JP2007187481A - トルク検出装置 - Google Patents

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欣智 徳本
Shigeharu Ishihara
繁晴 石原
Naoki Nakane
中根  直樹
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Abstract

【課題】磁性板の取り除き面積を低減でき、磁性板の材料費に対する磁性環のコストを低減することができるトルク検出装置を提供する。
【解決手段】第1の回転体1に設けられる永久磁石2及び該永久磁石2の外周りに配置され、前記第1の回転体1に連結される第2の回転体4と一体に回転する磁性環5を有する磁気回路形成部材6と、該磁気回路形成部材6が発生した磁束を集める集磁環部7と、該集磁環部7が集めた磁束の密度に基づいて前記回転体1に加わったトルクを検出する検出部8とを備え、磁性環5を、幅方向一側に複数の櫛歯52を有する帯板を丸めてなる構成とし、一枚の磁性板から該磁性板の縁に沿って少なくとも二つの帯板を得ることができるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は回転体に加わるトルクを検出するトルク検出装置に関する。
トルク検出装置としては、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1のトルク検出装置は、トーションバーにより連結された入力軸及び出力軸の一方に設けられる永久磁石及び該永久磁石の外周りに配置され、前記入力軸及び出力軸の他方と一体に回転する磁性環を有する磁気回路形成部材と、該磁気回路形成部材が発生した磁束を集める集磁環部と、該集磁環部が集めた磁束の密度に基づいて前記回転体に加わったトルクを検出する検出部とを備えている。
このように構成されたトルク検出装置は車両用の電動パワーステアリング装置に組み込まれている。電動パワーステアリング装置はステアリングホイールに繋がる前記入力軸と、該入力軸を収容支持するハウジングと、前記出力軸に減速機構を介して繋がる電動モータと、該電動モータの駆動回路及び前記検出部に接続され、マイクロプロセッサを用いてなる制御部とを備えており、ステアリングホイールを操舵することにより入力軸に加わる回転トルクを前記トーションバーに生じる捩れによって検出部が検出し、検出トルクに基づいて前記電動モータを駆動制御するように構成されている。
ところで、トルク検出装置の磁性環は、円環板部と、該円環板部の内周から軸線方向へ延出された複数の櫛歯とを有する。図7(a) は磁性環の成形工程を示す説明図であり、(b) は成形された磁性環の斜視図である。磁性環100は、一枚の四角形をなす磁性板Aの複数箇所を円環状に打抜成形し、円環板部101及び該円環板部101の内周に突設された複数の突片102を有する複数の打抜円環板103を形成し、該打抜円環板103をさらにプレス成形して前記突片102を円環板部101の軸線方向へ折曲げることにより形成されている。
特開2005−265587号公報
ところが、一枚の磁性板Aの複数箇所を円環状に打抜成形して磁性環100を形成する場合、打抜円環板103の外周りに比較的多くの取り除き部が発生し、さらに打抜円環板103の内側にも比較的多くの取り除き部が発生することになる。従って、鉄よりも高い磁化率を有し、材料費が鉄よりも高価なパーマロイ(鉄−ニッケル合金)により磁性環100を打抜き成形した場合、磁性板Aの材料費に対する磁性環100のコストが高くなり、ひいてはトルク検出装置が高価になる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は磁性板の取り除き面積を低減でき、磁性板の材料費に対する磁性環のコストを低減することができるトルク検出装置を提供することにある。
第1発明に係るトルク検出装置は、第1の回転体に設けられる磁石及び該磁石の外周りに配置され、前記第1の回転体に連結される第2の回転体と一体に回転する磁性環を有する磁気回路形成部材と、該磁気回路形成部材が発生した磁束を集める集磁環部と、該集磁環部が集めた磁束の密度に基づいて前記第1又は第2の回転体に加わったトルクを検出する検出部とを備えるトルク検出装置において、前記磁性環は、幅方向一側に複数の櫛歯を有する帯板を丸めてなることを特徴とする。
第2発明に係るトルク検出装置は、前記帯板は幅方向他側に複数の溝を有することを特徴とする。
第1発明にあっては、一枚の磁性板から該磁性板の縁に沿って少なくとも二つの帯板を得ることが可能であり、しかも、これら帯板は互いの櫛歯が噛み合うようにして得ることが可能であるため、一枚の磁性板から円環状に成形される場合に比べて磁性板の取り除き面積を少なくすることができ、磁性板の材料費に対する磁性環のコストを低減することができ、ひいてはトルク検出装置のコストを低減できる。
第2発明にあっては複数の溝の箇所で丸められているから、帯板が丸められているに拘らず円環状態を維持し易い。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るトルク検出装置の構成を示す断面図、図2は一部を分解した斜視図、図3は模式的分解斜視図、図4は回転体が一方向に回転した場合に発生する磁気回路の説明図である。
トルク検出装置は、第1の回転体1に設けられる複数の永久磁石2及び該永久磁石2の外周りに配置され、トーションバー3により第1の回転体1に同軸的に連結された第2の回転体4と一体に回転する二つの磁性環5,5を有する磁気回路形成部材6と、該磁気回路形成部材6が発生した磁束を集める集磁環部7と、該集磁環部7が集めた磁束の密度に基づいて第1の回転体1に加わったトルクを検出する検出部8とを備えている。
永久磁石2は複数の周方向位置にN極とS極とが交互に着磁された多極着磁の円筒形をなしており、第1の回転体1の外周部に外嵌固定されている。
図5は磁性環の構成を示すもので、(a) は拡大縦断側面図、(b) は縦断正面図である。磁性環5,5は幅方向一側に複数の櫛歯52を有し、後記する帯板5aを円環状に丸めてなり、第2の回転体4の軸線方向に離隔して向き合う環板部51,51と、環板部51,51の内周部から互いに接近する方向へ延出された複数の櫛歯52,52と、環板部51,51の周方向2箇所にあけられた位置決め孔53,53とを有しており、永久磁石2と相対回転することにより磁性環5,5間の磁束密度が変化するように構成されている。
図6は磁性環の成形工程を示す説明図である。磁性環5,5は、幅方向一側に複数の櫛歯52を有し、他側に複数の溝54を有する帯板5aを成形により丸めてなる。この成形は例えば図6の(a) 〜(d) の成形工程により行われる。
(a) 一枚の帯板状の磁性板Aを幅方向両縁に沿って四つの帯板5aに打抜く。この打抜きは、幅方向両側の二つの帯板5a,5aの櫛歯52,52が交互となり、幅方向中央側の二つの帯板5a,5aの間が分離するように打抜く。このとき、二つの帯板5a,5aの櫛歯52,52の間と、夫々の帯板5aの溝54部分とに取り除き面積が発生する。尚、磁性板Aを打抜くとき、図示していないが位置決め孔54も成形する。
(b) この打抜きにより、幅方向一側に複数の櫛歯52を有し、他側に複数の溝54を有する四つの帯板5aを成形する。
(c) この帯板5aの櫛歯52を、帯板部5bに対し直角状に曲げ成形する。
(d) 帯板部5bを円環状に曲げ成形し、周方向の1個所が開放された円環状をなし、内周に軸線方向へ延出された複数の櫛歯52を有し、外周に複数の溝54を有する形状に成形してある磁性環5を得る。
このように磁性環5は一枚の磁性板Aから該磁性板Aの縁に沿って少なくとも二つの帯板5aを得ることができ、しかも、帯板5aの夫々は互いの櫛歯52が噛み合うようにして得ることができるため、一枚の磁性板Aから円環状に成形される場合に比べて磁性板Aの取り除き面積を少なくすることができる。また、成形された帯板5aは幅方向他側に複数の溝54を有するため、帯板5aを板厚方向に変形させることなく、該帯板5aを円環状に曲げ成形することができる。
二つの磁性環5,5は櫛歯52,52が交互に噛み合う状態で合成樹脂材料によりモールドされ、モールド体50になっている。このモールドは環板部51,51の二つの位置決め孔53,53の夫々に連結軸を挿嵌し、該連結軸により二つの磁性環5,5の相対位置を決め、この位置決めされた二つの磁性環5,5を成形型のキャビティに配置し、溶融合成樹脂材料をキャビティに充填することにより行われる。また、モールド体50には、第2の回転軸4に嵌合される金属製の嵌合筒体50aが設けられている。尚、前記連結軸はモールド後に取外される。
集磁環部7は、軸線方向へ離隔して配置された二つの集磁環71,71と、各集磁環71,71をモールドすることにより保持した保持環72とを備える。集磁環71,71は周方向の1個所から径方向外側へ延出され、検出部8の両側に配置された凸片71a,71aを有する円筒形をなしており、凸片71a,71aに磁束が集まるように構成されている。また、集磁環71,71は鉄板等の磁性板を成形してなる。
保持環72は集磁環71,71の内周面に対応する貫通孔72aを有し、集磁環71,71が内嵌固定された環体72bと、該環体72bの外周部一箇所に突設された取着部72cとを有しており、環体72b及び取着部72cが合成樹脂材料により一体成形されている。環体72bは図1のようにハウジング9内に配置され、取着部72cはハウジング9の外部に配置され、該ハウジング9の取着座に取着される。
取着部72cは、環体72bの接線方向に突設されたフランジ72dを有し、検出部8に接続された検出回路基板10が内部に収容されている。フランジ72dには小ねじ用の挿通孔72e,72eが設けられている。
検出部8は集磁環71,71の凸片71a,71a間に発生する磁束密度の変化に応じて電気的特性(抵抗)が変化するホール素子からなり、集磁環71,71の凸片71a,71a間に発生する磁束密度の変化に応じて検出信号が変わるように構成されており、検出信号は検出回路基板10に与えられている。尚、検出部8はホール素子を有する他、磁気抵抗効果素子(MR素子)等、磁界の作用により電気的特性(抵抗)が変化する感磁素子を有しておればよく、ホール素子に制限されない。
ハウジング9は磁気回路形成部材6を取り囲む円筒部91と、該円筒部91の外周部一個所に突設され、保持環72を取着するための取着座92と、該取着座92を径方向に貫通し、集磁環71,71及び環体72bを円筒部91内に配置するための断面矩形をなす貫通孔93と、該貫通孔93に連なり、保持環72の環体72bに対応して湾曲する嵌合溝94とを有する。
取着座92は角形の環状に形成され、フランジ72dと対向している。この取着座92に、挿通孔72e,72eに対応する二つの螺子孔95,95が設けられている。
以上のように構成されたトルク検出装置は、ハウジング9の円筒部91を径方向に貫通する貫通孔93から円筒部91内に保持環72の環体72bを挿入し、該環体72bを嵌合溝94に係合させることにより、集磁環71,71の円筒部91内での位置を決め、保持環72のフランジ72dを取着座92に小螺子により取着する。
尚、以上説明した実施の形態では磁石として永久磁石2を用いたが、必ずしも永久磁石でなくてもよい。
本発明に係るトルク検出装置の構成を示す断面図である。 本発明に係るトルク検出装置の一部を分解した斜視図である。 本発明に係るトルク検出装置の模式的分解斜視図である。 回転体が一方向に回転した場合に発生する磁気回路の説明図である。 本発明に係るトルク検出装置の磁性環の構成を示すもので、(a) は拡大縦断側面図、(b) は縦断正面図である。 本発明に係るトルク検出装置の磁性環の成形工程を示す説明図である。 (a) は従来のトルク検出装置の磁性環の成形工程を示す説明図、(b) は成形された磁性環の斜視図である。
符号の説明
1 第1の回転体(回転体)、2 永久磁石(磁石)、4 第2の回転体(回転体)、5 磁性環、5a 帯板、52 櫛歯、54 溝、6 磁気回路形成部材、7 集磁環部、8 検出部

Claims (2)

  1. 第1の回転体に設けられる磁石及び該磁石の外周りに配置され、前記第1の回転体に連結される第2の回転体と一体に回転する磁性環を有する磁気回路形成部材と、該磁気回路形成部材が発生した磁束を集める集磁環部と、該集磁環部が集めた磁束の密度に基づいて前記第1又は第2の回転体に加わったトルクを検出する検出部とを備えるトルク検出装置において、前記磁性環は、幅方向一側に複数の櫛歯を有する帯板を丸めてなることを特徴とするトルク検出装置。
  2. 前記帯板は幅方向他側に複数の溝を有する請求項1記載のトルク検出装置。
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