JP2005039970A - ヨークハウジング及び電気機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷間圧延鋼板をプレス成型してなる有底扁平円筒状のヨークハウジング4は、軸方向と直角をなす方向に分割されて分割部5,6に分けられており、その分割部5,6の合わせ部7は、ヨークハウジング4の側壁部4cの外周面側で、軟磁性圧粉材よりなる環状の衝撃破砕体8によって被われている。分割部5,6は衝撃破砕体8によって連結されている。上記のように構成されたヨークハウジング4は、シュレッダにて粉砕される際、外部から衝撃力等が作用すると、剛性の低い衝撃破砕体8が粉砕される。その結果、ヨークハウジング4が分解されて分割部5が外れると、合わせ部7が分割部6の開口部となり、内装された電機子が露出され易い。
【選択図】 図2
Description
請求項4に記載の発明は、請求項1又は3に記載のヨークハウジングにおいて、前記連結部材と前記分割部とは締結手段を用いて締結されている。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のヨークハウジングを用いたことを特徴とする電気機械である。
請求項1に記載の発明によれば、シュレッダにて粉砕される際に、ヨークハウジングに外部から衝撃力等が作用すると、分割部より剛性が低い連結部材が粉砕される。その結果、ヨークハウジングは分解され、内部に収容された銅線を使用した電気部品が露出され易い。
請求項4に記載の発明によれば、分割部と連結部材とは締結手段を用いて締結されるため、より確実に固定される。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のヨークハウジングを用いた電気機械であるため、その電気機械がシュレッダにて粉砕される際に外部から衝撃力等が作用すると、ヨークハウジングが容易に分解される。従って、ヨークハウジング内に収容されていた銅線を使用した電気部品が露出され易い。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本第1実施形態のモータ1は、モータ本体2と減速部3とが一体に組み付けられて構成されている。
図1に示すように、円弧部4bの内周面には、マグネット10,11がそれぞれ固着されており、これらマグネット10,11の内側には、銅線を使用した電気部品である電機子12が回転可能に収容されている。底部4dの中央には、有底円筒状の軸受保持部13が形成されており、その軸受保持部13には電機子12の回転軸14を回転可能に支持する軸受15が固定されている。また、フランジ部4fには、径方向外側に開口を有するネジ挿通用の切欠16が4カ所設けられている。
上記のように構成されたモータ本体2は、ヨークハウジング4のフランジ部4fに形成されたネジ挿通用の切欠16にネジ19を挿通し、減速部3のギヤハウジング20に対して締め付けることによって減速部3に固定される。
(1)衝撃破砕体8は軟磁性圧粉材で形成されているために、シュレッダにて粉砕される際に、外部から衝撃力等が作用すると、容易に割れて粉砕される。従って、ヨークハウジング4が分離されやすい。
(4)分割部5,6の合わせ部7の周囲を衝撃破砕体8がヨークハウジング4の外周面側から被っているため、外部からヨークハウジング4内へ異物が浸入し難い。
以下本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、本第2実施形態では、前記第1実施形態と同様な構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
前記衝撃破砕体32の中央には、有底円筒状の軸受保持部32aが形成され、前記第1実施形態と同様に、銅線を使用した電気部品である電機子12の回転軸14を回転可能に保持する軸受15が収容されている。
(1)開口部31aを塞ぐ衝撃破砕体32は、剛性の低い軟磁性圧粉材で形成されているため、シュレッダにて粉砕される際に外部から衝撃力等が作用すると、容易に粉砕される。
(第3実施形態)
以下本発明を具体化した第3実施形態を図面に従って説明する。尚、本第3実施形態では、前記第1及び第2実施形態と同様な構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
上記のように構成されたヨークハウジング40は、シュレッダにて粉砕される際に外部から衝撃力等が外部から作用すると、剛性の低い軟磁性圧粉材よりなる衝撃破砕体8が容易に粉砕される。それによって、衝撃破砕体8によって接合されていた分割部41,42は分離して、衝撃破砕体8によってのみ分割部42に固定されていた分割部41は、固定される部分を失って外れる。その結果、ヨークハウジング40内に収容されていた電機子12及び他の銅部品が露出される。また、電機子12が外方へ出ないように拘束していた分割部41が外れるため、電機子12は分割部42とは逆の方へ抜け出やすくなる。
(1)ヨークハウジング40を分割するにあたって、合わせ部43をマグネット10,11にかからない位置に形成している。従って、シュレッダにて粉砕される際に衝撃破砕体8のみが粉砕されるだけで、ヨークハウジング40は分割部41,42に容易に分解される。
○上記第1実施形態では、衝撃破砕体8は軟磁性粉体を圧縮成形してなる軟磁性圧粉材よりなるものであるが、それ以外に分割部5,6より剛性が低く、シュレッダによって与えられる衝撃力等により粉砕されやすい鉄焼結品、樹脂等で形成してもよい。衝撃破砕体に樹脂を用いた場合には、分割部5,6とを連結する際の締結手段は、ネジ止めや接着を用いるとよい。
○上記第1及び第3実施形態では、衝撃破砕体8は、環状の一部品であるが、環状を形成するような複数の部品からなるものであってもよい。
(イ)銅線を使用した電気部品を収容するためのヨークハウジングであって、該ヨークハウジングは、該ヨークハウジングを軸方向と直角をなす方向に分割した複数の分割部と、該分割部を連結する軟磁性圧粉材よりなる連結部材とから構成されることを特徴とするヨークハウジング。
Claims (6)
- 銅線を使用した電気部品を収容するためのヨークハウジングであって、
該ヨークハウジングは、
該ヨークハウジングを軸方向と直角をなす方向に分割した複数の分割部と、
該分割部を連結する、該分割部よりも剛性が低い連結部材と
から構成されることを特徴とするヨークハウジング。 - 銅線を使用した電気部品を収容するためのヨークハウジングであって、
該ヨークハウジングは、
開口部を有するヨークハウジング本体と、
軟磁性圧粉材で形成され、前記開口部を塞ぐ蓋体と
から構成されることを特徴とするヨークハウジング。 - 請求項1に記載のヨークハウジングであって、
前記連結部材は、前記分割部の合わせ部を被うように環状に形成されていることを特徴とするヨークハウジング。 - 請求項1又は3に記載のヨークハウジングであって、
前記連結部材と前記分割部とは締結手段を用いて締結されていることを特徴とするヨークハウジング。 - 請求項2に記載のヨークハウジングであって、
前記ヨークハウジング本体と蓋体とは締結手段を用いて締結されていることを特徴とするヨークハウジング。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のヨークハウジングを用いたことを特徴とする電気機械。
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JP2003276916A JP2005039970A (ja) | 2003-07-18 | 2003-07-18 | ヨークハウジング及び電気機械 |
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JP2005039970A true JP2005039970A (ja) | 2005-02-10 |
Family
ID=34213093
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2005039970A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012046380A1 (ja) * | 2010-10-06 | 2012-04-12 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
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2003
- 2003-07-18 JP JP2003276916A patent/JP2005039970A/ja active Pending
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CN102712339A (zh) * | 2010-10-06 | 2012-10-03 | 日本精工株式会社 | 电动动力转向装置 |
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