JP2005040014A - 食鳥屠体冷却搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】水平に延在し水路を形成する筒体と、筒体内に配設され筒体と平行に延在する螺旋状のスクリュー羽根とを備え、該スクリュー羽根を回転させて筒体が形成する水路内の食鳥屠体を冷却しつつ搬送する食鳥屠体冷却搬送装置であって、食鳥屠体冷却搬送装置の長さが過大にならず、食鳥屠体の先入れ先出しが可能な食鳥屠体冷却搬送装置を提供する。
【解決手段】水平に延在し水路を形成する筒体と、筒体内に配設され筒体と平行に延在する螺旋状のスクリュー羽根とを備え、該スクリュー羽根を回転させて筒体が形成する水路内の食鳥屠体を冷却しつつ搬送する食鳥屠体冷却搬送装置であって、水路の下流端部に配設されると共に回転軸がスクリュー羽根の回転軸と平行に差し向けられた外車と、外車の翼に取り付けられた籠と、外車の回転駆動装置とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】水平に延在し水路を形成する筒体と、筒体内に配設され筒体と平行に延在する螺旋状のスクリュー羽根とを備え、該スクリュー羽根を回転させて筒体が形成する水路内の食鳥屠体を冷却しつつ搬送する食鳥屠体冷却搬送装置であって、水路の下流端部に配設されると共に回転軸がスクリュー羽根の回転軸と平行に差し向けられた外車と、外車の翼に取り付けられた籠と、外車の回転駆動装置とを備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食鳥屠体冷却搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水平に延在し水路を形成する筒体と、筒体内に配設され筒体と平行に延在する螺旋状のスクリュー羽根とを備え、該スクリュー羽根を回転させて筒体が形成する水路内の食鳥屠体を冷却しつつ搬送する食鳥屠体冷却搬送装置であって、水路の下流端部に配設され、筒体の延在方向と略同一方向へ差し向けられた食鳥屠体掻上コンベアを備える食鳥屠体冷却搬送装置が特許文献1に開示されている。
特許文献1の食鳥屠体冷却搬送装置においては、食鳥屠体は、筒体が形成する水路を通って冷却されつつ搬送され、食鳥屠体掻上コンベアによって水路から搬出される。
【0003】
【特許文献1】特公平1−48726号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の食鳥屠体冷却搬送装置には、食鳥屠体掻上コンベアの存在により食鳥屠体冷却搬送装置の長さが過大になる、コンベアでは食鳥屠体を掻き上げる力が弱いので、コンベアに乗れなかった食鳥屠体がコンベア近傍で滞留し、食鳥屠体の先入れ先出しが妨げられるという問題がある。先入れ先出しが妨げられるのは、品質管理上好ましくない。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、水平に延在し水路を形成する筒体と、筒体内に配設され筒体と平行に延在する螺旋状のスクリュー羽根とを備え、該スクリュー羽根を回転させて筒体が形成する水路内の食鳥屠体を冷却しつつ搬送する食鳥屠体冷却搬送装置であって、食鳥屠体冷却搬送装置の長さが過大にならず、食鳥屠体の先入れ先出しが可能な食鳥屠体冷却搬送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては、水平に延在し水路を形成する筒体と、筒体内に配設され筒体と平行に延在する螺旋状のスクリュー羽根とを備え、該スクリュー羽根を回転させて筒体が形成する水路内の食鳥屠体を冷却しつつ搬送する食鳥屠体冷却搬送装置であって、水路の下流端部に配設されると共に回転軸がスクリュー羽根の回転軸と平行に差し向けられた外車と、外車の翼に取り付けられた籠と、外車の回転駆動装置とを備えることを特徴とする食鳥屠体冷却搬送装置を提供する。
本発明に係る食鳥屠体冷却搬送装置においては、食鳥屠体は、水路の下流端部に配設された外車に取り付けられた籠に掬い取られて、水路から搬出される。
外車の回転軸はスクリュー羽根の回転軸と平行に差し向けられており、外車は偏平なので、外車を含む食鳥屠体冷却搬送装置の長さは過大にならない。水路の下流端部に到達した食鳥屠体は、外車の羽根に取り付けられた籠によって順次掬い取られるので、外車近傍には滞留しない。この結果、食鳥屠体の先入れ先出しが実現される。
【0006】
本発明の好ましい態様においては、外車の回転に伴って最高点に達した籠から、外車の回転面と直行する方向へ食鳥屠体が排出される。
外車の回転面と直行する方向へ食鳥屠体を排出することにより、排出された食鳥屠体を受ける部材と籠との干渉を防止することができる。
【0007】
本発明の好ましい態様においては、筒体内の水位は満水未満である。
筒体内の水位が満水未満の場合には、筒体を満水にする場合に比べて水路の水位が低いので、水路から食鳥屠体を搬出する外車の径を、筒体を満水にする場合に比べて小さくすることができ、食鳥屠体冷却搬送装置の寸法を、筒体を満水にする場合に比べて小さくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例に係る食鳥屠体冷却搬送装置を説明する。
図1に示すように、食鳥屠体冷却搬送装置Aは、水平に延在し水路1を形成する円筒体2を備えている。円筒体2は、前端から後端近傍部まで延在する小径部2aと、後端部を形成する大径部2bとを有している。円筒体2の前後端は閉鎖されている。小径部2aの頂部に、略全長に亙って延在する開口2a′が形成されている。開口2a′は、複数の蓋3によって覆われている。水路1の上流端部直上に配設された蓋3に、食鳥屠体投入口3aが形成されている。小径部2aの前端壁が形成する円筒体2の前端壁2c下部に、注水口2dが形成されている。大径部2bの頂部に、略全長に亙って延在する開口2b′が形成されている。大径部2bの後端壁が形成する円筒体2の後端壁2eの頂部に切欠き2e′が形成されており、後端壁2eの下部に排水口2fが形成されている。排水口2fは、図示しない冷却装置を介して、注水口2dに連通している。円筒体2は、小径部2aが満水未満で且つ略満水となる水位まで、注水されている。
【0009】
円筒体2の小径部2aと平行に延在する螺旋状のスクリュー羽根4が、小径部2a内に配設されている。スクリュー羽根4は小径部2aの全長に亙って延在している。スクリュー羽根4の回転軸4aの前端部は、軸受けを介して円筒体2の前端壁2cにより支持されている。回転軸4aの後端は、円筒体大径部2bの頂部から垂下する支持部材2b″により回転可能に支持されている。スクリュー羽根4の頂部は没水せず、水面WLの上方に在る。回転軸4aの前端に回転力を印可するモータ5が、円筒体2の前端壁2c近傍に配設されている。
【0010】
図1〜3に示すように、水路1の下流端部を形成する円筒体2の大径部2b内に、外車6が配設されている。外車6の回転軸6aは、スクリュー羽根4の回転軸4aに対して上方にオフセットされ、かつ回転軸4aに平行に差し向けられている。外車6の5枚の翼6bは多孔板により形成されている。翼6bに多孔板と棒材とで形成された籠7が取り付けられている。籠7の外車6回転方向前方の側面と後側面とは開放されており、底面7aは後方へ向けて外車6の径方向内方へ傾斜している。回転軸6aに回転力を印可するモータ8が円筒体2の後端壁2e近傍に配設されている。
円筒体2の後端壁2e頂部の切欠き2e′から後方へ延びる搬出シュート9が、後端壁2eに取り付けられている。
【0011】
上記装置を用いた食鳥屠体冷却搬送装置Aの作動を説明する。
モータ5が作動してスクリュー羽根4が回転し、水路1内の水が、円筒体前端壁2c側の水路1上流端から、円筒体後端壁2e側の水路1下流端へ向けて流れる。水路1下流端に到達した水は、排水口2fを通って水路1から排出され、図示しない冷却装置を通って冷却され、注水口2dを通って水路1上流端へ戻される。モータ8が作動して、外車6が図2、3の白抜矢印方向へ回転する。
水路1上流端部直上の蓋3に形成された食鳥屠体投入口3aを介して、食鳥屠体が水路1へ投入される。食鳥屠体は、水路1内の流れに乗り、冷却されつつ水路1の下流端へ向けて搬送される。
水路1の下流端部に到達した食鳥屠体は、回転している外車6の翼6bに取り付けられた籠7によって掬い取られる。籠7の外車6回転方向前方の側面は開放されているので、食鳥屠体は支障なく籠7により掬い取られる。外車6の回転に伴って籠7が最高点に到達すると、籠7内の食鳥屠体は籠7の傾斜した底面7aを滑り降り、円筒体2の後端壁2e頂部の切欠き2e′を通ってシュート9へ排出される。籠7の後側面は開放されているので、食鳥屠体は支障なく籠7から排出される。食鳥屠体は、シュート9から図示しない食鳥屠体収容容器へ排出される。
【0012】
食鳥屠体冷却搬送装置Aにおいては、外車6の回転軸6aはスクリュー羽根4の回転軸4aと平行に差し向けられており、外車6は偏平なので、外車6を含む食鳥屠体冷却搬送装置Aの長さは過大にならない。水路1の下流端部に到達した食鳥屠体は、外車6の羽根6bに取り付けられた籠7によって順次掬い取られるので、外車6近傍には滞留しない。この結果、食鳥屠体の先入れ先出しが実現され、高レベルの食鳥屠体品質管理が実現される。
【0013】
食鳥屠体冷却搬送装置Aにおいては、外車6の回転に伴って最高点に達した籠7から、外車6の回転面と直行する方向へ食鳥屠体が排出されるので、籠7とシュート9とは干渉しない。外車6の回転方向へ食鳥屠体を排出する場合には、シュート9を外車6と平行に配設する必要を生じ、籠7とシュート9とが干渉する危険性を招く。
【0014】
食鳥屠体冷却搬送装置Aにおいては、円筒体小径部2a内の水位は満水未満であり、円筒体小径部2aを満水にする場合に比べて水路1の水位が低いので、水路1から食鳥屠体を搬出する外車6の径を、円筒体小径部2aを満水にする場合に比べて小さくすることができる。この結果、食鳥屠体冷却搬送装置Aの寸法を、円筒体小径部2aを満水にする場合に比べて小さくすることができる。
【0015】
【発明の効果】
上記説明から分かるように、本発明に係る食鳥屠体冷却搬送装置においては、食鳥屠体は、水路の下流端部に配設された外車に取り付けられた籠に掬い取られて、水路から搬出される。外車の回転軸はスクリュー羽根の回転軸と平行に差し向けられており、外車は偏平なので、外車を含む食鳥屠体冷却搬送装置の長さは過大にならない。水路の下流端部に到達した食鳥屠体は、外車の羽根に取り付けられた籠によって順次掬い取られるので、外車近傍には滞留しない。この結果、食鳥屠体の先入れ先出しが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る食鳥屠体冷却搬送装置の構造図である。(a)は上面図であり、(b)は(a)の側断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】本発明の実施例に係る食鳥屠体冷却搬送装置の後方斜め上方から見た部分斜視図である。
【符号の説明】
A 食鳥屠体冷却搬送装置
1 水路
2 円筒体
2a 小径部
2b 大径部
3 蓋
3a 食鳥屠体投入口
4 スクリュー羽根
5、8 モータ
7 籠
9 シュート
【発明の属する技術分野】
本発明は、食鳥屠体冷却搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水平に延在し水路を形成する筒体と、筒体内に配設され筒体と平行に延在する螺旋状のスクリュー羽根とを備え、該スクリュー羽根を回転させて筒体が形成する水路内の食鳥屠体を冷却しつつ搬送する食鳥屠体冷却搬送装置であって、水路の下流端部に配設され、筒体の延在方向と略同一方向へ差し向けられた食鳥屠体掻上コンベアを備える食鳥屠体冷却搬送装置が特許文献1に開示されている。
特許文献1の食鳥屠体冷却搬送装置においては、食鳥屠体は、筒体が形成する水路を通って冷却されつつ搬送され、食鳥屠体掻上コンベアによって水路から搬出される。
【0003】
【特許文献1】特公平1−48726号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の食鳥屠体冷却搬送装置には、食鳥屠体掻上コンベアの存在により食鳥屠体冷却搬送装置の長さが過大になる、コンベアでは食鳥屠体を掻き上げる力が弱いので、コンベアに乗れなかった食鳥屠体がコンベア近傍で滞留し、食鳥屠体の先入れ先出しが妨げられるという問題がある。先入れ先出しが妨げられるのは、品質管理上好ましくない。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、水平に延在し水路を形成する筒体と、筒体内に配設され筒体と平行に延在する螺旋状のスクリュー羽根とを備え、該スクリュー羽根を回転させて筒体が形成する水路内の食鳥屠体を冷却しつつ搬送する食鳥屠体冷却搬送装置であって、食鳥屠体冷却搬送装置の長さが過大にならず、食鳥屠体の先入れ先出しが可能な食鳥屠体冷却搬送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては、水平に延在し水路を形成する筒体と、筒体内に配設され筒体と平行に延在する螺旋状のスクリュー羽根とを備え、該スクリュー羽根を回転させて筒体が形成する水路内の食鳥屠体を冷却しつつ搬送する食鳥屠体冷却搬送装置であって、水路の下流端部に配設されると共に回転軸がスクリュー羽根の回転軸と平行に差し向けられた外車と、外車の翼に取り付けられた籠と、外車の回転駆動装置とを備えることを特徴とする食鳥屠体冷却搬送装置を提供する。
本発明に係る食鳥屠体冷却搬送装置においては、食鳥屠体は、水路の下流端部に配設された外車に取り付けられた籠に掬い取られて、水路から搬出される。
外車の回転軸はスクリュー羽根の回転軸と平行に差し向けられており、外車は偏平なので、外車を含む食鳥屠体冷却搬送装置の長さは過大にならない。水路の下流端部に到達した食鳥屠体は、外車の羽根に取り付けられた籠によって順次掬い取られるので、外車近傍には滞留しない。この結果、食鳥屠体の先入れ先出しが実現される。
【0006】
本発明の好ましい態様においては、外車の回転に伴って最高点に達した籠から、外車の回転面と直行する方向へ食鳥屠体が排出される。
外車の回転面と直行する方向へ食鳥屠体を排出することにより、排出された食鳥屠体を受ける部材と籠との干渉を防止することができる。
【0007】
本発明の好ましい態様においては、筒体内の水位は満水未満である。
筒体内の水位が満水未満の場合には、筒体を満水にする場合に比べて水路の水位が低いので、水路から食鳥屠体を搬出する外車の径を、筒体を満水にする場合に比べて小さくすることができ、食鳥屠体冷却搬送装置の寸法を、筒体を満水にする場合に比べて小さくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例に係る食鳥屠体冷却搬送装置を説明する。
図1に示すように、食鳥屠体冷却搬送装置Aは、水平に延在し水路1を形成する円筒体2を備えている。円筒体2は、前端から後端近傍部まで延在する小径部2aと、後端部を形成する大径部2bとを有している。円筒体2の前後端は閉鎖されている。小径部2aの頂部に、略全長に亙って延在する開口2a′が形成されている。開口2a′は、複数の蓋3によって覆われている。水路1の上流端部直上に配設された蓋3に、食鳥屠体投入口3aが形成されている。小径部2aの前端壁が形成する円筒体2の前端壁2c下部に、注水口2dが形成されている。大径部2bの頂部に、略全長に亙って延在する開口2b′が形成されている。大径部2bの後端壁が形成する円筒体2の後端壁2eの頂部に切欠き2e′が形成されており、後端壁2eの下部に排水口2fが形成されている。排水口2fは、図示しない冷却装置を介して、注水口2dに連通している。円筒体2は、小径部2aが満水未満で且つ略満水となる水位まで、注水されている。
【0009】
円筒体2の小径部2aと平行に延在する螺旋状のスクリュー羽根4が、小径部2a内に配設されている。スクリュー羽根4は小径部2aの全長に亙って延在している。スクリュー羽根4の回転軸4aの前端部は、軸受けを介して円筒体2の前端壁2cにより支持されている。回転軸4aの後端は、円筒体大径部2bの頂部から垂下する支持部材2b″により回転可能に支持されている。スクリュー羽根4の頂部は没水せず、水面WLの上方に在る。回転軸4aの前端に回転力を印可するモータ5が、円筒体2の前端壁2c近傍に配設されている。
【0010】
図1〜3に示すように、水路1の下流端部を形成する円筒体2の大径部2b内に、外車6が配設されている。外車6の回転軸6aは、スクリュー羽根4の回転軸4aに対して上方にオフセットされ、かつ回転軸4aに平行に差し向けられている。外車6の5枚の翼6bは多孔板により形成されている。翼6bに多孔板と棒材とで形成された籠7が取り付けられている。籠7の外車6回転方向前方の側面と後側面とは開放されており、底面7aは後方へ向けて外車6の径方向内方へ傾斜している。回転軸6aに回転力を印可するモータ8が円筒体2の後端壁2e近傍に配設されている。
円筒体2の後端壁2e頂部の切欠き2e′から後方へ延びる搬出シュート9が、後端壁2eに取り付けられている。
【0011】
上記装置を用いた食鳥屠体冷却搬送装置Aの作動を説明する。
モータ5が作動してスクリュー羽根4が回転し、水路1内の水が、円筒体前端壁2c側の水路1上流端から、円筒体後端壁2e側の水路1下流端へ向けて流れる。水路1下流端に到達した水は、排水口2fを通って水路1から排出され、図示しない冷却装置を通って冷却され、注水口2dを通って水路1上流端へ戻される。モータ8が作動して、外車6が図2、3の白抜矢印方向へ回転する。
水路1上流端部直上の蓋3に形成された食鳥屠体投入口3aを介して、食鳥屠体が水路1へ投入される。食鳥屠体は、水路1内の流れに乗り、冷却されつつ水路1の下流端へ向けて搬送される。
水路1の下流端部に到達した食鳥屠体は、回転している外車6の翼6bに取り付けられた籠7によって掬い取られる。籠7の外車6回転方向前方の側面は開放されているので、食鳥屠体は支障なく籠7により掬い取られる。外車6の回転に伴って籠7が最高点に到達すると、籠7内の食鳥屠体は籠7の傾斜した底面7aを滑り降り、円筒体2の後端壁2e頂部の切欠き2e′を通ってシュート9へ排出される。籠7の後側面は開放されているので、食鳥屠体は支障なく籠7から排出される。食鳥屠体は、シュート9から図示しない食鳥屠体収容容器へ排出される。
【0012】
食鳥屠体冷却搬送装置Aにおいては、外車6の回転軸6aはスクリュー羽根4の回転軸4aと平行に差し向けられており、外車6は偏平なので、外車6を含む食鳥屠体冷却搬送装置Aの長さは過大にならない。水路1の下流端部に到達した食鳥屠体は、外車6の羽根6bに取り付けられた籠7によって順次掬い取られるので、外車6近傍には滞留しない。この結果、食鳥屠体の先入れ先出しが実現され、高レベルの食鳥屠体品質管理が実現される。
【0013】
食鳥屠体冷却搬送装置Aにおいては、外車6の回転に伴って最高点に達した籠7から、外車6の回転面と直行する方向へ食鳥屠体が排出されるので、籠7とシュート9とは干渉しない。外車6の回転方向へ食鳥屠体を排出する場合には、シュート9を外車6と平行に配設する必要を生じ、籠7とシュート9とが干渉する危険性を招く。
【0014】
食鳥屠体冷却搬送装置Aにおいては、円筒体小径部2a内の水位は満水未満であり、円筒体小径部2aを満水にする場合に比べて水路1の水位が低いので、水路1から食鳥屠体を搬出する外車6の径を、円筒体小径部2aを満水にする場合に比べて小さくすることができる。この結果、食鳥屠体冷却搬送装置Aの寸法を、円筒体小径部2aを満水にする場合に比べて小さくすることができる。
【0015】
【発明の効果】
上記説明から分かるように、本発明に係る食鳥屠体冷却搬送装置においては、食鳥屠体は、水路の下流端部に配設された外車に取り付けられた籠に掬い取られて、水路から搬出される。外車の回転軸はスクリュー羽根の回転軸と平行に差し向けられており、外車は偏平なので、外車を含む食鳥屠体冷却搬送装置の長さは過大にならない。水路の下流端部に到達した食鳥屠体は、外車の羽根に取り付けられた籠によって順次掬い取られるので、外車近傍には滞留しない。この結果、食鳥屠体の先入れ先出しが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る食鳥屠体冷却搬送装置の構造図である。(a)は上面図であり、(b)は(a)の側断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】本発明の実施例に係る食鳥屠体冷却搬送装置の後方斜め上方から見た部分斜視図である。
【符号の説明】
A 食鳥屠体冷却搬送装置
1 水路
2 円筒体
2a 小径部
2b 大径部
3 蓋
3a 食鳥屠体投入口
4 スクリュー羽根
5、8 モータ
7 籠
9 シュート
Claims (3)
- 水平に延在し水路を形成する筒体と、筒体内に配設され筒体と平行に延在する螺旋状のスクリュー羽根とを備え、該スクリュー羽根を回転させて筒体が形成する水路内の食鳥屠体を冷却しつつ搬送する食鳥屠体冷却搬送装置であって、水路の下流端部に配設されると共に回転軸がスクリュー羽根の回転軸と平行に差し向けられた外車と、外車の翼に取り付けられた籠と、外車の回転駆動装置とを備えることを特徴とする食鳥屠体冷却搬送装置。
- 外車の回転に伴って最高点に達した籠から、外車の回転面と直行する方向へ食鳥屠体が排出されることを特徴とする請求項1に記載の食鳥屠体冷却搬送装置。
- 筒体内の水位は満水未満であることを特徴とする請求項1又は2に記載の食鳥屠体冷却搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003200170A JP2005040014A (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | 食鳥屠体冷却搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003200170A JP2005040014A (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | 食鳥屠体冷却搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005040014A true JP2005040014A (ja) | 2005-02-17 |
Family
ID=34260672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003200170A Pending JP2005040014A (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | 食鳥屠体冷却搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005040014A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008295447A (ja) * | 2007-05-02 | 2008-12-11 | Mayekawa Mfg Co Ltd | 食鳥屠体の冷却方法及び装置 |
JP2010136651A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Mayekawa Mfg Co Ltd | 食鳥屠体の冷却搬送装置 |
CN102630735A (zh) * | 2012-05-03 | 2012-08-15 | 李传芳 | 滚笼式清洗、预冷机 |
CN106305954A (zh) * | 2016-11-10 | 2017-01-11 | 安徽省怀宁县尚寅禽业开发有限责任公司 | 家禽屠宰流水线自动送料装置 |
-
2003
- 2003-07-23 JP JP2003200170A patent/JP2005040014A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008295447A (ja) * | 2007-05-02 | 2008-12-11 | Mayekawa Mfg Co Ltd | 食鳥屠体の冷却方法及び装置 |
JP2008295446A (ja) * | 2007-05-02 | 2008-12-11 | Mayekawa Mfg Co Ltd | 食鳥屠体の冷却搬送装置 |
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