JP2005046332A - 指用補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 怪我や病気のために指が不自由な人が筆記具やスプーンなどを自分で持つことができるようにするための指用補助具を提供する。
【解決手段】 握り部1と、握り部1から多方向に突出した複数本の棒2とからなる。握り部1は弾力性を有している。棒2が握り部1を貫通し且つ摺動可能であるとともに棒2の先端部に棒2が握り部1から抜けるのを防止するための抜止め3が設けられている。複数本の棒2が種々の色に着色されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は指の不自由な人のための指用補助具に関するものである。
指を怪我したり、病気のために指が自由に動かない人は食事の際にスプーンやフォークも自分で持つことができず、また筆記具も持つことができないので不便をしている。不自由な手に筆記具などを持たせるためには介護者が筆記具をテープなどで固定してあげることが必要であり、人の手を借りなければ自由に物を持つことができず不便さを感じるものである。
従来、手に障害をもつ人のための食事補助具として、特許文献1(特開2003−052512号公報)には手障害者用食事補助具が提案されている。この補助具は一対のスプーンを繋ぎ合わせた特殊なものであり、物を挟めるようにしたものである。しかしながら、このようなものも使える人と使えない人がいる。
また、特許文献2(特開平05−177979号公報)には、筆記具用補助具が開示されている。この補助具では筆記具に保持体を取付けて、その保持体に手掌を載せて書くことにより、肩こりやペンダコの発生を防止するようにしたものである。
また、箸の正しい持ち方をするための補助具なども提案されている(例えば、特許文献3(特開2002−360406号公報)、特許文献4(特開2002−341747号公報)等)。これらは指が正常に動く人が箸を正しく持つための補助具であり、指が不自由な人には使用することができないものである。
このように従来は、指が不自由な人が物(筆記具、スプーン、フォーク等)を持つために適した補助具は提案されていなかった。
特開2003−052512号公報 特開平05−177979号公報 特開2002−360406号公報 特開2002−341747号公報
本発明は怪我や病気のため指が不自由な人が筆記具やスプーンなどを自分で持つことができるようにするための補助具を提供しようとするものである。
本発明は握り部と、該握り部から多方向に突出した複数本の棒とからなる指用補助具により前記課題を解決したものである。
本発明においては、前記握り部が弾力性を有していることが好ましい。また、前記棒が前記握り部を貫通し且つ摺動可能であることが好ましい。更に、前記棒の先端部に、棒が握り部から抜けるのを防止するための抜止めが設けられていることが好ましい。そして、前記複数本の棒が種々の色に着色されていることが好ましい。
本発明の指用補助具を使用すれば多数の方向に棒が出ているので、指の症状に合わせて握り部を握り、棒と握り部と自分との指の間で所望の物、例えば、スプーン、筆記具、鉤編針などをしっかりと持つことができる。
また、棒を握り部に対して摺動可能としたことにより、どのような指の症状にでも合わせ易くなっている。不自由な指がどれであっても、また指の動きがどのようになっていても、棒を摺動させて棒を引込めることにより棒と棒との間隔を開けたりすることができるので、どのような症状の人にも合わせ易くなっている。
また、棒が握り部に対して弱い力では容易に動かないようにすれば、棒の先端でキーボードを打つことも可能である。
本発明の補助具を使うことにより、怪我や病気のため指が不自由な人でも、他人の手を借りたりせずに自分自身で食事をとったり文字を書いたりすることが可能となる。
本発明における指用補助具は、握り部から多方向に突出した複数本の棒とからなるものであるが、握り部自体が弾力性を有していることが好ましい。このように弾力性があると握り部と棒および指により、例えば、筆記具を持ったときも、よりしっかりと持つことができる。また、弾力性があると握った時の感触がよくなる。握り部から突出した棒は握り部に固定されたものであってもよいが、握り部を貫通し且つ握り部に対して摺動可能であることが好ましい。このように摺動可能とすることにより不自由な指に合わせて適当な棒をスライドさせることにより、指と棒の間およびその持つべき筆記具等との間隔を拡げたり狭めたりして、しっかりと持つことができる。
また、棒を摺動可能とした場合には、棒の先端部に棒が握り部から抜けるのを防止するための抜け止めを設けておくとよい。抜け止めは棒の最先端部に別のものを取付けて、棒の径よりも太くしてもよいし、或いは棒の先端部の一部分に突起を設けてもよい。
また、各人が何処の部分の棒を使えばよいか、どの状態が自分に適しているかを覚えておき易くするために、各棒に、例えば、黄色と赤と緑と白と水色などのように、別々の色を着色しておくことが好ましい。このようにすると、この青と黄色の間に人差指を入れて赤と白の間に中指を入れればよいとかと言うように覚えておくことにより、次回使用するときも簡単に物を持つことが可能となる。
握り部の形状は通常の人の掌で握るのが適当な大きさであり、例えば、その形状としては円柱形、卵形、球形などとすればよい。特に、円柱形のものがいろいろな方向に棒を突出させ易いので使用し易い。
また、握り部は握り部の本体が弾力性があり、その表面を被覆体で覆うような形にしてもよいし、或いは被覆体がない状態としてもよい。例えば、弾力性のあるゴムのようなものでは被覆体はなくてもよい。弾力性のあるものとして、発泡体や綿、織物や編物を丸めたものなどを使用する場合は中身がばらけないように、これを被覆体で覆うようにすればよい。握り部本体の強度がこのような場合は弱くなるので被覆体を用いることが好ましい。被覆体を使う場合は、被覆体の素材としては柔軟なシート状物が適当であり、例えば、布帛でもよいし、皮などのようなものでもよい。また、握り部の本体として内部に中空円筒を用いてもよい。
握り部の大きさは、円柱形の場合、その直径は3cm程度で長さが5、6cm程度のものが普通の手の大きさの人には使い易い。なお、握り部は手の小さい人や大きい人に合わせて大きさを大きくしたり小さくしたりすればよい。
また、棒を握り部から貫通させて摺動可能とした場合、その長さは特に限定されないが、あまり突出している長さが短いと使い難いので、棒の長さは10cmから15cm程度が好ましい。棒の材料としては特に限定されないが、竹などはしなりもあり肌触りもよいので好ましい。
図1は本発明の指用補助具の一実施例の斜視図であり、図2は図1に示した指用補助具を使用している状態を示す斜視図である。図3は握り部の端部付近で断面した図であり、図4は図3における被覆体を展開した平面図である。
本発明の指用補助具は握り部1と棒2とからなるものである。棒2は、本実施例では竹製であり、握り部1に対して多方向に突出しているものである。この実施例1においては握り部1は円柱形状をしたものであり、図3に示すように中空穴13を有する握り部本体11と握り部本体11の周囲を被覆する被覆体12とから構成されている。
握り部本体11は、この実施例では発泡体(例えば発泡スチロール)から構成されているものである。発泡体は表面に凹凸があるため、および握り部本体11に表面強度を持たせるため、この実施例では握り部本体11の表面を被覆体12で覆っている。被覆体12は柔軟なシート状の素材からなるものであり、皮、編物、織物などが使用できる。
握り部1の円柱部の胴部を覆う被覆体12を拡げると、この実施例においては図4に示したように、穴14が多数設けられている。図1に示した実施例では、6本の棒2が握り部1を貫通し、且つ摺動可能に突き刺さった状態となっている。図4に示した穴14は、この棒2が通るための穴である。棒2は円柱体形状をした握り部1の表面に対して単に直角方向に突出するだけではなく、斜め状態にも突出するように棒2の通し方を工夫することが好ましい。なお、この実施例では棒2の本数は6本であるが、棒2の本数は6本に限定されるものではない
図5は図4に示した被覆体12に棒2を通すときの穴14と棒2との関係を示すものであり、例えば図5に示したように、同じ符号(右上がり斜線、左上がり斜線、+、−、○、△)で書かれた穴14は1本の棒がそれぞれ突出するべき穴14に対応するものである。このようにすると種々の方向に棒2が突出することができる。棒2の先端部には抜止め3が設けられており、棒3を握り部1に対して摺動させても握り部1から棒2が抜けてしまうことを防止している。なお抜止め3はこの実施例では棒全体に被さるように取付けられているが、棒2の一部分を太くするような突起を設けることとしてもよい。
握り部1はこのような構造としたので弾力性を有するものであり、握り締めた時の感触がよいものである。なお棒2を刺すための穴を握り部本体11に設けるには、図4に示すような穴14に対応した目印を握り部本体11に付けて、棒2を通す前に握り部本体11に穴を開けておけばよい。なお、この穴は棒2の直径と同じかやや小さめのものとして、棒2を弱い力で押した場合に簡単に動いてしまわないように、きつ目な状態とすることが好ましい。
棒2の素材は木製、竹製、金属製、プラスチック製等何れでもよいが、手触りなどの点からして竹製や木製にすることが好ましい。
更に、棒2は1本1本異なった色に着色しておくことが好ましい。このようにすることにより筆記具4を握るときは、この白と赤の棒を使用するとか、スプーンを握るときは黄色と青を使用するとかのように色別で覚えておくことができる。
図2は人差し指が自由に曲がらない症状の人が、筆記具4を持った状態を示している。この図2のように筆記具4を棒2と握り部1と親指によって支持することにより、人差し指が曲がらない状態であっても文字などを書くことができる。また、その手が不自由な人の状態に合わせてどのように指を掛けるかは、その症状に合わせればよい。その時の棒の長さなどは握り部1に対して摺動させることによって長くしたり、短くしたりすることができる。また、指に対して邪魔にならないように棒2を引っ込めて棒と棒との間を拡げたり、或いは突出させたりとかいろいろ工夫することができる。
図6は本発明に係る補助具の実施例2の斜視図であり、図7はその握り部を断面した断面図である。この実施例において、実施例1と同じものには同じ符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
実施例2における指用補助具は握り部1が卵形をしている。また、図7に示すように、握り部1は握り部本体11のみであり被覆体は存在しない。このような握り部1は柔軟なゴム弾性体で製作するのが好ましい。
また、この実施例2の指用補助具においては、棒2は握り部1に固定的に取着されているが、棒と棒との間隔は種々となっている。棒2は多方向に握り部1から突出している点は実施例1と同様である。
この実施例における指用補助具は、棒2が握り部1に対して摺動することはできないが、握り部1を適宜持ち変えることにより指が不自由な症状の人でも工夫して筆記具や、スプーンや、箸を使用することができる。
本発明に係る指用補助具の一実施例を示した斜視図である。 図1に示した指用補助具を使用している状態を示す斜視図である。 図1に示した握り部の断面図である。 図1に示した握り部の円柱体の胴部における被覆体を示す展開図である。 図4に示した被覆体の穴に棒を通すときの状態を示す説明図である。 本発明の指用補助具の別の実施例の斜視図である。 図6に示した指用補助具における握り部の断面図である。
符号の説明
1 握り部
2 棒
3 抜止め
4 筆記具
11 握り部本体
12 被覆体
13 中空穴
14 穴

Claims (5)

  1. 握り部と、該握り部から多方向に突出した複数本の棒とからなる指用補助具。
  2. 前記握り部が弾力性を有することを特徴とする請求項1記載の指用補助具。
  3. 前記棒が前記握り部を貫通し且つ摺動可能であることを特徴とする請求項1または2記載の指用補助具。
  4. 前記棒の先端部に、棒が握り部から抜けるのを防止するための抜止めが設けられていることを特徴とする請求項3記載の指用補助具。
  5. 前記複数本の棒が種々の色に着色されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の指用補助具。
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KR200463314Y1 (ko) 2011-04-14 2012-11-05 서진영 손 장애우용 필기도구
CN103845135A (zh) * 2012-11-29 2014-06-11 茵文科公司 具有可以被推到旁侧的手动夹具的辅助抓握工具
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KR200463314Y1 (ko) 2011-04-14 2012-11-05 서진영 손 장애우용 필기도구
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CN103845135B (zh) * 2012-11-29 2016-06-22 麦卢萨公司 具有可以被推到旁侧的手动夹具的辅助抓握工具
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