JPH1189126A - 回転電機の固定子鉄心とその製造方法 - Google Patents

回転電機の固定子鉄心とその製造方法

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JPH1189126A
JPH1189126A JP23796697A JP23796697A JPH1189126A JP H1189126 A JPH1189126 A JP H1189126A JP 23796697 A JP23796697 A JP 23796697A JP 23796697 A JP23796697 A JP 23796697A JP H1189126 A JPH1189126 A JP H1189126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator core
spigot
bearing bracket
iron plate
thin iron
Prior art date
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Pending
Application number
JP23796697A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoya Fujita
直也 藤田
Toyonobu Yamada
豊信 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba FA Systems Engineering Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH1189126A publication Critical patent/JPH1189126A/ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転電機のフレームと軸受ブラケットはイン
ロー嵌合で加工を夫々要すると共にフレームと軸受ブラ
ケットの回転方向位置決めがない為に組立ての作業性が
悪かった。 【解決手段】 内周部に複数個の溝を有する薄鉄板を複
数枚積層して形成した回転電機の固定子鉄心において、
前記薄鉄板と同形状,同材質で該薄鉄板の背部にインロ
ー用孔を複数個円周方向に穿設されたインロー兼務鉄板
があって、前記薄鉄板を規定枚数積層後の両端面に、前
記インロー兼務鉄板を規定枚数積層し該両端面に前記イ
ンロー用孔積層により軸受ブラケットと嵌合するインロ
ー嵌合穴を形成する。軸受ブラケットにインロー加工す
ることなく軸受ブラケットに形成の突起部を嵌合穴に嵌
合させるだけで、軸受ブラケットを固定子鉄心に取付け
ることができ軸受ブラケットと固定子鉄心の同心度が向
上して回転電機の電気特性が良くなる。また組立て作業
性も向上する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレーム・レスの回
転電機の固定子鉄心とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転電機の縦断面図を図5に示
す。図において、円筒状で金属製のフレーム1の両端に
は回転子2を回転自在に保持する軸受ブラケット3が配
設されており、フレーム1内には内部に固定子巻線を収
納した固定子鉄心4が嵌合されている。前記軸受ブラケ
ット3をフレーム1に固定するには、機械加工により形
成されたフレーム1のインロー1aと軸受ブラケット3
のインロー3aを夫々嵌合させて、複数本の締付ボルト
4とナット5により締付固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、フレー
ム1と軸受ブラケット3のインロー1a,3a加工を夫
々要すると共にフレーム1と軸受ブラケット3の回転方
向位置決めがない為に組立ての作業性が悪かった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みて成されたもの
で、軸受ブラケットの位置決め用インロー加工すること
なく鉄心にインロー部を設け、組立ての作業性を向上さ
せることを目的とする回転電機の固定子鉄心とその製造
方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における回転電機
の固定子鉄心は、内周部に複数個の溝を有する薄鉄板を
複数枚積層して形成した回転電機の固定子鉄心におい
て、前記薄鉄板と同形状,同材質で該薄鉄板の背部にイ
ンロー用孔を複数個円周方向に穿設されたインロー兼務
鉄板があって、前記薄鉄板を規定枚数積層後の両端面
に、前記インロー兼務鉄板を規定枚数積層し該両端面に
前記インロー用孔積層により軸受ブラケットと嵌合する
インロー嵌合穴を形成したものである。このように構成
すると、軸受ブラケットにインロー加工することなく軸
受ブラケットに形成の突起部を嵌合穴に嵌合させるだけ
で、軸受ブラケットを固定子鉄心に取付けることができ
軸受ブラケットと固定子鉄心の同心度が向上して回転電
機の電気特性が良くなる。また組立て作業性も向上す
る。
【0006】請求項2では、プレス打抜きによる薄鉄板
を積層して固定子鉄心を形成する工程で、該鉄心の両端
面となる複数枚の薄鉄板に溝と共にインロー用孔も打抜
き形成する固定子鉄心の製造方法である。この方法によ
れば、薄鉄板の内径と嵌合穴の寸法精度が向上して請求
項1の作用効果が得られる。
【0007】また請求項3では、前記嵌合穴形状を、丸
形状または長円形状または長方形にしている。長円形状
または長方形にすれば、鉄心と軸受ブラケットの嵌合部
の面積を広く取ることができ鉄心と軸受ブラケットとの
ずれをより小さくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について図1
及び図2を参照し、従来構成と同じものは同じ符号を使
用して説明する。図1は本発明の一実施例を示す回転電
機である電動機の縦断面図であり、図2は(a)が固定
子鉄心の断面図で、(b)は薄鉄板の平面図である。図
において製造方法を後述する固定子鉄心21は、溝11
aを有する薄鉄板11を規定枚数積層し、その両端には
インロー用孔15aを有するインロー兼務鉄板15を規
定枚数積層して鉄心21外径はレーザーにて溶接され形
成される。この固定子鉄心21両端には、軸方向に複数
個突起する突起部13aを有する軸受ブラケット13
が、突起部13aをインロー用孔15aにて形成のイン
ロー嵌合穴15bに嵌合させながら取付けられ、貫通孔
11dを貫通する締付ボルト16とナット17にて固定
されている。固定子鉄心21の内側には空隙を介して回
転子12が軸受ブラケット13に嵌合の軸受13aによ
って回転自在に配設されている。
【0009】次に前記固定子鉄心21の製造方法を説明
する。固定子鉄心21は、中間部は積層された薄鉄板1
1で形成され両端の複数枚がインロー兼務鉄板15であ
る。この為、図示しない帯状薄鉄板からプレス装置(図
示しない)で、まずインロー兼務鉄板15を打抜く。こ
の鉄板15は、薄鉄板11と同形状のものに更にインロ
ー用孔15aを形成させるもので、薄鉄板11の形状は
プレス装置で内外径と内周部の複数個の溝11aを打抜
かれて形成され、同時にこの薄鉄板11の背部に円周方
向に複数個のインロー用孔15a(形状は例えば丸形状
で図2では6個穿設)を穿設し、インロー兼務鉄板15
が形成される。この鉄板15を打抜き積層後、続いて薄
鉄板11が規定枚数打抜き積層され、更に鉄板15を規
定枚数打抜き積層して、規定の積層物となった[鉄板1
5]−[薄鉄板11]−[鉄板15]の外径をレーザに
て溶接し一体となった固定子鉄心21を形成する。この
固定子鉄心21はプレス装置内で自動的に行ってもよい
し、プレス打抜後に結束してレーザー溶接は別工程で行
われてもよい。尚、鉄板15には締付ボルト16の貫通
孔11dが図2では3個穿設されている。
【0010】この固定子鉄心21には、インロー兼務鉄
板15の積層によりインロー用孔15aも積層されてイ
ンロー嵌合穴15bが形成される。そして、このインロ
ー嵌合穴15bに突起部13aを嵌合させることによっ
て軸受ブラケット13が固定子鉄心21に嵌合固定され
る。すると、鉄板15の内径とインロー用孔15aとが
同型で打抜かれているので、内径とインロー用孔15a
の寸法精度が良いことから、軸受ブラケット13と固定
子鉄心21の同心度が良くなって回転子12の偏心が改
善されて、電動機の電気特性が向上すると共に電磁音や
異常振動の発生を防止することができる。又、軸受ブラ
ケット13及び固定子鉄心21に従来のようなインロー
部を加工形成することがなくなり、加工費が軽減され製
品が安価となる。更に、インロー嵌合穴15bと突起部
13aの嵌合により組立てができるので、組立てが容易
で且つ安価となる。
【0011】(他の実施例)インロー用孔の形状を上記
実施例では丸形状としていたが、これを長丸形状のイン
ロー用孔18aとしたインロー兼務鉄板18を図3に示
し、長方形にしたインロー用孔19aのインロー兼務鉄
板19を図4に示した。長丸形状や長方形にしたことに
より、嵌合面積が夫々増加して軸受ブラケット13と固
定子鉄心22,23の係合位置関係が一層精度良く確保
できる。そして、嵌合個数も減少させることも可能であ
る(減少は鉄心の磁気特性を向上させる)。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電動機の
同心度が良くなって回転子の偏心が改善され、電動機の
電気特性が向上すると共に電磁音や異常振動の発生を防
止することができる。又、軸受ブラケット及び固定子鉄
心に従来のようなインロー部を加工形成することがなく
なり、加工費が軽減され製品が安価となる。更に、イン
ロー嵌合穴と突起部の嵌合により組立てができるので、
組立てが容易で且つ安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電動機の縦断面図、
【図2】固定子鉄心の部分縦断面図と薄鉄板の正面図、
【図3】他の実施例を示す図2相当図、
【図4】他の実施例を示す図2相当図、
【図5】従来の図1相当図。
【符号の説明】
11…薄鉄板、 11a…溝、13…
軸受ブラケット、 13a…突起部、15,1
8,19…インロー兼務鉄板、15a,18a,19a
…インロー用孔、15b…インロー嵌合穴、21,2
2,23…固定子鉄心。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 豊信 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周部に複数個の溝を有する薄鉄板を複
    数枚積層して形成した回転電機の固定子鉄心において、
    前記薄鉄板と同形状,同材質で該薄鉄板の背部にインロ
    ー用孔を複数個円周方向に穿設されたインロー兼務鉄板
    があって、前記薄鉄板を規定枚数積層後の両端面に、前
    記インロー兼務鉄板を規定枚数積層し該両端面に前記イ
    ンロー用孔積層により軸受ブラケットと嵌合するインロ
    ー嵌合穴を形成したことを特徴とする回転電機の固定子
    鉄心。
  2. 【請求項2】 プレス打抜きによる薄鉄板を積層して固
    定子鉄心を形成する工程で、該鉄心の両端面となる複数
    枚の薄鉄板に溝と共にインロー用孔も打抜き形成するこ
    とを特徴とする固定子鉄心の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記インロー用孔形状を、丸形状または
    長円形状または長方形にした請求項1記載の回転電機の
    固定子鉄心。
JP23796697A 1997-09-03 1997-09-03 回転電機の固定子鉄心とその製造方法 Pending JPH1189126A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100595565B1 (ko) 2004-07-26 2006-07-03 엘지전자 주식회사 왕복동식 모터의 고정자 고정 장치
JP2018137965A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 株式会社デンソー モータ
US11038387B2 (en) 2017-02-23 2021-06-15 Denso Corporation Motor and method for manufacturing motor

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JP2018137965A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 株式会社デンソー モータ
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