JP5471621B2 - アキシャルギャップ型電動機 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータとステータとがロータ出力軸の軸線方向に沿って対向配置されたアキシャルギャップ型電動機に関する。
アキシャルギャップ型電動機は、例えば特許文献1に示すように、ステータ(固定子)の一方または両方の側面にロータ(回転子)を所定の空隙をもって対向的に配置してなる電動機であって、インナーロータ型等のラジアルギャップ型電動機に比べて回転軸方向の厚さを薄くする、すなわち扁平にすることができるという特徴がある。
通常、ロータは円板体からなるロータバックヨークと、該ロータバックヨークのステータに対向する面に接着剤等で一体的に固定して取り付けられたロータマグネットとよりなる。
図11及び図12は従来のアキシャルギャップ型電動機におけるロータの一例を示し、図11はそのロータの正面図、図12は図11のD−D線断面図である。同図において、ロータ51は、ドーナツ形状の円板体をしたロータバックヨーク52と、該ロータバックヨーク52のスタータ(図示せず)に対向する面に一体的に取り付けたロータマグネット53とよりなる。また、ロータマグネット53は、扇形状に分割された複数個(本例では8個)のマグネットセグメント53a,53a…からなる。そして、これら8個のマグネットセグメント53a,53a…をロータバックヨーク51の面に等間隔で取り付け、その後、中心の出力軸用孔54にロータ出力軸55を圧入嵌めして該ロータ出力軸55と一体化される。
すなわち、従来におけるロータ51の製造工程を、図13を用いてさらに説明すると、まず、同図(a)に示すようにドーナツ状をし、かつ、マグネットセグメント53aを取り付ける複数個のマグネット用貫通孔56,56…を有するロータバックヨーク52を、一枚物として、原材料である鋼板30からプレスして打ち抜く。次いで、同図(b)に示すようにロータバックヨーク52にマグネットセグメント53a,53a…をモールド成形等して取り付ける。
特開平3−212141号公報 特開2006−158030号公報
しかしながら、従来のドーナツ状をしたロータバックヨーク52を、鋼板30から一枚物としてプレスして打ち抜く構造では、原材料である鋼板30に対してロータバックヨーク52が得られる比率、すなわち材料歩留まりが3〜4割程度と低く、経済性の面で問題となっていた。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、ロータバックヨークの材料歩留まりを良くして、経済性の向上を改善することができるアキシャルギャップ型電動機を安価に提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、ステータのティース面とロータのマグネット面とが前記ロータの出力軸の軸線方向に沿って所定の空隙をもって対向配置されているアキシャルギャップ型電動機であって、前記ロータは、前記ステータに対して同軸的に配置されるロータバックヨークと、前記ステータのティース面に対向するように前記ロータバックヨークに取り付けられるロータマグネットを有し、前記ロータバックヨークは、扇形状に分割された複数のヨークセグメントを円板形状に配設してなる。
この構成によれば、ロータバックヨークは、最初からは一枚物として用意しないで、扇形状に分割された複数のヨークセグメントを用意し、この複数のヨークセグメントを順に円板形状に配設して形成することができる。したがって、ヨークセグメントとして準備される段階では、円板体をした一体物としてプレス打ち抜きをして形成される従来の電動機におけるロータバックヨークに比べると、その従来の電動機における材料歩留まりが3〜4割であったのに対して、本発明の電動機における材料歩留まりは6割程度であり、材料歩留まりが飛躍的に改善される。
上記構成において、前記円板形状に配設された複数のヨークセグメント間を樹脂材で連結してなる、構成を採用できる。
この構成によれば、ヨークセグメント間を樹脂材で連結することにより、ロータの強度を高めることができる。
上記構成において、前記ロータマグネットは磁極毎に分割された複数個のマグネットセグメントからなり、各マグネットセグメントを前記複数のヨークセグメント上に配設し、かつ、前記マグネットセグメントと前記ヨークセグメントを樹脂材で円板形状にモールド成形して一体化した、構成を採用できる。
この構成によれば、ロータマグネットを磁極毎に分割して複数個のマグネットセグメントにしているので、各マグネットセグメントの取り扱いがし易く、また組立が容易になる。さらに、マグネットセグメントとヨークセグメントを樹脂材で円板形状にモールド成形して一体化したことにより、ロータの強度をより一層高めることができる。
上記構成において、前記ロータマグネットは磁極毎に分割された複数個のマグネットセグメントからなり、各マグネットセグメントは上記円板形状に配設された隣接し合うヨークセグメントを跨いで配置されて該隣り合うヨークセグメント間を連結してなる、構成を採用できる。
この構成によれば、ロータマグネットを磁極毎に分割して複数個のマグネットセグメントにしているので、各マグネットセグメントの取り扱いがし易く、また組立が容易になる。また、各マグネットセグメントが隣接し合うヨークセグメントを跨いで連結配置されていることにより、ヨークセグメント間の繋ぎ目部分における磁束は主にマグネットセグメント内を通って隣のヨークセグメントへ流れる。したがって、ロータヨークが複数のヨークセグメントに分割されていることで透磁率に大きな影響を与えることもなく、磁気損失が抑えられる。
上記構成において、前記ヨークセグメントには前記ロータの出力軸方向に貫通する貫通孔または各ヨークセグメント間に形成される切欠孔が設けられ、前記ロータマグネットは樹脂成型可能な磁石材からなるとともに、前記マグネットセグメントの成型時に前記ヨークセグメントの前記貫通孔または前記切欠孔に前記磁石材の一部が流し込まれて前記ヨークセグメントと前記マグネットセグメントを一体化してなる、構成を採用できる。
この構成によれば、ロータマグネットが樹脂成型可能な磁石材でなり、マグネットセグメントの成型時にヨークセグメントの貫通孔または切欠孔に磁石材の一部を流し込ませて、マグネットセグメントをヨークセグメントと一体化させることができる、あるいは隣接するヨークセグメント間を連結固定することができる。
上記構成において、前記ロータは、前記マグネットセグメントと前記ヨークセグメントを樹脂材で円板形状にモールド成形して一体化した、構成を採用できる。
この構成によれば、マグネットセグメントとヨークセグメントを樹脂材で円板形状にモールドして一体化することにより、ロータの強度をより一層高めることができる。
本発明によれば、ロータバックヨークの材料歩留まりを良くして、経済性の向上を改善することができるアキシャルギャップ型電動機を安価に提供することができる。
本発明の実施形態に係るアキシャルギャップ型電動機の中央縦断面図である。 同上実施形態の電動機におけるロータの正面図である。 図2のA−A線断面図である。 同上実施形態の電動機におけるロータの製造工程の一例を説明する説明図である。 同上実施形態の電動機におけるロータの第1の変形例を説明する正面図である。 図5のB−B線拡大断面図である。 同上第1の変形例のロータにおけるヨークセグメントの正面図である。 同上実施形態の電動機におけるロータの第2の変形例を説明する正面図である。 図8のC−C線拡大断面図である。 同上実施形態の電動機におけるロータの第3の変形例を説明する正面図である。 従来のアキシャルギャップ型電動機におけるロータの正面図である。 図11のD−D線断面図である。 従来のアキシャルギャップ型電動機におけるロータの製造工程の一例を説明する説明図である。
以下、本発明に係る好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係るアキシャルギャップ型電動機の中央縦断面図である。同図において、アキシャルギャップ型電動機11は、円板形状に形成されたステータ12と、該ステータ12の両側面に所定の空隙(ギャップ)をもって対向的に配置される一対のロータ13,13と、該1対のロータ13,13が同軸的に固定されているロータ出力軸14と、を備えている。
ステータ12及び1対のロータ13,13並びにロータ出力軸14の一部は、円筒状のハウジング15内に収納されており、該ハウジング15の両端には円板形状の蓋部材16a、16bが取り付けられている。また、ハウジング15内におけるステータ12側には、アキシャルギャップ形電動機11の運転を制御する回路基板17が配置されている。該回路基板17は、ハウジング15の内径に沿って挿入される円板体からなり、実装面には位置検出センサ18の他、各種電子部品(図示せず)が実装されている。
ステータ12は、左右一対のフランジ状のティース面19,19を有するステータコア121に絶縁部材20を介してコイル21を巻回してなるものであり、ステータコア121は図示しないH字状に形成された電磁鋼板を半径方向に沿って積層することにより形成される。また、該ステータ12の中心部には1対のラジアルボールベアリングでなる軸受部22,22が配置されており、該軸受部22の内輪はロータ出力軸14に圧入嵌めされ、外輪側はステータ12側に固設されている。
ロータ13,13は、同一構成のため、この例では一方のロータ13を例にとって説明する。なお、本例では、ステータ12のティース面19に対向する側の面をロータ13の正面として以下説明をする。
ロータ13は、図2に示すように、ロータ出力軸14に同軸的に配置される円板体からなるロータバックヨーク23と、該ロータバックヨーク23に一体的に取り付けられるロータマグネット24と、該ロータバックヨーク23と該ロータマグネット24を一体に覆って円板形状の外殻を形成する合成樹脂材25とからなる。
ロータバックヨーク23は、例えば電気亜鉛メッキ鋼板等の磁性材料からなり、中央部に孔を設けてドーナツ形状をしたロータバックヨークとして形成されている。なお、このロータバックヨーク23は、本発明の最も特徴とするところであり、ステータ12側に形成される磁極数(本例では8個)に対応して、各セグメントが概略扇形状をしたヨークセグメント23a,23a…となるように放射状に8分割し、この分割された8個のヨークセグメント23a,23a…を順に隣同士隙間無く円形に並べることによってドーナツ形状にされて形成されている。
一方、ロータマグネット24は、モールド成形可能な磁石材(例えばSm−Fe−N系のボンド磁石)を個々に所定の金型に流し込んで扇形状に固めることによって、それぞれが扇形状をした8個のマグネットセグメント24a,24a…に分割されて形成されている。そして、各マグネットセグメント24a,24a…は、ステータ12側のティース面19に対向するロータバックヨーク23の面側において、隣り合っている各ヨークセグメント23a,23aを跨ぎ、この各ヨークセグメント23a,23a間を連結し、かつ、各ヨークセグメント23a,23aに密着した状態にして配設されている。なお、各マグネットセグメント24a,24a…は、本例ではロータの出力軸方向に着磁されており、また各マグネットセグメント24a,24a…は、図2に示すようにティース面19と対向する面の磁極がN極,S極交互に並ぶようにして配置されている。
合成樹脂材25は、ロータバックヨーク23とロータマグネット24の全体を覆って一体に固めて円板形状の外殻を形成している樹脂材であり、本例では、ヨークセグメント23a,23a…と、マグネットセグメント24a,24a…を図示しない所定の金型内にセットした後、この金型内に合成樹脂材23を流し込んで円板状に固める、いわゆるモールド成形を行う。また、本例では、合成樹脂材25によるモールド成形時に、ロータ出力軸14に圧入嵌めされる中央取付孔26も同時に形成する。
このように構成されたアキシャルギャップ型電動機11では、回路基板17に設けられている位置検出センサ18で検出されるロータ13の磁極位置に応じて、ステータ12側のコイル21に流す電流を制御してロータ13に回転力を与え、このロータ13と一体に回転するロータ出力軸14を介して回転出力が得られるようになっている。なお、ヨークセグメント23a,23a…とマグネットセグメント24a,24a…の個数は、ステータ12側の極数等によって変わるものである。
次に、図4を用いて図1乃至図3に示したロータ13の成形方法の一例を(a)〜(d)の順に説明する。まず、同図(a)では、電気亜鉛メッキ鋼板等の磁性板材30から扇形状をしたヨークセグメント23a,23a…をプレス打ち抜きして形成する。この場合、各ヨークセグメント23a,23a…は、例えば同図(a)に示すように、左右方向に向かって交互に上下反転させて、いわば波打つ状態とし、この波打つ状態の列を上下方向に複数列(本例では4列)並ぶようにして打ち抜く。
ここで、本例のような形にして、ヨークセグメント23a,23a…を1枚の磁性板材30から打ち抜くと、図13に示した従来のロータバックヨーク52が1個のロータバックヨークを1枚の磁性板材30で形成していたときと同じ大きさの磁性板材30を使用して、12個のヨークセグメント23a,23a…を打ち抜くことができる。この打ち抜いたヨークセグメント23a,23a…は、1個のロータ13で8個使用することになるので、残りの4個のヨークセグメント23aは別のロータ13に使用することができる。したがって、本例のロータバックヨーク23では、従来のロータバックヨーク52に比べて材料歩留まりが約5割改善されていることがわかる。
次に、図4の(b)では、プレス打ち抜きされた複数個のヨークセグメント23a,23a…の中、8個のヨークセグメント23a〜23aを図示しない金型または治具等を使用して順に隣同士隙間無く円形に並べて配置し、ドーナツ形状をしたロータバックヨーク23にする。続いて、図4の(c)では、ドーナツ形状に並べられたロータバックヨーク23を図示しない所定の金型内にセットして、ロータバックヨーク23上に一体的にマグネットセグメント24a,24a…をモールド成形する。このとき隣り合っている各ヨークセグメント23a,23aを跨ぎ、この各ヨークセグメント23a,23a間を連結した状態にして、マグネットセグメント24aを各ヨークセグメント23a,23aの上にそれぞれ密着させて配置し、ロータバックヨーク23とロータマグネット24を一体化する。この場合、上述したようにマグネットセグメント24a,24a…は、ティース面19と対向する面の磁極、すなわちN極,S極が交互に並ぶようにして配置される。
なお、このように隣り合うヨークセグメント23a,23a間を跨いで各間にマグネットセグメント24aを各々配置し、ロータバックヨーク23とロータマグネット24を一体化したロータ13では、ロータバックヨーク23を介して隣接するマグネットセグメント24a,24a間を流れる磁束、例えばマグネットセグメント24aからマグネットセグメント24aへ流れる磁束は、主としてヨークセグメント23aだけを流れる。したがって、ロータバックヨーク23がヨークセグメント23a,23a…に分割されていてもヨークセグメント23a,23a間を磁束が流れることがないので、ロータバックヨーク23を流れる従来の磁気抵抗を小さくすることができる。
次に、図4の(d)では、ヨークセグメント23a,23a…とマグネットセグメント24a,24a…が一体化した状態でセットされた金型内に合成樹脂材25を流し込んでモールド成形を行い、円板形状のロータ13として固定するとともに、ロータ出力軸14に圧入嵌めされる中央取付孔26を同時に形成する。
なお、図4の(c)の工程において、マグネットセグメント24aとヨークセグメント23a,23a間を接着剤等で固定した場合は、図4の(d)での合成樹脂材25による成形工程は省略することも可能であるが、合成樹脂材25で固めた構造にすると、より強固なロータ13が得られる。
したがって、図4の(a)〜(d)に示した工程を経ることにより、図1乃至図3に示したアキシャルギャップ型電動機11のロータ13の構造を得ることができる。このようなロータ構造を使用することにより、ロータ13における材料歩留まりが改善されて経済性が向上し、アキシャルギャップ型電動機11を安価に提供することができることになる。
図5乃至図7は、ロータ13の第1の変形例を示すものである。図5乃至図7に示すロータ13は各ヨークセグメント23aの両端面、すなわち隣り合うヨークセグメント23,23a同士が連結し合う面に、プレス成型時に、互いに半円形をした切欠部27を各々設けたものである。
そして、第1の変形例では、プレス打ち抜きをして作られた8個のヨークセグメント23a,23a…を、図示しない金型等を使用し、順に隣同士隙間無く円形に並べて配置し、ドーナツ形状をしたロータバックヨーク23にすると、ヨークセグメント23aの両端面に形成された切欠部27,27が円形の孔を画成した状態とする。
次いで、モールド成形可能な磁石材を金型内に流し込み、該磁石材が、隣り合っている各ヨークセグメント23a,23aを跨いで各ヨークセグメント23a,23a間を連結するとともに、切欠部27,27内を各々埋め、また、ヨークセグメント23aの裏面にも一部が流れ込むようにして、マグネットセグメント24a,24a…をモールド形成し、ロータバックヨーク23とロータマグネット24を一体化する。したがって、この第1の変形例のロータ構造では、各ヨークセグメント23a,23a間は、切欠部27,27を通して表裏面側に流れ込んだマグネットセグメント24a,24a…で互いに接続されて一体化される。また、各ヨークセグメント23a,23a間の接続が、マグネットセグメント24aによる連結だけで十分でないときには、ロータバックヨーク23とロータマグネット24を、図示しない所定の金型内で合成樹脂25によりモールド成形して、円板形状に一体成形して合成樹脂材25内にインサートさせ、該合成樹脂材25と一体に成形して固定してもよい。
図8及び図9は、ロータ13の第2の変形例を示すものである。図8及び図9に示すロータ13は、各ヨークセグメント23aの両端面の近傍、すなわち隣り合うヨークセグメント23a,23a同士が連結し合う面の両端面の近傍に、プレス成型時に、互いに円形をした貫通孔28,28を各々設けたものである。
そして、第2の変形例では、プレス打ち抜きをして作られた8個のヨークセグメント23a,23a…を、図示しない金型等を使用し、順に隣同士隙間無く円形に並べて配置し、ドーナツ形状をしたロータバックヨーク23にする。
次いで、モールド成形可能な磁石材を金型内に流し込み、該磁石材が、隣り合っている各ヨークセグメント23a,23aを跨いで各ヨークセグメント23a,23a間を連結するとともに、貫通孔28,28内を各々埋め、また、ヨークセグメント23aの裏面にも一部が流れ込むようにして、マグネットセグメント24a,24a…をモールド形成し、ロータバックヨーク23とロータマグネット24を一体化する。したがって、この第2の変形例のロータ構造では、各ヨークセグメント23a,23a間は、貫通孔28,28を通して表裏面側に流れ込んだマグネットセグメント24a,24a…で互いに接続されて一体化される。
また、隣り合うヨークセグメント23a,23a間を跨いで各間にマグネットセグメント24aが各々配置されるのに加えて、貫通通28,28を通して表裏面側に流れ込んだマグネットセグメント24a,24a…が、隣り合うヨークセグメント23aを強固に連結する。なお、この第2の変形例においても、各ヨークセグメント23a,23a間の接続が、連結マグネットセグメント24aの連結だけでは十分でないときには、ロータバックヨーク23とロータマグネット24を、図示しない所定の金型内で合成樹脂25によりモールド成形して、円板形状に一体成形してもよい。
図10は、ロータ13の第3の変形例を示すものである。図10に示すロータ13は、図1乃至図9に示すアキシャルギャップ型電動機11のロータ13において、ロータマグネット24の各マグネットセグメント24aを、隣り合うヨークセグメント23a,23a間を跨いで各間に設けていたのに対して、各間を跨がずにヨークセグメント23a毎に,各々マグネットセグメント24aを各ヨークセグメント23a上に重ねて設けたものである。このロータ13では、プレス成型時に、各ヨークセグメント23aのほぼ中央部分に円形をした貫通孔28を各々設けて、該貫通孔28を有するヨークセグメント23aを使用する。
そして、この第3の変形例では、プレス打ち抜きをして貫通孔28と共に作られた8個のヨークセグメント23a,23a…を、図示しない金型等を使用して順に隣同士隙間無く円形に並べて配置し、ドーナツ形状をしたロータバックヨーク23にする。
次いで、モールド成形可能な磁石材を金型内に流し込み、該磁石材が、各ヨークセグメント23a,23a…のほぼ中央に位置するようにして、貫通孔28内を各々埋め、また、ヨークセグメント23aの裏面にも一部が流れ込むようにして、マグネットセグメント24a,24a…をモールド成形し、ロータバックヨーク23とロータマグネット24を一体化する。また、必要に応じてロータバックヨーク23とロータマグネット24を、図示しない所定の金型内で合成樹脂25によりモールド成形して、円板形状に一体成形して、ロータ13が形成される。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
11 アキシャルギャップ型電動機
12 ステータ
121 ステータコア
13 ロータ
14 ロータ出力軸
15 ハウジング
19 ティース面
20 絶縁部材
21 コイル
23 ロータバックヨーク
23a ヨークセグメント
24 ロータマグネット
24a マグネットセグメント
25 合成樹脂材
26 中央取付穴
27 切欠部
28 貫通孔
30 鋼板

Claims (3)

  1. ステータのティース面とロータのマグネット面とが前記ロータの出力軸の軸線方向に沿って所定の空隙をもって対向配置されているアキシャルギャップ型電動機であって、前記ロータは、前記ステータに対して同軸的に配置されるロータバックヨークと、前記ステータのティース面に対向するように前記ロータバックヨークに取り付けられるロータマグネットを有し、
    前記ロータバックヨークは、扇形状に分割された複数のヨークセグメントを円板形状に
    配設してなると共に、前記ロータマグネットは磁極毎に分割された複数個のマグネットセグメントからなり、各マグネットセグメントは前記円板形状に配設された隣接し合うヨークセグメントを跨いで配置されて該隣り合うヨークセグメント間を連結してなることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機。
  2. 前記ヨークセグメントには前記ロータの出力軸方向に貫通する貫通孔または各ヨークセグメント間に形成される切欠孔が設けられ、前記ロータマグネットは樹脂成型可能な磁石材からなるとともに、前記マグネットセグメントの成型時に前記ヨークセグメントの前記貫通孔または前記切欠孔に前記磁石材の一部が流し込まれて前記ヨークセグメントと前記マグネットセグメントを一体化してなることを特徴とする請求項1に記載のアキシャルギャップ型電動機。
  3. 前記ロータは、前記マグネットセグメントと前記ヨークセグメントを樹脂材で円板形状にモールド成形して一体化したことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のアキシャルギャップ型電動機。
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