JP2005037243A - プリント基板検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単一の閾値Pを用いてプリント基板を検査する方法では、プリント基板の基材の色や表面の形成状態などによって輝度が変化した場合、スリ傷を有するプリント基板を不良品と判定し、また、突起を有するプリント基板を良品と判定してしまうことになる。
【解決手段】プリント基板の表面を撮像して輝度毎の画素数を示すヒストグラムを生成し、暗い側に設定された第一の輝度P1よりも暗い輝度の画素数S1’と、明るい側に設定された第二の輝度P2よりも明るい輝度の画素数S2’を計数する。これに対して、あらかじめ暗い輝度に対する第一の基準画素数S1と、明るい輝度に対する第二の基準画素数S2を設定しておく。このS1とS2の設定に際しては、S1>S2となるようにする。そして、S1’>S1またはS2’>S2であれば不良品であると判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリント基板のパッド、配線パターン、レジスト、シルク印刷などの形成状態を検査するプリント基板検査装置に関するものである。
一般に、プリント基板にはパッド、配線パターン、レジスト、シルク印刷などが設けられている。そして、このようなプリント基板を、プリント基板検査装置に取り付け、そのパッドなどが正確に形成されているか否かを検査する。この基板を検査する装置に関しては、下記の特許文献1に記載されたようなものなどが存在する。
この特許文献1に記載された基板検査装置は、基板を撮像する撮像手段と、この撮像手段により撮像された画像を画素毎に白黒二値化する画像二値化手段と、この画像二値化手段により二値化された白黒二値化画像の白画素数又は黒画素数の少なくとも一方を計数する計数手段とを設け、この計数手段により計数された計数値とあらかじめ設定された閾値とを比較して基板の良否を判定するようにしたものである。
特開2003―75366号公報
ところで、プリント基板の輝度は、その基材の色やプリント基板の形成状態によって変化してしまう。例えば、プリント基板のパッド上に研磨によるスリ傷が存在している場合、図5に示すように、その輝度と画素数との関係を示すヒストグラムは一般的に暗い方向へシフトする。一方、パッドの表面に突起が存在している場合、同じく図5に示すように、そのヒストグラムは明るい方向にシフトする。そして、このようにスリ傷や突起が存在している基板を検査する場合、従来のように輝度の閾値Pを用いてそれよりも暗い部分の画素数を計数し、その計数値が所定値以下であるか否かによってパッドの形成状態を検査する場合、パッドにスリ傷を有するプリント基板は、ヒストグラムが左にシフトしてその閾値Pよりも暗い側の画素数が多くなるため、不良品と判定されることになる。一方、パッドに突起を有しているプリント基板については、ヒストグラムが右にシフトし、閾値Pよりも暗い側の画素数が少なくなるため、良品と判定されることになる。
ところが、ユーザによっては、パッドの表面に研磨のスリ傷が存在していても、プリント配線に短絡を生じなければ、そのプリント基板を良品としたい場合がある。また、逆に、パッドに突起が存在している場合は、プリント配線に短絡を生ずる可能性があるため、これを不良品として取り扱いたい場合がある。しかし、従来の閾値Pを用いた方法では、このような取り扱いは不可能であった。
そこで、本発明はかかる課題に着目してなされたもので、ユーザの意向に対応すべく、プリント基板の基材の色や表面の形成状態などによって輝度が変化した場合であっても、好適にプリント基板の良否を判定することができるプリント基板検査装置を提供することを目的とするものである。
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、プリント基板の表面を撮像する撮像手段と、この撮像手段で撮像された画像について輝度毎の画素数を計数する第一の計数手段と、あらかじめ暗い側と明るい側にそれぞれ設定された第一の輝度、および、第二の輝度に対し、第一の輝度よりも暗い輝度に対する第一の基準画素数および、第二の輝度よりも明るい輝度に対する第二の基準画素数を記憶する記憶手段と、前記第一の計数手段によって計数された輝度毎の画素数のうち、前記第一の輝度よりも暗い輝度の画素数を計数するとともに、前記第二の輝度よりも明るい輝度の画素数を計数する第二の計数手段と、この第二の計数手段によって計数された第一の輝度よりも暗い輝度の画素数が前記第一の基準画素数よりも多い場合、または、前記第二の計数手段によって計数された第二の輝度よりも明るい輝度の画素数が前記第二の基準画素数よりも多い場合に、プリント基板を不良と判定する判定手段と、を設けるようにしたものである。
このように構成すれば、例えば、暗い側の基準画素数である第一の基準画素数を大きく設定するとともに明るい側の基準画素数である第二の基準画素数を小さく設定すれば、仮に、研磨のスリ傷によって画像の輝度がある程度暗い方向にシフトした場合であっても、第一の基準画素数を大きく設定しているため、そのようなプリント基板を良品と判定することができる。また、逆に、パッドの表面に突起が存在して輝度が明るい側にシフトした場合には、あらかじめ小さく設定された第二の基準画素よりも画素数が簡単に多くなるため、そのようなプリント基板を不良品として判定することができるようになる。
また、別の発明では、前記撮像手段によって撮像された画像の平均輝度を算出する平均輝度算出手段と、検査に際して基準となるプリント基板の基準平均輝度および、あらかじめ暗い側と明るい側にそれぞれ設定された第一の輝度および第二の輝度に対し、第一の輝度よりも暗い輝度に対する第一の基準画素数と、第二の輝度よりも明るい輝度に対する第二の基準画素数を記憶する記憶手段と、前記平均輝度算出手段によって算出された平均輝度と前記基準平均輝度とを一致させるように各画素に対する輝度を修正する輝度修正手段と、この輝度修正手段によって修正された輝度に対する画素のうち、前記第一の輝度よりも暗い輝度の画素数と、前記第二の輝度よりも明るい輝度の画素数を計数し、この計数された第一の輝度よりも暗い画素数が前記第一の基準画素数よりも多い場合、または、前記計数された第二の輝度よりも明るい輝度の画素数が前記第二の基準画素数よりも多い場合、プリント基板を不良と判定する判定手段とを設けるようにする。
このように構成すれば、例えば、プリント基板の基材の色やレジストの色などによってベースとなる輝度が変化した場合であっても、その輝度を基準平均輝度に基づいて各画素の輝度が修正されるので、プリント基板の種類や形成状態などに限定されることなく的確に種々のプリント基板を検査することができるようになる。
本発明は、プリント基板の表面を撮像する撮像手段と、この撮像手段によって撮像された画像について輝度毎の画素数を計数する第一の計数手段と、あらかじめ暗い側と明るい側に設定された第一の輝度および第二の輝度に対し、第一の輝度よりも暗い輝度に対する第一の基準画素数、および、第二の輝度よりも明るい輝度に対する第二の基準画素数を記憶する記憶手段と、前記第一の計数手段によって計数された輝度毎の画素数のうち、前記第一の輝度よりも暗い輝度の画素数を計数するとともに、前記第二の輝度よりも明るい輝度の画素数を計数する第二の計数手段と、この第二の計数手段によって計数された第一の輝度よりも暗い輝度の画素数が前記第一の基準画素数よりも多い場合、または、前記第二の計数手段によって計数された第二の輝度よりも明るい輝度の画素数が前記第二の基準画素数よりも多い場合に、プリント基板を不良と判定する判定手段と、を設けるように構成したので、仮に、パッドの表面に研磨のスリ傷が存在して輝度が暗い方向にシフトした場合であっても、そのようなプリント基板を良品と判定することができる。また、逆に、パッドに突起が存在して輝度が明るい側にシフトした場合については、第二の輝度よりも明るい輝度の画素数が第二の基準画素数を超えるため不良品として判定することができるようになる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて説明する。この実施形態におけるプリント基板検査装置1は、プリント基板2a、2bに設けられたパッド、配線パターン、レジスト、シルク印刷などを撮像し、この撮像された画像を前処理した後、輝度毎の画素数を計数して図2(b)(c)に示すように太い実線のヒストグラムを生成する。また、これとともに画像の平均輝度Ave1を求め、あらかじめ設定された基準平均輝度Ave0と合致するように各画素の輝度を修正し、図2(b)(c)の波線で示されるようなシフトグラムを生成する。一方、プリント基板2bを検査する前に、あらかじめ第一の輝度P1よりも暗い輝度の画素数および第二の輝度P2よりも暗い輝度の画素数に対応して、図2(a)(b)(c)に示す矩形状面積に対応する第一の基準画素数S1および第二の基準画素数S2を設定しておく。そして、前記修正されたヒストグラムに基づき、第一の輝度P1よりも暗い輝度の画素数S1’(図2(a)(b)の左斜下方向の斜線領域)および第二の輝度P2よりも明るい輝度の画素数S2’(図2(a)(b)の左斜下方向の斜線領域)を計数して加算し、これらの画素数S1’、S2’がそれぞれ第一の基準画素数S1もしくは第二の基準画素数S2よりも多い場合にそのプリント基板2bを不良品と判定するようにしたものである。以下、本実施の形態の詳細について説明する。
図1は、本実施形態に係るプリント基板検査装置1の構成を示したブロック図である。
撮像手段3は、検査対象となるプリント基板2b、もしくは、検査に際してあらかじめ基準となるデータを生成するためのプリント基板2a(以下、「基準プリント基板」と称する)の表面を撮像するもので、この実施形態では、256階調のグレースケールによりその表面の画像を取得する。この撮像手段3は、一般のプリント基板検査装置に使用されるように、斜め方向から光を照射し、その反射光をCCDカメラなどによって受光する。なお、このCCDカメラはCMOSカメラやラインセンサなどによって構成することも可能である。
前処理部4は、このCCDカメラによって撮像されたプリント基板2a、2bの画像について、A/D変換などの処理を行い、この変換処理されたデータを一旦画像メモリ5に記憶する。この画像メモリ5には第一の計数手段6が接続される。
第一の計数手段6は、この画像メモリ5に記憶されているプリント基板2a、2bの画像について、輝度毎の画素数を計数する。この計数は、パッドの形成状態を検査する場合においては、輝度150から250までの画素を抽出するように設定しておく。そして、この輝度150から250までの輝度毎の画素数を計数し、図2(a)(b)(c)の細い実線または太い実線に示すようなヒストグラムを生成する。このヒストグラムは、検査対象となるプリント基板2bを検査するに際してあらかじめ基準プリント基板2aに対するものが生成され(図2(a)(b)(c)の細い実線)、検査対象となるプリント基板2bを検査する場合においては、その検査対象となるプリント基板2bのものが生成される(図2(a)(b)(c)の太い実線)。そして、これら生成された基準プリント基板2aのヒストグラムに関する情報(すなわち、輝度毎の画素数の情報)、および、検査対象となるプリント基板2bに対するヒストグラムに関する情報を記憶手段7に記憶する。
平均値算出手段9は、第一の計数手段6によって計数された輝度150から250までの画素に基づき、その輝度の平均値を求める。この平均値算出手段9についても、基準プリント基板2aに対するヒストグラムからその基準平均輝度Ave0を算出し、また、検査対象となるプリント基板2bに対するヒストグラムからその平均輝度Ave1を算出する。そして、これら算出された基準プリント基板2aに対する輝度平均値Ave0、および、検査対象となるプリント基板2bに対する平均輝度Ave1を記憶手段7に記憶する。
輝度修正手段10は、平均値算出手段9によって算出された検査対象となるプリント基板2bの平均輝度Ave1を基準プリント基板2aの基準平均輝度Ave0に一致させるように、検査対象となるプリント基板2bの各画素の輝度を修正する。通常、検査対象となるプリント基板2bの輝度は、基材の色、レジストの色、パッド表面のスリ傷の有無などによって変化し、基準プリント基板2aのヒストグラムに対してその検査対象となるプリント基板2bのヒストグラムは左右にシフトする。そこで、この実施形態では、検査対象となるプリント基板2bの平均輝度Ave1を基準プリント基板2aの基準平均輝度Ave0に一致させるように検査対象となるプリント基板2bの各画素の輝度を修正する。これを図2(b)(c)の太い実線で示されるヒストグラムに基づいて説明すると、δ=Ave0−Ave1を計算し、検査対象となるプリント基板2bの各画素の輝度をδだけシフトさせ、全体としてこのプリント基板2bの太い実線で示されるヒストグラムを波線で示されるようなヒストグラムにシフトさせる。
第二の計数手段11は、あらかじめ設定された暗い側の第一の輝度P1よりも暗い輝度の画素数を計数し、また、明るい側の第二の輝度P2よりも明るい輝度の画素数を計数する。この第一の輝度P1および第二の輝度P2は、プリント基板検査装置1に取り付けられたキーボードなどの入力手段8によって入力設定され、第一の輝度P1の画素数が第二の輝度P2の画素数よりも多くなるように設定される。そして、この第二の計数手段11によって、まず、基準プリント基板2aのヒストグラムに基づいて、第一の輝度P1に対する画素数を計数し、その画素数に輝度150からP1までの輝度数を乗じた画素数(図2における矩形状面積部分)を演算してこれをS1として記憶手段7に記憶する。また、第二の輝度P2に対する画素数を計数し、その画素数に輝度P2から250までの輝度数を乗じた画素数(同じく矩形状面積部分)を演算してこれをS2として記憶手段7に記憶する。一方、検査対象となるプリント基板2bについては、輝度修正手段10によって修正されたヒストグラムを用い、今度は、第一の輝度P1よりも暗い各輝度の画素数をそれぞれ計数して加算し、これをS1’として記憶手段7に記憶し、また、第二の輝度P2よりも明るい各輝度の画素数をそれぞれ計数して加算し、これをS2’として記憶手段7に記憶する。
判別手段12は、第二の計数手段11によって計数された基準プリント基板2aに対する画素数S1・S2と、検査対象となるプリント基板2bに対する画素数S1’・S2’を比較する。そして、画素数S1よりもS1’の方が大きければ、不良品である旨の情報をディスプレイなどの出力手段13を介して出力し、また、同様に画素数S2よりもS2’の方が大きければ、不良品である旨の情報を出力する。
次に、このように構成されたプリント基板検査装置1の処理フローについて図3および図4を用いて説明する。プリント基板2bの検査方法を説明するに際しては、まず、検査対象となるプリント基板2bを検査する際に必要となる基準データを生成するフローについて図3を用いて説明し、その後、検査対象となるプリント基板2bを検査するフローについて図4を用いて説明する。
<基準データの生成フロー>
まず、検査対象となるプリント基板2bを検査するに際して必要となる第一の基準画素数S1・第二の基準画素数S2を生成する場合、基準プリント基板2aをプリント基板検査装置1にセットし、その基準プリント基板2aの表面に光りを照射してその表面に設けられた画像を取得する(ステップT1)。この取得された画像を前処理手段によってA/D変換し(ステップT2)、その変換された画像情報を画像メモリ5に書き込む。そして、256階調のグレースケールにて輝度150から250までの輝度の各画素数を計数し、図2(a)に示すようなヒストグラムを生成する(ステップT3)。次いで、この生成されたヒストグラムから基準平均輝度Ave0を求めて記憶手段7に記憶し(ステップT4)、また、これと同時に、あらかじめ入力手段8によって入力設定された第一の輝度P1および第二の輝度P2に対して、その第一の輝度P1・第二の輝度P2の画素数を計数し、第一の輝度P1の画素数に輝度150からP1までの輝度数を乗じた画素数S1、および、第二の輝度P2の画素数に輝度P2から250までの輝度数を乗じた画素数S2を演算する(ステップT5)。そして、この画素数S1を第一の基準画素数として記憶手段7に記憶させるとともに、画素数S2を第二の基準画素数として記憶手段7に記憶させる(ステップT6)。そして、その後、その基準プリント基板2aを取り外して、検査対象となるプリント基板2bの検査を行えるようにする。
<検査対象となるプリント基板の検査処理>
検査対象となるプリント基板2bの形成状態を検査する場合も、同様にして、まず、そのプリント基板2bをプリント基板検査装置1にセットし、そのプリント基板2bの表面に光を照射してその表面画像を取得する(ステップT10)。そして、この取得された画像を前処理手段によってA/D変換し(ステップT11)、その情報を画像メモリ5に書き込む。そして、256階調のグレースケールにて輝度150から250までの輝度に対する各画素数を計数し、図2(b)(c)の太い実線に示すようなヒストグラムを生成し(ステップT12)、この生成されたヒストグラムから平均輝度Ave1を算出する(ステップT13)。次いで、この算出された平均輝度Ave1と前記基準プリント基板2aの基準平均輝度Ave0との差δを計算し、ステップT12で生成されたヒストグラムの各輝度をこのδ分だけシフトさせ、それぞれの平均輝度Ave0、Ave1を一致させるようにする(ステップT14)。そして、この修正されたヒストグラムに基づき、あらかじめ設定された第一の輝度P1および第二の輝度P2に基づいて、その第一の輝度P1よりも暗い輝度の各画素数S1’を計数するとともに、第二の輝度P2よりも明るい輝度の各画素数S2’を計数する(ステップT15)。そして、この計数した画素数S1’・S2’と基準プリント基板2aのS1・S2を比較し(ステップT16)、検査対象となるプリント基板2bに対する画素数S1’が基準プリント基板2aに対する画素数S1よりも大きい場合は(ステップT16:Yes)、そのプリント基板2bは不良品であると判定し、その旨を出力する(ステップT17)。また、検査対象となるプリント基板2bに対する画素数S2’が基準プリント基板2aに対する画素数S2よりも大きい場合も同様に(ステップT16:Yes)、そのプリント基板2bを不良品と判定し、その旨を出力する(ステップT17)。すなわち、第一の基準画素数S1よりもS1’の方が大きい場合は、研磨によるスリ傷以上にパッドに欠損を生じている可能性が高いため、これを不良品と判定する。また、第二の基準画素数S2よりもS2’の方が大きい場合、パッドに突起が存在している可能性が高いため、これを不良品と判定する。一方、ステップT16で、S1’≦S1、かつ、S2’≦S2であれば、そのプリント基板2bは良品であると判定し、その旨を出力する(ステップT18)。
このように上記実施形態によれば、プリント基板2bの表面を撮像して輝度毎の画素数を計数し、暗い側に設定された第一の輝度P1よりも暗い輝度の画素数S1’とあらかじめ設定された第一の基準画素数S1とを比較するとともに、明るい側についても同様に第二の輝度P2よりも明るい画素数S2’とあらかじめ設定された第二の基準画素数S2とを比較する。そして、S1’>S1またはS2’>S2であれば、そのプリント基板2bは不良品であると判定するようにしたので、研磨のスリ傷によってヒストグラムがある程度暗い側にシフトした場合であっても、これを良品と判定することができる。一方、パッド表面に突起が存在してヒストグラムが明るい側にシフトした場合は、これを不良品と判定することができるようになる。
また、このように検査対象となるプリント基板2bのヒストグラムを生成するに際して、あらかじめ設定された基準平均輝度Ave0を用いて各画素の輝度を修正するようにしたので、プリント基板2bの基材の色やレジストの色、その他の影響などによってプリント基板2bの輝度が変化した場合であっても好適にその良否を判定することができるようになる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、上記実施の形態においては、プリント基板2bのパッドを検査する場合について説明したが、パッドだけに限らず、パターン配線、レジスト、シルク印刷などの検査に適用することもできる。
また、上記実施の形態では、平均輝度Ave0およびAve1を一致させる際、検査対象となるプリント基板2b側のヒストグラムを基準プリント基板2aの基準平均輝度Ave0に一致させるようにしたが、これに限らず、逆に基準プリント基板2a側のヒストグラムをシフトさせるようにしても良い。この場合、第一の基準輝度P1および第二の基準輝度P2も同様にシフトさせ、このシフトさせた第一の基準輝度P1および第二の基準輝度P2を用いて画素を計数するようにすると良い。
さらに、上記実施の形態では、グレースケールにて撮像された画像に基づいて輝度毎の画素数を計数するようにしているが、これに限らず、フルカラースケールで撮像された画像をグレースケールに変換し、この変換されたグレースケールに基づいて同様に輝度毎の画素数を計数するようにしても良い。
本発明の一実施の形態におけるプリント基板検査装置の機能ブロック図 同形態における第一の計数手段で生成されたヒストグラムを示した図 同形態における基準データを生成するフローチャート 同形態におけるプリント基板を検査する際の処理を示すフローチャート 従来例におけるヒストグラムと閾値との関係を示した図
符号の説明
1・・・プリント基板検査装置
2a、2b・・・プリント基板(2a:基準プリント基板、2b:検査対象となるプリント基板)
3・・・撮像部
6・・・第一の計数手段
7・・・記憶手段
9・・・平均値算出手段
10・・・輝度修正手段
11・・・第二の計数手段
12・・・判別手段
P1・・・第一の輝度
P2・・・第二の輝度
S1・・・第一の基準画素
S2・・・第二の基準画素
Ave0・・・基準プリント基板の基準平均輝度
Ave1・・・検査対象となるプリント基板の平均輝度

Claims (2)

  1. プリント基板の表面を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段によって撮像された画像について輝度毎の画素数を計数する第一の計数手段と、
    あらかじめ暗い側と明るい側に設定された第一の輝度および第二の輝度に対し、第一の輝度よりも暗い輝度に対する第一の基準画素数、および、第二の輝度よりも明るい輝度に対する第二の基準画素数を記憶する記憶手段と、
    前記第一の計数手段によって計数された輝度毎の画素数のうち、前記第一の輝度よりも暗い輝度の画素数を計数するとともに、前記第二の輝度よりも明るい輝度の画素数を計数する第二の計数手段と、
    この第二の計数手段によって計数された第一の輝度よりも暗い輝度の画素数が前記第一の基準画素数よりも多い場合、または、前記第二の計数手段によって計数された第二の輝度よりも明るい輝度の画素数が前記第二の基準画素数よりも多い場合に、プリント基板を不良と判定する判定手段と、を設けたことを特徴とするプリント基板検査装置。
  2. プリント基板の表面を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段によって撮像された画像について輝度毎の画素数を計数する第一の計数手段と、
    前記撮像手段によって撮像された画像の平均輝度を算出する平均輝度算出手段と、
    検査に際して基準となるプリント基板の基準平均輝度、および、あらかじめ暗い側と明るい側にそれぞれ設定された第一の輝度および第二の輝度に対し、第一の輝度よりも暗い輝度に対する第一の基準画素数と、第二の輝度よりも明るい輝度に対する第二の基準画素数を記憶する記憶手段と、
    前記平均輝度算出手段によって算出された平均輝度と前記基準平均輝度とを一致させるように各画素に対する輝度を修正する輝度修正手段と、
    この輝度修正手段によって修正された輝度に対する画素のうち、前記第一の輝度よりも暗い輝度の画素数と、前記第二の輝度よりも明るい輝度の画素数を計数し、この計数された第一の輝度よりも暗い輝度の画素数が前記第一の基準画素数よりも多い場合、または、前記計数された第二の輝度よりも明るい輝度の画素数が前記第二の基準画素数よりも多い場合、プリント基板を不良と判定する判定手段と、を設けたことを特徴とするプリント基板検査装置。
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