JP2005036384A - 逆デニム効果を有する綿のたて糸の製造 - Google Patents

逆デニム効果を有する綿のたて糸の製造 Download PDF

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Abstract

【課題】 逆デニム効果を有する綿のたて糸の製造を提供する。
【解決手段】 本発明は、逆デニム効果を有する綿のたて糸を製造するための方法に関し、本方法は、インディゴ染色レンジを使用して、
染色工程であって、インディゴを用いて、染色温度30〜90℃、かつインディゴ濃度5〜500g/lで、1パスで綿のたて糸を通し染色する工程、および それに続く漂白工程であって、綿のたて糸の表面のインディゴを選択的に脱色する工程、を実施することを含む。

Description

本発明は、インディゴ染色した逆デニム効果を有する綿のたて糸を製造するための方法、およびそのような綿のたて糸を含む織物物品に関する。
デニムとは、もともとは、頑丈な仕事着として使用されていた比較的粗く織った綿布のことをさすが、今日ではファッショナブルなジーンズ物品を製造するために特に使用されている。デニムを製造するために必要なたて糸は、インディゴを用いるか、さもなければ硫化染料、特にサルファブラックを用いて染色することも可能であるが、インディゴを用いてブルーに染色することが圧倒的に多い。
伝統的には、スクイズロールとそれに続くスカイイングセクター(skying sector)とを備えた1つまたは複数のトラフの組合せからなる特殊な染色レンジ(dyeing range)で、ロープまたはたて糸シートとして、インディゴを用いてたて糸を染色する。還元された染料をトラフ中で染着させ、スカイイングセクターの中で酸化させる(非特許文献1参照)。
染色は典型的には、室温またはやや高めの約20〜35℃の温度、pH約10.5〜14、インディゴ濃度約0.5〜10g/lの染浴中で実施される。湿潤剤を約0.1〜5g/lの濃度で使用することも可能である。染浴のレドックス電位を、過剰のハイドロサルファイト還元剤を約0.1〜5g/lの量で使用することによって、維持する。糸を染浴に接触させる時間は一般に、1パスあたり8〜30秒である。多重パス(multiple passes)による染色、すなわち、染浴からの染料の繰り返し染着であって、染色トラフ中での浸漬、それに続けてのスクイズオフ(squeezeoff)その後のスカイイングによって、より濃い色調を得ることが可能となる(非特許文献2参照)。
特許文献1には、1パス染色についての記述があるが、そこでは、インディゴの低親和性を克服するために、塩化ナトリウムの形の塩を染浴にさらに添加して、電解質濃度を200〜350g/lに設定している。
これらの方法はすべて、いわゆるリング染め(ring dyeing)が起きる、すなわち、繊維の表面だけが染色され、繊維の内部、コアが未染色で残る。リング染めとすることによって、最初の濃いブルーの布を洗い流して、特に洗濯および/または漂白を行うことによって、高いコントラストの外観を有する仕上がりデニム物品を与えることが可能となる。一例として、周知のストーンウォッシュ効果が挙げられ、これは仕上がった物品を酵素と軽石と共に洗濯することによって得られる。
しかしながら、今やジーンズファッション業界では、このような洗い流し効果または、その効果を利用して達成される変化を示さないような物品を期待している。それとは反対に、洗濯またはその他の処理を施した場合に、明るくなるのではなく、暗くなるような物品が望まれている。そのような物品は、いわば、従来のような染色をしたデニムとは逆な挙動を示すものである。
従来技術のリング染めしたデニムでは、そのような効果を与えることは不可能である。
独国特許出願第196 29 985号明細書 欧州特許第1 097 184B1号明細書 BASF AGからのテクニカル・インフォメーション(Technical Information)TI/T017 d「コンティニュアス・ダイイング・ウィズ・インディゴ(Continuous dyeing with indigo)」(1995年6月) L.Haas工学士(Dipl.Ing.)、「インディゴ・ファルベライ:フェルファーレンス−・ウント・マシーネンテヒニッシェ・レーズンゲン(Indigo−Faerberei:Verfahrens− und maschinentechnische Loesungen)」(ITB Veredlung2/90) M.Peter、H.K.Rouette「グルントラーゲン・デア・テクスチルフェレードルンク(Grundlagen der Textilveredlung)」p.633以下
かくして、逆効果デニムを製造するための方法が必要であるが、この方法は、染色業者に余分なコストをかけさせたり不便を与えたりするような方法であってはならないが、簡単に、理想的には、染色業者の既存の染色設備で実施することが可能であるという点で経済的でなければならない。
本発明は、そのような方法を提供するものである。
本発明は、逆デニム効果を有する綿のたて糸を製造するための方法に関し、本方法は、インディゴ染色レンジを使用して、
染色工程であって、インディゴを用いて、染色温度30〜90℃、かつインディゴ濃度5〜500g/lで、1パスで綿のたて糸を通し染色する工程、および
それに続く漂白またはエッチング工程、を実施することが含まれるが、本明細書においてはエッチングとは、染色した表面の処理を意味し、そこでは、」非特許文献3に記載されているようにして、染料が局所的に破壊されて、それによってインディゴが綿のたて糸の表面で選択的に脱色されることを意味している。この選択的な脱色の実施は、原則的には酸化的であってもまたは還元的であってもよいが、酸化的脱色の方が好ましい。
したがって、本発明の方法によって理想的には無色の製品が得られるが、そのものは、無色のリングを除去して着色したコアをむき出しにすることによって、ダークブルーに変化させることが可能である。
本発明の範囲におけるインディゴ染色レンジは、1つの染色トラフまたは、スクイズロールとそれに続くスカイイングセクターを有する複数の染色トラフからなる、レンジである(たとえば、非特許文献2参照)。
市場で入手可能なインディゴなら、何を使用してもよい。インディゴの使用量は、好ましくは10〜50g/l、より好ましくは20〜40g/lである。
本発明の方法を実施するためには、予め還元させたインディゴを使用するのが特に好都合である。使用する予め還元させたインディゴが、還元剤、たとえば亜ジチオン酸ナトリウムは使用せずに、接触水素化によって製造したものであれば、理想的である。たとえば、特許文献2に記載されていて、ドイツ国合資会社のダイスター・テクスチルファルベン・GmbH・アンド・カンパニーから商品化されているような、ロイコインディゴ溶液の形のインディゴを使用するのが最も都合がよい。
ロイコインディゴを安定化させる、すなわち、染浴中で酸化されるロイコインディゴを逆還元(back−reduce)させるためには、ハイドロサルファイトを好ましくは0.1〜5g/l、より好ましくは0.2〜2g/l過剰に使用する。ハイドロサルファイトに代えて、他の適当な還元剤、たとえばグルコースまたはヒドロキシアセトン、またはその他各種還元剤の組合せ,たとえばグルコース/ハイドロサルファイトなどを使用することも可能であると考えられる。
本発明の方法を実施する温度は、好ましくは30〜90℃、より好ましくは50〜70℃の範囲である。
本発明の方法を実施する際に、湿潤剤は共存していてもしていなくてもよいが、好ましくは湿潤剤の存在下に実施する。好適な湿潤剤の例を挙げれば、アニオン性の湿潤剤で、たとえば、脂肪族アルコールエトキシレート(ethoxylate)、アルカンスルホネート、スルホスクシネート、アルキルホスフェート、またはパラフィンおよび炭化水素、またはそれらの混合物などが挙げられるが、最も好ましいのはリン酸エステルの塩を使用することである。上記湿潤剤の使用量は、好ましくは5〜50g/lの範囲、より好ましくは10〜25g/lの範囲である。
本発明の方法における染浴のpHは、10.5〜13.5の範囲であるのが好ましい。
驚くべきことには本発明の方法では、たった1パスさせるだけで、通し染色した、すなわち、表面領域はもちろんのことコアまで染色した糸が得られる。染浴への接触時間は、好ましくは8〜30秒、より好ましくは15〜20秒である。それに続くスカイイングには、好ましくは90〜130秒、より好ましくは100〜110秒かける。
染色工程の後に漂白工程を行うが、そこでは綿のたて糸の表面ではインディゴが選択的に脱色されるが、糸のコア部分には変化が起きない。
有用な漂白剤としてはインディゴを酸化させるようなものなら何でもよいが、たとえば、次亜塩素酸塩たとえば次亜塩素酸ナトリウム、または過マンガン酸塩などがある。しかしながら、過マンガン酸塩の方が好ましく、アルカリ金属塩の形態、より好ましくは過マンガン酸カリウムの形態で存在させる。アルカリ媒体中に過マンガン酸カリウムを含む漂白浴が特に好ましく、使用する過マンガン酸カリウムは好ましくは5〜100g/l、より好ましくは20〜50g/lである。
そのpHは8〜10の範囲内とするのが好ましいが、それには、たとえばNaOH、たとえば38ボーメ度NaOHを用いて調節することができる。
粘度調節剤の手段を用いて漂白浴の粘度を、フォードカップ(DIN 53211−4)を使用して測定したときに、好ましくは約12〜50秒、より好ましくは25〜45秒の粘度になるように調節する。有用な粘度調節剤の例を挙げれば、たとえばレオロジー的添加剤たとえばポリビニルカプロラクタム、ポリビニルピロリドンおよびそれらのコポリマー、ポリエーテルポリオール、複合(associative)増粘剤、ポリウレア、ポリウレタン、アルギン酸ナトリウム、変性ガラクトマンナン、ポリエーテルウレア、ポリウレタン、ノニオン性セルロースエーテルなどがある。
この漂白工程は、15〜90℃、好ましくは室温で実施する。漂白浴への接触時間は、好ましくは10〜30秒、より好ましくは12〜20秒である。
本発明による方法の好ましい実施態様においては、染色工程で綿のたて糸を通し染色させた後で、水ですすぎ洗いをし、過マンガン酸塩を用いて漂白し、もう一度すすぎ洗いし、次いで重亜硫酸塩溶液で処理し、そして、漂白、すすぎ、重亜硫酸塩処理のサイクルを少なくとも1回は繰り返す。
漂白、すすぎ、重亜硫酸塩処理のサイクルを4〜6回繰り返すのが特に有利である。
染色工程と漂白工程の間で乾燥させることによって、漂白によって得られるリング効果が一段と向上する。
漂白浴と重亜硫酸塩浴との間のすすぎ洗いは、1〜3パスで実施し、0〜120秒のスカイイング(skying)を伴わせることができる。
この重亜硫酸塩浴には、好ましくは10〜100g/l、より好ましくは20〜50g/lの重亜硫酸塩が含まれる。重亜硫酸塩浴の後でも、同様に、0〜120秒のスカイイングを伴わせることができる。
本発明による方法の染色工程がたった1パスで完了するというのは、染色業者にとっては特に大きなメリットである。その理由は、これによって染色業者は、すすぎ洗いの有無や重亜硫酸塩処理の有無には関係なく続けての漂白工程を実施するために、染色のための必要がなくなったインディゴ染色レンジを、他の染色トラフに使用できるようになるからである。このように、設備の変更も、必要があるとしても最小限で済むこととなる。
本発明の方法によって染色した綿のたて糸は、ある種の効果を与えるためにさらなる処理にかけることも可能であり、次いで通常は織りあげて、消費者向けの織物物品、特に衣類などに加工する。
しかしながら、このようにして染色し表面漂白した綿のたて糸をそれ以上には処理することなく織物物品に加工することも可能であり、また所望により、その後でさらなる処理、すなわち、すでに作り上げた製品に変更を加えることもできる。当然のことであるが、同様にして、染色および漂白した綿のたて糸だけでなく、それから製造した織物物品も、さらなる処理工程にかけることも可能である。
本発明の方法によって染色した綿のたて糸は、当然のことながら、織りあげて、さらに他の材料を組み合わせてさらに加工して、消費者向けの物品とすることもできる。エラスタン(elastane)とのブレンド物を、そのような例として挙げることができる。
本発明に従って染色および漂白した綿のたて糸の逆デニム効果は、例えば洗濯またはその他の機械的な力を加えて、糸の脱染色した外側のリング部分を除去し、その結果として、ダークに染色したコアが表面に出るようにすることによって、目立つようにすることができる。
本発明による方法のさらなる具現化においては、漂白工程において脱色した綿のたて糸表面を、第3の工程で安定化させる。そのようにすることで、アクリレートコポリマーまたはポリウレタンのようなバインダーの存在下で、たとえばTiOを用いて表面処理することによって、逆デニム効果を増強させることが可能である。同様にして、その表面を、単に白色にするのではなくて、着色顔料たとえば顔料の形態のバット染料や、そうでなければ分散染料などを用いて着色させるように変化させることも可能である。
当然のことではあるが、綿のたて糸を織り上げて、たとえば最終の仕上がり織物製品としてから、前記の第3の工程を実施することも可能である。
本発明はさらに、本発明の方法によって染色した綿のたて糸を含む織物物品も提供する。そのような織物物品の例としては、これまで作られたことのないデニム布、特に、ズボン、スカート、シャツ、ジャケットなどまたはその他の織物タイプの物品などの衣類を挙げることができる。
以下に実施例により、本発明を説明する。表の実施例における部は重量基準である。
実施例1
A)染色工程
市場で入手可能な、予備処理をしていない乾燥した綿のたて糸を、以下の組成の染色液により染色した。
20g/lのインディゴ(市販されているダイスター・インディゴ・バット(DyStar Indigo Vat)40%溶液)
2g/lのハイドロサルファイト(BASF・ヒドロスルフィト・コンツ(BASF Hydrosulfit konz.))
20g/lの湿潤剤(プリマゾール(Primasol)NF)
この液のpHは13であった。
糸を、50℃で、25秒間の浸漬時間で染色した。それに続くスカイイングには120秒かけた。
それに続けて、20℃の水で2回すすぎ洗いした。
加えたインディゴを高レベルで含む通し染色した糸が得られた。染色した糸について染料を分析すると、その濃度は5.8%であることが判明した。
B)漂白工程
A)で得られた染色糸を、温度25℃、pH8.5の条件で過マンガン酸カリウム(20g/l)を使用して染色した。漂白浴への接触時間は18秒であった。
次いでその糸を直接30g/lのハイドロサルファイト浴(pH8.5、温度25℃)に導入し、さらに20℃で水洗いした。その後、漂白、ハイドロサルファイト処理、すすぎ洗いのサイクルを2回繰り返した。
実施例2
実施例1の工程A)と同様にして染色した糸を、温度25℃で以下のものを含む浴で処理した。
200g/lの増粘剤(モナガム(Monagum)、10%)
150g/lのエッチング剤(マグナトロップ(Magnatrop)W)
80g/lの湿潤剤(アツフェルシュタルラー(Aetzverstaerler)HN)
10g/lの水酸化ナトリウム水溶液、および
150g/lのロンガリット(Rongalit)C
17秒間の処理をしてから、介在的に(interveningly)乾燥させ、102℃で1分間蒸熱処理した。その後で60℃、さらに20℃での洗浄を行った。
実施例3
のり付けにおける染色例
実施例1の工程A)およびB)と同様にして処理した糸を、介在的に接触乾燥機で乾燥させた後に、以下のものを含むのり付け浴を用いて温度30℃で処理した。
200g/lのバインダー(ペラプレット(Perapret)PU)
30g/lの増粘剤(プリマゾール(Primasol)AMK)
100g/lの白色顔料(アクラミン・バイス(Acramin Weiβ)DRN01)
次いで、接触乾燥機上でセットした。
実施例4
のり付けにおける染色例
実施例1の工程A)およびB)と同様にして処理した糸を、介在的に接触乾燥機で乾燥させた後に、以下のものを含むのり付け浴を用いて温度30℃で処理した。
200g/lのデンプンエーテル
350g/lの二酸化チタン
300g/lのバインダー(ペラプレット(Perapret)PU)
100g/lのインペロン・オレンジ(Imperon Orange)K−G(C.I.ピグメントイエロー5)
次いで、接触乾燥機上でセットした。
実施例5
のり付けにおける染色例
実施例1の工程A)およびB)と同様にして処理した糸を、介在的に接触乾燥機で乾燥させた後に、以下のものを含むのり付け浴を用いて温度30℃で処理した。
200g/lのデンプンエーテル
300g/lのバインダー(ペラプレット(Perapret)PU)
50g/lのインダントレン・ゲルプ(Indanthren Gelb)5GF−D(C.I.バットイエロー46)
次いで、接触乾燥機上でセットした。
実施例6
のり付けにおける染色例
実施例1の工程A)およびB)と同様にして処理した糸を、介在的に接触乾燥機で乾燥させた後に、以下のものを含むのり付け浴を用いて温度30℃で処理した。
200g/lのデンプンエーテル
400g/lの二酸化チタン
300g/lのバインダー(ペラプレット(Perapret)PU)
150g/lのダイアニックス・ゲルプ(Dianix Gelb)P6Gfl(C.I.ディスパースイエロー114)
次いで、接触乾燥機上でセットした。
以下の表における例で、本発明の方法のさらなる実施態様を説明する。それらは、上記の実施例1〜3と同様にして実施した。
Figure 2005036384

Claims (10)

  1. 逆デニム効果を有する綿のたて糸を製造するための方法であって、インディゴ染色レンジを使用して染色工程を実施し、それによって前記綿のたて糸をインディゴを用いて、染色温度30〜90℃、かつインディゴ濃度5〜500g/lの条件下で1パスで通し染色し、次いで漂白工程を実施し、それによって前記綿のたて糸の表面の前記インディゴを選択的に脱色させることを含む、方法。
  2. インディゴをロイコインディゴの溶液の形態で用いる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ロイコインディゴが、接触水素化によってインディゴから製造される、請求項2に記載の方法。
  4. 湿潤剤の存在下で実施される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記湿潤剤が、5〜50g/l、より好ましくは10〜25g/lの量で使用される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記漂白工程を、漂白剤としての過マンガン酸カリウムを含む漂白浴の手段を用いて実施する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記漂白工程を、増粘剤を含む漂白浴の手段を用いて実施する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記染色工程における前記綿のたて糸の通し染色に続けて、水を用いたすすぎ洗い、過マンガン酸塩を用いた漂白、もう1回のすすぎ洗い、その後の重亜硫酸塩溶液を用いた処理をし、そして、漂白、すすぎおよび重亜硫酸塩処理の上記サイクルを少なくとも1回繰り返す、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記漂白工程に続けて、前記漂白工程で脱色された前記綿のたて糸表面を綿に適した顔料で処理する、第3の工程を実施する、請求項1〜8のいずれか一項項に記載の方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法により染色した綿のたて糸を含む、織物物品。
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