JP2005041176A - 発熱抵抗体及びその製造方法、並びに、インクジェット記録ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

発熱抵抗体及びその製造方法、並びに、インクジェット記録ヘッド及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発熱抵抗体層における高抵抗領域(バブル発生領域)の抵抗制御性及びエネルギー効率を向上させると共に、低抵抗領域(寄生抵抗領域)の十分な低抵抗を確保した発熱抵抗体及びその製造方法、並びに、インクジェット記録ヘッド及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】 例えば低抵抗多結晶Si膜33からなる低抵抗領域と、前記低抵抗多結晶Si膜33よりも薄い膜厚の高抵抗多結晶Si膜32からなる高抵抗領域と、で構成された発熱抵抗体層6を備える発熱抵抗体及びその製造方法、並びに、インクジェット記録ヘッド及びその製造方法である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ノズル内に保持されたインクに熱エネルギーを印加してこれを噴射するサーマルタイプのインクジェット記録ヘッドなどに利用される発熱抵抗体及びその製造方法、並びに、インクジェット記録ヘッド及びその製造方法。
近年、インクジェット記録装置は低価格でありながら高画質なカラー記録装置として注目されている。インクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドとしては、例えば圧電材料によって圧力室を機械的に変形させることによって発生した圧力によってノズルからインクを噴射させる圧電型のインクジェット記録ヘッドや、個別流路に配設された発熱素子に通電し、インクを気化させた圧力でノズルからインクを噴射させるサーマル型のインクジェット記録ヘッドが知られている。
現在のサーマル型のインクジェット記録ヘッドとしては、例えば、特許文献1〜3などに記載されたインクジェット記録ヘッドが知られている。
ここで、図11(A)〜(E)に、サーマルタイプのインクジェット記録ヘッドにおけるインク滴生成過程を示す。図中、100は流路基板、102は液体流路、103はヒーター基板、104は独立電極、105は共通電極、106は発熱抵抗体層、107は絶縁膜、108はピット、109はノズル、110はインク、111は気泡、112は生成されたインク滴である。
サーマルタイプのインクジェット記録ヘッドでは、発熱抵抗体層106に一時的に通電加熱することによって、インク110が急激に沸騰し、気泡111が発生すると共に液体流路102内で急激に成長する。そして、この気泡111の成長時の圧力により、ノズル109から、インク滴112を噴射させると共に、紙などの被記録物に着弾させ、記録画素を形成する。
特開平9−226102 特開2000−158655 特開2000−158656
ところで、サーマルタイプのインクジェット記録ヘッドにおける発熱抵抗体層は、多結晶Si膜の抵抗値を膜に導入する不純物イオン(ここではリン)の量で制御すると共に、高抵抗領域と低抵抗領域とに分けられている。この高抵抗領域における多結晶Si膜は、バブル発生領域となるため、その抵抗値は比較的高い値となる。
一方、バブル発生に寄与しない低抵抗領域における多結晶Si膜は、その抵抗が寄生抵抗となり、電流Iの2乗×その抵抗値R(I2・R)のエネルギーに相当する余分な発熱を引き起こす。この発熱はヘッド温度の上昇を促進して、ヘッド操作方向の濃度ムラ不良や気泡による白スジ不良といった画質欠陥を招く。
また、これを回避するために繰り返しインク噴射周波数を低下させると印刷速度が低下するという不具合が生じてしまう。
このため低抵抗領域における多結晶Si膜の抵抗を十分に低下させるために、不純物イオン導入量をできるだけ多くしているのが現状である。
しかし、発熱抵抗体層としての多結晶Si膜に導入する不純物イオンの量が多くなりすぎるとの抵抗率が飽和するため、膜厚が薄いと所望の抵抗まで低下させることができなくなる。
また、不純物イオンの導入法として制御性の良いイオン注入法が一般的に使用されるが、実用的なイオン加速エネルギーで打ち込んだ場合、多結晶Si膜が薄いとイオンの一部が膜を突き抜けてしまい、抵抗制御性(均一性)が悪化したり、下地デバイス(トランジスタ領域)に侵入して電気特性を変動させたりするといった問題も生じる。
これら2つの理由のため、実際には多結晶Si膜(発熱抵抗体層)を所定の厚さ(厚め)に調整しているが、多結晶Si膜(発熱抵抗体層)の膜厚が厚くなると、発熱抵抗体層自体の熱容量が大きくなるためにインクに伝わる熱量が低下してエネルギー効率が低下するという不具合が発生する。
従って、本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明の目的は、発熱抵抗体層における高抵抗領域(バブル発生領域)の抵抗制御性及びエネルギー効率を向上させると共に、低抵抗領域(寄生抵抗領域)の十分な低抵抗を確保した発熱抵抗体及びその製造方法、並びに、インクジェット記録ヘッド及びその製造方法を提供することである。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、本発明は、
本発明の発熱抵抗体は、低抵抗領域と、前記低抵抗領域よりも薄い膜厚の高抵抗領域と、で構成された発熱抵抗体層を備えることを特徴とする。
本発明の発熱抵抗体では、不純物イオンのドープ量に加え発熱抵抗体層の膜厚を変えることで、抵抗値を制御している。即ち、発熱抵抗体層は、膜厚が厚い領域(高抵抗領域よりも膜厚が厚い)を低抵抗領域とし、厚みが薄い(低抵抗領域の膜厚よりも薄い)領域を高抵抗領域として構成している。このため、高抵抗領域は、膜厚を薄くすることで、抵抗制御性及びエネルギー効率を十分確保すると共に、低抵抗領域は、厚みを厚くすることで、十分な低抵抗の確保が実現される。
また、本発明の発熱抵抗体においては、例えば、さらに、前記発熱抵抗体層における低抵抗領域上に設けられた絶縁層と、前記絶縁膜を貫通して前記発熱抵抗体層と電気的に接続する電極層と、前記発熱抵抗体層における高抵抗領域上を被覆する被覆層と、を有する構成が挙げられる。
また、本発明の発熱抵抗体においては、前記被覆層が、さらに前記発熱抵抗体層における低抵抗領域の一部、及び前記絶縁層を被覆していることが好適である。
また、本発明の発熱抵抗体は、前記被覆層により被覆された前記発熱抵抗体層における低抵抗領域の一部が、高抵抗領域の膜厚と略同等であることが好適である。
一方、本発明の発熱抵抗体の製造方法は、上記本発明の発熱抵抗体を製造するためのものであって、
一定膜厚の発熱抵抗体層の一部を所望の膜厚になるまでエッチング除去し、発熱抵抗体層に低抵抗領域と、前記低抵抗領域よりも薄い膜厚の高抵抗領域と、を形成することを特徴としている。
本発明の発熱抵抗体の製造方法では、一定膜厚の発熱抵抗体層の一部を、所望の膜厚、即ち所望の抵抗値に達するまでエッチング除去し、このエッチング除去して残存した領域を高抵抗領域とし、当該以外の領域を低抵抗領域として形成する。このため、簡易に、発熱抵抗体層に低抵抗領域と、前記低抵抗領域よりも薄い膜厚の高抵抗領域と、を形成することが可能となる。
また、本発明の発熱抵抗体の製造方法においては、エッチング除去する前に、一定膜厚の前記発熱抵抗体層を、熱拡散法により所定の抵抗値に制御していることが好適である。
また、本発明の発熱抵抗体の製造方法においては、エッチング除去する前に、一定膜厚の前記発熱抵抗体層に予め低抵抗領域と高抵抗領域とを形成しておき、前記発熱抵抗体層における前記高抵抗領域をエッチング除去して、発熱抵抗体層に低抵抗領域と、前記低抵抗領域よりも薄い膜厚の高抵抗領域と、を形成することが好適である。この一定膜厚の前記発熱抵抗体層における低抵抗領域と高抵抗領域とは、イオン注入法により形成することが好適である。
また、本発明の発熱抵抗体の製造方法においては、前記エッチング除去が、反応性イオンエッチング法により行うことが好適である。
一方、本発明のインクジェット記録ヘッド及びその製造方法は、上記本発明の発熱抵抗体及びその製造方法を適用したものである。
以上、本発明によれば、発熱抵抗体層における高抵抗領域(バブル発生領域)の抵抗制御性及びエネルギー効率を向上させると共に、低抵抗領域(寄生抵抗領域)の十分な低抵抗を確保を実現する、という効果を奏する。
以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、実質的に同じ機能を有する部材には、全図面通して同じ符号を付与して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるヒーターチップの平面構成図である。21は駆動素子であり、各発熱抵抗体層6にはこれらに対して個別に駆動エネルギーを伝達するための独立電極4および通常電源電極配線として機能する共通電極5が接続される。また駆動素子21の端部にも共通電極22配線が接続され、通常電源電極配線として機能する。画像情報に応じて、駆動素子21がONし発熱抵抗体層6を通電加熱することによって発熱させている。また発熱抵抗体層6の材料としては各種検討されているが多結晶Si材料はLSIロジック回路搭載のインクジェットヘッドにおいて通常のMOSLSIプロセスのゲート電極材料として用いられるため、これらの共通化が可能となり工程を簡略化できる。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの断面図であり、ヒーター基板3上に多結晶Siからなる発熱抵抗体層6で構成される発熱抵抗体部31とそれに電流を供給する駆動素子21と画像情報の信号処理をするロジック回路部45をLSIプロセスを用いて形成している。そして、このヒーター基板3と、流路が形成された流路基板1とをノズル9が形成されるように接合されてインクジェット記録ヘッドは構成されている。
発熱抵抗体部31は、高抵抗多結晶Si膜32(高抵抗領域)と低抵抗多結晶Si膜33(低抵抗領域)とからなる発熱抵抗体層6で構成されている。
この発熱抵抗体層6における高抵抗多結晶Si膜32領域は主に発熱領域(バブル発生領域)を規定する。一方、高抵抗多結晶Si膜32の両側にある低抵抗多結晶Si膜33の領域はたとえ十分な発熱量があってもその上部に第1の層間絶縁膜36があるためインクに伝わる熱エネルギーは小さくなる。そのためこの低抵抗多結晶Si膜33の領域は余分なエネルギーロスを小さくするという点からあらかじめ多結晶Siに高濃度の不純物イオンを注入し抵抗を十分に下げている。
これに加えて、本実施形態では、高抵抗多結晶Si膜32を、低抵抗多結晶Si膜33(低抵抗領域)よりも膜厚を薄く構成し、膜厚によっても抵抗を制御している。即ち、高抵抗多結晶Si膜32は薄膜化することにより、高抵抗多結晶Si膜32よりも高抵抗化させた構成としている。
また、高抵抗多結晶Si膜32周辺の低抵抗多結晶Si膜33は、後述するように、エッチングによって高抵抗多結晶Si膜32と共に薄膜化され、高抵抗多結晶Si膜32の膜厚と略同等に構成されている。このように構成することで、絶縁膜ピット8(開口)の端部をバブル発生領域となる高抵抗多結晶Si膜32の上から外すことができるため、この段差部での熱ストレスによる破壊に対して強くなる。
また、絶縁膜ピット8(開口)の端部はこの低抵抗多結晶Si膜33の上部にくるように配設しており、さらにポリイミド樹脂層42のピットの端部は絶縁膜ピット8の外側にくるように配設している。
そして、高抵抗多結晶Si膜32上、その周辺の薄膜化された低抵抗多結晶Si膜33上、絶縁膜ピット8(開口)内壁、に渡って、耐インク層40(被覆層)が被覆されている。このように、耐インク層40を高抵抗多結晶Si膜32上に被覆する、さらには、低抵抗多結晶Si膜33上に設けられる絶縁層上に被覆することで、インクによる侵食を防止している。
図3〜図6は、本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるヒーター基板の製造工程を示すフロー図である。
まず、Si基板3を準備し(図3(A))、Si基板3の表面に通常のLOCOS(Local Oxidation of Si)法を用いてトランジスタ領域を規定する(図3(B))。ここは後に、発熱抵抗体部31の領域、ロジック回路部45の領域あるいは駆動素子21の領域等に相当する。フィールド酸化膜44は1000℃の水素燃焼酸化で約1.5μm成長させる。この酸化膜は素子分離領域としてだけでなく、後に発熱抵抗体層としての多結晶Siの下の蓄熱層としても働くためできるだけ厚いことが望ましい。
続いてトランジスタのゲート酸化膜51を1000℃の水素燃焼酸化で約100nm成長させる(図3(C))。
続いて、MOSトランジスタのゲート電極34と発熱抵抗体層6の材料となる多結晶Si薄膜52をCVD(化学的気相成長)法で約0.4μm着膜する(図3(D))。
続いて多結晶Si膜52にn型不純物であるリンをイオン注入法にて全面に導入する(図3(E))。この段階で導電性の多結晶Si膜53になる。この多結晶Si膜53は後に高抵抗多結晶Si膜32となるものである。
続いて後に高抵抗多結晶Si膜32となる領域をホトリソグラフィー法で形成したレジストで覆い、n型不純物であるリンをイオン注入しこの領域をさらに抵抗の低い多結晶Si膜33にする(図3(F))。この領域の多結晶Siは後に発熱抵抗体層6の低抵抗多結晶Si膜33あるいはMOSトランジスタのゲート電極34となるものである。
続いてホトリソグラフィー法とフッ素系のガスを用いたドライエッチング法を用いて発熱抵抗体層6とMOSトランジスタのゲート電極34をパターニング(加工)する(図4(G))。
その後、MOSトランジスタのソース/ドレイン拡散層35を砒素のイオン注入法とその後の熱処理にて形成する(図4(H))。
続いて第1の層間絶縁膜36を形成する(図4(I))。ここでは膜としてCVD法で約600nm着膜したBPSG(Borophosphosilicate glass:Si酸化膜)膜に平坦化のための熱処理を施したものを用いる。
続いてホトリソグラフィー法とフッ素系のガスを用いたドライエッチング法にて各素子の電気的接続口となるコンタクトホール37を開口する(図4(J))。
続いて第1の金属配線層38(独立電極4、共通電極5)を形成する(図4(K))。ここでは金属配線の材料としてスパッタ法で約1μm着膜したAl―1%Si膜を用い、パターニングはホトリソグラフィー法と塩素系ガスを用いたドライエッチング法で実施した。
続いて表面保護層41としてSiH4系ガスを用いたプラズマCVD法で約500nmのSi酸化膜を着膜する(図5(L))。
続いて絶縁膜ピット8を形成するため、ホトリソグラフィー法、及びフッ素系ガス(例えばCF4及びCHF3)を用いたドライエッチング法で発熱抵抗体層6における高抵抗多結晶Si膜32及びその周辺(低抵抗多結晶Si膜33の一部)上の表面保護層41(Si酸化膜)及び第1の層間絶縁膜36(Si酸化膜)をエッチング除去する(図5(M))。ここで、Bonding Pad 39も同時に形成する。
なお、このときのエッチング条件を、Si酸化膜(表面保護層41及び第1の層間絶縁膜36)と多結晶Si膜(発熱抵抗体層6)との選択比を適宜選択し(選択比を大きくとる)、下層の多結晶Si膜(発熱抵抗体層6)のエッチングを防止することがよい。これは、発熱抵抗体層6における高抵抗多結晶Si膜32の膜厚を精度よく制御する観点からよい。
このようにして、発熱抵抗体層6上に絶縁膜ピット8としての開口を設ける。この絶縁膜ピット8は異種の2層構造の膜(第1の層間絶縁膜36を構成するBPSGからなるSi酸化膜)と、表面保護層41を構成するプラズマCVDによるSi酸化膜と、の2層構造の膜)を除去するため、従来例の加工に用いていたWetエッチング法ではいわゆるアンダーカットが発生するため両者のエッチングレートを高精度であわせない限り形状の制御が難しい。その点ドライエッチング法による加工では膜種によらずほぼ垂直に加工できるため2層構造の膜でも形状制御性よく加工できるという利点がある。
続いてホトリソグラフィー法、及びフッ素系ガス(例えばCF4)を用いたドライエッチング法で発熱抵抗体層6における高抵抗多結晶Si膜32及びその周辺(低抵抗多結晶Si膜33の一部)をエッチング除去して、高抵抗多結晶Si膜32が所望の抵抗値に達するまで薄膜化する(図5(N))。
続いて耐インク層40としてSi窒化膜とTa膜を形成する(図5(O))。ここではSi窒化膜はアンモニア系ガスを用いたプラズマCVD法で着膜し、その上にTa膜をスパッタ法で着膜した。これら2層膜をホトリソグラフィー法とフッ素系ガスを用いたプラズマエッチング法でパターニングする。
最後に流路を形成するためのポリイミド樹脂層42を形成してヒーター基板の作製を完了する(図6(P))。
一方、流路基板1については、従来と同様であり、例えば、Si基板に、発熱抵抗体部31に対応した液体流路2となる溝と、ノズル9後方に延長されバイパス流路部43と、リザーバー47及び液体供給口46となる貫通孔とを形成する。
そして、上述のようにして作製されたヒーター基板3と位置合わせを行った後、接合する。これにより、上記インクジェット記録ヘッドが作製される。
このように、本実施形態では、発熱抵抗体層6において、バブル発生に寄与する高抵抗多結晶Si膜32(高抵抗領域)を薄膜化して十分に高い抵抗値を付与して、抵抗制御性及びエネルギー効率を実現する一方で、バブル発生に寄与しない寄生抵抗となり得る低抵抗多結晶Si膜33(低抵抗領域)は厚いまま維持させて、十分に低い抵抗値が付与されており、余分な発熱が抑制され、ヘッド温度の上昇が少なく、ヘッド操作方向の濃度ムラ不良や気泡による白スジ不良といった画質欠陥を防止することができる。
また、本実施形態では、予め発熱抵抗体体層6にイオン注入法によって不純物イオンを導入して、高抵抗多結晶Si膜32(高抵抗領域)と低抵抗多結晶Si膜33(低抵抗領域)を形成した後、エッチングにより、高抵抗多結晶Si膜32(高抵抗領域)を薄膜化しているため、発熱抵抗体体層6の各領域の抵抗値を容易に制御することができる。また、薄膜化前の高抵抗多結晶Si膜32(高抵抗領域)にイオン注入法によって不純物イオンを導入しているので、イオン注入時のイオンの付き抜けに伴う不純物イオン量のバラツキを回避することができると共に、不純物イオンの下地デバイス(トランジスタ領域)への侵入を防止し電気特性の変動がなくなる。
また、本実施形態では、ポリイミド樹脂層のピットが前記絶縁膜のピット8の外側に形成されてると共に、耐インク層40が第1の金属配線層38を覆うように配設されている(図3参照)。これは、第1の金属配線層38と耐インク層40の間に挿入された表面保護層41がこれら層間の絶縁性を確保できるようにしたために実現できるものである。本実施形態では繰り返し印字動作中にたとえポリイミド樹脂層42が剥離しその界面からインクが侵入しても、表面保護層41と第1の金属配線層38はインク耐性が強い耐インク層(TaとSi窒化膜の2層膜)に保護され溶解およびそれによる断線不良を引き起こすことはない。
また、本実施形態では、耐インク層40がノズル9後方に延長されバイパス流路部43の一部(底部)を構成している(図2参照)。
(第2の実施の形態)
上記第1の実施形態は、1層金属配線プロセスを用いた場合の例について示したものであるが、ヘッドの仕様によっては電流を多く流さなくてはならないものもあり、この場合には配線による電圧降下の問題等を抑制するために電源配線とGND配線を2層目の金属配線で形成するという方法がとられる(例えば、特開2000−108355参照)。本発明は、2層以上の金属配線プロセスにも適用することができる。
そこで、本実施形態では、2層目の金属配線を形成した形態について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの断面図であり、本実施形態は、1層目の金属配線層62(第1の金属配線層38)と表面保護層41の間に第2層目の層間絶縁膜63が付加されており、第2層目の層間絶縁膜63上に2層目の金属配線層65を設けた構成である。
図8〜図10は、本発明の第2の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるヒーター基板の製造工程を示すフロー図である。ここでは1層目金属配線形成工程までは第1の実施形態における図3(A)〜図4(K)までと同じであるため説明は省略し、図8(L)から説明する。
まず、第1層目の層間絶縁膜61上に形成された第1層目の金属配線層62と第2層目の金属配線層65の間を電気的に絶縁するための第2層目の層間絶縁膜63を形成する(図8(L))。ここではシラン系のガスを用いたプラズマCVD法で形成した約700nmのSi酸化膜を用いる。
続いて第1層目の金属配線層62と第2層目の金属配線層65の接続口となるいわゆるVIA開口64をホトリソグラフィー法とフッ素系ガスを用いたドライエッチング法にて開口する(図8(M))。
次に第2層目の金属配線層65を形成する(図8(N))。ここでは金属配線の材料としてスパッタ法で約1μm着膜したAl―1%Si膜を用い、パターニングはホトリソグラフィー法と塩素系ガスを用いたドライエッチング法で実施した。ここで、図中、66は電源配線層を示し、67は接地配線層を示している。
続いてデバイスの表面保護層41を形成する(図9(O))。ここではシラン系のガスを用いたプラズマCVD法で形成した約500nmのSi酸化膜を用いる。
続いて発熱抵抗体層6における高抵抗多結晶Si膜32及びその周辺上部の膜(第1層目の層間絶縁膜61を構成するBPSGからなるSi酸化膜と、第2層目の層間絶縁膜63及び表面保護層41を構成するプラズマCVDによるSi酸化膜と、の2層膜構成)を、ホトリソグラフィー法とフッ素系ガス(例えばCF4及びCHF3)を用いたドライエッチング法にて順次除去して絶縁膜ピット8を形成する(図9(P))。この時同時にBonding Pad 39も開口する。
続いてホトリソグラフィー法、及びフッ素系ガス(例えばCF4)を用いたドライエッチング法で発熱抵抗体層6における高抵抗多結晶Si膜32及びその周辺(低抵抗多結晶Si膜33の一部)をエッチング除去して、高抵抗多結晶Si膜32が所望の抵抗値に達するまで薄膜化する(図9(Q))。
続いて耐インク層40としてSi窒化膜とTa膜の積層膜を形成する(図9(R))。ここではSi窒化膜はアンモニア系ガスを用いたプラズマCVD法で着膜し、その上にTa膜をスパッタ法で着膜した。これら2層膜をホトリソグラフィー法とフッ素系ガスを用いたプラズマエッチング法でパターニングする。
最後に流路を形成するためのポリイミド樹脂層42を形成してヒーター基板の作製を完了する(図10(S))。ここでは感光性ポリイミドを用い、露光現像によりポリイミド樹脂層のピットを開口した。同ピットの端部は絶縁膜ピット8の外側に位置するように配置している。
このようにしてヒーター基板3を作製する。
本実施形態では、LSIのゲート電極材料として用いている多結晶Siを発熱抵抗体層6として用いてもLSIデバイス特性を損なうことなく2層金属配線で構成される電源配線と接地電極配線を形成することが可能となり電源配線の電圧降下による印字不均一を抑制できる(高画質化)。
また、本実施形態は、LSIのゲート電極材料を発熱抵抗体として用いるため(共通化)、低コストで実現できる。
また、本実施形態では、(1)寄生抵抗となる多結晶Si部の長さを短くできる。これにより本寄生抵抗を低減でき、エネルギー効率の改善(とそれに伴う印字速度の改善)が達成できる。(2)金属配線層が耐インク層に保護されるため長寿命化(信頼性の向上)が達成できる。(3)ポリイミド樹脂層を1層にできるため低コスト化が図れる。
(第3の実施の形態)
上記第1及び第2の実施形態では、予め発熱抵抗体層6にイオン注入法によって不純物イオンを導入して、高抵抗多結晶Si膜32(高抵抗領域)と低抵抗多結晶Si膜33(低抵抗領域)を形成した後、エッチングにより、高抵抗多結晶Si膜32(高抵抗領域)を薄膜化している形態を説明したが、本実施形態では、発熱抵抗体層6の一部をエッチング除去して薄膜化することのみで、高抵抗多結晶Si膜32(高抵抗領域)と低抵抗多結晶Si膜33(低抵抗領域)を形成する形態について説明する。
本実施形態では、まず、発熱抵抗体層6となり得る多結晶Si膜52を形成した後(図3(D)参照)、当該多結晶Si膜52に、フルドープしておく。そして、絶縁膜ピット8により露出した発熱抵抗体層6(フルドープした多結晶Si膜52)表面をエッチング除去して、薄膜化して高抵抗多結晶Si32(高抵抗領域)を形成する。無論、薄膜化を施していない発熱抵抗体層6の領域は低抵抗多結晶Si膜33(低抵抗領域)となる。
ここで、フルドープ法としては、POCl3ガスを用いたバッチ処理の熱拡散法が好適に適用できる。この熱拡散法では実用的な工程時間で多結晶Si膜52を飽和抵抗値まで下げられる。
例えば、4000Åの多結晶Si膜で1000℃の熱処理を施したと仮定した場合、従来のイオン注入法では約1時間/枚の処理時間をかけても抵抗値は15Ω/□程度までしか低下しない。一方、POCl3ガスを用いた熱拡散法では約1分/枚の処理時間(スループット)で抵抗値は飽和抵抗値の12Ω/□程度まで低下する(これ以上、拡散時間を延長してもシート抵抗値は減少しない)。飽和抵抗値まで低下させることができるので制御性(ウエハ間均一性、ウエハ内均一性)もよい。シート抵抗値をρs、抵抗率をρ、膜厚をdとすると、ρsは下記式(1)で表される。
式(1):ρs=ρ/d
ここで、先ほどのパラメータ(飽和抵抗値12Ω/□×膜厚4000Å)を用いて抵抗率ρ(=ρs×d)を計算すると、480μΩ・cmとなる。所望のシート抵抗値を60Ω/□とすると、必要となる膜厚dはρ/ρs=(480×10-6)/60=800Åとなる。いうまでも無く、この時の寄生抵抗成分となる低抵抗多結晶Si膜33のシート抵抗値は12Ω/□のままである。仮に従来法でこの膜厚(800Å)を適用すると低抵抗多結晶Si膜33のシート抵抗値ρsはρ/d=(480×10-6)/(800×10-8)=60Ω/□となってしまう。なお、上記ではPOCl3ガスを用いたバッチ処理の熱拡散法によるフルドープをした場合について計算したが、イオン注入法を用いたドープについても同様に計算できる。
上記何れの実施の形態では、発熱抵抗体層6としての多結晶Si膜を薄膜化するドライエッチング法を適用するが、ドライエッチングには大きく分けて、ラジカルエッチング、プラズマエッチング、反応性イオンエッチング(RIE)、に分けられる。前2つの方法(ラジカルエッチング、プラズマエッチング)では等方性にエッチングされるため、例えば、第1の層間絶縁膜36の下方の多結晶Si膜もえぐれてエッチングされ、アンダーカットが発生してしまうことがある。この状態で耐インク層40を形成すると、アンダーカット部で耐インク層40の段切れが生じる虞がある。こうなるとインクが発熱抵抗体層6に接触しその箇所から侵食が進むことがある。その点、後者の反応性イオンエッチングを用いるとイオンの垂直性と側壁保護効果により、アンダーカットがない垂直形状が得られる(図5(M)、(N)を参照)ため好適である。
なお、本実施形態は、インクジェット記録ヘッド及びその製造方法について説明したが、例えば、バイオケミカルチップなどに利用される発熱抵抗体及びその製造方法にも適用することができる。
なお、上記何れの実施形態においても、限定的に解釈されるものではなく、本発明の要件を満足する範囲内で実現可能であることは、言うまでもない。
本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるヒーター基板の平面構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるヒーター基板の製造工程を示すフロー図である。 本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるヒーター基板の製造工程を示すフロー図である。 本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるヒーター基板の製造工程を示すフロー図である。 本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるヒーター基板の製造工程を示すフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるヒーター基板の製造工程を示すフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるヒーター基板の製造工程を示すフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるヒーター基板の製造工程を示すフロー図である。 サーマルタイプのインクジェット記録ヘッドにおけるインク滴生成過程を示す図である。
符号の説明
1 流路基板
2 液体流路
3 ヒーター基板
4 独立電極
5 共通電極
6 発熱抵抗体層
8 絶縁膜ピット
9 ノズル
31 発熱抵抗体部
36 第1の層間絶縁膜
37 コンタクトホール
38 第1の金属配線層
40 耐インク層
41 表面保護層
42 ポリイミド樹脂層
43 バイパス流路部
44 フィールド酸化膜
45 ロジック回路部
46 液体供給口
47 リザーバー
61 第1層目の層間絶縁膜(第1の層間絶縁膜)
62 第1層目の金属配線層
63 第2層目の層間絶縁膜
64 VIA開口
65 第2層目の金属配線層

Claims (18)

  1. 低抵抗領域と、前記低抵抗領域よりも薄い膜厚の高抵抗領域と、で構成された発熱抵抗体層を備えることを特徴とする発熱抵抗体。
  2. さらに、前記発熱抵抗体層における低抵抗領域上に設けられた絶縁層と、
    前記発熱抵抗体層と電気的に接続する電極層と、
    前記発熱抵抗体層における高抵抗領域上を被覆する被覆層と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の発熱抵抗体。
  3. 前記被覆層は、さらに前記発熱抵抗体層における低抵抗領域の一部、及び前記絶縁層を被覆することを特徴とする請求項2に記載の発熱抵抗体。
  4. 前記被覆層により被覆された前記発熱抵抗体層における低抵抗領域の一部は、高抵抗領域の膜厚と略同等であることを特徴とする請求項3に記載の発熱抵抗体。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の発熱抵抗体を製造する発熱抵抗体の製造方法であって、
    一定膜厚の発熱抵抗体層の一部を所望の膜厚になるまでエッチング除去し、発熱抵抗体層に低抵抗領域と、前記低抵抗領域よりも薄い膜厚の高抵抗領域と、を形成することを特徴とする発熱抵抗体の製造方法。
  6. 一定膜厚の前記発熱抵抗体層は、熱拡散法により所定の抵抗値に制御していることを特徴とする請求項5に記載の発熱抵抗体の製造方法。
  7. 一定膜厚の前記発熱抵抗体層に予め低抵抗領域と高抵抗領域とを形成しておき、前記発熱抵抗体層における前記高抵抗領域をエッチング除去して、発熱抵抗体層に低抵抗領域と、前記低抵抗領域よりも薄い膜厚の前記高抵抗領域と、を形成することを特徴とする請求項6に記載の発熱抵抗体の製造方法。
  8. 一定膜厚の前記発熱抵抗体層における低抵抗領域と高抵抗領域とは、イオン注入法により形成することを特徴とする請求項7に記載の発熱抵抗体の製造方法。
  9. 前記エッチング除去が、反応性イオンエッチング法により行うことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の発熱抵抗体の製造方法。
  10. 低抵抗領域と、前記低抵抗領域よりも薄い膜厚の高抵抗領域と、で構成された発熱抵抗体層を備えることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  11. さらに、前記発熱抵抗体層における低抵抗領域上に設けられた絶縁層と、
    前記発熱抵抗体層と電気的に接続する電極層と、
    前記発熱抵抗体層における高抵抗領域上を被覆する被覆層と、
    を有することを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録ヘッド。
  12. 前記被覆層は、さらに前記発熱抵抗体層における低抵抗領域の一部、及び前記絶縁層を被覆することを特徴とする請求項11に記載のインクジェット記録ヘッド。
  13. 前記被覆層により被覆された前記発熱抵抗体層における低抵抗領域の一部は、高抵抗領域の膜厚と略同等であることを特徴とする請求項12に記載のインクジェット記録ヘッド。
  14. 請求項10〜13のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドを製造するインクジェット記録ヘッドの製造方法であって、
    一定膜厚の発熱抵抗体層の一部を所望の膜厚になるまでエッチング除去し、発熱抵抗体層に低抵抗領域と、前記低抵抗領域よりも薄い膜厚の高抵抗領域と、を形成することを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  15. 一定膜厚の前記発熱抵抗体層は、熱拡散法により所定の抵抗値に制御していることを特徴とする請求項14に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  16. 一定膜厚の前記発熱抵抗体層に予め低抵抗領域と高抵抗領域とを形成しておき、前記発熱抵抗体層における前記高抵抗領域をエッチング除去して、発熱抵抗体層に低抵抗領域と、前記低抵抗領域よりも薄い膜厚の前記高抵抗領域と、を形成することを特徴とする請求項14に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  17. 一定膜厚の前記発熱抵抗体層における低抵抗領域と高抵抗領域とは、イオン注入法により形成することを特徴とする請求項16に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  18. 前記エッチング除去が、反応性イオンエッチング法により行うことを特徴とする請求項14〜17のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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