JP2005037837A - 印刷装置、及び該印刷装置に対して印刷指示を行うホスト装置 - Google Patents

印刷装置、及び該印刷装置に対して印刷指示を行うホスト装置 Download PDF

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紀一 山田
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Tetsukazu Satonaga
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Abstract

【課題】両面印刷時に用紙が裏紙であることが検知された場合でも好適な印刷処理を続行できるようにする。
【解決手段】印刷装置は、ホスト装置から両面印刷指示を受けた場合、用紙の各面を読み取ってその用紙が両面とも白紙であるか裏紙であるかを判定し(S502)、裏紙であると判定した場合は、ホスト装置にその旨を通知する(S508)。ホスト装置のプリンタドライバは、その通知に従い、その裏紙をどのように処理すべきかを問い合わせるダイアログ画面をディスプレイに表示する。このダイアログ画面には、「2up印刷」が選択肢として含まれる。ユーザがその2up印刷を選択した場合、印刷装置はその選択結果をホスト装置から受信し(S510)、元々その用紙(裏紙)の両面に印刷する予定であった2ページの原稿画像を縮小してその裏紙の白紙の面に並べて印刷する(S518)。
【選択図】図5

Description

本発明は、印刷装置における片面記録済み用紙(いわゆる「裏紙」)への印刷の制御に関する。
近年、資源の有効活用や経費削減などの観点から、オフィスにおいて既に表面が印刷済みの用紙の裏面をコピー用紙やプリント用紙として再利用する場面が多くなってきている。このような片面印刷済みの用紙は一般に裏紙と呼ばれる。しかし、一方で給紙トレイやカセットにセットする用紙の印刷面は機種によって異なっており、裏表を間違えて裏紙をセットしてしまったために、既に印刷済みの面に二重に印刷してしまったり、あるいは裏紙がセットされていることに気づかずに両面コピーや両面プリントを実行してしまったりするなど、返って用紙や消耗品を無駄にしてしまうといった問題も起きている。
このような問題を解決するものとして、例えば特許文献1には、給紙部下方に多数の反射型フォトセンサを設け、この反射型フォトセンサの検知信号に基づいて給紙部にセットされている用紙が裏紙であるかどうかを判断して表示パネルに表示させる画像形成装置が記載されている。これによってユーザは給紙される用紙が普通用紙であるか裏紙であるかを知ることができ、用紙が裏紙であれば用紙を交換したり別のトレイを選択するなどの処置をとって印刷を行うことができる。
また特許文献2には、給送される記録媒体の印刷面上の印刷有無を黒色センサで検出し、印刷面が印刷済みであることを検出した場合、その記録媒体の給送経路を切り換えて破棄トレイに収納する印刷装置が開示されている。また、この文献には、黒色センサにより給送中の記録媒体の表面又は裏面が印刷済みであることを検出した場合、その検出結果をホストコンピュータに通知し、その記録媒体を破棄トレイに排出したり、給紙元を別カセットに切り替えたりするなどの処置の指示を、該ホストコンピュータを操作しているユーザに求める仕組みが開示されている。
また、特許文献3には、プリンタドライバとプリンタ装置との双方向通信によってプリンタ本体の状況、すなわち、給紙トレイにセットされている用紙の種類やサイズ、排紙トレイ状況を把握し、ホストの画面に表示させるシステムが開示されている。このシステムでは、各給紙トレイに収容されている用紙の種類(サイズや裏紙か否かなど)が予めプリンタ装置に登録されており、プリンタ装置はこの登録情報に基づき、プリンタ側に給紙トレイの情報を知らせる。
上記の各従来技術は、いずれも裏紙の上に画像を印刷してしまうという無駄を回避できるものの、両面印刷の際に裏紙が検知された場合の処理に不十分な点がある。
すなわち、それら従来技術には、両面印刷時に表面(これから印刷する面)が白紙である裏紙が検知された場合、片面印刷に切り換えて印刷するか、印刷を中止するかの処理を開示している。しかし、片面印刷に切り換える方式は、用紙の使用枚数が増えてしまうという問題がある。また印刷を中止する方式の場合、白紙の束に裏紙が混入していると、両面印刷ジョブが途中で中断されるので、印刷を再開する際に繁雑な作業が必要であった。
特開平6−255842号公報 特開平8−171245号公報 特開2000−305745号公報
本発明は以上のような点を考慮してなされたものであり、印刷装置の給紙部に裏紙が混入していても、できるだけ印刷処理を中止せずに、両面印刷と同等の用紙節約ができるようにすることを目的とする。
本発明は、印刷指示に応じて用紙に対する印刷を実行する印刷装置であって、印刷の対象とする用紙を読み取り、その用紙が片面使用済みであるか否かを判定する裏紙判定手段と、前記裏紙判定手段で前記用紙が片面使用済みであると判定され、かつ前記印刷指示が両面印刷である場合に、その用紙に印刷されるべき2ページの画像を縮小してその用紙の未使用面に印刷する裏紙縮小印刷機能、を備える印刷制御手段と、を備える印刷装置を提供する。
なお「用紙」とは紙に限らず、印刷可能なあらゆる記録媒体を含んだ概念とする。また、用紙のある面が「使用済み」であるとは、その面に対し印刷又は記入がなされている状態をいい、「未使用」とはその面に対し印刷や記入がなされていない状態をいう。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下では実施形態と呼ぶ)を説明する。
図1は、本発明が適用できる印刷システムの概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、この印刷システムは、印刷装置10とホスト装置20から構成される。この例では、印刷装置10とホスト装置20は、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)などの通信ネットワークを介して接続されているものとする。ただしこれは必須ではなく、USB(Universal Serial Bus)などの通信インタフェースなどにより両者を接続してもよい。
ホスト装置20は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータシステムであり、印刷装置10に対して印刷指示を行う。ホスト装置20には、印刷装置10に対して印刷指示を初めとする各種の指示やデータを送ったり、印刷装置10から各種の情報を受け取ったりするためのプリンタドライバがインストールされている。
印刷装置10は、ROM(リード・オンリー・メモリ)102,RAM(ランダム・アクセス・メモリ)104,CPU(中央演算ユニット)106,印刷機構108,給紙部110,用紙検査用センサ112,及びネットワークインタフェース114を備えている。これら各ユニットは、バスなどを介して相互接続されている。
CPU106は、RAM104の記憶領域を作業領域として利用しつつ、ROM102に記憶されている制御プログラムを実行することで、印刷装置100内の各ユニットの動作を制御する。印刷機構108は、用紙の搬送や用紙への画像形成、定着、両面印刷のための用紙反転など、印刷のための物理的な動作を実行する部分を総称したものである。
ネットワークインタフェース114は、LANを介したデータ通信のための通信制御装置であり、印刷装置10はこのインタフェース114により、LAN上のホスト装置20と通信して、印刷指示を含む各種指示を受け取ったり、指示に対する応答メッセージやエラーメッセージを送信したりする。
給紙部110は、印刷機構108へ用紙を給紙する機構であり、1以上の給紙トレイ(カセット)を含んでいる。
用紙検査用センサ112は、印刷に用いられる用紙の面を読み取り、その面が印刷済みであるかどうかを検査するセンサである。用紙検査用センサ112は、給紙部110やこのセンサ112の設置形態には様々なバリエーションが考えられる。
例えば、給紙部110の給紙トレイの上方にセンサ112を設け、給紙トレイ上の最も上の用紙の上面を読み取るという形態がある。印刷機構108が、給紙トレイの最上位置の用紙を給紙し、用紙上面を印刷対象の面とするような用紙搬送系を持つ場合、このセンサ配置によれば、用紙の印刷対象面に対し印刷や書き込みが行われているかどうかを、給紙される用紙1枚ごとに判別できる。これに加え、用紙搬送系のうちの適切な場所に、用紙の裏面(印刷対象面の裏)を読み取るセンサ112を設ければ、搬送される用紙1枚1枚について、両面未使用(ここでは印刷又は書き込みがなされている状態を「使用済み」と呼ぶ)、印刷対象面のみが使用済み、裏面のみが使用済み、両面とも使用済み、の4つの状態を判別できる。
もちろん、このようなセンサ配置は一例であり、この他にも、給紙トレイから搬送路へと用紙がピックアップされる箇所に、用紙の上面と下面を読み取るセンサ112群を配置する構成も可能である。すなわち、給紙トレイの用紙出口と搬送路との間には、間隙が存在する場合が多いので、その間隙に部分の上下に用紙検査用センサ112を設け、用紙の表面と裏面を検査すればよい。この場合、センサ112としては、例えば、用紙の幅方向(搬送方向とは垂直)に延びるラインセンサを用いることができる。
以上は、給紙トレイ上の用紙1枚1枚を検査する場合のセンサ構成であったが、給紙トレイに収容されている用紙束が両面白紙であるか、裏紙であるかなどを包括的に大まかに検査するだけでよければ、別のセンサ構成も可能である。例えば、給紙トレイの上側と下側に用紙検査用センサ112を設け、下側のセンサ112が給紙トレイ最低位置の用紙の下面の少なくとも一部が読み取れるように給紙トレイ下面に透過穴や透過窓を設けるなどの構成である。この場合、上側と下側の両方のセンサ112の検出結果の組合せで、給紙トレイ上の用紙束の状態を簡易判定する。例えば、両側のセンサが共に用紙面未使用を示す信号を出力した場合、給紙トレイ上の用紙束が両面未使用であると判定し、一方のセンサが用紙面使用済み、他方が用紙面未使用の信号を出力した場合は用紙束が裏紙と判定するなどすればよい。
なお、以上に例示した用紙検査用センサ112の配置構成はあくまで一例である。用紙面の印刷/記入の有無を検査するセンサの構成は、先に掲げた特許文献1,2に示されるものを初めとして従来より各種のものが提案されており、本実施形態ではそれら従来の構成を利用することができる。
印刷装置10の制御プログラムは、この用紙検査用センサ112の検出信号に基づき、印刷対象として給紙される用紙、又は給紙トレイ上の用紙(又は用紙束)の状態を判定する。以下では、わかりやすさのため、この判定処理を、「裏紙検知処理」と呼ぶことにする。
本実施形態では、図2に示すように、ホスト装置20が両面印刷指示を発行した場合、これを受けた印刷装置10は、裏紙検知処理を実行し、その結果を印刷装置10に通知する。裏紙検知処理の結果、その用紙(又は用紙束)が裏紙であった場合、ホスト装置20のプリンタドライバは、処理内容の変更の選択肢を示したダイアログ画面をディスプレイに表示してユーザから選択を受け付ける。ここで、ダイアログ画面に示される選択肢群には、「2up印刷(原稿2ページを縮小して用紙片面に左右に並べて印刷する処理)に切り換える」という選択肢が含まれる。プリンタドライバは、このダイアログ画面に対するユーザの選択結果を受け取り、この選択結果に対応する処理指示を作成して、印刷装置10に送信する。印刷装置10は、その選択結果に対応する処理指示に従って処理を実行する。
次に、図3〜図5を参照して、この印刷システムにおいてホスト装置20から両面印刷指示がなされた場合の処理手順の一例を詳細に説明する。この例は、印刷ジョブ開始時に裏紙判定を行い、その判定結果に従って該ジョブ全体についての処理内容を切り換えるものである。
図3は、ホスト装置20のプリンタドライバの処理手順のうち、本実施形態に関連する部分を示している。この手順において、プリンタドライバは、ユーザから両面印刷の指示を受けると、印刷対象の文書データに対する両面印刷指示データを作成し、印刷装置10へと送信する(S302)。これに応じ印刷装置10は印刷開始の前に裏紙検知処理を実行し、プリンタドライバはその処理結果の通知を印刷装置10から受け取る(S304)。その通知が「裏紙無し」すなわち印刷に用いる用紙束が裏紙でない(両面とも未使用)ことを示すものであった場合(S306の判定結果がN)、プリンタドライバは印刷装置10から印刷正常終了を知らせるメッセージを待って処理を終了する。一方、裏紙検知処理結果の通知が「裏紙有り」すなわち印刷に用いる用紙束が裏紙を含むことを示すものであった場合(S306の判定結果がY)、このまま両面印刷を開始すると印刷又は記入がなされている面に印刷されるおそれがあるので、プリンタドライバは、両面印刷に代わる処理の指示を求めるダイアログ画面(「裏紙検知通知ウインドウ」と呼ぶ)をディスプレイに表示する(S308)。
図4は、表示される裏紙検知通知ウインドウ40の一例を示す図である。この例では、両面印刷に代わる処理を示すGUI(グラフィカルユーザインタフェース)ボタン42,44,46を示している。GUIボタン42は、片面印刷に切り換えて印刷を続行する指示のためのボタンである。GUIボタン44は、2up印刷に切り換えて印刷を実行する指示のためのボタンである。そしてGUIボタン46は、この印刷処理を中止する旨の指示のためのボタンである。プリンタドライバは、このウインドウ40によりユーザからの指示を受け取り、その指示に対応する処理指示データを生成し(S310)、印刷装置10に対して送信する(S312)。
次に、ホスト装置20から両面印刷指示が到来した場合の、印刷装置10の処理手順の一例を、図5を参照して説明する。
両面印刷指示が到来した場合、印刷装置10は、用紙検査用センサ112を用いて裏紙検知処理を実行する(S502)。ここでは、例えば、ユーザの明示的な指示又はデフォルトの選択規則などにより選択された給紙トレイの先頭の用紙の表面及び裏面をセンサ112で検査し、その検査結果に基づきその用紙が、両面とも未使用、表面のみ使用済み、裏面のみ使用済み、両面とも使用済みのいずれであるかを判定する。
図では、この判定処理の手順として、両面とも使用済みであるかを判定し(S504)、この判定結果が否定(N)の場合は片面が使用済みであるかを判定する、という手順を例示しているが、これはあくまで一例である。
S504の判定の結果、用紙が両面とも使用済みであることがわかった場合(判定結果が肯定(Y))、印刷装置10は、所定のエラー処理を実行する(S522)。このエラー処理としては、例えば、両面印刷指示を破棄してエラーメッセージをホスト装置20に送信するなどがある。両面とも使用済みの場合のエラー処理としては、この他にも、従来技術で用いられている様々な処理を用いることができる。
S504の判定結果が否定(N)の場合、S506で用紙が片面印刷済みであるか否かを判定する。S506の判定結果が否定の場合、用紙は両面とも未使用なので、印刷装置10は、指示された両面印刷処理を実行する(S514)。
一方、用紙の表面(今回印刷される面)及び裏面のうちの一方のみが使用済みの場合は、S506の判定結果が肯定となる。この場合、印刷装置10は、印刷処理を一旦保留して印刷対象データを一次保存し、裏紙を検知した旨を示す通知をホスト装置20に送信し(S508)、その通知に対してユーザが選択した処理指示をホスト装置20から受信する(S510)。そして、印刷装置10は、ホスト装置20からの指示を判別し、その指示の内容に応じて処理を実行する。
すなわち、S512で判別した指示が「片面印刷」であれば、最初の両面印刷指示の際に受け取った印刷対象データを、片面印刷で印刷する(S516)。ここで、用紙が片面のみ使用済みである場合には、表面のみが使用済みである場合と裏面のみが使用済みである場合とがあり、裏面のみが使用済みである場合は、通常の片面印刷処理を実行すればよい。これに対し、表面のみが使用済みである場合は、両面印刷のための用紙裏返し機能を利用して用紙を裏返してから、片面印刷する必要がある。なお、このような煩雑な処理を避けるため、用紙の表面が使用済みである場合に、裏面の状態の如何によらずその用紙を両面使用済みと判定してエラー処理(S522)を実行するようにしてもよい。
S512で判別した指示が「2up印刷」であれば、最初の両面印刷指示の際に受け取った印刷対象データを、2up印刷処理にて印刷する(S518)。ここでも、用紙の使用済みの面が表面であるか裏面であるかにより処理をかえる必要がある。すなわち、裏面のみが使用済みである場合は通常の2up印刷処理を実行し、表面のみが使用済みである場合は、両面印刷のための用紙裏返し機能を利用して用紙を裏返してから、2up印刷処理を実行する。またこの場合も、煩雑な処理を避けるため、用紙の表面が使用済みである場合に、裏面の状態の如何によらずその用紙を両面使用済みと判定してエラー処理(S522)を実行するようにしてもよい。
S512で判別した指示が「印刷中止」である場合、印刷装置10は、保留していた印刷処理を中止し、印刷対象データを破棄する(S520)。
以上に図3〜図5を用いて説明した処理手順は、印刷開始時の裏紙検知処理結果に基づき1つのジョブ全体の処理を切り換える。プリンタドライバから印刷装置10への1つの印刷指示に用紙一枚分の印刷対象データしか含まれない場合は、上記の処理でまったく問題ない。ただ、用紙複数枚分の印刷対象データが1つの印刷指示で印刷装置10に渡されるシステム構成では、両面白紙の用紙と裏紙とが混在している場合に不具合が生じる。
この不具合を回避するには、給紙部110から給紙される用紙1枚1枚について裏紙検知処理を実行することが望ましい。このような処理方針を採用した場合の印刷システムの処理手順を、図6〜図8を参照して説明する。
図6は、ホスト装置20のプリンタドライバの処理手順の主要部を示している。この手順では、プリンタドライバは、ユーザの指示に従って印刷装置10に両面印刷指示を送信すると(S602)、その指示に対する印刷装置10からの処理完了通知の到来を待ち(S604)、処理完了通知を受信すると、当該印刷指示が完了したものとして処理を終了する。
ここで、印刷装置10から処理完了通知が来るまでの間に、印刷装置10が裏紙検知処理の処理結果を通知してくる。そこで、プリンタドライバは、印刷装置10から通知を受け取った場合、その通知が処理完了通知か否かを判定し(S604)、処理完了通知でなければ、その通知が示す裏紙検知処理結果の内容を判定する(S606)。ここで、用紙が両面とも未使用であることを示す裏紙検知処理結果であった場合、プリンタドライバは何も処理を行わず、印刷装置10からの更なる通知を待つ(S614)。
一方、S606で、用紙が裏紙であるという裏紙検知処理結果であった場合、プリンタドライバは、ホスト装置20のディスプレイに裏紙検知ウインドウを表示してユーザの指示を待つ(S608)。
図7に、この場合の裏紙検知ウインドウ70の表示例を示す。図6〜図8で説明する処理では、用紙の状態を1枚ずつ判定し、その用紙が裏紙の場合その用紙に対する印刷処理内容を切り換えるという流れをとるので、このウインドウ70のGUIボタン72〜78のうち「印刷中止」のボタン78を除く3つは、その裏紙と判定した用紙をどのように取り扱うかを示したものである。GUIボタン72はその裏紙の未使用の面に対して片面印刷を行うという指示のためのボタンであり、GUIボタン74はその裏紙の未使用の面に対して2up印刷を行うという指示のためのボタンである。またGUIボタン76は、その裏紙に対する印刷処理をスキップして、次の用紙を印刷対象として選ぶ旨の指示のためのボタンである。なお、GUIボタン78は、現在実行中の両面印刷のジョブ全体を中止する旨の指示のためのボタンである。
プリンタドライバは、このウインドウ70によりユーザからの指示を受け取り、その指示に対応する処理指示データを生成し(S610)、印刷装置10に対して送信する(S612)。この送信の後、プリンタドライバは、印刷装置10から更なる通知が来るのを待ち(S614)、通知が来れば、上述の流れに従って処理を繰り返す。そして、印刷装置10から印刷ジョブの完了通知が来ると、プリンタドライバは当該ジョブについての処理を終了する。
次に、この図5に示すプリンタドライバの処理手順に対応する印刷装置10の処理手順を、図8を参照して説明する。
この手順では、印刷装置10は、両面印刷指示を受けた場合、印刷機構108に供給される用紙1枚ごとに、裏紙検知処理を実行する(S802)。この処理で、次に印刷処理の対象となる用紙が両面使用済みであると判定した場合(S804の結果が肯定)、印刷装置10は、図5のS522と同様の所定のエラー処理を実行する(S824)。なお、このエラー処理として、後述の裏紙スキップ処理と同様、その両面使用済みの用紙を単に排出して、その用紙に印刷する予定だった原稿ページの画像を次の用紙以降で印刷するという処理を採用することもできる。
また、その裏紙検知処理により、次に印刷処理の対象となる用紙が両面とも未使用と判定した場合(S806の判定結果が否定)は、印刷装置10はその用紙については当初の指示通り両面印刷を実行する(S814)。
また、その裏紙検知処理により、次に印刷処理の対象となる用紙が片面のみ使用済み(すなわち裏紙)と判定した場合(S806の判定結果が肯定)は、印刷装置10は、その用紙に対する印刷が開始される前に、印刷処理を一時保留(一時停止)し、裏紙を検知した旨をホスト装置20に対して通知する(S808)。そして、印刷装置10は、その通知に対してホスト装置20から送られてくる指示を受信し(S810)、その指示の内容を判定する(S812)。
S812で指示内容が「片面印刷」であると判定した場合、印刷装置10は、その裏紙に印刷するはずだった2ページの原稿画像のうち最初のページの画像を、その裏紙の未使用の面に印刷する(S816)。これでその裏紙に対する処理は終了するが、その時点で印刷ジョブの処理が完了していない場合(S826の判定結果が否定)は、次の用紙について、S802以降の処理を繰り返す。
S812で指示内容が「2up印刷」であると判定した場合は、印刷装置10は、その裏紙に印刷するはずだった2ページの原稿画像を縮小し、その裏紙の未使用の面に2upで印刷する(S818)。そして、S802に戻って次の用紙に対する処理に移行する。
S812で指示内容が「裏紙スキップ」であると判定した場合は、印刷装置10は、その裏紙は印刷せずに排出トレイに排出し、S802に戻って次の用紙に対する処理に移行する。この場合、その裏紙に印刷されるはずだった原稿ページは、次の用紙以降に印刷されることになる。
S812で指示内容が「印刷中止」であると判定した場合は、印刷装置10は、保留していた印刷処理を中止し、両面印刷指示の対象である印刷対象データを破棄する(S822)。上述のS814〜820の処理の後は、ジョブが未完了か否かを判定し(S826)、未完了の場合はS802に戻って次の用紙に対する処理を行ったが、S822の場合は印刷ジョブ自体が終了する。
以上、本発明の好適な実施形態を説明した。両面印刷時に用紙が裏紙であることを検知した場合、従来は印刷自体を中止するか、片面印刷に切り換えるかの選択肢しかなかったのに対し、本実施形態では2up印刷という選択肢が増えた。ユーザが2up印刷を選択すれば、用紙使用枚数が両面印刷と同等程度に節約できる。
また、用紙が裏紙であった場合、その用紙に対してのみ片面印刷を行い、次の用紙が両面共白紙であれば両面印刷に戻るという処理をとった場合、その裏紙に片面印刷を行ったことにより、それ以降の印刷結果のページ順序がずれてくる(すなわち、同一用紙に印刷される原稿ページの組合せがずれる)場合があるが、裏紙に対して2up印刷を行えば、そのような問題は回避できる。
また上記実施形態で、印刷装置10が裏紙検知結果をホスト装置20に通知し、ホスト装置20がその通知に従って、代替処理の選択を求めるユーザインタフェース画面を表示する。したがって、両面印刷時に用紙に裏紙が発見されても、ユーザはその両面印刷指示を発行したホスト装置20にてその旨を知り、代替処理を指示することができる。
なお、以上の各例では、印刷装置10は裏紙検知により印刷処理を保留した印刷ジョブの印刷対象データを一次保存し、ホスト装置20から新たな指示が来た場合はその一次保存した印刷対象データを利用して印刷処理を再開したが、これは必須ではない。この代わりに、裏紙が検知された場合、ホスト装置20のプリンタドライバが、裏紙検知ウインドウに対するユーザ指示に応じ、印刷対象の文書データも含んだ新たな印刷指示を作成して印刷装置10に送るようにすることもできる。この場合、印刷装置10は、新たな印刷指示を受けた場合、その指示に含まれる印刷対象データを用いて印刷処理を再開することになる。
また、以上の実施形態では、印刷装置10が両面印刷時に裏紙用紙を検知した場合、その旨をホスト装置20に通知したが、この代わりに、印刷装置10自体が持つユーザインタフェース用のディスプレイに上述の裏紙検知通知ウインドウ40又は70と同等のダイアログ画面を表示し、ユーザの指示を求めるという構成をとることもできる。印刷装置10が複写機であり、その複写機に対して投入された複写原稿を複写する場合は、このように印刷装置10のローカルのディスプレイにダイアログ画面を表示することが好適である。
また、以上の実施形態では、印刷装置10が両面印刷時に裏紙用紙を検知した場合、その裏紙用紙をどのように取り扱うか(すなわち代替処理)をユーザに問い合わせたが、このような問い合わせをせずに一律に裏紙用紙には2up印刷を行うような処理手順とすることもできる。
本発明が適用できる印刷システムの概略構成を示すブロック図である。 印刷システムの概略的な処理手順を示す図である。 ホスト装置のプリンタドライバの処理手順の一例を示すフローチャートである。 裏紙検知時にホスト装置に画面表示されるダイアログ画面の一例を示す図である。 ホスト装置から両面印刷指示が到来した場合の、印刷装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 ホスト装置のプリンタドライバの処理手順の別の一例を示すフローチャートである。 裏紙検知時にホスト装置に画面表示されるダイアログ画面の別の一例を示す図である。 ホスト装置から両面印刷指示が到来した場合の、印刷装置の処理手順の別の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 印刷装置、20 ホスト装置、102 ROM、104 RAM、106 CPU、108 印刷機構、110 給紙部、112 用紙検査用センサ、114 ネットワークインタフェース。

Claims (6)

  1. 印刷指示に応じて用紙に対する印刷を実行する印刷装置であって、
    印刷の対象とする用紙を読み取り、その用紙が片面使用済みであるか否かを判定する裏紙判定手段と、
    前記裏紙判定手段で前記用紙が片面使用済みであると判定され、かつ前記印刷指示が両面印刷である場合に、その用紙に印刷されるべき2ページの画像を縮小してその用紙の未使用面に印刷する裏紙縮小印刷機能、を備える印刷制御手段と、
    を備える印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置であって、前記印刷制御手段は、前記裏紙判定手段で前記用紙が片面使用済みであると判定され、かつ前記印刷指示が両面印刷である場合に、印刷処理を一時停止し、前記裏紙縮小印刷機能の実施を選択肢として含んだ処理選択肢情報をユーザに提供し、この処理選択肢情報に含まれる選択肢からの選択結果をユーザから受け付け、その選択結果に従って前記用紙に対する処理を行うことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2記載の印刷装置であって、前記処理選択肢情報には、前記選択肢として、前記裏紙縮小印刷機能の実施の他に、前記片面使用済みと判定された前記用紙には印刷せず、次の用紙を給紙する用紙スキップ機能の実施が含まれることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1記載の印刷装置であって、前記印刷制御手段は、前記裏紙判定手段で前記用紙が片面使用済みであると判定され、かつ前記印刷指示が両面印刷である場合に、印刷処理を一時停止し、前記用紙に対する印刷を指示したホスト装置に対して裏紙を検知した旨を通知し、この通知に対し前記ホスト装置から前記裏紙縮小印刷機能の実施が指示された場合に、前記用紙に対して前記裏紙縮小印刷機能に対する印刷を実行することを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項4記載の印刷装置に対して指示を行うホスト装置であって、
    前記印刷装置から裏紙を検知した旨の通知を受けた場合に、前記裏紙縮小印刷機能の実施を選択肢として含んだ処理選択肢情報をユーザに提供し、この処理選択肢情報に含まれる選択肢からの選択結果をユーザから受け付け、その選択結果に応じた指示を前記印刷装置に対して送信するプリンタドライバ手段、を備えるホスト装置。
  6. 印刷指示に応じて用紙に対する印刷を実行する印刷装置における印刷処理方法であって、
    印刷の対象とする用紙を読み取り、その用紙が片面使用済みであるか否かを判定し、
    この判定で前記用紙が片面使用済みであると判定され、かつ前記印刷指示が両面印刷である場合に、その用紙に印刷されるべき2ページの画像を縮小してその用紙の未使用面に印刷する、
    印刷処理方法。
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