JP2005043733A - レンズ移動方法、レンズ移動装置および光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成によってスムーズなレンズ移動を図ること。
【解決手段】レンズ移動装置1は、光学レンズ30を備えるナット32と、ナット32と螺合するリードスクリュー5と、リードスクリュー5を回転駆動するとともにリードスクリュー5を軸方向に摺動するAFモータ4と、ナット32の移動が規制されるリードスクリュー5の両端において、ナット32の幅X1よりも短く形成され、ナット32が滑動するようにナット32と嵌合する嵌合部14,15と、リードスクリュー5の中途部13から嵌合部14,15に向かうリードスクリュー5の軸方向に、リードスクリュー5を付勢する与圧バネ9および押しバネ23と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、駆動軸に螺合される従動部材の移動に伴い光学レンズを光軸方向に移動させるレンズ移動方法、レンズ移動装置および光学機器に係り、特に、フォーカス調整やズーム調整をおこなうレンズ移動方法、レンズ移動装置および光学機器に関する。
従来から、カメラなどの光学機器には光学レンズ部をその光軸方向に移動させてフォーカス調整をするフォーカス調整装置が搭載されている。このフォーカス調整装置では、光学レンズ部に移動ナットが設けられ、駆動軸に螺合されている。そして、駆動軸を回転駆動することにより、移動ナットおよび光学レンズ部が移動する。これにより、フォーカス調整をおこなうことができる。
しかし、移動ナットが駆動軸の端部にまで移動すると、駆動軸の端部と移動ナットとが食い付いてしまい、動作不良を起こす原因となっている。このため、従来から、各種の構造によって、食い付き防止を図っている。
たとえば、カメラの鏡筒ブロックに設けたナット部材に、モータ駆動されるヘリカルバーの駆動雄ネジ部を螺合させ、ヘリカルバーの回転により鏡筒ブロックを光軸方向に沿って螺出入させるカメラの鏡筒駆動装置では、ヘリカルバーの駆動雄ネジ部において、鏡筒ブロックの前後方向における移動規制端位置でナット部材と略一山で螺合するように、その前後のネジ部を削除するようにして、食い付きを防止している(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
特開平7−027961号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の従来技術では、移動規制端位置において一山分、駆動雄ネジ部とナット部材とが螺合しているため、その部分で駆動雄ネジ部とナット部材との食い付きが生じてしまい、動作不良の原因になるという問題があった。
また、移動規制端位置において、雄ネジとナット部材とを完全に螺合しないようにネジ部を削除した場合、移動規制端から雄ネジの移動許容部分、すなわちネジ山が形成されている部分にナット部材を移動させようとしても、駆動時のガタによって駆動雄ネジ部とナット部材とが螺合しない場合が生じてしまうことになる。したがって、ナット部材を移動規制端から動かすことができず、動作不良の原因となるという問題があった。
さらに、通常、光学レンズは駆動雄ネジ部と平行なガイドシャフトに支持されており、ナット部材の移動に追従して移動する。そして、ナット部材を駆動雄ネジ部の移動規制端からネジ山部に戻すために、このガイドシャフトに付勢バネを嵌挿することも考えられる。しかしながら、この付勢バネを備えることにより、光学レンズの移動範囲が狭くなり、部品点数が増加し、光学機器が大型化するという問題があった。
また、上記特許文献1では、両方のバネから常時レンズの光軸方向に付勢されているため、ナットを移動させるためにはステッピングモータの駆動トルクを大きくしなければならない。したがって、この必要トルクを得るためにモータを大型化したり、消費電力を大きくしなければならないという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、簡単な構成によってスムーズなレンズ移動を図ることを目的とする。また、この簡単な構成を採用することによりレンズ移動装置の小型化を図ることを目的とする。更に、このようなレンズ移動機構を設けて光学機器の小型化を図ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるレンズ移動方法は、従動部材に螺合する駆動軸を回転駆動することによって、前記従動部材に設けられる光学レンズを光軸方向に移動させるレンズ移動方法であって、前記駆動軸を一方の方向に回転駆動することによって、前記駆動軸において前記従動部材の移動が許容される移動許容位置から、前記従動部材の移動が規制される移動規制位置まで、前記従動部材を移動させる従動部材移動工程と、前記駆動軸を前記一方の方向に回転駆動することによって、前記従動部材を前記移動規制位置に保持しつつ、前記従動部材移動工程によって前記従動部材が移動させられた移動方向と反対方向に、前記駆動軸を移動させる駆動軸移動工程と、前記駆動軸移動工程によって前記駆動軸を移動させることによって、前記移動規制位置に保持された前記従動部材と前記駆動軸との螺合を解除する螺合解除工程と、を含んだことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、駆動軸と従動部材との食い付き防止を図ることができる。
また、請求項2の発明にかかるレンズ移動方法は、請求項1に記載の発明において、前記螺合解除工程によって前記従動部材との螺合が解除された前記駆動軸を、他方の方向に回転駆動することによって、前記駆動軸と前記従動部材とを螺合する螺合工程と、前記駆動軸を前記逆方向に回転駆動することによって、前記螺合工程によって前記駆動軸に螺合された前記従動部材を、前記移動規制位置から前記移動許容位置へ移動させる第2の従動部材移動工程と、を含んだことを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、移動規制位置から移動許容位置へ、従動部材をスムーズに移動させることができる。
また、請求項3の発明にかかるレンズ移動装置は、光学レンズを備える従動部材と、前記従動部材と螺合する駆動軸と、前記駆動軸を回転駆動するとともに、前記駆動軸を軸方向に摺動する回転駆動手段と、前記従動部材の移動が規制される前記駆動軸の少なくともいずれか一端において、前記従動部材の幅よりも短く形成され、前記従動部材が滑動するように前記従動部材と嵌合する嵌合部と、前記駆動軸の中途部から前記嵌合部に向かう前記駆動軸の軸方向に、前記駆動軸を付勢する付勢手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、駆動軸と従動部材との食い付き防止を図ることができる。また、嵌合部が設けられている端部から、従動部材をスムーズに移動させることができる。
また、請求項4の発明にかかるレンズ移動装置は、請求項3に記載の発明において、前記嵌合部は、前記駆動軸の先端に設けられ、前記付勢手段は、前記駆動軸の後端に設けられていることを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、レンズ移動装置内部の省スペース化を図ることができる。
また、請求項5の発明にかかるレンズ移動装置は、請求項3または4に記載の発明において、前記嵌合部と前記従動部材とが嵌合する状態においてガタつきを規制するように構成したことを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、従動部材が嵌合部において滑動する状態から駆動軸での螺合状態にスムーズに移行することができる。
また、請求項6の発明にかかる光学機器は、請求項3〜5のいずれか一つに記載のレンズ移動装置を具備することを特徴とする。
この請求項6の発明によれば、光学機器内部の省スペース化を図ることができる。
この発明にかかるレンズ移動方法および装置レンズ移動装置によれば、駆動軸と従動部材との食い付きを防止するとともに、駆動軸の移動規制位置から移動許容位置へ、従動部材をスムーズに移動させることができるため、簡単な構成によってスムーズなレンズ移動をおこなうことができるという効果を奏する。また、この簡単な構成を採用することによりレンズ移動装置の省電力化を図ることができるという効果を奏する。さらに、このようなレンズ移動装置を設けることにより光学機器の小型化を図ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるレンズ移動装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1〜図5は、この実施の形態のレンズ移動装置1を示す概略部分側断面図である。このレンズ移動装置1は、駆動部2と光学レンズ部3とで略構成される。駆動部2は、AFモータ4と、駆動軸としてのリードスクリュー5と、軸受6と、支持板7と、ガイドシャフト8と、で略構成されている。
AFモータ4は、例えばステッピングモータやDCモータを採用することができ、モータ本体10と出力軸11で構成されている。このAFモータ4は不図示の制御部からの駆動指令に基づいて出力軸11を回転させる。出力軸11の一端11aは、リードスクリュー5に対し相対回転不能に接続されている。AFモータ4としてはステッピングモータを用いることが好ましく、AFモータ4を小型化でき、消費電力を低減することができる。
また、モータ本体10には、第1の付勢手段として、与圧バネ9が内蔵されており、出力軸11の他端11bに当接する。与圧バネ9は、出力軸11の他端11bから出力軸11の一端11aに向かう方向に付勢することによって、リードスクリュー5を付勢する。第1の付勢手段は、与圧バネ9のほか、リードスクリュー5を付勢する構成であれば、スプリングバネや、ゴムなどの弾性体であってもよい。
リードスクリュー5はAFモータ4の出力軸11から伝達される回転力により回転駆動する。このリードスクリュー5の中途部13の周面にはネジ山が形成されている。リードスクリュー5の両端部は、中途部13のようにネジ山は形成されておらず、平滑な周面を有する嵌合部14,15とされている。嵌合部14,15の径は中途部13の径と同等またはやや小さめの径にするのが好ましい。
リードスクリュー5の先端側の嵌合部14の端面にはリードスクリュー5と同軸な突出軸16が設けられており、軸受6に嵌合されている。この突出軸16は、リードスクリュー5が軸方向に移動しても軸受6から外れない長さとされている。また、リードスクリュー5の後端側の嵌合部15の端面からも軸方向に突出部17が設けられており、出力軸11に嵌挿されるようになっている。軸受6は、リードスクリュー5の先端側に設けられている。軸受6には凹部18が形成されており、突出軸16と嵌合するようになっている。
支持板7は、例えば金属製とされており、両端部が屈曲して略コ字状に形成されている。支持板7の水平板部20はリードスクリュー5の長さと略同等とされている。支持板7の両端部はともに水平板部20に垂直な垂直板部21,22とされている。リードスクリュー5の先端側の垂直板部21は、リードスクリュー5の後端側の垂直板部22よりも短く形成されている。リードスクリュー5の先端側の垂直板部21は、軸受6を保持するようになっている。また、リードスクリュー5の後端側の垂直板部22も出力軸11が嵌合されている。
またガイドシャフト8は、リードスクリュー5の中心軸と平行とされている。ガイドシャフト8は、図示しない光学機器の内部にて保持されている。これにより、この駆動部2は、出力軸11の回転に伴ってリードスクリュー5も自身の軸回りに回転するようになっている。また、ガイドシャフト8には、第2の付勢手段としての押しバネ23が嵌挿されている。このバネは、与圧バネ9と同様、出力軸11の他端11bから出力軸11の一端11aに向かう方向に付勢することによって、光学レンズ部3を付勢している。
光学レンズ部3は、光学レンズ30と、レンズ保持部31と、従動部材としてのナット32と、回転規制シャフト33と、から略構成されている。光学レンズ30はその正面から入射光を受光して撮像素子へ導く。なお、この実施の形態では光学レンズ30の光軸はリードスクリュー5の中心軸と平行とされている。
レンズ保持部31の下部にはレンズ枠34が突出形成されており、光学レンズ30の周縁を保持するようになっている。また、レンズ保持部31には光学レンズ30の光軸方向に貫通孔35が形成されており、ガイドシャフト8が貫通するようになっている。更に、レンズ保持部31の上部には、一対の垂直片36,37が設けられている。両垂直片36,37は回転規制シャフト33を支持している。この回転規制シャフト33は、ナット32に貫通しており、リードスクリュー5の回転に伴うナット32の回転を阻止している。
ナット32は、リードスクリュー5に螺合しており、AFモータ4の回転駆動により、光学レンズ30の光軸方向に移動する。ナット32の幅(厚み)は、リードスクリュー5の両端に設けられている嵌合部14,15の長さよりも長くされており、ナット32が嵌合部14,15まで移動したときに、ナット32はリードスクリュー5の中途部13に形成されているネジ山の端部と螺合する。
すなわち、ナット32の幅(厚み)をX1とし、嵌合部14,15の軸方向長さをX2とすると、X1>X2となる。また、与圧バネ9の伸縮幅をX3とすると、X1−X2<X3となる。
つぎに、この実施の形態にかかるレンズ移動装置1の動作について説明する。まず、図1に示すように、ナット32がリードスクリュー5の中途部13に位置する場合、ナット32とリードスクリュー5は螺合しているため、AFモータ4の回転駆動によって、ナット32の移動が許容される。
そして、図1に示す状態から、AFモータ4を正方向(一方の方向)に回転駆動すると、ナット32がリードスクリュー5の先端側に移動し、図2に示すように、ナット32がリードスクリュー5の先端に到達すると、ナット32は軸受6に当接する。これによりナット32の移動が規制される。このとき、ナット32の内周面の一部は、中途部13と嵌合部14との境界のネジ山に螺合するとともに、ナット32の内周面の残部は、嵌合部14に嵌合されている。
この状態から、さらにAFモータ4を正方向に回転駆動すると、リードスクリュー5の回転駆動により、リードスクリュー5が与圧バネ9の付勢力に抗してリードスクリュー5の先端から後端に向かう方向に移動する。そして、図3に示すように、リードスクリュー5の移動によって、リードスクリュー5の中途部13のネジ山とナット32との螺合が解除され、ナット32は嵌合部14にのみ嵌合された状態となり、AFモータ4を正方向に回転駆動すると、リードスクリュー5は空転する。したがって、リードスクリュー5の先端において、リードスクリュー5とナット32は螺合していないため、食い付きが生じることがない。
また、この図3に示す状態では、AFモータ4を正方向に回転駆動を停止すると、中途部13と嵌合部14の境界に形成されているリードスクリュー5のネジ山と、ナット32の開口周縁に形成されているネジ溝とが、与圧バネ9の付勢力によって当接する。この図3に示す状態から、AFモータ4を逆方向に回転駆動すると、与圧バネ9の付勢力およびリードスクリュー5の回転によって、リードスクリュー5の中途部13は、ナット32の開口部にスムーズに導入されて螺合する。これにより、光学レンズ30をスムーズに移動させることができる。
また、図1に示すように、ナット32がリードスクリュー5の中途部13において螺合されている状態から、AFモータ4を逆方向(他方の方向)に回転駆動すると、ナット32がリードスクリュー5の後端側に移動するとともに、与圧バネ9の付勢力に抗してリードスクリュー5もAFモータ4側に移動する。
そして、図4に示すように、ナット32がリードスクリュー5の後端に到達すると、レンズ保持部31の垂直片36が、支持板7の垂直板部22に当接することにより、ナット32の移動が規制される。このとき、ナット32の内周面の一部は、中途部13と嵌合部15との境界のネジ山に螺合するとともに、ナット32の内周面の残部は、嵌合部15に嵌合されている。
この状態から、さらにAFモータ4を逆方向に回転駆動すると、リードスクリュー5の回転駆動と与圧バネ9の付勢力により、リードスクリュー5は、リードスクリュー5の先端から後端に向かう方向に移動する。そして、図5に示すように、リードスクリュー5の移動によって、リードスクリュー5の中途部13のネジ山とナット32との螺合が解除され、ナット32は嵌合部15にのみ嵌合された状態となり、AFモータ4を逆方向に回転駆動すると、リードスクリュー5は空転する。したがって、リードスクリュー5の後端において、リードスクリュー5とナット32は螺合していないため、食い付きが生じることがない。
また、この図5に示す状態では、AFモータ4の逆方向への回転駆動を停止すると、中途部13と嵌合部14の境界に形成されているリードスクリュー5のネジ山と、ナット32の開口周縁に形成されているネジ溝とが、押しバネ23の付勢力によって当接する。この図5に示す状態から、AFモータ4を正方向に回転駆動すると、押しバネ23の付勢力およびリードスクリュー5の回転によって、リードスクリュー5の中途部13は、ナット32の開口部にスムーズに導入されて螺合する。これにより、光学レンズ30をスムーズに移動させることができる。
なお、上述した実施の形態にかかるレンズ移動装置1において、嵌合部14,15の直径は、ナット32の谷径に対し、0.05〜0.10[mm]程度小さい径とするのが好ましく、この径の大きさであれば、図3および図5に示すようにナット32が嵌合部14,15と嵌合している位置から、ネジ山が形成されているリードスクリュー5の中途部13に対し、ナット32をスムーズに導入して螺合させることができる。
すなわち、AFモータ4を回転駆動したときの脱調によってリードスクリュー5にガタが生じても、嵌合部14,15とナット32の内周面との間隙が小さいため、嵌合部14,15がナット32の内周面に衝突するため、ガタつきを抑制して、ナット32をスムーズに導入することができる。
以上説明したように、この実施の形態にかかるレンズ移動装置1では、リードスクリュー5とナット32との食い付きを防止するとともに、リードスクリュー5の両端部(嵌合部14,15)から中途部13へ、ナット32をスムーズに移動させることができるため、簡単な構成によってスムーズなレンズ移動をおこなうことができる。
また、食い付きが生じた場合には、AFモータ4に与える電流量を大きくして食い付きを解除しなければならない。このため、消費電力が大きくなったり、また大きなトルクを得るためにAFモータ4を大型化しなければならないが、このレンズ移動装置1では、上述のような構成を採用することにより、レンズ移動装置1の省電力化および小型化を実現することができる。またこれにより、このようなレンズ移動装置1を光学機器に搭載することによって、光学機器の小型化および軽量化を図ることができ、携帯型の光学機器にも採用することができる。
また、このレンズ移動装置1を、フォーカス調整やズーム調整に適用することにより、これらの調整動作時における動作不良を防止することができる。たとえば、オートフォーカス調整においては、リードスクリュー5とナット32との食い付きがないため、光学レンズ30の位置を、実際にピントが合う位置に移動することができ、被写体のピンボケを防止することができる。また、手動によるフォーカス調整やズーム調整においても、操作者が意図したとおりに、フォーカス調整やズーム調整の操作をおこなうことができる。したがって、リードスクリュー5とナット32との食い付きによって生じる調整のやり直しを防止することができ、微調整も容易におこなうことができる。
以上のように、この発明にかかるレンズ移動方法、レンズ移動装置および光学機器は、たとえば、フィルムカメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラ、望遠鏡および顕微鏡などの各種の光学機器に適用することができ、これらのフォーカス調整やズーム調整などに適用することができる。
この発明の実施の形態にかかるレンズ移動装置の部分側断面図である。 この発明の実施の形態にかかるレンズ移動装置の動作状態の一例を示す部分側断面図である。 図2の状態からナットの螺合を解除した状態を示す部分側断面図である。 この発明の実施の形態にかかるレンズ移動装置の動作状態の他の例を示す部分側断面図である。 図4の状態からナットの螺合を解除した状態を示す部分側断面図である。
符号の説明
1 レンズ移動装置
4 AFモータ
5 リードスクリュー(駆動軸)
9 与圧バネ(付勢手段)
14 嵌合部
15 嵌合部
23 押しバネ
30 光学レンズ
32 ナット(従動部材)

Claims (6)

  1. 従動部材に螺合する駆動軸を回転駆動することによって、前記従動部材に設けられている光学レンズを光軸方向に移動させるレンズ移動方法であって、
    前記駆動軸を一方の方向に回転駆動することによって、前記駆動軸において前記従動部材の移動が許容される移動許容位置から、前記従動部材の移動が規制される移動規制位置まで、前記従動部材を移動させる従動部材移動工程と、
    前記駆動軸を前記一方の方向に回転駆動することによって、前記従動部材を前記移動規制位置に保持しつつ、前記従動部材移動工程によって前記従動部材が移動させられた移動方向と反対方向に、前記駆動軸を移動させる駆動軸移動工程と、
    前記駆動軸移動工程によって前記駆動軸を移動させることによって、前記移動規制位置に保持された前記従動部材と前記駆動軸との螺合を解除する螺合解除工程と、
    を含んだことを特徴とするレンズ移動方法。
  2. 前記螺合解除工程によって前記従動部材との螺合が解除された前記駆動軸を、他方の方向に回転駆動することによって、前記駆動軸と前記従動部材とを螺合する螺合工程と、
    前記駆動軸を前記他方の方向に回転駆動することによって、前記螺合工程によって前記駆動軸に螺合された前記従動部材を、前記移動規制位置から前記移動許容位置へ移動させる第2の従動部材移動工程と、
    を含んだことを特徴とする請求項1に記載のレンズ移動方法。
  3. 光学レンズを備える従動部材と、
    前記従動部材と螺合する駆動軸と、
    前記駆動軸を回転駆動するとともに、前記駆動軸を軸方向に摺動する回転駆動手段と、
    前記従動部材の移動が規制される前記駆動軸の少なくともいずれか一端において、前記従動部材の幅よりも短く形成され、前記従動部材が滑動するように前記従動部材と嵌合する嵌合部と、
    前記駆動軸の中途部から前記嵌合部に向かう前記駆動軸の軸方向に、前記駆動軸を付勢する付勢手段と、
    を備えることを特徴とするレンズ移動装置。
  4. 前記嵌合部は、前記駆動軸の先端に設けられ、
    前記付勢手段は、前記駆動軸の後端に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のレンズ移動装置。
  5. 前記嵌合部と前記従動部材とが嵌合する状態においてガタつきを規制するように構成したことを特徴とする請求項3または4に記載のレンズ移動装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか一つに記載のレンズ移動装置を具備することを特徴とする光学機器。

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