JP2005039969A - ハウジングケース、回転電機、及び電気機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】シュレッダにて粉砕される際に、衝撃力等が作用すると、複数に分解し、内装された電機子及び他の銅部品を露出し易くすることができるハウジングケース及びそのハウジングケースを用いた、回転電機及び電気機器を提供する。
【解決手段】有底扁平円筒状のハウジングケース4は、軸方向に沿って分割される分割部5,6から構成されている。分割部5,6の軸方向に沿った開口部には、縁5f,6fが庇のように外方に向かって延設されており、その縁5f,6fは接着剤で接合される。尚、分割部5,6は剛性の低い軟磁性圧粉材よりなるもので、金型成形により製造される。
上記のように構成されたハウジングケース4は、シュレッダで粉砕される際に外部から衝撃力等が作用すると、剛性の低い軟磁性圧粉材で形成されているために容易に粉砕され、内装されていた電機子が露出する。
【選択図】 図2
【解決手段】有底扁平円筒状のハウジングケース4は、軸方向に沿って分割される分割部5,6から構成されている。分割部5,6の軸方向に沿った開口部には、縁5f,6fが庇のように外方に向かって延設されており、その縁5f,6fは接着剤で接合される。尚、分割部5,6は剛性の低い軟磁性圧粉材よりなるもので、金型成形により製造される。
上記のように構成されたハウジングケース4は、シュレッダで粉砕される際に外部から衝撃力等が作用すると、剛性の低い軟磁性圧粉材で形成されているために容易に粉砕され、内装されていた電機子が露出する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、リサイクルに好適なハウジングケース及びそのハウジングケースを用いた、回転電機及び電気機器に関するものである。
近年、自動車部品のリサイクル化が促進されている。自動車部品をリサイクルするためには、まず廃棄する自動車は大きなシュレッダによって粉砕され、所定の大きさ(例えば10[cm]四方)の篩にかけられる。その篩にかけられたスクラップの中から主として鉄が再利用される。
ところが、自動車には多数のモータが搭載されており、そのモータは銅線(巻線)を有している。そのため、スクラップ鉄にその銅が混じって鉄の純度を下げてしまい、結局その鉄を有効に再利用できないという問題があった。
そこで、実際には、スクラップ鉄を人間の目で確認し、銅線を有する電機子を含んだモータを発見した場合には、それを除去する作業が行われていた。このとき、シュレッダによりモータに衝撃力等が作用してハウジングケースが破壊され、内部の電機子が見える状態であれば、その電機子の除去作業は容易である。
ここで、一般的に用いられているモータのハウジングケースとしては、例えば特許文献1にて開示されている構造としたものがある。このハウジングケースは磁性金属材をプレス加工して形成されるものである。
特開2003−032966号公報(第1図)
しかしながら、特許文献1にて開示されているようなハウジングケースは、磁性金属材をプレス加工して形成されるものであるため、衝撃力が作用した際に塑性変形を起こして単に潰れ、ハウジングケースの開口部を塞ぐ状態となることがある。このような場合には、そのハウジングケースの内部に電機子が収容されているかを判断することが難しく、除去作業は困難になる。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、シュレッダにて粉砕される際に、衝撃力等が作用すると複数に分解し、内装された電機子及び他の銅部品を露出し易くすることができるハウジングケース及びそのハウジングケースを用いた、回転電機及び電気機器を提供することにある。
上記問題点を解決するため、請求項1に記載の発明は、銅線を使用した電気部品を収容するハウジングケースにおいて、該ハウジングケースの一部又は全部を軟磁性圧粉材で成形した。
請求項2に記載の発明は、銅線を使用した電機子を収容するハウジングケースにおいて、該ハウジングケースはヨークハウジングとしての役割を果たすものであり、該ハウジングケースの一部又は全部を軟磁性圧粉材で成形した。
請求項3に記載の発明は、銅線を使用した電機子を収容するハウジングケースを備えた回転電機において、該ハウジングケースの一部又は全部を軟磁性圧粉材で成形した。
請求項4に記載の発明は、銅線を使用した電気部品を収容するためのハウジングケースを備えた電気機器において、該ハウジングケースの一部又は全部を軟磁性圧粉材で成形した。
請求項4に記載の発明は、銅線を使用した電気部品を収容するためのハウジングケースを備えた電気機器において、該ハウジングケースの一部又は全部を軟磁性圧粉材で成形した。
請求項5に記載の発明は、請求項1又は2のいずれか1項に記載のハウジングケースにおいて、該ハウジングケースは、該ハウジングケースの軸方向に沿って分割した分割部を接合して構成した。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のハウジングケースにおいて、前記分割部の軸方向に沿った開口部の一部又は全部に、前記分割部同士を接合させるための縁を設けた。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のハウジングケースにおいて、前記縁は締結手段を用いて接合される。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、ハウジングケースは剛性の低い軟磁性圧粉材で成形されているため、シュレッダにて粉砕される際、外部から衝撃力等が作用すると粉砕され易い。そのため、ハウジングケース内に収容される銅線を使用した電気部品が露出し易い。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、ハウジングケースは剛性の低い軟磁性圧粉材で成形されているため、シュレッダにて粉砕される際、外部から衝撃力等が作用すると粉砕され易い。そのため、ハウジングケース内に収容される銅線を使用した電気部品が露出し易い。
請求項2に記載の発明によれば、銅線を使用した電機子を収容するヨークハウジングとしてのハウジングケースは、剛性の低い軟磁性圧粉材で成形されている。そのため、シュレッダにて粉砕される際、外部から衝撃力等が作用すると、粉砕され易く、ハウジングケース内に収容されていた電機子が露出し易い。
請求項3に記載の発明によれば、回転電機に備えられたハウジングケースが剛性の低い軟磁性圧粉材で成形されているため、シュレッダにて粉砕される際、回転電機に外部から衝撃力等が作用すると、ハウジングケースが容易に粉砕されて、ハウジングケース内に収容されていた電機子が露出し易い。
請求項4に記載の発明によれば、電気機器に備えられたハウジングケースが剛性の低い軟磁性圧粉材で成形されているため、シュレッダにて粉砕される際、電気機器に外部から衝撃力等が作用すると、ハウジングケースが容易に粉砕される。そのため、ハウジングケース内に収容されていた銅線を使用した電気部品が露出し易い。
請求項5に記載の発明によれば、ハウジングケースはハウジングケースの軸方向に沿って分割された分割部から構成されるため、分割部を製造する際に金型成形し易い。
請求項6に記載の発明によれば、分割部の軸方向に沿った開口部に分割部同士を接合させるための縁が設けられているため、割れやすい軟磁性圧粉材であっても、縁を利用することにより、接合面が確保されて接合し易い。
請求項6に記載の発明によれば、分割部の軸方向に沿った開口部に分割部同士を接合させるための縁が設けられているため、割れやすい軟磁性圧粉材であっても、縁を利用することにより、接合面が確保されて接合し易い。
請求項7に記載の発明によれば、シュレッダにて粉砕される際に、締結手段が用いられている部分が破壊されるだけでハウジングケースが分解される。
本発明によれば、シュレッダにて粉砕される際に、衝撃力等が作用すると、複数に分解し、内装された電機子及び他の銅部品を露出し易くすることができるハウジングケース及びそのハウジングケースを用いた、回転電機及び電気機器を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本第1実施形態のモータ1は、モータ本体2と減速部3とが一体に組み付けられて構成されている。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本第1実施形態のモータ1は、モータ本体2と減速部3とが一体に組み付けられて構成されている。
モータ本体2は、ヨークとしての有底扁平円筒状のハウジングケース4を有している。図2(a)(b)に示すように、このハウジングケース4は、軸方向に沿って分割される線対称状の2つの分割部5,6から構成されている。分割部5は平面部5aと、平面部5aの長手方向両端に沿って形成される円弧部5b,5cと、平面部5a及び円弧部5b,5cの一端側を塞ぐように形成される底部5dとを有している。さらに、分割部5の軸方向に沿った開口部5eには、円弧部5bから底部5dを経由して他方の円弧部5cまで縁5fが庇のように外方に向かって連続的に延設されている。また、平面部5a及び円弧部5b,5cの、底部5dと反対側には、縁5fを有さない締結部5gがあり、その締結部5gにはネジ挿通用の貫通孔5hが2つ形成されている。
前記分割部6も分割部5と同様に、平面部6a、円弧部6b,6c、底部6d、縁6f、締結部及び貫通孔(図示しない)を有している。
前記分割部5,6は軟磁性粉材を圧縮して成形される軟磁性圧粉体よりなるもので、金型成形により製造される。そして、縁5f,6fを合わせて、縁5f,6fを接着剤で接合することによりハウジングケース4が形成されている。
前記分割部5,6は軟磁性粉材を圧縮して成形される軟磁性圧粉体よりなるもので、金型成形により製造される。そして、縁5f,6fを合わせて、縁5f,6fを接着剤で接合することによりハウジングケース4が形成されている。
図1に示すように、円弧部5b,6bの内周面にはマグネット7が固着されている。同様に、円弧部5c,6cの内周面にもマグネット8が固着されている。そして、それらマグネット7,8の内側には銅線を有する電気部品である電機子9が回転可能に収容されている。また、底部5d,6dにより形成されるハウジングケース4の底部4dの中央に設けられた有底円筒状の軸受保持部4eには軸受11が収容されており、前記電機子9の回転軸10の一端は、その軸受11によって回転可能に支持されている。
前記電機子9は、前記回転軸10に固定されるコア12を有しており、そのコア12には銅線よりなる巻線13が巻装されている。
上記のように構成されたモータ本体2は、図1に示すように、ハウジングケース4の締結部5gに形成された前記貫通孔5hにネジ14を挿通し、減速部3のギヤハウジング15に対して締め付けることによって減速部3に固定される。
上記のように構成されたモータ本体2は、図1に示すように、ハウジングケース4の締結部5gに形成された前記貫通孔5hにネジ14を挿通し、減速部3のギヤハウジング15に対して締め付けることによって減速部3に固定される。
前記ギヤハウジング15は樹脂材料を所定形状に成形してなる。前記回転軸10はギヤハウジング15内に突出しており、その回転軸10の所定部位にはウォーム16が形成されている。
ウォーム16は、ギヤハウジング15内に回転可能に収容されるウォームホイール17と噛み合わされており、ウォームホイール17は出力軸18と一体回転するように連結されている。従って、回転軸10が回転すると、その回転がウォーム16及びウォームホイール17によって減速されて出力軸18に伝達される。
上記のように構成された本第1実施形態のモータ1をシュレッダにて粉砕する際、ハウジングケース4に外部から衝撃力等が作用すると、軟磁性圧粉材で形成されているハウジングケース4は剛性が低いために衝撃力等に弱く、粉砕される。その結果、銅線よりなる巻線13を有する電機子9は露出し易くなる。そして、ハウジングケース4の底部4dが粉砕されると、電機子9が減速部3から抜け出ないように拘束するものがなくなるため、電機子9は減速部3と反対方向に抜け出やすくなる。
上記したように、本第1実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)ハウジングケース4は軟磁性粉材を圧縮成形した軟磁性圧粉体によって形成されているために剛性が低く、シュレッダで粉砕される際に外部から加えられる衝撃力等に弱く粉砕されやすい。従って、ハウジングケース4が粉砕されると、ハウジングケース4の内部に収容されていた銅線よりなる巻線13を有する電機子9はハウジングケース4から露出し易くなる。さらに、ハウジングケース4の底部が粉砕されると、電機子9が抜け出ないように拘束するものがなくなり、電機子9は減速部3と反対方向に抜け出易くなる。その結果、作業者は電機子9を発見し易くなり、銅を含む部品の除去作業を容易に行うことができる。
(1)ハウジングケース4は軟磁性粉材を圧縮成形した軟磁性圧粉体によって形成されているために剛性が低く、シュレッダで粉砕される際に外部から加えられる衝撃力等に弱く粉砕されやすい。従って、ハウジングケース4が粉砕されると、ハウジングケース4の内部に収容されていた銅線よりなる巻線13を有する電機子9はハウジングケース4から露出し易くなる。さらに、ハウジングケース4の底部が粉砕されると、電機子9が抜け出ないように拘束するものがなくなり、電機子9は減速部3と反対方向に抜け出易くなる。その結果、作業者は電機子9を発見し易くなり、銅を含む部品の除去作業を容易に行うことができる。
(2)軟磁性圧粉材は、冷間圧延鋼板のように深絞によって成形することが困難であるため、金型成形をすることが望ましい。本第1実施形態ではハウジングケース4を軸方向に沿って分割した分割部5,6からハウジングケース4を構成している。従って金型成形が容易になる。また、本第1実施形態のハウジングケース4よりも深い有底筒状のハウジングケースであっても容易に成形することができる。
(3)分割部5,6の軸方向に沿った開口部に縁5f,6fをそれぞれ形成したことにより、分割部5,6を接着剤で接合する際に、接合面が確保されて合わせ易く固定しやすい。
(4)分割部5が有する締結部5gは、平面部5a及び円弧部5b、5cの延長上に形成されたものであって、底部4dと反対側の開口部に、底部4dと平行なフランジ部を設けて締結部としたものではない。このように構成することで、さらに金型成形が容易になる。
(第2実施形態)
以下本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、本第2実施形態では、前記第1実施形態と同様な構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
以下本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、本第2実施形態では、前記第1実施形態と同様な構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図3(a)(b)に示すように、本第2実施形態のハウジングケース20において、分割部5の縁5fにはネジを挿通させるための挿通孔21が5カ所に形成されている。その挿通孔21は、縁5fの円弧部5bに延設された部分に2カ所、縁5fの円弧部5cに延設された部分に2カ所、縁5fの軸受保持部4eに延設された部分に1カ所設けられている。
また、分割部6の縁6fには、分割部5の縁5fに形成された挿通孔21と対応する位置に雌ねじが切られた締結孔22が5カ所に形成されている。
縁5f,6fを合わせて、挿通孔21側からネジ23を通して、そのネジ23と締結孔22とを締め付けることによって、分割部5,6は固定される。尚、この場合、分割部5,6を固定する締結手段として、ネジ23を用いているが、締結手段はボルトとナット若しくはタッピングネジ等を用いてもよい。
縁5f,6fを合わせて、挿通孔21側からネジ23を通して、そのネジ23と締結孔22とを締め付けることによって、分割部5,6は固定される。尚、この場合、分割部5,6を固定する締結手段として、ネジ23を用いているが、締結手段はボルトとナット若しくはタッピングネジ等を用いてもよい。
上記のように構成された本第2実施形態のモータをシュレッダにて粉砕する際、ハウジングケース20に外部から衝撃力等が作用すると、軟磁性圧粉材で形成されたハウジングケース20は全体的に剛性が低く、破壊されやすい。その中でも縁5fの挿通孔が形成されている部分及び縁6fの締結孔が形成されている部分はハウジングケース20において他の部位よりも脆いため、挿通孔21及び締結孔22付近から破壊されていく。すると、分割部5と分割部6とを固定していたネジ23が外れて、ハウジングケース20は分割部5,6に分解される。また、貫通孔5h付近が破壊されると、ハウジングケース20を減速部3に固定するものがなくなり、分割部5,6は外れてハウジングケース20の内部に収容されていた銅線よりなる巻線13を有する電機子9及びその他銅部品が露出しやすくなる。また、電機子9が外部へ抜け出ないように拘束するものがなくなり、電機子9は減速部3と反対方向に抜け出易くなる。
上記したように、本第2実施形態によれば、前記第1実施形態の(1)乃至(4)の効果に加えて以下の効果をも有する。
(1)本第2実施形態では、分割部5,6を合わせて固定する際に、締結手段としてネジ23を用いている。従って、縁5f及び6fは全面が固定されるわけではないため、ネジ23が外れる程度に縁5f及び6fが破壊されれば、ハウジングケース20は分解される。よって、ネジ23付近の破壊のみでハウジングケース20が分解されるため、より容易にハウジングケース20内に収容された電機子9及びその他銅部品を露出させることができる。
(1)本第2実施形態では、分割部5,6を合わせて固定する際に、締結手段としてネジ23を用いている。従って、縁5f及び6fは全面が固定されるわけではないため、ネジ23が外れる程度に縁5f及び6fが破壊されれば、ハウジングケース20は分解される。よって、ネジ23付近の破壊のみでハウジングケース20が分解されるため、より容易にハウジングケース20内に収容された電機子9及びその他銅部品を露出させることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記各実施形態では、ハウジングケース4,20は軸方向に沿って2つに分割されているが、分割せずに有底扁平円筒状の1部品としてもよい。この場合も、シュレッダ時に外部から衝撃力等が作用すると、軟磁性圧粉材を用いてハウジングケースが形成されていることから、ハウジングケースは割れやすく、ハウジングケース内の電機子及びその他銅部品は露出されやすい。従って上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
○上記各実施形態では、ハウジングケース4,20は軸方向に沿って2つに分割されているが、分割せずに有底扁平円筒状の1部品としてもよい。この場合も、シュレッダ時に外部から衝撃力等が作用すると、軟磁性圧粉材を用いてハウジングケースが形成されていることから、ハウジングケースは割れやすく、ハウジングケース内の電機子及びその他銅部品は露出されやすい。従って上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
○上記各実施形態では、ハウジングケース4,20は軸方向に沿って2等分されているが、軸方向に沿ってそれ以上に分割されるものであってもよい。この場合も上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
○上記第1実施形態では、分割部5,6に縁5f,6fが設けられているが、縁5f,6fが無い構成であってもよい。この場合も上記第1実施形態の(1),(2),(4)と同様の効果を得ることができる。
○上記各実施形態では、縁5fは分割部5の軸方向に沿った開口部5eに外方に向かって連続的に形成されるものであった。しかし、縁5fは分割部5の開口部5eに、部分的に形成されるものであってもよい。この場合、分割部6の縁6fは、分割部5の部分的に形成された縁5fと対応する位置に形成され、分割部5及び6の互いの縁を合わせて接着剤を用いて固定するか、若しくはネジ等の締結手段を用いて固定される。このように構成されたハウジングケースは、シュレッダにて粉砕される際に、外部から加えられる衝撃力等により、さらに破壊されやすいものとなる。従って、作業者は電機子等ハウジングケース内に収容される銅部品を発見しやすく、その除去作業を容易に行うことができる。
○上記各実施形態のハウジングケース4,20は、全体が軟磁性圧粉材よりなるものであるが、一部を軟磁性圧粉材で構成してもよい。この場合、シュレッダ時に外部から衝撃力等がハウジングケースに作用すると、剛性の低い軟磁性圧粉材で形成された部分から破壊されて、ハウジングケース内に収容された電機子及びその他の銅部品は露出され易くなり、作業者は容易に除去作業を行うことができる。
○上記第2実施形態では、分割部5,6を固定するために5カ所をネジ23で締結しているが、5カ所でなくてもよい。例えば、4カ所以下にした場合には、シュレッダにて粉砕される際、ハウジングケース20を分解するために破壊されるべきところが減るため、ハウジングケース20が容易に分解される。その結果、ハウジングケース20内に収容されていた電機子9等が露出し易くなり、電機子9等の除去作業が容易になる。また、6カ所以上にした場合には、分割部5,6がより安定して固定される。
○上記各実施形態のハウジングケース4,20は、小径モータに用いてもよい。この場合も上記各実施形態と同様の効果を有する。
○上記各実施形態のハウジングケースは減速部3を備えたモータに利用されているが、それ以外に、ハウジングケース内に銅部品(銅線等)を収容する回転電機や電気機器に利用してもよい。
○上記各実施形態のハウジングケースは減速部3を備えたモータに利用されているが、それ以外に、ハウジングケース内に銅部品(銅線等)を収容する回転電機や電気機器に利用してもよい。
1…モータ、2…モータ本体、4,20…ハウジングケース、5,6…分割部、5f,6f…縁、9…電機子、13…巻線、22…締結孔、23…ネジ。
Claims (7)
- 銅線を使用した電気部品を収容するハウジングケースであって、
該ハウジングケースの一部又は全部を軟磁性圧粉材で成形したことを特徴とするハウジングケース。 - 銅線を使用した電機子を収容するハウジングケースであって、
該ハウジングケースはヨークハウジングとしての役割を果たすものであり、該ハウジングケースの一部又は全部を軟磁性圧粉材で成形したことを特徴とするハウジングケース。 - 銅線を使用した電機子を収容するハウジングケースを備えた回転電機であって、
該ハウジングケースの一部又は全部を軟磁性圧粉材で成形したことを特徴とする回転電機。 - 銅線を使用した電気部品を収容するためのハウジングケースを備えた電気機器であって、
該ハウジングケースの一部又は全部を軟磁性圧粉材で成形したことを特徴とする電気機器。 - 請求項1又は2のいずれか1項に記載のハウジングケースであって、
該ハウジングケースは、該ハウジングケースの軸方向に沿って分割した分割部を接合して構成したことを特徴とするハウジングケース。 - 請求項5に記載のハウジングケースであって、
前記分割部の軸方向に沿った開口部の一部又は全部に、前記分割部同士を接合させるための縁を設けたことを特徴とするハウジングケース。 - 請求項6に記載のハウジングケースであって、
前記縁は締結手段を用いて接合されることを特徴とするハウジングケース。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003276915A JP2005039969A (ja) | 2003-07-18 | 2003-07-18 | ハウジングケース、回転電機、及び電気機器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101132381B1 (ko) * | 2010-05-07 | 2012-04-03 | 주식회사 해성산전 | 수평 분할형 구조를 갖는 동기 모터 하우징 |
JPWO2020226011A1 (ja) * | 2019-05-09 | 2020-11-12 |
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KR101132381B1 (ko) * | 2010-05-07 | 2012-04-03 | 주식회사 해성산전 | 수평 분할형 구조를 갖는 동기 모터 하우징 |
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WO2020226011A1 (ja) * | 2019-05-09 | 2020-11-12 | 住友電気工業株式会社 | 連結体、及び回転電機 |
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