JP2005039341A - ビデオカメラのバッテリ収納機構 - Google Patents

ビデオカメラのバッテリ収納機構 Download PDF

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JP2005039341A JP2003197259A JP2003197259A JP2005039341A JP 2005039341 A JP2005039341 A JP 2005039341A JP 2003197259 A JP2003197259 A JP 2003197259A JP 2003197259 A JP2003197259 A JP 2003197259A JP 2005039341 A JP2005039341 A JP 2005039341A
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Takeshi Ikeda
毅 池田
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Abstract

【課題】バッテリの脱落を防止するとともに、ビデオカメラのコンパクト化を図ったビデオカメラのバッテリ収納機構を提供する。
【解決手段】ビデオカメラ本体2に液晶表示ユニット5が開閉可能に設けられ、且つバッテリ11が装着可能なビデオカメラ1において、液晶表示ユニット5が設けられたビデオカメラ本体2のカメラ部3の左側面3cに、バッテリ11を収納可能なバッテリ収納部12を形成し、液晶表示ユニット5がビデオカメラ本体2側に閉じた状態で、液晶表示ユニット5でバッテリ収納部12を覆うようにしたものとする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッテリ収納機構に関し、特に、液晶表示画面を備えたビデオカメラのバッテリ収納機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ビデオカメラにおいて、撮影時や再生時に手軽に映像を確認できる液晶画面を備え、かつ、バッテリを備えて携帯性に優れたビデオカメラが普及している。従来のビデオカメラのバッテリの装着は、取扱いが容易なことからビデオカメラ本体の一側面に露出した状態で装着する方式が多く採用されている。
【0003】
しかしながら、従来の方式によると、ビデオカメラ本体にバッテリを装着した場合、バッテリがビデオカメラ本体から突出するため、操作時や携帯時に不用意に物にぶつかったり、誤操作によりバッテリが脱落する等の問題点があった。
【0004】
そこで、上述した問題点の対策として、バッテリがビデオカメラ本体から突出しないようにビデオカメラ本体に収納するようにしたものが知られている。
【0005】
例えば、ビデオカメラ本体を側方より掴むようにして保持するグリップ状体を備えたビデオカメラであって、そのビデオカメラ本体を、グリップ状体を含む構造体とそれ以外の部分とに2分割する構成として、グリップ状体を含む構造体の内部にバッテリ収納部を設けたものが提案されている(特許文献1を参照)。
【0006】
また、その他の例として、前面部に撮影レンズ用開口部を有する電子カメラにおいて、電子カメラ本体のグリップ部の背面部側内部に電池収納部を設けたものが提案されている(特許文献2を参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平2−276374号公報(第1−4頁、図2、図4)
【特許文献2】
特開平11−355626号公報(第1−6頁、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の発明のような方式は、グリップ状体を含む構造体の内部にバッテリ収納部を形成することで、その構造体が外側に突出する部分をグリップ部として有効利用しているが、実質的にビデオカメラ自体が大型化するという問題点があった。
【0009】
また、特許文献2に記載の発明のような方式においても、電子カメラ本体の内部に電池収納部を形成するため、電子カメラ自体が大型化するという問題点があった。
【0010】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、バッテリの脱落を防止するとともに、ビデオカメラのコンパクト化を図ったビデオカメラのバッテリ収納機構を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ビデオカメラのバッテリ収納機構に係り、ビデオカメラ本体の一側面に液晶表示部が開閉可能に設けられ、且つバッテリが装着可能なビデオカメラにおいて、液晶表示部が設けられたビデオカメラ本体の一側面側に、バッテリをその一側面側よりビデオカメラ本体内に収納可能なバッテリ収納部を形成し、液晶表示部をビデオカメラ本体側に閉じた状態で、該液晶表示部によりバッテリ収納部を覆うようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
このように構成することで、バッテリをビデオカメラ本体の内部に収納でき、液晶表示部を非使用時にビデオカメラ本体側に閉じた状態で、バッテリの一側面、例えば、バッテリの最大投影面を液晶表示部に合わせるように配置することで、該液晶表示部をバッテリ収納部の蓋として兼用することができ、また、バッテリの脱落を防止することができるとともに、ビデオカメラのコンパクト化を図ることができる。
【0013】
また、バッテリと対向するバッテリ収納部の周壁部の一部、例えば、ファインダ側の一側面やビデオカメラ本体の底部に相当する側面に、外部と連通可能な開口部を形成し、該開口部を通ってバッテリの出し入れを可能とすることが好ましい。
【0014】
このように構成することで、液晶表示部を閉じた状態でも、ビデオカメラ本体内部からバッテリをスライドさせて取り出したり、装着したりすることが容易にできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図6は発明を実施する形態の一例であって、図1は本発明に係る実施形態のビデオカメラの液晶表示部を開いた状態の全体構成を示す斜視図、図2は前記ビデオカメラの液晶表示部を収納した状態の全体構成を示す斜視図、図3は前記ビデオカメラにバッテリを装着する方法を示す説明図、図4は前記ビデオカメラのバッテリロック機構の構成を示す説明図、図5は前記ビデオカメラの液晶表示部側から見た側面図、図6は図5のA−A断面矢視図である。
【0016】
本実施形態は、図1、図2に示すように、主に、前後方向に長く幅方向の短い略箱形状を呈したカメラ部3とビデオ部4とにより構成されるビデオカメラ本体2と、該ビデオカメラ本体2に一体的に設けられて撮影時または再生時に画像を表示可能な液晶表示ユニット5とを備えたビデオカメラ1である。
【0017】
前記カメラ部3は、上部を前後方向に沿って略円弧状断面形状に形成されるとともに、前側面3aの上側寄りにレンズ部6が設けられ、後側面3bの上側寄りにファインダ部7が設けられている。また、前側に向かって幅方向右側面側にはビデオ部4が並設され、左側面3cには液晶表示ユニット5が開閉可能に設けられている。
ここで、前側とはカメラ部3においてレンズ部6が設けられている側とし、後側とはカメラ部3においてファインダ部7が設けられた側とする。
【0018】
前記液晶表示ユニット5は、略矩形状で薄型の平板形を呈し、一側面に矩形状の液晶画面5aが設けられている。該液晶表示ユニット5の一端縁5bには支持部5b1が設けられ、カメラ部3の左側面3cの前側に該支持部5b1を支点として、液晶表示ユニット5の他端縁5c側が後側から左側方に開放可能に設けられている。
【0019】
液晶表示ユニット5を開放した状態では、液晶画面5aが後側に向かい且つ左側面3cに対して略垂直に位置するようになっている。一方、液晶表示ユニット5を使用しない時には、液晶画面5aが左側面3cと対向するように液晶表示ユニット5を左側面3cに重ね合わせて収納するようになっている。
【0020】
カメラ部3の左側面3cは、図3に示すように、液晶表示ユニット5と対向する部分が平面視で液晶表示ユニット5と略同様な形状で形成されるとともに、バッテリ11が収納されるバッテリ収納部12が平面視で矩形状に凹設されている。そのバッテリ収納部12の開口部12aは、液晶表示ユニット5の投影面積よりも小さく形成されている。
【0021】
バッテリ11は、外観を厚さ方向が薄く構成された箱形で形成され、その厚さ方向の一側面11aには後記するロック爪15aにより保持されるロック部11a1が凹設されている。
【0022】
バッテリ収納部12は、バッテリ11と略同形状に凹んだ形状に形成され、図4、図5、図6に示すように、その開口部12aの外縁付近には収納されたバッテリ11をバッテリ収納部12内に保持するためのバッテリロック機構15が設けられている。
【0023】
前記バッテリロック機構15は、図4に示すように、バッテリ11を保持するためのロック爪15aと、そのロック爪15aを動作させる取外しツマミ15bとにより構成されている。
【0024】
ロック爪15aは、図6に示すように、バッテリ11に形成されたロック部11a1に係合して保持する略L字状の爪部15a1を備え、ロック爪15aをロック方向(図中の上方)に操作するとバッテリ11のロック部11a1に爪部15a1のL字状の部分が係合し、バッテリ11が開口部12a方向に移動しないようになっている。
【0025】
前記ビデオ部4は、図2に示すように、上部に操作部13が配置され、前側に向かい右側面4dにはグリップベルト9が設けられている。また、ビデオ部4の後側面4bにはON/OFFスイッチ14が配置されている。
【0026】
ビデオカメラ1を操作する際には、グリップベルト9に右手を通してビデオ部4を上下に掴むとともに、グリップベルト9により右手にビデオ部4を押し付け、右手の親指でON/OFFスイッチ14を操作し、その他の指で上部の操作部13を操作して光学系の動作を行うようになっている。
【0027】
ここで、ビデオカメラ1の使用時と非使用の状態について説明する。
図7〜図10は本実施形態に係るビデオカメラの外観を示すものであって、図7は前記ビデオカメラの非使用時の状態を示す液晶表示部側から見た側面図、図8は図7のB矢視図、図9は前記ビデオカメラの使用時の状態を示す液晶表示部側から見た側面図、図10は図9のC矢視図である。
【0028】
ビデオカメラ1を使用しない場合は、図7、図8に示すように、液晶表示ユニット5は、液晶画面5aをカメラ部3側に向けて左側面3cに重ね合わせた状態で収納されている。この時、バッテリ11はビデオカメラ本体2から露出していない。
【0029】
一方、ビデオカメラ1を使用する際に液晶画面5aを用いる場合は、図9、図10に示すように、液晶表示ユニット5を、液晶画面5aが後側に向かい且つ左側面3cに対して略垂直に位置するよう開放する。この時、バッテリ11はカメラ部3の左側面3cから露出した状態となる。
そして、ファインダ7を後方に引き出してカメラ部3から離間させ、ファインダ7から覗き込む際にビデオカメラ本体2が邪魔にならないようにする。
【0030】
ビデオカメラ1は、この状態で撮影可能となるが、本実施形態においては、バッテリロック機構15によりバッテリ11をカメラ部3内部に確実に保持しているため、撮影時にビデオカメラ1を如何なる方向に傾けてもバッテリ11が脱落することがない。
【0031】
次に、本実施形態のビデオカメラのバッテリ収納操作について、図面を参照して説明する。
【0032】
ビデオカメラ1にバッテリ11を収納する場合は、図3に示すように、液晶表示ユニット5を開放し、バッテリ収納部12の開口部12aを露出させる。
そして、バッテリ11の最大投影面積を有する一側面11bを外側に向け、且つ左側面3cと略平行な状態でバッテリ収納部12内に収納する。
【0033】
そして、図5に示すように、バッテリロック機構15のツマミ15bを図中の上方に操作して、バッテリ11をバッテリ収納部12内に固定する。
【0034】
液晶表示ユニット5を左側面3cに対向させて閉じることで、バッテリ収納部12の開口部12a及びバッテリ11を覆い、ビデオカメラ1へのバッテリ11の収納が完了する。
すなわち、液晶表示ユニット5がバッテリ収納部12の蓋を兼用している。
【0035】
以上のように構成したので、本実施形体によれば、カメラ部3の内部にバッテリ11を収納できるので、従来のバッテリ外付け式のビデオカメラと比較してコンパクト化することができる。また、バッテリ11がビデオカメラ本体2から突出していないため、操作時や携帯時に不用意に物にぶつかったり、誤操作等によりバッテリ11が脱落することがない。
【0036】
また、本実施形態によれば、バッテリ収納部12にバッテリロック機構15を設けたので、バッテリ11をバッテリ収納部12に確実に保持することができるとともに、バッテリ収納部12の蓋を兼用する液晶表示ユニット5を開放して操作する場合でも、バッテリ11の脱落を防止できる。
【0037】
なお、本実施形態では、ビデオカメラ1へのバッテリ11の装着や取り外し操作を、カメラ部3の左側面3cに形成されたバッテリ収納部12の開口部12aより行っているが、本発明は、バッテリの着脱方法をこれに限定するものではない。
【0038】
例えば、本実施形態の変形例として、図11、図12に示すように、ビデオカメラ本体の後側面や底面よりバッテリを着脱するようにしたものであっても良い。
【0039】
変形例1は、図11に示すように、前後方向に長く幅方向の短い略箱形状を呈したカメラ部103とビデオ部104とにより構成されるビデオカメラ本体102と、該ビデオカメラ本体102に一体的に設けられて撮影時または再生時に画像を表示可能な液晶表示ユニット105とを備えたビデオカメラ101であって、カメラ部103の後側面103bに、バッテリ111をカメラ部103の内部より着脱可能にする開口部112aを形成したものである。
カメラ部103の内部にはバッテリ収納部112が形成されている。
なお、ビデオカメラ101の基本構成は、前述した実施形態のビデオカメラ1と同様な構成要素を備えているため、前記実施形態を参照することで説明は省略する。
【0040】
このように構成することで、液晶表示ユニット105を閉じた状態でも、開口部112aよりカメラ部103内部からバッテリ111をスライドさせて取り出したり、装着したりすることが容易にできる。
【0041】
変形例2は、図12に示すように、前後方向に長く幅方向の短い略箱形状を呈したカメラ部203とビデオ部204とにより構成されるビデオカメラ本体202と、該ビデオカメラ本体202に一体的に設けられて撮影時または再生時に画像を表示可能な液晶表示ユニット205とを備えたビデオカメラ201であって、カメラ部203の底面203dに、バッテリ211をカメラ部203の内部より着脱可能にする開口部212aを形成したものである。
カメラ部203の内部には図示しないバッテリ収納部が形成されている。
【0042】
なお、ビデオカメラ201の基本構成は、前述した実施形態のビデオカメラ1と同様な構成要素を備えているため、前記実施形態を参照することで説明は省略する。
【0043】
このように構成することで、変形例1と同様に、液晶表示ユニット205を閉じた状態でも、開口部212aよりカメラ部203内部からバッテリ211をスライドさせて取り出したり、装着したりすることが容易にできる。
【0044】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明のビデオカメラのバッテリ収納機構によれば、簡単な構成でバッテリの脱落を防止できるとともに、ビデオカメラのコンパクト化を図ることができるという優れた効果を奏し得る。
【0045】
詳しくは、本発明によれば、開閉可能な液晶表示部が設けられたビデオカメラ本体の一側面側に、バッテリをその一側面側よりビデオカメラ本体内に収納可能なバッテリ収納部を形成することで、バッテリをビデオカメラ本体の内部に収納できるので、ビデオカメラをコンパクトにすることができる。また、液晶表示部をビデオカメラ本体側に閉じた状態で、該液晶表示部によりバッテリ収納部を覆うようにしたことで、液晶表示部をバッテリ収納部の蓋として兼用することができ、構成部品を削減できるとともに、携行中にバッテリが脱落することを防止することができる。
【0046】
また、バッテリと対向するバッテリ収納部の周壁部の一部、例えば、ファインダ側の一側面やビデオカメラ本体の底部に相当する側面に、外部と連通可能な開口部を形成することで、液晶表示部を閉じた状態でも、ビデオカメラ本体内部からバッテリをスライドさせて取り出したり、装着したりすることが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態のビデオカメラの液晶表示部を開いた状態の全体構成を示す斜視図である。
【図2】前記ビデオカメラの液晶表示部を収納した状態の全体構成を示す斜視図である。
【図3】前記ビデオカメラにバッテリを装着する方法を示す説明図である。
【図4】前記ビデオカメラのバッテリロック機構の構成を示す説明図である。
【図5】前記ビデオカメラの液晶表示部側から見た側面図である。
【図6】図5のA−A断面矢視図である。
【図7】前記ビデオカメラの非使用時の状態を示す液晶表示部側から見た側面図である。
【図8】図7のB矢視図である。
【図9】前記ビデオカメラの使用時の状態を示す液晶表示部側から見た側面図である。
【図10】図9のC矢視図である。
【図11】本実施形態の変形例1におけるビデオカメラの構成を示す斜視図である。
【図12】本実施形態の変形例2におけるビデオカメラの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、101、201 ビデオカメラ
2、102、202 ビデオカメラ本体
3、103、203 カメラ部
3c 左側面
4、104、204 ビデオ部
5、105、205 液晶表示ユニット
5a 液晶画面
11、111、211 バッテリ
11a1 ロック部
12、112 バッテリ収納部
12a、112a、212a 開口部
15 バッテリロック機構
15a ロック爪
15a1 爪部
15b ツマミ
103b 後側面
203d 底面

Claims (2)

  1. ビデオカメラ本体の一側面に液晶表示部が開閉可能に設けられ、且つバッテリが装着可能なビデオカメラにおいて、
    液晶表示部が設けられたビデオカメラ本体の一側面側に、バッテリをその一側面側よりビデオカメラ本体内に収納可能なバッテリ収納部を形成し、
    液晶表示部をビデオカメラ本体側に閉じた状態で、該液晶表示部によりバッテリ収納部を覆うことを特徴とするビデオカメラのバッテリ収納機構。
  2. バッテリと対向するバッテリ収納部の周壁部の一部に、外部と連通可能な開口部を形成し、該開口部を通ってバッテリの出し入れを可能としたことを特徴する請求項1に記載のビデオカメラのバッテリ収納機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006106634A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Sharp Corp 液晶表示装置及び撮像装置
JP2008028759A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Canon Inc 撮像装置

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