JP2005036422A - 横型バースクリーン装置 - Google Patents

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Hirotada Furumoto
浩祥 古本
Masaaki Shiraishi
雅明 白石
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Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

【課題】夾雑物のかみ込みによるロックを有効に防止する横型バースクリーン装置を提供する。
【解決手段】複数のバー14が等間隔を有して配置されたスクリーン部12と、上流側および下流側にそれぞれ配置されたスプロケット16と、上部のスプロケット16間および下部のスプロケット16間にそれぞれ巻き掛けられたチェーン20と、上下のチェーン20間にまたがって取り付けられたレーキアタッチメント21と、レーキアタッチメント21に装着された複数のレーキ体22とを備える。各スプロケット16の回転駆動により各レーキ体22が各バー14間を上流側から下流側に向かって移動する際、各レーキ体22をスクリーン部12の内外方向に対して蛇行状に移動させる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合流式下水道の雨水吐き室における未処理放流水のろ過や河川での取水ろ過等に用いられる横型バースクリーン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスクリーン装置として、複数のバーが上下方向に等間隔を有して配置されたスクリーン部を備え、スプロケットの回転駆動により循環回走されるチェーンに装着された複数のレーキ体が、前記各バー間を上流側から下流側に向かって移動され、スクリーン部に捕捉されたゴミ等の夾雑物を下流側へかき寄せ案内し、その夾雑物をスクリーン部の外面側を流れる流体の流れに沿って下流に流す構造のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
そして、このスクリーン装置によれば、スクリーン部に対する夾雑物のかみ込みを防止するため、各バーの断面形状をくさび状に形成したウェッジバーとする構造や、中空状に形成する構造や、各ウェッジバー間の各レーキ体としてのかき寄せ櫛の移動に際して、夾雑物をスクリーン部外方に押し出し案内すべく、各ウェッジバーとのなす角度が鈍角となるような形状に各かき寄せ櫛が形成された構造が採用されている。
【0004】
【特許文献1】
特許第2701017号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構造によれば、各かき寄せ櫛が各ウェッジバー間を上流側から下流側に向かって直線状に移動する構造であるため、万が一、ウェッジバー間に夾雑物がかみ込むと、ロックしてしまうおそれがあった。
【0006】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、夾雑物のかみ込みによるロックを有効に防止する横型バースクリーン装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための技術的手段は、複数のバーが上下方向に等間隔を有して配置されたスクリーン部と、流路における上流側の上部と下部および下流側の上部と下部にそれぞれ配置されたスプロケットと、上部のスプロケット間および下部のスプロケット間にそれぞれ巻き掛けられたチェーンと、上下のチェーン間にまたがって取り付けられたレーキアタッチメントと、レーキアタッチメントに装着されると共に各バー間より外方突出可能とされた複数のレーキ体とが備えられ、各スプロケットの回転駆動により複数のレーキ体が各バー間を上流側から下流側に向かって移動する横型バースクリーン装置において、前記各レーキ体が前記バー間を移動する際、各レーキ体を前記スクリーン部の内外方向に対して蛇行状に移動させる点にある。
【0008】
また、前記各スプロケットとして、番手が大きく、歯数の少ないスプロケットを使用することにより、前記各レーキ体を蛇行状に移動させる構造としてもよい。
【0009】
さらに、前記各バーの上流側端部および下流側端部に、各バーを前記等間隔に保持するためのスペーサ体が配置され、下流側端部に配置されたスペーサ体の上流側端縁が、前記スクリーン部の外方向に対して漸次下流側に傾斜する外広がり傾斜縁とされた構造としてもよい。
【0010】
また、前記スクリーン部の下流側端部で前記各レーキ体が回転移動するような位置に、下流側の前記各スプロケットを配置した構造としてもよい。
【0011】
さらに、前記各バー間を上流側から下流側に向かって移動する前記各レーキ体の移動方向前側端縁における各バーに対してなす角度が、直角に形成された構造としてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1および図2に示される如く、横型バースクリーン装置1が合流式下水道における雨水吐き室2の越流堰3上に設置された構造とされており、雨水吐き室2は越流堰3により一側の主流流路としての処理場案内室2aと、他側の増水時流路としての放流案内室2bとに仕切られている。
【0013】
また、雨水吐き室2の処理場案内室2aには、生活排水や汚水、雨水等が流入される流入管4が接続されると共に、流入した生活排水等の流入水を下水処理場に案内する遮集管5が接続され、放流案内室2bには降雨時等の流入水の増加により越流堰3を越えた未処理水を河川等に放流するための放流管6が接続されている。
【0014】
そして、横型バースクリーン装置1は、越流堰3を越えて河川等に放流される未処理放流水からゴミ等の夾雑物をろ過して除去する機能を発揮する。
【0015】
横型バースクリーン装置1は、図3ないし図5に示される如く、直方体形状に枠組み構成された装置ハウジング11を備え、装置ハウジング11の前面に形成された矩形開口11aの外面側に位置して、矩形開口11aを覆うようにスクリーン部12が備えられている。
【0016】
スクリーン部12は、上下一対のアングル材等からなるバーフレーム13と、両バーフレーム13間に介在される帯板状の複数のバー14とを備え、雨水吐き室2から遮集管5に流れる流路における各バー14の上流側端部Aおよび下流側端部Bに位置して、バーフレーム13とバー14間、および各バー14間には、それぞれスペーサ体15が配置された状態でボルト等を介して互いに着脱自在に連結固定されている。
【0017】
ここに、上下のバーフレーム13とバー14、および各バー14は相互に上下方向に等間隔を有した状態で水平に配置された構造とされている。そして、上下のバーフレーム13が矩形開口11aの上方および下方で装置ハウジング11にボルト等により着脱自在に装着されている。
【0018】
この際、図3および図4に示される如く、流入水の流路を構成する処理場案内室2aにおける上流側端部Aに配置された各スペーサ体15の下流側端縁は、スクリーン部12の外方向に対して漸次上流側に傾斜する外広がり傾斜縁15aとされ、下流側端部Bに配置された各スペーサ体15の上流側端縁は、スクリーン部12の外方向に対して漸次下流側に傾斜する外広がり傾斜縁15bとされ、ここに、上流側および下流側に位置する各スペーサ体15の互いに対向する内側の端縁15a、15bは、スクリーン部12の外方向に向けて漸次拡開する構造とされている。
【0019】
また、図4および図5に示される如く、装置ハウジング11内における上流側の上部と下部、および下流側の上部と下部には、それぞれスプロケット16が回転駆動自在に配置されている。即ち、上流側の上下の各スプロケット16は、上下方向の軸心を有すると共に回転自在に支持された従動軸17にそれぞれ固定され、また下流側の上下の各スプロケット16は、上下方向の軸心を有すると共に回転自在に支持された駆動軸18にそれぞれ固定されている。そして、この駆動軸18は、電動機19の駆動軸19aにカップリング等を介して連動連結されている。
【0020】
さらに、上部の両スプロケット16間および下部の両スプロケット16間には、それぞれ無端状のチェーン20が巻き掛けられ、これら上下の両チェーン20間にまたがってレーキアタッチメント21が着脱自在に装着されている。なお、本実施形態では、レーキアタッチメント21がチェーン20の長手方向に等間隔を有して一対配置された構造とされている。また、従来同様、各チェーン20に所定のテンションを付与するテンション付与機構も適宜備えられている。
【0021】
そして、各レーキアタッチメント21には、上下方向に等間隔を有して複数のレーキ体22が外側方突出状として着脱自在に装着されている。本実施形態においては、図5に示される如く、板状のレーキ体22とスペーサ体23とが交互に重合されることにより、各レーキ体22が上下方向に等間隔を有して配置された構造とされている。
【0022】
また、電動機19の正転駆動により、駆動軸18を介して上下の両スプロケット16が所定方向に回転駆動され、この両スプロケット16の回転駆動により上下のチェーン20が図4の矢印で示される所定方向に循環回走される。
【0023】
そして、この両チェーン20の循環回走に伴って、各レーキ体22も循環回走され、各レーキ体22がスクリーン部12を通過する際には、各バー14間を上流側端部Aから下流側端部Bに向かって移動する構造とされている。また、この際、各レーキ体22の先端部が各バー14よりも外方に突出する構造とされている。
【0024】
さらに、各バー14間を各レーキ体22が移動する際、各レーキ体22の移動方向前側端縁22aは、各バー14に対してなす角度θが直角となるように、バー14の長手方向に対して直交する端縁として形成されている。
【0025】
なお、各レーキ体22がスクリーン部12と反対側を移動する際には、図4および図5に示される如く、前記矩形開口11aと略対称に、装置ハウジング11の背面側に形成された矩形開口11bより外方に突出して移動する構造とされている。
【0026】
また、スクリーン部12の上流側端部Aで、各レーキ体22が回転移動して各バー14間に各レーキ体22が侵入され、スクリーン部12の下流側端部Bで、各レーキ体22が回転移動して各バー14間から各レーキ体22が退避されるように、上流側の各スプロケット16および下流側の各スプロケット16が装置ハウジング11内の適宜位置に配置されている。
【0027】
さらに、本実施形態においては前記各スプロケット16として、番手が大きく、即ちピッチが大きく、歯数の少ないいわゆる小径のスプロケットが使用されており、図6に示される如く、スプロケット16の第1の回転位置X1と第2の回転位置X2とにより、かみ合って循環回走されるチェーン20の走行ラインY1、Y2に大きなライン差Zが生じる構造とされている。例えば、各スプロケット16として番手:80番、歯数:12枚のスプロケットを使用した場合、2〜3mm程度のライン差Zが生じる。なお、この種のスクリーン装置における従来のスプロケットとしては、例えば、番手:50番、歯数:40枚のスプロケットが使用されており、チェーンの走行安定性を考慮して、むしろこのようなライン差Zが抑制されるように設定していた。
【0028】
そして、各スプロケット16が回転駆動されて各チェーン20が循環回走されると、走行ラインY1、Y2のライン差Zの繰り返しにより、図7に示される如く、上流側のスプロケット16と下流側のスプロケット16間でチェーン20と共に移動操作される各レーキ体22は、各バー14間を上流側から下流側に向かって移動する際、スクリーン部12の内外方向に対し、前記ライン差Zを蛇行幅として、蛇行状に移動される構造とされている。
【0029】
また、図3および図5に示される如く、電動機19を駆動制御するための制御部24が備えられており、図2に示されるように、処理場案内室2a内の水位が上昇して放流案内室2b側に流入する越流開始水位となるスクリーン起動水位Hを図示省略の水位計により検出すると電動機19が正転駆動され、その後、水位が低下してスクリーン停止水位Lを検出すると電動機19が停止されるように制御する構成とされている。
【0030】
本実施形態は以上のように構成されており、通常時は、流入管4を通じて雨水吐き室2の処理場案内室2aに流入する生活排水等の流入水は所定量以下であるため、雨水吐き室2の水位はスクリーン停止水位L以下となっており、電動機19が駆動されることなく、流入水は遮集管5を通じて所定の下水処理場に案内される。
【0031】
そして、雨天時等により、流入管4を通じて雨水吐き室2に流入する流入水が所定量以上となると、雨水吐き室2の処理場案内室2aの水位が徐々に上昇し、スクリーン起動水位Hに達した場合には、越流堰3を越えて放流案内室2bに流入し、放流管6を通じて河川等に放流される。
【0032】
この越流堰3を越えて放流案内室2bに流入する際、流入水は横型バースクリーン装置1を通過するため、流入水中に含まれるゴミ等の夾雑物はスクリーン部12で捕捉され、ろ過されるため、夾雑物の放流が有効に防止できる。
【0033】
またこの際、水位計によってスクリーン起動水位Hが検出されて、電動機19の正転駆動が開始され、各レーキ体22が所定方向に循環回走され、スクリーン部12における各バー14間を上流側から下流側に向かって移動する。この各レーキ体22の移動により、スクリーン部12で捕捉された夾雑物が各レーキ体22によって下流側へかき寄せられて横送りされるため、スクリーン部12における各バー14間の目詰まりが有効に防止できる。
【0034】
その後、流入管4からの流入量が減少して処理場案内室2a内の水位が徐々に減少し、スクリーン停止水位Lに至ると、水位計がこのスクリーン停止水位Lを検出して電動機19を停止させ、通常の待機状態に戻る。
【0035】
また、スクリーン部12の下流側にかき寄せられた夾雑物は、その後、流入水の流れに伴い遮集管5を通じて下流側の下水処理場に案内される。
【0036】
特に、本実施形態においては、各レーキ体22が各バー14間を移動する際、各レーキ体22をスクリーン部12の内外方向に対して蛇行状に移動させる構造としているため、スクリーン部12で捕捉された夾雑物が各レーキ体22により下流側にかき寄せられる場合に、夾雑物のかき取りやかき寄せが安定し、効率よくかき寄せて横送りすることができ、ここに、夾雑物のかみ込みによるロックが起こり難くなり、夾雑物のかみ込みによるロックを有効に防止できる利点がある。
【0037】
そして、この各レーキ体22の蛇行状の移動を得るために、番手が大きく、歯数の少ないいわゆる小径のスプロケット16を採用した構造であり、別途、特別な部品が必要とされず、また装置ハウジング11もより幅狭に構成でき、横型バースクリーン装置1のコンパクト化が図れる利点もある。
【0038】
また、スクリーン部12の下流側端部Bは、かき寄せられた夾雑物が集まるため、滞留を招きやすい傾向にあるが、各レーキ体22がチェーン20に外側方突出状に大きくオフセットされた状態で装着されており、スクリーン部12の下流側端部Bで各レーキ体22が回転移動するようにスプロケット16が配置されているため、各レーキ体22が下流側端部Bで回転移動する際、各レーキ体22先端部の移動速度が上がり、かき寄せられた夾雑物を下流側端部Bではねのけることができ、スクリーン部12の表面から夾雑物を有効に剥離させることができる。
【0039】
さらに、スクリーン部12の下流側端部Bの各バー14間に入り込んだ夾雑物は行き場を失い、堆積するが、本実施形態においては、スクリーン部12の下流側端部Bに配置された各スペーサ体15の上流側端縁が、外広がり傾斜縁15bとされており、各バー14間に入り込んで下流側端部Bにかき寄せられた夾雑物は外広がり傾斜縁15bに沿って順次外方に押し出されるため、夾雑物の堆積量を抑制でき、この点からも夾雑物のかみ込みによるレーキ体22のロックを有効に防止できる。
【0040】
また、各バー14間を移動する各レーキ体22の移動方向前側端縁22aは、各バー14に対してなす角度θが直角となるように形成されているため、各バー14間を各レーキ体22が移動する際、スクリーン部12で捕捉された夾雑物は各レーキ体22に効率よく係合し、下流側へかき寄せられて横送りされるため、この点からもスクリーン部12における各バー14間の目詰まりが有効に防止できると共に、捕捉された夾雑物を効率よく下流側にかき寄せていくことができる。
【0041】
さらに、前記特許文献1に開示のように、各バー14をくさび状や中空状に形成する必要もなく、通常の板材が利用でき、安価に提供できる。
【0042】
なお、上記実施形態において、番手が大きく、歯数の少ないいわゆる小径のスプロケット16を使用することにより、各レーキ体22を蛇行状に移動させる構造としているが、チェーン20の移動経路をガイドするガイド機構を設け、ガイド機構に沿ってチェーン20を循環回走させることにより、各レーキ体22を蛇行状に移動させる構造であってもよい。
【0043】
また、横型バースクリーン装置1を、合流式下水道における雨水吐き室2に設置した構造を示しているが、河川での取水口等に設置する構造であってもよく、上記実施形態に何ら限定されない。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明の横型バースクリーン装置によれば、各レーキ体がバー間を移動する際、各レーキ体をスクリーン部の内外方向に対して蛇行状に移動させる構造としているため、スクリーン部で捕捉された夾雑物が各レーキ体により下流側にかき寄せられる場合に、夾雑物のかき取りやかき寄せが安定し、かみ込みによるロックが起こり難くなり、夾雑物のかみ込みによる装置のロックを有効に防止できる利点がある。
【0045】
また、各スプロケットとして、番手が大きく、歯数の少ないスプロケットを使用することにより、各レーキ体を蛇行状に移動させる構造とすれば、別途、特別な部品が必要とされず、装置自体もより幅狭に構成でき、横型バースクリーン装置のコンパクト化が図れる利点もある。
【0046】
さらに、各バーの上流側端部および下流側端部に、各バーを等間隔に保持するためのスペーサ体が配置され、下流側端部に配置されたスペーサ体の上流側端縁が、スクリーン部の外方向に対して漸次下流側に傾斜する外広がり傾斜縁とされた構造とすれば、各バー間に入り込んで下流側端部にかき寄せられた夾雑物は外広がり傾斜縁に沿って順次外方に押し出されるため、夾雑物の堆積量を抑制でき、この点からも夾雑物のかみ込みによる装置のロックを有効に防止できる。
【0047】
また、スクリーン部の下流側端部で各レーキ体が回転移動するような位置に、下流側の各スプロケットを配置した構造とすれば、各レーキ体が下流側端部で回転移動する際、各レーキ体先端部の移動速度が上がり、かき寄せられた夾雑物を下流側端部ではねのけることができ、スクリーン部の表面から夾雑物を有効に剥離させることができる。
【0048】
さらに、各バー間を上流側から下流側に向かって移動する各レーキ体の移動方向前側端縁における各バーに対してなす角度が、直角に形成された構造とすれば、各バー間を各レーキ体が移動する際、スクリーン部で捕捉された夾雑物は各レーキ体に効率よく係合し、下流側へかき寄せられて横送りされるため、スクリーン部における各バー間の目詰まりが有効に防止できると共に、捕捉された夾雑物を効率よく下流側にかき寄せていくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる雨水吐き室の概略説明図である。
【図2】同断面説明図である。
【図3】横型バースクリーン装置の正面図である。
【図4】図3の平断面説明図である。
【図5】図3の側断面説明図である。
【図6】スプロケットの回転位置とチェーンの走行ラインとの関係を示す説明図である。
【図7】レーキ体の蛇行移動を示す説明図である。
【符号の説明】
1 横型バースクリーン装置
2 雨水吐き室
3 越流堰
4 流入管
5 遮集管
6 放流管
12 スクリーン部
13 バーフレーム
14 バー
15 スペーサ体
15a 外広がり傾斜縁
15b 外広がり傾斜縁
16 スプロケット
19 電動機
20 チェーン
21 レーキアタッチメント
22 レーキ体

Claims (5)

  1. 複数のバーが上下方向に等間隔を有して配置されたスクリーン部と、流路における上流側の上部と下部および下流側の上部と下部にそれぞれ配置されたスプロケットと、上部のスプロケット間および下部のスプロケット間にそれぞれ巻き掛けられたチェーンと、上下のチェーン間にまたがって取り付けられたレーキアタッチメントと、レーキアタッチメントに装着されると共に各バー間より外方突出可能とされた複数のレーキ体とが備えられ、各スプロケットの回転駆動により複数のレーキ体が各バー間を上流側から下流側に向かって移動する横型バースクリーン装置において、
    前記各レーキ体が前記バー間を移動する際、各レーキ体を前記スクリーン部の内外方向に対して蛇行状に移動させることを特徴とする横型バースクリーン装置。
  2. 前記各スプロケットとして、番手が大きく、歯数の少ないスプロケットを使用することにより、前記各レーキ体を蛇行状に移動させることを特徴とする請求項1に記載の横型バースクリーン装置。
  3. 前記各バーの上流側端部および下流側端部に、各バーを前記等間隔に保持するためのスペーサ体が配置され、下流側端部に配置されたスペーサ体の上流側端縁が、前記スクリーン部の外方向に対して漸次下流側に傾斜する外広がり傾斜縁とされたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の横型バースクリーン装置。
  4. 前記スクリーン部の下流側端部で前記各レーキ体が回転移動するような位置に、下流側の前記各スプロケットを配置したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の横型バースクリーン装置。
  5. 前記各バー間を上流側から下流側に向かって移動する前記各レーキ体の移動方向前側端縁における各バーに対してなす角度が、直角に形成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の横型バースクリーン装置。
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