとインジウムの混合物を10%から25%、のいずれかを含むこと、を特徴とする液体金属冷却型原子力プラント。
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