JP2005039970A - ヨークハウジング及び電気機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】シュレッダにて粉砕される際に衝撃力等が作用すると、複数に分解し、銅線を使用した電気部品を露出し易くすることができるヨークハウジング及びそのヨークハウジングを用いた電気機械を提供する。
【解決手段】冷間圧延鋼板をプレス成型してなる有底扁平円筒状のヨークハウジング4は、軸方向と直角をなす方向に分割されて分割部5,6に分けられており、その分割部5,6の合わせ部7は、ヨークハウジング4の側壁部4cの外周面側で、軟磁性圧粉材よりなる環状の衝撃破砕体8によって被われている。分割部5,6は衝撃破砕体8によって連結されている。上記のように構成されたヨークハウジング4は、シュレッダにて粉砕される際、外部から衝撃力等が作用すると、剛性の低い衝撃破砕体8が粉砕される。その結果、ヨークハウジング4が分解されて分割部5が外れると、合わせ部7が分割部6の開口部となり、内装された電機子が露出され易い。
【選択図】 図2

Description

本発明はヨークハウジング及びそのヨークハウジングを用いた電気機械に関するものである。
近年、自動車部品のリサイクル化が促進されている。自動車部品をリサイクルするためには、まず廃棄する自動車は大きなシュレッダによって粉砕され、所定の大きさ(例えば10[cm]四方)の篩にかけられる。その篩にかけられたスクラップの中から主として鉄が再利用される。
ところが、自動車には多数のモータが搭載されており、そのモータは銅線(巻線)を有している。そのため、スクラップ鉄にその銅が混じって鉄の純度を下げてしまい、結局その鉄を有効に再利用できないという問題があった。
そこで、実際には、スクラップ鉄を人間の目で確認し、銅線を有する電機子を含んだモータを発見した場合には、それを除去する作業が行われていた。このとき、シュレッダによりモータに衝撃力等が作用してヨークハウジングが破壊され、内部の電機子が見える状態であれば、その電機子の除去作業は容易である。
ここで、一般的に用いられているモータのヨークハウジングとしては、例えば特許文献1にて開示されている構造としたものがある。このヨークハウジングは磁性金属材をプレス加工して形成されるものである。
特開2003−032966号公報(第1図)
しかしながら、特許文献1にて開示されているようなヨークハウジングは、磁性金属材をプレス加工して形成されるものであるため、衝撃力等が作用した際に塑性変形を起こして単に潰れ、ヨークハウジングの開口を塞ぐ状態となることがある。このような場合には、そのヨークハウジングの内部に電機子が収容されているかを判断することが難しく、除去作業は困難になる。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、シュレッダにて粉砕される際に衝撃力等が作用すると、複数に分解し、内装された銅線を使用した電気部品を露出し易くすることができるヨークハウジング及びそのヨークハウジングを用いた電気機械を提供することにある。
上記問題点を解決するため、請求項1に記載の発明は、銅線を使用した電気部品を収容するためのヨークハウジングにおいて、該ヨークハウジングは、該ヨークハウジングを軸方向と直角をなす方向に分割した複数の分割部と、該分割部を連結する、該分割部よりも剛性が低い連結部材とから構成される。
請求項2に記載の発明は、銅線を使用した電気部品を収容するためのヨークハウジングにおいて、該ヨークハウジングは、開口部を有するヨークハウジング本体と、軟磁性圧粉材で形成され、前記開口部を塞ぐ蓋体とから構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のヨークハウジングにおいて、前記連結部材は、前記分割部の合わせ部を被うように環状に形成されている。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は3に記載のヨークハウジングにおいて、前記連結部材と前記分割部とは締結手段を用いて締結されている。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載のヨークハウジングにおいて、前記ヨークハウジング本体と蓋体とは締結手段を用いて締結されている。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のヨークハウジングを用いたことを特徴とする電気機械である。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、シュレッダにて粉砕される際に、ヨークハウジングに外部から衝撃力等が作用すると、分割部より剛性が低い連結部材が粉砕される。その結果、ヨークハウジングは分解され、内部に収容された銅線を使用した電気部品が露出され易い。
請求項2に記載の発明によれば、シュレッダにて粉砕される際に、ヨークハウジングに外部から衝撃力等が作用すると、分割部より剛性が低い軟磁性圧粉材で形成された蓋体が粉砕される。その結果、ヨークハウジング本体の開口部は、外部に対して開かれた状態となり、その開口部からヨークハウジング内に収容されていた銅線を使用した電気部品が露出され易い。
請求項3に記載の発明によれば、連結部を環状に形成し、分割部の合わせ部を被うことで、分割部の合わせ部からヨークハウジング内へ異物が浸入しにくい。
請求項4に記載の発明によれば、分割部と連結部材とは締結手段を用いて締結されるため、より確実に固定される。
請求項5に記載の発明によれば、ヨークハウジング本体と蓋体とは締結手段を用いて締結されるため、より確実に固定される。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のヨークハウジングを用いた電気機械であるため、その電気機械がシュレッダにて粉砕される際に外部から衝撃力等が作用すると、ヨークハウジングが容易に分解される。従って、ヨークハウジング内に収容されていた銅線を使用した電気部品が露出され易い。
本発明によれば、シュレッダにて粉砕される際に衝撃力等が作用すると、複数に分解し、銅線を使用した電気部品を露出し易くすることができるヨークハウジング及びそのヨークハウジングを用いた電気機械を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本第1実施形態のモータ1は、モータ本体2と減速部3とが一体に組み付けられて構成されている。
図2(a)(b)に示すように、モータ本体2は、冷間圧延鋼板をプレス成形してなる有底扁平円筒状のヨークハウジング4を有している。このヨークハウジング4は、互いに平行な1対の平面部4aとその平面部4aの端部をそれぞれ繋ぐ1対の円弧部4bとを有する側壁部4cと、側壁部4cの一端を塞ぐ底部4dと、側壁部4cの他端の開口部4eで円弧部4bの外側面から径方向外側に延設されるフランジ部4fとを有している。
前記ヨークハウジング4は、軸方向と直角をなす方向に分割されて分割部5,6に分けられており、分割部5,6の合わせ部7は、側壁部4cの外周面側で、軟磁性粉材を圧縮して形成した軟磁性圧粉体よりなる環状の衝撃破砕体8によって全て被われている。衝撃破砕体8は、少なくとも前記分割部5,6より剛性が低く、シュレッダによって与えられる衝撃力等により粉砕されやすい。そして、分割部5,6と衝撃破砕体8とは、分割部5の平面部4aのそれぞれに2カ所ずつ、分割部6の平面部4aのそれぞれに2カ所ずつ、計8カ所の溶接部9(図2(b)では4カ所のみ図示)に、衝撃破砕体8側から締結手段としてスポット溶接を行うことにより固定される。尚、この場合、衝撃破砕体8は分割部5,6を連結する連結部材としての役割を果たしている。
従って、上記のように、ヨークハウジング4は2つの分割部5,6及び衝撃破砕体8により構成されている。
図1に示すように、円弧部4bの内周面には、マグネット10,11がそれぞれ固着されており、これらマグネット10,11の内側には、銅線を使用した電気部品である電機子12が回転可能に収容されている。底部4dの中央には、有底円筒状の軸受保持部13が形成されており、その軸受保持部13には電機子12の回転軸14を回転可能に支持する軸受15が固定されている。また、フランジ部4fには、径方向外側に開口を有するネジ挿通用の切欠16が4カ所設けられている。
前記電機子12は、回転軸14、コア17及び巻線18を有している。コア17は回転軸14に固定されるとともに、銅線よりなる巻線18が巻装されている。
上記のように構成されたモータ本体2は、ヨークハウジング4のフランジ部4fに形成されたネジ挿通用の切欠16にネジ19を挿通し、減速部3のギヤハウジング20に対して締め付けることによって減速部3に固定される。
図1に示すように、前記ギヤハウジング20は、樹脂材料を成形して製造される。前記回転軸14はギヤハウジング20内に突出しており、その回転軸14にはウォーム21が形成されている。
ウォーム21はギヤハウジング20内に回転可能に収容されるウォームホイール22と噛み合わされており、そのウォームホイール22は出力軸23と一体回転するように連結されている。従って、回転軸14が回転すると、その回転がウォーム21及びウォームホイール22によって減速されて出力軸23に伝達されるようになっている。
上記のように構成された本第1実施形態のモータ1がシュレッダにて粉砕される際、外部から衝撃力等が作用すると、軟磁性圧粉材で形成された衝撃破砕体8は剛性が低いために容易に割れて粉砕される。そして、さらに外部から衝撃力等が作用すると、分割部5,6の両方に固着されていたマグネット10,11が割れる。それによって、衝撃破砕体8によって接合されていた分割部5,6は分離し、衝撃破砕体8及びマグネット10,11によって分割部6に固定されていた分割部5は、固定される部分を失って外れる。その結果、分割部6において合わせ部7が開口部となり、ヨークハウジング4の内部に収容されていた電機子12及び他の銅部品が露出し易くなる。また、電機子12が外方へ出ないように拘束していた分割部5が外れるため、電機子12はヨークハウジング4(分割部6)から減速部3とは逆の方へ抜け出易くなる。
上記したように、本第1実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)衝撃破砕体8は軟磁性圧粉材で形成されているために、シュレッダにて粉砕される際に、外部から衝撃力等が作用すると、容易に割れて粉砕される。従って、ヨークハウジング4が分離されやすい。
(2)衝撃破砕体8が破砕され、マグネット10,11が割られるだけでヨークハウジング4は分割部5,6に分解される。従って、シュレッダにて粉砕される際、容易にヨークハウジング4が分離されるため、ヨークハウジング4内に収容されていた電機子12及び他の銅部品が露出し易い。その結果、作業者は電機子12及び他の銅部品を発見し易くなり、その除去作業を容易に行うことができる。
(3)分割部5,6と衝撃破砕体8との接合に、スポット溶接を用いている。そのため、分割部5,6と衝撃破砕体8との接合を容易に行うことができる。
(4)分割部5,6の合わせ部7の周囲を衝撃破砕体8がヨークハウジング4の外周面側から被っているため、外部からヨークハウジング4内へ異物が浸入し難い。
(第2実施形態)
以下本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、本第2実施形態では、前記第1実施形態と同様な構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図3(a)(b)に示すように、本第2実施形態のヨークハウジング30は、冷間圧延鋼板をプレス成形してなる扁平円筒状のヨークハウジング本体31と、そのヨークハウジング本体31のフランジ部4fとは逆側の開口部31aを塞ぐ軟磁性圧粉材よりなる蓋状の衝撃破砕体32とから構成される。衝撃破砕体32は、少なくともヨークハウジング本体31より剛性が低く、シュレッダによって与えられる衝撃力等により粉砕されやすい。開口部31aは、ヨークハウジング本体31の軸方向と直角な面内に形成されており、その開口部31aには蓋体としての衝撃破砕体32が締結手段に接着を用いて固定されている。
前記ヨークハウジング本体31の円弧部4bには、前記第1実施形態と同様にマグネット10,11が固着されている。
前記衝撃破砕体32の中央には、有底円筒状の軸受保持部32aが形成され、前記第1実施形態と同様に、銅線を使用した電気部品である電機子12の回転軸14を回転可能に保持する軸受15が収容されている。
上記のように構成された本第2実施形態のヨークハウジング30は、シュレッダにて粉砕される際に外部から衝撃力等が作用すると、剛性の低い軟磁性圧粉材よりなる衝撃破砕体32が粉砕される。その結果、ヨークハウジング本体31の開口部31aからヨークハウジング30の内部が見えるようになり、内部に収容されていた電機子12及び他の銅部品が露出される。また、開口部31aを塞いでいた衝撃破砕体32が粉砕されることにより、電機子12が外方へ出ないようにするものがなくなり、電機子12は開口部31aから減速部3と反対方向へ抜け出易くなる。
上記したように、本第2実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)開口部31aを塞ぐ衝撃破砕体32は、剛性の低い軟磁性圧粉材で形成されているため、シュレッダにて粉砕される際に外部から衝撃力等が作用すると、容易に粉砕される。
(2)衝撃破砕体32が粉砕されるだけで、ヨークハウジング本体31の開口部31aから、ヨークハウジング30内に収容された電機子12及び他の銅部品が露出される。従って、作業者は電機子12及び他の銅部品を発見しやすく、それらの除去作業を容易に行うことができる。
(3)マグネット10,11は、衝撃破砕体32には接触していない。従って、マグネット10,11が破壊されなくても、衝撃破砕体32が粉砕されるだけで、ヨークハウジング本体31の開口部31aから、ヨークハウジング30内に収容された電機子12及び他の銅部品を露出し易くすることができる。
(4)ヨークハウジング本体31と衝撃破砕体32とは接着により固定されている。従って、ヨークハウジング本体31と衝撃破砕体32とを容易に固定することができる。
(第3実施形態)
以下本発明を具体化した第3実施形態を図面に従って説明する。尚、本第3実施形態では、前記第1及び第2実施形態と同様な構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図4(a)(b)に示すように、冷間圧延鋼板をプレス成形してなる有底扁平円筒状のヨークハウジング40は、軸方向と直角をなす方向に分割されて分割部41,42に分けられている。分割部41,42の合わせ部43は、ヨークハウジングの円弧部4bの内周面に固着されたマグネット10,11の下端部よりも開口部4eに近い位置に形成されている。つまり、合わせ部43はマグネット10,11にかからない位置に形成されている。
前記分割部41,42は、前記第1実施形態と同様に、衝撃破砕体8によって接合されている。
上記のように構成されたヨークハウジング40は、シュレッダにて粉砕される際に外部から衝撃力等が外部から作用すると、剛性の低い軟磁性圧粉材よりなる衝撃破砕体8が容易に粉砕される。それによって、衝撃破砕体8によって接合されていた分割部41,42は分離して、衝撃破砕体8によってのみ分割部42に固定されていた分割部41は、固定される部分を失って外れる。その結果、ヨークハウジング40内に収容されていた電機子12及び他の銅部品が露出される。また、電機子12が外方へ出ないように拘束していた分割部41が外れるため、電機子12は分割部42とは逆の方へ抜け出やすくなる。
上記したように、本第3実施形態によれば、前記第1実施形態の(1),(3),(4)の効果に加えて、以下の効果をも有する。
(1)ヨークハウジング40を分割するにあたって、合わせ部43をマグネット10,11にかからない位置に形成している。従って、シュレッダにて粉砕される際に衝撃破砕体8のみが粉砕されるだけで、ヨークハウジング40は分割部41,42に容易に分解される。
(2)合わせ部43がマグネット10,11の下端部よりも開口部4e寄りに形成されているため、ヨークハウジング40に対する分割部41の占める割合が大きい。従って、衝撃破砕体8が粉砕されて分割部41が外れると、ヨークハウジング40内部に収容されていた電機子12及び他の銅部品が、より露出され易く、作業者はそれらの除去作業をより容易に行うことができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記第1実施形態では、衝撃破砕体8は軟磁性粉体を圧縮成形してなる軟磁性圧粉材よりなるものであるが、それ以外に分割部5,6より剛性が低く、シュレッダによって与えられる衝撃力等により粉砕されやすい鉄焼結品、樹脂等で形成してもよい。衝撃破砕体に樹脂を用いた場合には、分割部5,6とを連結する際の締結手段は、ネジ止めや接着を用いるとよい。
○上記第1及び第3実施形態では、溶接部9は平面部4aに8カ所設けられているが、この限りでない。例えば、円弧部4bでスポット溶接を行ってもよいし、溶接部9を平面部4aそれぞれに1カ所ずつ設けて計4カ所としてもよい。この場合も上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
○上記第1実施形態では、分割部5,6と衝撃破砕体8とを固定する締結手段をスポット溶接としていたが、予算や製造方法、用途等に合わせて、溶接、圧接、接着、ネジ止め、かしめ等の締結手段のいずれかを用いて固定すればよい。例えば、接着の場合には、衝撃破砕体8の内周面と分割部5,6の衝撃破砕体8との接面とに接着剤を塗布して接着固定する。この場合も、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。上記第3実施形態において、分割部41,42と衝撃破砕体8とを固定する場合も同様である。また、上記第2実施形態においても、ヨークハウジング本体31と衝撃破砕体32とを締結する締結手段は、接着固定に限らず上記のような締結手段を用いてもよい。
○上記第1及び第3実施形態では、締結手段にスポット溶接を用いているが、焼きばめによって固定してもよい。
○上記第1及び第3実施形態では、衝撃破砕体8は、環状の一部品であるが、環状を形成するような複数の部品からなるものであってもよい。
○上記第1実施形態では、衝撃破砕体8は合わせ部7の周囲を外側から全て被っているが、部分的に被うものであってもよい。この場合、ヨークハウジング4を分解するために粉砕されなければならない衝撃破砕体8が上記第1実施形態よりも少ないため、より容易に分割部5,6に分解される。上記第3実施形態についても同様に、衝撃破砕体8は合わせ部43の周囲を部分的に被うものであってもよい。
○上記第2実施形態において開口部31aをフランジ部4f寄りに形成してもよい。この場合、ヨークハウジング30に対して、ヨークハウジング本体31の占める割合が減少し、衝撃破砕体32の占める割合が増加する。尚、この場合、マグネット10,11はヨークハウジング本体31と衝撃破砕体32とを跨いで固着されることになるが、衝撃破砕体32は軟磁性圧粉材を用いて成形されているため、マグネット10,11の磁束は衝撃破砕体32内も流れることができる。
○上記各実施形態において、ヨークハウジング4,30,40は減速部3を有するモータに用いられているがそれ以外のモータ、回転電機、リレー等の電気機械に用いてもよい。その場合、電気機械がリサイクルのためにシュレッダにて粉砕される際、外部から衝撃力等が作用すると、軟磁性圧粉材よりなる衝撃破砕体が粉砕され、ヨークハウジングが分解される。その結果、ヨークハウジング内に収容されていた銅線を使用した電気部品(電機子、コイル等)やその他の銅を使用した部品が露出され易く、作業者は容易にそれらを発見し除去することができる。
上記各実施形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)銅線を使用した電気部品を収容するためのヨークハウジングであって、該ヨークハウジングは、該ヨークハウジングを軸方向と直角をなす方向に分割した複数の分割部と、該分割部を連結する軟磁性圧粉材よりなる連結部材とから構成されることを特徴とするヨークハウジング。
(ロ)銅線を使用した電気部品と、ヨークハウジングの内部で径方向及び周方向に磁束を流すマグネットとを備えたヨークハウジングであって、該ヨークハウジングは、該ヨークハウジングを軸方向と直角をなす方向に分割した分割部と、該分割部を連結する軟磁性圧粉材よりなる連結部材とを備えたことを特徴とするヨークハウジング。
このように構成すると、シュレッダにて粉砕される際に、外部から衝撃力等が作用すると、軟磁性圧粉材よりなる連結部材が粉砕されてヨークハウジングが分解する。その結果、ヨークハウジング内に収容されていた銅線を使用した電気部品が露出され易い。
(ハ)請求項4又は5に記載のヨークハウジングであって、前記締結手段は、溶接、圧接、接着、ネジ止め、かしめのうちいずれか1つが用いられることを特徴とするヨークハウジング。
モータの全体図。 (a)は第1実施形態の平面図、(b)は第1実施形態の正面図。 (a)は第2実施形態の平面図、(b)は第2実施形態の正面図。 (a)は第3実施形態の平面図、(b)は第3実施形態の正面図
符号の説明
1…モータ、2…モータ本体、4,30,40…ヨークハウジング、5,6,41,42…分割部、7…合わせ部、8,32…衝撃破砕体、9…溶接部、12…電機子、18…巻線、31…ヨークハウジング本体、31a…開口部。

Claims (6)

  1. 銅線を使用した電気部品を収容するためのヨークハウジングであって、
    該ヨークハウジングは、
    該ヨークハウジングを軸方向と直角をなす方向に分割した複数の分割部と、
    該分割部を連結する、該分割部よりも剛性が低い連結部材と
    から構成されることを特徴とするヨークハウジング。
  2. 銅線を使用した電気部品を収容するためのヨークハウジングであって、
    該ヨークハウジングは、
    開口部を有するヨークハウジング本体と、
    軟磁性圧粉材で形成され、前記開口部を塞ぐ蓋体と
    から構成されることを特徴とするヨークハウジング。
  3. 請求項1に記載のヨークハウジングであって、
    前記連結部材は、前記分割部の合わせ部を被うように環状に形成されていることを特徴とするヨークハウジング。
  4. 請求項1又は3に記載のヨークハウジングであって、
    前記連結部材と前記分割部とは締結手段を用いて締結されていることを特徴とするヨークハウジング。
  5. 請求項2に記載のヨークハウジングであって、
    前記ヨークハウジング本体と蓋体とは締結手段を用いて締結されていることを特徴とするヨークハウジング。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のヨークハウジングを用いたことを特徴とする電気機械。
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